JP2008211416A - 放送受信モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントエンドモジュール周辺についての回路配置の修正などが容易となる放送受信モジュールを提供する。
【解決手段】放送受信機の構成部品として用いられる、放送受信モジュールであって、アンテナに接続され、該アンテナから放送信号が入力される、アンテナ入力端子と、該アンテナ入力端子から伝送された前記放送信号に所定の前段処理を施す、フロントエンドモジュールと、該前段処理が施された前記放送信号に復調処理を施す、デコーダLSIと、情報を記憶するメモリと、外部装置との信号の入出力に用いられる入出力端子と、を備えるとともに、前記アンテナ入力端子、フロントエンドモジュール、デコーダ装置、および入出力端子の各々は、実装面の外縁が略四角形である、一枚の基板に配置されている放送受信モジュールとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル放送などを受信する放送受信機の構成部品として用いられる、放送受信モジュールに関する。
従来、デジタル放送受信機においては、放送信号を受信してTS[Transport Stream]信号として出力するフロントエンドモジュールや、その出力信号に復調処理を施すデコーダLSIなどは、受信機を構成する他の装置とともに同一基板上に配置されていた。このような放送受信機の構成例を、図9に示す。
アンテナを121通じて受信された放送信号(高周波信号)は、アンテナコネクタを経由して、フロントエンドモジュール112に入力される。そしてフロントエンドモジュール112にてTS信号に変換された後、デコーダLSI113にて復調処理が施され、ビデオ信号とオーディオ信号が出力される。なおメモリ115には、デコーダLSI113の制御プログラムやデータ等が格納されている。
このビデオ信号は、LCD[Liquid Crystal Display]周辺回路122を経由してLCD123に伝送され、映像出力に用いられる。またオーディオ信号は、オーディオDAC[Digital to Analog Converter]124を経由してスピーカ125に伝送され、音響出力に用いられる。
一方、キースイッチ類126は、主電源のON/OFF切替、チャンネルの選局、音量の調整などをユーザが自在に操作するために設けられており、キースイッチ126により得られた操作情報はシステムマイコン127に入力される。そしてシステムマイコン127は、この操作情報やメモリ128に記憶された諸情報に基づいて、放送受信機でなされる各処理を制御する。
また電源回路129は、放送受信機内の各回路に電力を供給している。なお上述した各装置は、図9にも示されているように、一枚の基板(システムボード)119に配置されている。
特開平7−135290号公報 特開平5−90440号公報
デジタル放送受信機の品質確保においては、放送信号に対し上流側で処理を行うフロントエンドモジュールの受信性能(受信感度を含む)などが、最も重要な要素の一つとなる。またこのような受信性能の良否は、フロントエンドモジュール周辺(フロントエンドモジュール自体も含む)の回路設計に大きく左右されるため、かかる回路設計においては、極めて慎重な高周波回路設計が要求される。そのため、フロントエンドモジュール周辺の回路については、受信性能の改善等のために、適宜、回路配置の修正などを要することが比較的多いといえる。
一方、先述した従来技術に係るシステムボードのように、フロントエンドモジュール周辺の回路だけでなく他の種々の回路を共通の基板に配置させるものでは、フロントエンドモジュール周辺の回路のみについて回路配置の修正がなされる場合であっても、検討段階でシステムボード全体の試作が必要となる等、多くの費用や時間が必要となる。そのためこのような修正を行うことが、試作費用や時間等の面から容易でないことがあった。なお先述の通り、特にフロントエンドモジュールは受信性能に大きく影響するため、フロントエンドモジュール周辺における各回路同士の電磁的影響は、極力抑えられることが望ましい。
そこで本発明は上記の問題点に鑑み、フロントエンドモジュール周辺についての回路配置の修正などが容易となる放送受信モジュールの提供を目的とする。また更に、フロントエンドモジュール周辺において、各回路同士での電磁的影響が極力抑えられる放送受信モジュールの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る放送受信モジュールは、放送受信機の構成部品として用いられる、放送受信モジュールであって、アンテナに接続され、該アンテナから放送信号が入力される、アンテナ入力端子と、該アンテナ入力端子から伝送された前記放送信号に所定の前段処理を施す、フロントエンドモジュールと、該前段処理が施された前記放送信号に復調処理を施す、デコーダLSIと、情報を記憶するメモリと、外部装置との信号の入出力に用いられる入出力端子と、を備えるとともに、前記アンテナ入力端子、フロントエンドモジュール、デコーダ装置、および入出力端子の各々は、実装面の外縁が略四角形である、一枚の基板上に配置されている構成(第1の構成)としている。
本構成によれば、フロントエンドモジュール周辺の回路(フロントエンドモジュール、デコーダLSI、およびメモリ)が、1枚の基板上に配置された放送受信モジュールが実現される。そのため、フロントエンドモジュール周辺において回路配置の修正等を行う場合は、かかる放送受信モジュールを対象に試作・検討等を行うことが可能となる。
その結果、例えばシステムボード全体について試作・検討等を行う必要がある場合に比べて、フロントエンドモジュール周辺における回路配置の修正等を、より容易に行うことが可能となる。なおフロントエンドモジュール周辺の回路を、その他の回路から離して配置させることも容易となるため、これら双方間の電磁的影響を抑えて受信性能を向上させることも容易となる。
また上記第1の構成において、前記アンテナ入力端子、前記フロントエンドモジュール、および前記メモリの各々は、前記基板の表側の面に配置され、前記デコーダLSIおよび前記入出力端子は、前記基板の裏側の面に配置されている構成(第2の構成)としてもよい。
本構成によれば、フロントエンドモジュールとデコーダLSIは、互いに異なる実装面に配置されることとなる。そのため双方が同じ実装面に配置されているものに比べて、デコーダLSIや入出力端子が発する電磁的ノイズが、フロントエンドモジュールに与える影響を、小さく抑え易くなる。これにより、放送受信モジュールにおける高周波特性(受信性能)の改善が容易となる。
また上記第2の構成において、前記アンテナ入力端子および前記フロントエンドモジュールは、前記基板の縁の一辺である第1辺に近い側に配置され、前記メモリは、該第1辺の対辺である第2辺に近い側に配置されている構成(第3の構成)としてもよい。
本構成によれば、フロントエンドモジュールとメモリは、互いに比較的離れた位置に配置されることとなる。そのため双方が比較的近接して配置されているものに比べて、メモリが発する電磁的ノイズがフロントエンドモジュールに与える影響を、小さく抑え易くなる。これにより、放送受信モジュールにおける高周波特性(受信性能)の改善が容易となる。なお「近い側」とは、少なくとも、基板の略中央よりも近い側を指すものとする。
また上記第3の構成において、前記デコーダLSIは、前記基板の略中央に配置され、前記入出力端子は、前記第2辺に近い側に配置されている構成(第4の構成)としてもよい。
本構成によれば、フロントエンドモジュールと入出力端子は、互いに比較的離れた位置に配置されることとなる。そのため双方が比較的近接して配置されているものに比べて、入出力端子が発する電磁的ノイズがフロントエンドモジュールに与える影響を、小さく抑え易くなる。これにより、放送受信モジュールにおける高周波特性(受信性能)の改善が容易となる。なお「近い側」とは、少なくとも、基板の略中央よりも近い側を指すものとする。
また上記第1から第4の何れかの構成において、前記デコーダLSIを覆うように配置され、該デコーダLSIから放出される電磁波をシールドする、シールドケースを備えた構成(第5の構成)としてもよい。
本構成によれば、デコーダLSIとその他の回路との間における電磁的影響を、極力抑えることが可能となる。そのため、放送受信モジュールにおける高周波特性(受信性能)を改善することが可能となる。
また上記第5の構成において、前記シールドケースの高さと前記入出力端子の高さが、互いに略同一である構成(第6の構成)としてもよい。本構成によれば、他の基板に入出力端子の上面を接するようにした状態で、シールドケースの上面をも当該基板に接するようにすることが容易となる。そのため、当該基板を利用してシールドケースを接地させることにより、シールドケースにおけるシールド効果の劣化を極力防止することが可能となる。
また上記第3または第4の構成において、前記放送受信モジュールを前記放送受信機に固定させるための固定部が、前記アンテナ入力端子に近接して配置されている構成(第7の構成)としてもよい。また第7の構成としてより具体的には、前記固定部は、前記基板に設けられた貫通穴であり、該貫通穴を用いたネジ止めによって、前記固定がなされる構成(第8の構成)としてもよい。
本構成によれば、固定部が設けられていることにより、放送受信モジュールを放送受信機に固定させることが容易となる。また固定部は、アンテナ入力端子に近接して配置されているため、アンテナ入力端子に外力がかかった場合(例えばアンテナ端子を抜き差しする時)であっても、放送受信モジュールに曲げ等の負担が生じることを極力防止することが可能となる。なお「近接」とは、少なくとも、基板の略中央より近い状態を指すものとする。
また上記第1から第8の何れかの構成において、前記前段処理は、少なくとも、1セグメント放送に対する選局処理が含まれている構成(第9の構成)とすれば、上記の各構成に係る利点を享受しつつ、1セグメント放送の視聴を可能とする放送受信機を容易に実現することができる。
上述の通り本発明に係る放送受信モジュールによれば、フロントエンドモジュール周辺の回路(フロントエンドモジュール、デコーダLSI、およびメモリ)が、1枚の基板上に配置された放送受信モジュールが実現される。そのため、フロントエンドモジュール周辺において回路配置の修正等を行う場合は、かかる放送受信モジュールを対象に試作・検討等を行うことが可能となる。
その結果、例えばシステムボード全体について試作・検討等を行う必要がある場合に比べて、フロントエンドモジュール周辺における回路配置の修正等を、より容易に行うことが可能となる。なおフロントエンドモジュール周辺の回路を、その他の回路から離して配置させることも容易となるため、これら双方間の電磁的影響を抑えて受信性能を向上させることも容易となる。
本発明の実施形態として、実施例1から実施例7の各々を挙げて、以下に説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1として、図1に示す構成の放送受信モジュールを挙げて説明する。本図に示すように、放送受信モジュール1は、アンテナコネクタ11、フロントエンドモジュール12、デコーダLSI13、入出力端子14、およびメモリ15の各々が、実装面が長方形である基板19に載置された構成となっている。なおこの放送受信モジュール1は、1セグメント放送(いわゆるワンセグ放送)を受信するデジタル放送受信機の構成部品と用いられる。
アンテナコネクタ11は、アンテナに繋がったアンテナ端子(アンテナ線など)を放送受信モジュール1に接続させるためのものである。アンテナ端子がこのアンテナコネクタ11に接続されることにより、アンテナにより受信された1セグメント放送に係る放送信号が、放送受信モジュール1に取り込まれる。
フロントエンドモジュール12は、アンテナコネクタ11側から放送信号が入力され、これに選局処理を施して、TS信号として後段回路に出力する。つまりフロントエンドモジュール12は、ワンセグ放送の受信チューナとしての機能を有している。またデコーダLSI13は、フロントエンドモジュール12から受取ったTS信号に対して、復調処理を施す。
入出力端子14は、放送受信モジュール1と外部装置(後述する、LCD周辺回路22、オーディオDAC24、システムマイコン27、電源回路29など)との間における信号や電力の入出力に用いられる端子である。デコーダLSI13により復調処理の施された信号は、この入出力端子14を通じて、外部装置に出力されることになる。またメモリ15は、デコーダLSI13の制御ソフトや各種データなどを格納する。
このような構成により、放送受信装置1は、アンテナコネクタ11から入力される1セグメント放送に係る放送信号に対して選局、復調処理を施すとともに、当該信号を入出力端子14から出力させることが可能である。
次に、上述した放送受信モジュール1が組み込まれた状態における、デジタル放送受信機の構成図を図2に示す。本図のようにデジタル放送受信装置2は、放送受信モジュール1の他、アンテナ21、LCD周辺回路22、LCD23、オーディオDAC24、スピーカ25、キースイッチ類26、システムマイコン27、メモリ28、および電源回路29などが備えられている。なお放送受信モジュール1やシステムマイコン27などは、デジタル放送受信機内の基板(システムボード)上に取り付けられている。
アンテナ21は、1セグメント放送に係るデジタル放送波を受信する。これにより得られた放送信号は、アンテナコネクタ11を介して、放送受信モジュール1に入力されることとなる。
LCD周辺回路22は、放送受信モジュール1から復調処理のなされた放送信号が入力され、この信号に基づいて、放送内容の映像をLCD23に出力させるための信号(映像信号)を生成する。そしてLCD23は、この映像信号に基づいた映像を出力する。
オーディオDAC24は、放送受信モジュール1から復調処理のなされた放送信号が入力され、この信号に基づいて、放送内容の音響をスピーカ25に出力させるための信号(音響信号)を生成する。そしてスピーカ25は、この音響信号に基づいた音響出力を行う。
キースイッチ類26は、ユーザがデジタル放送受信機2に対する各種指示を実行するためのユーザインターフェースとして機能しており、例えば各種のスイッチやリモコン受信部を備えている。これによりユーザは、デジタル放送受信機2における主電源のON/OFF切替、チャンネルの選局、音量調整などを実行することが可能となっている。
システムマイコン27は、キースイッチ類26により取得された各種指示情報や、メモリ28に記憶されている情報などに基づいて、デジタル放送受信機2における全体的な制御を実行する。また電源回路29は、デジタル放送受信機2における各回路を作動させるための電力を供給する。
以上の構成により、デジタル放送受信機2は、デジタル放送(1セグメント放送)に係る放送波を受信するとともに、その放送内容の映像および音響を出力することが可能である。また回路配置などが放送波の受信性能に大きく影響を及ぼす、フロントエンドモジュール12、デコーダLSI13、およびメモリ14といったフロントエンドモジュール周辺の回路は、放送受信用モジュール1としてモジュール化されている。そのため、フロントエンドモジュール周辺において回路配置の修正等を行う場合は、放送受信モジュール1を対象に試作・検討等を行うことが可能となっている。
その結果、例えばシステムボード全体について試作・検討等を行う必要がある場合に比べて、フロントエンドモジュール周辺における回路配置の修正等を、より容易に行うことが可能となっている。なおフロントエンドモジュール周辺の回路を、その他の回路から離して配置させることも容易となるため、これら双方間の電磁的影響を抑えて受信性能を向上させることも容易となっている。
[実施例2]
次に本発明の実施例2について説明する。なお本実施例は、放送受信モジュールにおける回路配置を除いては、基本的に実施例1と同様であるため、重複する説明を省略する。
本実施例における放送受信モジュール1の構成図(表側から見たもの)を、図3に示す。なお破線で示している部分は、基板の反対側の面に配置されていることを示している。本図に示すように、基板19は両面実装が可能となっており、表側の面には、アンテナコネクタ11、フロントエンドモジュール12、およびメモリ15が設けられている。またその一方、裏側の面には、デコーダLSI13および入出力端子14が設けられている。
このようにデコーダLSI13が、フロントエンドモジュール12と別の実装面に配置されていることにより、デコーダLSI13から生じる電磁的ノイズの影響が、フロントエンドモジュール12に及ぶことを極力回避することが可能となっている。そのため、フロントエンドモジュール12とデコーダLSI13とを同じ側の面に設けたものに比べて、これら双方間の電磁的影響を低減させることが可能となり、ひいては、放送受信モジュール1における高周波特性(受信性能)を改善させることが可能となっている。
[実施例3]
次に本発明の実施例3について説明する。なお本実施例は、放送受信モジュールにおける基板の表側の面に関する回路配置を除いては、基本的に実施例2と同様であるため、重複する説明を省略する。
本実施例における放送受信モジュール1の構成図(表側から見たもの)を、図4に示す。本図に示すように、基板19は両面実装が可能となっており、表側の面には、アンテナコネクタ11、フロントエンドモジュール12、およびメモリ15が設けられている。またその一方、裏側の面には、デコーダLSI13および入出力端子14が設けられている。
そしてさらに基板19の表側の面においては、アンテナコネクタ11とフロントエンドモジュール12が、基板19の縁の一辺(図4では左端の辺)の近傍(少なくとも基板の略中央よりも近い側)に、互いに近接した態様で配置されている。また一方で、メモリ15は、当該一辺の対辺(図4では右端の辺)の近傍(少なくとも基板の略中央よりも近い側)に配置されている。つまりフロントエンドモジュール12とメモリ15は、互いに同一面上ではあるが、極力離れた位置に配置されている。
本実施例のような構成とすれば、フロントエンドモジュール12とメモリ15とが比較的近接して配置されているものに比べて、メモリ15が発する電磁的ノイズがフロントエンドモジュール12に与える影響を極力低減させることができ、ひいては、放送受信モジュール1における高周波特性(受信性能)を改善させることが可能となっている。
[実施例4]
次に本発明の実施例4について説明する。なお本実施例は、放送受信モジュールにおける基板の裏側の面に関する回路配置を除いては、基本的に実施例3と同様であるため、重複する説明を省略する。
本実施例における放送受信モジュール1の構成図(表側から見たもの)を、図5に示す。本図に示すように、基板19は両面実装が可能となっており、表側の面には、アンテナコネクタ11、フロントエンドモジュール12、およびメモリ15が設けられている。またその一方、裏側の面には、デコーダLSI13および入出力端子14が設けられている。
そして基板19の裏側の面においては、入出力端子14が、図5における右側の辺の近傍(少なくとも、基板の略中央より近い側)に配置されている。つまり入出力端子14は、メモリ15のほぼ裏側(基板19を挟んで対向する位置)に配置されているようになっている。またデコーダLSI13は、基板19の概ね中央の位置に配置されている。
このような構成により、アンテナコネクタ11およびフロントエンドモジュール12と、入出力端子14とは、互いに極力離れた位置に配置されていることとなる。なおデコーダLSIは、アンテナコネクタ11、フロントエンドモジュール12、および入出力端子の各々から、比較的離れた位置に配置されていることとなる。
本実施例のような構成とすれば、フロントエンドモジュール12と入出力端子14とが比較的近接して配置されているものに比べて、入出力端子14が発する電磁的ノイズがフロントエンドモジュール12に与える影響を極力小さく抑えることが可能となっており、ひいては、放送受信モジュール1における高周波特性(受信性能)を改善することが可能となっている。
[実施例5]
次に本発明の実施例5について説明する。なお本実施例は、シールドケースを設けた点を除いては基本的に実施例4と同様であるため、重複する説明を省略する。
本実施例における放送受信モジュール1の構成図(裏側から見たもの)を、図6に示す。本図に示すように、基板19は両面実装が可能となっており、表側の面には、アンテナコネクタ11、フロントエンドモジュール12、およびメモリ15が設けられている。またその一方、裏側の面には、デコーダLSI13および入出力端子14が設けられている。
そして基板の裏側の面には、デコーダLSI13を覆うようにシールドケース16が設けられている。シールドケース16は、金属などの導電性材質で形成されており、その内部側の回路と外部側の回路が、互いに電磁的影響を及ぼし合わないようにシールドするものである。
本実施例のような構成とすれば、シールドケース16が設けられていないものに比べて、デコーダLSI13と放送受信モジュール1における他の回路との間の電磁的影響を低減させることが可能となり、ひいては、放送受信モジュール1における高周波特性(受信性能)を改善することが可能となる。
[実施例6]
次に本発明の実施例6について説明する。なお本実施例は、シールドケースの高さと入出力端子の高さとを、ほぼ等しくした点を除いては基本的に実施例5と同様であるため、重複する説明を省略する。
本実施例における放送受信モジュール1の構成図(基板の断面を見たもの)を、図7に示す。本図に示すように、基板19は両面実装が可能となっており、表側の面には、アンテナコネクタ11、フロントエンドモジュール12、およびメモリ15が設けられている。またその一方、裏側の面には、デコーダLSI13および入出力端子14に加え、デコーダLSIを覆うようにシールドケース16が設けられている。
また入出力端子14は、その上面(基板19に接している面を底面とし、これと対向する面)が、基板19とほぼ平行になっている。またシールドケース16においても、その上面(基板19に接している面を底面とし、これと対向する面)が、基板19とほぼ平行になっている。そして基板19からこれらの上面までの距離(高さ)は、互いに同一となっている。
そのため図7の破線で示している位置に(つまり、入出力端子14の上面に接するように)システムボードを配置するとともに、入出力端子14とシステムボードを半田等で固定させることで、放送受信モジュール1とデジタル放送受信機2とを、信号の入出力が自在となるように接続させることが可能となる。またこのように両者が接続されるとき、先述した通りに高さが設定されているため、シールドケース16の上面をシステムボードに接触させることが可能となっている。
そのため、シールドケース16をシステムボードの接地点を利用して接地させることが容易となっている。これにより、シールドケース16の電位を接地電位に安定させて、シールドケース16におけるシールド効果の劣化を防止することが容易となっている。
[実施例7]
次に本発明の実施例7について説明する。なお本実施例は、放送受信モジュールに取付け穴を設けた点を除いては他の実施例と同様であるため、重複する説明を省略する。
本実施例における放送受信モジュール1の構成図を、図8に示す。本図に示すように、基板19は両面実装が可能となっており、表側の面には、アンテナコネクタ11、フロントエンドモジュール12、およびメモリ15が設けられている。またその一方、裏側の面には、デコーダLSI13および入出力端子14が設けられている。
また基板19において、アンテナコネクタ11の近傍(少なくとも、基板の略中央より近い位置)には、放送受信モジュール1をシステムボードに取り付けるための取付け穴17が設けられている。この取付け穴17はネジを貫通させるためのネジ穴となっており、ネジ止めによって、放送受信モジュール1をシステムボードに固定させることが可能となっている。
このように取付け穴17が設けられていることによって、放送受信モジュール1をデジタル放送受信機2の内部に取り付けることが、より容易となっている。また取付け穴17はアンテナコネクタ11の近傍に設けられているため、基板19を、アンテナコネクタ11の近傍で固定することが可能となっている。
そのため、アンテナコネクタ11にアンテナ端子を抜き差しする際に基板19に生じる曲げ方向の力を、極力低減させることが可能となっている。そのため、基板に無理な力が加わることによる基板のねじれや、基板に実装されている各回路に不具合が生じることを、極力回避することが可能となっている。
なお放送受信モジュール1をシステムボードに固定させる手段としては、上述した取付け穴17を設けるものの他、半田により固定させるためのスペースを設けるもの等、種々の手段が適用可能である。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。また各実施例で採用されている技術内容は、矛盾の無い限り、それぞれ組み合わせることが可能である。
本発明は、デジタル放送受信機(テレビ放送受信機)などの分野において利用可能である。
本発明の実施例1に係る放送受信モジュールの構成図である。 本発明に係るデジタル放送受信機の構成図である。 本発明の実施例2に係る放送受信モジュールの構成図である。 本発明の実施例3に係る放送受信モジュールの構成図である。 本発明の実施例4に係る放送受信モジュールの構成図である。 本発明の実施例5に係る放送受信モジュールの構成図である。 本発明の実施例6に係る放送受信モジュールの構成図である。 本発明の実施例7に係る放送受信モジュールの構成図である。 従来のデジタル放送受信機の一例に係る構成図である。
符号の説明
1 放送受信モジュール
2 デジタル放送受信機
11 アンテナコネクタ(アンテナ入力端子)
12 フロントエンドモジュール
13 デコーダLSI
14 入出力端子
15 メモリ
16 シールドケース
17 取付け穴(固定部、貫通穴)
21 アンテナ
22 LCD周辺回路
23 LCD
24 オーディオDAC
25 スピーカ
26 キースイッチ類
27 システムマイコン
28 メモリ
29 電源回路

Claims (9)

  1. 放送受信機の構成部品として用いられる、放送受信モジュールであって、
    アンテナに接続され、該アンテナから放送信号が入力される、アンテナ入力端子と、
    該アンテナ入力端子から伝送された前記放送信号に所定の前段処理を施す、フロントエンドモジュールと、
    該前段処理が施された前記放送信号に復調処理を施す、デコーダLSIと、
    情報を記憶するメモリと、
    外部装置との信号の入出力に用いられる入出力端子と、を備えるとともに、
    前記アンテナ入力端子、フロントエンドモジュール、デコーダ装置、および入出力端子の各々は、実装面の外縁が略四角形である、一枚の基板に配置されていることを特徴とする放送受信モジュール。
  2. 前記アンテナ入力端子、前記フロントエンドモジュール、および前記メモリの各々は、前記基板の表側の面に配置され、
    前記デコーダLSIおよび前記入出力端子は、前記基板の裏側の面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の放送受信モジュール
  3. 前記アンテナ入力端子および前記フロントエンドモジュールは、前記基板の縁の一辺である第1辺に近い側に配置され、
    前記メモリは、該第1辺の対辺である第2辺に近い側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の放送受信モジュール。
  4. 前記デコーダLSIは、前記基板の略中央に配置され、
    前記入出力端子は、前記第2辺に近い側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の放送受信モジュール。
  5. 前記デコーダLSIを覆うように配置され、該デコーダLSIから放出される電磁波をシールドする、シールドケースを備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の放送受信モジュール。
  6. 前記シールドケースの高さと前記入出力端子の高さが、互いに略同一であることを特徴とする請求項5に記載の放送受信モジュール。
  7. 前記放送受信モジュールを前記放送受信機に固定させるための固定部が、前記アンテナ入力端子に近接して配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の放送受信モジュール。
  8. 前記固定部は、前記基板に設けられた貫通穴であり、
    該貫通穴を用いたネジ止めによって、前記固定がなされることを特徴とする請求項7に記載の放送受信モジュール。
  9. 前記前段処理は、
    少なくとも、1セグメント放送に対する選局処理が含まれていることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の放送受信モジュール。
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WO2015083353A1 (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 ソニー株式会社 チューナ装置

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