JP2008200073A - 物干し具 - Google Patents
物干し具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008200073A JP2008200073A JP2007036019A JP2007036019A JP2008200073A JP 2008200073 A JP2008200073 A JP 2008200073A JP 2007036019 A JP2007036019 A JP 2007036019A JP 2007036019 A JP2007036019 A JP 2007036019A JP 2008200073 A JP2008200073 A JP 2008200073A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall surface
- horizontal frame
- extension
- vertical
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Abstract
【課題】室内の壁面(W)に容易に着脱自在に取り付け可能である上に、常時安定した状態で使用可能な物干し具を提供すること。
【解決手段】洗濯物を干すための水平枠体(10)と、その壁面側左右両端部からそれぞれ垂直方向に延びる一対の垂直杆(20)と、各垂直杆(20)の同じ高さに設けられ且つ壁面(W)に設置されている横棒(5)に上方から係止可能な一対の係止フック(2)と、垂直杆(20)における係止フック(2)の下方からそれぞれ壁面(W)側へ延長する延長体(21)とからなり、延長体(21)の長さは、垂直杆(20)を略垂直に維持した状態で係止フック(2)を横棒(5)に係止させたときに、延長体(21)の延長端が壁面(W)に当接する長さに設定されていること。
【選択図】図1
【解決手段】洗濯物を干すための水平枠体(10)と、その壁面側左右両端部からそれぞれ垂直方向に延びる一対の垂直杆(20)と、各垂直杆(20)の同じ高さに設けられ且つ壁面(W)に設置されている横棒(5)に上方から係止可能な一対の係止フック(2)と、垂直杆(20)における係止フック(2)の下方からそれぞれ壁面(W)側へ延長する延長体(21)とからなり、延長体(21)の長さは、垂直杆(20)を略垂直に維持した状態で係止フック(2)を横棒(5)に係止させたときに、延長体(21)の延長端が壁面(W)に当接する長さに設定されていること。
【選択図】図1
Description
本発明は、室内の所定箇所に容易に脱着可能に取り付けられる室内用の物干し具に関する。
一般に、ハンカチや靴下等の小物類を干すための物干し具として、多数の洗濯挟み状のピンチが設けられた洗濯ハンガーが利用されている。前記ピンチは矩形又は環状の枠体に吊り下げ状態に設けられており、前記枠体の中央部には、前記枠体上に略等間隔に設けられている複数の吊り下げ用の連結体を介して、1つの係止フックが設けられている。
前記係止フックを物干し竿等に係止させることにより、前記枠体を水平姿勢に維持した状態で洗濯ハンガーを吊り下げて使用することができる。
前記係止フックを物干し竿等に係止させることにより、前記枠体を水平姿勢に維持した状態で洗濯ハンガーを吊り下げて使用することができる。
上記洗濯ハンガーは、天候の悪い日の洗濯物や、外に干すのに抵抗のある下着等を室内に干す際にも利用されるが、この種の洗濯ハンガーの係止フックは、上述したように、枠体の中央部に位置するように設けられているから、枠体が水平に位置するように洗濯ハンガーを室内に吊り下げるには、鴨居に引っ掛けたり、室内に持ち込んだ竿に係止したりしなければならず、見苦しい上に邪魔になる。そこで、壁に設けられているフックや横棒等を利用して、この種の洗濯ハンガーを係止させたいが、この場合には、枠体が壁に当たって斜めに傾いてしまい、各ピンチに洗濯物を干すと、洗濯物相互が重なり合ってうまく干せないという問題がある。
上記問題を解決するものとして、特開2003−24696号公報に開示のものがある(特許文献1参照)。このものは、前記吊り下げ用の連結体の長さを調節できるようにして、枠体に対する係止フックの位置を中央部から横方向に変位出来るようにしたもので、横方向に変位させた係止フックを利用すれば、係止フックを壁に設けた桟等に係止させても、枠体を水平姿勢に維持した状態で、洗濯ハンガーを吊り下げることができる。よって、この発明の洗濯ハンガーを利用すれば、例えば、浴室の壁面に設けられているタオル掛け用のタオルバー等を利用して、前記洗濯ハンガーを吊り下げて使用することができ、各ピンチに洗濯物を重なり合わないように干すことができる。
特開2003−24696号公報
実用新案登録第3078467号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の洗濯ハンガーでも、設けられている係止フックは1つだけであるから、枠体の一方寄りにのみ、洗濯物を集中して吊り下げたり重量のある洗濯物を吊り下げたりした場合では、枠体は傾いてしまい、安定性が悪いという不都合がある。
本発明は、室内の壁面に容易に着脱自在に取り付け可能である上に、常時安定した状態で使用可能な物干し具を提供することを課題とする。
本発明は、室内の壁面に容易に着脱自在に取り付け可能である上に、常時安定した状態で使用可能な物干し具を提供することを課題とする。
(1)請求項1に係る発明の物干し具は、『洗濯物を干すための水平枠体と、
前記水平枠体の壁面側左右両端部からそれぞれ垂直方向に延びる一対の垂直杆と、
前記各垂直杆の同じ高さに設けられ且つ前記壁面に設置されている横棒に上方から係止可能な一対の係止フックと、
前記垂直杆における前記係止フックの下方からそれぞれ前記壁面側へ延長する延長体とからなり、
前記延長体の長さは、前記垂直杆を略垂直に維持した状態で前記係止フックを横棒に係止させたときに、前記延長体の延長端が壁面に当接する長さに設定されている』ことを特徴とするものである。
係止フックを壁面に設けた横棒に係止させると、延長体の延長端が前記壁面に当接することにより、垂直杆は略垂直姿勢に保持される。垂直杆が略垂直姿勢に保持されることにより、水平枠体は略水平姿勢に保持された状態で取り付けられることとなり、前記水平枠体に洗濯物等を干すことができる。前記垂直杆は水平枠体のうち、壁面側の端部又はその近傍の左右両端部にそれぞれ1つずつ設けられており、この2本の垂直杆の各々に、係止フック及び延長体が設けられていることから、これら、係止フック及び延長体は、水平枠体の両端側に1つずつ設けられていることとなる。すなわち、壁面に設けられた横棒には、水平枠体の両端側に位置する2つの係止フックで係止され、壁面には、同じく水平枠体の両端側に位置する2つの延長体が当接する取付態様となることから、水平枠体の水平姿勢は確実に維持される。よって、水平枠体の偏った位置に洗濯物が集中して干されることがあっても、前記水平枠体が傾くことはない。又、取り外す際には、係止フックの横棒への係止を解除すれば容易に取り外すことができる。
前記水平枠体の壁面側左右両端部からそれぞれ垂直方向に延びる一対の垂直杆と、
前記各垂直杆の同じ高さに設けられ且つ前記壁面に設置されている横棒に上方から係止可能な一対の係止フックと、
前記垂直杆における前記係止フックの下方からそれぞれ前記壁面側へ延長する延長体とからなり、
前記延長体の長さは、前記垂直杆を略垂直に維持した状態で前記係止フックを横棒に係止させたときに、前記延長体の延長端が壁面に当接する長さに設定されている』ことを特徴とするものである。
係止フックを壁面に設けた横棒に係止させると、延長体の延長端が前記壁面に当接することにより、垂直杆は略垂直姿勢に保持される。垂直杆が略垂直姿勢に保持されることにより、水平枠体は略水平姿勢に保持された状態で取り付けられることとなり、前記水平枠体に洗濯物等を干すことができる。前記垂直杆は水平枠体のうち、壁面側の端部又はその近傍の左右両端部にそれぞれ1つずつ設けられており、この2本の垂直杆の各々に、係止フック及び延長体が設けられていることから、これら、係止フック及び延長体は、水平枠体の両端側に1つずつ設けられていることとなる。すなわち、壁面に設けられた横棒には、水平枠体の両端側に位置する2つの係止フックで係止され、壁面には、同じく水平枠体の両端側に位置する2つの延長体が当接する取付態様となることから、水平枠体の水平姿勢は確実に維持される。よって、水平枠体の偏った位置に洗濯物が集中して干されることがあっても、前記水平枠体が傾くことはない。又、取り外す際には、係止フックの横棒への係止を解除すれば容易に取り外すことができる。
(2)請求項2に係る発明の物干し具は、請求項1に記載のものにおいて、『前記垂直杆は、前記水平枠体の壁面側左右両端部から下方へ延長されていると共に、その所定箇所から前記係止フックが前記水平枠体側に向いて突設されており、前記延長体は、前記壁面側へ水平に延長していると共に、その延長長さは、前記壁面と前記横棒との間の距離よりも小さく設定されている』もので、延長体を、横棒と壁面との間に挿通させ、その上方に位置している係止フックを前記横棒に壁面側から係止させることにより、取り付けが完了する。
(3)請求項3に係る発明の物干し具は、請求項2に記載のものにおいて、『前記垂直杆の上端部は前記水平枠体の壁面側左右両端部に対して、前記壁面側へ270度回動可能に取り付けられている』もので、不使用時には、垂直杆を270度回動させることにより、水平枠体の上に重ね合わせておくことができる。
(4)請求項4に係る発明の物干し具は、請求項1に記載のものにおいて、『前記垂直杆は、前記水平枠体の壁面側左右両端部から上方へ延長されていると共にその上端に前記係止フックが前記壁面側に向いて設けられ、前記延長体は、前記水平枠体の壁面側端部における左右両端部からさらに前記壁面側へ水平に延長されている』もので、延長体は、水平枠体の壁面側端部の両端部から水平方向に延長する態様で設けられている。壁面側に向いている係止フックを横棒の前方から前記横棒に係止させるだけで、前記延長体の延長端が壁面に当接すると共に、水平枠体を水平姿勢に維持する取り付け態様で取り付けることができる。
(5)請求項5に係る発明の物干し具は、請求項4に記載のものにおいて、『前記水平枠体の壁面側端部の左右両端部からの前記延長体の突出長さを調節する長さ調節手段が設けられている』もので、長さ調節手段としては、延長体と水平枠体の壁面側端部の左右両端部とを接離方向へ螺合する構成とし、両者の螺合度合いで、前記開放側両端部からの延長体の延長長さを調節するようにしても良い。
(6)請求項6に係る発明の物干し具は、請求項4又は5に記載のものにおいて、『前記水平枠体は、前記壁面に向かって開放する略コ字状又は略U字状に形成されており、前記垂直杆は、前記水平枠体の開放側両端部を回動軸として回動するように取り付けられている』もので、不使用時には、係止フックの上端相互が近接する方向へ垂直杆を回動させて、略コ字状又は略U字状の前記水平枠体内に位置させておけば、全体が水平枠体とほぼ同じ高さとなるように折り畳むことができる。
(7)請求項7に係る発明の物干し具は、請求項1から6のいずれかに記載のものにおいて、『前記一対の延長体の延長端相互は連結軸によって連結されていると共に、前記連結軸の中央部を含む所定定範囲は前記壁面から離反する方向へ突出するように屈曲されている』もので、連結軸の両端の所定範囲が壁面に当接する態様となり、壁面から離反するように屈曲された前記連結軸の中央部を含む所定定範囲にも洗濯物を干すことができる。
(8)請求項8に係る発明の物干し具は、請求項1から7のいずれかに記載のものにおいて、『前記水平枠体の壁面側左右両端部相互は直線状の軸によって連結されている』もので、この場合、水平枠体の形状は、矩形状又は半円形状となる。
(9)請求項9に係る発明の物干し具は、請求項1から8のいずれかに記載のものにおいて、『前記水平枠体は、相互に連結された複数の軸からなり、各軸に、洗濯物を挟んで吊り下げるためのピンチが多数吊り下げ状態に設けられている』もので、ピンチに洗濯物を挟んで吊り下げることができ、従来の洗濯ハンガーと同様に使用することができる。
(10)請求項10に係る発明の物干し具は、請求項1から9のいずれかに記載のものにおいて、『前記壁面は洗面所又は浴室の壁面とし、前記横棒は前記洗面所又は浴室の壁面に固定されているタオルを掛けるためのタオルバーである』もので、洗面所や浴室に備え付けのタオルバーを有効に利用して洗濯物を干すことができる。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、水平枠体の左右両端部に設けられた2つの係止フックを壁面に設けられた横棒に係止させるだけで、水平枠体を略水平姿勢に保持させた状態で壁面に沿って取り付けることができるから、取り付け作業が容易である上に、室内で邪魔になることなく、洗濯物を相互に重なり合うことなく水平枠体に干すことができる。又、前記水平枠体の一部に偏った重力がかかっても、水平枠体は傾くことなく水平姿勢を維持することができるから、洗濯物の重量や干し方にかかわりなく、安定した状態で洗濯物を干すことができる。又、取り外すには、係止フックを横棒から外せば良いだけであるから取り外し作業も容易である。
また、請求項2に係る発明によれば、垂直杆は、横棒と壁面との間に位置し、係止フックは前記横棒に壁面側から係止する取り付け態様となるから、たとえ、水平枠体に不用意にぶつかる等の衝撃が加えられても、係止フックが不用意に外れて落下する不都合はない。よって、一層、安定した状態で壁面に固定することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、不使用時においては、垂直杆を270度回動させて水平枠体に重ね合わせておくことで、コンパクトに収納しておくことができる。
また、請求項4に係る発明によれば、延長体は、水平枠体の壁面側端部における左右両端部から延長する態様に設けられているから、全体の構造を簡略化することができ、製作が容易となる上に、コンパクトな物干し具を提供することができる。又、横棒の上方が狭い環境であっても、横棒に容易に係止させて使用することができるので使用範囲が広くなる。
また、請求項5に係る発明によれば、請求項4に記載の延長体の延長長さを、横棒と壁面との間の距離に応じて調節できるようにしたから、安定性が向上すると共に、水平枠体を確実に水平に維持することができるから、一層、使い勝手の良い物干し具を提供することができる。
また、請求項6に係る発明によれば、水平枠体の形状を略コ字状又は略U字状に形成し、垂直杆を係止フックと共に、水平枠体の開放側両端部の内側に回動させるだけで、全体に水平枠体と同じ高さに折り畳むことができる。よって、請求項4又は5に記載の物干し具を、不使用時にコンパクトに収納することができる。
また、請求項7に係る発明によれば、延長体相互を連結してなる連結軸の両端の所定範囲が壁面に当接する態様となるから、取り付け時の安定性がさらに向上する。又、前記記連結軸の中央部を含む所定定範囲にも、洗濯物をかけて干すことができるから、使い勝手も向上する。
また、請求項8に係る発明によれば、水平枠体の形状を、矩形状又は半円形状とすることで、洗濯物を干す箇所が多くなるから、一層多くの洗濯物を干すことができ、使い勝手がさらに向上する。
また、請求項9に係る発明によれば、ピンチに洗濯物を挟んで吊り下げることができる従来の洗濯ハンガーと同様に使用することができ、さらに、請求項10に係る発明によれば、物干し場として、洗面所や浴室を利用することができるから、洗濯物を居間や自室等に干すうっとうしさから開放される上に、洗面所や浴室は普通、目に付かない場所であるから、来客時でも都合が良い。さらに、浴室乾燥機を使用する場合にも使い勝手が良い。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1番目の実施の形態の物干し具(1)を浴室の壁面(W)に設置されているタオル掛け用のタオルバー(5)に係止させた使用状態を示している。
タオルバー(5)は、浴室の壁面(W)に取り付けられた一対のバー保持具(50)(50)間に保持された金属製の横棒であり、タオルバー(5)と壁面(W)との間は、前記バー保持具(50)(50)の突出高さ分の隙間(S)が設けられている。
図1は、本発明の第1番目の実施の形態の物干し具(1)を浴室の壁面(W)に設置されているタオル掛け用のタオルバー(5)に係止させた使用状態を示している。
タオルバー(5)は、浴室の壁面(W)に取り付けられた一対のバー保持具(50)(50)間に保持された金属製の横棒であり、タオルバー(5)と壁面(W)との間は、前記バー保持具(50)(50)の突出高さ分の隙間(S)が設けられている。
物干し具(1)を構成する水平枠体(10)は、正面軸(11)とその両端から壁面(W)側へ延長する両腕部(12)(12)とから、前記壁面(W)側へ開放する略コ字状に形成されており、水平枠体(10)の開放側両端部を構成している腕部(12)(12)の略中央部相互間には、正面軸(11)と平行な補助軸(13)が架設されていると共に、正面軸(11)、腕部(12)(12)、及び補助軸(13)には、それぞれ複数の洗濯挟み状のピンチ(14)が吊り下げ状態に設けられている。
そして、腕部(12)(12)の延長端部からは垂直杆(20)(20)がそれぞれ回動自在に軸支された状態で垂下されている。
一対の垂直杆(20)(20)の下端部からは、それぞれ延長体(21)(21)がさらに壁面(W)側へ延長形成されており、延長体(21)(21)の延長端相互は、連結軸(22)によって連結されて一体となっている。
尚、延長体(21)(21)の延長長さは、前記隙間(S)よりわずかに小さな長さに設定されており、前記連結軸(22)は、中央部が正面側へ突出するように屈曲されている。
一対の垂直杆(20)(20)の下端部からは、それぞれ延長体(21)(21)がさらに壁面(W)側へ延長形成されており、延長体(21)(21)の延長端相互は、連結軸(22)によって連結されて一体となっている。
尚、延長体(21)(21)の延長長さは、前記隙間(S)よりわずかに小さな長さに設定されており、前記連結軸(22)は、中央部が正面側へ突出するように屈曲されている。
垂直杆(20)(20)の上端部は、上記したように、腕部(12)(12)の延長端部に回動自在に軸支されているが、その回動範囲は、同図の状態から、壁面(W)側(矢印の方向)へ270度に設定されている。言い換えれば、垂直杆(20)(20)の、腕部(12)(12)の下方側への回動(矢印と逆方向)は、ストッパ(図示せず)等で阻止されて、腕部(12)(12)と垂直杆(20)(20)との間の角度は90度に保持されている。垂直杆(20)(20)を、前記矢印の方向へ270度回動させると、図2に示すように、垂直杆(20)(20)が腕部(12)(12)上に、連結軸(22)が正面軸(11)上に重なる二つ折り状態となる。
又、垂直杆(20)(20)を腕部(12)(12)から垂下させた図1の状態における垂直杆(20)(20)の上端部よりもやや低い位置には、それぞれ、タオルバー(5)に係止させるための係止フック(2)(2)が水平枠体(10)側に突出するように設けられている。
上述した本発明第1番目の実施の形態の物干し具(1)をタオルバー(5)に取り付けるには、垂直杆(20)(20)を水平枠体(10)の腕部(12)(12)から垂下するように物干し具(1)の全体形状を整え、垂直杆(20)(20)がタオルバー(5)と壁面(W)との間の隙間(S)に位置するように、延長体(21)(21)と連結軸(22)との連結体を、前記隙間(S)にタオルバー(5)の上方から差し込み、係止フック(2)(2)をタオルバー(5)に上から係止させる。連結体(21)(21)の延長長さは、上述したように、前記隙間(S)よりわずかに小さく設定されていることから、垂直杆(20)(20)の下端部は、タオルバー(5)と壁面(W)との間の隙間(S)に挿通可能であり、垂直杆(20)(20)を隙間(S)内に位置させた状態で、係止フック(2)(2)をタオルバー(5)に壁面側から係止させることができる。
この取り付け状態にて、垂直杆(20)(20)には、水平枠体(10)の重量によって、上端が水平枠体(10)の突出方向に傾く力が加わるが、垂直杆(20)(20)の下端部は、延長体(21)(21)が壁面(W)側に延長していると共にその延長長さは上記したとおりであるから、物干し具(1)を、上記した要領でタオルバー(5)に装着させると、延長体(21)(21)の延長端とそれに続く連結軸(22)の両端部が壁面(W)に当接する。これにより、垂直杆(20)(20)と壁面(W)との間の距離は確保され、垂直杆(20)(20)は略垂直姿勢に保持される。これに伴って、水平枠体(10)は略水平姿勢に維持されることとなり、不用意に傾くことはない。
これが第1番目の実施の形態の物干し具(1)のタオルバー(5)への取り付け状態であり、洗濯物は各ピンチ(14)に挟んで、相互に重ならないように吊り下げて干すことができる。又、連結軸(22)の中央の突出部分には、タオル等を干すことができる。
このとき、例えば、一方の腕部(12)に設けられたピンチ(14)にのみ集中して洗濯物等が吊り下げられる等、水平枠体(10)に偏った荷重がかかっても、本発明の物干し具(1)は、水平枠体(10)の両側に位置するように設けられた二つの係止フック(2)(2)によってタオルバー(5)に係止させる構成であるから、水平枠体(10)は不用意に傾くことなく、常時安定した状態で、物干し具(1)をタオルバー(5)に取り付けて使用することができる。
尚、物干し具(1)をタオルバー(5)から取り外すには、物干し具(1)を引き上げて、垂直杆(20)(20)を隙間(S)の上方から抜き取るだけで良いから、物干し具(1)の脱着が容易である。
不使用時には、垂直杆(20)(20)を、図1の矢印の方向に270度回動させて、図2に示すように、二つ折りにすれば、コンパクトに収納することができる。
尚、物干し具(1)をタオルバー(5)から取り外すには、物干し具(1)を引き上げて、垂直杆(20)(20)を隙間(S)の上方から抜き取るだけで良いから、物干し具(1)の脱着が容易である。
不使用時には、垂直杆(20)(20)を、図1の矢印の方向に270度回動させて、図2に示すように、二つ折りにすれば、コンパクトに収納することができる。
図3は、本発明の第2番目の実施の形態の物干し具の使用状態の斜視図である。
この実施の形態のものでは、壁面側(背面側)に開放する二重の略U字状の外枠(15a)と、内枠(15b)と、外枠(15a)と内枠(15b)各々の円弧の中心相互を連結している連結杆(16)と、外枠(15a)と内枠(15b)各々の開放側両端部近傍相互を連結している連結杆(17)とから 水平枠体(10)が構成されているもので、外枠(15a)の開放側両端部に、垂直杆(20)(20)の基端部が回動自在に取り付けられている。又、垂直杆(20)(20)の上端部には、前記背面側に向いた係止フック(2)(2)がそれぞれ設けられている。
この実施の形態のものでは、壁面側(背面側)に開放する二重の略U字状の外枠(15a)と、内枠(15b)と、外枠(15a)と内枠(15b)各々の円弧の中心相互を連結している連結杆(16)と、外枠(15a)と内枠(15b)各々の開放側両端部近傍相互を連結している連結杆(17)とから 水平枠体(10)が構成されているもので、外枠(15a)の開放側両端部に、垂直杆(20)(20)の基端部が回動自在に取り付けられている。又、垂直杆(20)(20)の上端部には、前記背面側に向いた係止フック(2)(2)がそれぞれ設けられている。
又、外枠(15a)の開放側両端部からは、ネジ軸(18)が突設されており、延長体(21)は、前記ネジ軸(18)に螺合可能なネジ筒となっている。前記ネジ軸(18)に、延長体(21)を螺合させることにより、外枠(15a)の開放側両端部から延長体(21)(21)が延長する構成となり、延長体(21)のネジ軸(18)への螺合度合いによって、外枠(15a)の開放側両端部からの延長体(21)(21)の突出長さを調節することができる。
この第2番目の実施の形態の物干し具(1)では、タオルバー(5)の手前側からタオルバー(5)に係止フック(2)(2)を係止させるだけで、タオルバー(5)への物干し具(1)の装着が完了する。タオルバー(5)と壁面(W)との間の隙間(S)の距離に応じて、延長体(21)(21)の外枠(15a)の開放側両端部からの突出長さを調節することにより、様々なタオルバー(5)に対応させることができ、一層、水平枠体(10)を水平姿勢に、垂直杆(20)(20)を垂直姿勢に保持しながら、ピンチ(14)(14)に洗濯物を干して使用することができる。
不使用時には、図4に示すように、係止フック(2)(2)が近接する方向に垂直杆(20)(20)を水平枠体(10)内に回動させておけば、全体に水平枠体(10)と同じ高さになるように折り畳むことができ、コンパクトに収納することが可能となる。
上記各実施の形態では、物干し具(1)を浴室の壁面(W)に設けられているタオルバー(5)に係止させて使用する使用態様を説明したが、壁面とタオルバーのような横棒が設けられている箇所であれば、洗面所等の他の場所でも使用することができる。特に、第2番目の実施の形態の物干し具(1)では、タオルバー(5)の正面側から係止フック(2)(2)を係止させるだけであるから、タオルバー(5)の上方が狭い箇所であっても、物干し具(1)の取り付けが可能である。
尚、延長体(21)の長さ調節手段として、上記第2番目の実施の形態では、延長体(21)を外枠(15a)の開放側両端部に螺合接続する構成としたが、バネを利用する等、他の手段を採用しても良いことは言うまでもない。
尚、延長体(21)の長さ調節手段として、上記第2番目の実施の形態では、延長体(21)を外枠(15a)の開放側両端部に螺合接続する構成としたが、バネを利用する等、他の手段を採用しても良いことは言うまでもない。
(1) ・・・・・・物干し具
(10)・・・・・・水平枠体
(2) ・・・・・・係止フック
(20)・・・・・・垂直杆
(21)・・・・・・延長体
(5) ・・・・・・タオルバー(横棒)
(W) ・・・・・・壁面
(10)・・・・・・水平枠体
(2) ・・・・・・係止フック
(20)・・・・・・垂直杆
(21)・・・・・・延長体
(5) ・・・・・・タオルバー(横棒)
(W) ・・・・・・壁面
Claims (10)
- 洗濯物を干すための水平枠体と、
前記水平枠体の壁面側左右両端部からそれぞれ垂直方向に延びる一対の垂直杆と、
前記各垂直杆の同じ高さに設けられ且つ前記壁面に設置されている横棒に上方から係止可能な一対の係止フックと、
前記垂直杆における前記係止フックの下方からそれぞれ前記壁面側へ延長する延長体とからなり、
前記延長体の長さは、前記垂直杆を略垂直に維持した状態で前記係止フックを横棒に係止させたときに、前記延長体の延長端が壁面に当接する長さに設定されていることを特徴とする物干し具。 - 請求項1に記載の物干し具において、前記垂直杆は、前記水平枠体の前記左右両端部から下方へ延長されていると共に、その所定箇所から前記係止フックが前記水平枠体側に向いて突設されており、前記延長体は、前記壁面側へ水平に延長していると共に、その延長長さは、前記壁面と前記横棒との間の距離よりも小さく設定されていることを特徴とする物干し具。
- 請求項2に記載の物干し具において、前記垂直杆の上端部は前記水平枠体の壁面側左右両端部に対して、前記壁面側へ270度回動可能に取り付けられていることを特徴とする物干し具。
- 請求項1に記載の物干し具において、前記垂直杆は、前記水平枠体の壁面側左右両端部から上方へ延長されていると共にその上端に前記係止フックが前記壁面側に向いて設けられ、前記延長体は、前記水平枠体の壁面側端部における左右両端部からさらに前記壁面側へ水平に延長されていることを特徴とする物干し具。
- 請求項4に記載の物干し具において、前記水平枠体の壁面側端部の左右両端部からの前記延長体の突出長さを調節する長さ調節手段が設けられていることを特徴とする物干し具。
- 請求項4又は5に記載の物干し具において、前記水平枠体は、前記壁面に向かって開放する略コ字状又は略U字状に形成されており、前記垂直杆は、前記水平枠体の開放側両端部を回動軸として回動するように取り付けられていることを特徴とする物干し具。
- 請求項1から6のいずれかに記載の物干し具において、前記一対の延長体の延長端相互は連結軸によって連結されていると共に、前記連結軸の中央部を含む所定定範囲は前記壁面から離反する方向へ突出するように屈曲されていることを特徴とする物干し具。
- 請求項1から7のいずれかに記載の物干し具において、前記水平枠体の壁面側左右両端部相互は直線状の軸によって連結されていることを特徴とする物干し具。
- 請求項1から8のいずれかに記載の物干し具において、前記水平枠体は、相互に連結された複数の軸からなり、各軸に、洗濯物を挟んで吊り下げるためのピンチが多数吊り下げ状態に設けられていることを特徴とする物干し具。
- 請求項1から9のいずれかに記載の物干し具において、前記壁面は洗面所又は浴室の壁面とし、前記横棒は前記洗面所又は浴室の壁面に固定されているタオルを掛けるためのタオルバーであることを特徴とする物干し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007036019A JP2008200073A (ja) | 2007-02-16 | 2007-02-16 | 物干し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007036019A JP2008200073A (ja) | 2007-02-16 | 2007-02-16 | 物干し具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008200073A true JP2008200073A (ja) | 2008-09-04 |
Family
ID=39778174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007036019A Pending JP2008200073A (ja) | 2007-02-16 | 2007-02-16 | 物干し具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008200073A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012165826A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Aisen:Kk | 物干し器 |
CN104452207A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-03-25 | 常州工学院 | 一种晾衣和收衣转换灵活的晾衣架 |
CN105274802A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-01-27 | 黄霞 | 可拆卸的室内用晒物组件 |
CN110438768A (zh) * | 2019-09-05 | 2019-11-12 | 张曙光 | 防盗窗晾袜架 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4943228A (ja) * | 1972-08-31 | 1974-04-23 | ||
JPS5829088A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-21 | アルパイン株式会社 | 入力装置 |
JP2000325698A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-28 | Shuichi Kitamura | ハンガー |
JP2002085897A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-26 | Meiji Ueno | 物品吊下げ具 |
JP2004097424A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Nobuyuki Yanase | 手摺用係止装置 |
-
2007
- 2007-02-16 JP JP2007036019A patent/JP2008200073A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4943228A (ja) * | 1972-08-31 | 1974-04-23 | ||
JPS5829088A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-21 | アルパイン株式会社 | 入力装置 |
JP2000325698A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-28 | Shuichi Kitamura | ハンガー |
JP2002085897A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-26 | Meiji Ueno | 物品吊下げ具 |
JP2004097424A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Nobuyuki Yanase | 手摺用係止装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012165826A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Aisen:Kk | 物干し器 |
CN104452207A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-03-25 | 常州工学院 | 一种晾衣和收衣转换灵活的晾衣架 |
CN104452207B (zh) * | 2014-12-22 | 2016-05-25 | 常州工学院 | 一种晾衣和收衣转换灵活的晾衣架 |
CN105274802A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-01-27 | 黄霞 | 可拆卸的室内用晒物组件 |
CN110438768A (zh) * | 2019-09-05 | 2019-11-12 | 张曙光 | 防盗窗晾袜架 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008200073A (ja) | 物干し具 | |
KR20100004365U (ko) | 옷걸이 | |
JP4768453B2 (ja) | 二フック式の物干し具 | |
JP2012165827A (ja) | 物干し器 | |
JP4043302B2 (ja) | 物干し器 | |
KR200483282Y1 (ko) | 행거수단이 구비된 옷걸이 | |
JP3140272U (ja) | ピンチハンガー | |
JP4816131B2 (ja) | 物干し器 | |
JP2000325698A (ja) | ハンガー | |
KR20110000516U (ko) | 빨래 건조대 | |
JP2010099265A (ja) | 物干し用ハンガー | |
JP2009006105A (ja) | ダブルフック洗濯角ハンガー | |
JP4371330B2 (ja) | 物干し具 | |
KR101660642B1 (ko) | 스탠드형 세탁물 건조대 | |
JP2009153777A (ja) | 物干器 | |
JPH0631691U (ja) | 拡大可能な小物干し具 | |
JP3192582U (ja) | 物干しハンガ | |
JP4303493B2 (ja) | 物干し器 | |
JP6792362B2 (ja) | 物干し器 | |
JP5840573B2 (ja) | 竿用洗濯バサミ | |
KR960009229Y1 (ko) | 벽걸이용 절첩식 세탁물 건조대 | |
JP2007330739A (ja) | 物干ハンガーの補助具 | |
JP2009213699A (ja) | 物干し具 | |
JP2007307102A (ja) | 物干し具 | |
JP2592762Y2 (ja) | ハンガー装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20110712 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20111206 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |