JP2004197434A - シャッター装置及びその設置施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻取軸やこの巻取軸に巻き取られているシャッターカーテンを保護しながらこれらを所定の箇所に配置する作業を行えるようになるシャッター装置及びその設置施工方法を提供すること。
【解決手段】防災用シャッター装置の巻取軸6と、この巻取軸6で巻き取られていて防災区画を形成するためのシャッターカーテン1は、工場で収納ケース5の内部に収納され、この収納状態のまま、シャッター装置設置施工現場に運ばれるとともに、巻取軸6とシャッターカーテン1を配置すべき天井裏空間4に配置され、シャッターカーテン1を繰り出し、巻き取る巻取軸6は、この配置作業後も収納ケース5の端面部材34,35で支持される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻取軸とこの巻取軸から繰り出されるシャッターカーテンとを有するシャッター装置、及びこのシャッター装置を設置施工現場に設置するための施工方法に係り、例えば、少なくとも一部がシートで形成されたシャッターカーテンで防災区画を形成するための防災用シャッター装置や、出入り口、窓等の開口部をシャッターカーテンで開閉するための開口部用シャッター装置等の各種シャッター装置に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】
防災用シャッター装置は、巻取軸と、この巻取軸から繰り出され、巻き取られる防災用シャッターカーテンとを有し、火災発生時に巻取軸から繰り出されたシャッターカーテンで防災区画を形成する。下記の特許文献1には、この防災用シャッター装置をシャッター装置設置施工現場で設置施工する方法が開示されている。この施工方法では、工場でシャッターカーテンを巻取軸に巻き取る作業を行い、この後、巻取軸及びシャッターカーテンを設置現場に運んで設置作業を行うことにより、巻取軸へのシャッターカーテンの巻き取り作業を、この作業を行い易い周囲スペースが大きい場所で行えるようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−160959号公報(段落番号0031〜0052)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
シャッター装置をシャッター装置設置施工現場の所定の場所に配置するためには、シャッター装置設置施工現場に運ばれた巻取軸及びシャッターカーテンに対して、これらの巻取軸及びシャッターカーテンを所定の箇所に搬入して配置するために、チェーンブロック等の揚重装置を用いて吊り上げる作業や、巻取軸の両端部を上記配置箇所に取り付けた支持部材で回転自在に支持する作業等を行わなければならない。これらの作業が行われる作業環境は必ずしも良好ではなく、また、各種装置や器具等が用いられて作業が行われるため、巻取軸やこの巻取軸に巻き取られているシャッターカーテンを保護しながらこれらの作業を行えることが好ましい。
【0005】
本発明の目的は、巻取軸やこの巻取軸に巻き取られているシャッターカーテンを保護しながらこれらを所定の箇所に配置する作業を行えるようになるシャッター装置及びその設置施工方法を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシャッター装置は、巻取軸と、この巻取軸から繰り出され、巻き取られるシャッターカーテンとを含んで構成されるシャッター装置において、前記巻取軸とこの巻取軸に巻き取られた前記シャッターカーテンとがシャッター装置設置施工現場の配置箇所へ配置される前から配置された後まで前記巻取軸と前記シャッターカーテンとを内部に収納する収納ケースを備えて構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明に係るシャッター装置の設置施工方法は、シャッター装置を構成する巻取軸と、この巻取軸から繰り出され、巻き取られるシャッターカーテンとをシャッター装置設置施工現場の配置箇所に配置する前に、前記巻取軸とこの巻取軸に巻き取られた前記シャッターカーテンとを収納ケースの内部に収納し、この後、前記収納ケースを前記配置箇所に取り付ける作業を行うことにより、この配置箇所に前記巻取軸とシャッターカーテンとを前記収納ケースの内部に収納したまま配置することを特徴とするものである。
【0008】
本発明では、巻取軸とシャッターカーテンは、シャッター装置設置施工現場の配置箇所に配置される前から収納ケースの内部に収納され、この収納状態のまま配置箇所に配置されるため、この配置箇所へ巻取軸とシャッターカーテンを配置するまでの各種作業を収納ケースによって巻取軸とシャッターカーテンを保護しながら行えることになる。また、巻取軸とシャッターカーテンは配置箇所に配置された後も収納ケースの内部に収納されているため、収納ケースの構造、形式等によっては、この後の巻取軸とシャッターカーテンも収納ケースによって外部力や塵埃等から保護できる。
【0009】
なお、巻取軸とこの巻取軸に巻き取られたシャッターカーテンとを収納ケースの内部に収納するとは、これらの全体を収納ケースの内部に収めることでもよく、あるいは、これらの略全体を収めるが、例えば、巻取軸の軸端等のような一部や、巻取軸に取り付けられる部品又はその部品の一部が収納ケースの外部に露出することでもよい。
【0010】
収納ケースの形状、構造は任意であり、例えば、巻取軸の長さ方向に長い箱形でもよく、巻取軸の長さ方向に長い円筒形でもよく、巻取軸の長さ方向への長さを有しているとともに、下側は箱形で上側が半円筒形等でもよい。また、収納ケースは、シャッターカーテンが出入りする箇所等を除いて全体が面材等で遮蔽された構造で形成されたものでもよく、あるいは、骨組みだけ若しくは骨組みと面材とで形成されて内部が透視、露出等するものでもよい。
【0011】
また、巻取軸は任意な構造、形式のものでよく、例えば、1本の軸によるものでもよく、あるいは、中心に配置された固定軸の外周に、シャッターカーテンを繰り出し、巻き取るための回転部材が回転自在に配置されたものでもよい。また、後者における回転部材は、固定軸の外周に回転自在に嵌合された複数個のホイールと、固定軸の軸方向に離間して配置されたこれらのホイール同士を連結するバー状等の連結部材とを含んで形成されたものでもよく、あるいは、これらのホイールと、これらのホイールの外周に固定嵌合されてホイール同士を結合するパイプ状部材とを含んで形成されたものでもよい。
【0012】
さらに、収納ケースの内部に収納するものは、巻取軸とこの巻取軸に巻き取られるシャッターカーテンだけもよく、あるいは、これ以外のものが含まれていてもよい。後者の場合において、収納ケースの内部に収納するものの一例は、巻取軸と平行に配置され、巻取軸から繰り出され、巻き取られるシャッターカーテンの移動を案内するための案内軸である。
【0013】
また、収納ケースの内部にシャッターカーテンが巻き取られた巻取軸を収納するためには、収納ケースの内部に複数個のブラケットを設け、これらのブラケットで巻取軸を支持して収納ケースの内部に収納してもよく、あるいは、収納ケースの長さ方向両側の端面部材に支持させて巻取軸を収納ケースの内部に収納してもよい。
【0014】
後者によると、収納ケースの長さ方向両側の端面部材を巻取軸を支持するための支持部材として兼用できることになる。
【0015】
また、収納ケースを前記配置箇所に配置した後も端面部材に巻取軸を支持させ、これにより、巻取軸によるシャッターカーテンの繰り出し、巻き取りを行うようにしてもよい。
【0016】
これによると、収納ケースの端面部材は、前記配置箇所へ配置された巻取軸を支持するための部材ともなり、収納ケースをこの配置箇所に取り付ける作業を行うと、所定の箇所に巻取軸を配置した作業を行ったことになる。
【0017】
また、巻取軸とこの巻取軸に巻き取られたシャッターカーテンを収納ケースの内部に収納する作業は、前記シャッター装置設置施工現場に巻取軸とシャッターカーテンを運んだ後であって前記配置箇所に配置する前に行ってもよく、あるいは、巻取軸とシャッターカーテンがシャッター装置設置施工現場に搬送される前の工場等において行ってもよい。
【0018】
後者によると、巻取軸とシャッターカーテン及びこれらを内部に収納した収納ケースは、全体として一個のユニットとなってシャッター装置設置施工現場に搬送されることになる。これによると、巻取軸とシャッターカーテンと収納ケースを、工場等からの出荷から、シャッター装置設置施工現場の配置箇所への配置作業まで、組み立てられた組み立て体として取り扱えるため、その取り扱いが容易となり、作業性が良好となる。
【0019】
さらに、シャッター装置設置施工現場において、巻取軸とシャッターカーテンを内部に収納した収納ケースを前記配置箇所又はその近くに配置するために、収納ケースを揚重装置やチェーンブロック等の吊り上げ装置により吊り上げる作業を行う場合には、収納ケースに吊り上げ治具を取り付けることにより、この吊り上げ治具を用いて収納ケースの吊り上げ作業を行い、この後、収納ケースを前記配置箇所に取り付けるための作業を、吊り上げ治具をそのまま残して又は取り外して、収納ケースに結合した取り付け部材を用いて行ってもよく、あるいは、上記吊り上げ治具をそのまま取り付け部材として活用し、吊り上げ治具によって収納ケースを前記配置箇所に取り付けてもよい。
【0020】
後者によると、部材の兼用が図られ、その分だけ部材点数の削減、作業効率の向上を達成できる。
【0021】
また、このように収納ケースを吊り上げ等で配置箇所まで搬入したり配置箇所に取り付けるために用いる治具、部材等は、シャッター装置設置施工現場で収納ケースに取り付けてもよく、シャッター装置設置施工現場へ送る前の工場等において収納ケースに予め取り付けておいてもよい。
【0022】
以上において、本発明は、シャッターカーテンの全部又は主要部が任意な材料で形成されたシャッター装置に適用でき、その材料の一例はシートであり、他の例はスラットであり、さらに他の例はパネルであり、このほかにネットや、リンクで連結されたパイプ等でシャッターカーテンの全部又は主要部が形成されたシャッター装置に本発明を適用できる。また、本発明は、シャッターカーテンの全部又は主要部が、これらのうちの少なくとも2つの複合で形成されたシャッター装置にも適用できる。
【0023】
本発明を、シャッターカーテンの少なくとも一部がシートで形成されたシャッター装置に適用した場合には、シートは汚れ易いとともに外部力の影響を受け易いため、巻取軸に巻き取られたシャッターカーテンを前記収納ケースで有効に保護しながら所定の作業を行えることになる。
【0024】
また、本発明は、巻取軸からのシャッターカーテンの繰り出しと巻取軸によるシャッターカーテンの巻き取りとを、電動モータとブレーキを含んで構成された開閉機によって行う自動式シャッター装置や、シャッターカーテンに作用させる手操作力によって行う手動式シャッター装置に適用できる。さらに本発明は、巻取軸へのシャッターカーテンの巻き取りは、蓄圧されたリターンスプリングのリターン力を利用して又は利用しないで開閉機又は手操作力によって行われ、巻取軸からのシャッターカーテンからの繰り出しは、シャッターカーテンの自重又はこの自重とバランスウェイトや開閉機等による補助力とによって行う自重利用式のシャッター装置にも適用でき、巻取軸からのシャッターカーテンの繰り出しと巻取軸によるシャッターカーテンの巻き取りの方式、原理は任意なものでよい。
【0025】
本発明が適用されるシャッター装置が上記開閉機を備えたものである場合には、前記収納ケースの内部にはこの開閉機も収納してもよく、また、開閉機は収納ケースの外部に露出させてこの収納ケースに取り付けてもよい。開閉機を収納ケースの外部に露出させて収納ケースに取り付ける場合には、この取付作業は、予め工場等で行ってもよく、前記シャッター装置設置施工現場で行ってもよい。開閉機を収納ケースに取り付ける作業をシャッター装置設置施工現場で行う場合には、この取付作業は、収納ケースを前記配置箇所に配置する前に行ってもよく、この配置箇所に配置した後、すなわち、この配置箇所に収納ケースを取り付けた後に行ってもよい。
【0026】
また、本発明は任意な用途のシャッター装置に適用でき、その一例は、火災等の災害発生時に巻取軸から繰り出されたシャッターカーテンで建物や船舶等の構造物の内部やエレベータ等の昇降手段の周辺等に防災区画を形成するための防災用シャッター装置であり、他の例は、シャッターカーテンで出入口や窓等の開口部を開閉するための開口部用シャッター装置である。さらに本発明は、車両の荷台に設置されるシャッター装置や、ガレージに設置されるシャッター装置等にも適用できる。
【0027】
また、巻取軸から繰り出され、巻き取られるシャッターカーテンの移動方向は上下方向でもよく、左右方向でもよく、これらの方向に対して傾斜した方向でもよい。
【0028】
本発明が防災用シャッター装置に適用される場合には、収納ケースの内部に収納された巻取軸とシャッターカーテンとが配置される前記配置箇所は、通常、天井裏空間に存在する箇所となる。このように前記配置箇所が天井裏空間である場合に、収納ケースをこの天井裏空間へ吊り上げ、次いで、狭い空間であるこの天井裏空間において収納ケースを所定の箇所に取り付けるなどの作業を行うことになるが、これらの作業を巻取軸とシャッターカーテンを収納ケースの内部に収納したまま行うことにより、容易かつ迅速に作業を終了できる。
【0029】
すなわち、巻取軸とこの巻取軸に巻き取られたシャッターカーテンとが配置される場所が天井裏空間となっている防災用シャッター装置に本発明が適用されるときに、本発明はその効果を一層有効に発揮する。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るシャッター装置の全体を示す正面図である。このシャッター装置は、建物内で火災が発生したときに防火性、耐火性を有する防災用シャッターカーテン1によって室内に防火区画を形成するための防災用シャッター装置であり、図1は、シャッターカーテン1が全閉となっているときを示している。
【0031】
天井部材2で室内空間3と区画されている天井裏空間4には、収納ケース5の内部に収納された巻取軸6が水平に配置され、この巻取軸6に上端が結合されたシャッターカーテン1は、通常時には巻取軸6に巻き取られて全開となっているが、建物内での火災の発生によって巻取軸6から繰り出されて閉鎖移動を行う。このシャッターカーテン1の閉鎖移動及び巻取軸6に巻き取られる開放移動は、シャッターカーテン1の左右の幅方向両端部が室内空間3の壁や柱等の建物躯体7に取り付けられたガイドレール8に案内されながらなされ、ガイドレール8の内部にスライド自在に挿入されているシャッターカーテン1の幅方向両端部には、ガイドレール8からの抜け出しを防止するためのボルトとナットからなる抜け止め部材9が設けられている。
【0032】
シャッターカーテン1は、シャッターカーテン1の大部分の面積を占めるシート製のカーテン本体10と、このカーテン本体10の下端部に設けられている座板11とを備えた構成となっており、通常時のシャッターカーテン1は、座板11が天井部材2に達する位置まで巻取軸6に巻き取られることにより、全開となっている。カーテン本体10は、シリカクロスやガラスクロス等による耐火性シート又はこのシートに耐火塗料を塗布及び/又は含浸させたもので形成され、防火性、耐火性、さらには遮煙性を有している。
【0033】
前記収納ケース5には、電動モータとブレーキを含んで構成された開閉機12が取り付けられ、この開閉機12は、スプロケットとチェーンからなる伝動手段13を介して巻取軸6と接続されている。シャッターカーテン1が全開となっているときには、開閉機12のブレーキにより巻取軸6の回転が阻止されてシャッターカーテン1は全開状態を維持する。また、図示しない火災検出センサ又は手操作スイッチ装置からの閉鎖信号が開閉機12に設けられている制御装置に入力すると、この制御装置によってブレーキが解除され、これにより、座板11を含むシャッターカーテン1の自重によってシャッターカーテン1は巻取軸6を回転させながら下降移動である閉鎖移動を行い、座板11は室内空間3の床3Aに着床して全閉となる。
【0034】
一方、手操作スイッチ装置からの開放信号が制御装置に入力すると、開閉機12の電動モータが駆動し、この駆動力が伝動手段13を介して巻取軸6に伝達され、巻取軸6が閉鎖移動時とは逆方向に回転することにより、シャッターカーテン1は巻取軸6に巻き取られて上昇移動である開放移動を行う。そして、シャッターカーテン1の座板11が上述の全開の位置まで達すると、電動モータが停止するとともに、ブレーキによって巻取軸6の回転が阻止される。
【0035】
図2には、収納ケース5への開閉機12の取り付け構造が示されている。収納ケース5は、上面、下面、背面、前面及び端面を有する箱形であるとともに、巻取軸6と同じく横長形状となっており、その長さ方向の一方の端面5Aからは収納ケース5の内部に収納されている巻取軸6の一方の端部が突出し、この突出端部にスプロケット14が結合されている。開閉機12はボルト又は溶接等で取付ブラケット15に取り付けられ、この取付ブラケット15が収納ケース5の端面5Aにボルト、ナットで結合されることにより、開閉機12は、取付ブラケット15を介して収納ケース5にこの収納ケース5から全体が露出して取り付けられる。開閉機12の前記電動モータの駆動軸にはスプロケット16が結合されており、取付ブラケット15を介して開閉機12を収納ケース5に取り付けた後、2個のスプロケット14と16にチェーン17を掛け回すことにより、開閉機12の電動モータと巻取軸6とがスプロケット14,16とチェーン17とからなる前記伝動手段13で接続される。
【0036】
図2には、座板11の構造も示されている。座板11は、前記カーテン本体10の下端部に設けられている袋部10Aに挿入されたフラットバーによる中央部材18と、図3及び図4でも示されている袋部10Aの前後に配置されたフラットバーによる前後部材19,20と、これらの中央部材18と前後部材19,20のそれぞれの下部が内部に挿入され、上面が開口しているチャンネル材による保持部材21とを含んで構成され、袋部10A、中央部材18、前後部材19,20及び保持部材21にボルト22の軸部を貫通挿入し、突出したこの軸部の端部にナット23を螺合締結することにより、これらの袋部10A、中央部材18、前後部材19,20及び保持部材21は結合一体化される。
【0037】
中央部材18は、幅方向の両端部が図1で示した左右のガイドレール8の内部に挿入されている前記カーテン本体10の幅寸法と同じ又は略同じ長さを有し、したがって、中央部材18の両端部はこれらのガイドレール8の内部に挿入されている。これに対して前後部材19,20及び保持部材21は、左右のガイドレール8の間の間隔と同じ又はこれよりも少し短い長さを有し、全体がガイドレール8の外部に露出している。
【0038】
以上において、収納ケース5は、図1で示されている天井裏空間4に存在する建物躯体24に取り付け部材25で取り付けられている。
【0039】
次に、巻取軸6と、この巻取軸6に巻き取られたシャッターカーテン1と、これらの巻取軸6及びシャッターカーテン1を内部に収納している収納ケース5とを天井裏空間4に配置する作業ついて説明する。
【0040】
図5は、防災用シャッター装置が設置される建物の施工現場へ出荷されるときの工場における巻取軸6とシャッターカーテン1と、これらの巻取軸6及びシャッターカーテン1が内部に収納された収納ケース5とを示す一部破断、一部省略の正面図であり、図6は、図5のS6−S6線断面図である。図6で示されているとおり、収納ケース5は、収納ケース5の上面5Bと背面5Cを形成する板金製の上背面部材30と、収納ケース5の下面5Dを形成する板金製の下面部材31と、収納ケース5の前面5Eを形成する板金製の前面部材32と含んで構成され、上背面部材30の背面5C側の下部30Aと、下面部材31の背面5C側の端部31Aとは、下方へ延出しており、前後方向に間隔を開けているこれらの下部30Aと端部31Aの間は、シャッターカーテン1が収納ケース5の内部から出入りできる開口部33となっていて、この開口部33は、左右方向である収納ケース5の長さ方向全長に亘る長さとなっている。
【0041】
図5で示すように、収納ケース5の長さ方向両側には端面部材34,35が設けられ、これらの端面部材34,35間に亘る長い長さとなっている上背面部材30と下面部材31は、ビス等の止着具36で端面部材34,35の端縁部に設けられているフランジ部34A,35Aに止着されている。また、図6で示されているように、上背面部材30の前部と下面部材31の前部は、互いに近づく側へ屈曲した屈曲部30B、31Bとなっており、これらの屈曲部30B,31Bに前面部材32がビス等の止着具37で止着されている。
【0042】
図2で示されているように、収納ケース5の周囲には帯状の補強体40が配設され、収納ケース5の長さ方向に間隔を開けて複数個設けられているこの補強体40は、図6で示されているように、上補強部材41と下補強部材42とからなる。上補強部材41は、収納ケース5の背面5Cと上面5Bと前面5Eとに対面する背面部41Aと上面部41Bと前面部41Cとからなる細幅の屈曲材であり、背面部41Aと上面部41Bは背面5Cと上面5Bに溶接等で結合されている。下補強部材42は、収納ケース5の下面5Dと前面5Eとに対面する下面部42Aと前面部42Bとから細幅の屈曲材であり、下面部42Aは下面5Dに溶接等で結合されている。
【0043】
また、上補強部材41の前面部41Cと下補強部材42の前面部42Bは、ボルト43で締結されているとともに、収納ケース5の前面5Eから離間している。
【0044】
収納ケース5の前面5Eを形成している前面部材32は、上背面部材30、下面部材31と異なり、端面部材34,35間に亘る長い長さとなっておらず、図1や図2で示されているとおり、前面部材32は収納ケース5の長さ方向に分割された複数個あり、これらの前面部材32の並設によって収納ケース5の塞がれた前面5Eが形成されている。
【0045】
なお、それぞれの前面部材32は上背面部材30と下面部材31の屈曲部30B,31Bに前述したビス等の止着具37で止着されているが、互いに隣接する前面部材32の端部同士を重ねて止着具37で屈曲部30B、31Bに止着してもよく、また、収納ケース5の長さ方向両端側の前面部材32を端面部材34,35のフランジ部34A,35Aにビス等の止着具で止着してもよい。
【0046】
これらの前面部材32と上補強部材41、下補強部材42の前面部41C、42Bとの間には間隔が設けられているため、止着具37の取り外しを行い、また、収納ケース5の長さ方向両端側の前面部材32を端面部材34,35のフランジ部34A,35Aにビス等の止着具で止着している場合には、この止着具の取り外しも行うことにより、それぞれの前面部材32を上背面部材30、下面部材31、端面部材34,35から分離して取り外すことができるとともに、これらの前面部材32を上背面部材30、下面部材31、端面部材34,35に再度止着することもできる。
【0047】
このように、それぞれの前面部材32の取り付け、取り外し作業を行うことにより、前記開口部33の部分を除いて密閉空間又は略密閉空間となっている収納ケース5の内部空間についての作業を行えるようになっている。
【0048】
図5で示されているとおり、収納ケース5の両方の端面部材34,35には軸受け部材44,45が取り付けられ、巻取軸6は、これらの軸受け部材44,45を介して端面部材34,35に支持された状態で収納ケース5の内部に収納されている。図2で示した収納ケース5の一方の端面5Aを形成している図5の端面部材34から収納ケース5の外部に突出している巻取軸6の端部に、前述したスプロケット14が結合されている。
【0049】
図6で示すように、シャッターカーテン1は上端部が巻取軸6に結合されて巻取軸6に巻き取られている。この上端部の巻取軸6への結合は、カーテン本体10の上端部に形成した袋部10Bに小径の丸棒等による係止部材46を挿入し、この係止部材46を巻取軸6の間で挟持するように吊り元部材47をビス等の止着具48で巻取軸6に止着することにより、なされている。
【0050】
このようにシャッターカーテン1の上端部を巻取軸6に結合した後、スプロケット14等で巻取軸6を回転させることにより、シャッターカーテン1の巻取軸6への巻き取りがされる。
【0051】
このように工場で巻取軸6にシャッターカーテン1が巻き取られるとき、シャッターカーテン1は、カーテン本体10の下端部に形成されている前記袋部10Aに、座板11を構成する前記中央部材18が挿入されただけとなっている。
【0052】
巻取軸6へのシャッターカーテン1の巻き取り後、シャッターカーテン1には保護シー49が被せられ、この保護シート49は紐等による縛り部材50で縛られ、縛り部材50の端部50Aは開口部33から収納ケース5に外部に導出されるとともに、この端部50Aは、下面部材31の端部31Aの外面に粘着テープ等による仮止め部材51で仮止めされる。
【0053】
以上の巻取軸6にシャッターカーテン1の上端部を結合する作業や保護シート49を被せる作業等は、前述した収納ケース5の前面部材32の取り付け、取り外し作業を行うことによってなされる。
【0054】
なお、端面部材34,35には、図6で示されているとおり、複数の孔52が形成されている。
【0055】
以上の作業が行われた後、収納ケース5は、シャッター装置設置施工現場での作業を示している図7に示されたカバーシート60によって長さ方向両側の端面を含めた全体が梱包される。
【0056】
このように収納ケース5の全体がカバーシート60で梱包された後、収納ケース5は、工場からトラック等の輸送手段でシャッター装置設置施工現場のある建物へ輸送される。なお、この輸送時に、収納ケース5に対する巻取軸6の回転を阻止するための回り止め部材を収納ケース5と前記スプロケット14との間等に介入させてもよい。
【0057】
シャッター装置設置施工現場の建物に運ばれた収納ケース5は、図7で示すように、シャッター装置を設置する階まで揚重する作業が行われる。この揚重作業は、カバーシート60の一部を開梱することにより、スプロケット14が配置されている端面部材34を露出させ、この端面部材34に吊り上げ治具61を前記孔52を利用した締結具で取り付け、吊り上げ治具61に揚重装置のワイヤー等の揚重部材62を結合して、建物内に上下に貫通形成されている縦あなであるエレベータシャフト内を収納ケース5を吊り上げることによりなされる。
【0058】
なお、端面部材34に吊り上げ治具61を取り付けるための締結具がボルト、ナットである場合には、カバーシート60の開梱作業と前面部材32の取り付け、取り外し作業により、この吊り上げ治具61の取り付け作業を行う。
【0059】
建物内の所定階に達した収納ケース5は、図8で示すように、カバーシート60から取り出されるとともに、吊り上げ治具61の取り外しがなされ、そして、この階の床において、収納ケース5を図1で示した天井裏空間4に吊り上げるために用いる吊り上げ治具63を前記補強体40に結合する作業と、図1でも示されている取り付け部材25をそれぞれの端面部材34,35に前記孔52を利用してボルト、ナットで取り付ける作業とを行う。取り付け部材25を端面部材34,35にボルト、ナットで取り付ける作業は、前面部材32の取り付け、取り外しにより行う。
【0060】
吊り上げ治具63を補強体40に結合する作業は溶接作業でもよく、あるいは、補強体40と前記上背面部材30とに予め形成した孔を利用するボルト、ナットによる締結作業でもよい。
【0061】
この後、図1で示された天井部材2による天井が施工される前に、図9で示すように、天井裏空間4に吊り下げ配置したチェーンブロック64の吊り上げ部材65を吊り上げ治具63に係合することにより、収納ケース5をチェーンブロック64で天井裏空間4に吊り上げる。次いで、それぞれの取り付け部材25を、天井裏空間4の建物躯体24に埋設されているボルト66とこのボルト66に締め付けられるナット67とによって建物躯体24に結合する。これにより、収納ケース5は水平となって建物躯体24に取り付け部材25を介して取り付けられる。この取り付け作業は、それまでに図1で示されている室内空間3の建物躯体7に予め左右のガイドレール8が結合されている場合には、これらのガイドレール8の上端部を開口部33に挿入して行い、予め左右のガイドレール8が建物躯体7に結合されていない場合には、建物躯体24に収納ケース5を取り付けた後、上端部を開口部33に挿入しながらガイドレール8を建物躯体7に結合する。
【0062】
このように収納ケース5を建物躯体24に取り付けた後、図5及び図6で示されている仮止め部材51の取り外しと縛り部材50の端部50Aの引っ張りによって縛り部材50を解き、保護シート49を前記開口部33から収納ケース5の外部へ取り出す。そして、前記スプロケット14の回転操作による巻取軸6の回転により、シャッターカーテン1を、前記中央部材18が配置されている下端部から開口部33を通して収納ケース5の外部に繰り出す。
【0063】
収納ケース5の外部に繰り出されたこのシャッターカーテン1の下端部の幅方向両端部は左右のガイドレール8の内部に挿入され、したがって、中央部材18の両端部もこれらのガイドレール8の内部に挿入され、この状態を維持しながらシャッターカーテン1を巻取軸6からさらに繰り出す。この繰り出しは、シャッターカーテン1の幅方向両端部に図1で示した抜け止め部材9が工場で取り付けられていない場合には、抜け止め部材9をシャッターカーテン1に取り付けながら行う。もちろん、抜け止め部材9を予め工場でシャッターカーテン1に取り付けておいてもよい。ガイドレール8の下端に達したシャッターカーテン1の下端部には、図3及び図4で説明したように、この下端部の袋部10Aに配置されている前記中央部材18や、前後部材19,20、保持部材21、ボルト22、ナット23によって座板11を設ける作業を行う。
【0064】
また、天井裏空間4では、図2で説明したように、収納ケース5に取り付けブラケット15を介して開閉機12を取り付ける作業と、2個のスプロケット14と16にチェーン17を掛け回す作業を行う。
【0065】
そして、図1の天井部材2が、シャッターカーテン1の通過できるスリットが形成されながら設置施工される。この天井部材2の設置施工が終了した後に、前述したように、収納ケース5の内部の巻取軸6からシャッターカーテン1を繰り出す作業を行ってもよい。
【0066】
以上により、巻取軸6とシャッターカーテン1とを内部に収納していた収納ケース5を天井裏空間4に配置する作業を含む防災用シャッター装置についての設置現場での設置施工作業が終了する。
【0067】
この防災用シャッター装置では、回転してシャッターカーテン1を繰り出し、巻き取るための巻取軸6は、収納ケース5が天井裏空間4の所定箇所に配置された後も、前記軸受け部材44,45が配設されている収納ケース5の端面部材34,35で支持されており、これらの端面部材34,35が巻取軸6のための支持部材となりながら、図1で説明した巻取軸6からのシャッターカーテン1の繰り出し、巻き取りが行われる。
【0068】
以上説明した本実施形態によると、天井裏空間4の所定箇所に配置される巻取軸6とこの巻取軸6に巻き取れているシャッターカーテン1は、収納ケース5の内部に収納されてこの所定箇所に配置されるため、この配置作業を収納ケース5で巻取軸6とシャッターカーテン1を保護しながら行え、シャッターカーテン1の大部分が汚れ易く、外部力の影響を受け易いシートで形成されていても、シャッターカーテン1を有効に保護して所定の作業を行える。
【0069】
また、収納ケース5を天井裏空間4の所定箇所に取り付けブラケット15で取り付けると、巻取軸6とシャッターカーテン1はこの所定箇所に同時に配置されたことになり、このため、作業の容易化を達成でき、さらに、この配置作業後も巻取軸6とシャッターカーテン1は収納ケース5の内部に収納されているため、これ以後も外部力や塵埃から巻取軸6、シャッターカーテン1を保護できる。
【0070】
また、収納ケース5の両方の端面部材34,35は巻取軸6を支持する支持部材となっているため、収納ケース5の内部に巻取軸6を支持するブラケット等の特別の部材を設ける必要がなく、それだけ収納ケース5の構造の簡単化を図ることができる。
【0071】
また、端面部材34,35は、シャッターカーテン1を繰り出し、巻き取るときの巻取軸6を支持する部材ともなっており、これらの端面部材34,35を、シャッター装置が設置現場に設置施工されたのちの巻取軸6の支持部材としても活用できる。
【0072】
さらに、収納ケース5の内部に巻取軸6とシャッターカーテン1を収納する作業は工場で行われ、この収納作業後に、これらの巻取軸6、シャッターカーテン1及び収納ケース5はシャッター装置設置施工現場へ運ばれて所定の配置箇所へ配置されるため、これらを工場から1個のユニットとして取り扱うことができ、この結果、工場及びシャッター装置設置施工現場での取り扱い性が良好となり、作業効率を向上させることができる。
【0073】
また、収納ケース5の前面5Eは、取り付け、取り外し可能な前面部材32で形成されているため、前面部材32の取り外しにより、収納ケース5の内部についての作業を行える。
【0074】
図10の実施形態では、前記カバーシート60で梱包された収納ケース5は水平又は略水平となりながら揚重装置の揚重部材72又は72’により建物の所定階まで吊り上げられるようになっている。カバーシート60の一部の開梱で露出させた両方の端面部材34,35に吊り上げ治具81がボルト、ナットで取り付けられ、これらの吊り上げ治具81に結合された揚重部材72,72’による揚重作業により、収納ケース5は水平又は略水平の姿勢を維持して上記所定階に運ばれる。
【0075】
このような作業は、例えば、シャッター装置を設置すべき建物の各階の床スラブが未施工のときに可能である。
【0076】
上記所定階に運ばれた収納ケース5は、図11に示すように、カバーシート60が取り外された後、この所定階の天井裏空間74にチェーンブロック64で吊り下げられ、そして、この天井裏空間74の建物躯体94に吊り上げ治具81を利用して収納ケース5は取り付けられ、この取り付けは、図9の実施形態と同じく、建物躯体94に埋設されているボルト66とこのボルト66に締め付けられるナット67とによって行われる。
【0077】
このように、この実施形態では、収納ケース5を天井裏空間74の建物躯体94に取り付けるための取り付け部材は、収納ケース5をこの天井裏空間74を有する所定階まで揚重するために用いる吊り上げ治具81となっている。このため、部材の兼用化が図られ、その分だけコストの削減、作業効率の向上が達成されている。
【0078】
なお、図11では、チェーンブロック64の吊り上げ部材65を係合する吊り上げ治具83は、吊り上げ治具81と対向して端面部材34,35に取り付けられ、チェーンブロック64で吊り下げられた収納ケース5を揺動させることにより、収納ケース5を建物躯体94の所定箇所に取り付け部材を兼ねる吊り上げ治具81で取り付けるようにしている。
【0079】
これによると、収納ケース5の建物躯体94への取り付け時におけるチェーンブロック64による収納ケース5の吊り下げ長さを十分確保できない天井裏空間74でも、収納ケース5を建物躯体94に取り付けることができる。
【0080】
なお、吊り上げ治具81と吊り上げ治具83とを同じにしてもよく、このように同じにした場合における収納ケース5を建物躯体94に取り付けるための取り付け部材は、吊り上げ治具81,83と異なる部材でもよく、同じ部材でもよい。
【0081】
【発明の効果】
本発明によると、巻取軸やこの巻取軸に巻き取られているシャッターカーテンを保護しながらこれらを所定の箇所に配置する作業を行えるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防災用シャッター装置の全体を示す図であって、シャッターカーテンの全閉時を示す正面図である。
【図2】巻取軸を回転させる開閉機の収納ケースへの取り付け構造とシャッターカーテンの座板の構造とを示す分解斜視図である。
【図3】図1で示されたシャッターカーテンの座板の縦断面図である。
【図4】座板の分解縦断面図である。
【図5】巻取軸とシャッターカーテンを内部に収納した収納ケースについての工場出荷時の状態を示す一部破断、一部省略の正面図である。
【図6】図5のS6−S6線断面図である。
【図7】シャッター装置設置施工現場のある建物において、収納ケースを所定階に揚重するための作業を示す図である。
【図8】建物内の所定階に達した収納ケースに取り付け部材等を取り付けることを示す斜視図である。
【図9】天井裏空間の所定箇所に収納ケースを配置する作業を示す側面図である。
【図10】建物の所定階に収納ケースを揚重する作業の別実施形態を示す図である。
【図11】図10で示された吊り上げ治具を取り付け部材として収納ケースを天井裏空間の建物躯体に取り付ける場合を示す図9と同様の図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン
4,94 天井裏空間
5 収納ケース
6 巻取軸
12 開閉機
25 取り付け部材
34,35 端面部材
44,45 軸受け部材
61,63,81,83 吊り上げ治具

Claims (10)

  1. 巻取軸と、この巻取軸から繰り出され、巻き取られるシャッターカーテンとを含んで構成されるシャッター装置において、前記巻取軸とこの巻取軸に巻き取られた前記シャッターカーテンとがシャッター装置設置施工現場の配置箇所へ配置される前から配置された後まで前記巻取軸と前記シャッターカーテンとを内部に収納する収納ケースを備えて構成されていることを特徴とするシャッター装置。
  2. 請求項1に記載のシャッター装置において、前記収納ケースの長さ方向両側の端面部材は、前記巻取軸と前記シャッターカーテンとが前記配置箇所へ配置される前から配置された後まで前記巻取軸を支持している支持部材となっており、前記配置箇所への配置後の巻取軸はこの支持部材で支持されて前記シャッターカーテンを繰り出し、巻き取ることを特徴とするシャッター装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシャッター装置において、前記シャッターカーテンの少なくとも一部はシートで形成されていることを特徴とするシャッター装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のシャッター装置において、前記シャッターカーテンは前記巻取軸から繰り出されることによって防災区画を形成するための防災用シャッターカーテンであることを特徴とするシャッター装置。
  5. シャッター装置を構成する巻取軸と、この巻取軸から繰り出され、巻き取られるシャッターカーテンとをシャッター装置設置施工現場の配置箇所に配置する前に、前記巻取軸とこの巻取軸に巻き取られた前記シャッターカーテンとを収納ケースの内部に収納し、この後、前記収納ケースを前記配置箇所に取り付ける作業を行うことにより、この配置箇所に前記巻取軸とシャッターカーテンとを前記収納ケースの内部に収納したまま配置することを特徴とするシャッター装置の設置施工方法。
  6. 請求項5に記載のシャッター装置の設置施工方法において、前記巻取軸は、前記配置箇所に前記収納ケースを取り付ける前から前記収納ケースの長さ方向両側の端面部材に支持されてこの収納ケースの内部に収納され、前記配置箇所に前記収納ケースが取り付けられた後の前記端面部材は、前記シャッターカーテンを繰り出し、巻き取るために前記巻取軸を支持する支持部材となることを特徴とするシャッター装置の設置施工方法。
  7. 請求項5又は6に記載のシャッター装置の設置施工方法において、前記巻取軸とこの巻取軸に巻き取られた前記シャッターカーテンは工場で前記収納ケースの内部に収納され、この収納状態のまま前記巻取軸と前記シャッターカーテンとを前記シャッター装置設置施工現場に運ぶことを特徴とするシャッター装置の設置施工方法。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載のシャッター装置の設置施工方法において、前記収納ケースには、前記巻取軸と前記シャッターカーテンを内部に収納したこの収納ケースを前記配置箇所又はその近くに吊り上げるときに用いる吊り上げ治具が取り付けられ、この吊り上げ治具は、前記収納ケースが前記配置箇所又はその近くに吊り上げられた後はこの配置箇所に前記収納ケースを取り付けるための取り付け部材となることを特徴とするシャッター装置の設置施工方法。
  9. 請求項5〜8のいずれかに記載のシャッター装置の設置施工方法において、前記シャッターカーテンの少なくとも一部はシートで形成されていることを特徴とするシャッター装置の設置施工方法。
  10. 請求項5〜9のいずれかに記載のシャッター装置の設置施工方法において、前記配置箇所は天井裏空間に存在する箇所であって、前記シャッターカーテンは前記巻取軸から繰り出されることによって防災区画を形成するための防災用シャッターカーテンであることを特徴とするシャッター装置の設置施工方法。
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