JP4137339B2 - 出力バッファ回路及び半導体装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に用いられるスルーレート制御型出力バッファ回路に関するものである。
【0002】
半導体装置には、スルーレート制御型出力バッファ回路が設けられているものがある。この出力バッファ回路は、出力駆動用トランジスタのゲート入力波形の傾き(スルーレート)を調整する機能を有し、出力信号変化時の消費電流を低減する目的などに使用される。
【0003】
近年、半導体装置は、動作周波数が高速化しており、それに伴って入出力の周波数が高い仕様が設定されるようになってきている。そのため、仕様の変更に応じて低速から高速まで幅広い周波数帯域に対応できる出力バッファ回路が求められている。
【0004】
【従来の技術】
図6は、スルーレート制御型出力バッファ回路の従来例を示す回路図である。
この出力バッファ回路11は、出力駆動用トランジスタ(単に出力トランジスタという)T1,T2と、それらを外部入力信号VINに応答してオン・オフ制御するスルーレート制御回路(単に制御回路という)12,13及び遅延回路14を備えている。
【0005】
第1出力トランジスタT1と、NチャネルMOSトランジスタからなる第2出力トランジスタT2は、高電位電源VDDと低電位電源VSSの間に直列接続され、それらトランジスタT1,T2のドレインから外部出力信号VOUTが出力される。即ち、第1出力トランジスタT1はPチャネルMOSトランジスタからなり、ソースが高電位電源VDDに接続され、ドレインが出力端子15に接続され、ゲートに第1制御回路12から制御信号VPが印加される。第2出力トランジスタT2は、ソースが低電位電源VSSに接続され、ドレインが出力端子15に接続され、ゲートに第2制御回路13から制御信号VNが印加される。
【0006】
第1制御回路12は、高電位電源VDDと低電位電源VSSの間に直列接続されたPMOSトランジスタT11及びNMOSトランジスタT12,T13と、その第3トランジスタT13に並列接続されたNMOSトランジスタT14とから構成されている。第1トランジスタT11のソースは高電位電源VDDに接続され、ドレインは第2トランジスタT12のドレインに接続され、両トランジスタT11,T12のゲートには外部入力信号VINが印加されている。第2トランジスタT12のソースは第3トランジスタT13のドレインに接続され、第3トランジスタT13のソースは低電位電源VSSに接続されている。第4トランジスタT14はオン抵抗値が大きく設定され、ゲートは高電位電源VDDに接続され、常時オン状態になって抵抗素子として機能する。
【0007】
第2制御回路13は、高電位電源VDDと低電位電源VSSの間に直列接続されたPMOSトランジスタT21,T22及びNMOSトランジスタT23と、その第1トランジスタT21に並列接続されたPMOSトランジスタT24とから構成されている。第1トランジスタT21のソースは高電位電源VDDに接続され、ドレインは第2トランジスタT22のソースに接続され、両トランジスタT21,T22のゲートには外部入力信号VINが印加されている。第2トランジスタT22のドレインは第3トランジスタT23のドレインに接続され、第3トランジスタT23のソースは低電位電源VSSに接続されている。第4トランジスタT24はオン抵抗が大きく設定され、ゲートは低電位電源VSSに接続され、常時オン状態になって抵抗素子として機能する。
【0008】
遅延回路14はインバータ回路よりなり、入力端子には外部入力信号VINが印加され、出力端子は第1制御回路12の第3トランジスタT13のゲートと第2制御回路13の第1トランジスタT21のゲートに接続されている。
【0009】
上記のように構成された出力バッファ回路11は、以下のように動作する。
(1)外部入力信号VINがLレベル(低電位電源VSSレベル)からHレベル(高電位電源VDDレベル)に変化する時、それに応答して、第2制御回路13の第2トランジスタT22は直ちにオフし、第3トランジスタT23はオンするため、制御信号VNはHレベルからLレベルへと急速に立ち下がる。よって、出力トランジスタT2は直ちにオフする。
【0010】
同様に、外部入力信号VINの変化に応答して、第1制御回路12の第1トランジスタT11は直ちにオフし、第2トランジスタT12はオンするが、第3トランジスタT13のゲートには遅延回路14から遅延された外部入力信号VINが印加され、所定時間変化前のHレベルが印加される。そのため、第3トランジスタT13は遅延回路14の遅延時間分オンし、図7に※印で示すように、制御信号VPをHレベルから急速に立ち下げる。そして、所定時間経過後に、遅延回路14の出力がHレベルからLレベルに変化し第3トランジスタT13がオフするため、その後はオン抵抗の大きい第4トランジスタT14が制御信号VPを緩やかに立ち下げる。
【0011】
よって、第1出力トランジスタT1が完全にオンするまでの時間は、第2出力トランジスタT2がオフする時間よりも長くなり、外部出力信号VOUTがLレベルからHレベルへと変化する波形は、通常のCMOSインバータ出力に比べて緩やかになる。
【0012】
(2)外部入力信号VINがHレベルからLレベルに変化する時、それに応答して、第1制御回路12の第2トランジスタT12は直ちにオフ、T11はオンするため、制御信号VPはLレベルからHレベルへと急速に立ち上がる。よって、第1出力トランジスタT1は直ちにオフする。
【0013】
同様に、外部入力信号VINの変化に応答して、第2制御回路13の第3トランジスタT23は直ちにオフし、第2トランジスタT22はオンするが、第1トランジスタT21のゲートには遅延回路14から遅延された外部入力信号VINが印加され、所定時間変化前のLレベルが印加される。そのため、第1トランジスタT21は遅延回路14の遅延時間分オンし、図7に※印で示すように、制御信号VNをLレベルから急速に立ち上げる。そして、所定時間経過後に、遅延回路14の出力がLレベルからHレベルに変化し第1トランジスタT21がオフするため、その後はオン抵抗の大きい第4トランジスタT24が制御信号VNを緩やかに立ち上げる。
【0014】
よって、第2出力トランジスタT2が完全にオンするまでの時間は、第1出力トランジスタT1がオフする時間よりも長くなり、外部出力信号VOUTがHレベルからLレベルへと変化する波形は、通常のCMOSインバータ出力に比べて緩やかになる。
【0015】
図7は、各制御信号VP,VN、外部出力信号VOUTの波形及び出力トランジスタT1,T2に流れるスイッチング電流Iの波形を示す。
図7に示すように、外部出力信号VOUTがLレベルからHレベルに変化する時、制御信号VP,VNが図のように変化することにより出力トランジスタT1,T2が同時にオン状態になるのを防ぐ。また、外部出力信号VOUTがHレベルからLレベルに変化するときも同様である。よって、スイッチング時に出力トランジスタT1,T2に流れる電流Iは極めて少なくなるため、この出力バッファ回路11は低消費電流型であると言える。
【0016】
また、前記回路動作説明の通り、スイッチング時に第1制御回路12の第3トランジスタT13と第2制御回路13の第1トランジスタT21を遅延回路14の遅延時間分オンさせている影響で、制御信号VP,VNは図の※印部分のように急峻な動作をする。この動作時間(つまり遅延回路14の遅延時間)は、制御信号VP,VNのレベルが出力トランジスタT1,T2のスレッショルド電圧に達するまでの時間にあわせているため、外部出力信号VOUTの立ち上がり及び立ち下がり反応が早まり、出力バッファ回路11の伝播遅延時間Tpdを小さくする効果がある。
【0017】
ただし、外部出力信号VOUTのスルーレートが通常のCMOSインバータ出力に比べて緩やかになるため、この出力バッファ回路11は低速(低周波数)なデータ転送に向いている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、仕様変更等によりこの出力バッファ回路11にて高い周波数のデータ転送を行う必要がある。しかし、制御信号VP,VNの変化が高い周波数に追従できず、フルスイング出来なくなる。例えば、図8(a)に示す外部入力信号VINに対して、図8(b)に示すように、制御信号VP,VNがHレベル及びLレベルに到達する前に次の外部入力信号VINの変化が起きる。その結果、図8(c)に示すように、外部出力信号VOUTがHレベル(高電位電源VDDレベル)まで到達しなくなってしまう。これにより、外部入力信号VINのHレベルパルス幅W1に比べて外部出力信号VOUTのHレベルパルス幅W2が小さく所定のパルス幅を確保できなくなってデータ転送に誤りを引き起す場合がある。そして、プロセス・温度・電源電圧のばらつき(PTVばらつき)は、更にパルス幅W2を縮めるように作用し、動作不良を引き起す。
【0019】
また、現在の動作速度よりも低速な仕様に対応しようとした場合、制御信号VP,VNの電圧を出力トランジスタT1,T2のスレッショルド電圧付近から中間電位を長く維持するように変更する必要がある。このことは、現在の動作速度又はそれ以上の場合に、上記と同様の問題を引き起す。
【0020】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は動作周波数の変更に対応することができるスルーレート制御型出力バッファ回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、第1の電源と第2の電源の間に直列に接続された第1及び第2の出力トランジスタを備え、各出力トランジスタの制御端子に印加する第1及び第2の制御信号のスルーレートを制御して両出力トランジスタの間からスルーレートを制御した外部出力信号を出力する出力バッファ回路において、それぞれスイッチング素子と抵抗素子の並列回路を有し、前記第1又は第2の出力トランジスタをオフさせる場合には前記入力信号に基づいて前記第1又は第2の制御信号を生成し、前記第1又は第2の出力トランジスタをオンさせる場合には前記スイッチング素子のオンオフに基づいて前記第1又は第2の制御信号を生成する第1及び第2のスルーレート制御回路と、前記入力信号の遅延信号を出力する遅延回路と、前記遅延信号と前記外部出力信号とに基づいて、前記第1又は第2の出力トランジスタをオンさせる期間内に、前記第1又は第2のスルーレート制御回路のスイッチング素子をオン・オフ・オンと制御する第1又は第2の信号を生成する信号生成回路と、を備え、前記第1又は第2の出力トランジスタをオフ制御する場合には前記入力信号に基づいて前記第1又は第2の制御信号を生成し、前記第1又は第2の出力トランジスタをオン制御する場合に前記入力信号と前記外部出力信号とに基づいて生成する前記第1又は第2の制御信号を、前記入力信号の変化に応答して急峻に立ち上げ又は立ち下げた後、所定時間経過した後は緩やかに立ち上げ又は立ち下げた後、それに応答した前記第1又は第2の出力トランジスタのレベルに基づいて前記第1又は第2の制御信号を急峻に立上げ又は立ち下げるようにした。
【0022】
このように、遅延信号と外部出力信号とに基づいて、第1又は第2の出力トランジスタをオンさせる期間内に、第1又は第2のスルーレート制御回路のスイッチング素子をオン・オフ・オンと制御し、第1及び第2の制御信号を緩やかに立ち上げ又は立ち下げている途中で急峻に立ち上げ又は立ち下げるようにしたため、第1及び第2の制御信号が短時間でHレベル及びLレベルまで変化してフルスイングする。それにより、外部出力信号がフルスイングする。
【0023】
請求項2に記載の発明のように、第1の電源と第2の電源との間に直列接続される第1の出力トランジスタと第2の出力トランジスタとの接続点から外部出力信号を出力する出力バッファ回路において、並列接続されたスイッチング素子と抵抗素子とを有し、前記スイッチング素子のオンオフ制御に応じて、前記第1の出力トランジスタの制御端子に印加する第1制御信号のスルーレートを制御するスルーレート制御回路と、前記出力バッファ回路に入力される入力信号と前記外部出力信号とに応じて、前記スイッチング素子の制御端子に印加する第2制御信号を生成する信号生成回路と、を有し、前記信号生成回路は、前記第1制御信号の論理が1回変化するために要する期間内に、前記第2制御信号の論理を2回変化させる回路である。
請求項3に記載の発明は、前記第1の電源は前記第2の電源よりも高電位であって、前記第1トランジスタは前記第2トランジスタに対して前記第1の電源側に接続され、前記信号生成回路は、前記第1制御信号が立ち上がる場合の前記期間内に、前記第2制御信号を立ちげた後、さらに立ち上げるようにした。
請求項4に記載の発明は、前記第1の電源は前記第2の電源よりも低電位であって、前記第1トランジスタは前記第2トランジスタに対して前記第1の電源側に接続され、前記信号生成回路は、前記第1制御信号が立ち下がる場合の前記期間内に、前記第2制御信号を立ち下げた後、さらに立ちげるようにした。
請求項5に記載の発明は、前記信号生成回路は、前記入力信号を遅延させた第1遅延信号と前記外部出力信号を遅延させた第2遅延信号とに応じて、前記第2制御信号の論理を変化させ、前記第2遅延信号の遅延量は、前記第1遅延回路の遅延量よりも大きい出力バッファ回路である。
【0024】
信号生成回路は、請求項に記載の発明のように、前記外部出力信号が入力されスレッショルド電圧が低く設定された第1のインバータ回路と、前記外部出力信号が入力されスレッショルド電圧が高く設定された第2のインバータ回路と、前記遅延信号と前記第1のインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第1の信号を出力するナンド回路と、前記遅延信号と前記第2のインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第2の信号を出力するノア回路とから構成される。
【0025】
信号生成回路は、請求項に記載の発明のように、前記外部出力信号が入力され、ヒステリシス特性を有するシュミットインバータ回路と、前記遅延信号と前記シュミットインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第1の信号を出力するナンド回路と、前記遅延信号と前記シュミットインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第2の信号を出力するノア回路とから構成される。
【0026】
請求項8に記載の発明は、第1の電源と第2の電源の間に直列に接続された第1及び第2の出力トランジスタを備え、各出力トランジスタの制御端子に印加する第1及び第2の制御信号のスルーレートを制御して両出力トランジスタの間からスルーレートを制御した外部出力信号を出力する出力バッファ回路において、それぞれスイッチング素子と抵抗素子の並列回路を有し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオフさせる場合には前記入力信号に基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオンさせる場合には前記スイッチング素子のオンオフに基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成する第1及び第2のスルーレート制御回路と、前記入力信号の遅延信号を出力する遅延回路と、前記遅延信号と前記外部出力信号とに基づいて前記第1及び第2のスルーレート制御回路のスイッチング素子をオンオフ制御する第1及び第2の信号を生成する信号生成回路と、を備え、前記信号生成回路は、前記外部出力信号が入力されスレッショルド電圧が低く設定された第1のインバータ回路と、前記外部出力信号が入力されスレッショルド電圧が高く設定された第2のインバータ回路と、前記遅延信号と前記第1のインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第1の信号を出力するナンド回路と、前記遅延信号と前記第2のインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第2の信号を出力するノア回路とから構成され、前記第1及び第2の出力トランジスタをオフ制御する場合には前記入力信号に基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオン制御する場合に前記入力信号と前記外部出力信号とに基づいて生成する前記第1及び第2の制御信号を、前記入力信号の変化に応答して急峻に立ち上げ又は立ち下げた後、所定時間経過した後は緩やかに立ち上げ又は立ち下げた後、それに応答した前記第1又は第2の出力トランジスタのレベルに基づいて前記第1及び第2の制御信号を急峻に立上げ又は立ち下げるようにした力バッファ回路である。
請求項9に記載の発明は、第1の電源と第2の電源の間に直列に接続された第1及び第2の出力トランジスタを備え、各出力トランジスタの制御端子に印加する第1及び第2の制御信号のスルーレートを制御して両出力トランジスタの間からスルーレートを制御した外部出力信号を出力する出力バッファ回路において、それぞれスイッチング素子と抵抗素子の並列回路を有し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオフさせる場合には前記入力信号に基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオンさせる場合には前記スイッチング素子のオンオフに基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成する第1及び第2のスルーレート制御回路と、前記入力信号の遅延信号を出力する遅延回路と、前記遅延信号と前記外部出力信号とに基づいて前記第1及び第2のスルーレート制御回路のスイッチング素子をオンオフ制御する第1及び第2の信号を生成する信号生成回路と、を備え、前記信号生成回路は、前記外部出力信号が入力され、ヒステリシス特性を有するシュミットインバータ回路と、前記遅延信号と前記シュミットインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第1の信号を出力するナンド回路と、前記遅延信号と前記シュミットインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第2の信号を出力するノア回路とから構成され、前記第1及び第2の出力トランジスタをオフ制御する場合には前記入力信号に基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオン制御する場合に前記入力信号と前記外部出力信号とに基づいて生成する前記第1及び第2の制御信号を、前記入力信号の変化に応答して急峻に立ち上げ又は立ち下げた後、所定時間経過した後は緩やかに立ち上げ又は立ち下げた後、それに応答した前記第1又は第2の出力トランジスタのレベルに基づいて前記第1及び第2の制御信号を急峻に立上げ又は立ち下げるようにした出力バッファ回路である。
半導体装置には、請求項10に記載の発明のように、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の出力バッファ回路が備えられる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第一実施形態)
以下、本発明を具体化した第一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0028】
尚、説明の便宜上、図6の従来例と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図1は、本実施形態のスルーレート制御型出力バッファ回路の回路図である。
【0029】
この出力バッファ回路31は、第1及び第2出力駆動用トランジスタ(単に出力トランジスタという)T1,T2と、それらを外部入力信号VINに応答してオン・オフ制御する第1及び第2スルーレート制御回路(単に制御回路という)12,13、遅延回路32及び信号生成回路33を備えている。
【0030】
外部入力信号VINは遅延回路32に入力される。本実施形態の遅延回路32はバッファ回路よりなり、従来例の遅延回路14と同じ遅延時間だけ外部入力信号VINを遅延させた遅延信号SDを信号生成回路33に出力する。
【0031】
信号生成回路33には、前記遅延信号SDとともに外部出力信号VOUTが入力される。信号生成回路33は、第1及び第2インバータ回路34,35、ナンド回路36及びノア回路37から構成されている。
【0032】
第1及び第2インバータ回路34,35には外部出力信号VOUTが入力されている。第1インバータ回路34は低いスレッショルド電圧Vt1(出力バッファ回路31のLレベル出力インタフェース規格であるVOL_max程度)を持ち、それにより外部出力信号VOUTを論理反転した信号S1をナンド回路36に出力する。この信号S1は、外部出力信号VOUTがスレッショルド電圧Vt1より大きい間Lレベルである。
【0033】
ナンド回路36は第1インバータ回路34からの信号S1と遅延信号SDが入力され、出力端子は第1制御回路12のスイッチング素子としての第3トランジスタT13のゲートに接続されている。ナンド回路36は、信号S1と遅延信号SDを否定論理積演算して生成した信号S2を第3トランジスタT13のゲートに印加する。
【0034】
この信号S2は、遅延信号SDの立ち上がり即ち外部入力信号VINの立ち上がりから所定時間経過後から、信号S1の立ち下がり即ち外部出力信号VOUTがスレッショルド電圧Vt1よりも高くなるまでの間、Lレベルとなる。この信号S2に応答してNMOSトランジスタよりなる第3トランジスタT13がオン・オフする。
【0035】
従って、第3トランジスタT13は、遅延信号SDの立ち上がりから信号S1が立ち下がるまでの間オフする。言換えれば、信号生成回路33は、外部入力信号VINの立ち上がりから所定時間第3トランジスタT13をオンさせ、一旦第3トランジスタT13をオフさせた後、外部出力信号VOUTのレベルに応じて再び第3トランジスタT13をオンさせる。
【0036】
この第3トランジスタT13のオン・オフは、制御信号VPの立ち下がり波形、ひいては外部出力信号VOUTの立ち上がり波形を決定する。即ち、第3トランジスタT13がオンしている間、制御信号VPは急峻な立ち下がり波形となり、第3トランジスタT13がオフしている間は抵抗素子として機能する第4トランジスタT14のオン抵抗により緩やかに変化する。これにより、外部出力信号VOUTは、先ず外部入力信号VINの立ち上がり時に第3トランジスタT13がオンすることで急速に動作開始点に達し、次に第3トランジスタT13がオフすることで緩やかに立ち上がり、そしてスレッショルド電圧Vt1を越えると第3トランジスタT13が再びオンすることで急速にHレベルまで立ち上がる。
【0037】
第2インバータ回路35は高いスレッショルド電圧Vt2(出力バッファ回路31のHレベル出力インタフェース規格であるVOH_min程度)を持ち、それにより外部出力信号VOUTを論理反転した信号S3をノア回路37に出力する。この信号S3は外部出力信号VOUTがインバータ回路35のスレッショルド電圧Vt2より小さい間Hレベルである。
【0038】
ノア回路37は第2インバータ回路35からの信号S3と遅延信号SDが入力され、出力端子は第2制御回路13のスイッチング素子としての第1トランジスタT21のゲートに接続されている。ノア回路37は、信号S3と遅延信号SDを否定論理和演算して生成した信号S4を第1トランジスタT21のゲートに印加する。
【0039】
この信号S4は、遅延信号SDの立ち下がり即ち外部入力信号VINの立ち下がりから所定時間経過後から、信号S3の立ち上がり即ち外部出力信号VOUTがスレッショルド電圧Vt2よりも低くなるまでの間、Hレベルとなる。この信号S4に応答してPMOSトランジスタよりなる第1トランジスタT21がオン・オフする。
【0040】
従って、第1トランジスタT21は、遅延信号SDの立ち下がりから信号S3が立ち上がるまでの間オフする。言換えれば、信号生成回路33は、外部入力信号VINの立ち下がりから所定時間第1トランジスタT21をオンさせ、一旦第1トランジスタT21をオフさせた後、外部出力信号VOUTのレベルに応じて再び第1トランジスタT21をオンさせる。
【0041】
この第1トランジスタT21のオン・オフは、制御信号VNの立ち上がり波形、ひいては外部出力信号VOUTの立ち下がり波形を決定する。即ち、第3トランジスタT13がオンしている間、制御信号VNは急峻な立ち上がり波形となり、第1トランジスタT21がオフしている間は抵抗素子として機能する第4トランジスタT24のオン抵抗により緩やかに変化する。これにより、外部出力信号VOUTは、先ず外部入力信号VINの立ち下がり時に第1トランジスタT21がオンすることで急速に動作開始点に達し、次に第1トランジスタT21がオフすることで緩やかに立ち下がり、そしてスレッショルド電圧Vt2を越えると第1トランジスタT21が再びオンすることで急速にLレベルまで立ち下がる。
【0042】
次に、上記のように構成された出力バッファ回路31の作用を図2に従って説明する。
(1)外部入力信号VINがLレベルからHレベルに変化するとき、第2制御回路13の第2トランジスタT22は直ちにオフし、第3トランジスタT23はオンするため、制御信号VNはHレベルからLレベルへと急速に立ち下がる。よって、第2出力トランジスタT2は直ちにオフする。
【0043】
一方、第1制御回路12の第1トランジスタT11は直ちにオフし、第2トランジスタT12はオンするが、第3トランジスタT13のオン・オフはナンド回路36の出力信号S2に依存する。そのナンド回路36には、遅延回路32を通じて外部入力信号VINの遅延信号SDが入力されるが、外部入力信号VINの変化直後は遅延作用により変化前のLレベルが印加されており、ナンド回路36には第1インバータ回路34を通じてHレベルの信号S1が入力されるため、その結果、第3トランジスタT13はゲートに入力されるHレベルの信号S2に応答してオンする。よって、第3トランジスタT13は、制御信号VPをHレベルからLレベルへと急速に立ち下げようとする。
【0044】
ここで、遅延回路32の遅延時間は、制御信号VPがHレベルから第1出力トランジスタT1のスレッショルド電圧に達するまでの時間に設定されているため、やがて制御信号VPがその電圧に達すると遅延回路32の出力はLレベルからHレベルに変化し、ナンド回路36の出力はHレベルからLレベルに変化する。従って、第3トランジスタT13もオフし、オン抵抗の極めて大きい第4トランジスタT14が制御信号VPを緩やかに立ち下げ、それに従って外部出力信号VOUTが緩やかに立ち上がり始める。
【0045】
その後、外部出力信号VOUTが第1インバータ回路34のスレッショルド電圧Vt1まで上昇すると、インバータ回路34の出力はHレベルからLレベルに変化するため、ナンド回路36の出力は再びLレベルからHレベルに変化し、第3トランジスタT13がオンする。故に、オンした第3トランジスタT13によって再び制御信号VPは急速に立ち下がり、Lレベルに達する。それにより、外部出力信号VOUTも急速にHレベルまで立ち上がる。
【0046】
(2)外部入力信号VINがHレベルからLレベルに変化するとき、第1制御回路12の第2トランジスタT12は直ちにオフし、第1トランジスタT11はオンするため、制御信号VPはLレベルからHレベルへと急速に立ち上がる。よって、第1出力トランジスタT1は直ちにオフする。
【0047】
一方、第2制御回路13の第3トランジスタT23は直ちにオフし、第2トランジスタT22はオンするが、第1トランジスタT21のオン・オフはノア回路37の出力信号S4に依存する。そのノア回路37には、遅延回路32を通じて外部入力信号VINの遅延信号SDが入力されるが、外部入力信号VINの変化直後は遅延作用により変化前のHレベルが印加されており、ノア回路37には第2インバータ回路35を通じてLレベルの信号S3が入力されるため、その結果第1トランジスタT21はゲートに入力されるLレベルの信号S4に応答してオンする。よって、第1トランジスタT21は、制御信号VNをLレベルからHレベルへと急速に立ち上げようとする。
【0048】
ここで、遅延回路32の遅延時間は、制御信号VNがLレベルから第2出力トランジスタT2のスレッショルド電圧に達するまでの時間に設定されているため、やがて制御信号VNがその電圧に達すると遅延回路32の出力はHレベルからLレベルに変化し、ノア回路37の出力はLレベルからHレベルに変化する。従って、第1トランジスタT21もオフし、オン抵抗の極めて大きい第4トランジスタT24が制御信号VNを緩やかに立ち上げ、それにより、外部出力信号VOUTも緩やかに立ち下がり始める。
【0049】
その後、外部出力信号VOUTがインバータ回路35のスレッショルド電圧Vt2まで下降すると、インバータ回路35の出力はLレベルからHレベルに変化するため、ノア回路37の出力は再びHレベルからLレベルに変化し、第1トランジスタT21がオンする。故に、オンした第1トランジスタT21によって再び制御信号VNは急速に立ち上がり、Hレベルに達する。それにより、外部出力信号VOUTも急速にLレベルまで立ち下がる。
【0050】
この様に、第1及び第2制御回路12,13及び信号生成回路33は、制御信号VP,VNを外部出力信号VOUTのレベルに応じて急峻に立ち上げ又は立ち下げる。このため、PTVばらつきの影響は、制御信号VP,VN及び外部出力信号VOUTの立ち上がり及び立ち下がり位置を時間的に変更するのみにとどまる。そのため、パルス幅はPTVばらつきの影響を受けない。
【0051】
また、制御信号VP,VN及び外部出力信号VOUTをフルスイングさせることができるため、この出力バッファ回路31は、高速な(高い周波数にて)データ転送に対応することが出来る。
【0052】
例えば、図3(a)に示すように、Hレベルパルス幅Waの短い外部入力信号VINが入力されると、それに応答して制御信号VP,VNを次に信号が変化するまでにレベル又はLレベルまで確実に到達させ、これにより制御信号VP,VNがフルスイングする。その結果、図3(c)に示すように、外部出力信号VOUTがフルスイングし、外部入力信号VINのHレベルパルス幅Waとほぼ等しいパルス幅Wbが確保される。
【0053】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)入力信号VINに基づいて第1及び第2出力トランジスタT1,T2のオン・オフ状態を切替えるときに、制御信号VP(又はVN)に基づいて出力トランジスタT1(又はT2)を直ちにオフさせ、制御信号VN(又はVP)を緩やかに変化させて出力トランジスタT2(又はT1)をオンさせるようにした。その結果、第1及び第2出力トランジスタT1,T2が同時にオン状態にならないため、出力トランジスタT1,T2に流れる電流(貫通電流)は極めて少なくなり、消費電流を低減することが出来る。
【0054】
(2)遅延回路32の遅延時間分だけ第1及び第2制御回路12,13のトランジスタT13,T21をオンさせるようにしたため、制御信号VP,VNの立上がりが急峻な波形となる。これにより、外部出力信号VOUTの立ち上がり及び立ち下がり反応を速めることができ、出力バッファ回路31の伝播遅延時間Tpdを速めることができる。
【0055】
(3)外部出力信号VOUTのレベルに基づいて、制御信号VP,VNを緩やかに立ち上げ又は立ち下げている途中で急峻に立ち上げ又は立ち下げるようにした。その結果、制御信号VP,VNを短時間でHレベル及びLレベルまで変化させてフルスイングさせることができ、それにより外部出力信号VOUTをフルスイングさせることができる。このため、高速な(周波数の高い)データ転送にも対応すること出来、広い周波数帯域を持つ出力バッファ回路31を提供することができる。
【0056】
(4)制御信号VP,VN及び外部出力信号VOUTをフルスイングさせることができるため、PTVばらつき等の要因によるパルス幅の変化を極めて少なく抑え、入力信号VINのパルス幅とほぼ同じパルス幅を持つ外部出力信号VOUTを出力することができる。
【0057】
(5)外部出力信号VOUTを低いスレッショルド電圧(バッファのL出力インタフェース規格VOL_max程度)の第1インバータ回路34と、高いスレッショルド電圧(バッファのH出力インタフェース規格VOH_min程度)の第2インバータ回路35にて帰還するようにしたため、外部出力信号VOUTのHレベルあるいはLレベル付近で波形の変曲点が現れる、即ち中間電位付近での変曲は無いので、ノイズ等による受信側とのインタフェース障害の可能性を少なくすることができる。
【0058】
(第二実施形態)
以下、本発明を具体化した第二実施形態を図4,図5に従って説明する。
尚、説明の便宜上、第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0059】
図4は、本実施形態の出力バッファ回路の回路図である。
出力バッファ回路41は、第1及び第2出力駆動用トランジスタ(単に出力トランジスタという)T1,T2と、それらを外部入力信号VINに応答してオン・オフ制御する第1及び第2スルーレート制御回路(単に制御回路という)12,13、遅延回路32及び信号生成回路42を備えている。
【0060】
信号生成回路42は、ナンド回路36、ノア回路37及びシュミットインバータ回路43により構成され、インバータ回路43には外部出力信号VOUTが入力されている。このインバータ回路43はヒステリシス特性を持ち、それにより外部出力信号VOUTを論理反転して生成した信号S11をナンド回路36及びノア回路37に出力する。
【0061】
このインバータ回路43のヒステリシス幅は広く、L側スレッショルド電圧VtLは出力バッファ回路41のLレベル出力インタフェース規格VOL_max程度に設定され、H側スレッショルド電圧VtHはHレベル出力インタフェース規格VOH_min程度に設定されている。
【0062】
次に、上記のように構成された出力バッファ回路41の作用を図5に従って説明する。
(1)外部入力信号VINがLレベルからHレベルに変化するとき、制御信号VPは、オン状態の第3トランジスタT13によりHレベルから第1出力トランジスタT1のスレッショルド電圧に達するまで急速に立ち下がり、その後第3トランジスタT13がオフすることで第4トランジスタT14のオン抵抗により緩やかに立ち下がる。それにより、外部出力信号VOUTも緩やかに立ち上がり始める。
【0063】
シュミットインバータ回路43のヒステリシス幅は広く、H側スレッショルド電圧VtHはバッファのH出力インタフェース規格VOH_min程度に設定している。よって、外部出力信号VOUTがその電圧に達するとシュミットインバータ回路43の出力はHレベルからLレベルに変化し、ナンド回路36の出力信号S12は再びLレベルからHレベルに変化し、第3トランジスタT13がオンする。故に、オンした第3トランジスタT13によって再び制御信号VPは急速に立ち下がり、Lレベルに達する。
【0064】
(2)外部入力信号VINがHレベルからLレベルに変化するとき、オンした第1トランジスタT21により制御信号VNはLレベルから第2出力トランジスタT2のスレッショルド電圧に達するまで急速に立ち上がり、その後第1トランジスタT21がオフすることで第4トランジスタT24のオン抵抗により緩やかに立ち上がる。それにより、外部出力信号VOUTも緩やかに立ち下がり始める。
【0065】
シュミットインバータ回路43のヒステリシス幅は広く、L側スレッショルド電圧VtLはバッファのL出力インタフェース規格VOL_max程度に設定している。よって、外部出力信号VOUTがその電圧に達するとシュミットインバータ回路43の出力はLレベルからHレベルに変化し、ノア回路37の出力信号S13は再びLレベルからHレベルに変化し、第1トランジスタT21がオンする。故に、オンした第1トランジスタT21によって再び制御信号VNは急速に立ち上がり、Hレベルに達する。
【0066】
以上記述したように、本実施の形態によれば、上記第一実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(1)低速かつ緩やかなスルーレートの最大・最小規格を定義した外部インタフェース仕様に準拠する場合、シュミットインバータ回路のヒステリシス幅及びスレッショルド電圧や、遅延回路の遅延時間を調整することによって、制御信号VP,VNの急峻→鈍化→急峻と変化するそれぞれのポイントを調整し、規格を満足できる外部出力信号VOUTのスルーレートを作り出すことができる。
【0067】
尚、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○上記各実施形態は非反転型出力バッファ回路に具体化したが、反転型出力バッファ回路に具体化してもよい。その構成例として、例えば入力端子の直後にインバータ回路を挿入接続する、又は第1及び第2制御回路12,13、遅延回路32、及び信号生成回路33の構成を適宜変更して実施する。このように構成しても、上記各実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、出力トランジスタの制御端子に供給する制御信号を外部出力信号のレベルに基づいて緩やかに変化する途中から急峻に変化させることで、制御信号及び外部出力信号をフルスイングさせることができ、動作周波数の変更に対応することができるスルーレート制御型出力バッファ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態の出力バッファ回路の回路図である。
【図2】 出力バッファ回路の動作波形図である。
【図3】 周波数が高い場合の動作波形図である。
【図4】 第二実施形態の出力バッファの回路図である。
【図5】 出力バッファ回路の動作波形図である。
【図6】 従来の出力バッファ回路の回路図である。
【図7】 従来回路の動作波形図である。
【図8】 周波数が高い場合の動作波形図である。
【符号の説明】
12 第1スルーレート制御回路
13 第2スルーレート制御回路
32 遅延回路
33,42 信号生成回路
34 第1インバータ回路
35 第2インバータ回路
43 シュミットインバータ回路
S2,S12 第1の信号
S4,S13 第2の信号
T1 第1出力駆動用トランジスタ
T2 第2出力駆動用トランジスタ
VIN 入力信号
VOUT 外部出力信号
VP 第1の制御信号
VN 第2の制御信号

Claims (10)

  1. 第1の電源と第2の電源の間に直列に接続された第1及び第2の出力トランジスタを備え、各出力トランジスタの制御端子に印加する第1及び第2の制御信号のスルーレートを制御して両出力トランジスタの間からスルーレートを制御した外部出力信号を出力する出力バッファ回路において、
    それぞれスイッチング素子と抵抗素子の並列回路を有し、前記第1又は第2の出力トランジスタをオフさせる場合には前記入力信号に基づいて前記第1又は第2の制御信号を生成し、前記第1又は第2の出力トランジスタをオンさせる場合には前記スイッチング素子のオンオフに基づいて前記第1又は第2の制御信号を生成する第1及び第2のスルーレート制御回路と、
    前記入力信号の遅延信号を出力する遅延回路と、
    前記遅延信号と前記外部出力信号とに基づいて、前記第1又は第2の出力トランジスタをオンさせる期間内に、前記第1又は第2のスルーレート制御回路のスイッチング素子をオン・オフ・オンと制御する第1又は第2の信号を生成する信号生成回路と、
    を備え、
    前記第1又は第2の出力トランジスタをオフ制御する場合には前記入力信号に基づいて前記第1又は第2の制御信号を生成し、
    前記第1又は第2の出力トランジスタをオン制御する場合に前記入力信号と前記外部出力信号とに基づいて生成する前記第1又は第2の制御信号を、前記入力信号の変化に応答して急峻に立ち上げ又は立ち下げた後、所定時間経過した後は緩やかに立ち上げ又は立ち下げた後、それに応答した前記第1又は第2の出力トランジスタのレベルに基づいて前記第1又は第2の制御信号を急峻に立上げ又は立ち下げるようにしたことを特徴とする出力バッファ回路。
  2. 第1の電源と第2の電源との間に直列接続される第1の出力トランジスタと第2の出力トランジスタとの接続点から外部出力信号を出力する出力バッファ回路において、
    並列接続されたスイッチング素子と抵抗素子を有し、前記スイッチング素子のオンオフ制御に応じて、前記第1の出力トランジスタの制御端子に印加する第1制御信号のスルーレートを制御するスルーレート制御回路と、
    前記出力バッファ回路に入力される入力信号と前記外部出力信号とに応じて、前記スイッチング素子の制御端子に印加する第2制御信号を生成する信号生成回路と、
    を有し、
    前記信号生成回路は、前記第1制御信号の論理が1回変化するために要する期間内に、前記第2制御信号の論理を2回変化させる回路であることを特徴とする出力バッファ回路。
  3. 前記第1の電源は前記第2の電源よりも高電位であって、前記第1トランジスタは前記第2トランジスタに対して前記第1の電源側に接続され、
    前記信号生成回路は、前記第1制御信号が立ち上がる場合の前記期間内に、前記第2制御信号を立ちげた後、さらに立ち上げることを特徴とする請求項2に記載の出力バッファ回路。
  4. 前記第1の電源は前記第2の電源よりも低電位であって、前記第1トランジスタは前記第2トランジスタに対して前記第1の電源側に接続され、
    前記信号生成回路は、前記第1制御信号が立ち下がる場合の前記期間内に、前記第2制御信号を立ち下げた後、さらに立ちげることを特徴とする請求項2に記載の出力バッファ回路。
  5. 前記信号生成回路は、前記入力信号を遅延させた第1遅延信号と前記外部出力信号を遅延させた第2遅延信号とに応じて、前記第2制御信号の論理を変化させ、
    前記第2遅延信号の遅延量は、前記第1遅延回路の遅延量よりも大きいことを特徴とする請求項2〜4のうちの何れか一項に記載の出力バッファ回路。
  6. 前記信号生成回路は、
    前記外部出力信号が入力されスレッショルド電圧が低く設定された第1のインバータ回路と、
    前記外部出力信号が入力されスレッショルド電圧が高く設定された第2のインバータ回路と、
    前記遅延信号と前記第1のインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第1の信号を出力するナンド回路と、
    前記遅延信号と前記第2のインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第2の信号を出力するノア回路と
    から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の出力バッファ回路。
  7. 前記信号生成回路は、
    前記外部出力信号が入力され、ヒステリシス特性を有するシュミットインバータ回路と、
    前記遅延信号と前記シュミットインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第1の信号を出力するナンド回路と、
    前記遅延信号と前記シュミットインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第2の信号を出力するノア回路と
    から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の出力バッファ回路。
  8. 第1の電源と第2の電源の間に直列に接続された第1及び第2の出力トランジスタを備え、各出力トランジスタの制御端子に印加する第1及び第2の制御信号のスルーレートを制御して両出力トランジスタの間からスルーレートを制御した外部出力信号を出力する出力バッファ回路において、
    それぞれスイッチング素子と抵抗素子の並列回路を有し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオフさせる場合には前記入力信号に基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオンさせる場合には前記スイッチング素子のオンオフに基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成する第1及び第2のスルーレート制御回路と、
    前記入力信号の遅延信号を出力する遅延回路と、
    記遅延信号と前記外部出力信号とに基づいて前記第1及び第2のスルーレート制御回路のスイッチング素子をオンオフ制御する第1及び第2の信号を生成する信号生成回路と、
    を備え、
    前記信号生成回路は、
    前記外部出力信号が入力されスレッショルド電圧が低く設定された第1のインバータ回路と、
    前記外部出力信号が入力されスレッショルド電圧が高く設定された第2のインバータ回路と、
    前記遅延信号と前記第1のインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第1の信号を出力するナンド回路と、
    前記遅延信号と前記第2のインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第2の信号を出力するノア回路と
    から構成され、
    前記第1及び第2の出力トランジスタをオフ制御する場合には前記入力信号に基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成し、
    前記第1及び第2の出力トランジスタをオン制御する場合に前記入力信号と前記外部出力信号とに基づいて生成する前記第1及び第2の制御信号を、前記入力信号の変化に応答して急峻に立ち上げ又は立ち下げた後、所定時間経過した後は緩やかに立ち上げ又は立ち下げた後、それに応答した前記第1又は第2の出力トランジスタのレベルに基づいて前記第1及び第2の制御信号を急峻に立上げ又は立ち下げるようにしたことを特徴とする出力バッファ回路。
  9. 第1の電源と第2の電源の間に直列に接続された第1及び第2の出力トランジスタを備え、各出力トランジスタの制御端子に印加する第1及び第2の制御信号のスルーレートを制御して両出力トランジスタの間からスルーレートを制御した外部出力信号を出力する出力バッファ回路において、
    それぞれスイッチング素子と抵抗素子の並列回路を有し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオフさせる場合には前記入力信号に基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2の出力トランジスタをオンさせる場合には前記スイッチング素子のオンオフに基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成する第1及び第2のスルーレート制御回路と、
    前記入力信号の遅延信号を出力する遅延回路と、
    記遅延信号と前記外部出力信号とに基づいて前記第1及び第2のスルーレート制御回路のスイッチング素子をオンオフ制御する第1及び第2の信号を生成する信号生成回路と、
    を備え、
    前記信号生成回路は、
    前記外部出力信号が入力され、ヒステリシス特性を有するシュミットインバータ回路と、
    前記遅延信号と前記シュミットインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第1の信号を出力するナンド回路と、
    前記遅延信号と前記シュミットインバータ回路の出力信号とが入力され、前記第2の信号を出力するノア回路と
    から構成され、
    前記第1及び第2の出力トランジスタをオフ制御する場合には前記入力信号に基づいて前記第1及び第2の制御信号を生成し、
    前記第1及び第2の出力トランジスタをオン制御する場合に前記入力信号と前記外部出力信号とに基づいて生成する前記第1及び第2の制御信号を、前記入力信号の変化に応答して急峻に立ち上げ又は立ち下げた後、所定時間経過した後は緩やかに立ち上げ又は立ち下げた後、それに応答した前記第1又は第2の出力トランジスタのレベルに基づいて前記第1及び第2の制御信号を急峻に立上げ又は立ち下げるようにしたことを特徴とする出力バッファ回路。
  10. 請求項1乃至9のうちの何れか一項に記載の出力バッファ回路を備えた半導体装置。
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