JP2008205768A - バッファ回路及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力スイッチング素子をオフ状態からオン状態に切り替えるタイミングを制御し、出力特性が不安定になることを抑制することができるバッファ回路及びその制御方法を提供する。
【解決手段】出力スイッチング素子M1、M2を駆動する駆動部20と、出力スイッチング素子M1、M2の制御端子の電圧値が、閾値電圧値を超過したことを検出する検出部30と、駆動部20に接続され、検出部30の検出結果に応じて、出力スイッチング素子M1、M2の駆動能力を変更する補助駆動部40と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、バッファ回路及びその制御方法に関する。
一般に、バッファ回路においては、プロセス変動によってMOSトランジスタの閾値変動が生じることにより、出力信号電位の特性が大きく変動してしまうことがある。特許文献1には、出力信号電位の特性が変動することを抑制するバッファ回路が開示されている。
上記のバッファ回路は、第1のスルーレート回路と、第2のスルーレート回路とを備えている。第1のスルーレート回路は、信号入力ノードの入力電位がハイレベルからローレベルに変化した場合においては、入力信号電位が、電源電位の1/2付近になるまでは、第1の出力ノードの電位がローレベルから急速に立ち上がり、出力ノードの出力信号電位が電源電位の1/2より低下した付近から、第1の出力ノードの電位が、ハイレベルまでゆるやかに立ち上がる入出力特性を有している。さらに、第1のスルーレート回路は、信号入力ノードの入力電位がローレベルからハイレベルに変化した場合においては、第1の出力ノードの電位が、ハイレベルからローレベルまで、急激に立ち下がる入出力特性を有している。
第2のスルーレート回路は、信号入力ノードの入力電位がハイレベルからローレベルに変化した場合においては、第2の出力ノードの電位が、ローレベルからハイレベルまで急速に立ち上がる入出力特性を有している。さらに、第2のスルーレート回路は、信号入力ノードの入力電位がローレベルからハイレベルに変化した場合においては、入力信号電位が、電源電位の1/2付近になるまでは、第2の出力ノードの電位がハイレベルから急速に立ち下がり、出力ノードの出力信号電位が電源電位の1/2を越えた付近から、第2の出力ノードの電位が、ローレベルまで、ゆるやかに立ち下がる入出力特性を有している。
上記のバッファ回路は、第1及び第2のスルーレート回路の入出力特性により、第1及び第2のスルーレート回路に接続された出力バッファ回路の入力波形を、電源電圧の1/2まで急速に立ち上げあるいは立ち下げ、その後、ゆっくり変化させている。このバッファ回路においては、前記出力バッファ回路の入力波形を、電源電圧の1/2まで急速に立ち上げあるいは立ち下げて、出力バッファ回路の出力信号電位が反転領域を越えるため、入力電位に対する出力信号電位の遅延を抑制することができる。
また、出力スイッチング素子を構成するP型チャンネルトランジスタM71及びN型チャンネルトランジスタM72をオフ状態からオン状態に素早く変化させるため、図7に図示するように、遅延回路110と、補助駆動回路120とを備えた出力バッファ回路100が知られている。
上記の出力バッファ回路100においては、入力端子(IN)から入力される入力信号が、ハイレベルからローレベルに変化した場合には、次のように動作する。この出力バッファ回路100においては、入力信号がハイレベルからローレベルに変化した直後は、N型チャンネルトランジスタM74のゲート電圧が、低レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM74はオフ状態になる。このとき、P型チャンネルトランジスタM73のゲート電圧が、低レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM73はオン状態になる。
加えて、入力信号がハイレベルからローレベルに変化した直後においては、遅延回路110Aによって、補助駆動回路120のP型チャンネルトランジスタM75のゲートには、ハイレベルの入力信号を遅延させたローレベルの遅延信号が入力されている。これによって、P型チャンネルトランジスタM75のゲート電圧が低レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM75はオン状態になる。P型チャンネルトランジスタM73及びP型チャンネルトランジスタM75が、それぞれオン状態になると、図示するように、ソース電流経路L51が形成される。ソース電流経路51は、電源電圧VddからP型チャンネルトランジスタM75、M73を介してN型チャンネルトランジスタM72のゲートに至るものである。
P型チャンネルトランジスタM76のゲートはグランドに接続されているため、該トランジスタM76のゲート電圧は、低レベル電圧に固定されている。これによって、P型チャンネルトランジスタM76はオン状態に固定されている。P型チャンネルトランジスタM73及びP型チャンネルトランジスタM76が、それぞれオン状態になると、図示するように、ソース電流経路L52が形成される。ソース電流経路L52は、電源電圧VddからP型チャンネルトランジスタM76、M73を介しN型チャンネルトランジスタM72のゲートに至るものである。
上記の出力バッファ回路100においては、ソース電流経路L51に加えて、ソース電流経路L52を形成することにより、N型チャンネルトランジスタM72に対するソース電流経路の電流駆動能力を増加させている。これによって、N型チャンネルトランジスタM72のゲート電圧を、スレッショルド電圧に近づける時間を早めている。このため、出力バッファ回路100においては、スレッショルド電圧を境にして、N型チャンネルトランジスタM72がオフ状態からオン状態に切り替わるまでの時間を短縮させている。
一方、上記の出力バッファ回路100においては、前記入力信号が、ローレベルからハイレベルに変化した場合には、遅延回路110B及び補助駆動回路120のN型チャンネルトランジスタM80を用いることにより、シンク電流経路L61とは別に、シンク電流経路L62を形成する。これによって、P型チャンネルトランジスタM71に対するシンク電流経路の電流駆動能力を増加させ、P型チャンネルトランジスタM71のゲート電圧を、スレッショルド電圧に近づける時間を早めている。このため、上記のN型チャンネルトランジスタM72と同様に、P型チャンネルトランジスタM71がオフ状態からオン状態に切り替わるまでの時間を短縮させている。なお、図中の各符号M78、M80、M81は、N型チャンネルトランジスタを示す。また、符号M79は、P型チャンネルトランジスタを示す。
特開平9−93111号公報
ところが、上記の出力バッファ回路100においては、プロセス変動によって、各遅延回路110A、110Bの遅延時間が変動したり、補助駆動回路120の両トランジスタM75、M80のスレッショルド電圧が変動してしまうことが考えられる。
このような場合には、各遅延回路110A、110Bによって、各トランジスタM75、M80のゲートに遅延信号を出力するタイミングが異なってしまったり、該遅延信号の出力タイミングが異なることが影響し、ソース電流経路L51やシンク電流経路L62を形成する時間が変動してしまうことがある。
そこで、上記の出力バッファ回路100においては、ソース電流経路L51やシンク電流経路L62を形成する時間が変動すると、各トランジスタM71、M72のゲート電圧をスレッショルド電圧に近づける時間が変動してしまうことが考えられる。したがって、上記の出力バッファ回路100においては、各トランジスタM71、M72のゲート電圧をスレッショルド電圧に近づける時間が変動すると、各トランジスタM71、M72がオフ状態からオン状態に切り替わるタイミングも変動するため、スルーレートが変動してしまうことが考えられる。
スルーレートが変動してしまうと、出力バッファ回路100の出力端子(OUT)から出力される出力信号には、前記入力信号に対して応答遅れが生じることが考えられる。このため、上記の出力バッファ回路100においては、出力信号の応答遅れが影響し、出力特性が不安定になるおそれがある。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、出力スイッチング素子をオフ状態からオン状態に切り替えるタイミングを制御し、出力特性が不安定になることを抑制することができるバッファ回路及びその制御方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係るバッファ回路は、出力スイッチング素子を駆動する駆動部と、前記出力スイッチング素子の制御端子の電圧値が、閾値電圧値を超過したことを検出する検出部と、前記駆動部に接続され、前記検出部の検出結果に応じて、前記出力スイッチング素子の駆動能力を変更する補助駆動部と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明に係るバッファ回路によれば、出力スイッチング素子を駆動する駆動部に接続され、検出部の検出結果に応じて、出力スイッチング素子の駆動能力を変更する補助駆動部を備えると、検出部の検出結果に応じ、補助駆動部によって設定される出力スイッチング素子の駆動能力により、該出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を、上昇あるいは下降させることができる。そこで、請求項1の発明によれば、補助駆動部によって、出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を上昇させると、出力スイッチング素子を、非導通状態から導通状態に素早く変化させることができ、バッファ回路のスルーレートを早めることができる。また、補助駆動部によって、出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を下降させると、出力スイッチング素子の導通状態を制限することができ、駆動部によって設定される出力スイッチング素子の駆動能力に基づいて、バッファ回路のスルーレートを、標準値に復元することができる。
請求項10の発明に係るバッファ回路の制御方法は、出力スイッチング素子を駆動する駆動ステップと、前記出力スイッチング素子の制御端子の電圧値が、閾値電圧値を超過したことを検出する検出ステップと、前記検出ステップの検出結果に応じて、前記駆動ステップにおける前記出力スイッチング素子の駆動能力を変更する補助駆動ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項10の発明に係るバッファ回路の制御方法によれば、検出ステップの検出結果に応じて、駆動ステップにおける出力スイッチング素子の駆動能力を変更する補助駆動ステップを備えると、検出ステップの検出結果に応じ、補助駆動ステップによって設定される出力スイッチング素子の駆動能力により、該出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を、上昇あるいは下降させることができる。そこで、請求項10の発明によれば、補助駆動ステップによって、出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を上昇させると、出力スイッチング素子を、非導通状態から導通状態に素早く変化させることができ、バッファ回路のスルーレートを早めることができる。また、補助駆動ステップによって、出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を下降させると、出力スイッチング素子の導通状態を制限することができ、駆動ステップによって設定される出力スイッチング素子の駆動能力に基づいて、バッファ回路のスルーレートを、標準値に復元することができる。
本発明のバッファ回路及びその制御方法によれば、出力スイッチング素子の制御端子の電圧値が、閾値電圧値を超過したか否かの検出結果に応じて、出力スイッチング素子の駆動能力を変更すると、前記検出結果に応じて設定されるスイッチング素子の駆動能力により、該出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を、上昇あるいは下降させることができる。そこで、本発明のバッファ回路及びその制御方法によれば、出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を上昇させると、出力スイッチング素子を、非導通状態から導通状態に素早く変化させることができ、バッファ回路のスルーレートを早めることができる。また、出力スイッチング素子の制御端子の電圧値を下降させると、出力スイッチング素子の導通状態を制限することができ、予め設定された出力スイッチング素子の駆動能力に基づいて、バッファ回路のスルーレートを、標準値に復元することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1を参照しつつ説明する。ここでは、本発明のバッファ回路を、出力バッファ回路10を例に挙げて説明する。図1は、出力バッファ回路10の回路構成図である。図1では、図7と同一の装置等については同一の符号を付している。出力バッファ回路10は、P型チャンネルトランジスタM1と、N型チャンネルトランジスタM2と、第1ゲート電圧制御回路20A、20Bと、第1ゲート電圧検出回路30A、30Bと、第2ゲート電圧制御回路40とを備えている。なお、P型チャンネルトランジスタM1及びN型チャンネルトランジスタM2は、本発明の出力スイッチング素子に相当する。第1ゲート電圧制御回路20A、20Bは、本発明の駆動部に相当する。第1ゲート電圧検出回路30A、30Bは、本発明の検出部に相当する。第2ゲート電圧制御回路40は、本発明の補助駆動部に相当する。
P型チャンネルトランジスタM1のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。P型チャンネルトランジスタM1のドレインは、N型チャンネルトランジスタM2のドレインに接続されている。N型チャンネルトランジスタM2のソースは、グランドに接続されている。さらに、P型チャンネルトランジスタM1のドレイン及びN型チャンネルトランジスタM2のドレインは、出力端子(OUT)に接続されている。
第1ゲート電圧制御回路20Aは、P型チャンネルトランジスタM3と、P型チャンネルトランジスタM4と、N型チャンネルトランジスタM5とを備えている。P型チャンネルトランジスタM3のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。P型チャンネルトランジスタM3のゲートは、グランドに接続されている。P型チャンネルトランジスタM3のドレインは、P型チャンネルトランジスタM4のソースに接続されている。図中の符号A1は、P型チャンネルトランジスタM3のドレインとP型チャンネルトランジスタM4のソースとの接続点を示す。
P型チャンネルトランジスタM4のドレインは、N型チャンネルトランジスタM5のドレインに接続されている。P型チャンネルトランジスタM4のドレインとN型チャンネルトランジスタM5のドレインとの接続点A2は、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに接続されている。P型チャンネルトランジスタM5のソースは、グランドに接続されている。P型チャンネルトランジスタM4のゲート及びN型チャンネルトランジスタM5のゲートは、入力端子(IN)に接続されている。
第1ゲート電圧制御回路20Bは、N型チャンネルトランジスタM13と、N型チャンネルトランジスタM14と、P型チャンネルトランジスタM15とを備えている。N型チャンネルトランジスタM13のソースは、グランドに接続されている。N型チャンネルトランジスタM13のゲートは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。N型チャンネルトランジスタM13のドレインは、N型チャンネルトランジスタM14のソースに接続されている。図中の符号B1は、N型チャンネルトランジスタM13のドレインとN型チャンネルトランジスタM14のソースとの接続点を示す。
N型チャンネルトランジスタM14のドレインは、P型チャンネルトランジスタM15のドレインに接続されている。N型チャンネルトランジスタM14のドレインとP型チャンネルトランジスタM15のドレインとの接続点B2は、P型チャンネルトランジスタM1のゲートに接続されている。P型チャンネルトランジスタM15のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。N型チャンネルトランジスタM14のゲート及びP型チャンネルトランジスタM15のゲートは、入力端子(IN)に接続されている。
第1ゲート電圧検出回路30Aは、N型チャンネルトランジスタM7と、抵抗R1と、インバータ31とを備えている。N型チャンネルトランジスタM7のゲートは、N型チャンネルトランジスタM2のゲート及び第1ゲート電圧制御回路20Aの前記接続点A2に接続されている。N型チャンネルトランジスタM7は、本発明の第1スイッチング素子に相当する。N型チャンネルトランジスタM7のゲートは、本発明の第1スイッチング素子の第1制御端子に相当する。N型チャンネルトランジスタM2のゲートは、本発明の出力スイッチング素子の制御端子に相当する。N型チャンネルトランジスタM7のソースは、グランドに接続されている。N型チャンネルトランジスタM7のドレインは、抵抗R1の一端に直列接続されている。抵抗R1の他端は、電源電圧Vdd(電源ライン)に直列接続されている。抵抗R1は、本発明の第1抵抗素子に相当する。N型チャンネルトランジスタM7のドレインと抵抗R1の一端との接続点Cは、インバータ31の入力に接続されている。
本実施形態では、N型チャンネルトランジスタM7は、前記N型チャンネルトランジスタM2と同一の製造プロセスを用いて製造されている。このため、N型チャンネルトランジスタM7のスレッショルド電圧の値は、N型チャンネルトランジスタM2のスレッショルド電圧の値と同じ値に設定されている。
第1ゲート電圧検出回路30Bは、P型チャンネルトランジスタM17と、抵抗R11と、インバータ32とを備えている。P型チャンネルトランジスタM17のゲートは、P型チャンネルトランジスタM1のゲート及び第1ゲート電圧制御回路20Bの前記接続点B2に接続されている。P型チャンネルトランジスタM17は、本発明の第1スイッチング素子に相当する。P型チャンネルトランジスタM17のゲートは、本発明の第1スイッチング素子の第1制御端子に相当する。P型チャンネルトランジスタM1のゲートは、本発明の出力スイッチング素子の制御端子に相当する。P型チャンネルトランジスタM17のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。P型チャンネルトランジスタM17のドレインは、抵抗R11の一端に直列接続されている。抵抗R11の他端は、グランドに直列接続されている。抵抗R11は、本発明の第1抵抗素子に相当する。P型チャンネルトランジスタM17のドレインと抵抗R11の一端との接続点Dは、インバータ32の入力に接続されている。
本実施形態では、P型チャンネルトランジスタM17は、前記P型チャンネルトランジスタM1と同一の製造プロセスを用いて製造されている。このため、P型チャンネルトランジスタM17のスレッショルド電圧の値は、P型チャンネルトランジスタM1のスレッショルド電圧の値と同じ値に設定されている。
第2ゲート電圧制御回路40は、P型チャンネルトランジスタM8と、N型チャンネルトランジスタM18とを備えている。P型チャンネルトランジスタM8のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。P型チャンネルトランジスタM8のゲートは、前記第1ゲート電圧検出回路30Aが備えるインバータ31の出力に接続されている。P型チャンネルトランジスタM8のドレインは、前記第1ゲート電圧制御回路20Aの接続点A1に接続されている。P型チャンネルトランジスタM8は、本発明の第2スイッチング素子に相当する。なお、P型チャンネルトランジスタM8のゲートは、インバータ31を介し、前記接続点Cに接続されているから、本発明の第2スイッチング素子の第2制御端子に相当する。
N型チャンネルトランジスタM18のソースは、グランドに接続されている。N型チャンネルトランジスタM18のゲートは、前記第1ゲート電圧検出回路30Bが備えるインバータ32の出力に接続されている。N型チャンネルトランジスタM18のドレインは、前記第1ゲート電圧制御回路20Bの接続点B1に接続されている。P型チャンネルトランジスタM18は、本発明の第2スイッチング素子に相当する。なお、P型チャンネルトランジスタM18のゲートは、インバータ32を介し、前記接続点Dに接続されているから、本発明の第2スイッチング素子の第2制御端子に相当する。
次に、本実施形態の出力バッファ回路10の動作を説明する。入力端子(IN)から入力されるデータ信号がハイレベルからローレベルに変化する場合には、出力バッファ回路10が、次のように動作する。なお、図7に図示する出力バッファ回路100と同一の動作については、その説明を簡略化する。
出力バッファ回路10においては、入力信号がハイレベルに維持されている場合には、P型チャンネルトランジスタM4のゲート電圧が、高レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM4がオフ状態になる。このとき、N型チャンネルトランジスタM5のゲート電圧が、高レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM5がオン状態になる。これによって、N型チャンネルトランジスタM2に対するシンク電流経路が形成される。シンク電流経路は、N型チャンネルトランジスタM2のゲートから、N型チャンネルトランジスタM5を介してグランドに至るものである。このシンク電流経路が形成されることにより、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧は、低レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM2はオフ状態を維持する。
N型チャンネルトランジスタM7のゲートは、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに接続されているため、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧が、低レベル電圧に固定されると、N型チャンネルトランジスタM7のゲート電圧が、低レベル電圧に固定される。これにより、N型チャンネルトランジスタM7はオフ状態になる。
インバータ31の入力には、接続点Cに発生する電位に基づいて、ハイレベル信号が入力される。インバータ31は、P型チャンネルトランジスタM8のゲートに、ローレベル信号を出力する。これによって、P型チャンネルトランジスタM8のゲート電圧が低レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM8はオン状態を維持する。
加えて、P型チャンネルトランジスタM3のゲートはグランドに接続されているため、該トランジスタM3のゲート電圧は低レベル電圧に固定されている。そこで、P型チャンネルトランジスタM3はオン状態に維持されている。
その後、入力信号がハイレベルからローレベルに変化すると、P型チャンネルトランジスタM4のゲート電圧が、低レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM4がオン状態になる。このとき、N型チャンネルトランジスタM5のゲート電圧が、低レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM5がオフ状態になる。これによって、P型チャンネルトランジスタM3及びP型チャンネルトランジスタM4がオン状態になり、図示のソース電流経路L1が形成される。ソース電流経路L1は、電源電圧Vddから、P型チャンネルトランジスタM3及びP型チャンネルトランジスタM4を介し、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに至るものである。
同時に、P型チャンネルトランジスタM8がオン状態を維持しているため、該トランジスタM8及びオン状態であるP型チャンネルトランジスタM4により、図示のソース電流経路L2が形成される。ソース電流経路L2は、電源ラインから、P型チャンネルトランジスタM8及びP型チャンネルトランジスタM4を介し、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに至るものである。
本実施形態の出力バッファ回路10においては、ソース電流経路L1に加えて、ソース電流経路L2を形成することにより、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力を増加させている。これによって、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧を昇圧する速度を早め、該ゲート電圧をスレッショルド電圧に近づける時間を早めている。加えて、本実施形態では、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに、N型チャンネルトランジスタM7のゲートが接続されているため、該トランジスタM7と同一の製造プロセスを用いて製造されたN型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力の増加に伴って、N型チャンネルトランジスタM7のゲート電圧をスレッショルド電圧に近づける時間を早めている。
N型チャンネルトランジスタM7のスレッショルド電圧の値は、N型チャンネルトランジスタM2のスレッショルド電圧の値と同じ値に設定されているため、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達すると、N型チャンネルトランジスタM7のゲート電圧も、スレッショルド電圧に到達する。
N型チャンネルトランジスタM7のゲート電圧が、スレッショルド電圧を超過すると、N型チャンネルトランジスタM7がオン状態になる。これによって、抵抗R1を介して電源ラインからグランドに至る電流経路が形成され、接続点Cに発生する電位が低下する。インバータ31の入力には、前記低下した電位に基づいて、ローレベル信号が入力される。インバータ31は、P型チャンネルトランジスタM8のゲートに、ハイレベル信号を出力する。これによって、P型チャンネルトランジスタM8のゲート電圧が、高レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM8はオフ状態になる。
P型チャンネルトランジスタM8がオフ状態になると、ソース電流経路L2が遮断され、引き続き、ソース電流経路L1が形成される。この場合には、ソース電流経路L1に加えて、ソース電流経路L2を形成する場合に比べて、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力が低下する。そこで、2つのソース電流経路L1、L2によって、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの昇圧速度に比べて、1つのソース電流経路L1により、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧を昇圧する速度を遅らせている。
また、出力バッファ回路10においては、入力信号がハイレベルに維持されている場合には、N型チャンネルトランジスタM14のゲート電圧が、高レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM14がオン状態になる。このとき、P型チャンネルトランジスタM15のゲート電圧が、高レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM15がオフ状態になる。
さらに、N型チャンネルトランジスタM13のゲートは、電源電圧Vddに接続されているため、該トランジスタM13のゲート電圧は、高レベル電圧に固定されている。そこで、N型チャンネルトランジスタM13は、オン状態に維持されている。N型チャンネルトランジスタM14及びN型チャンネルトランジスタM13が、それぞれオン状態になると、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路が形成される。シンク電流経路は、P型チャンネルトランジスタM1のゲートから、N型チャンネルトランジスタM14及びN型チャンネルトランジスタM13を介し、グランドに至るものである。このシンク電流経路が形成されることにより、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧は、低レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM1はオン状態を維持する。
一方、入力端子(IN)から入力されるデータ信号がローレベルからハイレベルに変化する場合には、本実施形態の出力バッファ回路10は、次のように動作する。出力バッファ回路10においては、入力信号がローレベルに維持されている場合には、N型チャンネルトランジスタM14のゲート電圧が、低レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM14がオフ状態になる。このとき、P型チャンネルトランジスタM15のゲート電圧が、低レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM15がオン状態になる。これによって、P型チャンネルトランジスタM1に対するソース電流経路が形成される。ソース電流経路は、電源ラインから、P型チャンネルトランジスタM15を介し、P型チャンネルトランジスタM1のゲートに至るものである。このソース電流経路が形成されることにより、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧は、高レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM1はオフ状態を維持する。
P型チャンネルトランジスタM17のゲートは、P型チャンネルトランジスタM1のゲートに接続されているため、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧が、高レベル電圧に固定されると、P型チャンネルトランジスタM17のゲート電圧が、高レベル電圧に固定される。これにより、P型チャンネルトランジスタM17はオフ状態になる。
インバータ32の入力には、接続点Dの電位(接地電位)に基づいて、ローレベル信号が入力される。インバータ32は、N型チャンネルトランジスタM18のゲートに、ハイレベル信号を出力する。これによって、N型チャンネルトランジスタM18のゲート電圧が高レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM18はオン状態を維持する。
加えて、N型チャンネルトランジスタM13のゲートは電源電圧Vddに接続されているため、該トランジスタM13のゲート電圧は、高レベル電圧に固定されている。そこで、N型チャンネルトランジスタM13はオン状態に維持されている。
その後、入力信号がローレベルからハイレベルに変化すると、N型チャンネルトランジスタM14のゲート電圧が、高レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM14がオン状態になる。このとき、P型チャンネルトランジスタM15のゲート電圧が、高レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM15がオフ状態になる。これによって、N型チャンネルトランジスタM14及びN型チャンネルトランジスタM13がオン状態になり、図示のシンク電流経路L11が形成される。シンク電流経路L11は、P型チャンネルトランジスタM1のゲートから、N型チャンネルトランジスタM14及びN型チャンネルトランジスタM13を介し、グランドに至るものである。
同時に、N型チャンネルトランジスタM18がオン状態を維持しているため、該トランジスタM18及びオン状態であるN型チャンネルトランジスタM14により、図示のシンク電流経路L12が形成される。シンク電流経路L12は、P型チャンネルトランジスタM1のゲートから、N型チャンネルトランジスタM14を介し、N型チャンネルトランジスタM18を通じてグランドに至るものである。
本実施形態の出力バッファ回路10においては、シンク電流経路L11に加えて、シンク電流経路L12を形成することにより、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力を増加させている。これによって、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧を降圧する速度を早め、該ゲート電圧をスレッショルド電圧に近づける時間を早めている。加えて、本実施形態では、P型チャンネルトランジスタM1のゲートに、P型チャンネルトランジスタM17が接続されているため、該トランジスタM17と同一の製造プロセスを用いて製造されたP型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力の増加に伴って、P型チャンネルトランジスタM17のゲート電圧をスレッショルド電圧に近づける時間を早めている。
P型チャンネルトランジスタM17のスレッショルド電圧の値は、P型チャンネルトランジスタM1のスレッショルド電圧の値と同じ値に設定されているため、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達すると、P型チャンネルトランジスタM17のゲート電圧も、スレッショルド電圧に到達する。
P型チャンネルトランジスタM17のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達した後は、P型チャンネルトランジスタM17がオン状態になる。これによって、電源ラインから、P型チャンネルトランジスタM17を通じ、抵抗R11を介してグランドに至る電流経路が形成され、接続点Dにおける電位が上昇する。インバータ32の入力には、接続点Dにおける電位に基づいて、ハイレベル信号が入力される。インバータ32は、N型チャンネルトランジスタM18のゲートに、ローレベル信号を出力する。これによって、N型チャンネルトランジスタM18のゲート電圧が、低レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM18はオフ状態になる。
N型チャンネルトランジスタM18がオフ状態になると、シンク電流経路L12が遮断され、引き続き、シンク電流経路L11が形成される。この場合には、シンク電流経路L11に加えて、シンク電流経路L12を形成する場合に比べて、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力が低下する。そこで、2つのシンク電流経路L11、L12によって、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの降圧速度に比べて、1つのシンク電流経路L11により、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧を降圧する速度を遅らせている。
本実施形態では、P型チャンネルトランジスタM3及びP型チャンネルトランジスタM4をオン状態にし、ソース電流経路L1を形成することや、N型チャンネルトランジスタM14及びN型チャンネルトランジスタM13をオン状態にし、シンク電流経路L11を形成することは、本発明の駆動ステップに相当する。
本実施形態では、N型チャンネルトランジスタM2と同一の製造プロセスを用いて製造されたN型チャンネルトランジスタM7のゲート電圧が、スレッショルド電圧を超過することは、本発明の検出ステップに相当する。さらに、本実施形態では、P型チャンネルトランジスタM1と同一の製造プロセスを用いて製造されたP型チャンネルトランジスタM17のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達することは、本発明の検出ステップに相当する。
本実施形態では、インバータ31の出力信号に応じて、P型チャンネルトランジスタM8をオン状態又はオフ状態にし、ソース電流経路L2を形成又は遮断して、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力を変更することは、本発明の補助駆動ステップに相当する。さらに、本実施形態では、インバータ32の出力信号に応じて、N型チャンネルトランジスタM18をオン状態又はオフ状態にし、シンク電流経路L12を形成又は遮断して、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力を変更することは、本発明の補助駆動ステップに相当する。
<実施形態1の効果>
本実施形態の出力バッファ回路10は、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路L1又はP型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路L11をそれぞれ形成する第1ゲート電圧制御回路20A、20Bに接続され、第1ゲート電圧検出回路30AのN型チャンネルトランジスタM7のゲート電圧又は第1ゲート電圧検出回路30BのP型チャンネルトランジスタM17のゲート電圧が、それぞれスレッショルド電圧を超過したか否かにより、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路L2を形成あるいは遮断したり、P型チャンネルトランジスタM1に対すシンク電流経路L12を形成あるいは遮断し、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力又はP型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力を、それぞれ増加又は減少させる第2ゲート電圧制御回路40を備えている。
出力バッファ回路10においては、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力や、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力に応じて、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧や、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧を、それぞれ上昇あるいは降下させることができる。そこで、出力バッファ回路10によれば、ソース電流経路L1に加えて、第2ゲート電圧制御回路40により、ソース電流経路L2を形成したり、シンク電流経路L11に加えて、第2ゲート電圧制御回路40により、シンク電流経路L12を形成し、各トランジスタM2、M1のゲート電圧を、スレッショルド電圧に到達させる時間を早めている。これによって、出力バッファ回路10においては、各トランジスタM2、M1を、オフ状態からオン状態に素早く変化させることができ、スルーレートを早めることができる。このため、出力バッファ回路10においては、データ入力信号に対する応答遅れを抑制し、該出力バッファ回路10の出力特性を良好に調整することができる。
また、出力バッファ回路10によれば、第2ゲート電圧制御回路40により、ソース電流経路L2を遮断した後に、第1ゲート電圧制御回路20Aによって、引き続きソース電流経路L1を形成したり、第2ゲート電圧制御回路40により、シンク電流経路L12を遮断した後に、第1ゲート電圧制御回路20Bによって、引き続きシンク電流経路L12を形成する。これによって、2つのソース電流経路L1、L2や2つのシンク電流経路L11、L12を、それぞれ形成する場合に比べて、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力やP型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力を、それぞれ低下させている。そこで、2つのソース電流経路L1、L2や2つのシンク電流経路L11、L12を、それぞれ形成する場合に比べて、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧を上昇させる時間や、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧を低下させる時間を遅らせて、出力バッファ回路10のスルーレートを、ソース電流経路L1あるいはシンク電流経路L11によって定められる標準値に復元することができる。
また、出力バッファ回路10の制御方法によれば、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力や、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力に応じて、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧や、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧を、それぞれ上昇あるいは降下させることができる。そこで、出力バッファ回路10の制御方法によれば、ソース電流経路L1に加えて、ソース電流経路L2を形成したり、シンク電流経路L11に加えて、シンク電流経路L12を形成し、各トランジスタM2、M1のゲート電圧を、スレッショルド電圧に到達させる時間を早めている。これによって、各トランジスタM2、M1を、オフ状態からオン状態に素早く変化させることができ、スルーレートを早めることができる。このため、出力バッファ回路10によれば、データ入力信号に対する応答遅れを抑制し、該出力バッファ回路10の出力特性を良好に調整することができる。
さらに、出力バッファ回路10の制御方法によれば、ソース電流経路L2を遮断した後に、引き続きソース電流経路L1を形成したり、シンク電流経路L12を遮断した後に、引き続きシンク電流経路L11を形成する。これによって、2つのソース電流経路L1、L2や2つのシンク電流経路L11、L12を、それぞれ形成する場合に比べて、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力やP型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力を、それぞれ低下させている。そこで、2つのソース電流経路L1、L2や2つのシンク電流経路L11、L12を、それぞれ形成する場合に比べて、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧を上昇させる時間や、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧を低下させる時間を遅らせて、出力バッファ回路10のスルーレートを、ソース電流経路L1あるいはシンク電流経路L11によって定められる標準値に復元することができる。
本実施形態の出力バッファ回路10においては、第1ゲート電圧検出回路30A が、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに接続されるゲートを有するN型チャンネルトランジスタM7を備え、第1ゲート電圧検出回路30Bが、P型チャンネルトランジスタM1のゲートに接続されるゲートを有するP型チャンネルトランジスタM17を備えている。そこで、各トランジスタM2、M1のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達して、各トランジスタM2、M1がオン状態になった場合には、スレッショルド電圧の値が、N型チャンネルトランジスタM2のスレッショルド電圧の値と同じであるN型チャンネルトランジスタM7や、スレッショルド電圧の値が、P型チャンネルトランジスタM1のスレッショルド電圧の値と同じであるP型チャンネルトランジスタM17も、それぞれオン状態になる。このため、出力バッファ回路10においては、各トランジスタM7、M17がオン状態になったときには、各トランジスタM2、M1のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達したことを検出することができる。
本実施形態の出力バッファ回路10においては、第1ゲート電圧検出回路30Aが、電源ラインとグランドとの間に配置されて、N型チャンネルトランジスタM7のドレインに直列接続された抵抗R1を備え、第1ゲート電圧検出回路30Bが、電源ラインとグランドとの間に配置されて、P型チャンネルトランジスタM17のドレインに直列接続された抵抗R11を備えている。出力バッファ回路10においては、N型チャンネルトランジスタM7がオン状態あるいはオフ状態になると、該トランジスタM7と前記抵抗R1との接続点Cに発生する電位が変化し、P型チャンネルトランジスタM17がオン状態あるいはオフ状態になると、該トランジスタM17と前記抵抗R11との接続点Dに発生する電位が変化する。そこで、出力バッファ回路10においては、各接続点C、Dに発生する電位の変化に対応させて、N型チャンネルトランジスタM2及びN型チャンネルトランジスタM7がオン状態あるいはオフ状態になったことを検出したり、P型チャンネルトランジスタM1及びP型チャンネルトランジスタM17がオン状態あるいはオフ状態になったことを検出することができる。このため、出力バッファ回路10においては、N型チャンネルトランジスタM2やP型チャンネルトランジスタM1がオン状態あるいはオフ状態になったことを検出した結果に基づいて、各トランジスタM2、M1のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達したか否かを検出することができる。
本実施形態の出力バッファ回路10においては、第2ゲート電圧制御回路40が、インバータ31を介して前記接続点Cに接続されるゲートを有するP型チャンネルトランジスタM8を備えるとともに、インバータ32を介して前記接続点Dに接続されるゲートを有するN型チャンネルトランジスタM18を備えている。出力バッファ回路10においては、各接続点C、Dに発生する電位の変化に応じて、各トランジスタM8、M18のゲート電圧を、変化させることができる。そこで、出力バッファ回路10においては、各トランジスタM8、M18のゲート電圧に応じて、各トランジスタM8、M18をオン状態あるいはオフ状態に制御し、ソース電流経路L2やシンク電流経路L12を形成したり、該ソース電流経路L2や該シンク電流経路L12を遮断することができる。このため、出力バッファ回路10においては、ソース電流経路L2の形成あるいは遮断により、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力を変化させたり、シンク電流経路L12の形成あるいは遮断により、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力を変化させることができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図2を参照しつつ説明する。図2は、本実施形態の出力バッファ回路10Aの回路構成図である。ここでは、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を簡略化する。出力バッファ回路10Aは、P型チャンネルトランジスタM1と、N型チャンネルトランジスタM2と、第1ゲート電圧制御回路20A、20Bと、第2ゲート電圧検出回路30C、30Dと、第3ゲート電圧制御回路40Aと、ゲートバイアス回路50A、50Bとを備えている。なお、第2ゲート電圧検出回路30C、30Dは、本発明の検出部に相当する。第3ゲート電圧制御回路40Aは、本発明の補助駆動部に相当する。
第2ゲート電圧検出回路30Cは、N型チャンネルトランジスタM7と、P型チャンネルトランジスタM27と、インバータ31とを備えている。N型チャンネルトランジスタM7のドレインは、P型チャンネルトランジスタM27のドレインに直列接続されている。N型チャンネルトランジスタM7のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。N型チャンネルトランジスタM7のドレインとP型チャンネルトランジスタM27のドレインとの接続点C1は、インバータ31の入力に接続されている。
第2ゲート電圧検出回路30Dは、P型チャンネルトランジスタM17と、N型チャンネルトランジスタM37と、インバータ32とを備えている。P型チャンネルトランジスタM17のドレインは、N型チャンネルトランジスタM37のドレインに直列接続されている。N型チャンネルトランジスタM37のソースは、グランドに直列接続されている。P型チャンネルトランジスタM17のドレインとN型チャンネルトランジスタM37のドレインとの接続点D1は、インバータ32の入力に接続されている。
ゲートバイアス回路50Aは、P型チャンネルトランジスタM51と、定電流源51とを備えている。P型チャンネルトランジスタM51のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。P型チャンネルトランジスタM51のゲートは、第2ゲート電圧検出回路30Cが備えるP型チャンネルトランジスタM27のゲートに接続されている。
P型チャンネルトランジスタM51においては、ゲートとドレインとの間が短絡されている。P型チャンネルトランジスタM51のドレインは、定電流源51を介し、グランドに接続されている。
ゲートバイアス回路50Bは、N型チャンネルトランジスタM52と、定電流源52とを備えている。N型チャンネルトランジスタM52のドレインは、定電流源52を介し、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。N型チャンネルトランジスタM52においては、ドレインとゲートとの間が短絡されている。N型チャンネルトランジスタM52のゲートは、第2ゲート電圧検出回路30Dが備えるN型チャンネルトランジスタM37のゲートに接続されている。N型チャンネルトランジスタM52のソースは、グランドに接続されている。
第3ゲート電圧制御回路40Aは、P型チャンネルトランジスタM28と、N型チャンネルトランジスタM38とを備えている。P型チャンネルトランジスタM28のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。P型チャンネルトランジスタM28のゲートは、前記第2ゲート電圧検出回路30Cが備えるインバータ31の出力に接続されている。P型チャンネルトランジスタM28のドレインは、前記第1ゲート電圧制御回路20Aの接続点A1に接続されている。P型チャンネルトランジスタM28は、本発明の第3スイッチング素子に相当する。なお、P型チャンネルトランジスタM28のゲートは、インバータ31を介し、前記接続点C1に接続されているから、本発明の第3スイッチング素子の第3制御端子に相当する。
N型チャンネルトランジスタM38のソースは、グランドに接続されている。N型チャンネルトランジスタM38のゲートは、前記第2ゲート電圧検出回路30Dが備えるインバータ32の出力に接続されている。N型チャンネルトランジスタM38のドレインは、前記第1ゲート電圧制御回路20Bの接続点B1に接続されている。N型チャンネルトランジスタM38は、本発明の第3スイッチング素子に相当する。なお、N型チャンネルトランジスタM38のゲートは、インバータ32を介し、前記接続点D1に接続されているから、本発明の第3スイッチング素子の第3制御端子に相当する。
次に、本実施形態の出力バッファ回路10Aの動作を説明する。入力端子(IN)から入力されるデータ信号がハイレベルからローレベルに変化する場合には、出力バッファ回路10Aは、次のように動作する。
データ入力信号がハイレベルからローレベルに変化した直後は、N型チャンネルトランジスタM7のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達していない。このため、N型チャンネルトランジスタM7は、オフ状態を維持する。
本実施形態では、ゲートバイアス回路50AのP型チャンネルトランジスタM51と、第2ゲート電圧検出回路30CのP型チャンネルトランジスタM27とによって、カレントミラー回路を構成している。P型チャンネルトランジスタM27は、定電流源として機能し、前記定電流源51の出力電流に対応する電流を、電源ラインから接続点C1に向けて流し込む。P型チャンネルトランジスタM27は、本発明の電流源に相当する。
インバータ31の入力には、前記接続点C1発生する電位に基づいて、ハイレベル信号が入力される。インバータ31は、P型チャンネルトランジスタM28のゲートに、ローレベル信号を出力する。これによって、P型チャンネルトランジスタM28のゲート電圧が低レベル電圧に固定され、P型チャンネルトランジスタM28はオン状態を維持する。
その後、出力バッファ回路10Aは、実施形態1の出力バッファ回路10と同様に動作する。そこで、出力バッファ回路10Aにおいては、実施形態1と同様に、ソース電流経路L1に加えて、図示のソース電流経路L2Aが形成される。これによって、実施形態1と同様に、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力を増加させ、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧をスレッショルド電圧に近づける時間を早めている。なお、ソース電流経路L2Aは、電源ラインから、P型チャンネルトランジスタM28を介し、さらに、P型チャンネルトランジスタM4を介してN型チャンネルトランジスタM2のゲートに至るものである。
N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧が、スレッショルド電圧を超過することにより、N型チャンネルトランジスタM7のゲート電圧が、スレッショルド電圧を超過すると、実施形態1と同様に、インバータ31は、P型チャンネルトランジスタM28のゲートに、ハイレベル信号を出力する。これによって、P型チャンネルトランジスタM28はオフ状態になり、ソース電流経路L2Aが遮断される。このため、実施形態1と同様に、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力が低下し、N型チャンネルトランジスタM2のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの昇圧速度に比べて、該ゲート電圧を昇圧する速度を遅らせている。
一方、データ入力信号がローレベルからハイレベルに変化した直後は、P型チャンネルトランジスタM17のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達していない。このため、P型チャンネルトランジスタM17は、オフ状態を維持する。
本実施形態では、ゲートバイアス回路50BのN型チャンネルトランジスタM52と、第2ゲート電圧検出回路30DのN型チャンネルトランジスタM37とによって、カレントミラー回路を構成している。N型チャンネルトランジスタM37は、定電流源として機能し、該トランジスタM37には、前記定電流源52の出力電流に対応する電流が通電する。N型チャンネルトランジスタM37は、本発明の電流源に相当する。
インバータ32の入力には、接続点D1の電位(接地電位)に基づいて、ローレベル信号が入力される。インバータ32は、N型チャンネルトランジスタM38のゲートに、ハイレベル信号を出力する。これによって、N型チャンネルトランジスタM38のゲート電圧が高レベル電圧に固定され、N型チャンネルトランジスタM38はオン状態を維持する。
その後、出力バッファ回路10Aは、実施形態1の出力バッファ回路10と同様に動作する。そこで、出力バッファ回路10Aにおいては、実施形態1と同様に、シンク電流経路L11に加えて、図示のシンク電流経路L12Aが形成される。これによって、実施形態1と同様に、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力を増加させ、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧をスレッショルド電圧に近づける時間を早めている。なお、シンク電流経路L12Aは、P型チャンネルトランジスタM1のゲートから、N型チャンネルトランジスタM14を介し、N型チャンネルトランジスタM38を通じてグランドに至るものである。
さらに、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達することにより、P型チャンネルトランジスタM17のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達すると、P型チャンネルトランジスタM17がオン状態になる。P型チャンネルトランジスタM17がオン状態になると、接続点D1の電位が変化する。インバータ32の入力には、接続点D1の電位に基づいて、ハイレベル信号が入力される。
インバータ32は、N型チャンネルトランジスタM38のゲートに、ローレベル信号を出力する。これによって、N型チャンネルトランジスタM38はオフ状態になり、シンク電流経路L12Aが遮断される。このため、実施形態1と同様に、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力が低下し、P型チャンネルトランジスタM1のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの降圧速度に比べて、該ゲート電圧を降圧する速度を遅らせている。
<実施形態2の効果>
本実施形態の出力バッファ回路10Aにおいては、第2ゲート電圧検出回路30Cが、N型チャンネルトランジスタM7に接続されて、定電流源として機能するP型チャンネルトランジスタM27を備え、第2ゲート電圧検出回路30Dが、P型チャンネルトランジスタM17に接続されて、定電流源として機能するN型チャンネルトランジスタM37を備えている。出力バッファ回路10Aにおいては、N型チャンネルトランジスタM7がオン状態あるいはオフ状態になると、該トランジスタM7と前記P型チャンネルトランジスタM27との接続点C1に発生する電位が変化し、P型チャンネルトランジスタM17がオン状態あるいはオフ状態になると、該トランジスタM17と前記N型チャンネルトランジスタM37との接続点D1に発生する電位が変化する。そこで、出力バッファ回路10Aにおいては、各接続点C1、D1に発生する電位の変化に対応させて、N型チャンネルトランジスタM2及びN型チャンネルトランジスタM7がオン状態あるいはオフ状態になったことを検出したり、P型チャンネルトランジスタM1及びP型チャンネルトランジスタM17がオン状態あるいはオフ状態になったことを検出することができる。このため、出力バッファ回路10Aにおいては、N型チャンネルトランジスタM2やP型チャンネルトランジスタM1がオン状態あるいはオフ状態になったことになったことを検出した結果に基づいて、各トランジスタM2、M1のゲート電圧が、スレッショルド電圧に到達したか否かを検出することができる。
本実施形態の出力バッファ回路10Aにおいては、第3ゲート電圧制御回路40Aが、インバータ31を介して前記接続点C1に接続されるゲートを有するP型チャンネルトランジスタM28を備えるとともに、インバータ32を介して前記接続点D1に接続されるゲートを有するN型チャンネルトランジスタM38を備えている。出力バッファ回路10Aにおいては、各接続点C1、D1に発生する電位の変化に応じて、各トランジスタM28、M38のゲート電圧を、変化させることができる。そこで、出力バッファ回路10においては、各トランジスタM28、M38のゲート電圧に応じて、各トランジスタM28、M38をオン状態あるいはオフ状態に制御し、ソース電流経路L2Aやシンク電流経路L12Aを形成したり、該ソース電流経路L2Aや該シンク電流経路L12Aを遮断することができる。このため、出力バッファ回路10Aにおいては、ソース電流経路L2Aの形成あるいは遮断により、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路の電流駆動能力を変化させたり、シンク電流経路L12Aの形成あるいは遮断により、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路の電流駆動能力を変化させることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を、図3を参照しつつ説明する。図3は、本実施形態の出力バッファ回路10Bの回路構成図である。ここでは、実施形態1及び実施形態2と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を簡略化する。出力バッファ回路10Bは、実施形態2の第3ゲート電圧制御回路40Aに代えて、第4ゲート電圧制御回路40Bを備えている。第4ゲート電圧制御回路40Bは、本発明の補助駆動部に相当する。
第4ゲート電圧制御回路40Bは、P型チャンネルトランジスタM28と、P型チャンネルトランジスタM29と、N型チャンネルトランジスタM38と、N型チャンネルトランジスタM39とを備えている。
P型チャンネルトランジスタM29のソースは、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。P型チャンネルトランジスタM29のゲートは、ゲートバイアス回路50Aが備えるP型チャンネルトランジスタM51のゲート及び第2ゲート電圧検出回路30CのP型チャンネルトランジスタM27のゲートに接続されている。P型チャンネルトランジスタM29のドレインは、P型チャンネルトランジスタM28のソースに接続されている。P型チャンネルトランジスタM28のゲートは、第2ゲート電圧検出回路30Cが備えるインバータ31の出力に接続されている。P型チャンネルトランジスタM28のドレインは、第1ゲート電圧制御回路20Aの接続点A1に接続されている。なお、P型チャンネルトランジスタM29は、本発明の第4スイッチング素子に相当する。
N型チャンネルトランジスタM39のソースは、グランド(低電位電源)に接続されている。N型チャンネルトランジスタM39のゲートは、ゲートバイアス回路50Bが備えるN型チャンネルトランジスタM52のゲート及び第2ゲート電圧検出回路30Dが備えるN型チャンネルトランジスタM37のゲートに接続されている。N型チャンネルトランジスタM39のドレインは、N型チャンネルトランジスタM38のソースに接続されている。なお、P型チャンネルトランジスタM39は、本発明の第4スイッチング素子に相当する。
N型チャンネルトランジスタM38のゲートは、第2ゲート電圧検出回路30Dが備えるインバータ32の出力に接続されている。N型チャンネルトランジスタM38のドレインは、第1ゲート電圧制御回路20Bの接続点B1に接続されている。
次に、本実施形態の出力バッファ回路10Bの動作を説明する。入力端子(IN)から入力されるデータ信号がハイレベルからローレベルに変化する場合には、出力バッファ回路10Bは、次のように動作する。
実施形態2と同様に、データ入力信号がハイレベルからローレベルに変化した直後は、N型チャンネルトランジスタM7は、オフ状態を維持している。上述したように、P型チャンネルトランジスタM27は定電流源として機能する。インバータ31の入力には、前記接続点C1発生する電位に基づいて、ハイレベル信号が入力され、インバータ31は、P型チャンネルトランジスタM28のゲートに、ローレベル信号を出力する。これによって、P型チャンネルトランジスタM28はオン状態になる。
加えて、本実施形態では、P型チャンネルトランジスタM29のゲートは、P型チャンネルトランジスタM51のゲート及びP型チャンネルトランジスタM27のゲートに接続され、定電流源51の電流値は、各トランジスタM29、M51、M27のゲート電圧がスレッショルド電圧付近になるように設定されている。そこで、P型チャンネルトランジスタM51及びP型チャンネルトランジスタM27がオン状態になることにより、P型チャンネルトランジスタM29もオン状態になる。なお、P型チャンネルトランジスタM29のゲートは、定電流源として機能するP型チャンネルトランジスタM27のゲートに接続されているから、本発明の第4スイッチング素子の第4制御端子に相当する。
このとき、第1ゲート電圧制御回路20Aが備えるP型チャンネルトランジスタM4はオン状態であり、各トランジスタM29、M28、M4が、同時にオン状態になる。このため、図示のソース電流経路L2Bが形成される。ソース電流経路L2Bは、電源ラインから、各トランジスタM29、M28を通じ、さらに、接続点A1、P型チャンネルトランジスタM4及び接続点A2を通じて、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに至るものである。なお、出力バッファ回路10Bにおいては、実施形態2と同様に、ソース電流経路L2Bに加えて、ソース電流経路L1が形成されている。
一方、データ入力信号がローレベルからハイレベルに変化した直後は、P型チャンネルトランジスタM17は、オフ状態を維持している。上述したように、N型チャンネルトランジスタM37は、定電流源として機能する。インバータ32の入力には、前記接続点D1の電位(接地電位)に基づいて、ローレベル信号が入力され、インバータ32は、N型チャンネルトランジスタM38のゲートに、ハイレベル信号を出力する。これによって、N型チャンネルトランジスタM38はオン状態になる。
加えて、本実施形態では、N型チャンネルトランジスタM39のゲートは、N型チャンネルトランジスタM52のゲート及びN型チャンネルトランジスタM37のゲートに接続され、定電流源52の電流値は、各トランジスタM39、M52、M37のゲート電圧がスレッショルド電圧付近になるように設定されている。そこで、N型チャンネルトランジスタM52及びN型チャンネルトランジスタM37がオン状態になることにより、N型チャンネルトランジスタM39もオン状態になる。なお、N型チャンネルトランジスタM39のゲートは、定電流源として機能するN型チャンネルトランジスタM37のゲートに接続されているから、本発明の第4スイッチング素子の第4制御端子に相当する。
このとき、第1ゲート電圧制御回路20B備えるN型チャンネルトランジスタM14はオン状態であり、各トランジスタM14、M38、M39が、同時にオン状態になる。このため、図示のシンク電流経路L12Bが形成される。シンク電流経路L12Bは、P型チャンネルトランジスタM1のゲートから、接続点B2、N型チャンネルトランジスタM14及び接続点B1を通じ、さらに、N型チャンネルトランジスタM38、M39を通じて、グランドに至るものである。なお、出力バッファ回路10Bにおいては、実施形態2と同様に、シンク電流経路L12Bに加えて、シンク電流経路L11が形成される。
<実施形態3の効果>
本実施形態の出力バッファ回路10Bにおいては、第4ゲート電圧制御回路40Bが、P型チャンネルトランジスタM28と電源ラインとの間に接続され、定電流源として機能するP型チャンネルトランジスタM27に接続されるゲートを有するP型チャンネルトランジスタM29を備えている。さらに、第4ゲート電圧制御回路40Bは、N型チャンネルトランジスタM38とグランドとの間に接続され、定電流源として機能するN型チャンネルトランジスタM37に接続されるゲートを有するN型チャンネルトランジスタM39を備えている。そこで、出力バッファ回路10Bにおいては、電源ラインからP型チャンネルトランジスタM27に引き込む一定の電流によって、P型チャンネルトランジスタM29のゲート電圧を制御すると共に、N型チャンネルトランジスタM37を通電する一定の電流によって、N型チャンネルトランジスタM39のゲート電圧を制御することができる。このため、出力バッファ回路10Bにおいては、前記一定の電流によって、各トランジスタM29、M39のゲート電圧が制御され、ソース電流経路L2Bの電流駆動能力やシンク電流経路L12Bの電流駆動能力に基づいて、各トランジスタM2、M1のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの時間を一定に保つことができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を、図4を参照しつつ説明する。図4は、本実施形態の出力バッファ回路10Cの回路構成図である。ここでは、実施形態1ないし実施形態3と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を簡略化する。出力バッファ回路10Cは、実施形態2の第3ゲート電圧制御回路40Aに代えて、第5ゲート電圧制御回路40Cを備えている。第5ゲート電圧制御回路40Cは、本発明の補助駆動部に相当する。
第5ゲート電圧制御回路40Cは、抵抗R2と、P型チャンネルトランジスタM28と、N型チャンネルトランジスタM38と、抵抗R12とを備えている。抵抗R2の一端は、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。抵抗R2の他端は、P型チャンネルトランジスタM28のソースに接続されている。P型チャンネルトランジスタM28のゲートは、実施形態2及び実施形態3と同様に、第2ゲート電圧検出回路30Cのインバータ31の出力に接続されている。P型チャンネルトランジスタM28のドレインは、第1ゲート電圧制御回路20Aの接続点A1に接続されている。なお、抵抗R2は、本発明の第2抵抗素子に相当する。
抵抗R12の一端は、グランド(低電位電源)に接続されている。抵抗R12の他端は、N型チャンネルトランジスタM38のソースに接続されている。N型チャンネルトランジスタM38のゲートは、第2ゲート電圧検出回路30Dのインバータ32の出力に接続されている。N型チャンネルトランジスタM38のドレインは、第1ゲート電圧制御回路20Bの接続点B1に接続されている。なお、抵抗R12は、本発明の第2抵抗素子に相当する。
次に、本実施形態の出力バッファ回路10Cの動作を説明する。入力端子(IN)から入力されるデータ信号がハイレベルからローレベルに変化する場合には、出力バッファ回路10Cは、次のように動作する。
実施形態2及び実施形態3と同様に、データ入力信号がハイレベルからローレベルに変化した直後には、インバータ31が、P型チャンネルトランジスタM28のゲートに、ローレベル信号を出力する。これによって、P型チャンネルトランジスタM28はオン状態になる。
このとき、実施形態2及び実施形態3と同様に、第1ゲート電圧制御回路20Aが備えるP型チャンネルトランジスタM4はオン状態であり、各トランジスタM28、M4が、同時にオン状態になる。このため、図示のソース電流経路L2Cが形成される。ソース電流経路L2Cは、電源ラインから、抵抗R2及びP型チャンネルトランジスタM28を通じ、さらに、接続点A1、P型チャンネルトランジスタM4及び接続点A2を通じて、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに至るものである。
電源ラインからソース電流経路L2Cに供給される電流は、抵抗R2によって制限され、該ソース電流経路L2Cの電流値が抑えられる。なお、出力バッファ回路10Cにおいては、実施形態2及び実施形態3と同様に、ソース電流経路L2Cに加えて、ソース電流経路L1が形成されている。
一方、データ入力信号がローレベルからハイレベルに変化した直後は、実施形態2及び実施形態3と同様に、インバータ32が、N型チャンネルトランジスタM38のゲートに、ハイレベル信号を出力する。これによって、N型チャンネルトランジスタM38はオン状態になる。
このとき、実施形態2及び実施形態3と同様に、第1ゲート電圧制御回路20B備えるN型チャンネルトランジスタM14はオン状態であり、各トランジスタM14、M38が、同時にオン状態になる。このため、図示のシンク電流経路L12Cが形成される。シンク電流経路L12Cは、P型チャンネルトランジスタM1のゲートから、接続点B2、N型チャンネルトランジスタM14及び接続点B1を通じ、さらに、N型チャンネルトランジスタM38及び抵抗R12を通じて、グランドに至るものである。
本実施形態では、抵抗R12によって、グランドに引き込む電流が制限される。なお、出力バッファ回路10Cにおいては、シンク電流経路L12Cに加えて、シンク電流経路L11が形成される。
<実施形態4の効果>
本実施形態の出力バッファ回路10Cにおいては、第5ゲート電圧制御回路40Cが、P型チャンネルトランジスタM28のソースと電源ラインとの間に接続された抵抗R2を備えるとともに、グランドとN型チャンネルトランジスタM38のソースとの間に接続された抵抗R12を備えている。そこで、出力バッファ回路10Cにおいては、抵抗R2、R12の抵抗値を調整することにより、電源ラインからソース電流経路L2Cに供給される電流値を、一定の範囲に制限したり、シンク電流経路L12Cのグランドに引き込む電流値を、一定の範囲に制限することができる。このため、出力バッファ回路10Cにおいては、N型チャンネルトランジスタM2に対するソース電流経路L2Cの電流駆動能力や、P型チャンネルトランジスタM1に対するシンク電流経路L12Cの電流駆動能力を、それぞれ一定の範囲に設定することができる。これにより、各トランジスタM2、M1のゲート電圧がスレッショルド電圧に到達するまでの時間を、一定の範囲に設定することができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を、図5を参照しつつ説明する。図5は、本実施形態の出力バッファ回路10Dの回路構成図である。ここでは、実施形態1ないし実施形態4と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を簡略化する。出力バッファ回路10Dは、実施形態3の出力バッファ回路10Bの第1ゲート電圧制御回路20A、20Bに代えて、第6ゲート電圧制御回路20C、20Dを備えている。第6ゲート電圧制御回路20C、20Dは、本発明の駆動部に相当する。
第6ゲート電圧制御回路20Cは、P型チャンネルトランジスタM3Aと、P型チャンネルトランジスタM4と、N型チャンネルトランジスタM5とを備えている。P型チャンネルトランジスタM3Aは、本発明の第5スイッチング素子に相当する。P型チャンネルトランジスタM3Aのゲートは、第2ゲート電圧検出回路30Cが備えるP型チャンネルトランジスタM27のゲートと、ゲートバイアス回路50Aが備えるP型チャンネルトランジスタM51のゲートとに接続されている。
P型チャンネルトランジスタM3Aのドレインは、P型チャンネルトランジスタM4のソースに接続されている。P型チャンネルトランジスタM3AのドレインとP型チャンネルトランジスタM4のソースとの接続点A3は、第4ゲート電圧制御回路40Bが備えるP型チャンネルトランジスタM28のドレインに接続されている。
第6ゲート電圧制御回路20Dは、N型チャンネルトランジスタM13Aと、N型チャンネルトランジスタM14と、P型チャンネルトランジスタM15とを備えている。P型チャンネルトランジスタM13Aは、本発明の第5スイッチング素子に相当する。N型チャンネルトランジスタM13Aのゲートは、第2ゲート電圧検出回路30Dが備えるN型チャンネルトランジスタM37のゲートと、ゲートバイアス回路50Bが備えるN型チャンネルトランジスタM52のゲートとに接続されている。N型チャンネルトランジスタM13Aのドレインは、N型チャンネルトランジスタM14のソースに接続されている。N型チャンネルトランジスタM13AのドレインとN型チャンネルトランジスタM14のソースとの接続点B3は、第4ゲート電圧制御回路40Bが備えるN型チャンネルトランジスタM38のドレインに接続されている。
次に、本実施形態の出力バッファ回路10Dの動作を説明する。入力端子(IN)から入力されるデータ信号がハイレベルからローレベルに変化する場合には、出力バッファ回路10Dは、次のように動作する。
本実施形態では、定電流源51の電流値は、各トランジスタM3A、M51、M27のゲート電圧がスレッショルド電圧付近になるように設定されている。そこで、P型チャンネルトランジスタM51及びP型チャンネルトランジスタM27がオン状態になることにより、P型チャンネルトランジスタM3Aもオン状態になる。
本実施形態では、定電流源51の電流によって、P型チャンネルトランジスタM3Aのゲート電圧が設定される。そこで、本実施形態では、定電流源51の電流によって、P型チャンネルトランジスタM3Aのゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの時間が一定となるように制御している。なお、P型チャンネルトランジスタM3Aのゲートは、定電流源として機能するP型チャンネルトランジスタM27のゲートに接続されているから、本発明の第5スイッチング素子の第5制御端子に相当する。
データ入力信号がハイレベルからローレベルに変化すると、第6ゲート電圧制御回路20Cが備えるP型チャンネルトランジスタM4はオン状態になり、各トランジスタM3A、M4が、同時にオン状態になる。このため、図示のソース電流経路L1Aが形成される。ソース電流経路L1Aは、電源ラインから、各トランジスタM3A、M4を通じ、さらに、接続点A2を通じて、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに至るものである。
出力バッファ回路10Dにおいては、前記ソース電流経路L1Aに加えて、実施形態3と同様に、ソース電流経路L2Bが形成される。本実施形態では、P型チャンネルトランジスタM29のゲート電圧も、定電流源51によって、設定される。そこで、P型チャンネルトランジスタM3Aと同様に、P型チャンネルトランジスタM29のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの時間が一定となるように制御される。
一方、データ入力信号がローレベルからハイレベルに変化する場合には、出力バッファ回路10Dは、次のように動作する。本実施形態では、定電流源52の電流値は、各トランジスタM13A、M52、M37のゲート電圧がスレッショルド電圧付近になるように設定されている。そこで、N型チャンネルトランジスタM52及びN型チャンネルトランジスタM37がオン状態になることにより、N型チャンネルトランジスタ13Aもオン状態になる。
本実施形態では、定電流源52の電流によって、N型チャンネルトランジスタ13Aのゲート電圧が設定される。そこで、本実施形態では、定電流源52の電流によって、N型チャンネルトランジスタ13Aのゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの時間が一定となるように制御されている。なお、N型チャンネルトランジスタ13Aのゲートは、定電流源として機能するN型チャンネルトランジスタM37のゲートに接続されているから、本発明の第5スイッチング素子の第5制御端子に相当する。
データ入力信号がローレベルからハイレベルに変化すると、第6ゲート電圧制御回路20Dが備えるN型チャンネルトランジスタM14はオン状態になり、各トランジスタM14、M13Aが、同時にオン状態になる。このため、図示のシンク電流経路L11Aが形成される。シンク電流経路L11Aは、P型チャンネルトランジスタM1のゲートから、N型チャンネルトランジスタM14及びN型チャンネルトランジスタM13Aを介し、グランドに至るものである。
出力バッファ回路10Dにおいては、前記シンク電流経路L11Aに加えて、実施形態3と同様に、シンク電流経路L12Bが形成される。本実施形態では、N型チャンネルトランジスタM39のゲート電圧も、定電流源52によって、設定される。そこで、N型チャンネルトランジスタM13Aと同様に、N型チャンネルトランジスタM39のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの時間が一定となるように制御される。
<実施形態5の効果>
本実施形態の出力バッファ回路10Dにおいては、第6ゲート電圧制御回路20Cが、定電流源として機能するP型チャンネルトランジスタM27に接続されるゲートを有するP型チャンネルトランジスタM3Aを備え、第6ゲート電圧制御回路20Dが、定電流源として機能するN型チャンネルトランジスタM37に接続されるゲートを有するN型チャンネルトランジスタM13Aを備えている。そこで、出力バッファ回路10Dにおいては、電源ラインからP型チャンネルトランジスタM27に引き込む一定の電流によって、N型チャンネルトランジスタM3Aのゲート電圧を制御するとともに、N型チャンネルトランジスタM37を通電する一定の電流によって、N型チャンネルトランジスタM39のゲート電圧を制御することができる。このため、出力バッファ回路10Dにおいては、前記一定の電流によって、各トランジスタM3A、M13Aのゲート電圧が制御され、ソース電流経路L1Aの電流駆動能力やシンク電流経路L11Aの電流駆動能力に基づいて、各トランジスタM2、M1のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの時間を一定に保ち、データ入力信号に対する応答遅れを抑制することができる。
<実施形態6>
本発明の実施形態6を、図6を参照しつつ説明する。図6は、本実施形態の出力バッファ回路10Eの回路構成図である。ここでは、実施形態1ないし実施形態5と同一の構成は同一の符号を付し、その説明を簡略化する。出力バッファ回路10Eは、実施形態5の出力バッファ回路10Dの第6ゲート電圧制御回路20C、20Dに代えて、第7ゲート電圧制御回路20E、20Fを備えている。第7ゲート電圧制御回路20E、20Fは、本発明の駆動部に相当する。
第7ゲート電圧制御回路20Eは、抵抗R3と、P型チャンネルトランジスタM4と、N型チャンネルトランジスタM5とを備えている。抵抗R3は、本発明の第3抵抗素子に相当する。P型チャンネルトランジスタM4は、本発明の第6スイッチング素子に相当する。
抵抗R3の一端は、電源電圧Vdd(電源ライン)に接続されている。抵抗R3の他端は、P型チャンネルトランジスタM4のソースに接続されている。抵抗R3の他端とP型チャンネルトランジスタM4のソースとの接続点A5は、第4ゲート電圧制御回路40Bが備えるP型チャンネルトランジスタM28のドレインに接続されている。
第7ゲート電圧制御回路20Fは、抵抗R13と、N型チャンネルトランジスタM14と、P型チャンネルトランジスタM15とを備えている。抵抗R13は、本発明の第3抵抗素子に相当する。N型チャンネルトランジスタM14は、本発明の第6スイッチング素子に相当する。
抵抗R13の一端は、グランド(低電位電源)に接続されている。抵抗R13の他端は、N型チャンネルトランジスタM14のソースに接続されている。抵抗R13の他端とN型チャンネルトランジスタM14のソースとの接続点B5は、第4ゲート電圧制御回路40Bが備えるN型チャンネルトランジスタM38のドレインに接続されている。
次に、本実施形態の出力バッファ回路10Eの動作を説明する。入力端子(IN)から入力されるデータ信号がハイレベルからローレベルに変化する場合には、出力バッファ回路10Eは、次のように動作する。
データ入力信号がハイレベルからローレベルに変化すると、第7ゲート電圧制御回路20Eが備えるP型チャンネルトランジスタM4はオン状態になる。これによって、図示のソース電流経路L1Bが形成される。ソース電流経路L1Bは、電源ラインから、抵抗R3及びP型チャンネルトランジスタM4を通じ、さらに、接続点A2を通じて、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに至るものである。
電源ラインからソース電流経路L1Bに供給される電流は、抵抗R3によって制限され、該ソース電流経路L1Bの電流値が抑えられる。そこで、本実施形態では、抵抗R3の抵抗値の違いに応じて、N型チャンネルトランジスタM2のゲートへの供給電流の値が一定値に保たれる。
一方、データ入力信号がローレベルからハイレベルに変化する場合には、出力バッファ回路10Eは、次のように動作する。データ入力信号がローレベルからハイレベルに変化すると、第7ゲート電圧制御回路20Fが備えるP型チャンネルトランジスタM14はオン状態になる。これによって、図示のシンク電流経路L11Bが形成される。シンク電流経路L11Bは、P型チャンネルトランジスタM1のゲートから、接続点B2及びN型チャンネルトランジスタM14を通じ、グランドに至るものである。
本実施形態では、抵抗R13によって、グランドに引き込む電流が制限される。そこで、本実施形態では、抵抗R13の抵抗値の違いに応じて、グランドに引き込む電流の値が一定値に保たれる。
<実施形態6の効果>
本実施形態の出力バッファ回路10Eにおいては、第7ゲート電圧制御回路20Eが、N型チャンネルトランジスタM2のゲートに接続されたP型チャンネルトランジスタM4と、電源ラインとの間に接続された抵抗R3を備え、第7ゲート電圧制御回路20Fが、P型チャンネルトランジスタM1のゲートに接続されたN型チャンネルトランジスタM14と、グランドとの間に接続された抵抗R13を備えている。そこで、出力バッファ回路10Eにおいては、各抵抗R3、R13の抵抗値を調整することにより、電源ラインからソース電流経路L1Bに供給される電流値を、一定の範囲に制限したり、シンク電流経路L11Bのグランドに引き込む電流値を、一定の範囲に制限することができる。このため、出力バッファ回路10Eにおいては、一定の範囲に制限された電流によって、各トランジスタM2、M1のゲート電圧が制御され、ソース電流経路L1Bの電流駆動能力やシンク電流経路L11Bの電流駆動能力に基づいて、各トランジスタM2、M1のゲート電圧をスレッショルド電圧に到達させるまでの時間を一定の範囲に制限し、データ入力信号に対する応答遅れを抑制することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。
本発明の技術思想により背景技術における課題を解決するための手段を、以下に列記する。
(付記1) 出力スイッチング素子を駆動する駆動部と、
前記出力スイッチング素子の制御端子の電圧値が、閾値電圧値を超過したことを検出する検出部と、
前記駆動部に接続され、前記検出部の検出結果に応じて、前記出力スイッチング素子の駆動能力を変更する補助駆動部と、
を備えることを特徴とするバッファ回路。
(付記2) 前記検出部は、前記出力スイッチング素子と同一の素子構造を有し、前記出力スイッチング素子の制御端子に接続される第1制御端子を有する第1スイッチング素子を備えることを特徴する付記1に記載のバッファ回路。
(付記3) 前記検出部は、電源とグランドとの間に配置されて、前記第1スイッチング素子に直列接続された第1抵抗素子を備えることを特徴とする付記2に記載のバッファ回路。
(付記4) 前記補助駆動部は、前記第1抵抗素子と前記第1スイッチング素子との接続点に接続される第2制御端子を有する第2スイッチング素子を備えることを特徴とする付記1又は付記3に記載のバッファ回路。
(付記5) 前記検出部は、前記第1スイッチング素子に直列接続された電流源を備えることを特徴とする付記2に記載のバッファ回路。
(付記6) 前記補助駆動部は、前記電流源と前記第1スイッチング素子との接続点に接続される第3制御端子を有する第3スイッチング素子を備えることを特徴とする付記1又は付記5に記載のバッファ回路。
(付記7) 前記補助駆動部は、前記第3スイッチング素子と電源との間に接続され、前記電流源に接続される第4制御端子を有する第4スイッチング素子を備えることを特徴とする付記6に記載のバッファ回路。
(付記8) 前記補助駆動部は、前記第3スイッチング素子と電源との間に接続された第2抵抗素子を備えることを特徴とする付記6に記載のバッファ回路。
(付記9) 前記駆動部は、前記電流源に接続される第5制御端子を有する第5スイッチング素子を備えることを特徴とする付記1又は付記7に記載のバッファ回路。
(付記10) 前記駆動部は、前記出力スイッチング素子の制御端子に接続された第6スイッチング素子と電源との間に接続された第3抵抗素子を備えることを特徴とする付記1又は付記7に記載のバッファ回路。
(付記11) 出力スイッチング素子を駆動する駆動ステップと、
前記出力スイッチング素子の制御端子の電圧値が、閾値電圧値を超過したことを検出する検出ステップと、
前記検出ステップの検出結果に応じて、前記駆動ステップにおける前記出力スイッチング素子の駆動能力を変更する補助駆動ステップと、を備えることを特徴とするバッファ回路の制御方法。
本発明の実施形態1の出力バッファ回路の構成図である。 実施形態2の出力バッファ回路の構成図である。 実施形態3の出力バッファ回路の構成図である。 実施形態4の出力バッファ回路の構成図である。 実施形態5の出力バッファ回路の構成図である。 実施形態6の出力バッファ回路の構成図である。 従来の出力バッファ回路の構成図である。
符号の説明
10 出力バッファ回路
20、30 ゲート電圧制御回路
30 ゲート電圧検出回路
M1 P型チャンネルトランジスタ
M2 N型チャンネルトランジスタ

Claims (10)

  1. 出力スイッチング素子を駆動する駆動部と、
    前記出力スイッチング素子の制御端子の電圧値が、閾値電圧値を超過したことを検出する検出部と、
    前記駆動部に接続され、前記検出部の検出結果に応じて、前記出力スイッチング素子の駆動能力を変更する補助駆動部と、
    を備えることを特徴とするバッファ回路。
  2. 前記検出部は、前記出力スイッチング素子と同一の素子構造を有し、前記出力スイッチング素子の制御端子に接続される第1制御端子を有する第1スイッチング素子を備えることを特徴する請求項1に記載のバッファ回路。
  3. 前記検出部は、電源とグランドとの間に配置されて、前記第1スイッチング素子に直列接続された第1抵抗素子を備えることを特徴とする請求項2に記載のバッファ回路。
  4. 前記補助駆動部は、前記第1抵抗素子と前記第1スイッチング素子との接続点に接続される第2制御端子を有する第2スイッチング素子を備えることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のバッファ回路。
  5. 前記検出部は、前記第1スイッチング素子に直列接続された電流源を備えることを特徴とする請求項2に記載のバッファ回路。
  6. 前記補助駆動部は、前記電流源と前記第1スイッチング素子との接続点に接続される第3制御端子を有する第3スイッチング素子を備えることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載のバッファ回路。
  7. 前記補助駆動部は、前記第3スイッチング素子と電源との間に接続され、前記電流源に接続される第4制御端子を有する第4スイッチング素子を備えることを特徴とする請求項6に記載のバッファ回路。
  8. 前記補助駆動部は、前記第3スイッチング素子と電源との間に接続された第2抵抗素子を備えることを特徴とする請求項6に記載のバッファ回路。
  9. 前記駆動部は、前記電流源に接続される第5制御端子を有する第5スイッチング素子を備えることを特徴とする請求項1又は請求項7に記載のバッファ回路。
  10. 出力スイッチング素子を駆動する駆動ステップと、
    前記出力スイッチング素子の制御端子の電圧値が、閾値電圧値を超過したことを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの検出結果に応じて、前記駆動ステップにおける前記出力スイッチング素子の駆動能力を変更する補助駆動ステップと、を備えることを特徴とするバッファ回路の制御方法。
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