JP5011466B2 - クリーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーニング液を送給しながらかみそりヘッドの内部に付着する毛屑や皮脂などを洗浄する電動式のかみそりのクリーニング装置に関する。クリーニング装置は、クリーニング液を貯留するタンクと、タンク内のクリーニング液をかみそりヘッドへ強制的に送給するためのポンプを備えている。電動式のかみそりとは、電気かみそりと、バイブレーターを備えている電動式の安全かみそりなどを含む。
この種のクリーニング装置は、例えば特許文献1に公知である。そこではタンク内のクリーニング液をポンプで洗浄槽へ送給し、洗浄槽内のクリーニング液にかみそりヘッドを浸漬した状態で洗浄を行う。このように、クリーニング液を循環送給しながらかみそりヘッドの洗浄を行うクリーニング装置において、ベース上面にタンクを載置し、ポンプおよび洗浄槽が組み付けられるシャーシを、ベースに対して昇降変位可能としたクリーニング装置が先に提案されている(特許文献2)。
そこでは、シャーシプレートと、シャーシプレートの外面を覆うハウジングなどでシャーシを構成し、ベースに立設した3個のガイドポストでシャーシプレートを昇降可能に案内支持し、渦巻きばねからなるリフトばねでシャーシ全体を上向きに付勢している。リフトばねの付勢力に抗して、シャーシ全体を下方の洗浄位置でロック保持するために、シャーシロック構造を備えており、そのロック解除ボタンがハウジングの外面に露出させてある。ポンプはシャーシプレートに組み込んである。ロック解除ボタンを押し込み操作すると、シャーシロック構造がロック解除状態に切り換わって、シャーシ全体が上方の退避位置へ跳ね上る。この状態で、ベース上のタンクを取り出して、タンクやフィルターなどの洗浄を行い、あるいはクリーニング液の交換を行うことができる。
特開平8−117016号公報(段落番号0020、図1) 特表2005−518913号公報(段落番号0014、図2)
多くの場合、この種のクリーニング装置は、洗浄から乾燥にいたる一連の過程を自動運転できるようになっており、洗浄開始から乾燥終了まで放置しておくことができる。しかし、先に説明したように、昇降可能なシャーシを備えたクリーニング装置において、ハウジングの外面にロック解除ボタンが設けてあると、錯誤やいたずらなどによって、ロック解除ボタンがロック解除操作されるおそれがあり、そうした場合に不測の事態を招く。
例えば洗浄過程の途中でロック解除ボタンがロック解除操作されると、洗浄槽に汲み上げられたクリーニング液を、ベース側のタンクへ適正に戻すことが困難となり、タンク、ベースおよびこれらの周辺が、毛屑や皮脂を含む洗浄後のクリーニング液で汚損されてしまう。上記従来のクリーニング装置は、電気かみそりを斜めに傾斜した倒立姿勢で、シャーシの装填部に装填するので、シャーシの左右幅が大きく、クリーニング装置の設置や収納のために大きなスペースが必要となる不利もある。
本発明の目的は、電気かみそりがクリーニング装置に装填してある状態では、昇降ロック構造がロック解除操作されるのを阻止できるようにして、錯誤やいたずらなどによる昇降ロック構造の誤作動を確実に防止できるクリーニング装置を提供することにある。本発明の目的は、より簡単な構造で昇降ロック構造の誤作動を防止でき、したがって、クリーニング装置の全体構造が複雑になるのを避けながら、信頼性を向上できるクリーニング装置を提供することにある。本発明の目的は、左右幅寸法を小さくしてその分だけクリーニング装置をコンパクト化して、その設置や収納のためのスペースを小さくすることにある。
本発明のクリーニング装置は、ベース15と、ベース15に対して昇降変位するハウジング16と、ハウジング16を上昇不能にロック保持する昇降ロック構造とを備えており、ハウジング16が上方の退避位置に変位した状態で、ベース15上に設けたタンク19を出し入れできる。ハウジング16には、電気かみそりを洗浄姿勢に保持する装填部21が設けてある。昇降ロック構造は、同構造をロック解除操作するロック解除部103を含んで構成されている。以て、電気かみそりを装填部21に装着した状態において、ロック解除部103によるロック解除操作が規制されるように構成してある。
ロック解除部103は装填部21に臨んで配置し、電気かみそりを装填部21に装着した状態において、ロック解除部103の外面を電気かみそりで覆ってロック解除操作を規制する。
昇降ロック構造は、昇降ロック構造をロック解除操作するロック解除部103と、ロック解除部103のロック解除動作を規制する規制体130を含んで構成する。規制体130は、その一部が装填部21に突出する規制解除姿勢と、その一部が装填部21から退避する規制姿勢とに変位可能に設けられて、ばね131で規制解除する向きに移動付勢する。以て、電気かみそりを装填部21に装着した状態において、規制体130が電気かみそりで規制姿勢に切り換え操作されて、ロック解除部103によるロック解除動作を規制できるようにする。
ハウジング16は、下方の洗浄位置と、上方の退避位置との間を昇降変位できるよう昇降機構で支持されて、ベース15とハウジング16との間に配置した昇降ロック構造で、下方の洗浄位置においてロック保持される。ハウジング16は、ベース15に設けたガイド体73で昇降変位可能に案内支持して、昇降機構のリフトばね72で退避位置へ向かって移動付勢する。昇降ロック構造は、ベース15に設けたロック係合爪88と、ロック係合爪88と係脱するロック枠89と、ロック枠89をロック係合爪88と係合する向きに係合付勢するロックばね90と、ロック枠89をロックばね90の付勢力に抗してロック解除操作するロック解除具91を含む。ロック解除具91に、ロック解除部103を設ける。
昇降機構は、X字状に組まれた昇降リンク71で構成される左右一対のリンク対70と、ベース15またはハウジングベース16Bとリンク対70との間に配置されて、前後方向に長く折り畳まれた状態のリンク対70を上下方向に長いリフト姿勢に変位操作するリフトばね72とを備えている。各昇降リンク71の前端および後端のいずれか一方は、ベース15およびハウジングベース16Bで相対揺動可能に軸支する。他方はベース15およびハウジングベース16Bで往復スライド自在に案内支持する。
ハウジング16は、ハウジングベース16Bと、ハウジングベース16Bの外面を覆うハウジング本体16Aとで構成する。ハウジング本体16Aに、装填部21に装着した電気かみそりのかみそりヘッド2を受け入れるヘッドシンク22を設ける。ハウジングベース16Bに、タンク19内のクリーニング液をかみそりヘッド2へ圧送するポンプ36と、ロック枠89と、ロックばね90と、ロック解除具91とを組み付ける。以て、ハウジングベース16Bがロック枠89を介してロック係合爪88でロック保持された状態において、ポンプ36の吸込口40がタンク19内のクリーニング液に浸漬され、ヘッドシンク22のドレン管43がタンク19の内部空間と連通できるようにする。
本発明においては、タンク19が出し入れされるベース15と、ベース15に対して昇降変位するハウジング16と、ハウジング16を上昇不能にロック保持する昇降ロック構造などでクリーニング装置を構成し、ハウジング16が上方の退避位置に変位した状態で、ベース15上に設けたタンク19を出し入れできるようにした。そのうえで、電気かみそりをハウジング16の装填部21に装着した状態において、昇降ロック構造のロック解除部103がロック解除操作されるのを規制できるようにするので、電気かみそりの洗浄時に、昇降ロック構造がいたずらや使用者の錯誤等によってロック状態からロック解除状態に切り換えられて、ハウジング16が退避位置へ上方移動するのを確実に防止できる。したがって、タンク18やベース15などのクリーニング装置の下部構造が、毛屑や皮脂を含む洗浄後のクリーニング液で汚損されるのを解消できる。
ロック解除部103を装填部21に臨んで配置し、電気かみそりを装填部21に装着した状態において、ロック解除部103の外面を電気かみそりで覆ってロック解除操作を規制するクリーニング装置によれば、電気かみそりを装填部21から取り外さない限りはロック解除部103を操作できないので、電気かみそりの洗浄時に、昇降ロック構造がロック解除操作されるのを確実に防止して、上記と同様にクリーニング装置の下部構造が、毛屑や皮脂を含む洗浄後のクリーニング液で汚損されるのを解消できる。また、装填部21に装填した電気かみそりでロック解除部103の外面を覆って、ロック解除部103がロック解除操作されるのを規制するので、クリーニング装置に適合しない電気かみそりが装填部21に装填される場合であっても、昇降ロック構造がロック解除操作されるのを確実に防止できる。さらに、ロック解除操作を無効化するための専用の手段を別途設ける場合に比べて、より簡単な構造で昇降ロック構造の誤作動を防止でき、したがって全体構造が複雑になるのを避けながらクリーニング装置の信頼性を向上できる。
ロック解除部103と、ロック解除部103のロック解除動作を規制する規制体130を含む昇降ロック構造において、規制解除姿勢と規制姿勢とに変位できる規制体130をばね131で規制解除する向きに移動付勢し、電気かみそりを装填部21に装着した状態において、規制体130が電気かみそりで規制姿勢に切り換え操作されて、ロック解除部103によるロック解除動作を規制するクリーニング装置によれば、電気かみそりが装填部21に装填してある限りは、ロック解除部103のロック解除動作を規制体130で規制して、昇降ロック構造がロック解除操作されるのを確実に防止でき、上記と同様にクリーニング装置の下部構造が毛屑や皮脂を含む洗浄後のクリーニング液で汚損されるのを解消できる。また、装填部21に装填される電気かみそりで規制体130を規制姿勢に切り換えて、昇降ロック構造がロック解除操作されるのを阻止するので、昇降ロック構造の構造や機能などを理解していない使用者であっても、単に電気かみそりを装填部21に装填するだけで、昇降ロック構造を確実にロック保持してクリーニング装置を適正に使用できる。
下方の洗浄位置と、上方の退避位置との間を昇降変位するハウジング16を、下方の洗浄位置において昇降ロック構造でロック保持するクリーニング装置において、ベース15に設けたロック係合爪88と、ロック係合爪88と係脱するロック枠89と、ロック枠89をロック係合爪88と係合する向きに係合付勢するロックばね90と、ロック枠89をロックばね90の付勢力に抗してロック解除操作するロック解除具91などで昇降ロック構造を構成し、下方の洗浄位置においてハウジング16をロック保持するクリーニング装置によれば、ロック解除具91に設けたロック解除部103をロック解除操作することにより、ロック係合爪88とロック枠89との係合状態を解除して、ハウジング16をガイド体73に沿ってロックばね90の付勢力で上昇移動させ、ハウジング16とベース15との間に所定空間を確保できるので、タンク19の出し入れを容易に行える。このとき、ハウジング16をベース15に設けたガイド体73で昇降変位可能に案内支持するので、洗浄位置と退避位置との間を昇降する際に、ハウジング16が前後あるいは左右へ揺れ動くのを阻止でき、さらにハウジング16を洗浄位置へ戻す際にロック係合爪88とロック枠89とを確実に再係合させてロック保持できる。
X字状に組んだ昇降リンク71からなる左右一対のリンク対70を昇降要素とし、これらリンク対70をリフトばね72で閉じ付勢する昇降機構(平行リンク機構)によれば、リンク対70を、前後方向に長く折り畳まれた姿勢と、上下方向に長いリフト姿勢とに変位できる空間をハウジング16内に確保すればよく、従来のクリーニング装置に比べてハウジング16の左右幅寸法を小さくできる。したがって、従来装置より左右幅寸法が小さい分だけクリーニング装置をコンパクト化して、その設置や収納のためのスペースを小さくできる。また、各昇降リンク71の例えば後端をベース15およびハウジングベース16Bで相対揺動可能に軸支し、例えば前端をベース15およびハウジングベース16Bで往復スライド自在に案内支持すると、ハウジング16を洗浄時の姿勢を維持した状態のままで昇降変位(平行移動)できるので、退避姿勢においてクリーニング装置が占めるスペースをも小さくして省スペースに寄与できる。
ハウジングベース16Bと、その外面を覆うハウジング本体16Aとでハウジング16を構成し、装填部21に装着した電気かみそりのかみそりヘッド2を受け入れるヘッドシンク22をハウジング本体16Aに設け、ハウジングベース16Bに、クリーニング液を圧送するポンプ36と、ロック枠89と、ロックばね90と、ロック解除具91とを組み付けて、ハウジングベース16Bがロック枠89を介してロック係合爪88でロック保持された状態(洗浄状態)において、ポンプ36の吸込口40がタンク19内のクリーニング液に浸漬され、ヘッドシンク22のドレン管43がタンク19の内部空間と連通できるようにしたクリーニング装置によれば、洗浄時のクリーニング液の吸い込みと、洗浄後のクリーニング液の回収とをいずれもタンク19内で行えるので、液漏れの余地がなく、したがって液漏れを嫌うような場所であっても、支障なく電気かみそりの洗浄を行える。
(実施例) 図1ないし図12は本発明に係るクリーニング装置の実施例を示す。図2において、洗浄対象の電気かみそりは、グリップを兼ねる本体部1と、本体部1の上部に設けられるかみそりヘッド2とを備えている。かみそりヘッド2には、網刃からなる断面アーチ形の一対の外刃3と、各外刃3内面に摺接するロータリー式の内刃4・4と、センター刃5とが設けられており、本体部1の内部に設けたモーター6の回転動力で、内刃4・4を回転駆動でき、同時にセンター刃5の内刃を往復駆動できる。
本体部1には2次電池8が収容され、その前面にメインスイッチを切り換えるための押しボタン型のスイッチボタン9と、運転モードを表示するためのLED表示10などが設けてある。本体部1の下端には、給電用のプラグ(コネクター)11が設けてある。かみそりヘッド2を構成するヘッドケース12と、ヘッドケース12に着脱可能に装着される外刃ホルダー13とで、毛屑を収容する毛屑室Rが区画されている。
クリーニング装置は、ベース15と、ベース15に対して昇降変位できるハウジング16と、ハウジング16の後部中央に立設されて、倒立姿勢の電気かみそりを受け止める定位ポスト17と、定位ポスト17で出没可能に案内支持される給電アーム18などを主な外郭体にして構成してある。図4に示すようにハウジング16は、クリーニング装置の主要部外面を覆うハウジング本体16Aと、ハウジング本体16Aの内面下部寄りに固定されるハウジングベース16Bとで構成する。ベース15とハウジングベース16Bとの間にクリーニング液を貯留するタンク19が配置され、後述するポンプ36がハウジングベース16Bに組み付けてある。図2において符号20はタンク19内の液位を視認するための覗き窓である。
ハウジング本体16Aの上部中央には、電気かみそりを洗浄姿勢で固定保持する装填部21が凹み形成され、その下端に連続してかみそりヘッド2を受け入れるヘッドシンク22が設けてある。ハウジング本体16Aの前面肩部に設けた制御パネルには、運転モードを選定するためのセレクトボタン23と、充電開始用の充電ボタン24と、洗浄、乾燥、充電の各状態と、リセット状態であることを表示するLED表示部25などが設けてある。
図3および図4に示すように、電気かみそりは、その背面が定位ポスト17と対向する倒立姿勢で装填部21に差し込み装着されて、本体部1の前後面の3箇所が装填部21とヘッドシンク22で受け止め保持され、さらに給電用のプラグ11の近傍の背部が、定位ポスト17の上部に突設した保持突起26で位置決め保持される。装填部21、およびヘッドシンク22における本体部1の受け止め部分を符号27で示す。ヘッドシンク22の前面中央には、洗浄後のかみそりヘッド2に乾燥風を送給する軸流式の送風ファン29が配置してある。なお、本発明における装填部21とは、ヘッドシンク22と、倒立姿勢で装填される電気かみそりを支持するための定位ポスト17を含む概念である。
上記のように、電気かみそりを装填部21に装着した状態では、かみそりヘッド2がヘッドシンク22の内部に宙吊り状態で支持されている。この状態のかみそりヘッド2の内部にクリーニング液を直接供給して洗浄を行うために、図4および図5に示すように、タンク19内部にポンプユニット31を配置し、ヘッドシンク22の傾斜底壁にノズル32を設けている。また、ノズル32と対向するかみそりヘッド2の周囲壁の左右に受液開口33と補助開口34を形成し、各開口33・34をスライド可能なシャッター35で開閉できるようにしている。ポンプユニット31はハウジングベース16Bに固定してあり、その内部には遠心ポンプ(ポンプ)36と、遠心ポンプ36を回転駆動するモーター37が組み込んである。遠心ポンプ36の縦向きの出口通路38と、傾斜配置されるノズル32とは、横向きの通路39を介して接続してある。符号40は遠心ポンプ36の吸込口である。
タンク19は箱形容器状に形成されており、その上面に先のポンプユニット31を差し込むための給液口42と、ヘッドシンク22のドレン管43に連続する還流管44を差し込むための還流口45とが開口してある(図4参照)。還流口45と上下に対向するタンク19の内部には、ヘッドシンク22から流下する毛屑や皮脂を含む洗浄後のクリーニング液をろ過するフィルター47が配置してある。フィルター47は、フィルター枠47aと、フィルター枠47aで断面W字状に保形されるろ過エレメント47bとで、上向きに開口する容器状に形成してあり、その上開口縁がタンク19の上壁内面に設けた規制リブ48で、一定範囲内に限って前後遊動できるように位置保持されている。タンク19の内部にフィルター47を設けることにより、遠心ポンプ36はろ過されたクリーニング液を加圧してノズル32へ送給できることになる。タンク19とフィルター47はカートリッジ化されていて、所定の使用時間が経過するごとに交換される。
タンク19内のクリーニング液は、ポンプ36で加圧されてノズル32へ送給され、受液開口33に臨むノズル32の先端のノズル口32aから毛屑室R内へ噴き出し供給される。このとき、クリーニング液とともに外部空気を毛屑室R内へ誘引して泡立ちを促進し、さらに泡の破裂衝撃で各部にこびりついた毛屑や皮脂を剥離洗浄するために、ノズル32のノズル口32aと受液開口33との間に、外部空気を毛屑室Rの内部へ導入するための通気空間Sを確保している(図5参照)。具体的には、受液開口33の開口面積を、断面が円形のノズル32のノズル口32aの開口面積より充分に大きく設定して、両者32・33の間に通気空間Sを形成している。
受液開口33、および補助開口34は、それぞれ先すぼまりアーチ状に形成されており、シャッター35も両開口33・34と同様に先すぼまりアーチ状に形成してある。シャッター35の閉じ始端縁には受動突起52が突設してある。シャッター35は、その基端に配置した圧縮コイル形のシャッターばね53で閉じ付勢してある。
電気かみそりの装填部21への装着動作を利用してシャッター35を開放操作するために、ノズル32に隣接して開放突起55をヘッドシンク22の内面に突設している。かみそりヘッド2が、ヘンドシンク22の内面に差し込まれると、シャッター35の受動突起52が開放突起55で受け止められてその位置に保持される。その結果、電気かみそりが各受け止め部分27で受け止め支持された状態では、シャッター35はシャッターばね53の付勢力に抗して開放操作されて、受液開口33および補助開口34を開放できる。この開放状態において、ノズル32のノズル口32aは、かみそりヘッド2の常態における外郭線より内側に位置していて、受液開口33の開口面より毛屑室Rの内部に僅かに入り込んでいる(図5参照)。このように、ノズル32の先端部分をかみそりヘッド2の外郭線より内側に位置させ、さらに受液開口33の開口縁内の領域に臨ませると、クリーニング液を毛屑室R内へ確実に噴き出し供給できる。
給電アーム18は、定位ポスト17のガイド筒64で上下スライド自在に支持され、両者間に配置した圧縮コイル形のばね60で上向きに進出付勢してある。図4に示すように、給電アーム18の突端下面には、電気かみそりの給電用のプラグ11に接続されるソケット61が設けてあり、給電アーム18を先のばね60の付勢力に抗して押し下げ操作した状態において、ソケット61がプラグ11と電気的に接続できるようになっている。この給電状態をばね60の付勢力に抗して保持するために、給電アーム18のアーム筒63と、定位ポスト17のガイド筒64との間に、ロック機構が設けてある。図3に示す状態の給電アーム18をばね60の付勢力に抗して押し下げ操作すると、図4に示すロック状態に切り換わり、再度給電アーム18を押し下げ操作すると、図3に示すロック解除状態に復帰する。ハウジング本体16Aの背面には、商用電源を直流電流に変換するアダプターを接続するための給電プラグ66が配置してあり、アダプターから給電プラグ66を介して供給される直流電流によって、送風ファン29、および遠心ポンプ36を駆動できる。
ハウジング16の内部に配置したタンク19を出し入れするために、ハウジング16を昇降機構で下方の洗浄位置と、上方の退避位置との間で昇降できるようにしている。図1および図6ないし図9において昇降機構は、X字状に組まれた昇降リンク71・71で構成される左右一対のリンク対70と、ハウジングベース16Bとリンク対70との間に配置されるリフトばね72と、ハウジングベース16Bを昇降移動可能に案内する左右一対のガイド枠(ガイド体)73などで構成する。
各昇降リンク71・71の前後中途部は、リンクピン74で相対揺動可能に連結されており、各昇降リンク71・71の前端および後端には、スライドピン75と連結ピン76が一体に設けてある。図1に示すように、各昇降リンク71・71の連結ピン76を、ベース15およびハウジングベース16Bに設けたボス77に係合連結し、スライドピン75を、ベース15の上面、およびハウジングベース16Bの下面に設けたガイド78で前後スライドのみ可能に案内支持することにより、リンク対70は前後方向に長く折り畳まれた姿勢と、上下方向に長いリフト姿勢とに変位できる。各姿勢における昇降リンク71を受け止めて、各リンク71の傾動限界位置を規定するために、後述するガイド壁83の基端外側の前後に規制壁79を設けている。
リフトばね72は、前後方向に長い引っ張りばねで形成してあり、その前端が昇降リンク71と一体に設けたばね掛片80に掛止され、後端がハウジングベース16Bの上面後部に設けたブラケット81に掛止してある。ばね掛片80は、ハウジングベース16Bのガイド78で移行案内される側の昇降リンク71に形成する。このように、リンク対70をリフトばね72で引っ張り付勢することにより、両昇降リンク71・71は、図9に示すように上下方向に長いリフト姿勢になるよう常時変位付勢される。
図6および図7に示すように、ベース15の上面には門形のガイド壁83が立設してあり、その上縁前部に後述するロック係合爪88が形成され、上縁後部にガイド枠73が形成してある。ガイド枠73は断面L字状に形成されて、上すぼまり状に形成してある。ハウジングベース16Bには、ガイド枠73で移行案内されるL字状のスライド穴84と、先のばね掛片80の前後移動を許す逃げ溝85と、ロック係合爪88用の進出口86とが開口してある。
ハウジング16を下方の洗浄位置においてにおいてロック保持するために、ベース15とハウジング16との間に昇降ロック構造を設けている。昇降ロック機構は、ベース15のガイド壁83に設けたロック係合爪88と、ハウジングベース16Bの上面に前後スライド可能に配置されて、ロック係合爪88に係脱するロック枠89と、ロック枠89をロック係合爪88と係合する向きに係合付勢するロックばね90と、ロック枠89をロックばね90の付勢力に抗してロック解除操作するロック解除具91などで構成する。
図8に示すように、ロック枠89は左右一対のスライド枠94と、両スライド枠94の後端どうしを繋ぐ受動枠95とを一体に備えたコ字状の枠体からなり、両スライド枠94のそれぞれが、ハウジングベース16Bに設けたガイド壁96で、上方への遊動が規制された状態の許に前後スライド自在に案内支持されている(図7参照)。スライド枠94の前部外側面には、先のロック係合爪88と係合する爪片97が横向きに突設してある。ロックばね90は圧縮コイルばねからなり、各スライド枠94の前端と、ハウジングベース16Bに設けたばね受突起98との間に介装してある。
ロック解除具91は、門形の操作枠101と、操作枠101の上面左右中央に設けられる逆L字状の操作腕102と、操作腕102の前端に設けられるロック解除部103とを一体に備えたプラスチック成形品からなり、操作枠101の後縁をピン104で軸支することにより、ロック解除具91の全体が前後傾動できるよう支持される。ピン104は、ハウジングベース16Bに立設したブラケット105に固定される。この組み付け状態において、操作枠101の下端の操作部132はロック枠89の受動枠95の後面に接当している。
電気かみそりの洗浄時に、使用者の錯誤や、いたずらなどによってロック解除具91がロック解除操作されるのを防ぐために、ロック解除部103を装填部21に配置している。さらに具体的には、ヘッドシンク22の上開口縁に臨む定位ポスト17の前面に操作窓108を開口し、ロック解除部103の前面に設けた操作ボタン103aを、操作窓108を介して装填部21に露出させている。電気かみそりのかみそりヘッド2をヘッドシンク22に装着した状態では、ロック解除部103の外面が、電気かみそりの本体部1で覆われるので、ロック解除部103を押し込み操作することはできない。
ベース15に載置されたタンク19の左右遊動を規制し、同時に上方遊動を規制するために、先のガイド壁83の基端内側に逆L字状のガイド段部110を形成し、タンク19の底部左右に形成した張出壁111をガイド段部110で移行案内している(図7参照)。また、ガイド壁83の基端前後に設けた上向きのガイド壁109もタンク19の左右遊動を規制している(図9参照)。ガイド壁83の基端外側のそれぞれには、左右のリンク対70の外側を覆う遮蔽壁112が設けてある(図7および図9参照)。このように遮蔽壁112を設けることにより、ハウジング16を退避位置から洗浄位置に押し下げ操作するとき、交差する昇降リンク71・71の間に指先が挟まれるのを防止できる。
電気かみそりを装填部21から取り外した状態において、ロック解除具91のロック解除部103を押し込み操作すると、ロック枠89の受動枠95が操作部132によってロックばね90に抗して図1に向かって左側へスライド操作されるので、爪片97とロック係合爪88との係合状態が解除される。ロック解除と同時に、リンク対70の昇降リンク71はリフトばね72でブラケット81の側へ引き寄せられ、ベース15で移行案内される昇降リンク71のスライドピン75も同方向へスライド変位する。したがって、リンク対70は前後方向に長く折り畳まれた状態から、図9に示すように上下方向に長いリフト姿勢に変位し、ハウジング16の全体を退避位置へ押し上げる。
上記のように、ハウジング16を開放した状態では、ポンプユニット31、およびヘッドシンク22のドレン管43がタンク19から分離するので、タンク19をベース15に対して出し入れできる。タンク19をベース15上へ戻したのち、ハウジング本体16Aを押し下げ操作すると、昇降リンク71・71がリフトばね72の付勢力に抗して前後へ開く向きに変位し、爪片97がロック係合爪88を乗り越えながら、再びロック係合爪88と係合して、ハウジング16を洗浄位置に位置保持する。同時にポンプユニット31およびドレン管43がタンク19内に挿入される。
次に、クリーニング装置の運転モードと各運転モードにおける動作について説明する。クリーニング装置は、装填部21に電気かみそりが適正な姿勢で装填してあること、タンク19がベース15上の所定位置に配置してあること、給電アーム18が接続位置へ押し下げられて、電気かみそりに対して通電できる状態であること、の各条件を満たした状態でのみ作動でき、さらに遠心ポンプ36を駆動するモーター37の駆動電流が一定値以上であること、つまりタンク19内に貯留されたクリーニング液の液位が一定以上であることを連続運転するための条件にしている。
先の各運転条件が満たされているか否かを検知するために、図10に示すようにヘッドシンク22の前面一側に第1検知スイッチ114を設け、タンク19の収容空間に臨んで第2検知スイッチ115を設け、給電アーム18の押し下げ状態を検知する第3検知スイッチ116を設けている。これらの運転条件が満足された状態で、セレクトボタン23をオンすると洗浄−乾燥モードとなり、セレクトボタン23を一定時間内に2回オンすると乾燥モードとなり、セレクトボタン23を一定時間内に3回オンするとリセット状態になる。また、充電ボタン24をオンすると充電モードとなる。図10において、クリーニング装置と電気かみそりとは、電力供給ライン119と信号ライン120を介して接続されており、クリーニング装置側の制御部121からの指令信号によって常開スイッチ122をオン状態に切り換えることにより、モーター駆動用、および充電用の電流を供給できる。常開スイッチ122を介装するのは、プラグ11、およびソケット61の腐食を防止するためである。電気かみそり側の制御部123は、CPUや充電制御ICなどで構成してある。
図11に示すように、洗浄−乾燥モードにおいては、セレクトボタン23がオン操作されたのち、ポンプ駆動用のモーター37が起動され、クリーニング液が毛屑室へと送給されて洗浄が開始される。同時に常開スイッチ93がオン操作されて電気かみそりのモーター6が起動可能な状態となる。洗浄開始から所定時間が経過する前段過程では、ポンプ駆動用のモーター37を間欠的に駆動して、クリーニング液の送給と、毛屑室Rからのクリーニング液の排出とを交互に行う。前段過程が終了するのと同時に、先のモーター37を連続駆動してクリーニング液を連続供給し、同時に内刃4およびセンター刃5の内刃を駆動するモーター6を間欠的に駆動しながら洗浄を行って、後段過程へ移行する。間欠駆動時のモーター6、およびモーター37の起動および停止は、制御部121からの指令信号によって制御される。後段過程の開始から一定時間が経過すると、ポンプ駆動用のモーター37への通電を停止して洗浄モードを終了する。上記のようにポンプ駆動用のモーター37を間欠的に駆動して、クリーニング液の送給と、かみそりヘッド2内からのクリーニング液の排出とを交互に行うようにすると、洗浄の前段過程で毛屑がかみそりヘッド2内で飛び散るのを防止しながら、洗い流すことができる。前段過程において大雑把に毛屑を排出した後は、内刃4を間欠的に駆動してクリーニング液を撹拌し、内刃4やその周辺に付着した毛屑や皮脂などを強制的に洗い流すことができる。
洗浄モードの終了と同時に送風ファン29を起動して乾燥モードが開始され、乾燥風をかみそりヘッド2へ向かって吹き付ける。乾燥モードに移行した後も、内刃4およびセンター刃5の内刃は一定時間だけ間欠的に駆動され、以後は完全に停止される。所定時間が経過したら、送風ファン29への通電を停止して乾燥モードを終了する。この時点で、電気かみそり内部の2次電池8の電圧が、充電完了時の電圧の20%以上であれば洗浄−乾燥モードを終了し、充電完了時の電圧の20%未満である場合には自動的に充電モードへ移行し、2次電池8に対する充電が行われる。
乾燥モードは、上記の洗浄モードにおける乾燥モードのみで構成されており、先に説明した逐次動作を同様に行う。充電のみを行う場合に、充電ボタン24をオン操作する。その場合には、図12に示すように充電ボタン24がオン操作されるのと同時に、2次電池8に対する充電が開始され、その電圧が所定値に達した時点で終了する。
洗浄時に毛屑室R内へ噴き出されたクリーニング液は、内刃4、外刃3、外刃ホルダー13の内面壁などに衝突し、さらに回転駆動される内刃4によって撹拌されて、毛屑室R内の各部材に接触して毛屑や皮脂を洗い流す。毛屑室Rへは一定量のクリーニング液が送給される。そのため、毛屑室Rの内部は、常にろ過されたクリーニング液で占められており、内刃4で撹拌されたクリーニング液は主に外刃3を介してヘッドシンク22へと排出され、ドレン管43と還流管44を介してタンク19に回収される。このように、毛屑室Rにおけるクリーニング液を強制的に入れ替えるようにすると、内刃4や外刃3などから洗い落とされた毛屑や皮脂を、排出されるクリーニング液とともにかみそりヘッド2の外へ効果的に排出できるので、一連のクリーニング作業を短時間で効果的に行える。
洗浄時には、ノズル32でクリーニング液を送給するのと同時に、外部空気がノズル口32aと受液開口33との間の通気空間Sからかみそりヘッド2の内部へ誘引される。誘引された空気は、内刃4によってクリーニング液とともに撹拌され、クリーニング液の泡立ちを促進できる。したがってクリーニング液とその泡とが混在する洗浄状態を維持して洗浄効果を向上できる。さらに泡の破裂衝撃で各部にこびりついた毛屑や皮脂を剥離洗浄して効果的に洗浄できる。
また、かみそりヘッド2に、受液開口33とは別に補助開口34を開口すると、外刃3に毛屑などが詰まってクリーニング液を充分に排出できないような場合に、補助開口34からクリーニング液を排出して、かみそりヘッド2内にクリーニング液が充満するのを回避できる。また、乾燥時には、補助開口34から乾燥空気を導入してかみそりヘッド2内の空気の入れ替わりを促進して、内刃4やかみそりヘッド内部の壁面などの乾燥を効果的に行える。
上記の実施例では、ロック解除部103を装填部21に臨ませ、装填部21に装填される電気かみそりでロック解除部103の外面を覆うことにより、ロック解除具91がロック解除操作されるのを阻止するようにしたが、その必要はなく、ロック解除部103をハウジング本体16Aの周面の任意箇所に配置しながら、電気かみそりの洗浄時に昇降ロック構造がロック解除操作されるのを阻止することができる。
具体的には図13に示すように、先に説明したロック係合爪88、ロック枠89、ロックばね90、ロック解除具91と、ロック解除具91を進出付勢するばね129と、ロック解除部103のロック解除動作を規制する規制体130と、規制体130を規制解除する向きに移動付勢するばね131などで昇降ロック機構を構成する。ロック解除具91は丸軸状のプラスチック成形品からなり、その後端にロック解除部103を有し、前端にロック枠89の受動枠95を移動操作する操作部132を備えている。ロック解除具91の軸部分は、ハウジング本体16Aに設けたガイド枠133で前後スライド自在に案内支持されて、ロック解除部103がハウジング本体16Aの後面に開口した操作窓108からハウジング外に臨ませてある。
規制体130は、縦長のスライド軸135と、スライド軸135の上端から前向きに突設される受動片136とを一体に備えており、スライド軸135をガイド枠137で上下スライド自在に案内支持することにより、下方の規制姿勢と上方の規制解除姿勢との間を上下スライドできる。ばね131は、上側のガイド枠137と受動片136との間に配置されて、規制体130の全体を規制解除する向きに移動付勢する。常態における受動片136は、定位ポスト17の前壁に開口した操作窓139から装填部21に突出されて、想像線で示す規制解除姿勢に保持されている。
電気かみそりを装填部21に装填すると、本体部1の一部が受動片136に接当して規制体130をばね131の付勢力に抗して押し下げて規制姿勢に切り換える。この姿勢変化によって、スライド軸135の下端が受動枠95の前面に接当して、ロック枠89の前方移動を規制する。したがって、電気かみそりが装填部21に装填してある状態では、ロック解除部103が押し込み操作されたとしても、ロック枠89がロック解除方向へ移動することはなく、昇降ロック機構をロック状態に維持し続けることができる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
上記の実施例における給電アーム18は省略することができる。その場合には定位ポスト17の前面側にソケット61を配置し、電気かみそりを装填部21に装填した状態において、先のソケット61と電気的に接続されるプラグ11を本体部1に設ける。ロック枠89とロック解除具91は一体に形成し、あるいは一体に連結することができる。ロック枠89は枠構造とする必要はなく、少なくとも前後いずれかのスライド枠94を備えた棒状構造体で形成することができる。さらに、ロック枠89はロック係合爪88に対して前後スライドして係脱する以外に、揺動変位してロック係合爪88と係脱できるように構成することができる。
上記の実施例では、毛屑室R内へノズル32でクリーニング液を注入して洗浄を行うようにしたが、本発明は、クリーニング液をかみそりヘッド2の表面に連続供給しながら洗浄を行うクリーニング装置や、ヘッドシンク22に連続送給されるクリーニング液にかみそりヘッド2を浸漬させて洗浄を行うクリーニング装置にも、同様に適用することができる。また、電気かみそりは、装填部21に対して倒立姿勢で装填する必要はなく、例えばかみそりヘッド2が僅かに下り傾斜する状態で、電気かみそりの全体が横臥する姿勢で装填されるクリーニング装置にも、同様に適用することができる。ポンプユニット31はタンク19内部に配置する必要はなく、少なくとも吸込口40がタンク19内に配置してあればよい。その場合のポンプ36およびモーター37は、例えばハウジングベース16Bの上面に配置できる。
上記の実施例以外に、ポンプ36は遠心ポンプである必要はなく、ロータリーポンプ、ギヤポンプ、あるいはレシプロポンプであってもよい。内刃4はロータリー方式の内刃駆動構造である必要はなく、本発明は内刃4が往復駆動される形態の電気かみそりにも適用できる。ガイド対73は、枠体で形成する必要はなく、棒状や管状に形成することができる。リフトばね72は、ベース15と、ベース15に沿って前後移動する昇降リンク71との間に掛止することができる。実施例で説明したリンク対70は、前後逆向きに配置することができる。ロック解除具91は、揺動する1個のレバーで構成する必要はなく、複数個のリンクやレバーを組み合わせて構成することができる。フレキシブルワイヤーを伝動要素にしてロック解除具91を構成することができる。
昇降機構を示すクリーニング装置要部の縦断側面図である。 電気かみそりおよびクリーニング装置の正面図である。 電気かみそりを装填した状態のクリーニング装置の側面図である。 電気かみそりを装填した状態のクリーニング装置の縦断側面図である。 給液構造を示すクリーニング装置要部の縦断側面図である。 昇降機構の分解側面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 給電アーム用のロック構造を示す横断平面図である。 昇降機構を示す縦断側面図である。 クリーニング装置と電気かみそりの制御概念を示す説明図である。 洗浄モードにおける各機器の駆動例を示すタイミングチャートである。 充電モード時のタイミングチャートである。 昇降ロック構造の別の実施例を示す縦断側面図である。
符号の説明
2 かみそりヘッド
15 ベース
16 ハウジング
16A ハウジング本体
16B ハウジングベース
19 タンク
21 装填部
22 ヘッドシンク
36 ポンプ
40 吸込口
43 ドレン管
70 リンク対
71 昇降リンク
72 リフトばね
73 ガイド体
88 ロック係合爪
89 ロック枠
90 ロックばね
91 ロック解除具
103 ロック解除部

Claims (6)

  1. ベース(15)と、ベース(15)に対して昇降変位するハウジング(16)と、ハウジング(16)を上昇不能にロック保持する昇降ロック構造とを備えており、ハウジング(16)が上方の退避位置に変位した状態で、ベース(15)上に設けたタンク(19)を出し入れできるクリーニング装置であって、
    ハウジング(16)には、電気かみそりを洗浄姿勢に保持する装填部(21)が設けられており、
    昇降ロック構造は、同構造をロック解除操作するロック解除部(103)を含んで構成されており、
    電気かみそりを装填部(21)に装着した状態において、ロック解除部(103)によるロック解除操作が規制されるように構成してあるクリーニング装置。
  2. ロック解除部(103)が装填部(21)に臨んで配置されており、電気かみそりを装填部(21)に装着した状態において、ロック解除部(103)の外面を電気かみそりで覆ってロック解除操作を規制している請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 昇降ロック構造が、昇降ロック構造をロック解除操作するロック解除部(103)と、ロック解除部(103)のロック解除動作を規制する規制体(130)を含んで構成されており、
    規制体(130)は、その一部が装填部(21)に突出する規制解除姿勢と、その一部が装填部(21)から退避する規制姿勢とに変位可能に設けられて、ばね(131)で規制解除する向きに移動付勢されており、
    電気かみそりを装填部(21)に装着した状態において、規制体(130)が電気かみそりで規制姿勢に切り換え操作されて、ロック解除部(103)によるロック解除動作を規制できる請求項1記載のクリーニング装置。
  4. ハウジング(16)が、下方の洗浄位置と、上方の退避位置との間を昇降変位できるよう昇降機構で支持されて、ベース(15)とハウジング(16)との間に配置した昇降ロック構造で、下方の洗浄位置においてロック保持されており、
    ハウジング(16)は、ベース(15)に設けたガイド体(73)で昇降変位可能に案内支持されて、昇降機構のリフトばね(72)で退避位置へ向かって移動付勢されており、
    昇降ロック構造は、ベース(15)に設けたロック係合爪(88)と、ロック係合爪(88)と係脱するロック枠(89)と、ロック枠(89)をロック係合爪(88)と係合する向きに係合付勢するロックばね(90)と、ロック枠(89)をロックばね(90)の付勢力に抗してロック解除操作するロック解除具(91)を含み、
    ロック解除具(91)にロック解除部(103)が設けてある請求項2または3記載のクリーニング装置。
  5. 昇降機構が、X字状に組まれた昇降リンク(71)で構成される左右一対のリンク対(70)と、ベース(15)またはハウジングベース(16B)とリンク対(70)との間に配置されて、前後方向に長く折り畳まれた状態のリンク対(70)を上下方向に長いリフト姿勢に変位操作するリフトばね(72)とを備えており、
    各昇降リンク(71)の前端および後端のいずれか一方が、ベース(15)およびハウジングベース(16B)で相対揺動可能に軸支され、他方がベース(15)およびハウジングベース(16B)で往復スライド自在に案内支持してある請求項4記載のクリーニング装置。


  6. ハウジング(16)が、ハウジングベース(16B)と、ハウジングベース(16B)の外面を覆うハウジング本体(16A)とで構成されており、
    ハウジング本体(16A)に、装填部(21)に装着した電気かみそりのかみそりヘッド(2)を受け入れるヘッドシンク(22)が設けられており、
    ハウジングベース(16B)に、タンク(19)内のクリーニング液をかみそりヘッド(2)へ圧送するポンプ(36)と、ロック枠(89)と、ロックばね(90)と、ロック解除具(91)とが組み付けられており、
    ハウジングベース(16B)がロック枠(89)を介してロック係合爪(88)でロック保持された状態において、ポンプ(36)の吸込口(40)がタンク(19)内のクリーニング液に浸漬され、ヘッドシンク(22)のドレン管(43)がタンク(19)の内部空間と連通している請求項2から5のいずれかに記載のクリーニング装置。
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