JP2008201175A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員後部の比較的高い剛性を、サイドエアバッグによる乗員保護に利用したサイドエアバッグ装置の提供。
【解決手段】本発明のサイドエアバッグ装置10は、高圧の内側バッグ11と低圧の外側バッグ12を有する。内側バッグ11が車両前後方向で乗員背中から標準体型での乗員肋骨の車両前後方向中央部までをカバーし、外側バッグ12が車両前後方向で乗員背中から腹部前端までをカバーする。内側バッグ11が車両上下方向でシートバック17の上下方向中央部かそれより下方部位から上端近傍までをカバーし、外側バッグ12が車両上下方向にシートバック17の下端部から上端近傍までをカバーする。内側バッグ11が外側バッグ12と同時かまたは先に開くように展開順序が設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用サイドエアバッグ装置(以下、単にサイドエアバッグ装置という)に関し、とくに乗員の前後方向の剛性の違いを考慮に入れて効果的な乗員保護をはかったサイドエアバッグ装置に関する。
乗員の上下方向の剛性の違いを考慮に入れて効果的な乗員保護をはかったサイドエアバッグ装置が従来から提案されている。
特許文献1は、腰部チャンバの内圧を胸部チャンバよりも高く設定した2チャンバ式シート付けサイドエアバッグ装置を開示している。
特許文献2は、後側チャンバが上方へ展開後、前側チャンバを上方へ展開することで、乗員の腕の跳ね上げを抑制した2チャンバ式シート付けサイドエアバッグ装置を開示している。
特開2000−177527号公報 特開2000−280853号公報
特許文献1も特許文献2も、乗員の胸部前後における剛性差を考慮していない。乗員の肋骨の左右に最も張り出した部位よりも後部は前部よりも剛性が高いが、サイドエアバッグ装置は、従来、剛性の低い胸部前部を基準として設計されており、サイドエアバッグの内圧と展開膨張時間等に上限があった。そのため、乗員後部の比較的高い剛性が乗員保護に十分には生かされていない。
本発明の目的は、乗員後部の比較的高い剛性を、サイドエアバッグによる乗員保護に利用することができるとともに、胸部前部も従来どおり側突の衝撃エネルギから保護することができるサイドエアバッグ装置を提供することにある。
上記課題を解決する、または上記目的を達成する本発明はつぎのとおりである。
(1)本発明のサイドエアバッグ装置は、車両の側突時に乗員のサイドドア側の側方に展開膨張される。本発明のサイドエアバッグ装置は、外側バッグと、外側バッグ内に配置された内側バッグと、外側バッグと内側バッグに膨張用ガスを供給する少なくとも1つのインフレータとを有する。内側バッグの展開圧力が外側バッグの展開圧力より高圧である。内側バッグが車両前後方向で乗員背中から標準体型での乗員肋骨の車両前後方向中央部までをカバーし、外側バッグが車両前後方向で乗員背中から腹部前端までをカバーするように、内側バッグと外側バッグの展開形状が設定されている。
(2)上記(1)のサイドエアバッグ装置において、内側バッグが車両上下方向でシートバックの上下方向中央部かそれより下方部位から上端近傍までをカバーし、外側バッグが車両上下方向にシートバックの下端部から上端近傍までをカバーするように、内側バッグと外側バッグの展開形状が設定されている。
(3)上記(1)または(2)の何れかのサイドエアバッグ装置において、内側バッグが外側バッグと同時かまたは先に開くように展開順序が設定されている。
(4)上記(1)〜(3)の何れかのサイドエアバッグ装置において、内側バッグを内部に含んだ外側バッグの、上下方向中央領域以外の上下領域を上下方向に折りたたんだ後、上下方向中央領域を車両前後方向に折りたたまれる。
(5)上記(1)〜(4)の何れかのサイドエアバッグ装置において、乗員の体格を検知する乗員検知センサをさらに備えている。サイドエアバッグ装置は、乗員検知センサからの信号に基づいて乗員が小柄な乗員であると判断した場合は外側バッグのみを展開し、乗員が小柄な乗員であると判断された場合以外は外側バッグと内側バッグの両方を展開する展開制御装置を備えている。
上記(1)〜(5)は本発明の何れの実施例にも適用可能である。
(6)上記(1)〜(5)の何れかのサイドエアバッグ装置において、インフレータは単一のインフレータからなり、内側バッグは、車両前後方向で乗員背中から標準体型での乗員肋骨の車両前後方向中央部までの領域で展開するメイン部と、該メイン部よりさらに車両前後方向前方に展開し乗員の上腕部に沿って延びるストロー状のノーズ部を有し、ノーズ部の前端には外側バッグ内部に連通するガス圧調整用のオリフィスが設けられている。
(7)上記(6)のサイドエアバッグ装置において、外側バッグはベント穴を有する。
上記(6)、(7)は本発明の実施例1に適用可能である。
(8)上記(1)〜(5)の何れかのサイドエアバッグ装置において、インフレータは単一のインフレータからなり、インフレータがガス噴出口を有しており、サイドエアバッグ装置が、インフレータのガス噴出口と前記内側バッグの内部とを接続する流れ抵抗小の通路と、インフレータのガス噴出口と外側バッグの内部とを接続する流れ抵抗大の通路とをもつ分圧器を有している。
上記(8)は本発明の実施例2に適用可能である。
(9)上記(1)〜(5)の何れかのサイドエアバッグ装置において、インフレータは内側バッグに膨張用ガスを供給する第1のインフレータと外側バッグに膨張用ガスを供給する第2のインフレータとを含む。
上記(9)は本発明の実施例3に適用可能である。
上記(1)のサイドエアバッグ装置によれば、車両側突時に、剛性の高い乗員後部側面を高圧の内側バッグで押圧することで乗員をサイドドアから対向ドア側(反衝突側)に遠ざけ、乗員とサイドドアとの間に隙間を確保し、該隙間に低圧の外側バッグを展開させ、剛性の低い乗員胸部前部側面を低圧の外側バッグで拘束し、側突時の胸部の衝撃エネルギーを外側バッグで吸収する。この結果、側突時に剛性の高い乗員後部を有効に利用して乗員をサイドドアから対向ドア側に遠ざけることができ、サイドドアが乗員と直接的に当たることを抑制して、乗員を効果的に保護することが可能である。その結果、サイドエアバッ装置の乗員保護性能が向上する。
また、内側バッグを外側バッグ内に配置することにより、高圧の内側バッグを乗員保護上適切な位置に容易に展開させることができる。
また、外側バッグを低圧としたため、バッグ展開時、周辺に着座した小児等への負荷を低減できる。
上記(2)のサイドエアバッグ装置によれば、内側バッグが車両上下方向でシートバックの上下方向中央部かそれより下方部位から上端近傍までをカバーするので、耐性の最も高い乗員の肩甲骨とその近傍を、乗員をサイドドアから対向ドア側に遠ざけるときに押すのに有効に利用できる。また、外側バッグが車両上下方向にシートバックの下端部から上端近傍までをカバーするので、外側バッグは広い面積で乗員胸部前部と接触でき、ドア内装材との局所的な接触を防止して接触荷重を分散でき、乗員に負荷される荷重を低減できる。
上記(3)のサイドエアバッグ装置によれば、内側バッグが外側バッグと同時かまたは先に開くように展開順序が設定されているので、車両の側突時に先に高圧の内側バッグが展開して乗員をサイドドアから遠ざけるとともに、乗員の胸部、腹部とサイドドアとの間に隙間を確保し、ついで、乗員とサイドドアとの間に隙間に、時間的に余裕がある低圧の外側バッグを展開させることができる。
上記(4)のサイドエアバッグ装置によれば、展開順序は折りたたみ順序と逆となり、外側バッグと内側バッグは、上下方向中央領域が前方に展開した後、外側バッグと内側バッグの上下領域が上下方向に展開する。内側バッグは外側バッグより先に展開し始めるが、内側バッグの展開は外側バッグの上下方向中央領域の前方への展開を助ける。外側バッグと内側バッグは、互いの展開を妨げることはない。
上記(5)のサイドエアバッグ装置によれば、小柄な乗員への、サイドエアバッグからの過大な負荷を抑制することができ、乗員の体格に応じて車両の側突から適切に乗員を保護することが可能である。
上記(6)のサイドエアバッグ装置によれば、内側バッグが乗員の上腕部に沿って延びるストロー状のノーズ部と、ノーズ部の前端にオリフィスを有するので、車両の側突時に、インフレータが作動して膨張用ガスは、内側バッグに噴出され、ノーズ部を通して外側バッグ内に供給される。この際、乗員のサイドドア側に最も張り出した上腕部の横にノーズ部を配置することで、ドアトリムと乗員(乗員の上腕部以外の部分)との隙間が狭い部分における初期隙間を確保し、低圧の外側バッグがこの隙間に展開しやすくすることができる。この結果、外側バッグの展開性能が向上する。
上記(7)のサイドエアバッグ装置によれば、外側バッグがベント穴を有するので、外側バッグの内圧を内側バッグの内圧に比べて確実に低くすることができる。また、ベント穴の径を調整することにより、外側バッグの内圧を所望の圧力に容易に設定することができる。また、ベント穴の径を調整することにより、人体形状およびドアトリム形状等によりバッグ形状が抑制され局所的体積の変化が起こる場合等の圧力変化をコントロールできる。
上記(8)のサイドエアバッグ装置によれば、サイドエアバッグ装置が、1つのインフレータのガス噴出口を分圧器を介して内側バッグと外側バッグに接続することにより、確実に、内側バッグに高圧ガスを、外側バッグに低圧ガスを供給することができる。
上記(9)のサイドエアバッグ装置によれば、インフレータが内側バッグに膨張用ガスを供給する第1のインフレータと外側バッグに膨張用ガスを供給する第2のインフレータとを含むので、内側バッグと外側バッグに、互いに独立に、ガスを供給し、展開させることができる。その結果、内側バッグと外側バッグの展開圧力、展開順序を容易に調整することが可能であり、外側バッグだけを展開膨張させることができる。
以下に、本発明のサイドエアバッグ装置を、図1〜図22を参照して説明する。
図1〜図6、および図21、図22は本発明の何れの実施例にも適用可能な構成または作用を示し、図7〜図12は本発明の実施例1を示し、図13〜図16は本発明の実施例2を示し、図19、図20は本発明の実施例3を示す。本発明の何れの実施例にも適用できる部分には、本発明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。
〔実施例1〕
本発明の実施例1のサイドエアバッグ装置10を、図1〜図12および図21、図22を参照して説明する。
本発明のサイドエアバッグ装置10は、車両側突時に乗員Dとサイドドア14との間に展開膨張して乗員Dを保護する装置である。
図1〜図3に示すように、本発明のサイドエアバッグ装置10は、外側バッグ12と、外側バッグ12内に配置された内側バッグ11と、外側バッグ12と内側バッグ11に膨張用ガスを供給する少なくとも1つのインフレータ21とを有する。本発明のサイドエアバッグ装置10は、シートバック17のサイドドア14側に取り付けられており、車両の側突時にインフレータ21から噴出された膨張用ガスが供給されて乗員Dのサイドドア14側の側方に展開膨張される。
外側バッグ12と内側バッグ11は展開圧力が互いに高低異なり、内側バッグ11の内圧P1が外側バッグ12の内圧P2より高い。ここで、高圧とは、互いに異なる圧力のうち高い方の圧力であり、低圧とは、互いに異なる圧力のうち低い方の圧力であり、圧力の絶対値の高低を問わない。内側バッグ11の内圧は、従来の単一のバッグをもつサイドエアバッグの内圧より高く、外側バッグ12の内圧は、従来の単一のバッグをもつサイドエアバッグの内圧と等しいかそれ以下である。
内側バッグ11と外側バッグ12は互いに独立のバッグであってもよい。あるいは、図4に示すように、内側バッグ11と外側バッグ12は仕切り壁13で仕切って構成された仕切り壁13を共有するバッグであってもよい。ただし、内側バッグ11全体が外側バッグ12の中にあり、内外2層構造である。図4で仕切り壁13以外の部分は内側バッグ11が外側バッグ12が共通の壁部分であり、この共通の壁部分は1層であってもよい。
バッグの材料は、従来のバッグの材料と同じでよく、たとえば、布製である。
図1〜図3に示すように、内側バッグ11が車両前後方向で乗員Dの後部Dr、すなわち乗員Dの背中から標準体型での乗員肋骨の車両前後方向中央部(標準体型(たとえば、AM50)での乗員肋骨の左右方向に最も張出した部位)までの部分を側方からカバーし、外側バッグ12が車両前後方向で乗員Dの後部Drと前部Df(乗員肋骨の車両前後方向中央部から乗員胸部前端まで)の両方、すなわち乗員背中から腹部前端までを側方からカバーするように、内側バッグ11と外側バッグ12の展開形状が設定されている。乗員の前後方向と車両の前後方向とは一致する。
この構成をとることにより、センサにより側面衝突を感知後、インフレータ21より各バッグ11、12に必要圧力を満足するようにガスがバッグ11、12内に噴出される。内側バッグ11は、人体耐性の高い乗員胸部後方に高圧で展開し、初期拘束性能を向上させることで反衝突側への乗員移動量を増加させる。外側バッグ12は乗員胸部前方と広い面積で接触し、ドアトリムとの局所的な接触荷重の分散や、乗員に負荷される荷重を吸収する。すなわち、車両側突時に、剛性の高い乗員後部側面を高圧の内側バッグ11で押圧することで乗員Dをサイドドア14から対向ドア側に遠ざけ、剛性の低い乗員胸部前部側面を低圧の外側バッグ12で拘束し、側突時の乗員胸部の衝撃エネルギーを外側バッグ12で吸収する。この結果、剛性の高い乗員後部Drをサイドエアバッグ装置10による乗員保護において積極的に利用することができ、車両側突時に乗員Dを効果的に保護することが可能であり、サイドエアバッ装置10の乗員保護性能が向上する。
車両上下方向には、図1、図2に示すように、内側バッグ11がシートバック17の上下方向中央部かそれより下方部位(シートバック17の上下方向中央部でもよいし、あるいはシートバック17の上下方向中央部の下方の、たとえばシートバック17の下端部でもよい)からシートバック17の上端近傍までをカバーし、外側バッグ12が車両上下方向にシートバック17の下端部から上端近傍までをカバーするように、内側バッグ11と外側バッグ12の展開形状が設定されている。たとえば、内側バッグ11は乗員Dの肋骨の側部の下端または骨盤Dl(内側バッグ11の下端は乗員Dの肋骨の側部の下端側方に位置していてもよいし、あるいは乗員Dの骨盤Dlの側方に位置していてもよい)から乗員Dの肩甲骨Duまでの部分をカバーしており、外側バッグ12は乗員Dの骨盤Dlから乗員Dの肩甲骨Duまでの部分をカバーしている。
外側バッグ12内に内側バッグ11が展開膨張するので、展開完了状態において、外側バッグ12の容積V2は内側バッグ11の容積V1より大きい。展開完了状態において、外側バッグ12の上下方向寸法は内側バッグ11の上下方向寸法より大きい。
この構成をとると、外側バッグ12が内側バッグ11より上下方向に長いので、外側バッグ12は車両側突時にサイドドア14が乗員Dを押す時の衝撃を上下方向に分散させることができる。その結果、乗員Dは、長い線と広い面積で側突衝撃を受けることができ、一点で受けてその点に集中荷重がかかる場合に比べて、より面圧が低くなる。そのため、外側バッグ12は乗員胸部前部と広い面で接触し、ドアトリム(ドア内装材)25との局所的な接触荷重の分散や、乗員Dに負荷される荷重を吸収する。
図5、図22に示すように、内側バッグ11が外側バッグ12と同時かまたは先に開くように展開順序が設定されている。図5において、内側バッグ11が開くときに、外側バッグ12の一部は内側バッグ11に内側より押されて内側バッグ11と共に展開してもよい。また、図22においてT1≦T2である。
図5において、(イ)は展開初期の状態を、(ロ)は展開中期の状態を、(ハ)は完全展開をの状態を、それぞれ、示し、(i)は側面視を、(ii)は平面視を示す。展開初期では、内側バッグ11が展開するとともに、外側バッグ12の一部は内側バッグ11に内側より押されて内側バッグ11と共に展開する。展開中期では、内側バッグ11がさらに展開しノーズ部12bも展開膨張し、外側バッグ12の一部は内側バッグ11に内側より押されて内側バッグ11と共に展開する。完全展開状態では、内側バッグ11と外側バッグ12は、ともに完全に展開膨張している。
高圧の内側バッグ11が低圧の外側バッグ12と同時かまたは先に開く構成をとることにより、車両の側突時に先に内側バッグ11が展開して乗員Dをサイドドア14から遠ざけるとともに、乗員Dとサイドドア14との間に隙間を確保し、ついで、乗員Dとサイドドア14との間の隙間に、時間的に余裕がある低圧の外側バッグ12を展開させることができる。こうすることによって、乗員Dを速やかに、サイドドアから遠ざけることができるとともに、低圧バッグ12を確実に展開膨張させて衝突の衝撃を吸収することができる。
内側バッグ11と外側バッグ12が図5のように展開膨張するためには、内側バッグ11、外側バッグ12を、図6に示すように、内側バッグ11を内部に含んだ外側バッグ12の、上下方向中央領域以外の上下領域を上下方向に折りたたんだ後(図6の(ハ))、上下方向中央領域を車両前後方向に折りたたむ(図6の(ロ)、ついで(イ))ことが有効である。
展開は折りたたみ順序と逆となる。すなわち、図6の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の順で展開、膨張する。図6の折りたたみ構成をとることにより、外側バッグ12と内側バッグ11は、上下方向中央領域が後部から前方に順に展開した後(図6の(イ)、(ロ))、上下方向中央領域の上下領域が上下方向に展開し(図6の(ハ))、最終的に図6の(ニ)の完全展開状態となる。内側バッグ11は外側バッグ12より先に展開し始めるが、内側バッグ11の展開は外側バッグ12の上下方向中央領域の前方への展開を助ける。外側バッグ12と内側バッグ11は、互いの展開を妨げることはない。
サイドエアバッグ装置10は、乗員の体格を検知する乗員検知センサ(シート内に配置した荷重センサ)をさらに備えている。サイドエアバッグ装置10は、図21に示すように、展開制御装置100(図21の制御ルーチンを備えた装置)を備えている。図21の展開制御装置100のルーチンには所定の時間間隔で割り込まれる。図21の展開制御装置100は、側突センサ(図示略)からの信号で側突が生じたかあるいは生じそうかを判定する工程101と、側突が生じたかあるいは生じそうと判定した場合は、次工程(102)へと進んで、乗員検知センサ(図示略、通常、シートに埋め込んだ荷重センサ)からの信号に基づいて乗員が小柄な乗員であるか否かを判定する工程102と、乗員が小柄な乗員であると判断した場合は外側バッグ12のみを展開する工程103と、乗員が小柄な乗員であると判断された場合以外は外側バッグ12と内側バッグ11の両方を展開する工程104を含む。
展開制御装置100を備えることにより、小柄な乗員(たとえば、小児等)への、サイドエアバッグ(とくに内側バッグ11)からの過大な負荷を抑制することができ、乗員の体格に応じて車両の側突から適切に乗員を保護することが可能である。
以上は、本発明の実施例1のみならず、本発明の実施例1以外の本発明の実施例にも適用される。本発明の実施例1はさらにつぎの構成、作用、効果を有する。
図7〜図16のサイドエアバッグ装置10では、インフレータ21は単一のインフレータからなる。
インフレータ21が単一のインレータからなる場合、サイドエアバッグ装置10は、図11、図12に示すようにシートバックに固定されてもよい。図11、図12の構成では、インフレータ21は、バッグ11、12と共に、シートバックのシートフレーム26に、インフレータ21を保持するインフレータブラケット27をボルト28等でシートフレーム26に固定することにより、締結部にて、取付けられている。膨張用ガスはインフレータノズル29から噴出される。バッグ11はインフレータノズル29にノズル固定バンド30で固定されている。
インフレータ21が単一のインフレータからなる場合は、内側バッグ11と外側バッグ12に対して独立にインフレータ21を設ける場合(2個のインフレータを設ける場合)に比べて、コスト低減となる。
インフレータ21が単一のインレータからなる場合、サイドエアバッグ装置10は、図7〜図12の構成をとってもよい。図7〜図12の構成では、図7、図8に示すように、内側バッグ11は、車両前後方向で乗員背中から標準体型での乗員肋骨の車両前後方向中央部までの領域で展開するメイン部11aと、該メイン部11aよりさらに車両前後方向前方に展開し乗員Dの上腕部Daに沿って延びるストロー状のノーズ部(ストロー、またはストロー部ともいう)11bを有している。ノーズ部11bの車両前後方向前端には外側バッグ12内部に連通するガス圧調整用のオリフィス15が1個以上設けられている。内側バッグ11のノーズ部11bの部分は、外側バッグ12に縫製等により固定されていてもよい。
図7〜図12の構成をとった場合には、内側バッグ11が乗員Dの上腕部Daに沿って延びるストロー状のノーズ部11bと、ノーズ部11bの前端にオリフィス15を有するので、車両の側突時に、インフレータ21が作動して膨張用ガスは、内側バッグ11に噴出され、ノーズ部11bを通して、かつオリフィス15で圧力調整(減圧)されて外側バッグ12内に供給される。この際、乗員Dのサイドドア側に最も張り出した上腕部Daの横にノーズ部11bを配置することで、ドアトリム25と乗員D(乗員の上腕部以外の部分)との隙間が狭い部分における初期隙間を確保し、低圧の外側バッグ12がこの隙間に展開しやすくすることができる。この結果、外側バッグ12の展開性能が向上する。
図7〜図12の構成では、さらに、図9に示すように、外側バッグ12が、外側バッグ12の内部を大気に連通するベント穴16を有していてもよい。ベント穴16は外側バッグ12のみに設けられており、内側バッグ11には設けられない。
外側バッグ12がベント穴16を有する場合は、外側バッグ12の内圧を内側バッグ11の内圧に比べて確実に低くすることができる。また、ベント穴16の径を調整することにより、外側バッグ12の内圧を所望の圧力に容易に設定することができる。この場合ベント穴16の径が大きいほど外側バッグ12の内圧は大気圧に近づく。また、ベント穴16の径を調整することにより、人体形状およびドアトリム形状等によりバッグ形状が抑制され局所的体積の変化が起こる場合等の圧力変化をコントロールできる。
〔実施例2〕
インフレータ21が単一のインレータからなる場合、サイドエアバッグ装置10は、図7〜図12の構成に代えて、図13〜図16の構成をとってもよい。図13〜図16の構成では、インフレータ21がガス噴出口(インフレータノズル)29を有しており、サイドエアバッグ装置10が、インフレータ21のガス噴出口(インフレータノズル)29と内側バッグ11の内部とを接続する流れ抵抗小の通路(通路33に比べて太くて短い通路)32と、インフレータ21のガス噴出口(インフレータノズル)29と外側バッグ12の内部とを接続する流れ抵抗大の通路(通路32に比べて細くて長い通路)33とをもつ分圧器31を有している。
図13〜図16のサイドエアバッグ装置10では、サイドエアバッグ装置10が、1つのインフレータ21のガス噴出口(インフレータノズル)29を分圧器31を介して内側バッグ11と外側バッグ12に接続することにより、確実に、内側バッグ11に高圧ガスを、外側バッグ12に低圧ガスを供給することができる。
〔実施例3〕
サイドエアバッグ装置10は、図7〜図16のシングルインフレータに代えて、図17〜図20のダブルインフレータの構成をとってもよい。図17〜図20の構成では、インフレータ21は、内側バッグ11に膨張用ガスを供給する第1のインフレータ21Aと外側バッグ12に膨張用ガスを供給する第2のインフレータ21Bとの、2個のインフレータを含む。内側バッグ11と外側バッグ12、および第1のインフレータ21Aと第2のインフレータ21Bは、図17〜図19に示すように、シートフレーム26に固定される。
図17〜図20のサイドエアバッグ装置10の構成をとった場合には、少なくとも1つのインフレータ21が、内側バッグ11に膨張用ガスを供給する第1のインフレータ21Aと外側バッグ12に膨張用ガスを供給する第2のインフレータ21Bとの2個のインフレータを含むので、内側バッグ11と外側バッグ12に、互いに独立に、圧力の異なるガスを供給し、内側バッグ11と外側バッグ12をそれぞれのタイミングで独立に展開させることができる。
その結果、外側バッグ12のみを展開させる場合を含む図21の展開制御装置100と組み合わせた場合に、シートに設置した乗員体格検知センサにより検知した乗員体格の大小に応じて内側バッグ11への膨張用ガスの供給をON/OFFすることで、外側バッグ12のみを容易に展開膨張させることができる。
本発明の実施例1のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す側面視模式図である(実施例1以外にも適用可)。 図1のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す正面視模式図である。 図1のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す平面視模式図である。 図1のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグがとりうる変形例の展開形状を示す模式平面図である。 本発明の実施例1のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開挙動を、(イ)展開初期、(ロ)展開中期、(ハ)完全展開にわたって、示す(i)側面視模式図および(ii)平面視模式図である(実施例1以外にも適用可)。 本発明の実施例1のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの、バッグ展開、バッグの折り方(折り方は展開順序と逆になる)を展開順序(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)で示した側面視模式図および(ホ)、(ヘ)で示した模式平面図である(実施例1以外にも適用可、(ホ)は(イ)の模式平面図であり、(ヘ)は(ロ)の模式平面図である)。 本発明の実施例1のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す側面視模式図である。 図7のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す正面視模式図である。 本発明の実施例1のサイドエアバッグ装置で、内側バッグがノーズ部とオリフィスを有し外側バッグがベント穴を有する場合の、内側バッグと外側バッグの展開形状を示す側面視模式図である。 図1のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す平面視模式図である。 図9のA−A拡大断面図である。 図9のB部拡大断面図である。 本発明の実施例2のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す側面視模式図である。 図13のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す正面視模式図である。 図13のB部の拡大平面図である。 図15の側面視断面模式図である。 本発明の実施例3のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す側面視模式図である。 図17のサイドエアバッグ装置の内側バッグと外側バッグの展開形状を示す平面視模式図である。 図17のB部の拡大平面図である。 図19の側面視断面模式図である。 本発明の実施例1のサイドエアバッグ装置の、乗員が小柄であるか否かで内側バッグのON、OFFを切り替える制御図である(実施例1以外にも適用可)。 本発明の実施例1のサイドエアバッグ装置の、高圧P1の内側バッグと低圧P2の外側バッグの展開タイミング図である(実施例1以外にも適用可)。
符号の説明
10 サイドエアバッグ装置
11 内側バッグ
11a メイン部
11b ノーズ部
12 外側バッグ
13 仕切り壁
14 サイドドア
15 オリフィス
16 ベント穴
17 シートバック
21 インフレータ
21A 第1のインレータ
21B 第2のインレータ
25 ドアトリム
26 シートフレーム
27 インフレータブラケット
28 ボルト
29 インフレータノズル(ガス噴出口)
30 ノズル固定バンド
31 分圧器
32 流れ抵抗小の通路
33 流れ抵抗大の通路
100 展開用制御装置
D 乗員
Da 上腕部
Dr 乗員後部
Df 乗員前部
Du 乗員肩甲骨
Dl 乗員腰部

Claims (9)

  1. 車両の側突時に乗員のサイドドア側の側方に展開膨張され、外側バッグと、該外側バッグ内に配置された内側バッグと、前記外側バッグと前記内側バッグに膨張用ガスを供給する少なくとも1つのインフレータとを有するサイドエアバッグ装置であって、前記前記内側バッグの展開圧力が前記外側バッグの展開圧力より高圧であり、前記内側バッグは車両前後方向で乗員背中から標準体型での乗員肋骨の車両前後方向中央部までをカバーし、前記外側バッグは車両前後方向で乗員背中から腹部前端までをカバーするように、前記内側バッグと前記外側バッグの展開形状が設定されているサイドエアバッグ装置。
  2. 前記内側バッグは車両上下方向でシートバックの上下方向中央部かそれより下方部位から上端近傍までをカバーし、前記外側バッグは車両上下方向にシートバックの下端部から上端近傍までをカバーするように、前記内側バッグと前記外側バッグの展開形状が設定されている請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記内側バッグが前記外側バッグと同時かまたは先に開くように展開順序が設定されている請求項1または請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記内側バッグを内部に含んだ前記外側バッグの、上下方向中央領域以外の上下領域を上下方向に折りたたんだ後、前記上下方向中央領域を車両前後方向に折りたたんだ請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 乗員の体格を検知する乗員検知センサをさらに備えており、該乗員検知センサからの信号に基づいて乗員が小柄な乗員であると判断した場合は前記外側バッグのみを展開し、乗員が小柄な乗員であると判断された場合以外は前記外側バッグと前記内側バッグの両方を展開する展開制御装置を備えている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 前記インフレータは単一のインフレータからなり、前記内側バッグは、車両前後方向で乗員背中から標準体型での乗員肋骨の車両前後方向中央部までの領域で展開するメイン部と、該メイン部よりさらに車両前後方向前方に展開し乗員の上腕部に沿って延びるストロー状のノーズ部を有し、ノーズ部の前端には前記外側バッグ内部に連通するガス圧調整用のオリフィスが設けられている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  7. 前記外側バッグはベント穴を有する請求項6に記載のサイドエアバッグ装置。
  8. 前記インフレータは単一のインフレータからなり、該インフレータがガス噴出口を有しており、前記サイドエアバッグ装置が、前記インフレータのガス噴出口と前記内側バッグの内部とを接続する流れ抵抗小の通路と、前記インフレータのガス噴出口と前記外側バッグの内部とを接続する流れ抵抗大の通路とをもつ分圧器を有している請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  9. 前記インフレータは前記内側バッグに膨張用ガスを供給する第1のインフレータと前記外側バッグに膨張用ガスを供給する第2のインフレータとを含む請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
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