JP5751453B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents
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Description
このような誘導加熱装置では、加熱対象物の幅方向の中央部には磁束が通りにくく、エッジ部には磁束が通りやすいため、中央部からエッジ部を回り込むように流れる磁束分布が増加し、エッジ部に集まる磁束密度が高くなる。その結果、エッジ部が過剰に加熱される傾向となり、エッジ部と中央部との温度分布の均一性(以下、「均熱性」という。)を確保することが困難である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、エッジ部の過加熱を抑制しつつ中央部の昇温を促進し、均熱性及び加熱効率を向上させる誘導加熱装置を提供することにある。
コアは、磁束を伝達可能な磁性材料で形成され、加熱対象物を間に挟むように配置され極性が互いに反対である一対以上の磁極を有する。
コイルは、コアに巻回され、通電されることで磁束を発生させる。
そこで、磁極に隣接しつつ加熱対象物の主板面に沿って設けられた導体が、中央部からエッジ部に迂回しようとする磁束を遮断し、中央部に集中させる。これにより、中央部を通る磁束を増加させ、中央部の昇温を促進することができ、加熱効率を向上させることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の誘導加熱装置について、図1〜図3を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、誘導加熱装置101は、導電性で板状の加熱対象物60を加熱する装置であり、本実施形態では、図1の上下方向を鉛直方向として設置されている。
加熱対象物60は、主板面601、602を水平にセットされる。ここで、「主板面」とは加熱の対象となる面をいい、加熱対象物60が略直方体形状の場合、代表的には最も面積の大きい表裏の面をいう。また、図1における加熱対象物60の左右方向を、「加熱対象物60の幅方向」という。
コア10は、方向性珪素鋼等の磁性材料で四角枠状に形成されている。詳しくは、左右の対辺が磁束発生部11、12を構成し、上下の対辺が外伝達部13、18を構成している。外伝達部13、18の中心部には、枠の内方に延びる内伝達部14、17が形成されている。さらに、上側の内伝達部14の下端、及び、下側の内伝達部17の上端には、内伝達部14、17よりも狭い幅で枠の中心に向かって突出し、磁束を集中させる一対の磁極15、16が形成されている。
コイル20、25に交流電流Iが供給されると、コア10の磁束発生部11、12に、磁束Φが発生する。この磁束Φは、交流電流Iの周波数に応じて、例えば正弦波を基本波成分として強さ及び向きが周期的に変化する。
以下の図中、擬似N磁極を細かい点からなる梨地で示し、擬似S磁極を白地で示す。すなわち、梨地で示した磁極と白地で示した磁極とは極性が反対であることを意味する。また、擬似N磁極から擬似S磁極に向かう方向に磁束Φの矢印を記す。
詳しくは、主板面601側において磁極15の左側に導体311、右側に導体313、主板面602側において磁極16の左側に導体312、右側に導体314というように、4つの導体が上下方向かつ左右方向に対称に配置されている。これにより、主板面601には磁極15及び導体311、313が対向し、主板面602には磁極16及び導体312、314が対向している。
なお、加熱対象物60が間にセットされたとき、導体311〜314と主板面601、602との間隔49(図3参照)がなるべく小さくなることが好ましい。
側方磁性体41、42は、加熱対象物60の幅方向の端部であるエッジ部61、69に対し幅方向の中央部65から離れる方向に、エッジ部61、69に沿って、且つ加熱対象物60を厚さ方向に跨ぐように設けられている。詳しくは、側方磁性体41は導体311と導体312との間、側方磁性体42は導体313と導体314との間に挟まれており、かつ、側方磁性体41、42は、隣接する導体311〜314と当接している。
また、「エッジ部61、69に沿って」というのは、「エッジ部61、69の両外側の近傍に、ほぼエッジ部61、69との隙間無く」設けられていることを意味する。
仮に幅方向の左端を0%、右端を100%と定義すれば、一例として、エッジ部61は0〜約10%、中央部65は約40〜約60%、エッジ部69は約90〜100%の領域に相当する。ただし、例示した数字は、加熱対象物60の幅寸法等によって変化する。
これにより、導体311〜314は、磁束Φcを中央部65に集中させる。
以上の構成による誘導加熱装置101は、以下のような効果を奏する。
(1)誘導加熱装置101は、特に導体311〜314、側方磁性体41、42を備えることを特徴とする。
導体311〜314は、磁極15、16に隣接しつつ加熱対象物60の主板面601、602に沿って設けられ、主板面601、602に沿って磁極15、16から離れる方向に向かう磁束を遮断する。つまり、加熱対象物60の中央部65からエッジ部61、69に迂回しようとする磁束を遮断する。これにより、中央部65を通る磁束Φcを増加させ、中央部65の昇温を促進することができ、加熱効率を向上させることができる。
これにより、エッジ部61、69に集中する磁束密度を緩和することができ、誘導電流を均一化し、加熱対象物60の均熱性を向上することができる。
これにより、一般的な板状の加熱対象物60に対し適用が容易となる。ここで、「一般的」とは、後述する第7実施形態のようなループ状の加熱対象物80等を除外する意味である。
これにより、加熱対象物60の全体を加熱したい場合、均一な誘導電流を発生させることができる。
(5)磁極15、16、導体311〜314、及び、側方磁性体41、42は、セットされた加熱対象物60を囲むように、或いは覆うように、周方向に互いに隣接している。可及的に隙間無く加熱対象物60を囲むことにより、加熱対象物60付近の漏れ磁束を低減させることができる。
誘導加熱装置101の効果を比較例と対比するための実験を実施した。
図11に示すように、比較例の誘導加熱装置109は、コア10及びコイル20、25の構成は本実施形態と実質的に同一であり、導体311〜314及び側方磁性体41、42を有しないものとする。
加熱条件として、コイル20、25へ通電する電源出力を同一とし、通電時間を2秒とした。そして、通電開始1.5秒後の中央部温度Tc、及び、エッジ部温度Teと中央部温度Tcとの温度差ΔTを比較した。
一方、図12に示すように、比較例の誘導加熱装置109を用いて加熱したとき、エッジ部温度Teが先行して急速に上昇し、その後、中央部温度Tcが遅れて上昇した。これは、エッジ部61、69からの熱伝導によって中央部65が昇温したためと考えられる。また、通電開始1.5秒後の中央部温度Tcは約120℃、温度差ΔTは約180℃であった。
図5に示す第2実施形態の誘導加熱装置102は、擬似N磁極51及び擬似S磁極52の先端の位置及び形状が第1実施形態の磁極15、16と異なる。
磁極51は、先端511の位置が、導体321、323の端面301よりも加熱対象物60の主板面601に近接するように設けられている。また、磁極52は、先端522の位置が、導体322、324の端面302よりも加熱対象物60の主板面602に近接するように設けられている。また、磁極51、52は、先端511、522が尖るように、面取り部515、526が形成されている。
図6に示す第3実施形態の誘導加熱装置103は、加熱対象物60の主板面601側に磁極51、53、主板面602側に磁極52、54というように、一方の主板面側につき複数の磁極が設けられている。
主板面601側において、磁極51に対しエッジ部61側には、磁極51に隣接し側方磁性体41に当接する導体331が設けられ、磁極53に対しエッジ部69側には、磁極53に隣接し側方磁性体42に当接する導体333が設けられている。また、磁極51と磁極53との間には、主板面601に沿って導体335が設けられている。
同様に、主板面602側において、導体332、334、336が設けられている。
また、磁極51と磁極52とは、エッジ部61で折り返された主板面601、602を仮想展開したとき隣接する関係にあり、磁極53と磁極54とは、エッジ部69で折り返された主板面601、602を仮想展開したとき隣接する関係にある。これらの、表裏の主板面に対応して隣接する磁極同士の極性も互いに反対である。
以下、単に「隣接する」というとき、このような同一の主板面側での隣接、及び、表裏の主板面に対応する隣接の両者を含むものとする。
a1:磁極51からエッジラインEまでの距離(ここで、加熱対象物60の幅方向端部から中心線Cに平行に延長した線を「エッジラインE」という。)
b1:磁極51から中心線Cまでの距離
a2:磁極52からエッジラインEまでの距離
b2:磁極52から中心線Cまでの距離
L1:主板面601上での磁極51と磁極53との距離(=b1+b2)
L2:エッジ部61で折り返された主板面601及び主板面602を仮想展開したときの磁極51と磁極52との距離(=a1+a2)
L3:主板面602上での磁極52と磁極54との距離(=L1=b1+b2)
L4:エッジ部61で折り返された主板面601及び主板面602を仮想展開したときの磁極53と磁極54との距離(=L2=a1+a2)
また、隣接する磁極51〜54同士の間隔が同等であるため、幅方向のサイズが比較的大きい加熱対象物60に対し、磁束を均一に発生させることができる。
したがって、第4実施形態でも、「L1=L3≒L2=L4」の関係が成立しており、第3実施形態と同様の効果を奏することができる。
図8に示す第5実施形態の誘導加熱装置105は、厚さが幅方向に不均一である加熱対象物70に適用される。図8に例示するように、加熱対象物70は、中央部75の厚さt5が相対的に厚く、エッジ部71、79の厚さt1が相対的に薄い。
誘導加熱装置105の導体321、323と導体322、324とは、磁極51、52に隣接する幅方向内側ほど互いに近接し、側方磁性体41、42に接続する幅方向外側ほど互いに離間するように傾斜して形成されている。また、磁極51、52の先端511、522は、第2実施形態と同様、導体の端面よりも加熱対象物70に近接している。
これにより、厚さが不均一な加熱対象物70に対し、厚い部位の磁束密度を相対的に増大させることで加熱対象物70に流れる誘導電流を均一にし、発熱を均一にすることができる。
さらに、図8に例示した以外に、中央部が薄く両側のエッジ部が厚い場合、一方のエッジ部から他方のエッジ部に向かって厚さが漸増する場合、或いは、厚い部分と薄い部分とが交互に繰り返す形状の場合等、同様の技術的思想に基づく最適な構成を誘導加熱装置に採用することができる。
図9に示す第6実施形態の誘導加熱装置106は、加熱対象物60の一方の主板面601のみを加熱面とする場合に適用される。表側の主板面601については、上記実施形態と同様、磁極51、及び磁極51の両側に隣接する導体321、323が対向している。
他方、裏側の主板面602については、磁極56、及び、磁極56と側方磁性体43、44とを磁気的に接続する接続磁性体45、46が対向している。接続磁性体45、46は、導体321、323から側方磁性体43、44に流れる磁束を磁極56に伝達する磁気経路として機能する。
また、図9に示す例では、磁極56、接続磁性体45、46及び側方磁性体43、44は、一体に形成されている。
また、側方磁性体43、44は、接続磁性体45、46と一体に形成され、したがって直接接続されているため、加熱対象物60付近の漏れ磁束を低減させることができる。
上記の第1〜第6実施形態は、いずれも、一対以上の磁極が加熱対象物の主板面を間に挟む方向に対で配置されている。また、加熱対象物は、基本的に略直方体形状であることを想定している。
それに対し、図10に示す第7実施形態の誘導加熱装置107は、一対の磁極571、572が、加熱対象物80の両エッジ部81、89の側面に対向するように並列に配置されている。言い換えれば、磁極571、572は、加熱対象物80の幅方向と直交する方向に延びている。また、導体371、372は、加熱対象物80の主板面に沿って主板面を間に挟みつつ、磁極571、572を架橋するように設けられている。
(ア)上記第1実施形態では、コア10が枠状に形成され、コイル20、25によって発生した磁束は、磁束発生部11、12から磁極15、16を経由して流れる。ここで、コイルが巻回される磁束発生部は片側のみに形成されてもよい。
また、磁極15側に流れる磁束を発生させるコイルと、磁極16側に流れる磁束を発生させるコイルとを分割したトランスバース方式の構成を採用してもよい。
また、導体の材質は非磁性金属材料に限らず、磁性材料である鉄等を採用してもよい。この場合も、導体は、「交流磁場を通しにくい」という性質を有し、加熱対象物の中央部からエッジ部へ迂回しようとする磁束を遮断することができる。
(エ)側方磁性体の材質は、珪素鋼に代えて、鉄等の磁性材料を使用してもよい。
(カ)加熱対象物の形状は、図2に示すように誘導加熱装置に対して送りながら逐次加熱される長尺帯状のものに限らず、1枚ずつセットされる単体板状のものでもよい。
ここで「板状」とは、少なくとも「幅方向の中央部及びエッジ部」を認識可能な形状であればよく、例えば直方体において、断面の縦横寸法比(厚さ方向と幅方向の寸法比)は上記実施形態の図に例示した比に限定されない。幅方向寸法に対する厚さ方向の比が1に近いブロック形状も、ここでは「板状」に含む。また、「主板面」は、略直方体形状の最も面積の大きい面に限らず、その他の面としてもよい。
(ケ)本発明の誘導加熱装置に、加熱対象物の現在温度を検出する温度センサを設け、現在温度と目標温度との偏差をゼロに収束させるように電源出力をフィードバック制御してもよい。
以上、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施することができる。
10 ・・・コア、
15、16、51、52、53、54、56、571、572 ・・・磁極、
20、25 ・・・コイル、
311〜314、321〜324、331〜336、341〜346、371、372
・・・導体、
41、42、43、44、471、472 ・・・側方磁性体、
60、70、80 ・・・加熱対象物、
61、69、71、79、81、89 ・・・エッジ部
65、75、85 ・・・中央部。
Claims (14)
- コイルへの通電により発生する磁束を導電性で板状の加熱対象物(60、70、80)に流し、誘導電流を発生させることで前記加熱対象物を加熱する誘導加熱装置(101〜107)であって、
磁束を伝達可能な磁性材料で形成され、前記加熱対象物を間に挟むように配置され極性が互いに反対である一対以上の磁極(15、16、51、52、53、54、56、571、572)を有するコア(10)と、
前記コアに巻回され、通電されることで磁束を発生させるコイル(20、25)と、
前記加熱対象物の主板面(601、602)の少なくとも一方側において前記磁極に隣接しつつ前記加熱対象物の主板面に沿って設けられ、前記加熱対象物の主板面に沿って前記磁極から離れる方向に向かう磁束を遮断する導体(311〜314、321〜324、331〜336、341〜346、371、372)と、
磁性材料で形成され、前記加熱対象物の幅方向の端部であるエッジ部(61、69、71、79、81、89)の少なくとも一方に対し、幅方向の中央部(65、75、85)から離れる方向に、前記エッジ部に沿って、且つ前記加熱対象物を厚さ方向に跨ぐように設けられた側方磁性体(41、42、43、44、471、472)と、
を備えることを特徴とする誘導加熱装置。 - 一対以上の前記磁極(15、16、51、52、53、54、56)は、前記加熱対象物の前記主板面を間に挟む方向に対で配置されており、
前記側方磁性体は、前記加熱対象物の一方の前記主板面側から前記エッジ部を回り込んで他方の前記主板面側へ流れる磁束を導くことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱装置(101〜106)。 - 前記導体(311〜314、321〜324、331〜336、341〜346)は、前記加熱対象物の幅方向において前記磁極の両側に隣接するように複数設けられており、
前記側方磁性体は、前記加熱対象物の両端の前記エッジ部に対し複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱装置。 - 前記側方磁性体(41、42、43、44)は、隣接する前記導体と当接していることを特徴とする請求項2または3に記載の誘導加熱装置。
- 前記磁極(51、52)は、先端(511、522)が前記導体よりも前記加熱対象物の前記主板面に近接するように設けられ、且つ先端が尖るように形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の誘導加熱装置(102〜106)。
- 前記磁極(51〜54)は、前記加熱対象物の一方の前記主板面側につき複数設けられており、
同一の前記主板面側で隣接する複数の前記磁極同士、及び、前記加熱対象物の前記エッジ部で折り返された表裏の前記主板面を仮想展開したとき隣接する前記磁極同士は、極性が互いに反対であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の誘導加熱装置(103、104)。 - 前記磁極(51〜54)は、前記加熱対象物の一方の前記主板面側につき複数設けられており、
同一の前記主板面側で隣接する複数の前記磁極同士の間隔、及び、前記加熱対象物の前記エッジ部で折り返された表裏の前記主板面を仮想展開したとき隣接する前記磁極同士の間隔は、同等であることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の誘導加熱装置(103、104)。 - 厚さが幅方向に不均一である前記加熱対象物(70)に適用され、
前記加熱対象物がセットされたとき、前記磁極と前記加熱対象物との隙間、又は、前記導体(351〜354)と前記加熱対象物との隙間は、対応する位置での前記加熱対象物の厚さが大きいほど小さくなるように設定されることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の誘導加熱装置(105)。 - 前記加熱対象物の一方の主板面(601)及び他方の主板面(602)に、前記磁極及び前記導体が対向していることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の誘導加熱装置(101〜105)。
- 前記加熱対象物の一方の主板面(601)に、前記磁極及び前記導体が対向し、
前記加熱対象物の他方の主板面(602)に、前記磁極(56)、及び、前記磁極と前記側方磁性体(43、44)とを磁気的に接続する接続磁性体(45、46)が対向していることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の誘導加熱装置(106)。 - 前記側方磁性体は、前記接続磁性体と当接していることを特徴とする請求項10に記載の誘導加熱装置。
- 前記磁極、前記接続磁性体及び前記側方磁性体は、一体に形成されていることを特徴とする請求項11に記載の誘導加熱装置。
- 前記加熱対象物の幅方向を含み前記主板面に直交する仮想平面への投影において、
前記磁極、前記導体、及び前記側方磁性体、又は、前記磁極、前記導体、前記接続磁性体及び前記側方磁性体は、セットされた前記加熱対象物を囲むように周方向に互いに隣接していることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の誘導加熱装置。 - 前記導体は、透磁率が空気と同等である非磁性金属材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の誘導加熱装置。
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