JP2008208532A - 建築用シャッター装置の取り付け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量シャッターを取り付けるにあたり、取り付け精度がよく、しかも、円滑で作業性よく取り付けられるように構成する。
【解決手段】躯体開口部の左右両側面に、左右一対のアングル材8を固定する一方、巻き取りドラム2にシャッターカーテン1を巻装するとともに両端部に支持ブラケット3を軸承してドラムユニットUを構成し、該ドラムユニットUを、中央部をフォークリフト12により持ち上げるとともに、該フォークリフト12の左右外側部をチェーンブロック13により吊り上げ状に姿勢調整しながら、支持ブラケット3をアングル材8に固定させる構成とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、建築物の開口部等に設けられる建築用シャッター装置の取り付け方法の技術分野に属するものである。
一般に、この種建築用シャッターのなかには、広い開口に設けるもののように、シャッターカーテンの左右幅、上下幅ともに大型化した所謂重量シャッター装置があり、このものでは、シャッターカーテンが重いことから、シャッターカーテンを巻装する巻き取りドラムや、該巻き取りドラムを回転駆動する開閉機等の部材装置も大型で重いものになる。このため、建築現場にこのような重量シャッターを設置する場合では、それぞれの部材を設置箇所に持ち上げる作業をクレーン等の吊り上げ手段を用いて行うことがある。しかるに、このような重量シャッター装置を設置するには、前記吊り上げ手段を用いたとしても長時間を要すうえ、位置決めが難しく、作業期限の規制のあるなかで遅延を招くことなく速やかに設置するのは困難であり、問題となっている。
この改善策として、躯体に固定される固定部材(例えば下地材)に、左右一対のブラケットと、これらブラケットに左右両端部が固定され、シャッターカーテンが巻装された巻き取りドラムと、前記ブラケットに取り付けられる開閉機とを予め組み込んだ状態のシャッターユニットを構成し、該シャッターユニットを、クレーンで持ち上げ(吊り上げ)て、前記固定部材を躯体上部に固定する取り付け方法が提唱されている。
特開平7−208040号公報
ところが、前記従来のものでは、ユニット化された部材をクレーンに連結して持ち上げて、躯体のシャッター装置取り付け位置にまで移動させるので、作業時間の短縮を図ることは可能であるが、何れにしてもクレーンを用いて吊り上げる構成であるため、シャッター装置の設置現場が、クレーンのアームを高く上動させる作業が可能な環境であれば前記手法をそのまま用いることができるが、梁や屋根などが既に設置されていて、アームを上動させられないような現場ではこのような手法を用いることはできない。
しかも、前記従来のものは、シャッターユニットの重心を考慮すると、シャッターカーテンが巻装される巻き取りドラム部位が重く、クレーンで吊持したときの自然垂下状態において、固定部材の下端部が上動して傾斜姿勢となることが想定され、図示されているように、固定部材が垂直な姿勢を維持することはできないと考えられる。このように、傾斜姿勢となった状態で吊持された固定部材を躯体垂直面に固定しようとした場合、固定作業の以前の段階で固定部材を躯体垂直面に沿わせるべく固定部材を傾斜姿勢から垂直姿勢に強制的に変姿させなければならず、該変姿作業は、作業者が自力で、しかも、高所で行わなければならないうえ巻き取りユニット自体が重いことから、作業が困難で設置時間の短縮が充分に図れないばかりでなく、多数の作業員による作業が必要になるという問題がある。
さらに、前記従来のものでは、アームに連結されたワイヤを固定部材の長尺方向二箇所に連結して吊持して持ち上げる構成であるため、シャッターユニットの長尺方向の長さが長くなると一層バランスが取りにくく、固定部材を躯体に沿ってセットする高所作業が一層難しくなるという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、シャッターカーテンが巻装される巻き取りドラムを、躯体開口部の上方に回転自在に支持してなる建築用シャッター装置において、躯体開口部の両側面に、巻き取りドラムを支持する一対の支持部材を固定する一方、巻き取りドラムにシャッターカーテンを巻装したドラムユニットを形成し、該ドラムユニットを、中央部を持ち上げ手段により持ち上げて、該持ち上げ部の左右外側部を吊り上げ状に姿勢調整する調整手段により姿勢調整しながら支持部材に固定するようにした建築用シャッター装置の取り付け方法である。
請求項2の発明は、持ち上げ手段はフォークリフトであり、調整手段はチェーンブロックである請求項1に記載の建築用シャッター装置の取り付け方法である。
請求項3の発明は、ドラムユニットは、巻き取りドラムの両端部に支持ブラケットを相対回転自在に設ける構成とし、これら支持ブラケットを、開口部両側面の支持部材にそれぞれ固定するようにした請求項1または2に記載の建築用シャッター装置の取り付け方法である。
請求項1の発明とすることにより、ドラムユニットを安定した姿勢でバランスよく上動させることができ、精度よく躯体に取り付けるのを、簡単、かつ、作業性よく行えて作業時間を短縮できる。
請求項2の発明とすることにより、簡単に本発明の取り付け方法を実現することができる。
請求項3の発明とすることにより、シャッター装置の取り付けを一層作業性よく行える。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物に建付けられる重量シャッターのシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、左右方向長尺状のスラット1aを上下方向に複数連装して構成されている。前記シャッターカーテン1は巻き取りドラム2に巻装されており、該巻き取りドラム2は、開口部上部の左右の躯体側面に一体的に設けられる支持ブラケット3に回転自在に支持されるように設定されている。そして、シャッターカーテン1は、支持ブラケット3に設けられ、巻き取りドラム2に連動連結される開閉機4の正逆駆動に伴い、巻き取りドラム2が正逆回転し、これによって、巻き取りドラム2から巻き出し、巻き取りがなされ、シャッターカーテン1の左右両側部が開口部左右両側部の躯体側に配された左右一対のガイドレール5に移動案内を受ける状態で上下昇降動し、開口部の開閉をするように設定されており、これらの基本構成は従来通りとなっている。
尚、6は巻き取りドラム2を収容するシャッターケースである。
そして、前記重量シャッターは、予め工場において、シャッターカーテン1を巻き取りドラム2に巻装し、固定ベルト1bにより巻装状態に保持したカーテンユニットCとして用意され、該カーテンユニットCが、ガイドレール5等の他の必要な部材とともに車両等に載置されて、工場から設置現場の荷降ろし場所に搬入されるように設定されている。
一方、設置現場のシャッターカーテン1を取り付ける部位であって、開口部を構成する躯体(例えば柱)上部の互いに対向する左右両側面には、予め鉄板からなる上下一対の補助プレート7をそれぞれ埋設し、これら補助プレート7に、支持ブラケット3を支持するためのアングル材8を設けるように設定されている。前記各アングル材8は、L字形に折曲形成された金属材で構成されており、一方片部8aを溶着等の固定手段を介して補助プレート7に固定することにより、アングル材8の他方片部8bが躯体側面から内側(開口部側)に向けて突出するように設けられている。
そして、前記カーテンユニットCは、屋外の荷降ろし場所において荷降ろしされるが、本実施の形態では、荷降ろし場所は屋外に設定されており、作業の簡便化を図るため、車両の荷台のカーテンユニットCの固定ベルト1b装着部にワイヤ9を巻介し、該ワイヤ9をクレーンに連結して荷降ろしされるように設定されている。この場合に、図5に示すように、カーテンユニットCは、両端部がキャスター付きの移送用台車10にそれぞれ載置される状態で荷降ろしされるように設定されている。尚、11はシャッターカーテン1の巻形状に合わせた円弧状の支持部を備えた落下防止台であって、該落下防止台11は、予め移送用台車10上に固定部材11aを介してセットされている。そして、カーテンユニットCは、落下防止台11の上に載せられることで安定した状態で移送用台車10に載せられることにより、落下防止がなされた状態で、しかも、円滑な移動が行えるよう構成されている。
また、カーテンユニットCは、前記移送用台車10に支持された状態において、巻き取りドラム2の両端部に左右一対の支持ブラケット3を組み込むことにより、本発明のドラムユニットUに形成されるように構成されている。ここで、前記巻き取りドラム2は、回転軸2aと、該回転軸2aに外嵌状に設けられ回転軸2aと一体回転する巻き胴2bとを備えて構成されており、回転軸2aは、巻き胴2bの左右両端側から外方に向けて突出するように設定されている。
一方、一対の支持ブラケット3は、それぞれ矩形状のプレート部3aの上下縁部に躯体側面側に向けて延出する上下係止片3b、3cが一体形成されており、プレート部3aの中央部に、軸受けユニット3dが設けられている。前記軸受けユニット3dは、巻き取りドラム2の回転軸2aが連結されることにより、回転軸2aを回転自在に軸承するように構成されており、これによって、支持ブラケット3は、ドラムユニットUに組み込まれた状態では、回転軸2aに対して相対回転自在となるように設定されている。
尚、図1において、図面向かって左側の支持ブラケット3に設けられる軸受けユニット3dには従動スプロケット3eが設けられており、該従動スプロケット3eは、回転軸2aの左端部に対して一体回転する状態で連結されるように設定されている。
このように構成されたドラムユニットUは、移送用台車10に載せた状態で設置現場となるシャッターカーテン1が取り付けられる開口部の下方に移送される。ここで、本実施の形態の設置現場は、梁や柱等が既に設置されていて、前記従来のもの(特許文献1)のようにクレーンのアームを伸ばして設置作業すことができない状況となっている。そこで、本発明が実施された方法に基づいてドラムユニットUを取り付けることにより、従来のもののように、クレーンを用いることなくドラムユニットUを取り付けることができ、しかも、取り付け作業を円滑、かつ、作業性よく行うことができて、作業時間の短縮が図れるように設定されている。
つぎに、本発明が実施されたドラムユニットUの躯体への取り付け方法を説明する。
まず、ドラムユニットUを、躯体側面(柱の側面)に設けた各アングル材8の直下ではなく、各アングル材8の一方(本実施の形態では、図1の図面向かって手前側)に偏寄した位置にセット(移送)する。そして、図6に示すように、ドラムユニットUの長尺方向略中央部であって、移送用台車10のあいだに位置するドラムユニットUの手前側に本発明の持ち上げ手段に相当するフォークリフト12を用意し、該フォークリフト12の作業部12aをドラムユニットUの下側に差し入れて、該作業部12aを上動させることによりドラムユニットUを持ち上げ状に支持する。このとき、作業部12a上には、移送用台車10の上部にセットした落下防止台11と同様の落下防止台11が載置されており、これによって、ドラムユニットUは安定した状態で作業部12aに支持されるように設定され、後述するように、作業部12aの上動操作に基づいてドラムユニットUの上動作動をする場合に、ドラムユニットUの落下防止がなされて円滑に上動させることができるように設定されている。
そして、ドラムユニットUがフォークリフト12によりある程度上動した段階(例えばアングル材8配設位置の下方近傍部位まで持ち上げられた状態)で、本発明の調整手段に相当し、開口部上方に固定されるチェーンブロック13の作動チェーン13aをドラムユニットUに巻き掛ける(図6の仮想線参照)。前記作動チェーン13aは、フォークリフト12による持ち上げ部(支持部)の左右外側部(持ち上げ部の左右両側に所定間隙を存する部位)に位置して巻き掛けられる。このとき、作動チェーン13aが巻き掛けられる部位には、予め養生材13cが巻き付けられるように設定され、これによって、後述するように、操作チェーン13bの操作に基づいてドラムユニットUの位置調整、あるいは、補助的な吊り上げ作業をする場合に、シャッターカーテン1の保護が図れるように設定されている。
また、ドラムユニットUは、前述したように、カーテンユニットC部位をフォークリフト12およびチェーンブロック13とにより姿勢調整しながら持ち上げられることになり、このとき、カーテンユニットCに設けられる支持ブラケット3は巻き取りドラム2に対して相対回転することが考えられるが、支持ブラケット3はカーテンユニットCの重量バランスを崩すような重さではないので、ドラムユニットUの前記支持姿勢を変えることはない。
尚、14はチェーンブロック13の操作チェーン13bを操作する作業員が搭乗する上下移動自在なバケットであって、該バケット14には複数の作業員が搭乗することも可能であり、フォークリフト12の上動位置にあわせて適宜上下動操作することができる。
また、本実施の形態では、調整手段としてチェーンブロックを用いているが、ホイスト等の巻き上げ装置を用いる構成としてもよい。
このように、ドラムユニットUは、アングル材8の下方近傍部位まで上動した状態において、フォークリフト12とチェーンブロック13とがセットされ、これ以降、フォークリフト12と左右のチェーンブロック13とをそれぞれのオペレータが操作しながら、ドラムユニットUの支持ブラケット3の上下係止片3b、3cが、それぞれ躯体側面から突出するアングル材8の他方片部8bよりも上位に位置する所定の上動位置にまで上動させる。この上動状態において、ドラムユニットUは、フォークリフト12による持ち上げを、該持ち上げ部(支持部)の左右外側部においてチェーンブロック13が補助的に吊り上げ状に支持される状態となっていて、三箇所においてそれぞれ支持された安定した支持状態になっている。さらには、チェーンブロック13の操作チェーン13bを操作することにより、ドラムユニットUの姿勢(位置)を調整することができ、所定の上動位置にまでの持ち上げる操作(上動作動)を、安定した姿勢を保持した状態で、しかも、円滑に作業性よく行うことができるように設定されている。そのうえ、チェーンブロック13によるドラムユニットUの姿勢調整は、フォークリフト12により持ち上げられた状態のドラムユニットUに対して補助的に吊り上げた状態でなされるので、ドラムユニットUが重量化しても、姿勢調整の作業(操作チェーン13bの操作)に大きな力が必要になることがなく、調整作業を小さい力で容易に行うことができて、高所作業でありながら作業性の一層の向上が図れて作業員数が少なくても対応できるように構成されている。
前記所定位置への上動状態において、支持ブラケット3はアングル材8の手前側に位置しており、この状態から、フォークリフト12を前進させてドラムユニットUをアングル材8側に変位させることにより、ドラムユニットUの上下係止片3b、3cと、アングル材他方片部8bとが上下方向に対向する状態とする。続いて、作業部12aを僅かに下動させることにより、図7に示すように、上下係止片3b、3cをアングル材他方片部8bに載置する状態とする。この状態では、上下係止片3b、3cが各アングル材他方片部8bに上側から係止する状態となって、ドラムユニットUがアングル材8に仮保持状に支持されるように設定されている。そして、この仮保持状態において、アングル材他方片部8bと係止片3b、3cとをそれぞれ溶着することで、ドラムユニットUのアングル材8への固定作業が完了する。
そして、支持ブラケット3をアングル材8に係止させる作業において、チェーンブロック13の操作チェーン13bを操作することにより、ドラムユニットUの左右両端部の上下方向位置、左右方向位置を微調整することができるが、該微調整は、前述したように、フォークリフト12により持ち上げられた状態のドラムユニットUに対して行うので小さい力でよく、これによって、高所作業でありながら、上下係止片3b、3cとアングル材他方片部8bとの係止作業を、少ない作業員数で円滑、かつ、作業性よく、しかも、精度よく行うことができるように構成されている。
尚、左右の支持ブラケット3は、巻き取りドラム2の回転軸2aに対して相対回転自在に設けられているので、ドラムユニットUを上動させる状態では、回転軸2aに対して自由に回転して、上下係止片3b、3cが上下に位置する状態が保持されるとは限らないが、この場合では、所定の上動位置に達した状態でドラムユニットU自体の姿勢を変えることなく、支持ブラケット3を回転させることで、上下係止片3b、3cを簡単にアングル材8に対向させることができ、ドラムユニットUの取り付け作業を一層容易に行うことができるように設定されている。
そして、このようにドラムユニットUを組み込んだ後は、図1において、図面向かって左側の支持ブラケット3に、開閉機4が組み込まれた支持プレート4aを螺子止め、および、溶着することにより固定するとともに、開閉機4の駆動スプロケット4bと従動スプロケット3eとの間に伝動チエン4cを巻回することにより、開閉機4と巻き取りドラム2とを連動連結する。さらに、シャッターカーテン1下端部に座板1cの連結、開口部の左右両側面にガイドレール5を立設、開口部の上部にまぐさ15を固定、開口部上部の部材を覆蓋するようにシャッターケース6の固定等、必要な部材の組み込みを行い、さらには、電気的な配線等、必要な作業が順次なされるように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、工場において、巻き取りドラム2にシャッターカーテン1を巻装してカーテンユニットCを形成し、このものを、他の取り付け部材とともに工場から設置現場に移送する構成としたので、工場から現場への搬送が容易になる。そして、設置現場でカーテンユニットCに支持ブラケット3を組み込んでドラムユニットUとし、該ドラムユニットUを、フォークリフト12により持ち上げるのを、チェーンブロック13で姿勢調整しつつ所定の位置にまで持ち上げる構成としたので、天井や梁等があって従来のもののようにクレーンを用いることができないような現場であっても、重量の大きいドラムユニットUを容易に上動させて躯体に取り付けることができて、汎用化を図ることができる。
さらに、このものでは、巻き取りドラム2と、該巻き取りドラム2に巻装したシャッターカーテン1と、巻き取りドラム2の左右両端部の支持ブラケット3とによりドラムユニットUを構成し、該ドラムユニットUを、フォークリフト12による持ち上げと、該フォークリフト12による持ち上げ部の左右外側部にそれぞれ配した一対のチェーンブロック13による姿勢調整しながらの吊り上げとにより、持ち上げ作動が補助される状態で上動するようにしたので、従来の吊り下げるだけの状態で上動させる場合よりも、姿勢が安定して位置決めが容易になるばかりでなく、ドラムユニットUが長いものであっても安定した姿勢を保持した状態で、しかも、円滑に上動させることができる。そのうえ、ドラムユニットUは、支持ブラケット3を躯体側面のアングル材8に支持させる構成としたので、躯体への固定作業が容易になり、ドラムユニットUを精度よく躯体に取り付けることができるばかりでなく、取り付けの作業時間を短縮することができる。
しかも、このものにおいて、フォークリフト12によりドラムユニットUを持ち上げた状態において、チェーンブロック13による操作がなされるので、チェーンブロック13の操作に基づくドラムユニットUの姿勢調整を、小さい力で行うことができて、高所作業でありながら少ない作業員でも作業性よく調整することができる。
そのうえ、本発明が実施されたものにあっては、持ち上げ手段としてフォークリフト12を用い、ドラムユニットUの持ち上げられた姿勢を調整しながら持ち上げ状態を補助する手段としてチェーンブロックを用いる構成としたので、本発明の取り付け方法を、汎用性の高い装置を用いて簡単に実現することができる。
また、このものにおいて、ドラムユニットUに設けられ、躯体側面に固定されたアングル材8に係止するための支持ブラケット3は、巻き取りドラム2に相対回転自在に設けられているので、支持ブラケット3の上下係止片3b、3cをアングル材8に対向する姿勢に矯正する作業を、ドラムユニットUの姿勢を変えることなく容易に行うことができ、シャッター装置の取り付けを一層作業性よく行うことができる。
重量シャッターの概略正面図である。 重量シャッターの開口部側からの概略側面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれガイドレールの取り付け状態を説明する平面図、図3(A)のX−X断面図である。 図4(A)、(B)はそれぞれ要部における正面図、図4(A)の側面図である。 ドラムユニットの荷降ろし状態を説明する斜視図である。 ドラムユニットの上動作動を説明する斜視図である。 ドラムユニットのアングル材への取り付け状態を説明する斜視である。
符号の説明
1 シャッターカーテン
2 巻き取りドラム
2a 回転軸
3 支持ブラケット
3b 係止片
3d 軸受けユニット
4 開閉機
7 補助プレート
8 アングル材
10 移送用台車
11 落下防止台
12 フォークリフト
13 チェーンブロック
14 バケット
U ドラムユニット

Claims (3)

  1. シャッターカーテンが巻装される巻き取りドラムを、躯体開口部の上方に回転自在に支持してなる建築用シャッター装置において、躯体開口部の両側面に、巻き取りドラムを支持する一対の支持部材を固定する一方、巻き取りドラムにシャッターカーテンを巻装したドラムユニットを形成し、該ドラムユニットを、中央部を持ち上げ手段により持ち上げて、該持ち上げ部の左右外側部を吊り上げ状に姿勢調整する調整手段により姿勢調整しながら支持部材に固定するようにした建築用シャッター装置の取り付け方法。
  2. 持ち上げ手段はフォークリフトであり、調整手段はチェーンブロックである請求項1に記載の建築用シャッター装置の取り付け方法。
  3. ドラムユニットは、巻き取りドラムの両端部に支持ブラケットを相対回転自在に設ける構成とし、これら支持ブラケットを、開口部両側面の支持部材にそれぞれ固定するようにした請求項1または2に記載の建築用シャッター装置の取り付け方法。
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