JP2008204648A - 誘導加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】誘導コイル2の内側を通過する金属板1を誘導加熱する装置であって、金属板1の表面側と裏面側の誘導コイルを構成する導体2a、2bを、それぞれ金属板1へ垂直投影した際の垂直投影像において、表面側と裏面側の導体2a、2bが、金属板1の長手方向に対して互いにずれるように導体2a、2bを配置するとともに、金属板1の表面側と裏面側の少なくともどちらかの導体2a、2bの端部を傾斜あるいは弧状に配置し、且つ、誘導コイル2の外側に磁性体コア10を配置する。
【選択図】図8
Description
δ[mm]=5.03×10+5(ρ/μrf)0.5 ・・・ 1式
ここで、ρ:比抵抗[Ωm]、μr:比透磁率[−]、f:加熱周波数[Hz]
また、誘導コイルの幅を進行方向で実質同じ幅になるように菱形形状のコイルとしているが、この形状では板幅が変化したときには対応がつかない。回転機構を設けるようにしているが、回転させた場合には進行方向で加熱時間が同じにはならないため、均一温度にはなりにくいし、工業規模で大電流を流す加熱装置の回転機構を実現するのは、極めて困難が伴う。
そこで、本発明者は特許文献4および特許文献5において、板端部を流れる電流を制御するため、板端部において誘導コイルを傾斜させる等の方法により、板端部を流れる電流密度、加熱時間を制御する方法を提案するとともに、蛇行や板幅変更へ対応する方法について提案した。特許文献4および5の方法では、上述の3方式に比べて、大幅に温度分布制御が可能であるものの、条件によっては金属板端部と中央部の温度偏差を十分には解消できないケースもあった。
金属板の表面側と裏面側の誘導コイルを構成する導体を、それぞれ前記金属板へ垂直投影した際の垂直投影像において、
前記金属板の幅方向の中央部においては、前記表面側と裏面側の導体が、前記金属板の長手方向に対して互いに重ならないようにずらして配置されるとともに、
前記金属板の幅方向の少なくともどちらかの端部においては、前記表面側と裏面側の導体の少なくともいずれかが前記金属板の幅方向に対して傾斜を有するように配置され、又は、前記表面側と裏面側の導体が前記金属板の長手方向に対して互いに少なくとも一部が重なるように配置され、
更に、前記傾斜を有するように配置された前記導体の外側、又は、前記互いに少なくとも一部が重なるように配置された前記端部の導体と前記中央部の導体とを結んでいる導体の外側に、前記金属板の端部を跨ぐように前記金属板の表面側から裏面側に渡って配置された、磁性体コアを備えていることを特徴とする誘導加熱装置。
(2)前記金属板の幅方向の中央部においては、前記表面側と裏面側の導体が、前記金属板の長手方向に対して互いに重ならないようにずらして配置されるとともに、前記金属板の幅方向の少なくともどちらかの端部においては、前記表面側と裏面側の導体の少なくともいずれかが前記金属板の幅方向に対して傾斜を有するように配置され、又は、前記表面側と裏面側の導体が前記金属板の長手方向に対して互いに少なくとも一部が重なるように配置されることで、
誘導加熱の際に前記金属板の面内において、
前記導体の配置形状に対応した誘導電流の通路と共に形成される、前記傾斜を有するように配置された前記導体の外側、又は、前記互いに少なくとも一部が重なるように配置された前記端部の導体と前記中央部の導体とを結んでいる導体の外側における誘導電流のマイナーループに対して、
それを打ち消すような磁束の流れを生じさせる磁性体コアが、前記金属板の端部を跨ぐように前記金属板の表面側から裏面側に渡って配置されていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
(3)前記導体の垂直投影像の形状が、前記中央部における前記表面側と裏面側の導体を平行に配置している、六角形状、台形状、平行四辺形状、若しくは長方形状、又は、円形状若しくは楕円形状、或いは、平行線状であることを特徴とする上記(1)又は(2)記載の誘導加熱装置。
(4)前記磁性体コアが、前記金属板の端部を上下に覆うように設けられていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
(5)前記磁性体コアが、平板状又は断面がコの字状であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
(6)前記磁性体コアの前記金属板に対する位置を可変としたことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
(7)前記表面側又は裏面側の導体の少なくともいずれかが、前記金属板の幅方向へ移動できるとともに、前記磁性体コアが、前記導体と連動して移動することを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
また、磁性体コアの位置や表裏の磁性体コアの金属板端部との重なりを調整することにより、加熱温度分布も容易に精密に制御できる。
また、本誘導加熱装置の前工程から持ち込まれる温度偏差の解消や、後工程での温度特性を考慮し、所望の温度分布をつけて加熱することなど、要求される冶金特性に合わせた加熱速度、温度分布で加熱することにより、高品質の製品を安定して作りこめるとともに、操業変動による品質への影響を解消することが可能となる。
図9(a)および図9(b)は、図8のA−A断面において、誘導コイルを構成する導体2aに流れる一次電流により発生する磁束の通り道の様子を説明する断面模式図で、(a)と(b)は一次電流の向きの違いによる磁束分布の様子を示す。磁性体コア10は、上記傾斜を有するように配置された導体の外側に、金属板の端部を跨ぐように金属板の表面側から裏面側に渡って配置される。その形状は特に問わないが、図9では、断面がコの字状の磁性体コアを使用した例を示しており、図9(a)に示すように、金属板1の端部において誘導コイルを構成する導体2aの外側に設置することにより、導体2aを流れる一次電流で発生した磁束11は、磁性体コア10の近傍では、金属板1の端部を一部貫通する通常の磁束11aと、磁気抵抗の小さな磁性体コア10を通る大多数の磁束11bに分かれる。磁性体コア10に入った磁束11bは、導体2aと反対の面に向って出てゆくため、導体2aで金属板端部に発生させる誘導電流と反対方向の誘導電流を発生させようとする。したがって、導体2aを流れる一次電流により金属板に発生した誘導電流のうち、金属板端部を流れるマイナーループを形成する誘導電流と磁性体コアにより発生する誘導電流は打ち消しあい、その結果、磁性体コア10が無い場合に流れていた金属板端部を流れる電流は減少し、板端部の過加熱が抑制される。また、図9(b)のように、一次電流の向きが変わっても、図9(a)の場合と同様の作用効果を奏する。
磁性体コアは、一般に使われる比透磁率の大きな電磁鋼板やアモルファス金属板を積層したり、フェライトコアを用いればよい。
また、磁性体コア10が電磁鋼板やアモルファス金属の板を積層したコアを用いる場合には、磁束がこれらの積み材の平面側を貫通することにより誘導電流を生じさせない様に、磁束が板厚方向に貫通するように配置しやすく(図9(a)(b)の断面に示すようなコア形状で奥行き方向(板の搬送方向と同方向)に積層して配置する)、磁性体コアの加熱・焼損を避けることが可能になるなどのメリットがある。
また、図16は、表裏導体それぞれの一辺が金属板1の端部に向い斜向し、その斜向誘導コイルの外側に磁性体コア10を配置した、金属板への表裏導体の垂直投影像の形状が平行四辺形状の例で、傾斜部の外側を流れる誘導電流(マイナーループ)を抑制することができる。
また、図17は、金属板の幅方向の少なくともどちらかの端部おいては、表面側と裏面側の導体が金属板の長手方向に対して互いに少なくとも一部が重なるように配置され、互いに少なくとも一部が重なるように配置された前記端部の導体と前記中央部の導体とを結んでいる導体の外側に磁性体コア10を配置した例である。特に図17では、金属板の両端部において表裏導体が重なっており、金属板への表裏導体の垂直投影像の形状が円形状となった例を示している。前述の例同様に金属板端部を流れるマイナーループを形成する誘導電流を抑制することができる。図18(a)は、表裏導体を金属板の中央部においては進行方向にずらし、金属板の端部で再び重なるように配置し、金属板への表裏導体の垂直投影像の形状を長方形状とした例で、磁性体コイル10は、誘導コイルにおける中央部と端部とを結んでいる導体の外側に配置している。この場合も前述の例同様に金属板端部を流れるマイナーループを形成する誘導電流を抑制することができる。
また、磁性体コア10内に入った磁束の金属板への戻し方による加熱温度分布の制御の方法としては、誘導コイルと反対側の磁性体コア10の面積の増減(図20におけるdとwの積に比例:必ずしも表面と裏面のdとwは一緒である必要はない)、磁性体コア10の金属板端部からの位置を変えること(図20のPあるいは図11のG)、磁性体コア10と金属板1との距離(図11のH)等を変えることにより、磁性体コア10で発生させる逆向きの誘導電流の大きさを制御すると、金属板端部での発熱分布を変えることができる。
また、図21の機構は、、例えば金属板1が蛇行した際に、適正な位置に磁性体コア10を配置するための方法にもなるし、移動距離が長くできるならば、板幅が変更されるときにも適正な位置にセットすることもできる。これら磁性体コア10を動かすための部材は、磁場の高い場所に置かれることから、できるだけ強度のある樹脂やセラミックスなどの非導電体で構成するのが望ましく、やむを得ず金属を使う場合にはSUS304などの非磁性材の金属を用い、発熱が懸念される場合には冷却構造とする必要がある。 また、金属板が蛇行した場合にはあらかじめセットした誘導コイルからの位置がズレることにより金属板両端部の温度の過不足が生じるが、このような場合にも磁性体コア10を金属板1の蛇行に合わせて移動させることにより、所望の加熱温度分布にすることができる。この温度調整のためには、本誘導装置の前後のどちらかに蛇行検知装置あるいはモニター装置を設置し、正確な金属板の走行位置を把握するとともに、加熱温度分布を把握し所望の温度分布を得るために、少なくとも本装置の出側、できれば更に本装置の入側にも温度分布を計測する装置を設け、適切な加熱ができるように磁性体コアの位置制御をすれば効果的である。
この状態から、板幅がw2に広がった状態を図22(b)に示す。傾斜する導体が金属板端部と交差する位置の相対関係を保ちながら、誘導コイル2a及び2bを板幅方向に広げるように誘導コイルが動くとともに、磁性体コアも金属板端部との相対位置関係を保ちながら連動して移動する。金属板端部との相対位置関係を保つとはいいながらも、磁性体コア10の位置は、先に述べた様に金属板1の加熱前の状態が板幅で変わる場合や、あるいは後工程での温度履歴を考慮して、図21の装置等を用いて多少の位置調整をするのが望ましい。また、金属板1の位置検知装置や加熱温度分布を測定する温度計測装置からの情報をもとに、誘導コイル位置、磁性体コアの位置を制御すれば安定して高品位の誘導加熱をすることが可能になる。
本発明の効果を確認するため、0.5mm厚×800mm幅の非磁性鋼であるSUS304を通板しながら加熱する実験を行った。
磁性体コアは、無方向性電磁鋼板を用いた。実験は、被加熱材にK熱電対を溶着して通板しながら加熱し、板中央の温度と板エッジとの温度差(エッジ温度−中央部温度)で評価を行った。
実施例としては、金属板1の端部から5cm離れた位置に幅10cm、厚み2cm、高さ40cm平板形状(図23)の磁性体コアを置いた本発明による実施例A、斜向する誘導コイルの中央部外側に幅5cm、厚み2cm、高さ50cm、奥行き20cmのコの字型形状をした(図24)磁性体コアを鋼板端部から10cm入れて加熱した実施例B、磁性体コアを鋼板端部から5cmの位置に入れた以外は、実施例Bと同様の条件とした実施例C、同じく磁性体コアを鋼板端部位置に配置した実施例Dを行った。
また、比較例として、磁性体コアを用いない以外は、実施例A〜Cと同様の条件とした比較例E、誘導コイルを傾斜させず図3のように平行に配置した比較例F、図1のように表裏誘導コイルが重なるLF式誘導加熱による比較例Gを行い、実施例と比較した。
通板速度は、実施例、比較例ともに7m/minである。
(実施例2)
誘導コイルを図8の形状とし、磁気コアの有無による加熱温度分布の差を測定した。誘導コイルは、実施例1と同じく150mm幅のものを、板中央部の表裏導体が平向な部分の長辺(金属板進行方向外側の辺)の長さを50cm、両端部に向かう導体の傾斜を表裏とも45°とし、表裏誘導コイルは、SUS304板の進行方向へ垂直投影した際の内側の辺間の距離が20cmになるように離して配置した。実施例1で使用した幅5cm、厚み2cm、高さ50cm、奥行き20cmのコの字型形状をした磁気コアを、導体コイルの斜辺中央部に直角に金属板端部から内側に50mm(長い方の辺基準)入れ、金属板端部を囲うように配置し、加熱を行った本発明の実施例Hと、比較例として磁気コアを用いず加熱を行った比較例Iとを比較した。加熱条件は、実施例1と同じである。
その結果、比較例Iの場合温度偏差比は2.01であったものが、磁気コアを入れた実施例Hの場合には1.28と温度偏差が大幅に改善することが確認できた。
(実施例3)
幅が150mmの誘導コイルを表裏で200mm離し、45°傾斜させた図14のような配置にし、磁気コアをSUS304板端部に配置した場合と配置しない場合についての温度偏差比を比較した。使用した磁気コアは、実施例1および実施例2と同じもので、SUS304端部を横切る点から100mm離れた位置に50mm押し込んだ場合の本発明による実施例Jと、磁気コアを用いない比較例Kとを比較した。 磁気コアを用いない比較例Kの場合、温度偏差比は3.2あったものが、磁気コアを用いた実施例Jの場合の温度偏差比は、1.9まで改善することを確認した。
(実施例4)
誘導コイルを図18(a)の形状とし、磁気コアの有無による加熱温度分布の差を測定した。誘導コイルは、実施例1と同じく150mm幅のものを、板中央部の表裏導体が平向な部分の長辺(金属板進行方向外側の辺)の長さを50cm、SUS304両端部から150mmの位置に板端部と平行にコイル導体を配置し、表裏誘導コイルは、SUS304板の進行方向へ垂直投影した際の内側の辺間の距離が40cm離れるように配置した。実験は、実施例1で使用した幅5cm、厚み2cm、高さ50cm、奥行き20cmのコの字型形状をした磁気コアを、表裏誘導コイルの導体がSUS304端部を横切る位置から50mm離した位置に、50mm金属板の内側へ金属板端部を囲うように配置し、加熱を行った。磁気コアを用いた本発明による実施例Lと、比較例として磁気コアを用いず加熱を行った比較例Mとを比較した。加熱条件は、実施例1と同じである。
その結果、比較例Mの場合温度偏差比は、2.7であったものが、磁気コアを入れた実施例lの場合には1.5と温度偏差が大幅に改善することが確認できた。
2 誘導コイル
2a 金属板表面側の誘導コイルを構成する導体
2b 金属板裏面側の誘導コイルを構成する導体
3 高周波電源
4 磁束
5 一次電流
6 誘導電流
6a〜6c 誘導電流の向き
7 表裏の導体と電源とを結ぶ導体
8 表裏の導体を結ぶ導体
9 誘導電流のマイナーループ
10 磁性体コア
11、11a、11b 磁束
12 台座
13 レール
14 駆動装置
Claims (7)
- 周回する誘導コイルの内側を通過する金属板を誘導加熱する誘導加熱装置であって、
金属板の表面側と裏面側の誘導コイルを構成する導体を、それぞれ前記金属板へ垂直投影した際の垂直投影像において、
前記金属板の幅方向の中央部においては、前記表面側と裏面側の導体が、前記金属板の長手方向に対して互いに重ならないようにずらして配置されるとともに、
前記金属板の幅方向の少なくともどちらかの端部においては、前記表面側と裏面側の導体の少なくともいずれかが前記金属板の幅方向に対して傾斜を有するように配置され、又は、前記表面側と裏面側の導体が前記金属板の長手方向に対して互いに少なくとも一部が重なるように配置され、
更に、前記傾斜を有するように配置された前記導体の外側、又は、前記互いに少なくとも一部が重なるように配置された前記端部の導体と前記中央部の導体とを結んでいる導体の外側に、前記金属板の端部を跨ぐように前記金属板の表面側から裏面側に渡って配置された、磁性体コアを備えていることを特徴とする誘導加熱装置。 - 前記金属板の幅方向の中央部においては、前記表面側と裏面側の導体が、前記金属板の長手方向に対して互いに重ならないようにずらして配置されるとともに、前記金属板の幅方向の少なくともどちらかの端部においては、前記表面側と裏面側の導体の少なくともいずれかが前記金属板の幅方向に対して傾斜を有するように配置され、又は、前記表面側と裏面側の導体が前記金属板の長手方向に対して互いに少なくとも一部が重なるように配置されることで、
誘導加熱の際に前記金属板の面内において、
前記導体の配置形状に対応した誘導電流の通路と共に形成される、前記傾斜を有するように配置された前記導体の外側、又は、前記互いに少なくとも一部が重なるように配置された前記端部の導体と前記中央部の導体とを結んでいる導体の外側における誘導電流のマイナーループに対して、
それを打ち消すような磁束の流れを生じさせる磁性体コアが、前記金属板の端部を跨ぐように前記金属板の表面側から裏面側に渡って配置されていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。 - 前記導体の垂直投影像の形状が、前記中央部における前記表面側と裏面側の導体を平行に配置している、六角形状、台形状、平行四辺形状、若しくは長方形状、又は、円形状若しくは楕円形状、或いは、平行線状であることを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱装置。
- 前記磁性体コアが、前記金属板の端部を上下に覆うように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
- 前記磁性体コアが、平板状又は断面がコの字状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
- 前記磁性体コアの前記金属板に対する位置を可変としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
- 前記表面側又は裏面側の導体の少なくともいずれかが、前記金属板の幅方向へ移動できるとともに、前記磁性体コアが、前記導体と連動して移動することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
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