JP2020013635A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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JP2020013635A
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陽平 堀
Yohei Hori
陽平 堀
浩昭 中原
Hiroaki Nakahara
浩昭 中原
剛典 和田
Takenori Wada
剛典 和田
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Abstract

【課題】漏れ磁束が抑制され、加熱効率の高い誘導加熱装置を提供する。【解決手段】C型インダクタ10は、一対の先端部12aが対向するC型コア12と、一対の先端部12aにそれぞれ巻かれたコイル14とを備える。開口部16には加熱対称のワーク18が配置される。コイル14は、一対の先端部12aが対向しているX方向に並ぶ巻き数よりも、その直交面方向に並ぶ巻き数Nの方が多い。コイル14の対向面14aが先端部12aの端面12bに一致している。コイル14は、一対の先端部12aが対向しているX方向の巻き数が1である。【選択図】図2

Description

本発明は、一対の先端部が対向するC型コアと、これらの先端部にそれぞれ巻かれたコイルとを備える誘導加熱装置に関する。
誘導加熱はワーク内部の渦電流によって内部からの発熱ができるので比較的効率が高く迅速な加熱が可能である。誘導加熱装置としてのC型インダクタは鋼板縁部の加熱や各種金属部品の加熱・接合の熱源として用いられている。図6に示すように、C型インダクタ500は鉄心のC型コア502と、その一対の先端部502aにそれぞれ巻かれたコイル504とを備える。一対の先端部502aは開口部506を介して対向している。開口部506には金属のワーク508が配置されて加熱される。また、特許文献1に記載のC型インダクタでは、コイルが開口部に向かって徐々に広がるように巻かれている。
特許第6054325号公報
図6に示すような従来のC型インダクタ500では、基本的にコイル504の導体は一対の先端部502aが対向しているX方向に沿って巻かれており、X方向に並ぶ巻き数よりも、その直交面方向に並ぶ巻き数の方が少ない。このようなコイル504の巻き方では、該コイル504で発生した磁束がC型コア502から漏れやすい。
図7は、C型インダクタ500における磁束密度の分布をシミュレーションによって求めた結果を示す図である。ワーク508は幅50mm、厚み5mm、長さ250mmの銅材である。図7では、磁束密度が高い箇所を濃い線で示し、磁束密度が低くなるに従って薄い線で示している。図7からは磁束密度が高い箇所が比較的小さく、しかも磁束密度の低い箇所は広い範囲Aにわたって発生していて、C型コア502から磁束が相当に漏れていることが確認できる。
図8は、C型インダクタ500によって加熱されたワーク508の発熱密度分布をシミュレーションによって求めた結果を示す図である。図8では、発熱密度が高い箇所を濃いドット地で示し、発熱密度が低くなるに従って薄いドット地で示している。図8からは発熱密度が高い箇所が比較的狭く、ほとんどワーク508の端部分だけであることが確認できる。
このように従来のC型インダクタ500では漏れ磁束が多く、漏れた磁束は加熱に有効利用されないため加熱効率はいまだ十分高いとは言えない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、加熱効率を一層高めることのできる誘導加熱装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる誘導加熱装置は、一対の先端部が対向するC型コアと、一対の前記先端部にそれぞれ巻かれたコイルと、を備える誘導加熱装置において、前記コイルは、一対の前記先端部が対向している方向に並ぶ巻き数よりも、その直交面方向に並ぶ巻き数の方が多いことを特徴とする。
前記コイルの対向面が前記先端部の端面に一致していてもよい。
前記コイルは、一対の前記先端部が対向している方向の巻き数が1であってもよい。
本発明にかかる誘導加熱装置では、コイルが、C型コアの先端部が対向している方向に並ぶ巻き数よりも、その直交面方向に並ぶ巻き数の方が多くなっていることにより漏れ磁束が抑制され、加熱効率が高まる。
図1は、実施の形態にかかるC型インダクタを示す模式斜視図である。 図2は、C型インダクタの断面側面図である。 図3は、C型インダクタにおける磁束密度の分布を示す図である。 図4は、C型インダクタによって加熱されたワークの発熱密度分布を示す図である。 図5は、変形例にかかるC型インダクタの断面側面図である。 図6は、従来技術にかかるC型インダクタの断面側面図である。 図7は、従来技術にかかるC型インダクタにおける磁束密度の分布を示す図である。 図8は、従来技術にかかるC型インダクタによって加熱されたワークの発熱密度分布を示す図である。
以下に、本発明にかかる誘導加熱装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる誘導加熱装置の実施形態であるC型インダクタ10を示す模式斜視図であり、図2はC型インダクタ10の断面側面図である。
図1および図2に示すように、C型インダクタ10は一対の先端部12aが対向しているC型コア12と、一対の先端部12aにそれぞれ巻かれたコイル14とを備える。
C型コア12はいわゆる鉄心であって、例えば電磁鋼板やフェライトがC字状に構成されている。一対の先端部12aは開口部16を介してX方向に対向している。ここで、C字状とは字義通りの一部が欠けた円形に限定されず、開口部16を介して一対の先端部12aが対向していればよい。開口部16には加熱対象であるワーク18が配置される。開口部16はワーク18のサイズに応じて適度に狭く形成されている。
一対のコイル14は、それぞれ導線20が巻回されて形成されている。導線20は、例えばリッツ線や銅パイプであり表面が絶縁されている。導線20は円形断面に限らず、例えば角型断面でもよい。一対のコイル14は直列接続されており、図示しないインバータによって高周波電流が供給される。
コイル14の導線20は先端部12aの開口部16近くに集中して巻回されており、X方向の巻き数が1であるのに対して、その直交面方向の巻き数がN(N>2)となっている。すなわち、コイル14は、一対の先端部12aが対向しているX方向に並ぶ巻き数よりも、その直交面方向に並ぶ巻き数の方が多くなっている。また、コイル14は対向面14aが先端部12aの端面12bに一致するように設けられている。図2では導線20の巻き数1,2,3…Nを添え字で示している。
このように構成されるC型インダクタ10では、コイル14の導線20が先端部12aにおいて開口部16に近い位置に集中して巻回されていることから磁束の漏れが少なくなって、磁束が有効利用されて加熱効率が高まる。特に、X方向に並ぶ巻き数を1として、しかもコイル14の対向面14aが先端部12aの端面12bに一致するように構成されていることから漏れ磁束が一層少なくなり、効率が向上する。これにより高出力、省エネルギー、電源負荷の低減が可能になる。また、従来のIHインバータやコアなどの装置構成や制御条件については変更することなく、コイル14の部分の変更だけで適用させることが可能である。
さらに、C型インダクタ10ではコイル14が開口部16に近い位置に集中していることから扁平状となり、X方向寸法が短くなる。これにより仮想線で示すように先端部12aも短くすることが可能になり、C型インダクタ10がコンパクトになるとともに、C型コア12が小型化、軽量化および低コスト化される。
図3は、C型インダクタ10における磁束密度の分布をシミュレーションによって求めた結果を示す図である。ワーク18は図7で示したワーク508と同じである。図3では、図7と同様に磁束密度が高い箇所を濃い線で示し、磁束密度が低くなるに従って薄い線で示している。図3からは磁束密度が高い箇所が大きく、しかも磁束は先端部12aの端面12bの周囲に集中しており、C型コア12からの磁束の漏れが非常に少なくなり、磁束がワーク18に集中していることが確認できる。
図4は、C型インダクタ10によって加熱されたワーク18の発熱密度分布をシミュレーションによって求めた結果を示す図である。図4では、図8と同様に発熱密度が高い箇所を濃いドット地で示し、発熱密度が低くなるに従って薄いドット地で示している。ここで、図4は、コイル14のX方向の巻き数に対してその直交方向の巻き数Nを6倍にしたときのワーク18の発熱密度分布を示すものであり、図8は、コイル14のX方向の巻き数に対してその直交方向の巻き数Nを1/4倍にしたときのワーク18の発熱密度分布を示すものである。
図4からは発熱密度が高い箇所が比較的広く、ワーク18の端部分だけでなく幅が広くなっていることが確認できる。また、中温域であるやや薄いドット地の部分は左右全幅にわたって確認できる。これらの特徴は従来技術のC型インダクタ500による同様のシミュレーション結果である図7および図8と比較すると明らかである。具体的にはC型インダクタ10は、従来のC型インダクタ500に比べて加熱効率が2.5倍になっていることが本願発明者によって確認された。
このようにC型インダクタ10では漏れ磁束が少なく、磁束が加熱に有効利用されていて加熱効率が高い。
なお、C型インダクタ10ではコイル14のX方向の巻き数は1としているが、より一層の加熱能力が求められる場合には、図5のC型インダクタ10aのようにX方向の巻き数を2以上として、その直交面方向の巻き数Nをそれ以上(つまり3以上)としてもよい。また、コイル14を先端部12aの端面12b周辺に集中的に巻回して漏れ磁束を特に少なくするためには、コイル14のX方向の巻き数に対して、その直交面方向の巻き数Nを2倍以上にし、さらにスペース条件などの範囲内で可能な限り鉄心先端に巻くとよい。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10,10a C型インダクタ(誘導加熱装置)
12 C型コア
12a 先端部
12b 端面
14 コイル
14a 対向面
16 開口部
18 ワーク
20 導線

Claims (3)

  1. 一対の先端部が対向するC型コアと、
    一対の前記先端部にそれぞれ巻かれたコイルと、
    を備える誘導加熱装置において、
    前記コイルは、一対の前記先端部が対向している方向に並ぶ巻き数よりも、その直交面方向に並ぶ巻き数の方が多いことを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 請求項1に記載の誘導加熱装置において、
    前記コイルの対向面が前記先端部の端面に一致することを特徴とする誘導加熱装置。
  3. 請求項1または2に記載の誘導加熱装置において、
    前記コイルは、一対の前記先端部が対向している方向の巻き数が1であることを特徴とする誘導加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024024670A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 日本製鉄株式会社 トランスバース方式の誘導加熱装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038398A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Rinnai Corp 火力調節機能付きガスコンロ

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