JP2000160959A - 開閉装置の開閉体施工方法及びその施工装置 - Google Patents

開閉装置の開閉体施工方法及びその施工装置

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JP2000160959A
JP2000160959A JP10337248A JP33724898A JP2000160959A JP 2000160959 A JP2000160959 A JP 2000160959A JP 10337248 A JP10337248 A JP 10337248A JP 33724898 A JP33724898 A JP 33724898A JP 2000160959 A JP2000160959 A JP 2000160959A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物用シャッターのシャッターカーテン等の
開閉体を巻取部等の格納装置に格納する施工作業を容易
に行える方法及びその施工装置を提供すること。 【解決手段】 施工装置30の巻取部30Bにシャッタ
ーカーテン4の格納装置を構成する巻取部10を回転自
在に取り付け、巻取部10を施工装置30に設けられて
いる駆動手段で回転させることで巻取部10にシャッタ
ーカーテン4を巻き取り、この後、施工装置30から巻
取部10を取り外し、シャッターカーテン4ごと巻取部
10を建物用シャッターの設置建物に運んで所定の箇所
に配置する作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物用シャッター
のシャッターカーテン等の開閉体を所定の箇所に配置施
工するための開閉装置の開閉体施工方法及びその施工作
業の際に使用する施工装置に係り、防災用シャッターを
含む建物用シャッターや、ブラインド装置、オーニング
装置、防煙垂れ幕装置、防煙垂れ壁装置等の開閉装置に
利用できるものである。
【0002】
【背景技術】建物の開閉装置である建物用シャッターの
シャッターカーテンは、天井裏又はシャッターボックス
内部等に配置された格納装置である巻取部に巻き取ら
れ、この巻取部からの繰り出し、巻き取りにより建物の
出入り口等の空間の境界位置を開閉する。
【0003】従来、多数のスラット等の連設又はシート
状部材で形成されているシャッターカーテンはそれ自身
工場で製作された後、渦巻き状に巻かれ、そして巻取部
が予め天井裏又はシャッターボックス内部に配置施工さ
れている建物の建築現場に運ばれ、この巻取部にシャッ
ターカーテンの端部を連結した後に巻取部を回転させる
ことにより、シャッターカーテンを巻取部に巻き取り、
これによりシャッターカーテンをこの巻取部に格納する
ことが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来方法による
と、巻取部にシャッターカーテンを巻き取ることは建物
の建築現場、言い換えると建物用シャッターの巻取部の
配置現場で行われ、天井裏等のこの配置現場は周囲の作
業スペースが狭くて高所であるため、シャッターカーテ
ン施工作業が面倒で手間のかかるものとなっていた。
【0005】本発明の目的は、シャッターカーテン等の
開閉体の施工作業を簡単に行えるようになる開閉装置の
開閉体施工方法及びその施工装置を提供するところにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る開閉装置の
開閉体施工方法は、空間の境界位置に臨む箇所に配置さ
れた格納装置から繰り出し及び格納自在となっていてこ
の繰り出し及び格納動作により境界位置を開閉する開閉
体を前記箇所に配置するための開閉装置の開閉体施工方
法であって、予め開閉体を格納装置に格納し、次いでこ
の格納装置を前記箇所に配置することを特徴とするもの
である。
【0007】この施工方法によると、先ず開閉体は格納
装置に格納され、この後、格納装置を空間の境界位置に
臨む所定の箇所に配置することにより開閉体もこの所定
の箇所に配置されることになるため、開閉体の格納装置
への格納作業を、この格納作業を行い易い例えば周囲ス
ペースが大きい任意な場所で行えるようになり、開閉体
の施工作業の容易性、効率化を達成できるようになる。
【0008】このように格納装置に開閉体を格納する作
業は開閉体の製造工場で行ってもよく、開閉装置が設置
される建物の建築現場等の作業現場で行ってもよい。
【0009】また、開閉体の格納装置への格納方式は巻
取部に開閉体を巻き取る巻き取り方式でもよく、開閉体
を格納ケース内部等に折り畳み収納する折り畳み方式で
もよく、回動やスライドが開閉動作になっている開閉体
がその開閉動作を行うことによりそのまま格納される方
式でもよく、開閉体の材料や開閉動作等に応じて任意な
格納形式を採用できる。
【0010】また、開閉体の少なくとも一部をシート状
部材で形成した場合には、このシート状部材を格納装置
に格納するための作業を行う場所までシート状部材を運
ぶとき、シート状部材を渦巻き状に巻いて運んでもよ
く、折り畳んで運んでもよい。
【0011】折り畳んで運ぶときには、シート状部材
を、長さ方向につづら折り状に折り畳むことが好まし
い。このようにすると、格納装置に開閉体を格納する作
業を行うときにこの格納作業を行い易くなるとともに、
開閉体を全体的に小型にまとめることができ、運搬時等
における取り扱いが容易となる。
【0012】以上におけるシート状部材は、1枚で開閉
体のシート状部材の部分を形成するものでもよく、複数
枚が長さ方向及び/又は幅方向に連結され、これらで開
閉体のシート状部材の部分を形成するようになっている
ものでもよい。また、シート状部材は厚さ方向に複数枚
重ねられるようになっていてもよい。
【0013】また、以上の開閉体施工方法は、防災用シ
ャッターを含む建物用シャッターや、ブラインド装置、
あるいは、店舗等の軒先に張り出し、格納自在に設置さ
れるシート状部材を有するオーニング装置、建物の天井
に垂下、格納自在に設置される幕状部材や壁状部材を有
する防煙垂れ幕装置、防煙垂れ壁装置等の任意な開閉装
置に適用できる。したがって、開閉体で開閉される前述
した空間の境界位置とは、建物内の空間の境界位置でも
よく、建物外の空間の境界位置でもよく、そして、開閉
体は、その空間を完全に閉じるものでもよく、完全に閉
じないものでもよく、開閉体の長さ範囲で空間の境界位
置を開閉し、空間を開閉体前後に仕切り又は区画するも
のであればよい。
【0014】開閉体が建物用シャッターのシャッターカ
ーテンである場合には、格納装置の一例は、シャッター
カーテンを巻き取る巻取部を含むものとすることであ
る。この格納装置は、巻取部の両端を回転自在に支持す
るブラケットや、巻取部を回転させる駆動手段、巻取部
を覆うボックス等を含むものでもよい。
【0015】このシャッターカーテンはシート状部材で
形成されたものでもよく、複数のスラットの連設や複数
のパネルの連設、あるいは1枚のパネルで形成されたも
のでもよく、複数のパイプをリンクで連結して形成され
たものでもよく、金属線材によるネットで形成されたも
のでもよく、さらには、これらのうちの少なくとも2種
類を組み合わせて形成されたものでもよい。
【0016】格納装置が巻取部を含んで形成され、シャ
ッターカーテンがこの巻取部への巻き取り方向である長
さ方向に並設された複数のシート状部材を含んで形成さ
れている場合には、これらのシート状部材を、長さ方向
につづら折り状にかつ幅方向に少なくとも1回折り畳ん
で巻取部に巻き取るための作業場所に運び、この後、複
数のシート状部材のうちの巻取部に最も近いシート状部
材をこの巻取部に巻き取り、次いでこのシート状部材に
巻取部に2番目に近いシート状部材を連結し、この後、
巻取部へのシート状部材巻き取り作業を引き続いて行う
ようにすることが好ましい。
【0017】このようにすると、開閉体を形成するそれ
ぞれのシート状部材を長さ方向にはつづら折り状にかつ
幅方向には少なくとも1回折り畳んで巻取部への巻き取
り作業を行う場所へ運ぶため、これらのシート状部材を
取り扱い易い小型にまとめた状態で巻き取り作業場所へ
運ぶことができるとともに、巻取部にシャッターカーテ
ンを巻き取る前に複数のシートを連結していないため、
それぞれのシート状部材は巻取部に巻き取るときに幅方
向に展開すればよくなり、巻取部への巻き取り前にそれ
ぞれをシート状部材を展開して連結した場合と比べて、
巻き取り場所に確保しておかなければならない作業スペ
ースを小さくでき、スペース上有効となる。
【0018】本発明に係る開閉装置の開閉体施工装置
は、空間の境界位置に臨む箇所に配置されることになる
巻取部を含んで構成される格納装置を着脱自在に取り付
け可能となった取付部と、この取付部に取り付けられた
巻取部を回転させ、前記境界位置を開閉することになる
開閉体をこの巻取部に巻き取るための駆動手段とを備え
ることを特徴とするものである。
【0019】この開閉体施工装置によると、取付部に巻
取部を着脱自在に取り付けることができるため、巻取部
に開閉体を巻き取る作業を行うときには巻取部をこの取
付部に取り付けることができ、そして駆動手段を駆動さ
せることで巻取部に開閉体を巻き取るための作業を行え
ることになり、巻き取り作業終了後は、巻取部を取付部
から取り外すことにより、開閉体と巻取部とを巻取部を
配置すべき前記所定の箇所へ運び、この箇所に配置する
作業を行うことができる。
【0020】この開閉体施工装置における駆動手段は、
モータ等を使用した自動駆動式のものでもよく、手動駆
動式のものでもよい。
【0021】また、この開閉体施工装置も建物用シャッ
ターや、ブラインド装置、オーニング装置等で使用され
る任意な開閉体を巻取部に巻き取るために用いることが
できる。建物用シャッターの開閉体、すなわちシャッタ
ーカーテンを巻取部に巻き取るために用いるときには、
このシャッターカーテンは、前述と同じく、シート状部
材で形成されたものでもよく、複数のスラットの連設や
複数のパネルの連設で形成されたものでもよく、複数の
パイプをリンクで連結して形成されたものでもよく、金
属線材によるネットで形成されたものでもよく、さらに
は、これらのうちの少なくとも2種類を組み合わせて形
成されたものでもよい。
【0022】また、建物用シャッターは防災用シャッタ
ーでもよく、店舗や工場等の出入り口用シャッターでも
よく、車庫用シャッターでもよく、窓用シャッターでも
よく、任意な建物用シャッターでよい。
【0023】さらに、防災用シャッターを含む建物用シ
ャッター、ブラインド装置、オーニング装置等の任意な
開閉装置に適用できる本発明における開閉体は、垂直の
ものでもよく、水平のものでもよく、斜めのものでもよ
い。また、その開閉方向は、上下方向でもよく、左右方
向でもよく、斜め方向でもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、開閉装置である建物用シャ
ッター1の全体正面図を示し、壁2や天井3等は断面で
示してある。この建物用シャッター1は建物内の防災区
画に配置された防災用であり、上下動することにより防
災境界位置を開閉する開閉体であるシャッターカーテン
4は、耐火性を有するガラスクロス製又はシリカクロス
製等の布に耐火塗料、防水塗料を塗布した2枚のシート
5,6で形成され、これらのシート5,6はシャッター
カーテン4の補強材にもなっている中桟7で上下方向に
並設連結されている。この中桟7は、図17〜19、図
21で示す3個の中桟構成部材7A〜7Cからなる。
【0025】なお、建物用シャッターが非防災用のもの
である場合には、シャッターカーテンは塩化ビニルやウ
レタン等の合成樹脂で形成される。また、防災用と非防
災用の両方において、シャッターカーテンを金属細線材
を組み合わせたものとすることもできる。
【0026】図2は図1のII−II線断面図である。上記
防災境界位置を下方に臨む天井裏の箇所8にはシャッタ
ーボックス9が設置され、このシャッターボックス9の
内部に、シャッターカーテン4を格納するための格納装
置の構成部材である巻取部10が収納され、巻取部10
は図1で示す左右のブラケット11で回転自在に支持さ
れている。巻取部10は図2で示すスプロケット12、
チェーン13を介して図1で示す開閉機14のスプロケ
ット15に連結され、開閉機14はモータとブレーキを
含んで構成されており、スプロケット15は開閉機14
のモータの駆動軸に取り付けられている。
【0027】図2で示すとおり、巻取部10にはシャッ
ターカーテン4の上端が吊り元16で連結され、この吊
り元16は図9で示す2個の吊り元構成部材16A,1
6Bで構成され、開閉機14のモータが正回転、逆回転
すると、これらの回転が伝達される巻取部10へのシャ
ッターカーテン4の巻き取り、巻取部10からのシャッ
ターカーテン4の繰り出しが行われ、これによるシャッ
ターカーテン4の上下動で上記防災境界位置が開閉され
る。
【0028】シャッターカーテン4の上下動は、図1で
示すシャッターカーテン4の左右端部が挿入されている
ガイドレール17で案内されながら行われ、シャッター
カーテン4の左右端部には、図2で示すガイドレール1
7の細幅状の縦溝17Aの幅寸法よりも大きい抜け止め
具18が取り付けられている。このため、シャッターカ
ーテン4のガイドレール17に沿った上下動は、左右端
部がガイドレール17から抜けるのを阻止されながら行
われる。
【0029】シャッターカーテン4の下端には、シャッ
ターカーテン4が下降限に達して全閉となったときに床
19に接触する水切り20が取り付けられ、この水切り
20はシャッターカーテン4の厚さ方向に重ねられた3
個の水切り構成部材20A〜20Cで構成されている。
これらのうち一定厚さの板材からなる中央の部材20B
の両端部はガイドレール17の内部に挿入され、残りの
部材20A,20Cの左右長さは図1で示されている左
右のガイドレール17の間隔よりも短く、端部はガイド
レール17の内部に挿入されていない。
【0030】また、図2にも示されている前述した中桟
7の構成部材7A〜7Cの左右長さは左右のガイドレー
ル17の間隔よりも短く、これらの部材7A〜7Cの端
部にはガイドレール17の縦溝17Aに挿入可能な薄厚
の延長部材が接続されている。
【0031】以上のシャッターカーテン4は、天井裏の
所定の箇所8に配置される前に予め巻取部10に巻き取
られ、この巻き取り後、巻取部10と共に所定の箇所8
に配置されるようになっている。次ぎに、このシャッタ
ーカーテン4を巻取部10に巻き取る作業について説明
する。
【0032】図3〜5は、シャッターカーテン4のシー
ト状構成部材である前記シート5,6の製造工場からシ
ャッターカーテン4の製造工場へ運搬する際のシート
5,6を示す。これら図ではシート5のみを示している
が、シート6についても同じである。図3に示すとおり
シート5はシート製造工場でシート長さ方向につづら折
り状に折り畳まれ、次いで図4のようにシート5の幅方
向両端部がシート内側へ折り返されることにより、シー
ト5は幅方向に2回折り畳まれる。さらに図5に示すよ
うに幅方向に1回折り畳まれたシート5は紐等の縛り部
材21で縛られ、この後シート5は、多数のエア封入弾
性突起等が形成されていてシート5を弾性的に保護する
保護シート22と、ビニールシート等による表装シート
23とで梱包される。
【0033】このようにして梱包されたシート5はシャ
ッターカーテン4の製造工場に運ばれる。この運搬時、
シート5は上述のように長さ方向にはつづら折り状に、
幅方向には少なくとも1回、本実施形態では3回折り畳
まれているため、防災区画の大きな境界位置を閉じるた
めに長さ方向と幅方向が大きくなっているシート5でも
小型にまとめて運搬でき、その取り扱いを容易化でき
る。また、シート5を長さ方向に折り畳む方法はつづら
折りであるため、シャッターカーテン製造工場で巻取部
10にシート5を巻き取る作業を行うときのシート5の
展開を簡単、確実に行える。
【0034】シャッターカーテン製造工場へ運ばれたシ
ート5は、図6に示すようにキャスタ24付きの作業台
25に載せられて表装シート23、保護シート22の梱
包が解かれ、縛り部材21も解かれる。そして図7で示
すとおりシート5は幅方向に展開された後、長さ方向の
両端部に硬質棒材又はワイヤー等からなる長寸の係止部
材26,27を挿入する作業が行われる。すなわち、図
8に示すようにシート5の長さ方向両端部には、予めシ
ート製造工場で端部折り返しと縫着による袋部5A,5
Bが形成されており、これらの袋部5A,5Bに係止部
材26,27を挿入する。本実施形態では、シート5の
幅は大きいため、係止部材26,27は左右両方からそ
れぞれ1本ずつ挿入されるようになっている。
【0035】この後、シート5の上端部の袋部5Aは、
図9に示す前記吊り元16の構成部材16Aに形成され
ている溝28に挿入され、この溝28は構成部材16B
で塞がれ、構成部材16Bが構成部材16Aにビス又は
リベット等による止着具29で結合されることにより、
袋部5Aの係止部材26による係止作用でシート5の上
端部にシート5の幅方向に長い長さを有する吊り元16
が連結される。
【0036】また、シート5の左右両端部には図1で示
した抜け止め具18が取り付けられる。この抜け止め具
18は、図10に示すように、例えばシート5と同じ材
料で形成され、U字状に折り曲げれてシート5の端部を
挟むことによりこの端部を補強する補強部材18Aと、
補強部材18A及びシート5に貫通挿入されるボルト1
8Bと、ボルト18Bの先端に螺合されるナット18C
とで構成されている。このような抜け止め具18はシー
ト5の長さ方向に複数設けられる。
【0037】図11〜14には、シート5,6を巻取部
10に巻き取るために使用する本実施形態に係る施工装
置30が示されている。この施工装置30は、キャスタ
31付きの本体30Aと、本体30Aの上部左右に設け
られ、巻取部10の両端軸部10Aを回転自在に取付支
持するための取付部30Bと、取付部30Bに取り付け
られた巻取部10を回転させるための駆動手段30Cと
で構成され、取付部30Bには巻取部10の軸部10A
を支持する凹部32が形成されているとともに、この凹
部32は外部と連通しているため、巻取部10はこの連
通部を介して取付部30Aの凹部32に着脱自在となっ
ている。
【0038】駆動手段30Cの本体34には図12で示
す一対の筒部35が設けられ、これらの筒部35に、一
方の取付部30Bから水平に突設されたスタッド部材3
6が挿入可能となっている。また、図13で示すように
本体34からは基端が本体34に結合されたガイド棒3
7が筒部35と平行に延設され、このガイド棒37には
ばね受け部材38が摺動自在に挿入係合されており、ば
ね受け部材38と本体34との間にはばね39が介入さ
れている。巻取部10を回転させる前の駆動手段30C
では、図12に示すように、ばね受け部材38はばね3
9を圧縮させながら本体34に近づけられており、ガイ
ド棒37に形成されている小孔40にストッパピン41
を挿入することにより、ばね受け部材38はその位置を
維持している。
【0039】図13で示す本体34の凹部34Aには、
被動スプロケット42の軸部が軸受部材43を介して回
転自在に嵌合され、この被動スプロケット42は抜け止
め部材44で凹部34Aからの脱落が阻止されている。
また、本体34にはモータとブレーキの組み合わせから
なる開閉機45が取り付けられ、この開閉機45のモー
タの駆動軸には駆動スプロケット46が結合されてお
り、被動スプロケット42はチェーン47を介して駆動
スプロケット46に連結されているため、図示しないス
イッチの操作で開閉機44のモータを正回転、逆回転さ
せると、これらの回転は被動スプロケット42に伝達さ
れる。
【0040】駆動手段30Cを取付部30Bに装着する
ときは、図12に示すとおり本体34の筒部35にスタ
ッド部材36を挿入するとともに、ばね受け部材38の
両端部の孔にスタッド部材36の先端小径ねじ部36A
を挿入し、このねじ部36Aにナット48を螺合するこ
とによりばね受け部材38をスタッド部材36の先端に
固定する。この後、ガイド棒37からストッパピン41
を引き抜くと、本体34はばね39の弾発力によりスタ
ッド部材36で案内されつつガイド棒37と共に取付部
30B側に前進し、図13の状態になる。また、図13
の状態から本体34をばね39に抗して後退させ、ばね
受け部材38の背後に突出したガイド棒37の小孔40
にストッパピン41を挿入することにより、図12の状
態に戻すことができる。
【0041】このため、被動スプロケット42、駆動ス
プロケット46、開閉機45を備えた本体34は、取付
部30Bに対して進退自在となっている。
【0042】巻取部10に前記シート5,6を巻き取っ
てシャッターカーテン4を製造するときには、巻取部1
0をクレーン等の装置で持ち上げて図14に示しように
施工装置30の一対の取付部30Cに架設する。次い
で、駆動手段30Cの本体34をストッパピン41の引
き抜きで図12の状態から図13の状態に前進させる。
これにより、被動スプロケット42の中心穴42Aに形
成されていたセレーションが巻取部10の軸部10Aの
セレーション10Bと係合し、両者は回転方法に連結さ
れる。
【0043】この後、前記作業台25を施工装置30に
近づけることにより作業台25に載せていたシート5を
巻取部10の真下に位置させ、シート5の端部に連結さ
れている吊り元16の構成部材16Aを図15に示すと
おり止着具50で巻取部10に結合する。次いで駆動手
段30Cの開閉機45のモータを回転させると、この回
転は駆動手段30Cの駆動スプロケット46、チェーン
47、被動スプロケット42を介して巻取部10に伝達
されるため、図16のようにシート5は巻取部10に巻
き取られる。このとき、シート5は長さ方向に、言い換
えると巻取部10による巻き取り方向につづら折り状に
折り畳まれているため、巻取部10に巻き取られるとき
にシート5は自ずと展開され、この巻き取り作業を円滑
に行える。
【0044】シート5の下端部の袋部5Bがあらわれた
ら巻取部10の回転を停止させ、図17、図18で示す
中桟7の構成部材7A,7Bをシート5に結合する作業
を行う。具体的に説明すると、断面コ字形状の構成部材
7Aの内部に袋部5Bを入れた後、この構成部材7Aの
開口部を構成部材7Bの折曲部51で塞ぎ、両構成部材
7A,7Bを止着具52で互いに結合する。これによ
り、袋部5Bに挿入されている係止部材27の係止作用
で構成部材7Aと7Bはシート5の下端部に連結され、
巻取部10を少し回転させると、図19で示す状態とな
る。
【0045】この後、図20で示すように作業台25に
もう1つのシート6を載せる。このシート6の長さ方向
両端部にも予め袋部6A,6Bが形成されており、袋部
6Aには図7で示した係止部材26,27と同様の係止
部材53を挿入し、袋部6Bには図2で示した水切り2
0の板材からなる構成部材20Bを挿入する。また、図
10で示した抜け止め具18をシート6の左右端部に複
数個取り付ける作業も行う。
【0046】そして、図21で示すようにシート6の袋
部6Aを中桟7の構成部材7Bの凹部54に入れ、この
凹部53の開口部を構成部材7Cで塞ぐとともに、構成
部材7Bと7Cを止着具55で互い結合する。これによ
り、袋部6Aに挿入されている係止部材53の係止作用
でシート6の上端部に中桟7が連結され、2枚のシート
5と6は中桟7で長さ方向に並設連結されることにな
る。
【0047】この後、巻取部10を再度回転させ、2枚
のシート5と6からなるシャッターカーテン4の全部を
図22で示すとおり巻取部10に巻き取る。
【0048】以上において、巻取部10で巻き取られる
2枚のシート5,6は、巻き取られ前に中桟7で連結さ
れるのではなく、初めにシート5を巻取部10に巻き取
り、次いでシート5の下端部に中桟7を介してシート6
を連結した後、シート6の巻取部10への巻き取りを引
き続いて行うため、つづら折り状の折り畳まれたシート
5と6を作業台25に載せたまま巻き取り作業を行え、
巻取部10に巻き取る前にシート5と6を展開してこれ
らのシート5,6を連結した場合に必要な大きな作業ス
ペースが不要となり、スペース上有利である。
【0049】また、シート5と6からなるシャッターカ
ーテン4の巻取部10への巻き取り作業は施工装置30
が配置された場所で行え、図1で示す建物用シャッター
1の設置場所の天井裏の狭い箇所8で行うのではなく、
周囲が大きく開放されている場所で行うことができるた
め、シャッターカーテン4の巻き取り作業を簡単かつ効
率的に行え、さらに、施工装置30にはキャスタ31が
設けられているため、巻取部10へのシャッターカーテ
ン4の巻き取り作業を、施工装置30を任意な場所へ移
動させて行うことができる。
【0050】以上の作業後、中桟7に、巻取部10とシ
ャッターカーテン4が建物用シャッター1の設置場所に
配置されたときに図1で示すガイドレール17の内部に
挿入される前述の薄厚の延長部材を取り付ける作業と、
水切り20の構成部材20Bに図2で示す構成部材20
Aと20Cを止着具56で取り付ける作業とが行われ
る。なお、これらの作業は、巻取部10とシャッターカ
ーテン4を建物用シャッター1の設置場所に配置した後
に行ってもよい。
【0051】この後、巻取部10が施工装置30の取付
部30Bに架設されているときに、図23で示すよう
に、巻き取られているシャッターカーテン4ごと巻取部
10を保護シート57で梱包する。次いで、図24に示
すとおりクレーン等の装置58で巻取部10を施工装置
30から取り外す作業を行う。この作業を行うときは、
施工装置30の駆動手段30Cの本体34を図13の状
態から図12の状態へ後退させる。これにより、被動ス
プロケット42は巻取部10の軸部10Aのセレーショ
ンから外れ、施工装置30の取付部30Bからの巻取部
10の取り外しを所定とおり行える。
【0052】以上のようにシャッターカーテン製造工場
で巻取部10にシャッターカーテン4を巻き取った後、
これらをトラック等で建物用シャッター1の設置場所に
運ぶ。この設置場所では巻取部10をクレーン等の装置
で図1で示す天井裏の箇所8に搬入し、巻取部10を内
部に収納するシャッターボックス9の組立時に巻取部1
0の両端軸部10Aをブラケット11で回転自在に支持
し、巻取部10からの保護シート57の取り外しなどの
作業を行う。そして、巻取部10の一方の軸部10Aに
前述したスプロケット12に取り付け、このスプロケッ
ト12をシャッターボックス9に取り付けた開閉機14
のスプロケット15に図2のチェーン13で連結する。
【0053】壁2へのガイドレール17の取り付け等の
所定の作業が終了した後、開閉機14のモータを回転さ
せると、シャッターカーテン4は巻取部10から繰り出
され、水切り20の両端を挿入させたガイドレール17
で案内されながらシャッターカーテン4は、モータの正
回転、逆回転で上下動することになり、建物用シャッタ
ー1が完成する。
【0054】なお、天井裏の箇所8には巻取部10を回
転自在に支持するブラケット11と開閉機14を配置
し、シャッターボックス9を省略してもよい。
【0055】図25、図26は別実施形態に係るシャッ
ターカーテン60を示す。この実施形態に係るシャッタ
ーカーテン60は、図26で示すように、金属製のスラ
ット61を複数個上下方向に連設して形成されたスラッ
ト連設体62と、スラット連設体62の下部に連結具6
3で連結されたシート64と、シート64の下部に中桟
65で連結され、下端に水切り66が取り付けられたシ
ート67とからなる。シート64,67は、前記実施形
態に係るシャッターカーテン4のシート5,6と同様
に、耐火性を有するシリカクロス製又はガラスクロス製
等の布に耐火塗料、防水塗料を塗布して形成されてい
る。
【0056】なお、前述した実施形態と同じく、建物用
シャッターが非防災用のものである場合には、シート6
4,67に相当する部分は塩化ビニルやウレタン等の合
成樹脂で形成される。また、防災用と非防災用の両方に
おいて、シート64,67に相当する部分を金属細線材
を組み合わせたものとしてもよい。
【0057】スラット連設体62は、図25で示すとお
り複数のスラット61のうちの最上段のスラット61A
がボルト68で巻取部69に結合されることにより、巻
取部69に連結されている。また、図26で示すように
スラット連設体62とシート64との連結具63は、ス
ラット連設体62側の構成部材63Aとシート64側の
構成部材63Bとからなり、これらの部材63Aと63
Bを止着具で結合することによりスラット連設体62と
シート64との連結がなされるようになっている。
【0058】この実施形態のシャッターカーテン60で
は、前記水切り66が床に接触する全閉までシャッター
カーテン60が下降したときでも、図25に示すように
スラット連設体62は巻取部69に1回巻かれており、
言い換えると、この実施形態ではスラット連設体62が
前記実施形態の吊り元に相当している。シート64又は
67が損傷し、これを交換するときは、巻取部69が図
示しない開閉機で1回回転することによりスラット連設
体62が図26で示すように天井下にあらわれ、左右の
ガイドレール70の間隔よりも短い連結具63の構成部
材63Aと63Bを分離することにより、シート64,
67を取り外すことができるようになっている。
【0059】この実施形態のシャッターカーテン60
も、予めシャッターカーテン製造工場でスラット連設体
62、シート64,67が順次連結されながら巻取部6
9に巻き取られることによりこの工場で生産され、そし
て図26で示す建物用シャッターの設置建物の天井裏の
所定箇所に配置される。
【0060】図27〜30は、シャッターカーテン製造
工場で巻取部に巻き取られたシャッターカーテンを建物
用シャッターの設置建物に運ぶときの実施形態である。
【0061】図27の実施形態では、巻取部80に巻き
取られたシャッターカーテンを保護シート81で梱包す
るとともに、巻取部80の両端部に保護シートまたは保
護キャップ等による保護部材82を被せ、これによりシ
ャッターカーテンを形成しているシートの両端縁も保護
するようにしている。
【0062】図28の実施形態では、巻取部83に巻き
取られたシャッターカーテン84の下端に金属製の水切
り85が取り付けられている場合に、シャッターカーテ
ン84を保護シート86で梱包するとともに、この保護
シート86の一端部86Aを水切り85を包むように折
り曲げている。これによると、シャッターカーテン84
を形成するシート87に水切り85が直接接触するのを
保護シート86の2枚分で有効に防止でき、シート87
が運搬時等に損傷するのを防ぐことができる。
【0063】図29は、保護シートで梱包されたシャッ
ターカーテンを巻き取っている複数個の巻取部90をト
ラックの荷台等に載せて運ぶときの実施形態である。上
部に半円形の凹部91Aが形成されたブロック91と、
上下部に半円形の凹部92A,92Bが形成されたブロ
ック92とを用意し、間隔をあけて配置した2個のブロ
ック91のそれぞれの上にブロック92を積み重ね、こ
の積み重ね時にブロック91の凹部91Aに巻取部90
の端部を載せ、その上に積み重ねたブロック92の凹部
92Aに別の巻取部90の端部を載せ、その上にさらに
積み重ねたブロック92の凹部92Aにさらに別の巻取
部90の端部を載せることを繰り返す。
【0064】この実施形態によると、複数の巻取部90
を上下に段積みして運ぶことができ、運搬スペース上有
効である。
【0065】図30の実施形態では、中央に穴94Aが
形成された2個のブロック94を用意し、これらのブロ
ック94の穴94Aに巻取部90の両端部を挿入し、巻
取部90を2個のブロック94で支持している。この実
施形態は、同じトラック等で1個又は複数個の巻取部9
0を独立状態で運ぶときに適している。
【0066】図29及び図30の実施形態におけるブロ
ック91,92,94は、運搬時等の衝撃が巻取部に伝
わるの防止するため、発泡樹脂等による柔軟材料で形成
することが好ましい。
【0067】以上の各実施形態において、シャッターカ
ーテンが中桟で連結される2枚にシートを含んで形成さ
れる場合には、中桟の構造は図2等で示されたものに限
定されず、2枚のシートを連結できるものであれば任意
な構造でよい。
【0068】また、巻取部にシャッターカーテンを巻き
取るための施工装置は、図11等で示されたものに限定
されず、例えば、長さが異なる各種の巻取部に対応でき
るように、巻取部が架設される一対の取付部の間隔を変
更できるようにしたものでよく、また、シート等のシャ
ッターカーテンの構成部材を載せるための作業台を備え
たものでもよく、任意な構造、形状とすることができ
る。
【0069】
【発明の効果】本発明によると、シャッターカーテン等
の開閉体を巻取部等の格納装置に予め格納し、この後、
この格納装置を開閉体で開閉される空間の境界位置を臨
む所定の箇所に配置するため、開閉体の施工作業を容易
に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る施工作業が実施され
た開閉装置である建物用シャッターの壁等を断面で示し
た全体正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1で示された開閉体であるシャッターカーテ
ンを形成するシートを、シート製造工場からシャッター
カーテン製造工場へ運ぶときに折り畳む作業の第1段階
を示す斜視図である。
【図4】図3の次ぎの第2段階を示す斜視図である。
【図5】図4の次ぎの第3段階を示す斜視図である。
【図6】シャッターカーテン製造工場でシートを作業台
に載せた状態を示す斜視図である。
【図7】図6の次ぎにシートの端部の袋部に係止部材を
挿入することを示す斜視図である。
【図8】袋部に係止部材が挿入されていることを示すシ
ートの側面図である。
【図9】シートの上端部に吊り元を取り付ける作業を示
す斜視図である。
【図10】シートの側端部に抜け止め具を取り付ける作
業を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る施工装置を示す斜
視図である。
【図12】施工装置の駆動手段が格納装置を構成する巻
取部の軸部から離れているときを示す正面図である。
【図13】駆動手段が巻取部の軸部に接続されたときを
示す正断面図である。
【図14】施工装置の取付部に巻取部を架設し、シャッ
ターカーテンを形成するシートを載せた作業台を施工装
置まで移動させた状態を示す斜視図である。
【図15】吊り元を巻取部に結合してシートを巻取部に
巻き取る作業の第1段階を示す側断面図である。
【図16】図15の次の第2段階を示す側断面図であ
る。
【図17】シートの下端に中桟を連結する図16の次の
第3段階を示す側断面図である。
【図18】図17の要部拡大図である。
【図19】図18から巻取部を少し回転させた状態を示
す側断面図である。
【図20】中桟の下に連結される次ぎのシートを示す図
8と同様の図である。
【図21】中桟で2枚のシートを連結する作業を示す側
断面図である。
【図22】2枚のシートからなるシャッターカーテンの
全部を巻取部に巻き取った状態を示す側断面図である。
【図23】シャッターカーテンを保護シートで梱包した
状態を示す側断面図である。
【図24】シャッターカーテン付き巻取部を施工装置か
ら取り外す作業を示す側面図である。
【図25】別実施形態に係るシャッターカーテンのスラ
ット連設体が巻取部に巻かれている状態を示す側断面図
である。
【図26】図25の実施形態に係るシャッターカーテン
の全体をスラット連設体とシートとを分離して示した図
1と同様の図である。
【図27】シャッターカーテンを巻き取った巻取部の運
搬時に巻取部の両端部に保護部材を被せた実施形態を示
す斜視図である。
【図28】巻取部に巻き取られたシャッターカーテンの
端部の水切りを保護シートで包んで巻取部を運搬する実
施形態を示す側面図である。
【図29】シャッターカーテンを巻き取った巻取部を上
下に複数個段積みして運搬する実施形態を示す斜視図で
ある。
【図30】シャッターカーテンを巻き取った巻取部を独
立状態で運搬する実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 開閉装置である建物用シャッター 4,60,84 開閉体であるシャッターカーテン 5,6,64,67,87 シート状部材であるシート 7 中桟 8 格納装置が配置される箇所 10,69,80,83,90, 格納装置を構成する
巻取部 14,45 開閉機 16 吊り元 20 水切り 30 施工装置 30A 本体 30B 取付部 30C 駆動手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間の境界位置に臨む箇所に配置された
    格納装置から繰り出し及び格納自在となっていてこの繰
    り出し及び格納動作により前記境界位置を開閉する開閉
    体を前記箇所に配置するための開閉装置の開閉体施工方
    法であって、予め前記開閉体を前記格納装置に格納し、
    次いでこの格納装置を前記箇所に配置することを特徴と
    する開閉装置の開閉体施工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の開閉装置の開閉体施工
    方法において、前記開閉体は少なくとも一部がシート状
    部材で形成され、前記格納装置に格納されるこのシート
    状部材を、長さ方向につづら折り状に折り畳んで前記格
    納装置に格納するための作業場所に運び、この後、前記
    格納装置にこのシート状部材を格納する作業を行うこと
    を特徴とする開閉装置の開閉体施工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の開閉装置の開閉体施工
    方法において、前記開閉体は建物用シャッターのシャッ
    ターカーテンであって、前記格納装置はこのシャッター
    カーテンを巻き取る巻取部を含むものであることを特徴
    とする開閉装置の開閉体施工方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の開閉装置の開閉体施工
    方法において、前記シャッターカーテンは、前記巻取部
    への巻き取り方向である長さ方向に並設された複数のシ
    ート状部材を含んで形成され、これらのシート状部材
    を、長さ方向につづら折り状にかつ幅方向に少なくとも
    1回折り畳んで前記巻取部に巻き取るための作業場所に
    運び、この後、前記複数のシート状部材のうちの前記巻
    取部に最も近いシート状部材をこの巻取部に巻き取り、
    次いでこのシート状部材に前記巻取部に2番目に近いシ
    ート状部材を連結し、この後、前記巻取部へのシート状
    部材巻き取り作業を引き続いて行うことを特徴とする開
    閉装置の開閉体施工方法。
  5. 【請求項5】 空間の境界位置に臨む箇所に配置される
    ことになる巻取部を含んで構成される格納装置を着脱自
    在に取り付け可能となった取付部と、この取付部に取り
    付けられた前記巻取部を回転させ、前記境界位置を開閉
    することになる開閉体をこの巻取部に巻き取るための駆
    動手段とを備えることを特徴とする開閉装置の開閉体施
    工装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の開閉装置の開閉体施工
    装置において、前記開閉体は建物用シャッターのシート
    状部材を含んで形成されたシャッターカーテンであるこ
    とを特徴とする開閉装置の開閉体施工装置。
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