JP2010099265A - 物干し用ハンガー - Google Patents
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Abstract
【課題】低い位置に干す場合でも洗濯物が地面に着くことがないとともに、高い位置に干す場合であっても椅子や脚立などを使わずに簡便に干すことのできる物干し用ハンガーを提供する。
【解決手段】枠体2に、両端部が環状の対向部分に連結されて中央部が枠体2内の中心近傍を通過する一対のリブ部材3が、上記中心を間に挟んで対向形成され、これらリブ部材3の上記中央部間に、対向するリブ部材3側に向けて突出するブリッジ4が一体形成されるとともに、これらブリッジ4の先端部4a間に、枠体2を物干し竿等の外部取付部材Pに着脱自在に懸吊するための吊下げ部5が設けられ、かつ吊下げ部5は、一端部5aに枠体2を外部取付部材Pに掛け止めする開閉自在のフック部6と、他端部5bにレバー7が揺動自在に設けられるとともに、一端部5aと他端部5bとの間に、レバー7の揺動を直線運動に変換し、フック部6を開くワイヤまたはリンク機構8が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】枠体2に、両端部が環状の対向部分に連結されて中央部が枠体2内の中心近傍を通過する一対のリブ部材3が、上記中心を間に挟んで対向形成され、これらリブ部材3の上記中央部間に、対向するリブ部材3側に向けて突出するブリッジ4が一体形成されるとともに、これらブリッジ4の先端部4a間に、枠体2を物干し竿等の外部取付部材Pに着脱自在に懸吊するための吊下げ部5が設けられ、かつ吊下げ部5は、一端部5aに枠体2を外部取付部材Pに掛け止めする開閉自在のフック部6と、他端部5bにレバー7が揺動自在に設けられるとともに、一端部5aと他端部5bとの間に、レバー7の揺動を直線運動に変換し、フック部6を開くワイヤまたはリンク機構8が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のピンチを懸吊させた環状の枠体を物干し竿などの、外部取付部材に簡便に掛け止めすることのできる物干し用ハンガーに関するものである。
近年、マンションなど集合住宅においては、美観を損ねるという理由から、ベランダなどの室外に洗濯物を干すことを規制しているところや、室外に干すことが許されている場合であっても、ベランダの高さより低い位置に物干し竿が設けられていて、外から洗濯ものが見えないようになっているところがある。
そのため、このような集合住宅において洗濯物を干す場合には、浴室や鴨居またはカーテンレールなどを利用して、室内に干すことになる。また、室外に干せる場合であっても干す位置が低いため、既存の物干し用ハンガーでは、ピンチが付いた枠体とフックなどの吊下げ部との間に、ワイヤやチェーンなどが介在して間隔があるため、シャツやズボンなどが地面に着いてしまい、折角洗濯しても汚れてしまう。その結果、ベランダに干すものは、おのずと下着類や靴下などの小物に限られてしまう。
また、ベランダの低い位置に干すことにより、十分な日射しを得られないとともに、風通しも良くないため、乾燥に時間が掛かってしまう。また、室外で乾かなかった場合には、浴室乾燥や室内において干して乾かすことが必要になる。
そこで、複数のピンチが付いた枠体とフックなどの吊下げ部との間に介在しているワイヤやチェーンなどを短くしたり、吊下げ部を直接枠体に取り付けるなどして、上記吊下げ部と上記枠体との距離を短くし、洗濯物が地面に着かないようにするとともに、日射しを受けやすいようにした物干し用ハンガーが求められている。そこで、例えば、下記の特許文献1のような物干し用ハンガーが提案されている。
この従来の物干し用ハンガーは、物干し竿等の長尺体への引っ掛け手段と、洗濯物を挟持する複数のクリップを有する枠体とを備え、前記引っ掛け手段が、少なくとも前記枠体における向き合った位置にそれぞれ設けてあり、この向き合った位置にある引っ掛け手段を前記長尺体にそれぞれ引っ掛けて、前記枠体により囲まれる面を略水平とするように当該長尺体に吊下げられるように構成されたものである。
このように、従来の物干し用ハンガーは、引っ掛け手段が枠体の向き合った位置に直接設けてあるため、引っ掛け手段と枠体との距離が短くなっている。これにより、低い位置に設けられた物干し竿などに掛け止めして洗濯物を干した場合には、ズボンやシャツなどの比較的大きい洗濯物でも地面と接触せずに干すことができる。
ところが、上記従来の物干し用ハンガーは、ベランダなど室外において乾燥しきれなかった洗濯物を室内で再度干して乾燥させる場合に、引っ掛け手段と枠体との距離が短いため、浴室内の物干し竿などの高所に干す際には、背伸びをするか、それでも届かない時には、椅子や脚立などを用意する必要がある。このため、室内で上記従来の物干し用ハンガーを利用する場合には、大変手間が掛かるとともに、不安定な状態で作業を強いられてしまい作業性が悪いという問題がある。
また、上記引っ掛け手段が上記枠体の向き合った位置にそれぞれ設けられているため、洗濯物を干したまま室外から室内に移動させて、浴室内の物干し竿などの高所に干す時には、両手を使って引っ掛けなければならないため、作業性が悪いという問題ともに、椅子や脚立を利用していた場合には、バランスを崩しやすく、危険であるという問題もある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、低い位置に干す場合でも洗濯物が地面に着くことがないとともに、高い位置に干す場合であっても椅子や脚立などを使わずに簡便に干すことのできる物干し用ハンガーを提供することを課題とするのもである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、環状に形成された枠体に、複数のピンチが懸吊された物干し用ハンガーにおいて、上記枠体に、両端部が上記環状の対向部分に連結されて中央部が当該枠体内の中心近傍を通過する一対のリブ部材が、上記中心を間に挟んで対向形成され、これらリブ部材の上記中央部間に、対向する上記リブ部材側に向けて突出するブリッジが一体形成されるとともに、これらブリッジの先端部間に、上記枠体を物干し竿等の外部取付部材に着脱自在に懸吊するための吊下げ部が設けられてなり、かつ上記吊下げ部は、上端部となる一端部に、上記枠体を上記外部取付部材に掛け止めするための開閉自在のフック部と、このフック部を閉方向に付勢するスプリングとが設けられ、下端部となる他端部にレバーが揺動自在に設けられるとともに、上記一端部と上記他端部との間に、上記レバーの揺動を直線運動に変換して上記スプリングの付勢力に抗して上記フック部を開くワイヤまたはリンク機構が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の物干し用ハンガーにおいて、上記吊下げ部は、その外周が一対のジョイント部材によって、当該吊下げ部の軸線回りに回転自在に支持されるとともに、当該ジョイント部材は、その両端部が上記ブリッジの上記先端部に嵌め合わされて、上記ブリッジの一部を形成するとともに、上記ブリッジの軸線回りに回動自在に架設されることを特徴するものである。
そして、請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の物干し用ハンガーにおいて、上記一対のジョイント部材は、それぞれが同一の形状により形成され、かつ互いの中央部に形成されて、上記吊下げ部の外周を囲繞する半円形状の支持部と、この支持部から上記ブリッジのそれぞれの上記先端部に向けて延出される腕部とにより構成されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項4に記載の本発明は、請求項2または3に記載の物干し用ハンガーにおいて、上記一対のジョイント部材の上記両端部と上記ブリッジの先端部とが嵌め合わされた部分には、上記吊下げ部の上記枠体に対する水平位置および垂直位置において互いに係合する姿勢保持手段が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の物干し用ハンガーにおいて、上記姿勢保持手段は、上記ブリッジの上記先端面の中心を通り鉛直方向に突出する凸部と、上記ジョイント部材の上記両端部の内方に、当該凸部を挟む位置に形成された係止片とにより構成されていることを特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載の本発明によれば、複数のピンチが懸吊された環状の枠体に連結された一対のリブ部材と、このリブ部材の中央部間に対向して設けられたブリッジとを一体に形成し、この対向するブリッジの間に、上記枠体を物干し竿等の外部取付部材に着脱自在に懸吊する吊下げ部を設けているため、この吊下げ部の上端部と上記枠体との距離を短くすることでき、ベランダの低い位置にある物干し竿などの外部取付部材に掛け止めしても、ズボンやシャツなどの洗濯物が地面に接触することなく干すことができる。
また、上記吊下げ部は、上端部となる一端部に、物干し竿などの上記外部取付部材に掛け止めするための開閉自在のフック部と、このフック部を閉方向に付勢するスプリングとを設けているため、上記物干し用ハンガーをベランダなどの低い位置に設けられた外部取付部材に掛け止めする際には、当該スプリングの付勢力を抗するのみにより簡便に取り付けることができるとともに、確実に物干し竿などの上記外部取付部材に固定することができる。これより、狭いベランダにおいて、上記物干し用ハンガーにぶつかったり、強い風により上記外部取付部材から外れることがないため、マンションなどの高層階でも安心して洗濯物を干すことができる。
さらに、上記吊下げ部の下端部となる他端部に、レバーが揺動自在に設けられるとともに、上記一端部と上記他端部との間に、上記レバーの揺動を直線運動に変換して上記スプリングの付勢力に抗して上記フック部を開くワイヤまたはリンク機構を設けているため、上記物干し用ハンガーを浴室内の物干し竿などの高所に干す際にも、片手でレバーを操作することにより、上記吊下げ部の上記一端部のフック6を開閉させることができる。これにより、無理なく安全に室内の高所に干すことができるとともに、確実に浴室内の物干し竿などの外部取付部材に掛け止めすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記吊下げ部は、一対のジョイント部材により、当該吊下げ部の軸線回りに回転自在に支持されるとともに、当該一対のジョイント部材は、その両端部が上記ブリッジの上記先端部に嵌め合わされて、上記ブリッジの軸線回りに回動自在に架設されているため、上記物干し用ハンガーを収納する際には、上記吊下げ部を回転および回動させるのみにより簡便に収納することができる。
また、上記枠体と上記吊下げ部とを上記一対のジョイント部材により支承するため、収納の際に、上記枠体に懸吊されている複数のピンチが絡み合うことがない。従って、使用に際しては、絡み合った上記ピンチを外す手間を省くことができ、無駄な労力を使わずに洗濯物を干すことができる。
請求項3に記載の本発明によれば、上記ジョイント部材は、中央部に上記吊下げ部の外周を囲繞する半円形状の支持部と、この支持部から上記ブリッジのそれぞれの上記先端部に向けて延出される腕部とにより構成し、互いを同一の形状によって形成するため、射出成形型を一つ製造するだけどよく、さらに部品点数を減らすことができ、製造コストを抑えることができる。
請求項4に記載の本発明によれば、上記一対のジョイント部材の上記両端部と上記ブリッジの先端部とが嵌め合わされた部分に、上記吊下げ部の上記枠体に対する水平位置および垂直位置において、互いに係合する姿勢保持手段を設けたため、上記吊下げ部の回動を直接上記姿勢保持手段に伝えることができる。この結果、複雑な構造の姿勢保持手段を設ける必要がないとともに、外観の見栄えを良くすることができる。
請求項5に記載の本発明によれば、上記姿勢保持手段は、上記ブリッジの上記先端部端面の中心を通り鉛直方向に突出する凸部と、上記ジョイント部材の上記両端部の内方に、当該凸部を挟む位置に係止片とにより構成するため、簡単な構造により上記吊下げ部の姿勢を保持することができ、製造コストを抑えることができる。また、無理な力を必要とせずに、上記吊下げ部が回動するため、力の弱い女性やお年寄りにも簡便に利用することができる。
図1〜11は、本発明の物干し用ハンガーの一実施形態を示す。
図1〜3に示すように、本発明の物干し用ハンガー1は、環状に形成された長方形の枠体2に、複数のピンチtが懸吊されるとともに、この枠体2の中央部に、物干し竿などの外部取付部材Pに掛け止めするための吊下げ部5を設けることにより概略構成されている。
図1〜3に示すように、本発明の物干し用ハンガー1は、環状に形成された長方形の枠体2に、複数のピンチtが懸吊されるとともに、この枠体2の中央部に、物干し竿などの外部取付部材Pに掛け止めするための吊下げ部5を設けることにより概略構成されている。
ここで、枠体2には、一対のリブ部材3が一体的に形成されている。このリブ部材3は、その両端部が枠体2の短手方向の対向部分に連結され、中央部が枠体2内の中心近傍を通過し、この中心を間に挟み枠体2の長手方向に沿って対向形成されている。また、このリブ部材3の上記中央部間には、対向するリブ部材3側に向けて突出するブリッジ4が一体形成されている。さらに、図6に示すように、このブリッジ4の対向する先端部4aの端面には、その中心部を通り鉛直方向に凸部4bが形成されている。
また、ブリッジ4の先端部4a間には、枠体2を物干し竿等の外部取付部材Pに着脱自在に懸吊するための吊下げ部5が設けられている。この吊下げ部5は、図5および図9に示すように、使用時に上端部となる一端部5aに、枠体2を外部取付部材Pに掛け止めするための開閉自在のフック部6が設けられている。このフック部6は、固定グリップ6aと揺動グリップ6bと、この揺動グリップが係合する支点部6cにより構成されるとともに、閉方向に付勢するスプリング6dによって、揺動グリップ6bが支点部6cの回りに揺動自在に設けられている。
そして、吊下げ部5の下端部となる他端部5bには、レバー7が揺動自在に設けられている。このレバー7は、略L字状をなし、その短辺部が他端部5bの径方向に向けて挟み込まれ、他端部5bの外方に形成された支点部7aに回転自在に軸支されているとともに、リンク機構8により、一端部5aのフック部6に連結されている。このリンク機構8は、略L字状のレバー部7の短辺部と長辺部とが交差する部分に、ワイヤの一端部が係合されているとともに、吊下げ部の内方を通り、上端部となる一端部5aの揺動グリップ6bに、ワイヤの他端部が係合されている。
さらに、吊下げ部5は、フック部6が設けられた一端部5a側と、レバー7が設けれた他端部5b側とが別体により形成され、その中央近傍において、互いを径方向にスライドさせ嵌合する嵌合部11により一体的に形成されている。この嵌合部11は、一対のジョイント部材9により囲繞されるとともに、この一対のジョイント部材9の両端部9aが、ブリッジ4の先端部4aに形成された溝4cに嵌合されている。
また、ジョイント部材9は、同一の形状により形成され、図7に示すように、吊下げ部5の嵌合部11を囲繞する半円形状の支持部9bと、この支持部9bからブリッジ4のそれぞれの先端部4aに向けて延出される腕部9cにより構成されている。この腕部9cの一方の内方には、ジョイント部材9が嵌合された際にネジrを螺着させるための案内部材9eが、もう一方のジョイント部材9に向けて突出しているとともに、腕部9cの他方の内方には、もう一方のジョイント部材9の案内部材9eと向き合う位置に、ネジrが貫通するネジ穴9fが形成されている。
さらに、腕部9cの内方には、案内部材9eを挟んで係止片9dが形成されている。この係止片9dは、案内部材9eの半分の高さに突出するとともに、案内部材9eの中心から、腕部9cの端部方向に延設されている。また、ジョイント部材9のそれぞれの腕部9cの上記端部には、ブリッジ4の溝部4cに嵌合される凸部9gが、内周面に周設されている。
以上の構成による本実施形態の物干し用ハンガーを用いて、物干し竿などの外部取付部材Pを利用して干すためには、まず図3に示すように、収納時に吊下げ部5が枠体2の水平方向に保持されている状態から、この吊下げ部5の他端部5bを把持しブリッジ4の軸線回りを回動させ垂直位置に起立させる。この時に、図4(c)に示すように、吊下げ部5を囲繞している一対のジョイント部材9の両端部の内方に形成されている係止片9dが、ブリッジ4の先端部4aに形成されている凸部4bに係止されているため、吊下げ部5を把持し回動させないかぎり保持される。そして、図4(b)に示すように、回動させることにより、係止されていた係止片9dが、ブリッジ4の先端部4aの凸部4bを乗り越えて、図4(a)の位置で再度係止され、吊下げ部5が起立した状態に保持される。このときも、力を入れて回動させないかぎり起立した状態に保持される。
そして、図10に示すように、ベランダの低い位置に設けられた物干し竿などの外部取付部材Pに掛け止めするためには、吊下げ部5の一端部5aに設けられたフック部6の固定グリップ6aと揺動グリップ6bを把持して、フック部6に内設されているスプリング6dの付勢を抗して外部取付部材Pに取り付ける。このときに、枠体2のブリッジ4の一部なしている一対のジョイント部材9と吊下げ部5とが、この吊下げ部5の軸線回りに回転自在に設けられているため、周りの状況により枠体2を任意の位置に回転させることができる。
次いで、枠体2に懸吊されているピンチtに、洗濯物を吊して乾燥させる。しかしながら、天気の状態によっては、ベランダなどの室外での乾燥だけでは乾かない場合がある。この場合には、物干し竿などの外部取付部材Pより、フック部6の固定グリップ6aと揺動グリップ6bを把持して、フック部6に内設されているスプリング6dの付勢を抗して取り外し浴室内に移動させる。そして、図11に示すように、吊下げ部5の他端部5bを把持し、レバー7を揺動させて、一端部5bのフック部6をワイヤやリンク機構8により開いて掛け止めする。
上述の実施形態による物干し用ハンガー1によれば、複数のピンチtが懸吊された環状の枠体2に連結された一対のリブ部材3と、このリブ部材3の中央部間に対向して設けられたブリッジ4とを一体に形成し、この対向するブリッジ4の間に、枠体2を物干し竿等の外部取付部材Pに着脱自在に懸吊する吊下げ部5を設けているため、吊下げ部5の上端部5と枠体2の距離を短くすことができ、ベランダの低い位置にある物干し竿などの外部取付部材Pに掛け止めしても、ズボンやシャツなどの洗濯物が地面に接触することなく干すことができる。
また、吊下げ部5は、上端部となる一端部5aに、物干し竿などの外部取付部材Pに掛け止めするための開閉自在のフック部6に、このフック部6を閉方向に付勢するスプリング6dを設けているため、物干し用ハンガー1をベランダなどの低い位置に設けられた物干し竿などの外部取付部材Pに掛け止めする際には、スプリング6dの付勢を抗するのみより簡便に取り付けることができるとともに、確実に物干し竿などの外部取付部材Pに固定することできる。これにより、狭いベランダにおいて、物干し用ハンガー1にぶつかったり、強い風により上記外部取付部材から外れることがないため、マンションなどの高層階でも安心して洗濯物を干すことができる。
さらに、吊下げ部5の下端部となる他端部5bに、レバー7が揺動自在に設けられるとともに、一端部5aと他端部5bとの間に、レバー7の揺動を直線運動に変換してスプリング6dの付勢力に抗してフック部6を開くワイヤまたはリンク機構8を設けているため、物干し用ハンガー1を浴室内の物干し竿Pなどの高所に干す際にも、片手でレバー7を操作することにより、吊下げ部5の一端部5aのフック部6を開閉させることができる。これにより、無理なく安全に室内の高所に洗濯物を干すことができるとともに、確実に浴室内の物干し竿などの外部取付部材Pに掛け止めすることができる。
そして、吊下げ部5は、一対のジョイント部材9により、吊下げ部9の軸線回りに回転自在に支持されるとともに、一対のジョイント部材9は、その両端部がブリッジ4の先端部4aに嵌め合わされて、ブリッジ4の軸線回りに回動自在に架設されているため、物干し用ハンガー1を収納する際には、吊下げ部5を回転および回動させるのみにより簡便に収納することができる。
また、枠体2と吊下げ部5とを一対のジョイント部材9により支承するため、収納の際に、枠体2に懸吊されている複数のピンチtが絡み合うことがない。従って、使用に際しては、絡み合ったピンチtを外す手間を省くことができ、無駄な労力を使わずに洗濯物を干すことができる。
そして、一対のジョイント部材9は、中央部に吊下げ部5の外周を囲繞する半円形状の支持部9bと、この支持部9bからブリッジ4のそれぞれの先端部4aに向けて延出される腕部9cとにより構成し、互いを同一の形状によって形成するため、射出成形型を一つ製造するだけどよく、さらに部品点数を減らすことができ、製造コストを抑えることができる。
さらに、一対のジョイント部材9の両端部9aとブリッジ4の先端部4aとを嵌め合わされた部分に、吊下げ部5の枠体2に対して水平位置および垂直位置に、互いに係合する姿勢保持手段10を設けたため、吊下げ部5の回動を直接姿勢保持手段10に伝えることができる。この結果、複雑な構造の姿勢保持手段を設ける必要がないとともに、外観の見栄えを良くすることができる。
また、姿勢保持手段10は、ブリッジ4の先端部4a端面の中心を通り鉛直方向に突出する凸部4bと、一対のジョイント部材9の両端部9aの内方に、凸部4bを挟む位置に係止片9dとにより構成するため、簡単な構造により吊下げ部5の姿勢を保持することができ、製造コストを抑えることができる。また、無理な力を必要とせずに、吊下げ部5が回動するため、力の弱い女性やお年寄りにも簡便に利用することができる。
なお、上記実施の形態において、環状の枠体2に長形を用いた場合についてのみ説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、環状の枠体2に円形を用いても対応可能である。
1 物干し用ハンガー
2 枠体
3 リブ部材
4 ブリッジ
4a 先端部
4b 凸部
5 吊り下げ部
5a 一端部
5b 他端部
6 フック部
6d スプリング
7 レバー
8 ワイヤまたはリンク機構
9 ジョイント部材
9a 両端部
9b 支持部
9c 腕部
9d 係止片
10 姿勢保持手段
t ピンチ
P 外部取付部材(物干し竿)
2 枠体
3 リブ部材
4 ブリッジ
4a 先端部
4b 凸部
5 吊り下げ部
5a 一端部
5b 他端部
6 フック部
6d スプリング
7 レバー
8 ワイヤまたはリンク機構
9 ジョイント部材
9a 両端部
9b 支持部
9c 腕部
9d 係止片
10 姿勢保持手段
t ピンチ
P 外部取付部材(物干し竿)
Claims (5)
- 環状に形成された枠体に、複数のピンチが懸吊された物干し用ハンガーにおいて、
上記枠体に、両端部が上記環状の対向部分に連結されて中央部が当該枠体内の中心近傍を通過する一対のリブ部材が、上記中心を間に挟んで対向形成され、これらリブ部材の上記中央部間に、対向する上記リブ部材側に向けて突出するブリッジが一体形成されるとともに、これらブリッジの先端部間に、上記枠体を物干し竿等の外部取付部材に着脱自在に懸吊するための吊下げ部が設けられてなり、
かつ上記吊下げ部は、上端部となる一端部に、上記枠体を上記外部取付部材に掛け止めするための開閉自在のフック部と、このフック部を閉方向に付勢するスプリングとが設けられ、下端部となる他端部にレバーが揺動自在に設けられるとともに、上記一端部と上記他端部との間に、上記レバーの揺動を直線運動に変換して上記スプリングの付勢力に抗して上記フック部を開くワイヤまたはリンク機構が設けられていることを特徴とする物干し用ハンガー。 - 上記吊下げ部は、その外周が一対のジョイント部材によって、当該吊下げ部の軸線回りに回転自在に支持されるとともに、当該ジョイント部材は、その両端部が上記ブリッジの上記先端部に嵌め合わされて、上記ブリッジの一部を形成するとともに、上記ブリッジの軸線回りに回動自在に架設されることを特徴する請求項1に記載の物干し用ハンガー。
- 上記一対のジョイント部材は、それぞれが同一の形状により形成され、かつ互いの中央部に形成されて、上記吊下げ部の外周を囲繞する半円形状の支持部と、この支持部から上記ブリッジのそれぞれの上記先端部に向けて延出される腕部とにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載の物干し用ハンガー。
- 上記一対のジョイント部材の上記両端部と上記ブリッジの先端部とが嵌め合わされた部分には、上記吊下げ部の上記枠体に対する水平位置および垂直位置において互いに係合する姿勢保持手段が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の物干し用ハンガー。
- 上記姿勢保持手段は、上記ブリッジの上記先端面の中心を通り鉛直方向に突出する凸部と、上記ジョイント部材の上記両端部の内方に、当該凸部を挟む位置に形成された係止片とにより構成されていることを特徴とする請求項4に記載の物干し用ハンガー。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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