JP2008207512A - サーマルヘッド支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ドライバ等の工具を必要とせず、サーマルヘッドの取り付けと、サーマルヘッドに駆動信号を供給するためのコネクタの接続とを一連の作業で行うことができるサーマルヘッド支持装置を提供することを課題とする。
【解決手段】被印字媒体Pの搬送方向下流側からサーマルヘッド11が挿入されるスロット部121が形成されたヘッド取り付け部12と、スロット部121の奥側に配設され、スロット部121へのサーマルヘッド11の挿入に伴ってサーマルヘッド11に接続されるコネクタ部122と、スロット部121に挿入されたサーマルヘッド11をコネクタ部122に案内するガイドレール123とを設けることにより、スロット部121へのサーマルヘッド11の取り付けに伴って、サーマルヘッド11がガイドレール123によって案内され、サーマルヘッド11にコネクタ部122が接続される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、サーマルヘッドを用いて印字を行うプリンタにおけるサーマルヘッド支持装置に関し、とくにプラテンローラに対する位置を調整可能な状態でサーマルヘッドを支持するサーマルヘッド支持装置に関するものである。
一般に、サーマルヘッドを用いて印字を行うプリンタは、プラテンローラとサーマルヘッドとの間にラベル連続体やタグ連続体等の被印字媒体を挟持搬送することで、被印字媒体に所定の印字情報を印字するものであり、サーマルヘッドは、発熱素子がプラテンローラに対向するように、サーマルヘッド支持装置によって支持されている。
従来、サーマルヘッド支持装置へのサーマルヘッドの取り付けは、ネジによって直接取り付けたり、サーマルヘッドにネジで取り付けられたスペーサーと称される連結部材を用いて取り付けたりしていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、サーマルヘッド支持装置へのサーマルヘッドの取り付けに際し、ドライバ等の工具が必要であると共に、サーマルヘッドを取り付けた後、サーマルヘッドに駆動信号を供給するためのコネクタを接続しなければならず、サーマルヘッドの取り付け作業が煩雑なものになってしまうという問題点があった。
特開平11−216889号公報
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドライバ等の工具を必要とせず、サーマルヘッドの取り付けと、サーマルヘッドに駆動信号を供給するためのコネクタの接続とを一連の作業で行うことができるサーマルヘッド支持装置を提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、プラテンローラとの間で被印字媒体を挟持搬送して印字を行うサーマルヘッドを支持するサーマルヘッド支持装置であって、前記被印字媒体の搬送方向下流側からサーマルヘッドが挿入されるスロット手段と、該スロット手段の奥側に配設され、前記スロット手段への前記サーマルヘッドの挿入に伴って前記サーマルヘッドに接続されるコネクタ手段と、前記スロット手段に挿入された前記サーマルヘッドを前記コネクタ手段に案内するガイド手段とを具備することを特徴とするサーマルヘッド支持装置に存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記スロット手段に挿入された前記サーマルヘッドをロックするロック手段を具備することを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッド支持装置に存する。
また請求項3記載の発明の要旨は、前記スロット手段は、前記プラテンローラとの位置を調整可能なヘッド位置調整手段と一体化されていることを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルヘッド支持装置に存する。
また請求項4記載の発明の要旨は、前記スロット手段への前記サーマルヘッドの挿入方向と同一の方向からの操作によって、前記スロット手段から前記サーマルヘッドを排出させるイジェクト手段を具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のサーマルヘッド支持装置に存する。
本発明のサーマルヘッド支持装置は、被印字媒体の搬送方向下流側からサーマルヘッドが挿入されるスロット手段と、スロット手段の奥側に配設され、スロット手段へのサーマルヘッドの挿入に伴ってサーマルヘッドに接続されるコネクタ手段と、スロット手段に挿入されたサーマルヘッドをコネクタ手段に案内するガイド手段とを設けることにより、スロット手段へのサーマルヘッドの取り付けに伴って、サーマルヘッドがガイド手段によって案内され、サーマルヘッドにコネクタ手段が接続されるため、ドライバ等の工具を必要とせず、サーマルヘッドの取り付けと、サーマルヘッドに駆動信号を供給するためのコネクタの接続とを一連の作業で行うことができるという効果を奏する。
さらに、本発明のサーマルヘッド支持装置は、スロット手段に挿入されたサーマルヘッドをロックするロック手段を設けることにより、スロット手段に挿入されたサーマルヘッドの脱落や、コネクタ手段との接続不良を防止することができるという効果を奏する。
さらに、本発明のサーマルヘッド支持装置は、スロット手段と、プラテンローラとの位置を調整可能なヘッド位置調整手段とを一体化するように構成することにより、サーマルヘッドを取り外しても、ヘッド位置調整手段による位置調整が維持されるため、サーマルヘッドを交換した際に、プラテンローラに対する位置調整を改めて行う必要がなく、サーマルヘッドの交換を容易に行うことができるという効果を奏する。
さらに、本発明のサーマルヘッド支持装置は、スロット手段へのサーマルヘッドの挿入方向と同一の方向からの操作によって、スロット手段からサーマルヘッドを排出させるイジェクト手段を設けることにより、スロット手段からのサーマルヘッドの取り外しと、スロット手段へのサーマルヘッドの取り付けとを同一の方向から簡単に行うことができ、不慣れなユーザでもサーマルヘッドの交換を容易に行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るサーマルヘッド支持装置の実施の形態を装備したプリンタの要部構成を示す概略側面図であり、図2は、図1に示すサーマルヘッド支持装置におけるヘッド圧調整部の構成を示す分解斜視図であり、図3は、図1に示すサーマルヘッド支持装置におけるヘッド位置調整部の構成を示す分解斜視図であり、図4は、図3に示すヘッド取り付け部へのサーマルヘッドの取り付け方法を説明する説明図であり、図5は、図3に示すヘッド取り付け部の構成を示す斜め下方から見た斜視図である。
本実施の形態のサーマルヘッド支持装置2は、図1を参照すると、サーマルヘッド11を支持する支持手段であり、複数枚のラベルが帯状台紙に仮着されているラベル連続体やタグ連続体等の被印字媒体Pにサーマルヘッド11を用いて印字を施すプリンタ1に装備されている。プリンタ1は、感熱発色印字方式の印字装置であり、ロールに巻き回した状態の被印字媒体Pが装填される供給部101を備え、供給部101から繰り出された被印字媒体Pをプラテンローラ10とサーマルヘッド11との間で挟持搬送し、サーマルヘッド11の発熱体を選択的に発熱させることにより、被印字媒体Pを感熱発色させて所望の文字、バーコード等の印字を施すように構成されている。なお、プリンタ1としては、熱転写リボンと被印字媒体Pとをプラテンローラ10とサーマルヘッド11との間に挟持搬送し、熱転写リボンのインクを被印字媒体Pに転写させて印字を施す熱転写方式を採用するようにしても良い。
また、プリンタ1は本体筐体102と、本体筐体102の後方側、すなわち被印字媒体Pの搬送方向上流側に配設されている回動軸103に軸支され、本体筐体102を開閉する上部筐体104とを備え、図1(b)に示すように、上部筐体104を開くことにより、解放された被印字媒体Pの搬送方向下流側の空間から、サーマルヘッド11や被印字媒体Pの装填等のメンテナンス作業を行うことができるようになっている。
サーマルヘッド支持装置2は、図2および図3を参照すると、サーマルヘッド11のヘッド圧を調整するヘッド圧調整部3と、サーマルヘッド11のプラテンローラ10に対する相対的な位置を調整するヘッド位置調整部4と、サーマルヘッド11が取り付けられるヘッド取り付け部12とで構成されている。
ヘッド圧調整部3は、図2を参照すると、カム固定プレート5と、ベースプレート6と、一対の圧力プレート7と、一対のヘッド付勢用スプリング8とを備え、ヘッド位置調整部4は、図3を参照すると、ヘッド取り付け部12を固定するメイン固定プレート9およびヘッド移動プレート13を備えている。
カム固定プレート5には、図2を参照すると、一対のヘッド圧可変カム14が軸着され、可変つまみ15を回動することにより、ヘッド圧可変カム14が所定角度だけ回動されるようになっている。
ベースプレート6は、本体筐体102に取り付けた主軸16に軸支されており、図示しないヘッド開閉機構を操作することによってヘッド圧調整部3、ヘッド位置調整部4およびヘッド取り付け部12が一緒になって開閉され、サーマルヘッド11をプラテンローラ10に対して接離させることで、被印字媒体Pの装填や清掃等のメンテナンス作業を行うことが可能になっている。
圧力プレート7は、ベースプレート6に取り付けた圧力プレート回動軸17に軸支されている。圧力プレート7には、ベースプレート6に開口形成したカム用窓18を介してヘッド圧可変カム14がその表面側に当接すると共に、その裏面側にヘッド付勢用スプリング8が位置している。
図3を参照すると、メイン固定プレート9の表面側には、ヘッド移動プレート13が位置し、裏面側には、ヘッド取り付け部12が位置している。メイン固定プレート9の表面の略中央部に3本のガイドピン19を植設してあると共に、メイン固定プレート9の左右端部には、側壁部20がそれぞれ形成され、表面の左右の端部には一対の第1の調節ネジ取り付け片21がそれぞれ形成されている。
ヘッド取り付け部12は、被印字媒体Pの搬送方向、すなわち図3に示す矢印Fの方向に前後させることにより、取り付けられたサーマルヘッド11の発熱素子とプラテンローラ10との相対的位置を可変とし、プラテンローラ10との平行度および被印字媒体Pの搬送方向における相対位置などを調節することができるようになっている。
ヘッド移動プレート13は、左右の端部に一対の第2の調節ネジ取り付け片23が形成され、図2に示すように、メイン固定プレート9、ヘッド取り付け部12およびヘッド移動プレート13が組み付けられた際に、被印字媒体Pの搬送方向、図2に矢印Eで示す方向において第2の調節ネジ取り付け片23がメイン固定プレート9の第1の調節ネジ取り付け片21に対向するようになっている。
メイン固定プレート9の第1の調節ネジ取り付け片21と、ヘッド移動プレート13の第2の調節ネジ取り付け片23との間には、図2および図3に示すように、調節ネジ24および圧縮スプリング25がそれぞれ介装されている。すなわち、被印字媒体Pの搬送方向前方側に位置する第2の調節ネジ取り付け片23に、調節ネジ24を前方側から挿通するネジ貫挿孔26が形成されていると共に、被印字媒体Pの搬送方向後方側に位置する第1の調節ネジ取り付け片21に、調節ネジ24が係合する雌ネジ孔27が形成されている。
メイン固定プレート9の表面に位置するヘッド移動プレート13には、中央部に形成した矩形状切欠き部28が形成されており、矩形状切欠き部28にメイン固定プレート9のガイドピン19が位置するようになっている。図2に示すように、3本のガイドピン19の内、左右2本のガイドピン19にヘッド付勢用スプリング8をはめ、ヘッド圧調整部3の閉鎖によってヘッド付勢用スプリング8の付勢力によるサーマルヘッド11およびプラテンローラ10の間の押圧力を発生する。すなわち、圧力プレート7の先端部には、第1のピン挿通孔29が形成されていると共に、ベースプレート6に第2のピン挿通孔30が形成されており、ガイドピン19を、圧力プレート7とメイン固定プレート9との間にヘッド付勢用スプリング8を介装して、第1のピン挿通孔29および第2のピン挿通孔30に挿通し、ガイドピン19の頂部をE型ワッシャ31で固定することにより、ガイドピン19がベースプレート6に固定され、メイン固定プレート9全体がベースプレート6に固定される。なお、ヘッド付勢用スプリング8による押圧力は、可変つまみ15を操作してヘッド圧可変カム14を所定角度だけ回動することにより、圧力プレート7およびヘッド付勢用スプリング8を介してこれを可変とすることができる。換言すれば、ヘッド圧調整部3により、メイン固定プレート9をプラテンローラ10方向に所定の押圧力で付勢可能としてある。
ヘッド移動プレート13には、被印字媒体Pの搬送方向に直交する方向に長い左右一対ネジ取り付け片調節用長孔32が形成されており、ネジ取り付け片調節用長孔32に一体化ネジ33およびカラー34を挿通可能としてある。また、メイン固定プレート9には、ヘッド移動プレート13のネジ取り付け片調節用長孔32に交差可能で被印字媒体Pの搬送方向に長い左右一対の調節用ガイド長孔35が形成されており、調節用ガイド長孔35に一体化ネジ33およびそのカラー34を挿通可能としてある。なお、カラー34の長さは、ヘッド移動プレート13およびメイン固定プレート9の合計厚さと同等の長さを有する。
従って、ヘッド移動プレート13のネジ取り付け片調節用長孔32およびメイン固定プレート9の調節用ガイド長孔35に一体化ネジ33およびカラー34を挿通すると共に、ヘッド取り付け部12の一体化用ネジ孔36に一体化ネジ33を係合することにより、メイン固定プレート9の表面および裏面側において、ヘッド移動プレート13とヘッド取り付け部12とが一体化され、これにより、ヘッド取り付け部12およびヘッド移動プレート13が、メイン固定プレート9を挟んで一体化ネジ33によって固定される。
ヘッド取り付け部12およびヘッド移動プレート13をメイン固定プレート9に固定した状態において、調節用ガイド長孔35内に一体化ネジ33およびカラー34が挿通されているため、一体化ネジ33をわずかにゆるめることにより、ヘッド取り付け部12がメイン固定プレート9の裏面に対して被印字媒体Pの搬送方向に摺接移動可能であると共に、ヘッド移動プレート13がヘッド取り付け部12と一体的にメイン固定プレート9の表面9Aに対して被印字媒体Pの搬送方向に摺接移動可能である。
また、一体化ネジ33およびカラー34をネジ取り付け片調節用長孔32に挿通してあるので、一体化ネジ33をわずかにゆるめることにより、メイン固定プレート9とヘッド移動プレート13との被印字媒体Pの搬送方向に直角な方向における互いの相対位置を調節することができ、第2の調節ネジ取り付け片23のネジ貫挿孔26と、第1の調節ネジ取り付け片21の雌ネジ孔27との相対位置を、調節ネジ24が挿通可能になるように合わせることができる。さらに、ベースプレート6には、左右一対のネジ調整用窓40が形成されており、プリンタ1の組み立て後であっても、ネジ調整用窓40を通して一体化ネジ33の操作ができるようになっている。
プラテンローラ10に対する、ヘッド取り付け部12に取り付けられたサーマルヘッド11の被印字媒体Pの搬送方向における相対位置を調節する場合には、一体化ネジ33をわずかにゆるめると共に、左右一対の調節ネジ24をそれぞれ回転操作することにより、メイン固定プレート9に対するヘッド移動プレート13およびヘッド取り付け部12の位置を無段階的に調節する。調節ネジ24を時計方向に回転させれば、第1の調節ネジ取り付け片21および第2の調節ネジ取り付け片23が接近してサーマルヘッド11をプラテンローラ10に対して後方に移動させることができ、反時計方向に回転させれば、スプリングの付勢力により第1の調節ネジ取り付け片21および第2の調節ネジ取り付け片23が離間してサーマルヘッド11をプラテンローラ10に対して前方に移動させることができる。この調節ののち一体化ネジ33を再度締め付けて調節状態を固定する。なお、この調節作業は、基本的にはプリンタ製造工場の組み立て時においてこれを行うものであるが、プリンタ1として組み立てた後であっても、ベースプレート6のネジ調整用窓40から一体化ネジ33を操作すると共に、目盛り39を確認しつつ調節作業を行うことができる。
サーマルヘッド11のヘッド取り付け部12への取り付けは、前面側、すなわち上部筐体104を開くことにより解放された被印字媒体Pの搬送方向下流側から、図4(a)に示すように、サーマルヘッド11をスライドさせながら挿入するスロット方式となっており、ヘッド取り付け部12は、図3乃至図5を参照すると、前面側からサーマルヘッド11が挿入されるスロット部121と、スロット部121の奥側に配設され、サーマルヘッド11のコネクタ部111を差し込み接続するコネクタ部122と、スロット部121に挿入されたサーマルヘッド11をコネクタ部122へと案内すると共に、スロット部121に挿入されたサーマルヘッド11の位置決めを行うためにスロット部121の両側に形成されている一対のガイドレール123と、スロット部121に挿入されたサーマルヘッド11をロックするロック爪124と、サーマルヘッド11を排出するためのイジェクト機構とを備えている。
サーマルヘッド11の両側には、スロット部121の両側に形成されている一対のガイドレール123がそれぞれ嵌入されるガイド溝112が形成されており、サーマルヘッド11をヘッド取り付け部12に取り付ける際には、ガイド溝112がヘッド取り付け部12のガイドレール123と平行になるようにサーマルヘッド11を保持し、ガイドレール123をガイド溝112に嵌入した後、ガイドレール123に沿ってサーマルヘッド11をスロット部121に挿入させる。サーマルヘッド11の両側に形成されているガイド溝112には、挿入方向位置決め面113が形成されており、図4(b)に示すように、ガイドレール123が挿入方向位置決め面113に当接して、サーマルヘッド11がヘッド取り付け部12に対して挿入方向で位置決めされるまで挿入させることにより、スロット部121の奥側に配設されているコネクタ部122にサーマルヘッド11のコネクタ部111が差し込まれ、スロット部121のコネクタ部122とサーマルヘッド11のコネクタ部111とが接続された状態になる。なお、サーマルヘッド11のヘッド取り付け部12に対する上下左右方向、すなわち挿入方向に直交する方向の位置決めは、ガイドレール123のガイド溝112への嵌入によってなされ、スロット部121の両側に形成されている一対のガイドレール123が、ヘッド取り付け部12とサーマルヘッド11との位置決め(挿入方向、上下左右方向)する位置決め手段として機能することになる。また、挿入方向位置決め面113をヘッド取り付け部12に設け、挿入方向位置決め面113とサーマルヘッド11とを当接させることにより、サーマルヘッド11がヘッド取り付け部12に対して挿入方向で位置決めされるようにしても良い。
また、サーマルヘッド11がヘッド取り付け部12に対して位置決めされた状態では、ヘッド取り付け部12のロック爪124がサーマルヘッド11に形成されている被係合部114に係合され、サーマルヘッド11が脱落しないようにロックされる。なお、ロック爪124は、前面側に設けられており、上部筐体104を開くことにより、解放された被印字媒体Pの搬送方向下流側から、ロック爪124を操作してのロック解除を行えるようになっている。
ヘッド取り付け部12のイジェクト機構は、ガイドレール123に沿って設置されたプッシュロッド125と、サーマルヘッド11の挿入方向に摺動するスライダ126と、プッシュロッド125に加えた力をスライダ126に伝える揺動クランクレバー127とを備えている。スライダ126は、挿入されたサーマルヘッド11をスロット部121から離脱させるための可動部材で、サーマルヘッド11に係合するべく下向きに突出した3個の排出爪128を有する。
スロット部121に差し込まれたサーマルヘッド11をスロット部121から離脱させるには、ロック爪124を操作してのロック解除しながら、プッシュロッド125を前面側から操作して押し込む。プッシュロッド125を操作してのロック解除を押し込むと、揺動クランクレバー127が枢軸129を中心に回転し、スライダ126を移動させる。スライダ126の移動に伴い、排出爪128がサーマルヘッド11を前方へ押し出すので、サーマルヘッド11は、ヘッド取り付け部12から離脱される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、被印字媒体Pの搬送方向下流側からサーマルヘッド11が挿入されるスロット部121が形成されたヘッド取り付け部12と、スロット部121の奥側に配設され、スロット部121へのサーマルヘッド11の挿入に伴ってサーマルヘッド11に接続されるコネクタ部122と、スロット部121に挿入されたサーマルヘッド11をコネクタ部122に案内するガイドレール123とを設けることにより、スロット部121へのサーマルヘッド11の取り付けに伴って、サーマルヘッド11がガイドレール123によって案内され、サーマルヘッド11にコネクタ部122が接続されるため、ドライバ等の工具を必要とせず、サーマルヘッド11の取り付けと、サーマルヘッド11に駆動信号を供給するためのコネクタ部122の接続とを一連の作業で行うことができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、スロット部121に挿入されたサーマルヘッド11をロックするロック爪124を設けることにより、スロット部121に挿入されたサーマルヘッド11の脱落や、コネクタ部122との接続不良を防止することができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、スロット部121と、プラテンローラ10との位置を調整可能なヘッド位置調整部4とを一体化するように構成することにより、サーマルヘッド11を取り外しても、ヘッド位置調整部4による位置調整が維持されるため、サーマルヘッド11を交換した際に、プラテンローラに対する位置調整を改めて行う必要がなく、サーマルヘッド11の交換を容易に行うことができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、スロット部121へのサーマルヘッド11の挿入方向と同一の方向からの操作によって、スロット部121からサーマルヘッド11を排出させるイジェクト機構を設けることにより、スロット部121からのサーマルヘッド11の取り外しと、スロット部121へのサーマルヘッド11の取り付けとを同一の方向から簡単に行うことができ、不慣れなユーザでもサーマルヘッド11の交換を容易に行うことができるという効果を奏する。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
本発明に係るサーマルヘッド支持装置の実施の形態を装備したプリンタの要部構成を示す概略側面図である。 図1に示すサーマルヘッド支持装置におけるヘッド圧調整部の構成を示す分解斜視図である。 図1に示すサーマルヘッド支持装置におけるヘッド位置調整部の構成を示す分解斜視図である。 図3に示すヘッド取り付け部へのサーマルヘッドの取り付け方法を説明する説明図である。 図3に示すヘッド取り付け部の構成を示す斜め下方から見た斜視図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 サーマルヘッド支持装置
3 ヘッド圧調整部
4 ヘッド位置調整部
5 カム固定プレート
6 ベースプレート
7 圧力プレート
8 ヘッド付勢用スプリング
9 メイン固定プレート
10 プラテンローラ
11 サーマルヘッド
12 ヘッド取り付け部
13 ヘッド移動プレート
14 ヘッド圧可変カム
15 可変つまみ
16 主軸
17 圧力プレート回動軸
18 カム用窓
19 ガイドピン
20 側壁部
21 第1の調節ネジ取り付け片
23 第2の調節ネジ取り付け片
24 調節ネジ
25 圧縮スプリング
26 ネジ貫挿孔
27 雌ネジ孔
28 矩形状切欠き部
29 第1のピン挿通孔
30 第2のピン挿通孔
31 E型ワッシャ
32 ネジ取り付け片調節用長孔
33 一体化ネジ
34 カラー
35 調節用ガイド長孔
36 一体化用ネジ孔
40 ネジ調整用窓
101 供給部
102 本体筐体
103 回動軸
104 上部筐体
111 コネクタ部
112 ガイド溝
113 挿入方向位置決め面
114 被係合部
121 スロット部
122 コネクタ部
123 ガイドレール
124 ロック爪
125 プッシュロッド
126 スライダ
127 揺動クランクレバー
128 排出爪
129 枢軸
P 被印字媒体

Claims (4)

  1. プラテンローラとの間で被印字媒体を挟持搬送して印字を行うサーマルヘッドを支持するサーマルヘッド支持装置であって、
    前記被印字媒体の搬送方向下流側からサーマルヘッドが挿入されるスロット手段と、
    該スロット手段の奥側に配設され、前記スロット手段への前記サーマルヘッドの挿入に伴って前記サーマルヘッドに接続されるコネクタ手段と、
    前記スロット手段に挿入された前記サーマルヘッドを前記コネクタ手段に案内するガイド手段とを具備することを特徴とするサーマルヘッド支持装置。
  2. 前記スロット手段に挿入された前記サーマルヘッドをロックするロック手段を具備することを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッド支持装置。
  3. 前記スロット手段は、前記プラテンローラとの位置を調整可能なヘッド位置調整手段と一体化されていることを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルヘッド支持装置。
  4. 前記スロット手段への前記サーマルヘッドの挿入方向と同一の方向からの操作によって、前記スロット手段から前記サーマルヘッドを排出させるイジェクト手段を具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のサーマルヘッド支持装置。
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