JP7257863B2 - 外装パネル吊下具および外装パネル吊下方法 - Google Patents

外装パネル吊下具および外装パネル吊下方法 Download PDF

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Description

本発明は外装パネル吊下具および外装パネル吊下方法に関する。
建物の外面には外装パネルが装着される。外装パネルとしては、軽量気泡コンクリートパネルや押出成型セメント板などの無機材料パネルのほか、金属製パネルも利用される。
外装パネルを建物に装着する際には、地上で外装パネルにナイロンスリングを巻き、ナイロンスリングをワイヤーでクレーンに接続して吊り上げる胴巻き方式が多用される。ナイロンスリングを用いることで、外装パネルへの損傷を防止できる(特許文献1、特許文献2、および特許文献3の背景技術欄参照)。
ナイロンスリングを巻いて外装パネルを吊り下げる場合、外装パネルの空中姿勢が斜めになる。このような斜めの吊り下げ状態では、建物の装着箇所に十分に近接させることができず、装着作業にあたって姿勢を垂直に調整する必要がある。
そこで、特許文献1、特許文献2、および特許文献3では、外装パネルに縦方向の空洞を形成し、そこに吊下具を挿入して係止させ、外装パネルを垂直に吊り下げている。
特開2000-320143号公報 特許第4475658号公報 特許第3816358号公報
特許文献1ないし特許文献3は、いずれも外装パネルに吊下具を挿入する縦方向の空洞が必要になり、外装パネルによっては適用することができない。
特許文献1および特許文献2では、適用可能な外壁パネルであっても、空洞内に挿入された係止具が回動または相対移動することで空洞内面に圧接されるものであり、安定した係止状態が得られない可能性もある。
特許文献3では、棒状の係止具が空洞を貫通して下面側に露出し、外装パネルの下面に係合することで安定した吊り下げが可能である。しかし、その分係止具の機構が複雑になり、外装パネルの空洞が上下に貫通することも必須になる。
本発明の目的は、外装パネルに空洞を必要とせず、安定した吊り下げが可能、かつ構造が簡単な外装パネル吊下具および外装パネル吊下方法を提供することにある。
本発明の外装パネル吊下具は、外装パネルの上縁に沿って被着可能な長尺の吊下具本体と、前記吊下具本体の第1端部に前記外装パネルの表裏に臨む一対の環状部を有する第1ガイドと、前記吊下具本体の第2端部に前記外装パネルの表裏に臨む一対の環状部を有する第2ガイドと、前記外装パネルの前記第1端部側の下縁に巻かれかつ前記第1ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第1紐状部材と、前記外装パネルの前記第2端部側の下縁に巻かれかつ前記第2ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第2紐状部材と、を有することを特徴とする。
このような本発明において、第1紐状部材は、外装パネルの第1端部側の下縁に巻かれ、その両端側は外装パネルの表面および裏面に沿って上方へ引き出され、第1ガイドの一対の環状部を通して吊下具本体の上方へ引き出され、クレーンなどに接続される。一方、第2紐状部材は、外装パネルの第2端部側の下縁に巻かれ、その両端側は外装パネルの表面および裏面に沿って上方へ引き出され、第2ガイドの一対の環状部を通して吊下具本体の上方へ引き出され、クレーンのフックなどに接続される。
この際、第1ガイドおよび第2ガイドは、それぞれ吊下具本体の第1端部および第2端部に設置されており、各々に至る第1紐状部材および第2紐状部材は略垂直に引き出され、外装パネルの下端を鉛直方向上向きに安定支持することができる。
ここで、第1紐状部材および第2紐状部材は、第1ガイドおよび第2ガイドから上方へ引き出されてクレーンに接続される際、そのフックなどに向けて集合することで、それぞれ傾くが、第1ガイドおよび第2ガイドが吊下具本体により所定間隔に保持されるため、外装パネルに沿った部分の垂直方向の引き出しは維持される。
このように、本発明によれば、第1ガイドおよび第2ガイドが設置された吊下具本体と、第1紐状部材および第2紐状部材とを用いる簡単な構造で、外装パネルの空洞なしに、安定した外装パネルの吊り下げが可能となる。
本発明の外装パネル吊下具において、前記第1ガイドおよび前記第2ガイドは、それぞれ環状部の一部が開閉可能であることが好ましい。
このような本発明では、第1ガイドに第1紐状部材を通す際、または第2ガイドに第2紐状部材を通す際に、各々の環状部を開くことで第1紐状部材または第2紐状部材の途中部分を導入することができ、第1紐状部材または第2紐状部材の先端から第1ガイドまたは第2ガイドに通すような煩雑な作業を省略することができる。
本発明の外装パネル吊下具において、前記第1ガイドおよび前記第2ガイドは、それぞれシャックルのループ側を前記吊下具本体に固定したことが好ましい。
このような本発明では、前述した環状部の一部が開閉可能な第1ガイドおよび第2ガイドを簡単に形成できる。また、シャックルは汎用部品であり、利用環境に適合した部材を安価に確保することができる。
本発明の外装パネル吊下具において、前記第1紐状部材および前記第2紐状部材は、それぞれ少なくとも前記外装パネルの下縁に巻かれる部分がナイロンスリングで形成されていることが好ましい。
このような本発明では、ナイロンスリング部分が鋼製ワイヤーなどに比べて柔軟であり、外装パネルの下縁部分の損傷などを防止できる。また、ナイロンスリングは偏平に編まれて鋼製ワイヤーなどに比べて厚みが小さいため、外装パネルを吊り下げた状態で狭い部分へも搬入できる。
本発明の外装パネル吊下具において、前記第1紐状部材および前記第2紐状部材は、それぞれ前記外装パネルの下縁に巻かれる前記ナイロンスリングと、前記ナイロンスリングの両端に接続された一対のワイヤーと、を有し、前記ワイヤーが前記第1ガイドまたは前記第2ガイドに挿通されることが好ましい。
このような本発明では、ナイロンスリングの部分で外装パネルの損傷を防止できるとともに、両側のワイヤー部分を第1ガイドまたは第2ガイドに通すことで、第1ガイドまたは第2ガイドに対する擦れに対して強度を確保できる。
本発明の外装パネル吊下具において、前記吊下具本体の内側には、クッション材が張られていることが好ましい。
このような本発明では、外装パネルの上縁において、吊下具本体との接触による損傷を防止できる。
なお、クッション材としては、硬質ゴム製シートなどの汎用素材を適宜用いることができる。
本発明の外装パネル吊下具において、前記吊下具本体は、外装パネルの上端に被着可能なC型鋼材であることが好ましい。
このような本発明では、吊下具本体とされたC型鋼材の両フランジ部分が、装着時に外装パネルの表面および裏面に対向配置され、C型鋼材のウェブ部分が外装パネルの上端面に対向配置され、これにより外装パネルの上縁部分を覆うように吊下具本体を被せることができ、安定した装着ができる。そして、C型鋼材は汎用部品であり、利用環境に適合した部材を安価に確保することができる。
本発明の外装パネル吊下具において、前記吊下具本体は、一対のC型鋼材を連結材の両端に接続して形成されていることが好ましい。
このような本発明では、全体をC型鋼材とする場合に比べて、軽量化が可能である。連結材としては角柱状の鋼材、鋼製アングル材や鋼製パイプ材などを用いればよく、C型鋼材との接続は溶接を用いればよい。
本発明の外装パネル吊下具において、前記吊下具本体は、長手方向の両端が、外れ止め用の蓋材で覆われていることが好ましい。
このような本発明では、吊下具本体が外装パネルの上縁に沿って、長手方向にずれて外れることを防止できる。蓋材としては、鋼製の板材などが利用でき、吊下具本体が鋼材であれば接続に溶接を用いればよい。
本発明の外装パネル吊下具において、前記第1端部および前記第2端部には、それぞれ前記吊下具本体の長手方向に張り出した環状部を有する昇降ガイドが設置されていることが好ましい。
このような本発明では、吊下具本体を用いて外装パネルの吊り上げを行う際に、予め吊り上げ経路に鉛直方向のガイドワイヤーを設置しておき、このガイドワイヤーを昇降ガイドの環状部に挿通させることで、吊り上げられる吊下具本体および外装パネルを所定の経路に沿ってガイドすることができ、強風時にも安定した吊り上げ作業が行える。
本発明の外装パネル吊下方法は、前記外装パネルの上縁に沿って前記吊下具本体を被着し、前記外装パネルの下縁に巻かれた前記第1紐状部材および前記第2紐状部材を、前記吊下具本体の前記第1ガイドまたは前記第2ガイドに挿通し、前記吊下具本体の上方へ引き出された前記第1紐状部材および前記第2紐状部材を、前記吊下具本体の前記第1端部および前記第2端部の中間位置の上方で纏めて吊り下げることを特徴とする。
このような本発明の外装パネル吊下方法によれば、前述した本発明の外装パネル吊下具で説明した通りの効果を得ることができる。
本発明の外装パネル吊下方法において、前記外装パネルは、複数枚が水平な連結材で連結された外装パネルユニットとされ、前記吊下具本体は、前記外装パネルユニットを構成する複数の前記外装パネルの上縁に被着されることが好ましい。
このような本発明の外装パネル吊下方法では、一組の外装パネル吊下具により、外装パネルユニットとされた複数の外装パネルを一括して吊り下げることができ、効率的な作業を行うことができる。
本発明によれば、外装パネルに空洞を必要とせず、安定した吊り下げが可能、かつ構造が簡単な外装パネル吊下具を提供できる。
本発明の一実施形態を示す正面図。 前記実施形態の吊下具本体を示す斜視図。 前記実施形態の吊下具本体を外装パネルに被着した状態を示す斜視図。 本発明の他の実施形態の吊下具本体を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、外装パネル吊下具1は、建物の外面に設置される外装パネル2を、クレーンのフック3などで吊り下げる際に用いられる。
外装パネル吊下具1は、外装パネル2の上縁に沿って被着可能な長尺の吊下具本体10と、吊下具本体10の第1端部11に設置される第1ガイド21と、吊下具本体10の第2端部12に設置される第2ガイド22とを有する。
さらに、外装パネル吊下具1は、外装パネル2の第1端部11側の下縁に巻かれかつ第1ガイド21を通して吊下具本体10の上方へ引き出される第1紐状部材31と、外装パネル2の第2端部12側の下縁に巻かれかつ第2ガイド22を通して吊下具本体10の上方へ引き出される第2紐状部材32と、を有する。
第1紐状部材31は、中間部のナイロンスリング33と、その両側のシャックル34に接続された一対のワイヤー35とを有し、ワイヤー35の先端にはフック3に接続可能なループが形成される。そして、外装パネル吊下具1として組み立てられる際には、ナイロンスリング33が外装パネル2の下縁に巻かれ、両側のワイヤー35が外装パネル2の表面および裏面に沿って上方に引き出され、吊下具本体10を経由してフック3まで導かれる。
第2紐状部材32も、同様なナイロンスリング33ないしワイヤー35で形成され、第1紐状部材31と同様に組み立てられる。
図2において、吊下具本体10は、長尺のC型鋼材で形成されている。
吊下具本体10の内側、つまり両側フランジ部分の内側および上側ウェブ部分の内側には、それぞれ硬質ゴム製シートを用いたクッション材13が張られている。
吊下具本体10の第1端部11の上面には、第1ガイド21として、外装パネル2の表裏に臨む幅方向両側に一対のシャックル211,212が設置されている。シャックル211,212は、それぞれループ部およびボルト部によりワイヤー35が挿通される環状部を形成しており、ループ部を溶接することで吊下具本体10に固定され、吊下具本体10から張り出したボルト部からボルトを取り外すことで環状部を開閉可能である。
吊下具本体10の第2端部12の上面には、第2ガイド22として、シャックル221,222が設置されている。これらのシャックル221,222は、前述したシャックル211,212と同様である。
なお、吊下具本体10の第1端部11および第2端部12には、それぞれ昇降ガイドとして、吊下具本体10の長手方向に向けて同様なシャックル213,223が設置されている。
これらは、吊下具本体10を用いて外装パネル2の吊り上げを行う際に、予め吊り上げ経路に鉛直方向のガイドワイヤーを設置しておき、このガイドワイヤーをシャックル213,223に挿通させることができる。
図3において、吊下具本体10は外装パネル2の上縁に被着可能である。
吊下具本体10を外装パネル2の上縁に被着した状態では、C型鋼材の両フランジ部分が、外装パネル2の表面および裏面に対向配置され、C型鋼材のウェブ部分が外装パネル2の上端面に対向配置される。外装パネル2が吊下具本体10に接触するC型鋼材の内側には、前述した通り硬質ゴム製シートを用いたクッション材13が張られている。
本実施形態では、次のような手順で外装パネル2の吊り上げを行う。
先ず、外装パネル2を設置する建物近傍の作業現場に外装パネル2を搬入し、表面が略垂直な状態で保持する。
次に、外装パネル2の上縁に吊下具本体10を被せる。さらに、外装パネル2の下に、第1紐状部材31および第2紐状部材32を通し、各々のナイロンスリング33の中間部が外装パネル2の下縁に臨むように配置しておく。
続いて、第1紐状部材31および第2紐状部材32のワイヤー35を外装パネル2の表面および裏面に沿って引き上げ、各側のシャックル211,212,221,222に通して吊下具本体10の上面側に引き出し、各々を第1端部11および第2端部12の中間位置の上方で纏めてフック3に接続する。
この状態でフック3を上昇させ、第1紐状部材31および第2紐状部材32の張りを確認しながら外装パネル2を吊り上げ、安定した吊り下げ状態が確認できたら、建物の設置部位まで搬送する。
このような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
本実施形態において、第1紐状部材31は、外装パネル2の第1端部11側の下縁に巻かれ、その両端側は外装パネル2の表面および裏面に沿って上方へ引き出され、第1ガイド21の環状部を通して吊下具本体10の上方へ引き出され、クレーンなどに接続される。一方、第2紐状部材32は、外装パネル2の第2端部12側の下縁に巻かれ、その両端側は外装パネル2の表面および裏面に沿って上方へ引き出され、第2ガイド22の環状部を通して吊下具本体10の上方へ引き出され、クレーンのフック3などに接続される。
この際、第1ガイド21および第2ガイド22は、それぞれ吊下具本体10の第1端部11および第2端部12に設置されており、各々に至る第1紐状部材31および第2紐状部材32は略垂直に引き出され、外装パネル2の下端を鉛直方向上向きに安定支持することができる。
ここで、第1紐状部材31および第2紐状部材32は、第1ガイド21および第2ガイド22から上方へ引き出されてクレーンに接続される際、そのフック3に向けて集合することで、それぞれ傾くが、第1ガイド21および第2ガイド22が吊下具本体10により所定間隔に保持されるため、外装パネル2に沿った部分の垂直方向の引き出しは維持される。
このように、本実施形態によれば、第1ガイド21および第2ガイド22が設置された吊下具本体10と、第1紐状部材31および第2紐状部材32とを用いる簡単な構造で、外装パネル2の空洞なしに、安定した外装パネル2の吊り下げが可能となる。
さらに、第1ガイド21であるシャックル211,212、および第2ガイド22であるシャックル221,222は、吊下具本体10の上面から外側へ張り出すように設置したため、これらを通るワイヤー35を外装パネル2の表面または裏面から離隔させることができ、この点でも外装パネル2の損傷の可能性を低減できる。
本実施形態では、第1ガイド21であるシャックル211,212、および第2ガイド22であるシャックル221,222が、それぞれ環状部の一部が開閉可能であるため、第1ガイド21に第1紐状部材31を通す際、または第2ガイド22に第2紐状部材32を通す際に、各々の環状部を開くことで第1紐状部材31または第2紐状部材32の途中部分を導入することができ、第1紐状部材31または第2紐状部材32の先端から第1ガイド21または第2ガイド22に通すような煩雑な作業を省略することができる。
本実施形態では、第1ガイド21であるシャックル211,212のループ側、および第2ガイド22であるシャックル221,222のループ側を、それぞれ吊下具本体10に固定したため、前述した環状部の一部が開閉可能な第1ガイド21および第2ガイド22を簡単に形成できる。また、シャックル211,212,221,222は汎用部品であり、利用環境に適合した部材を安価に確保することができる。
本実施形態では、第1紐状部材31および第2紐状部材32は、それぞれ外装パネル2の下縁に巻かれる部分がナイロンスリング33で形成され、ナイロンスリング33が鋼製ワイヤーなどに比べて柔軟であるため、外装パネル2の下縁部分の損傷などを防止できる。また、ナイロンスリング33は、偏平に編まれて鋼製ワイヤーなどに比べて厚みが小さいため、外装パネル2を吊り下げた状態で狭い部分へも搬入できる。
本実施形態では、第1紐状部材31および第2紐状部材32は、それぞれ外装パネル2の下縁に巻かれるナイロンスリング33と、ナイロンスリング33の両端に接続された一対のワイヤー35と、を有し、ワイヤー35が第1ガイド21または第2ガイド22に挿通されるようにした。このため、ナイロンスリング33の部分で外装パネル2の損傷を防止できる。また、両側のワイヤー35部分を第1ガイド21または第2ガイド22に通すことで、第1ガイド21または第2ガイド22に対する擦れに対して強度を確保できる。
本実施形態では、吊下具本体10の内側には、硬質ゴム製シートによるクッション材13が張られているため、外装パネル2の上縁において、吊下具本体10との接触による損傷を防止できる。また、クッション材13としての硬質ゴム製シートは、汎用素材を適宜用いることができ、確保が容易かつ安価にできる。
本実施形態では、吊下具本体10として、外装パネル2の上端に被着可能なC型鋼材を用いた。このため、吊下具本体10とされたC型鋼材の両フランジ部分が、装着時に外装パネル2の表面および裏面に対向配置され、C型鋼材のウェブ部分が外装パネル2の上端面に対向配置され、これにより外装パネル2の上縁部分を覆うように吊下具本体10を被せることができ、安定した装着ができる。そして、C型鋼材は汎用部品であり、利用環境に適合した部材を安価に確保することができる。
本実施形態では、吊下具本体10の第1端部11および第2端部12に、それぞれ昇降ガイドとして、吊下具本体10の長手方向に向けて同様なシャックル213,223を設置した。このため、吊下具本体10を用いて外装パネル2の吊り上げを行う際に、予め吊り上げ経路に鉛直方向のガイドワイヤーを設置しておき、このガイドワイヤーをシャックル213,223に挿通させることで、吊り上げられる吊下具本体10および外装パネル2を所定の経路に沿ってガイドすることができ、強風時にも安定した吊り上げ作業を行うことができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
前述した図1から図3の実施形態では、吊下具本体10として、1本の連続したC型鋼材を用いた。しかし、吊下具本体10において、外装パネル2の上縁に沿って被着される部分は、その全長にわたる必要はなく、例えば両端つまり第1端部11および第2端部12だけであってもよい。
図4において、本発明の他の実施形態として、吊下具本体10Aは、第1端部11Aおよび第2端部12Aを有する。第1端部11Aおよび第2端部12Aは、それぞれ短尺のC型鋼材とされ、棒状の連結材14Aで連結されている。
連結材14Aは、角柱状の鋼材、鋼製アングル材や鋼製パイプ材を用いて形成され、その両端が第1端部11Aおよび第2端部12Aの上面に溶接されている。
第1端部11Aおよび第2端部12Aの内側には、硬質ゴム製シートによるクッション材13が張られている。
第1端部11Aおよび第2端部12Aの互いに離れた側の端面には、端面開口を覆うように鋼製の外れ止め用の蓋材15Aが溶接されている。
このような他の実施形態では、連結材14Aで連結された第1端部11Aおよび第2端部12Aで吊下具本体10Aが形成され、全体をC型鋼材とする場合に比べて、軽量化が可能である。また、吊下具本体10Aの両端に蓋材15Aを設けたため、吊下具本体10Aを外装パネル2の上縁に被着した際に、長手方向にずれて外れることを防止できる。
図1~図3の実施形態では、吊下具本体10の第1端部11および第2端部12に、それぞれ吊下具本体10の長手方向に向けてガイド用のシャックル213,223を設置したが、図4の実施形態のように、これらのシャックル213,223は適宜省略してもよい。
さらに、第1ガイド21および第2ガイド22の環状部としてシャックル211,221などを用いることは本発明に必須ではなく、開閉部分のないアイボルトなどを用いてもよい。ただし、開閉部分がないとワイヤー35の挿通作業が繁雑になるため、ボルト部などの開閉部分を設けることが望ましい。また、環状部としてはシャックル211,221などの棒材をループ状にした円環状に限らず、断面円環状のパイプ部材を用いてもよい。
さらに、第1ガイド21であるシャックル211,212、および第2ガイド22であるシャックル221,222は、吊下具本体10の上面から外側へ張り出すように設置し、これらを通るワイヤー35を外装パネル2の表裏面から離隔させたが、第1ガイド21および第2ガイド22は吊下具本体10の上面から張り出さないように設置してもよい。
前記実施形態では、第1紐状部材31および第2紐状部材32として、中間部がナイロンスリング33でその両端にワイヤー35が接続されたものを用いたが、全長にわたってナイロンスリング33であるもの、全長にわたってワイヤー35であるものを用いてもよい。ただし、全長にわたってナイロンスリング33である場合、第1ガイド21および第2ガイド22を挿通する部分およびフック3に接続される部分に補強などを行うことが望ましい。また、全長にわたってワイヤー35である場合、外装パネル2の下縁に接触する部分に保護材などを挟み込んで損傷防止を図ることが望ましい。
なお、ナイロンスリング33は、接触による外装パネル2の損傷を避けられるものであれば他の素材であってもよい。また、ワイヤー35についても、必要な強度等が得られる他の紐状部材であってもよく、例えばチェーンなどでもよい。
前記実施形態では、吊下具本体10,10Aの内側にクッション材13を張ったが、クッション材13は吊下具本体10,10Aの内側全体に連続したものに限らず、所定間隔で間欠的に設置してもよい。また、クッション材13の材料は、硬質ゴム製シートに限らず、合成樹脂製のスポンジ状の部材などでもよく、外装パネル2の損傷を防止できるものであればよい。
前記実施形態では、外装パネル吊下具1で一枚の外装パネル2を吊り下げたが、本発明の外装パネル吊下具1は複数枚の外装パネル2を連結した外装パネルユニットを一括して吊り下げることもできる。
外装パネルユニットとしては、例えば複数の外装パネル2を並べて配置し、各々の裏面に水平なアングル材などの連結材を掛け渡して相互に固定することで形成される。連結材は、複数の外装パネル2の上部および下部の2箇所以上に設けることが好ましい。連結材は、外装パネル2の下面を支えるような形態で設置されてもよい。ただし、外装パネル2の上縁については連結材を設置せず、吊下具本体10を被着するためのスペースを空けておく。
このような外装パネルユニットについても、前述した実施形態の外装パネル吊下具1により吊り下げることができ、複数の外装パネル2を一括して吊り下げられるため、作業効率を高めることができる。
本発明は外装パネル吊下具および外装パネル吊下方法として利用できる。
1…外装パネル吊下具、10,10A…吊下具本体、11,11A…第1端部、12,12A…第2端部、13…クッション材、14A…連結材、15A…蓋材、2…外装パネル、21…第1ガイド、22…第2ガイド、211,212,221,222…環状部であるシャックル、213,223…昇降ガイドであるシャックル、3…フック、31…第1紐状部材、32…第2紐状部材、33…ナイロンスリング、34…シャックル、35…ワイヤー。

Claims (12)

  1. 外装パネルの上縁に沿って被着可能な長尺の吊下具本体と、
    前記吊下具本体の第1端部の上面に取り付けられた一対の環状部を有する第1ガイドと、
    前記吊下具本体の第2端部の上面に取り付けられた一対の環状部を有する第2ガイドと、
    前記外装パネルの前記第1端部側の下縁に巻かれかつ前記第1ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第1紐状部材と、
    前記外装パネルの前記第2端部側の下縁に巻かれかつ前記第2ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第2紐状部材と、を有することを特徴とする外装パネル吊下具。
  2. 外装パネルの上縁に沿って被着可能な長尺の吊下具本体と、
    前記吊下具本体の第1端部に前記外装パネルの表裏に臨む一対の環状部を有する第1ガイドと、
    前記吊下具本体の第2端部に前記外装パネルの表裏に臨む一対の環状部を有する第2ガイドと、
    前記外装パネルの前記第1端部側の下縁に巻かれかつ前記第1ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第1紐状部材と、
    前記外装パネルの前記第2端部側の下縁に巻かれかつ前記第2ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第2紐状部材と、を有し、
    前記第1ガイドおよび前記第2ガイドは、それぞれ環状部の一部が開閉可能であり、かつ他の一部が前記吊下具本体に固定されていることを特徴とする外装パネル吊下具。
  3. 請求項1または請求項2に記載した外装パネル吊下具において、
    前記第1ガイドおよび前記第2ガイドは、それぞれ環状部の一部が開閉可能であり、それぞれシャックルのループ側を前記吊下具本体に固定したことを特徴とする外装パネル吊下具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載した外装パネル吊下具において、
    前記第1紐状部材および前記第2紐状部材は、それぞれ少なくとも前記外装パネルの下縁に巻かれる部分がナイロンスリングで形成されていることを特徴とする外装パネル吊下具。
  5. 請求項4に記載した外装パネル吊下具において、
    前記第1紐状部材および前記第2紐状部材は、それぞれ前記外装パネルの下縁に巻かれる前記ナイロンスリングと、前記ナイロンスリングの両端に接続された一対のワイヤーと、を有し、前記ワイヤーが前記第1ガイドまたは前記第2ガイドに挿通されることを特徴とする外装パネル吊下具。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載した外装パネル吊下具において、
    前記吊下具本体の内側には、クッション材が張られていることを特徴とする外装パネル吊下具。
  7. 外装パネルの上縁に沿って被着可能な長尺の吊下具本体と、
    前記吊下具本体の第1端部の上面に取り付けられた一対の環状部を有する第1ガイドと、
    前記吊下具本体の第2端部の上面に取り付けられた一対の環状部を有する第2ガイドと、
    前記外装パネルの前記第1端部側の下縁に巻かれかつ前記第1ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第1紐状部材と、
    前記外装パネルの前記第2端部側の下縁に巻かれかつ前記第2ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第2紐状部材と、を有し、
    前記吊下具本体は、外装パネルの上端に被着可能なC型鋼材であることを特徴とする外装パネル吊下具。
  8. 外装パネルの上縁に沿って被着可能な長尺の吊下具本体と、
    前記吊下具本体の第1端部の上面に取り付けられた一対の環状部を有する第1ガイドと、
    前記吊下具本体の第2端部の上面に取り付けられた一対の環状部を有する第2ガイドと、
    前記外装パネルの前記第1端部側の下縁に巻かれかつ前記第1ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第1紐状部材と、
    前記外装パネルの前記第2端部側の下縁に巻かれかつ前記第2ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第2紐状部材と、を有し、
    前記吊下具本体は、一対のC型鋼材を連結材の両端に接続して形成されていることを特徴とする外装パネル吊下具。
  9. 外装パネルの上縁に沿って被着可能な長尺の吊下具本体と、
    前記吊下具本体の第1端部に前記外装パネルの表裏に臨む一対の環状部を有する第1ガイドと、
    前記吊下具本体の第2端部に前記外装パネルの表裏に臨む一対の環状部を有する第2ガイドと、
    前記外装パネルの前記第1端部側の下縁に巻かれかつ前記第1ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第1紐状部材と、
    前記外装パネルの前記第2端部側の下縁に巻かれかつ前記第2ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第2紐状部材と、を有し、
    前記吊下具本体は、長手方向の両端が、外れ止め用の蓋材で覆われていることを特徴とする外装パネル吊下具。
  10. 外装パネルの上縁に沿って被着可能な長尺の吊下具本体と、
    前記吊下具本体の第1端部に前記外装パネルの表裏に臨む一対の環状部を有する第1ガイドと、
    前記吊下具本体の第2端部に前記外装パネルの表裏に臨む一対の環状部を有する第2ガイドと、
    前記外装パネルの前記第1端部側の下縁に巻かれかつ前記第1ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第1紐状部材と、
    前記外装パネルの前記第2端部側の下縁に巻かれかつ前記第2ガイドの環状部を通して前記吊下具本体の上方へ引き出される第2紐状部材と、を有し、
    前記第1端部および前記第2端部には、それぞれ前記吊下具本体の長手方向に張り出した環状部を有する昇降ガイドが設置されていることを特徴とする外装パネル吊下具。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載した外装パネル吊下具を用いて外装パネルを吊り下げる外装パネル吊下方法であって、
    前記外装パネルの上縁に沿って前記吊下具本体を被着し、
    前記外装パネルの下縁に巻かれた前記第1紐状部材および前記第2紐状部材を、前記吊下具本体の前記第1ガイドまたは前記第2ガイドに挿通し、
    前記吊下具本体の上方へ引き出された前記第1紐状部材および前記第2紐状部材を、前記吊下具本体の前記第1端部および前記第2端部の中間位置の上方で纏めて吊り下げることを特徴とする外装パネル吊下方法。
  12. 請求項11に記載した外装パネル吊下方法において、
    前記外装パネルは、複数枚が水平な連結材で連結された外装パネルユニットとされ、
    前記吊下具本体は、前記外装パネルユニットを構成する複数の前記外装パネルの上縁に被着されることを特徴とする外装パネル吊下方法。
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