JP3866350B2 - サーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置 - Google Patents

サーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置にかかるもので、とくにプラテンローラーに対するサーマルヘッドの位置を調整可能なサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にサーマルプリンターは、プラテンローラーとサーマルヘッドとの間にラベルあるいはタグなどの印字媒体を挟んで移送するとともにこの印字媒体に所定の印字情報を印字するものであるが、印字媒体の種類に応じて、あるいは組み立て誤差を修正するために、プラテンローラーおよびサーマルヘッドの平行度ないしは印字媒体の移送方向における相対位置などを調節する場合ある。
【0003】
こうしたサーマルヘッドのプラテンローラーに対する平行度ないし相対位置を調節可能なサーマルヘッド支持装置としては、以下の技術がある。
たとえば特開平4−357066号では、印字媒体の移送方向に対してふたつの異なる半径を有する回転位置決め部材を回転させることにより、サーマルヘッドの位置を調整可能としているが、サーマルヘッドの位置を二カ所にしか調整することができないという問題がある。
【0004】
また特開平8−156366号では、ネジなどによる微調整部材により、サーマルヘッドの位置を調整可能としているが、ネジなどをヘッドユニットに押し付けて調整するだけであるので調整状態の確保が困難な場合があるとともに、ヘッド支持体の形状が複雑でコストがかかり、プリンター本体にサーマルヘッド部分を取り付けたままで調整することは困難であるなどの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、サーマルヘッドのプラテンローラーに対する位置を簡単な操作で無段階的に調節可能なサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置を提供することを課題とする。
【0006】
また本発明は、サーマルヘッドの調節を行う調節ネジなどを外部に露出可能とし、サーマルヘッドをプリンター本体に取り付けたままでもその位置を調整可能としたサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置を提供することを課題とする。
【0007】
また本発明は、調節ネジなどによるサーマルヘッドの位置を調整した状態を確実に維持することができるようにしたサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置を提供することを課題とする。
【0008】
また本発明は、構成部材を単純な形状の各種のプレート材から構成するとともに、その加工形態も単純化することにより、組み立て性に優れ、かつ製造コストの低減が可能なサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、互いに対向する一対の片(第1の調節ネジ取付け片および第2の調節ネジ取付け片)の間に調節ネジおよびスプリングを介装すること、このうち一方の片(第1の調節ネジ取付け片)をメイン固定プレートを介してプリンター本体側に取り付けるとともに他方の片(第2の調節ネジ取付け片)をヘッド移動プレートを介してサーマルヘッド側に固定すること、および上記調節ネジを操作することによってサーマルヘッドの位置を調節可能とすることに着目したもので、プラテンローラーとサーマルヘッドとの間に移送される印字媒体に所定の印字情報を印字するサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置であって、上記サーマルプリンターのプリンター本体側に取り付けるとともに、左右端部に一対の第1の調節ネジ取付け片を形成してあるメイン固定プレートと、上記サーマルヘッドを取り付けてあるとともに、このメイン固定プレートの裏面に対して上記印字媒体の移送方向に摺接移動可能であるヘッド取付けプレートと、このヘッド取付けプレートと一体的に上記メイン固定プレートの表面に対して上記印字媒体の移送方向に摺接移動可能であるとともに、左右端部に一対の上記第1の調節ネジ取付け片に対向する一対の第2の調節ネジ取付け片を形成してあるヘッド移動プレートと、この一対の第2の調節ネジ取付け片および上記一対の第1の調節ネジ取付け片の間に介装する調節ネジおよびスプリングと、上記ヘッド移動プレートおよび上記メイン固定プレートの左右端部における互いの移動調節距離を確認可能な目盛り機構と、
前記ヘッド取付けプレートおよび前記ヘッド移動プレートは、前記メイン固定プレートを挟んで一体化ネジによりこれを互いに固定可能であり、かつ前記メイン固定プレートには、この一体化ネジおよびそのカラーを挿通可能であるとともに前記印字媒体の移送方向に長い調節用ガイド長孔を形成し、
前記ヘッド移動プレートには、前記一体化ネジおよび前記カラーを挿通可能であるとともに前記印字媒体の移送方向に直角な方向に長いネジ取付け片調節用長孔を形成してある
ことを特徴とするサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置である。
【0010】
上記メイン固定プレートを上記プリンター本体に取り付けるプレート支持機構を設けるとともに、このプレート支持機構は、上記メイン固定プレートを上記プラテンローラー方向に所定の押圧力で付勢可能とすることができる。
【0013】
上記目盛り機構は、ヘッド移動プレートに形成した指針部と、メイン固定プレートの対応部分に形成した目盛りと、を設けてあることができる。
【0014】
本発明によるサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置においては、メイン固定プレートを、たとえばプレート支持機構などを介してサーマルプリンターのプリンター本体側に設けるとともに、サーマルヘッドを取り付けてあるヘッド取付けプレートと一体的にヘッド移動プレートを設け、これらをメイン固定プレートに対して印字媒体の移送方向に摺接移動可能としてある。
さらに、メイン固定プレートの第1の調節ネジ取付け片と、ヘッド移動プレートの第2の調節ネジ取付け片とを対向させ、この間に調節ネジおよびスプリングを介装したので、この調節ネジを操作することにより、ヘッド移動プレートおよびヘッド取付けプレートとプリンター本体側に固定状態のメイン固定プレートとの相対位置を印字媒体の移送方向に対して調節することができ、ヘッド取付けプレートつまりサーマルヘッドをプラテンローラーに対してその相対位置を調整することができる。
しかも、調節ネジとともにスプリングを設けてあるので、その調節状態をスプリングの付勢力により確実に保持可能である。
【0015】
さらに、メイン固定プレートを挟んでその表裏面にヘッド移動プレートおよびヘッド取付けプレートを設けてあるので、ヘッド移動プレートおよびヘッド取付けプレートのメイン固定プレートに対する摺接移動を安定化することができるとともに、メイン固定プレートの表面側にヘッド移動プレートを介在させることでサーマルヘッドを取り付けたヘッド取付けプレートをメイン固定プレートの裏面に確実に取り付けておくことができる。
【0016】
また、メイン固定プレートの第1の調節ネジ取付け片、およびヘッド移動プレートの第2の調節ネジ取付け片などは、メイン固定プレートおよびヘッド移動プレートの端部を単純に折り曲げるだけでよいので、加工が容易であるとともに、サーマルヘッド支持装置全体をプレート部材により構成することができ、コストの低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態によるサーマルヘッド支持装置を装備したサーマルプリンター1を図1ないし図5にもとづき説明する。
図1は、サーマルプリンター1の要部側面図であって、サーマルプリンター1は、フレームなどによるプリンター本体2と、プレート支持機構3と、サーマルヘッド支持装置4と、を有する。
【0018】
図2は、プレート支持機構3の分解斜視図、図3は、サーマルヘッド支持装置4の分解斜視図であって、プレート支持機構3は、サーマルプリンター1のプリンター本体2にこれを設けてあるもので、カム固定プレート5と、ベースプレート6と、一対の圧力プレート7と、一対のヘッド付勢用スプリング8と、を有する。
サーマルヘッド支持装置4は、メイン固定プレート9と、プラテンローラー10に対向してサーマルヘッド11を取り付けるヘッド取付けプレート12と、ヘッド移動プレート13と、を有する。
【0019】
とくに図2に示すように、カム固定プレート5には、一対のヘッド圧可変カム14を軸着し、可変つまみ15を回動することにより、ヘッド圧可変カム14を所定角度だけ回動可能としている。
【0020】
ベースプレート6は、プリンター本体2に取り付けた主軸16のまわりにこれを軸支し、ヘッド開閉機構(図示せず)を操作することによってプレート支持機構3およびサーマルヘッド支持装置4をともに開閉し、サーマルヘッド11をプラテンローラー10に対して接離させ、印字媒体PおよびそのインキリボンRの装填を可能とする。
【0021】
圧力プレート7は、ベースプレート6に取り付けた圧力プレート回動軸17のまわりにこれを回動可能としてある。
圧力プレート7には、ベースプレート6に開口形成したカム用窓18を介してヘッド圧可変カム14がその表面側に当接するとともに、その裏面側にヘッド付勢用スプリング8が位置している。
【0022】
とくに図3に示すように、メイン固定プレート9はその表面9A側にヘッド移動プレート13が位置し、その裏面9B側にヘッド取付けプレート12が位置する。
メイン固定プレート9の表面9Aのほぼ中央部に3本のガイドピン19を植設してあるとともに、メイン固定プレート9の左右端部には側壁部20をそれぞれ形成し、表面9Aの左右の端部には一対の第1の調節ネジ取付け片21をそれぞれ形成してある。
【0023】
ヘッド取付けプレート12は、ヘッド取付けネジ22によってプラテンローラー10に対向するようにサーマルヘッド11を取り付けてあるとともに、このヘッド取付けプレート12を印字媒体Pの移送方向に沿って矢印Fのように前後させることにより、サーマルヘッド11の発熱素子とプラテンローラー10との相対的位置を可変とし、その平行度および印字媒体Pの移送方向における相対位置などを調節することができるようになっている。
【0024】
ヘッド移動プレート13は、その左右の端部に一対の第2の調節ネジ取付け片23を形成し、図2に示すようにメイン固定プレート9、ヘッド取付けプレート12およびヘッド移動プレート13を組み付けたときに、印字媒体Pの移送方向において第2の調節ネジ取付け片23が第1の調節ネジ取付け片21に対向可能としてある。
【0025】
この第1の調節ネジ取付け片21と第2の調節ネジ取付け片23との間には、図1および図2に示すように、調節ネジ24およびスプリング25(圧縮スプリング)をそれぞれ介装する。
すなわち、第2の調節ネジ取付け片23が印字媒体Pの移送方向前方側に位置して、ここに調節ネジ24をこの前方側から挿通するネジ貫挿孔26を形成し、第1の調節ネジ取付け片21が印字媒体Pの移送方向後方側に位置して、ここに調節ネジ24が係合する雌ネジ孔27を形成してある。
【0026】
ヘッド移動プレート13は、その中央部に形成した矩形状切欠き部28にメイン固定プレート9のガイドピン19を位置させ、図2に示すように、3本のガイドピン19のうちその左右2本のガイドピン19にヘッド付勢用スプリング8をはめ、プレート支持機構3の閉鎖によってヘッド付勢用スプリング8の付勢力によるサーマルヘッド11およびプラテンローラー10の間の押圧力を発生する。なおこの押圧力は、可変つまみ15を操作してヘッド圧可変カム14を所定角度だけ回動することにより、圧力プレート7およびヘッド付勢用スプリング8を介してこれを可変とすることができる。
換言すれば、プレート支持機構3により、メイン固定プレート9をプラテンローラー10方向に所定の押圧力で付勢可能としてある。
【0027】
また圧力プレート7の先端部には、第1のピン挿通孔29を形成するとともにベースプレート6に第2のピン挿通孔30を形成し、ガイドピン19を第1のピン挿通孔29および第2のピン挿通孔30に挿通して、ガイドピン19の頂部をE型ワッシャ31により固定して、ガイドピン19をベースプレート6に固定し、サーマルヘッド支持装置4のメイン固定プレート9全体をベースプレート6に固定してある。
【0028】
ヘッド移動プレート13に、印字媒体Pの移送方向に直角な方向に長い左右一対のネジ取付け片調節用長孔32を形成し、このネジ取付け片調節用長孔32に一体化ネジ33およびカラー34を挿通可能としてある。
さらに、メイン固定プレート9に、ネジ取付け片調節用長孔32に交差可能で印字媒体Pの移送方向に長い左右一対の調節用ガイド長孔35を形成し、この調節用ガイド長孔35に一体化ネジ33およびそのカラー34を挿通可能としてある。
なおカラー34の長さは、ヘッド移動プレート13およびメイン固定プレート9の合計厚さと同等の長さを有する。
【0029】
したがって、ヘッド移動プレート13のネジ取付け片調節用長孔32、およびメイン固定プレート9の調節用ガイド長孔35に一体化ネジ33およびカラー34を挿通するとともに、ヘッド取付けプレート12の一体化用ネジ孔36に一体化ネジ33を係合することにより、メイン固定プレート9の表面9Aおよび裏面9B側においてヘッド移動プレート13とヘッド取付けプレート12とを一体化することができる。
かくしてヘッド取付けプレート12およびヘッド移動プレート13は、メイン固定プレート9を挟んで一体化ネジ33によりこれを互いに固定可能である。
【0030】
この一体化した状態において、調節用ガイド長孔35内に一体化ネジ33およびカラー34が挿通されているため、一体化ネジ33をわずかにゆるめることにより、ヘッド取付けプレート12がメイン固定プレート9の裏面9Bに対して印字媒体Pの移送方向に摺接移動可能であるとともに、ヘッド移動プレート13がヘッド取付けプレート12と一体的にメイン固定プレート9の表面9Aに対して印字媒体Pの移送方向に摺接移動可能である。
【0031】
また、一体化ネジ33およびカラー34をネジ取付け片調節用長孔32に挿通してあるので、一体化ネジ33をわずかにゆるめることにより、メイン固定プレート9とヘッド移動プレート13との印字媒体Pの移送方向に直角な方向における互いの相対位置を調節し、第2の調節ネジ取付け片23のネジ貫挿孔26および第1の調節ネジ取付け片21の雌ネジ孔27の相対位置を調節ネジ24を挿通可能に合わせることができる。
【0032】
なお、メイン固定プレート9およびヘッド移動プレート13の後方部における左右端部には、目盛り機構37をそれぞれ設けてある。
すなわち目盛り機構37は、ヘッド移動プレート13に形成した指針部38と、メイン固定プレート9の対応部分に形成した目盛り39と、を有し、メイン固定プレート9に対するヘッド移動プレート13、ヘッド取付けプレート12つまりサーマルヘッド11の相対位置を目視することができる。
【0033】
さらにベースプレート6には、左右一対の操作確認用窓40を形成して、外部から指針部38および目盛り39を視認することが可能で、この目盛り39に対する指針部38の位置によって、ヘッド取付けプレート12およびヘッド移動プレート13のメイン固定プレート9に対する印字媒体Pの移送方向の調節量を確認することができる。
また、サーマルプリンター1を組み立て後であっても、外部から操作確認用窓40を通して一体化ネジ33の操作を可能としている。
【0034】
図4は、サーマルプリンター1の要部平面図、図5は、サーマルプリンター1の印字媒体Pの移送方向前方から後方側(上流側)を見た要部正面図であって、調節ネジ24が外部に露出している。
なお図1および図5に示すように、カム固定プレート5には、印字媒体PのインキリボンRの印字後のガイドローラー41を設けてある。
【0035】
こうした構成のサーマルヘッド支持装置4を有するサーマルプリンター1において、図1の右方向から印字媒体PおよびそのインキリボンRを供給し、プラテンローラー10およびサーマルヘッド11との間において印字を行う。
プラテンローラー10に対するサーマルヘッド11の印字媒体Pの移送方向における相対位置を調節する場合には、一体化ネジ33をわずかにゆるめるとともに、左右一対の調節ネジ24をそれぞれ回転操作することにより、メイン固定プレート9に対するヘッド移動プレート13およびヘッド取付けプレート12の位置を無段階的に調節する。
調節ネジ24を時計方向に回転させれば、第1の調節ネジ取付け片21および第2の調節ネジ取付け片23が接近してサーマルヘッド11をプラテンローラー10に対して後方に移動させることができ、反時計方向に回転させれば、スプリングの付勢力により第1の調節ネジ取付け片21および第2の調節ネジ取付け片23が離間してサーマルヘッド11をプラテンローラー10に対して前方に移動させることができる。この調節ののち一体化ネジ33を再度締め付けて調節状態を固定する。
【0036】
この調節作業は、基本的にはプリンター製造工場の組み立て時においてこれを行うものであるが、サーマルプリンター1として組み立てたのちであっても、ベースプレート6の操作確認用窓40からつまり外部から一体化ネジ33を操作するとともに、目盛り39を確認しつつ調節作業を行うことができる。
【0037】
ヘッド取付けプレート12およびヘッド移動プレート13は、メイン固定プレート9の所定面積を有する表面9Aおよび裏面9Bにそれぞれ摺接移動することにより、プラテンローラー10とサーマルヘッド11との相対位置を調節するので、その移動操作を安定して行うことができる。
【0038】
さらにサーマルヘッド支持装置4全体としては、メイン固定プレート9、ヘッド取付けプレート12、ヘッド移動プレート13など単純なプレート部材によりこれを構成してあるので、加工性および生産性を良好とすることができる。
【0039】
また、第1の調節ネジ取付け片21および第2の調節ネジ取付け片23の間には調節ネジ24とともにスプリング25を設けてあるので、調節ネジ24の操作の結果によるサーマルヘッド11の調節状態を、一体化ネジ33の再度の締付け操作時にも、スプリング25の付勢力により確実に保持可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、メイン固定プレートの表裏面にヘッド取付けプレートおよびヘッド移動プレートを設けるとともに、第1の調節ネジ取付け片および第2の調節ネジ取付け片の間の調節ネジを調節することによりプラテンローラーとサーマルヘッドとの相対位置を調節することとしたので、操作が簡単でかつ安定性があるとともに、簡単な構成でコストの低減が可能である。
また、メイン固定プレートおよびヘッド移動プレートの左右端部には、目盛り機構をそれぞれ設けてあるので、サーマルヘッドの相対位置を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるサーマルヘッド支持装置4を装備したサーマルプリンター1の要部側面図である。
【図2】同、プレート支持機構3の分解斜視図である。
【図3】同、サーマルヘッド支持装置4の分解斜視図である。
【図4】同、サーマルプリンター1の要部平面図である。
【図5】同、サーマルプリンター1の印字媒体Pの移送方向前方から後方側(上流側)を見た要部正面図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド支持装置4を装備したサーマルプリンター
2 プリンター本体
3 プレート支持機構
4 サーマルヘッド支持装置
5 カム固定プレート
6 ベースプレート
7 一対の圧力プレート
8 一対のヘッド付勢用スプリング
9 メイン固定プレート
9A メイン固定プレート9の表面
9B メイン固定プレート9の裏面
10 プラテンローラー
11 サーマルヘッド
12 ヘッド取付けプレート
13 ヘッド移動プレート
14 一対のヘッド圧可変カム
15 可変つまみ
16 主軸
17 圧力プレート回動軸
18 ベースプレート6に形成した一対のカム用窓
19 3本のガイドピン
20 メイン固定プレート9の一対の側壁部
21 メイン固定プレート9に形成した一対の第1の調節ネジ取付け片
22 ヘッド取付けネジ
23 ヘッド移動プレート13に形成した一対の第2の調節ネジ取付け片
24 一対の調節ネジ
25 一対のスプリング(圧縮スプリング)
26 第2の調節ネジ取付け片23のネジ貫挿孔
27 第1の調節ネジ取付け片21の雌ネジ孔
28 ヘッド移動プレート13の矩形状切欠き部
29 一対の第1のピン挿通孔
30 3個の第2のピン挿通孔
31 3個のE型ワッシャ
32 ヘッド移動プレート13に形成した一対のネジ取付け片調節用長孔
33 一対の一体化ネジ
34 一対のカラー
35 メイン固定プレート9に形成した一対の調節用ガイド長孔
36 ヘッド取付けプレート12に形成した一体化用ネジ孔
37 目盛り機構
38 ヘッド移動プレート13に形成した指針部
39 メイン固定プレート9に形成した目盛り
40 ベースプレート6に形成した操作確認用窓
41 インキリボンRのガイドローラー
F 印字媒体Pの移送方向に沿った前後方向の矢印
P ラベルあるいはタグなどの印字媒体
R 印字媒体Pのインキリボン

Claims (3)

  1. プラテンローラーとサーマルヘッドとの間に移送される印字媒体に所定の印字情報を印字するサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置であって、
    前記サーマルプリンターのプリンター本体側に取り付けるとともに、左右端部に一対の第1の調節ネジ取付け片を形成してあるメイン固定プレートと、
    前記サーマルヘッドを取り付けてあるとともに、このメイン固定プレートの裏面に対して前記印字媒体の移送方向に摺接移動可能であるヘッド取付けプレートと、
    このヘッド取付けプレートと一体的に前記メイン固定プレートの表面に対して前記印字媒体の移送方向に摺接移動可能であるとともに、左右端部に一対の前記第1の調節ネジ取付け片に対向する一対の第2の調節ネジ取付け片を形成してあるヘッド移動プレートと、
    この一対の第2の調節ネジ取付け片および一対の前記第1の調節ネジ取付け片の間に介装する調節ネジおよびスプリングと、
    前記ヘッド移動プレートおよび前記メイン固定プレートの左右端部における互いの移動調節距離を確認可能な目盛り機構と、
    前記ヘッド取付けプレートおよび前記ヘッド移動プレートは、前記メイン固定プレートを挟んで一体化ネジによりこれを互いに固定可能であり、かつ前記メイン固定プレートには、この一体化ネジおよびそのカラーを挿通可能であるとともに前記印字媒体の移送方向に長い調節用ガイド長孔を形成し、
    前記ヘッド移動プレートには、前記一体化ネジおよび前記カラーを挿通可能であるとともに前記印字媒体の移送方向に直角な方向に長いネジ取付け片調節用長孔を形成してあることを特徴とするサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置。
  2. 前記メイン固定プレートを前記プリンター本体に取り付けるプレート支持機構を設けるとともに、このプレート支持機構は、前記メイン固定プレートを前記プラテンローラー方向に所定の押圧力で付勢可能であることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置。
  3. 前記目盛り機構は、ヘッド移動プレートに形成した指針部と、メイン固定プレートの対応部分に形成した目盛りと、からなることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンターのサーマルヘッド支持装置。
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