JP2008192070A - 電子ファイリングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】一覧表示された仮想収納機器をユーザーが指定することにより、さまざまな設定条件下でのジョブの実行にかかる費用の情報やその他の情報をユーザーに一覧表示して通知する。
【解決手段】制御部110は、表示部102に一覧表示された文書ファイルのアイコンに対し、現在の印刷設定に応じた印刷費用を、メモリ部108に格納されている印刷コストテーブルを参照して計算し、その計算した印刷費用を前記アイコンに対応する文書ファイルの印刷費用として表示部102に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、保存されている文書ファイルの一覧や、これらをグループ化したバインダ、キャビネット等の仮想の収納機器の一覧をユーザーに提示する手段を備えた電子ファイリングシステムに関する。
紙媒体の文書や、一般のアプリケーションが作成する文書データを電子化して保存・管理するための技術として、各種の電子ファイリングソフトウェアが考案されている。これら電子ファイリングソフトウェアでは、入力した文書データを仮想のファイル収納機器に保存する形態がとられており、これら仮想のファイル収納機器に対する操作は、パーソナルコンピュータ(PC)のディスプレイや、デバイスの操作パネルに表示されるユーザーインターフェイスを通じて行われる。
仮想のファイル収納機器を扱うためのユーザーインターフェイスとしては、従来から、アイコン(メタファー)による収納機器自体の表示、ラベル/名称の付与と表示、収納機器の収納量情報などの表示を行うことで、利便性の向上が図られてきた。
例えば、下記特許文献1には、棚やロッカー等の仮想収納機器内のファイルのイメージ、もしくはファイルの外観イメージのみの集合からなるファイルのイメージにおけるファイルの表示位置と関連づけて書類データの表紙集ファイルを記憶し、その表紙集ファイルから必要とする書類を選択できるようにすることで、棚やロッカーなどからファイルを取り出して中の書類を閲覧するイメージで利用者の書類に関する記憶を生かせるようにした電子ファイリング装置が提案されている。
特開2002−157274号公報
しかし、既存のサービス形態も含め、上記特許文献1に記載のサービス形態だけでは、ユーザーがジョブの実行(印刷、ファクシミリ送信、Eメール送信等)前にその費用の情報やその他の情報について事前に知ることが容易でないといった問題があった。
一般に、仮想収納機器内には、複数の文書ファイルが保存されており、また各ファイルには複数のページが含まれている。さらに、一般的な有料サービスでは、白黒、カラーのそれぞれで料金が異なるため、各ページ内容がカラー画像であるか、モノクロ画像であるかによっても料金に差が出ることになる。従って、ユーザーは、ジョブの実行前にそのジョブ実行にかかる費用を見積もりたい場合には、手動操作で白黒、カラーの別にページ数をカウントし、料金を算出する、といった手間のかかる作業が必要であった。
また、既存のサービスでは、印刷時、ファクシミリ(FAX)送信時、Eメール送信時のクオリティ等さまざまな設定が可能であり、ジョブの実行費用はこれらの設定に応じて変わることになると考えられる。しかし、このようなさまざまな設定条件下で変化する費用をユーザーが迅速に把握することは困難であるため、予算を考慮しつつ所望のクオリティに応じた最適な設定を行うことが難しいといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、一覧表示された仮想収納機器をユーザーが指定することにより、さまざまな設定条件下でのジョブの実行にかかる費用の情報やその他の情報をユーザーに一覧表示して通知し、選択させることのできる電子ファイリングシステムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の電子ファイリングシステムは、保存している文書ファイルの一覧をユーザーに提示する文書ファイル提示手段を備えた電子ファイリングシステムにおいて、印刷設定条件に応じて印刷費用が設定されている印刷コストテーブルと、この印刷コストテーブルを参照して印刷費用を計算する印刷費用計算手段とを備え、前記印刷費用計算手段は、前記文書ファイル提示手段に一覧表示された文書ファイルのアイコンに対し、現在の印刷設定に応じた印刷費用を前記印刷コストテーブルを参照して計算し、その計算した印刷費用を前記アイコンに対応する文書ファイルの印刷費用として表示することを特徴としている。
すなわち、前記印刷費用計算手段は、前記文書ファイル提示手段に一覧表示された文書ファイルのアイコンに対し、事前に設定されている現在の印刷設定条件に応じた印刷費用を、印刷コストテーブルを参照して計算する。印刷コストテーブルには、例えば、解像度、カラーモード、用紙サイズ等の印刷設定条件ごとにページ単位の印刷費用(単価)が保存されている。従って、印刷費用計算手段では、任意の文書ファイルを印刷する場合に、仮想プリンタと呼ばれるモジュールを介して、当該文書ファイルの印刷設定条件で印刷する場合のページ数を算出し、そのページ数に上記の印刷費用(単価)を掛け合わせることによって、当該文書ファイルの印刷費用を計算する。そして、その計算した印刷費用を、前記アイコンに対応する文書ファイルの印刷費用として表示する。表示形態としては、例えば当該アイコンにタグをぶら下げるような形で表示することが可能である。このように、一覧表示された文書ファイルのアイコンに対して、現在の印刷設定に応じて、当該文書ファイルの印刷にかかる費用を表示することで、文書ファイルの印刷費用を印刷実行前に事前に知ることができる。これにより、ユーザーは、過剰量または過剰品質となるような印刷設定による、印刷費用の増大を抑制することが可能となる。
また、本発明の電子ファイリングシステムは、保存している文書ファイルをグループ化したバインダ、キャビネット等の収納機器の一覧をユーザーに提示する収納機器提示手段を備えた電子ファイリングシステムにおいて、印刷設定条件に応じて印刷費用が設定されている印刷コストテーブルと、この印刷コストテーブルを参照して印刷費用を計算する印刷費用計算手段とを備え、前記印刷費用計算手段は、前記収納機器提示手段に一覧表示された収納機器のアイコンに対し、現在の印刷設定に応じた印刷費用を前記印刷コストテーブルを参照して計算し、その計算した印刷費用を前記収納機器内部の全文書ファイルの印刷費用として表示することを特徴としている。
すなわち、印刷費用計算手段は、収納機器提示手段に一覧表示された収納機器のアイコンに対し、現在の印刷設定に応じた印刷費用を、印刷コストテーブルを参照して計算する。印刷コストテーブルには、例えば、解像度、カラーモード、用紙サイズ等の印刷設定条件ごとにページ単位の印刷費用(単価)が保存されている。従って、印刷費用計算手段では、任意のアイコンに含まれる全文書ファイルを印刷する場合に、仮想プリンタと呼ばれるモジュールを介して、印刷設定条件で印刷する場合のページ数を全文書ファイルについて算出し、その全ページ数に上記の印刷費用(単価)を掛け合わせることによって、当該アイコンに含まれる全文書ファイルの印刷費用(総印刷費用)を計算する。そして、その計算した総印刷費用を、前記収納機器内部の全文書ファイルの印刷費用として表示する。表示形態としては、例えば当該アイコンにタグをぶら下げるような形で表示することが可能である。このように、一覧表示された収納機器のアイコンに対して、現在の印刷設定に応じて、当該収納機器内部の全文書ファイルの総印刷費用を表示することで、ユーザーは、グループ化された文書ファイル群の総印刷費用を事前に知ることができる。これにより、ユーザーは、収納機器内部を手作業で走査して印刷費用を算出する手間を省くことができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、前記一覧表示された複数のアイコンの一部または全てを順次ポイントすることで、複数のアイコンを同時に選択できるようにしてもよい。そして、その選択したアイコン群に対応する複数文書を全て印刷したときの総印刷費用を表示するように構成してもよい。このような構成とすることで、システム上の収納構造において、グループ化されていない複数の文書に関しても、当該複数の文書を組み合わせた場合の印刷費用について容易に試行、確認することが可能となり、予算に応じた最適な印刷設定の組み合わせを迅速に決定することができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、前記一覧表示の中からユーザーが選択した単一または複数のアイコンに対応する全文書を一括して印刷する構成としてもよい。このような構成とすることで、複数の文書ファイルを手作業で反復印刷する手間を省くことができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、選択したアイコン群に対応する文書を現在の印刷設定で印字出力した場合の、出力枚数の情報を表示する構成としてもよい。このような構成とすることで、実際に印刷物を手にしたときのページ数を事前に知ることができる。これにより、出力ページ数を少なく抑える効果が期待でき、紙資源を節約することができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、選択したアイコン群に対応する文書を現在の印刷設定で印字出力した場合の、排出用紙全体の厚さ、及び重さの情報を表示する構成としてもよい。このような構成とすることで、実際に印刷物を手にしたときの文書の重みや厚みを知ることができる。これにより、過剰量の印刷による収納スペースの占有を抑制することができ、また紙資源を節約することができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムは、保存している文書ファイルの一覧をユーザーに提示する文書ファイル提示手段を備えた電子ファイリングシステムにおいて、通信設定条件に応じて通信費用が設定されている通信コストテーブルと、この通信コストテーブルを参照して通信費用を計算する通信費用計算手段とを備え、前記通信費用計算手段は、前記文書ファイル提示手段に一覧表示された文書ファイルのアイコンに対し、現在の通信設定に応じた通信費用を前記通信コストテーブルを参照して計算し、その計算した通信費用を前記アイコンに対応する文書ファイルの通信費用として表示することを特徴としている。
すなわち、前記通信費用計算手段は、前記文書ファイル提示手段に一覧表示された文書ファイルのアイコンに対し、事前に設定されている現在の通信設定条件に応じた通信費用を、通信コストテーブルを参照して計算する。通信コストテーブルには、例えば、解像度、原稿、圧縮方式等の通信設定条件ごとにページ単位またはアドレス単位の通信費用(単価)が保存されている。従って、通信費用計算手段では、任意の文書ファイルを送信する場合に、当該文書ファイルの通信設定条件で通信する場合のページ数を、仮想プリンタと呼ばれるモジュールを介して印刷した場合のページ数に当てはめて算出し、そのページ数に上記の通信費用(単価)を掛け合わせることによって、当該文書ファイルの通信費用を計算する。そして、その計算した通信費用を、前記アイコンに対応する文書ファイルの通信費用として表示する。表示形態としては、例えば当該アイコンにタグをぶら下げるような形で表示することが可能である。このように、一覧表示された文書ファイルのアイコンに対して、現在の通信設定に応じて、当該文書ファイルの通信費用を表示することで、FAX送信やEメール送信における費用を知ることができる。これにより、ユーザーは、過剰量または過剰品質となるようなFAX送信設定やEメール送信設定による通信費用の増大を抑制することができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムは、保存している文書ファイルをグループ化したバインダ、キャビネット等の収納機器の一覧をユーザーに提示する収納機器提示手段を備えた電子ファイリングシステムにおいて、通信設定条件に応じて通信費用が設定されている通信コストテーブルと、この通信コストテーブルを参照して通信費用を計算する通信費用計算手段とを備え、前記通信費用計算手段は、前記収納機器提示手段に一覧表示された収納機器のアイコンに対し、現在の通信設定に応じた通信費用を前記通信コストテーブルを参照して計算し、その計算した通信費用を前記収納機器内部の全文書ファイルの通信費用として表示することを特徴としている。
すなわち、通信費用計算手段は、収納機器提示手段に一覧表示された収納機器のアイコンに対し、現在の通信設定に応じた通信費用を、通信コストテーブルを参照して計算する。通信コストテーブルには、例えば、解像度、原稿、圧縮方式等の通信設定条件ごとにページ単位またはアドレス単位の通信費用(単価)が保存されている。従って、通信費用計算手段では、任意のアイコンに含まれる全文書ファイルを通信する場合に、全文書ファイルの通信設定条件で通信する場合のページ数を、仮想プリンタと呼ばれるモジュールを介して印刷した場合のページ数に当てはめて、全文書ファイルについて算出し、その全ページ数に上記の通信費用(単価)を掛け合わせることによって、当該アイコンに含まれる全文書ファイルの通信費用(総通信費用)を計算する。そして、その計算した総通信費用を、前記収納機器内部の全文書ファイルの通信費用として表示する。表示形態としては、例えば当該アイコンにタグをぶら下げるような形で表示することが可能である。このように、一覧表示された収納機器のアイコンに対して、現在の通信設定に応じて、当該収納機器内部の全文書ファイルの総通信費用を表示することで、FAX送信やEメール送信における費用を知ることができる。これにより、ユーザーは、収納機器内部を手作業で走査して通信費用を算出する手間を省くことができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、前記一覧表示された複数のアイコンの一部または全てを順次ポイントすることで、複数のアイコンを同時に選択できるようにしてもよい。そして、その選択したアイコン群に対応する複数文書を全て送信したときの総通信費用を表示するように構成してもよい。このような構成とすることで、システム上の収納構造において、グループ化されていない複数の文書に関しても、当該複数の文書を組み合わせた場合の通信費用について容易に試行、確認することが可能となり、予算に応じた最適な通信設定の組み合わせを迅速に決定することができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、前記一覧表示の中からユーザーが選択した単一または複数のアイコンに対応する全文書を一括して送信する構成としてもよい。このような構成とすることで、複数の文書ファイルを手作業で反復送信する手間を省くことができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、印字出力された用紙を所定の封筒に入れて郵送サービスで郵送した場合の費用を合わせて表示する構成としてもよい。このような構成とすることで、郵便サービスにおける送料を合わせて表示することができるので、ユーザーは、出力した紙原稿を郵送する場合の総費用を一度に把握することができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、表示されるアイコンのサイズを、当該収納機器内部のボリュームに応じて伸縮させて表示する構成としてもよい。このような構成とすることで、対象となる収納機器内に含まれるデータ量、もしくは実際に印刷物を手にしたときの文書のページ数をより直感的に知ることができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、各種のジョブ実行にかかる費用を表示する際に、予めユーザーが選択、登録した複数の異なるジョブ設定のそれぞれに対して、当該ジョブ設定でジョブを実行した場合の費用を一覧表示し、ユーザーがそのうちの一つを選択することにより、当該パラメータ群を自動設定し、ジョブの実行を開始する構成としてもよい。このような構成とすることで、よく使うパラメータの組み合わせに対応する費用が一覧表示されるので、その中からユーザーが所望する1つの組み合わせを選択することで、パラメータが自動設定できるため、利便性がさらに向上する。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、ユーザーが予め指定した料金の上限に対して、選択した文書のジョブ実行可能なパラメータ設定の組み合わせを提示する構成としてもよい。このような構成とすることで、予算に収まる費用と品質とを備えた印刷設定、FAX通信設定、またはEメール通信設定の選択肢の組み合わせを、ユーザーが手動で探すといった手間を省くことができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、プルダウンメニューやラジオボタン、チェックボタンを含む各種ジョブ・パラメータの設定用ユーザーインターフェイスにおいて、それぞれの選択可能値のタイトルに加えて、設定を当該値に変更した場合に適用されるパラメータの組み合わせにおけるジョブ実行料金を表示する構成としてもよい。このような構成とすることで、印刷設定、FAX通信設定、またはEメール通信設定を変更して、費用の変化を逐一確認するといった手間を省くことができる。
また、本発明の電子ファイリングシステムによれば、プルダウンメニューやラジオボタン、チェックボタンを含む各種ジョブ・パラメータの設定用ユーザーインターフェイスにおいて、それぞれの選択可能値のタイトルに加えて、設定を当該値に変更した場合に適用されるパラメータの組み合わせにおけるジョブ実行の、変更前からの差額料金を表示する構成としてもよい。このような構成とすることで、費用対効果を容易に認知することができる。
本発明によれば、一覧表示された文書ファイルのアイコンに対して、現在の印刷設定、FAX通信設定、またはEメール通信設定に応じて、当該文書ファイルの印刷または通信にかかる費用を表示する構成としたので、文書ファイルの印刷費用や通信費用を印刷や通信の実行前に事前に知ることができる。これにより、ユーザーは、過剰量または過剰品質となるような印刷設定、FAX通信設定、またはEメール通信設定を避けることができ、印刷やFAX通信、Eメール通信に必要な費用を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子ファイリングシステムの電気的構成を示すブロック図である。
本実施形態は、仮想収納機器内に保存されている文書ファイルの一覧をユーザーに提示する文書ファイル提示機能を有する電子ファイリングシステムであって、大別すると、文書データベース101、LCDやTFT等からなる表示部102、マウスやキーボード、あるいは表示部102に配置されたタッチパネル等からなる操作部103、文書ファイル選択部104、印刷費用や通信費用を計算する費用計算部105、外部インターフェイス(I/F)部106、印刷設定や通信設定を変更する設定変更部107、印刷コストや通信コスト等の各種コストデータを格納したメモリ部108、設定された印刷条件や通信条件を格納する設定条件格納部109、これら各部を制御するCPU、ROM、RAM等からなる制御部110、及びデータバス111によって構成されている。データバス111は、本システムの各ブロック間で送受される情報(データ信号)を伝達する。
また、外部インターフェイス(I/U)部106は、LAN、WAN、インターネット等のネットワークNを介して画像形成装置であるMFP(マルチファンクションペリフェラル)201やパソコン202等の他の通信装置に接続可能となっている。
上記構成において、操作部103からの指示に従い、制御部110が文書データベース101に保存されている各文書ファイルを読み出し、読み出した文書ファイルを表示部102に一覧形式で表示する。この表示された文書ファイルに対して、ユーザーが操作部103を操作し、表示部102に表示されているアイコンをクリックすることで、文書ファイル選択部104が所望の文書ファイルを選択する。これにより、費用計算部105は、設定条件格納部109に格納されている現在の印刷設定条件や通信設定条件と、メモリ部108に格納されている各コストデータとに基づき、文書ファイル選択部104によって選択されている文書全体の印刷費用または通信費用をページ単位(通信の場合はアドレス単位も含む)で計算し、選択された文書ファイルの印刷または通信にかかる費用を表示部102に表示する。この場合、ユーザーは、設定変更部107によって印刷設定や通信設定の内容(条件)を変更することができるようになっている。
図2Aは、表示部102に表示されたユーザーインターフェイス画面であり、収納機器のイメージ表示、及び収納機器の印刷や通信(送信や郵送等)にかかる費用を表示した例を示している。ただし、ここでは印刷にかかる費用を表示した例を示している。
すなわち、画面左上欄11には、キャビネットに収納されたバインダ11a,11b,・・・の収納構造がイメージ表示されている。この例では、キャビネットに6つのバインダが収納されており、アイコン15の操作によって「経理」のバインダ11eが選択されている状態を示している。
また、画面左下欄12には、この「経理」のバインダ11eの中に含まれているファイル12a,12b,・・・の収納構造がイメージ表示されている。この例では5つのファイルが含まれており、この中で「経理管理表…」のファイル12cが選択されている状態を示している。このファイル12c内には15ページのデータが含まれている。
また、画面右側欄13には、画面左下欄12から選択された「経理管理表…」のファイル12cに含まれている10ページ目がプレビュー表示された状態を示している。この領域は、タブ切り替えによってリスト表示も可能であり、この場合はフォルダ内の全ページの属性が表示される。ユーザは、画面左上欄11に表示された各バインダ11a,11b,・・・及び画面左下欄12に表示された各ファイル12a,12b,・・・から、印刷または送信したいページを選択する。
また、この画面には、「経理管理表…」のファイル12c内の全てのページを印刷または通信(送信や郵送等)した場合の費用(以下、「料金」ともいう。)を表示するタグ16が、ファイル12cにぶら下げるようにして表示されている。この表示例では、2通りの印刷設定(白黒・カラー)のそれぞれにいて料金を表示しているが、カラーモードの選択において「白黒」または「カラー」のいずれかの選択がされている場合には、選択されている方の料金のみをタグ16に表示するようにしてもよい。または、選択されている方の料金の表示色を例えば黒色表示とし、選択されていない方の料金を例えばグレー表示とすることで、両方の料金をそのまま表示するようにしてもよい。
また、画面左下欄12から複数ファイルを選択した場合には、図2Bに示すように、選択されたファイルを囲む(または、この部分の領域の表示色を変更する)ことによって、選択されているファイルを明確にし、かつ、この領域17にぶら下げるようにして、タグ16を表示し、このタグ16に、選択された全ファイルを印刷または通信(送信や郵送等)した場合の合計料金を表示するようにしてもよい。また、このように選択されたファイルをその位置で囲むのではなく、図示は省略するが、別途領域を設けて(例えば、画面左下欄12の下部の空白部分等)、そこに選択された全ファイルを表示し、その全ファイルを印刷または通信(送信や郵送等)した場合の合計金額をタグ表示するようにしてもよい。
なお、画面左下欄12から複数ファイルを選択する手法としては、操作部103の例えばマウス等を操作して画面上のカーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動しクリックする操作を、順次行うことによって、クリックされた文書ファイルを印刷対象文書として選択するようにすればよい。または、操作部103の例えばマウス等を操作して画面上のカーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動し、所定時間(例えば、1秒等)停止する操作を、順次行うことによって、ポイントされる文書ファイルを印刷対象文書として選択するようにしてもよい。
さらに、画面左上欄11のバインダ11a,11b,・・・が複数選択された場合にも、図示は省略するが、別途領域を設けてそこに選択されたバインダを表示し、その全バインダに含まれる全ファイルを印刷または通信(送信や郵送等)した場合の合計金額をタグ表示するようにしてもよい。
また、画面最上欄10には、選択されたページ群を印刷または送信する際に行われる各種処理に関する設定ダイアログを開くためのページ処理設定ボタン151、出力モードをFAX送信に変更し、送信先の設定を行うダイアログを表示するためのFAX送信選択ボタン152、出力モードをEMail送信に変更し、送信先の設定を行うダイアログを表示するためのEMail送信選択ボタン153、出力モードを印刷に変更するためのプリンタ選択ボタン154、印刷を実行するための印刷実行ボタン155、本ソフトウェアを終了するための終了ボタン156がそれぞれ表示されている。なお、オフィスでの利用ではプリンタの選択を行うダイアログが表示されてもよいが一般的なコンビニエンスストアでの利用では通常必要ない。
また、画面左上欄11に表示されている各バインダ11a,11b,・・・は、その厚みが同じ厚みで表示されているが、各バインダ11a,11b,...のボリューム(ページ数)に応じて伸縮させて表示してもよい。このような構成とすることで、対象となるバインダに含まれるデータ量、もしくは実際に印刷物を手にしたときの文書のページ数をより直感的に知ることが可能となる。
図3は、一般的なストレージ機器を利用する場合におけるユーザーインターフェイス画面を示したものである。すなわち、画面左側欄31には、USBメモリ機器等、一般的なファイルシステムにおけるフォルダの階層構造が表示されている。この例では、「評価」のフォルダ21に含まれるサブフォルダ21aの一覧が、画面右側欄32に表示されており、サブフォルダ21aに含まれている各ファイル22a,22b,・・・の横に、印刷や通信(送信や郵送等)にかかる費用の情報が表示されている。ここでは、印刷にかかる費用を表示した例を示している。この印刷にかかる費用(すなわち、印刷料金)の情報は、各ファイルを解析し、事前の印刷設定(例えば、「2−Up」など)に基づいてページ数を算出した上で、各ファイルのプロパティ形式で表示されている。ただし、この表示形態は一例であり、図2A及び図2Bに示したタグ形式によって表示することも可能である。
上記したように、本実施形態の電子ファイリングシステムでは、文書データベース101に格納されている文書ファイルを、「バインダ」→「フォルダ」→「ページ」の階層で管理している。ここで、最下層の「ページ」とは、入力された文書ファイルを、仮想プリンタと呼ばれるモジュールを介して、元ドキュメントを既定の設定で印刷した際の各ページの画像データのことである。これにより、ページ単位での費用(料金)の計算を非常に高速にすることができる。請求項に記載の収納機器とは、本実施形態では「バインダ」または「フォルダ」のことである。
図4A(a)は、メモリ部108に格納されている印刷コストテーブルの一構成例を示しており、図4A(b)は、メモリ部108に格納されているFAX通信やEメール(インターネットFAX)通信等の通信コストテーブルの一構成例を示している。
図4A(a)に示す印刷コストテーブルでは、印刷設定の種類として、解像度、カラーモード、用紙の3種類が用意されており、それぞれの組み合わせに対してそれぞれ印刷費用が設定されている。例えば、解像度300dpiのフルカラー印刷をA3用紙で行う場合の印刷費用は50円/枚となっており、300dpiの白黒印刷をA3用紙で行う場合の印刷費用は10円/枚となっている。また、その他の処理として、ウォーターマーク印字やステープル処理の設定も可能となっており、これらの条件を設定した場合の印刷費用も設定されている。これらの条件を追加設定した場合には、上記のページ印刷費用に加算されることになる。
また、図4A(b)に示すFAX通信やEメール(インターネットFAX)通信等の通信コストテーブルでは、解像度、原稿、圧縮方式の3種類が用意されており、それぞれの組み合わせに対してそれぞれ通信費用が設定されている。例えば、解像度100dpiでG4圧縮のA3用紙を通信(送信)する場合の通信費用は2円/枚となっており、解像度100dpiでG4圧縮のA4用紙を通信(送信)する場合の通信費用は1円/枚となっている。また、その他の処理として、ヘッダを追加する場合やメール本文を追加する場合の費用も設定されており、これらの条件を追加設定した場合には、上記のページ通信費用に加算されることになる。メール本文の追加は、アドレス単位となっている。すなわち、本実施形態では、通信の料金体系として、ページ単位もしくは送信アドレス単位の料金設定を想定している。ただし、このような料金体系に限定されるものではなく、経済法則に従って種々の料金体系とすることができる。
また、Eメール通信では、文書データ(テキストから変換したPDFなど)を通信(送信)する場合に、データファイルをそのまま送信する場合と、印刷イメージに変換して送信する場合とに分けて考える。後者では、仮想プリンタと呼ばれるモジュールを介して画像を印刷イメージ(画像PDFやTIFFなど)に変換し、添付ファイル等の方式で送信する。通信設定における原稿サイズや解像度が文書データ自体に記録されている設定と合致しない場合には、仮想プリンタによって適宜ズーム処理が行われるものとする。なお、本発明の例として扱っているファイリングシステムを利用する場合は、「ページ」データが既に印刷イメージデータに相当するが、通信設定における原稿サイズや解像度を反映するために再度仮想プリンタを利用してデータを変換する。
図4A(c)は、メモリ部108に格納されている用紙の物理量を表す用紙物理量テーブルの一構成例を示している。すなわち、用紙種類として、再生紙、上質紙、厚紙1、厚紙2の4種類が用意されており、それぞれに対して重さと厚さとが対応付けられている。ただし、用紙の種類としてはこの4種類に限定されるものではなく、さらに普通紙なども用紙種類として設定してもよい。
図4B(d)は、メモリ部108に格納されている郵便料金テーブル(国内用)の一構成例を示しており、図4B(e)は、メモリ部108に格納されている郵便料金デーブル(海外用)の一構成例を示している。海外用では、地域を3つに分けてそれぞれ郵便料金が設定されている。なお、この例では、国内は全国一律料金としているが、離島等の場合には別料金を設定してもよい。
次に、上記構成の電子ファイリングシステムにおいて、印刷にかかる費用を計算する実施例1、FAX送信にかかる費用を計算する実施例2、EMail送信にかかる費用を計算する実施例3、郵送にかかる費用を計算する実施例4にわけてそれぞれ具体的に説明する。
図5及び図6は、印刷時のページ処理方法を設定するための印刷設定画面(ユーザーインターフェイス画面)の例であり、図5はメイン画面の例、図6は用紙設定画面の例を示している。
図5に示す印刷設定画面(メイン画面)は、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面において、プリンタ選択ボタン154が押し下げされて出力モードが印刷に設定されている場合に、ページ処理設定ボタン151が押し下げられると表示される。この印刷設定画面は、部数設定項目欄41、両面印刷設定項目欄42、N−Up印刷設定項目欄43、仕上げ設定項目欄44、及び印刷の向き設定項目欄45の5つの項目欄を備えている。そして、N−Up印刷設定項目欄43には、N−Up印刷モード選択窓に、1−Up,2−Up,4−Up,・・・,16−Up、といった1枚の用紙に纏めて印刷するページ数の設定種別が表示さており、これら設定種別の横に、印刷料金が表示されている。ここで表示されている印刷料金は、他の設定項目欄41,42,44,45の設定を、表示されている現在の設定のままとして、N−Up印刷の設定値をそれぞれ変更した際の印刷料金となっている。この例では、印刷料金を、N−Up印刷モード選択窓の中の各設定種別の横に併せて表示する構成としているが、このような表示形態に限定されるものではない。例えば、N−Up印刷モード選択窓の中のカーソルを上下に移動させることで、そのカーソルが指し示す設定種別の横に、図2Aに示すようなタグ形式で印刷料金を順次切り換え表示するようにしてもよい。
また、図6に示す印刷設定画面(用紙設定画面)は、図5に示す印刷設定画面の「用紙」タブを選択すると(開くと)表示される。この印刷設定画面は、用紙サイズ設定項目欄51、給紙方法設定項目欄53、排紙トレイ設定項目欄54、及び特別機能設定項目欄55の4つの項目欄を備えている。そして、用紙サイズ設定項目欄51には、その選択窓に、A2(フィットページ),A3ワイド,A3,A4,・・・,カスタム用紙、といった多数の用紙サイズが表示さており、これら用紙サイズ(ただし、この例ではA3からB5までの5種類)の横に、それぞれの印刷料金が表示されている。ここで表示されている印刷料金は、他の設定項目欄53〜55の設定を、表示されている現在の設定のままとして、用紙サイズをそれぞれ変更した際の印刷料金となっている。ただし、印刷料金の表示形態は、選択された用紙サイズに対する増減額の表示となっている。すなわち、この例では用紙サイズとしてA4が選択されており、このA4サイズに対して、A3サイズに変更する場合には、+1200円、A5サイズに変更するには、−600円等といった表示形態となっている。また、この例では、印刷料金を、用紙サイズの選択窓の中の各用紙サイズの横に併せて表示する構成としているが、このような表示形態に限定されるものではない。例えば、用紙サイズ選択窓の中のカーソルを上下に移動させることで、そのカーソルが指し示す用紙種別の横に、図2Aに示すようなタグ形式で印刷料金を順次切り換え表示するようにしてもよい。
また、図6に示す印刷設定画面(用紙設定画面)では、給紙方法設定項目欄53の用紙タイプ選択項目53aを変更すると、「厚紙」などの項目が選択可能となる。図6に示す印刷設定画面(用紙設定画面)の場合は、用紙サイズと用紙タイプに応じて適切な用紙トレイが選択されるが、用紙トレイの方から設定してもよい。この場合、メモリ部108には、図4A(c)に示す用紙物理量テーブルが格納されているので、この用紙物理量テーブルに基づいて、印刷物の重量と厚さとを算出してユーザーに提示することができる。なお、ここでは、重さにおけるトナーの分量や、厚さにおける圧縮の誤差などは無視している。
なお、図5または図6に示す画面において印刷料金を確認したユーザーが、図5に示すメイン画面の「OK」ボタン46を押し下げすると、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面に戻る。そして、このユーザーインターフェイス画面の画面右上の実行ボタン155を押し下げすると、現在の設定で直ちに印刷が開始されることになる。
次に、上記構成の電子ファイリングシステムによる印刷費用の基本的な計算処理手順について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。ただし、上記した図5または図6に示す印刷設定画面において既に印刷条件が設定されているものとし、その設定された印刷条件が設定条件格納部109に既に格納されているものとする。
まず、収納機器に、文書データベース101に保存されている各文書ファイルを読み出し(ステップS11)、その読み出した全ての文書ファイルを、その格納構造に応じて、納機器である「バインダ」(または「フォルダ」)のアイコンを用いて表示部102に表示する(ステップS12)。この表示状態の一例が図2Aに示したユーザーインターフェイス画面である。ただし、この時点では、画面左上欄11にキャビネットとバインダ11a,11b,・・・の収納構造がイメージ表示されているのみであり、画面左下欄12や画面右側欄13は空白状態となっている。
そして、この状態において、ユーザーが、キャビネット上の任意のバインダ11a,11b,・・・のアイコンをクリックすると、これを受けて文書ファイル選択部104が、クリックされたアイコンのバインダに保存されている文書ファイルを選択し、画面左下欄12にファイル一覧を表示する。この表示状態の一例が図2Aに示したユーザーインターフェイス画面である。上記したように、この画面では、「経理」のバインダ11eが選択され、さらに、画面左下欄12に表示されている5つのファイルの中の「経理管理表…」が選択されており、この「経理管理表…」の10ページ目が画面右側欄13に表示されている。
このとき、費用計算部105は、設定条件格納部109を参照して、図5または図6に示す印刷設定画面において既に設定されている現在の印刷設定条件(解像度、カラーモード、用紙等)を参照するとともに(ステップS13)、図4A(a)に示す印刷コストテーブルを参照する(ステップS14)。
一方、ユーザーは、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面の中から、印刷を希望する文書ファイルを選択する(ステップS15)。例えば、操作部103のマウス等を操作して画面上のカーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動し、クリックする。この選択操作を受けて、制御部110は、選択された文書ファイルが1つだけであるか否かを判断する(ステップS16)。その結果、選択された文書ファイルが1つだけである場合(ステップS16でYesと判断された場合)、制御部110は、費用計算部105を用いて、設定条件格納部109に格納されている現在の印刷設定内容と、メモリ部108に格納されている印刷コストテーブルの印刷費用(単価)とに基づき、その1ファイル分の印刷費用を頁単位で計算する(ステップS17)。
具体例に説明すると、費用計算部105では、選択した文書ファイルを印刷する場合に、仮想プリンタと呼ばれるモジュールを介して、当該文書ファイルを、既に設定されている印刷設定条件(設定条件格納部109に格納されている)で印刷する場合のページ数を算出し、そのページ数に印刷コストテーブルに格納されている同じ印刷設定条件に該当する印刷費用(単価)を掛け合わせることによって、当該文書ファイルの印刷費用を計算する。例えば、図2Aに示す文書ファイル12cを選択し、この文書ファイル12cをA3用紙を用いて解像度300dpiのフルカラーで印刷(すなわち、印刷設定条件「300dpi フルカラー A3」)する場合、このときの1ページ分の印刷費用は印刷コストテーブルから50円/枚(ページ)となっている。そして、この文書ファイル12cの総ページ数は図2Aからも分かる通り15ページであるので、このときの文書ファイル12cの印刷費用は、50(円)×15(枚)=750(円)と計算することができる。
一方、選択された文書ファイルが複数の場合(ステップS16でNoと判断された場合)、制御部110は、費用計算部105を用いて、設定条件格納部109に格納されている現在の印刷設定内容と、メモリ部108に格納されている印刷コストテーブルの印刷費用(単価)とに基づき、選択された複数ファイル分の印刷費用の合計を頁単位で計算する(ステップS18)。
具体例に説明すると、費用計算部105では、選択した複数の文書ファイルを印刷する場合に、仮想プリンタと呼ばれるモジュールを介して、当該複数の文書ファイルを、既に設定されている印刷設定条件(設定条件格納部109に格納されている)で印刷する場合の総ページ数を算出し、その総ページ数に印刷コストテーブルに格納されている同じ印刷設定条件に該当する印刷費用(単価)を掛け合わせることによって、当該複数の文書ファイルの総印刷費用を計算する。例えば、図2Bに示す3つの文書ファイル12c,12d,12eを選択し、これら文書ファイル12c,12d,12eを、A3用紙を用いて解像度300dpiのフルカラーで印刷(すなわち、印刷設定条件「300dpi フルカラー A3」)する場合、このときの1ページ分の印刷費用は印刷コストテーブルから50円/枚(ページ)となっている。そして、これら文書ファイル12c,12d,12eの総ページ数は図2Bからも分かる通り21ページであるので、このときの3つの文書ファイル12c,12d,12eの総印刷費用は、50(円)×21(枚)=1050(円)と計算することができる。
このようにして計算された印刷費用は、図2Bに示すように、選択した文書ファイルの印刷にかかる費用として、その横にぶら下げるようにして、タグ形式で表示する(ステップS19)。
なお、図2A及び図2Bに示す例では、カラーモードが「白黒」の場合と「カラー」の場合の両方の印刷費用を表示している。これは、印刷実行ボタンが「白黒」と「カラー」で別になっているようなユーザーインターフェイス画面を持つデバイスでは、いずれかの印刷実行ボタンの押し下げによって印刷設定条件の一つであるカラーモードが最終決定され、これと同時に印刷が開始されるため、カラーモードを選択する前に印刷費用を表示する必要があるからである。従って、この場合には、上記印刷設定条件のうち、「解像度300dpi 用紙A3」の2つの条件に該当する印刷設定条件を図4A(a)に示す印刷コストテーブルから検索することになる。その結果、これに該当する印刷設定条件として、「300dpi フルカラー A3」と「300dpi 白黒 A3」の2つの条件が選択されるので、費用計算部105では、これら2つの条件に従ってそれぞれ印刷費用を計算し、その計算結果を図2A及び図2Bに示すようにタグ形式で表示している。
また、一度計算した結果はキャッシュしておき、同一の印刷対象が同一の印刷設定条件で選択された場合は、キャッシュから計算結果を求めるようにしてもよい。
また、上記実施例1では、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面の画面左下欄12の中から、印刷を希望する文書ファイルを選択する場合に、操作部103のマウス等を操作して画面上のカーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動し、クリックすることで選択するようにしているが、カーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動して停止させるだけ(すなわち、ポイントするだけ)で、その文書ファイルの印刷費用を計算してタグ表示するように構成してもよい。これにより、ユーザーは、図2Aに示す画面左下欄12に表示されている文書ファイルにカーソルを順位移動させるだけで、当該文書ファイルの印刷費用を順次タグ形式で表示させることが可能となる。
さらに、上記実施例1では、印刷対象としたい複数の文書ファイルを選択する場合に、図2Bに示すユーザーインターフェイス画面の画面左下欄12に表示されている文書ファイルの中から所望の文書ファイルを順次選択する構成としているが、画面左下欄12に表示されている全ての文書ファイルを選択したい場合には、図2Bに示す表示状態において、該当するバインダ11e(すなわち、画面左下欄12に表示されている文書ファイルを格納しているバインダ)上にカーソル(ポインタ)を移動して一定時間(例えば、1秒等)停止、もしくはクリックすることで、このバインダ11e内の全文書ファイルを選択できるように構成してもよい。この場合の印刷費用の計算処理は、上記ステップS18で説明した処理と同じである。
図8及び図9は、FAX送信時のページ処理方法を設定するためのFAX設定画面の例であり、図8はFAXの基本設定(ページ処理設定)画面の例、図9はFAX送信先選択画面の例を示している。
図8に示す基本設定画面は、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面において、FAX送信先選択ボタン152が押し下げされて出力モードがFAX送信に設定されている場合に、ページ処理設定ボタン151が押し下げられると表示される。この基本設定画面は、用紙サイズ設定項目欄61、画質設定項目欄62、N−Up設定項目欄63の3つの項目欄を備えている。そして、N−Up設定項目欄63には、N−Upモード選択窓に、1−Up,2−Up,4−Up,・・・,16−Up、といった1枚の用紙に纏めて表示するページ数の設定種別が表示さている。
また、図9に示すFAX送信先選択画面は、図8に示す基本設定画面の「FAX送信選択」タブを選択すると(開くと)表示される。このFAX送信先選択画面は、受信者名設定項目欄71、FAX番号詳細設定項目欄72の2つの項目欄を備えている。そして、受信者名設定項目欄71には、その選択窓に、任意の(例えば、前回送信時の)受信者名が表示さている。ユーザーは、必要に応じて、この項目欄71に受信者名を直接入力してもよい。また、受信者名設定項目欄71には、アドレス帳ボタン71aも表示されており、このアドレス帳ボタン71aを押し下げすることで、ユーザーのアドレス帳を表示し、その中から受信者名を選択するようにしてもよい。ここで、受信者名設定項目欄71に設定された受信者名がアドレス帳に登録されている場合には、FAX番号詳細設定項目欄72にFAX番号が自動的に設定、表示される。一方、受信者名設定項目欄71に設定された受信者名がアドレス帳に登録されていない場合には、FAX番号詳細設定項目欄72にユーザーが自らFAX番号を入力することになる。この後、FAX送信先選択画面の「OK」ボタン73を押し下げすると、図8に示すFAX送信先選択画面に戻ることになる。
図8に示すFAX送信先選択画面に戻ると、このときのFAX送信先選択画面のN−Up設定項目欄63設定種別(1−Up,2−Up,4−Up,・・・,16−Up)の横に、上記設定内容にてFAX送信した場合のFAX送信料金が表示されている。ここで表示されているFAX送信料金は、他の設定項目欄61,62,71の設定を、表示されている現在の設定のままとして、N−Upの設定値をそれぞれ変更した際のFAX送信料金となっている。この例では、FAX送信料金を、N−Upモード選択窓の中の各設定種別の横に併せて表示する構成としているが、このような表示形態に限定されるものではない。例えば、N−Upモード選択窓の中のカーソルを上下に移動させることで、そのカーソルが指し示す設定種別の横に、図2Aに示すようなタグ形式でFAX送信料金を順次切り換え表示するようにしてもよい。
なお、図8に示す画面においてFAX送信料金を確認したユーザーが、画面の「OK」ボタン64を押し下げすることで、設定したFAX送信条件が確定し、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面に戻る。そして、このユーザーインターフェイス画面の画面右上の実行ボタン155を押し下げすると、現在の設定で直ちにFAX送信が開始されることになる。
次に、上記構成の電子ファイリングシステムによるFAX送信費用の計算処理手順について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。ただし、上記した図8及び図9に示す設定画面において既にFAX送信条件が設定されているものとし、その設定されたFAX送信条件が設定条件格納部109に既に格納されているものとする。
まず、収納機器に、文書データベース101に保存されている各文書ファイルを読み出し(ステップS21)、その読み出した全ての文書ファイルを、その格納構造に応じて、納機器である「バインダ」(または「フォルダ」)のアイコンを用いて表示部102に表示する(ステップS22)。この表示状態の一例が図2Aに示したユーザーインターフェイス画面である。ただし、この時点では、画面左上欄11にキャビネットとバインダ11a,11b,・・・の収納構造がイメージ表示されているのみであり、画面左下欄12や画面右側欄13は空白状態となっている。
そして、この状態において、ユーザーが、キャビネット上の任意のバインダ11a,11b,・・・のアイコンをクリックすると、これを受けて文書ファイル選択部104が、クリックされたアイコンのバインダに保存されている文書ファイルを選択し、画面左下欄12にファイル一覧を表示する。この表示状態の一例が図2Aに示したユーザーインターフェイス画面である。上記したように、この画面では、「経理」のバインダ11eが選択され、さらに、画面左下欄12に表示されている5つのファイルの中の「経理管理表…」が選択されており、この「経理管理表…」の10ページ目が画面右側欄13に表示されている。
このとき、費用計算部105は、設定条件格納部109を参照して、図8及び図9に示すFAX送信設定画面において既に設定されている現在のFAX送信設定条件(用紙サイズ、画質、N−Up等)を参照するとともに(ステップS23)、図4A(b)に示す通信コストテーブルを参照する(ステップS24)。
一方、ユーザーは、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面の中から、FAX送信を希望する文書ファイルを選択する(ステップS25)。例えば、操作部103のマウス等を操作して画面上のカーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動し、クリックする。この選択操作を受けて、制御部110は、選択された文書ファイルが1つだけであるか否かを判断する(ステップS26)。その結果、選択された文書ファイルが1つだけである場合(ステップS26でYesと判断された場合)、制御部110は、費用計算部105を用いて、設定条件格納部109に格納されている現在のFAX送信設定内容と、メモリ部108に格納されている通信コストテーブルの送信費用(単価)とに基づき、その1ファイル分のFAX通信費用を頁単位で計算する(ステップS27)。
具体例に説明すると、費用計算部105では、選択した文書ファイルをFAX送信する場合に、当該文書ファイルを、既に設定されているFAX送信設定条件(設定条件格納部109に格納されている)でFAX送信する場合のページ数を算出し、そのページ数に通信コストテーブルに格納されている同じFAX送信設定条件に該当する通信費用(単価)を掛け合わせることによって、当該文書ファイルの通信費用を計算する。例えば、図2Aに示す文書ファイル12cを選択し、この文書ファイル12cをA4用紙を用いて解像度200dpiのG4圧縮(すなわち、FAX送信設定条件「200dpi A4 G4圧縮」)にてFAX送信する場合、このときの1ページ分のFAX通信費用は通信コストテーブルから2円/枚(ページ)となっている。そして、この文書ファイル12cの総ページ数は図2Aからも分かる通り15ページであるので、このときの文書ファイル12cのFAX送信費用は、2(円)×15(枚)=30(円)と計算することができる。
一方、選択された文書ファイルが複数の場合(ステップS26でNoと判断された場合)、制御部110は、費用計算部105を用いて、設定条件格納部109に格納されている現在のFAX送信設定内容と、メモリ部108に格納されている通信コストテーブルの通信費用(単価)とに基づき、選択された複数ファイル分の通信費用の合計を頁単位で計算する(ステップS28)。
具体例に説明すると、費用計算部105では、選択した複数の文書ファイルをFAX送信する場合に、当該複数の文書ファイルを、既に設定されているFAX送信設定条件(設定条件格納部109に格納されている)でFAX送信する場合の総ページ数を算出し、その総ページ数に通信コストテーブルに格納されている同じ設定条件に該当する通信費用(単価)を掛け合わせることによって、当該複数の文書ファイルの総通信費用を計算する。例えば、図2Bに示す3つの文書ファイル12c,12d,12eを選択し、これら文書ファイル12c,12d,12eを、A4用紙を用いて解像度400dpiのG4圧縮(すなわち、FAX送信設定条件「400dpi A4 G4圧縮」)にて送信する場合、このときの1ページ分の通信費用は通信コストテーブルから8円/枚(ページ)となっている。そして、これら文書ファイル12c,12d,12eの総ページ数は図2Bからも分かる通り21ページであるので、このときの3つの文書ファイル12c,12d,12eの総通信費用は、8(円)×21(枚)=168(円)と計算することができる。
このようにして計算されたFAX通信費用は、図2Bに示すように、選択した文書ファイルのFAX送信にかかる費用として、その横にぶら下げるようにして、タグ形式で表示する(ステップS29)。ただし、上記したように、図2Bは印刷の場合の表示例であり、FAX送信の場合の表示例ではない。
また、一度計算した結果はキャッシュしておき、同一のFAX送信対象が同一のFAX送信設定条件で選択された場合は、キャッシュから計算結果を求めるようにしてもよい。
また、上記実施例2では、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面の画面左下欄12の中から、FAXを希望する文書ファイルを選択する場合に、操作部103のマウス等を操作して画面上のカーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動し、クリックすることで選択するようにしているが、カーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動して停止させるだけ(すなわち、ポイントするだけ)で、その文書ファイルの印刷費用を計算してタグ表示するように構成してもよい。これにより、ユーザーは、図2Aに示す画面左下欄12に表示されている文書ファイルにカーソルを順位移動させるだけで、当該文書ファイルのFAX通信費用を順次タグ形式で表示させることが可能となる。
さらに、上記実施例2では、FAX送信対象としたい複数の文書ファイルを選択する場合に、図2Bに示すユーザーインターフェイス画面の画面左下欄12に表示されている文書ファイルの中から所望の文書ファイルを順次選択する構成としているが、画面左下欄12に表示されている全ての文書ファイルを選択したい場合には、図2Bに示す表示状態において、該当するバインダ11e(すなわち、画面左下欄12に表示されている文書ファイルを格納しているバインダ)上にカーソル(ポインタ)を移動して一定時間(例えば、1秒等)停止、もしくはクリックすることで、このバインダ11e内の全文書ファイルを選択できるように構成してもよい。この場合のFAX通信費用の計算処理は、上記ステップS28で説明した処理と同じである。
図11及び図12は、EMail送信時のページ処理方法を設定するためのEMail設定画面の例であり、図11はEMail送信の基本設定(ページ処理設定)画面の例、図12はEMail送信先選択画面の例を示している。
図11に示す基本設定画面は、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面において、EMail送信先選択ボタン153が押し下げされて出力モードがEMail送信に設定されている場合に、ページ処理設定ボタン151が押し下げられると表示される。この基本設定画面は、用紙サイズ設定項目欄81、印刷の向き設定項目欄82、出力形式設定項目欄83、N−Up設定項目欄84の4つの項目欄を備えている。そして、N−Up設定項目欄84には、N−Upモード選択窓に、1−Up,2−Up,4−Up,・・・,16−Up、といった1枚の用紙に纏めて表示するページ数の設定種別が表示さている。
また、図12に示すEMail送信先選択画面は、図11に示す基本設定画面の「EMail送信先選択」タブを選択すると(開くと)表示される。このEMail送信先選択画面は、宛先設定項目欄86、CC(C)設定項目欄87、件名項目欄88、本文記入欄89の4つの項目欄を備えている。ユーザーは、宛先設定項目欄86に受信者のメールアドレスを入力し、必要に応じてCC(C)設定項目欄97に他の受信者のメールアドレスを入力し、件名項目欄88に件名を入力し、必要に応じて本文記入欄89に文章を入力する。なお、宛先設定項目欄86の入力は、図示しないアドレス帳から選択することが可能である。
この後、図11の基本設定画面に戻ると、このときのEMail送信先選択画面のN−Up設定項目欄84の設定種別(1−Up,2−Up,4−Up,・・・,16−Up)の横に、上記設定内容にてEMail送信した場合のEMail送信料金が表示されている。ここで表示されているEMail送信料金は、他の設定項目欄81,82,83の設定を、表示されている現在の設定のままとして、N−Upの設定値をそれぞれ変更した際のEMail送信料金となっている。この例では、EMail送信料金を、N−Upモード選択窓の中の各設定種別の横に併せて表示する構成としているが、このような表示形態に限定されるものではない。例えば、N−Upモード選択窓の中のカーソルを上下に移動させることで、そのカーソルが指し示す設定種別の横に、図2Aに示すようなタグ形式でFAX送信料金を順次切り換え表示するようにしてもよい。
なお、図11に示す画面においてEMail送信料金を確認したユーザーが、画面の「OK」ボタン85を押し下げすることで、設定したEMail送信条件が確定し、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面に戻る。そして、このユーザーインターフェイス画面の画面右上の実行ボタン155を押し下げすると、現在の設定で直ちにEMail送信が開始されることになる。
次に、上記構成の電子ファイリングシステムによるEMail送信費用の計算処理手順について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。ただし、上記した図11及び図12に示す設定画面において既にEMail送信条件が設定されているものとし、その設定されたEMail送信条件が設定条件格納部109に既に格納されているものとする。
まず、収納機器に、文書データベース101に保存されている各文書ファイルを読み出し(ステップS31)、その読み出した全ての文書ファイルを、その格納構造に応じて、納機器である「バインダ」(または「フォルダ」)のアイコンを用いて表示部102に表示する(ステップS32)。この表示状態の一例が図2Aに示したユーザーインターフェイス画面である。ただし、この時点では、画面左上欄11にキャビネットとバインダ11a,11b,・・・の収納構造がイメージ表示されているのみであり、画面左下欄12や画面右側欄13は空白状態となっている。
そして、この状態において、ユーザーが、キャビネット上の任意のバインダ11a,11b,・・・のアイコンをクリックすると、これを受けて文書ファイル選択部104が、クリックされたアイコンのバインダに保存されている文書ファイルを選択し、画面左下欄12にファイル一覧を表示する。この表示状態の一例が図2Aに示したユーザーインターフェイス画面である。上記したように、この画面では、「経理」のバインダ11eが選択され、さらに、画面左下欄12に表示されている5つのファイルの中の「経理管理表…」が選択されており、この「経理管理表…」の10ページ目が画面右側欄13に表示されている。
このとき、費用計算部105は、設定条件格納部109を参照して、図11及び図12に示すEMail送信設定画面において既に設定されている現在のEMail送信設定条件(用紙サイズ、出力形式、N−Up等)を参照するとともに(ステップS33)、図4A(b)に示す通信コストテーブルを参照する(ステップS34)。
一方、ユーザーは、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面の中から、EMail送信を希望する文書ファイルを選択する(ステップS35)。例えば、操作部103のマウス等を操作して画面上のカーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動し、クリックする。この選択操作を受けて、制御部110は、選択された文書ファイルが1つだけであるか否かを判断する(ステップS36)。その結果、選択された文書ファイルが1つだけである場合(ステップS36でYesと判断された場合)、制御部110は、費用計算部105を用いて、設定条件格納部109に格納されている現在のEMail送信設定内容と、メモリ部108に格納されている通信コストテーブルの送信費用(単価)とに基づき、その1ファイル分の通信費用を頁単位で計算する(ステップS37)。
具体例に説明すると、費用計算部105では、選択した文書ファイルをEMail送信する場合に、当該文書ファイルを、既に設定されているEMail送信設定条件(設定条件格納部109に格納されている)でEMail送信する場合のページ数を算出し、そのページ数に通信コストテーブルに格納されている同じEMail送信設定条件に該当する送信費用(単価)を掛け合わせることによって、当該文書ファイルの通信費用を計算する。例えば、図2Aに示す文書ファイル12cを選択し、この文書ファイル12cをA4用紙を用いて解像度200dpiのG4圧縮(すなわち、FAX送信設定条件「200dpi A4 G4圧縮」)にてEMail送信する場合、このときの1ページ分のEMail送信費用は通信コストテーブルから2円/枚(ページ)となっている。そして、この文書ファイル12cの総ページ数は図2Aからも分かる通り15ページであるので、このときの文書ファイル12cのEMail通信費用は、2(円)×15(枚)=30(円)と計算することができる。
一方、選択された文書ファイルが複数の場合(ステップS36でNoと判断された場合)、制御部110は、費用計算部105を用いて、設定条件格納部109に格納されている現在のEMail送信設定内容と、メモリ部108に格納されている通信コストテーブルの送信費用(単価)とに基づき、選択された複数ファイル分の通信費用の合計を頁単位で計算する(ステップS38)。
具体例に説明すると、費用計算部105では、選択した複数の文書ファイルをEMail送信する場合に、当該複数の文書ファイルを、既に設定されているEMail送信設定条件(設定条件格納部109に格納されている)でEMail送信する場合の総ページ数を算出し、その総ページ数に通信コストテーブルに格納されている同じ設定条件に該当する送信費用(単価)を掛け合わせることによって、当該複数の文書ファイルの総通信費用を計算する。例えば、図2Bに示す3つの文書ファイル12c,12d,12eを選択し、これら文書ファイル12c,12d,12eを、A4用紙を用いて解像度400dpiのG4圧縮(すなわち、EMail送信設定条件「400dpi A4 G4圧縮」)にて送信する場合、このときの1ページ分の送信費用は通信コストテーブルから8円/枚(ページ)となっている。そして、これら文書ファイル12c,12d,12eの総ページ数は図2Bからも分かる通り21ページであるので、このときの3つの文書ファイル12c,12d,12eの総通信費用は、8(円)×21(枚)=168(円)と計算することができる。
このようにして計算されたEMail通信費用は、図2Bに示すように、選択した文書ファイルのEMail送信にかかる費用として、その横にぶら下げるようにして、タグ形式で表示する(ステップS39)。ただし、上記したように、図2Bは印刷の場合の費用表示例であり、EMail送信の場合の費用表示例ではない。
また、一度計算した結果はキャッシュしておき、同一のEMail送信対象が同一のEMail送信設定条件で選択された場合は、キャッシュから計算結果を求めるようにしてもよい。
また、上記実施例3では、図2Aに示すユーザーインターフェイス画面の画面左下欄12の中から、EMailを希望する文書ファイルを選択する場合に、操作部103のマウス等を操作して画面上のカーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動し、クリックすることで選択するようにしているが、カーソル(ポインタ)を所望の文書ファイルの上に移動して停止させるだけ(すなわち、ポイントするだけ)で、その文書ファイルの印刷費用を計算してタグ表示するように構成してもよい。これにより、ユーザーは、図2Aに示す画面左下欄12に表示されている文書ファイルにカーソルを順位移動させるだけで、当該文書ファイルのEMail通信費用を順次タグ形式で表示させることが可能となる。
さらに、上記実施例3では、EMail送信対象としたい複数の文書ファイルを選択する場合に、図2Aまたは図2Bに示すユーザーインターフェイス画面の画面左下欄12に表示されている文書ファイルの中から所望の文書ファイルを順次選択する構成としているが、画面左下欄12に表示されている全ての文書ファイルを選択したい場合には、図2Aまたは図2Bに示す表示状態において、該当するバインダ11e(すなわち、画面左下欄12に表示されている文書ファイルを格納しているバインダ)上にカーソル(ポインタ)を移動して一定時間(例えば、1秒等)停止、もしくはクリックすることで、このバインダ11e内の全文書ファイルを選択できるように構成してもよい。この場合のEMail通信費用の計算処理は、上記ステップS38で説明した処理と同じである。
本実施例3は、上記実施例1で印刷を行った印刷物を郵送する場合の費用計算処理の実施例である。
上記したように、メモリ部108には、図4A(c)に示す用紙物理量テーブルが格納されているので、この用紙物理量テーブルに基づいて印刷物の重量及び厚さを算出し、ユーザーに提示することができる。そして、この算出した重量及び厚さの情報と、メモリ部108に格納されている図4B(d),(e)に示す郵便料金テーブル(国内用及び海外用)とに基づいて、郵送サービスを利用した場合の料金を算出することができる。
すなわち、料金の算出方法は、印刷物の総重量に、印刷物の厚から算出する封筒の種類及び部数に応じた重量を加算する。そして、図4B(d),(e)に示す郵便料金テーブル(国内用及び海外用)と、別途ユーザーに選択させる宛先地(都道府県・海外等)とに基づいて算出する。
図14は、郵便料金を計算するときの宛先選択画面の一構成例を示している。
この宛先選択画面は、郵送先の地域を選択する地域選択項目欄96、郵送形態選択項目欄97の2つの項目欄を備えている。すなわち、ユーザーは、地域選択項目欄96の所望の地域のチェック窓にチェックを入れるとともに、郵送先が海外である場合には、郵送形態選択項目欄97の航空便または船便のいびれかのチェック窓にチェックを入れる。この例では、郵送先(地域)として「アジア、米国の海外領土(地域1)」がチェックされており、郵送形態とて「航空便」がチェックされている。この後、宛先選択画面の「OK」ボタン98を押し下げすると、この内容にて宛先が決定されることになる。
具体的に説明すると、例えば、図2Aに示す1つの文書ファイル12cが印刷された場合、その総ページ数は図2Aからも分かる通り15ページである。この場合、上質紙で印刷されているとすると、A4用紙1枚の印刷物の重さは、5.125(g)となる。すなわち、上質紙の1m2(10000cm2)当たりの重さは、図4A(c)に示す用紙物理量テーブルから82(g)であり、これに対するA4用紙のサイズ(面積)は、623.7cm2であるから、10000cm2から取れるA4用紙の枚数は、10000÷623.7≒16(枚)である。従って、A4用紙1枚の印刷物の重さは、82(g)÷16=5.125(g)となる。その結果、文書ファイル12cの印刷物の総重量は、5.125(g)×15=76.875(g)となる。これに封筒の重さ(約15(g))を考慮すると、総重量は約91.875(g)となり、この重さに対する送料は、図4A(c)に示す用紙物理量テーブルを参照すると、190円となる。
本実施例5は、印刷処理の場合の上記実施例1、FAX送信処理の場合の上記実施例2、EMail送信処理の場合の上記実施例3、及び郵送処理の場合の上記実施例4に共通に適用可能な実施例である。すなわち、上記各実施例1〜4では、条件設定をユーザーが手入力によって全て行う構成として説明しているが、本実施例5では、この条件設定を簡略化したものである。ただし、ここでは印刷処理に適用した場合について説明する。
本実施例5では、図2Aまたは図2Bに示すユーザーインターフェイス画面において、印刷用の任意のバインダ11a,11b・・・・またはその中の任意のフォルダ12a,12b,・・・を選択した状態で、ユーザーが印刷実行ボタン155を押し下げすると、制御部110は、図4A(a)に示す印刷コストテーブルに登録されているパラメータの組み合わせのうち、ユーザーが事前に登録している「よく使う設定」を取得する。なお、ここでは詳細な説明を省略するが、図示しないメニュー画面から、この登録を行うための登録設定画面を開くことができるようになっており、ユーザーは、この登録設定画面によって、「よく使う設定」を登録することが可能となっている。
制御部110は、選択された任意のバインダ11a,11b,・・・またはその中の任意のフォルダ12a,12b,・・・に、この「よく使う設定」に含まれる個々の設定を適用した場合の印刷料金をそれぞれ求め、その結果を画面に一覧表示する。図15は、このときの表示形態の一例を示している。
ユーザーが、この一覧表示の中から一つの項目を選択すると、選択された設定で直ちに印刷が開始されることになる。
なお、本実施例5では、「よく使う設定」をユーザーが事前に登録する構成として説明しているが、この「よく使う設定」を、過去の使用履歴から抽出するように構成してもよい。すなわち、上記実施例1〜4のようにして処理を行うと、その処理内容(条件設定)を過去の使用履歴としてメモリ部108の所定の領域に保存するように構成し、その使用回数の多い順に上位からいくつか(例えば、上位5つまで等)を「よく使う設定」として自動的に抽出するようにしてもよい。これにより、ユーザーの実際の使用状況に合わせて、「よく使う設定」をその都度ユーザに提示することが可能となる。
本実施例6は、印刷処理の場合の上記実施例1、FAX送信処理の場合の上記実施例2、EMail送信処理の場合の上記実施例3、及び郵送処理の場合の上記実施例4に共通に適用可能な他の実施例であり、条件設定に際して上限料金を考慮した実施例である。
すなわち、上記実施例5において、ユーザーが印刷実行ボタン155を押し下げすると、制御部110は、図示しない上限料金の入力画面を表示する。ユーザーが、この入力画面に上限料金を入力して例えば図示しない決定ボタンを押し下げすると、制御部110は、ユーザーが事前登録している「よく使う設定」を取得し、この「よく使う設定」に含まれる個々の設定を適用した場合の印刷料金をそれぞれ求める。そして、その結果が、ユーザーが入力した上限料金を超えていないものについて、上限金額に近い順で上位のいくつかを選出し、その結果を一覧表示するようにしてもよい。この後、ユーザーが、この一覧表示の中から一つの項目を選択すると、選択された設定で直ちに印刷が開始されることになる。
本発明の電子ファイリングシステムは、例えばコンビニエンスストア等に設置されている複写、印刷、FAX送信、EMail送信等が可能な複合機に適用することで、ユーザーが、コンビニエンスストアに設置されている複合機を利用して各種の印刷を行ったり、FAX送信を行ったり、EMail送信を行ったり、その印刷物をコンビニエンスストアから郵送する場合などに、事前に料金通知を行うシステムとして好適に利用することが可能である。また、会社内に設置された上記複合機に本発明の電子ファイリングシステムを適用することで、例えば各部署ごとに通信費用を管理する場合に有効である。
本発明の一実施形態に係る電子ファイリングシステムの電気的構成を示すブロック図である。 表示部に表示されたユーザーインターフェイス画面の一構成例を示す説明図である。 表示部に表示されたユーザーインターフェイス画面の他の構成例を示す説明図である。 一般的なストレージ機器を利用する場合におけるユーザーインターフェイス画面の構成例を示す説明図である。 (a)は印刷コストテーブルの一構成例、(b)は通信コストテーブルの一構成例、(c)は用紙物理量テーブルの一構成例を、をそれぞれ示す説明図である。 (d)は郵便料金テーブル(国内用)の一構成例、(e)は郵便料金デーブル(海外用)の一構成例、をそれぞれ示す説明図である。 印刷時のページ処理方法を設定するための印刷設定画面(メイン画面)の説明図である。 印刷時のページ処理方法を設定するための用紙設定画面の説明図である。 印刷費用の最も基本的な計算処理手順を説明するためのフローチャートである。 FAX送信時のページ処理方法を設定するためのFAXの基本設定(ページ処理設定)画面の説明図である。 FAX送信時のページ処理方法を設定するためのFAX送信先選択画面の説明図である。 FAX送信費用の計算処理手順を説明するためのフローチャートである。 EMail送信時のページ処理方法を設定するためのEMail送信の基本設定(ページ処理設定)画面の説明図である。 EMail送信時のページ処理方法を設定するためのEMail送信先選択画面の説明図である。 EMail送信費用の計算処理手順を説明するためのフローチャートである。 郵便料金を計算するときの宛先選択画面の一構成例を示す説明図である。 「よく使う設定」をユーザーが事前に登録した場合の印刷料金の表示形態の一例を示す説明図である。
符号の説明
11 画面左上欄
11a,11b,・・・ バインダ
12 画面左下欄
12a,12b,・・・ファイル
13 画面右側欄
15 アイコン
16 タグ
21 フォルダ
21a,21b,・・・ サブフォルダ
31 画面左側欄
32 画面右側欄
101 文書データベース
102 表示部
103 操作部
104 文書ファイル選択部
105 費用計算部
106 外部インターフェイス(I/F)部
107 設定変更部
108 メモリ部
109 設定条件格納部
110 制御部
111 データバス
151 ページ処理設定ボタン
152 FAX送信選択ボタン
153 EMail送信選択ボタン
154 プリンタ選択ボタン
155 印刷実行ボタン
156 終了ボタン
N ネットワーク

Claims (14)

  1. 保存している文書ファイルの一覧をユーザーに提示する文書ファイル提示手段を備えた電子ファイリングシステムにおいて、
    印刷設定条件に応じて印刷費用が設定されている印刷コストテーブルと、
    この印刷コストテーブルを参照して印刷費用を計算する印刷費用計算手段とを備え、
    前記印刷費用計算手段は、前記文書ファイル提示手段に一覧表示された文書ファイルのアイコンに対し、現在の印刷設定に応じた印刷費用を前記印刷コストテーブルを参照して計算し、その計算した印刷費用を前記アイコンに対応する文書ファイルの印刷費用として表示することを特徴とする電子ファイリングシステム。
  2. 保存している文書ファイルをグループ化したバインダ、キャビネット等の収納機器の一覧をユーザーに提示する収納機器提示手段を備えた電子ファイリングシステムにおいて、
    印刷設定条件に応じて印刷費用が設定されている印刷コストテーブルと、
    この印刷コストテーブルを参照して印刷費用を計算する印刷費用計算手段とを備え、
    前記印刷費用計算手段は、前記収納機器提示手段に一覧表示された収納機器のアイコンに対し、現在の印刷設定に応じた印刷費用を前記印刷コストテーブルを参照して計算し、その計算した印刷費用を前記収納機器内部の全文書ファイルの印刷費用として表示することを特徴とする請求項1に記載の電子ファイリングシステム。
  3. 前記一覧表示された複数のアイコンの一部または全てを順次ポイントすることで、複数のアイコンを同時に選択可能とし、選択したアイコン群に対応する複数文書を全て印刷したときの総印刷費用を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の電子ファイリングシステム。
  4. 前記一覧表示の中からユーザーが選択した単一または複数のアイコンに対応する全文書を一括して印刷することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電子ファイリングシステム。
  5. 選択したアイコン群に対応する文書を現在の印刷設定で印字出力した場合の、出力枚数の情報を表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電子ファイリングシステム。
  6. 選択したアイコン群に対応する文書を現在の印刷設定で印字出力した場合の、排出用紙全体の厚さ、及び重さの情報を表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電子ファイリングシステム。
  7. 保存している文書ファイルの一覧をユーザーに提示する文書ファイル提示手段を備えた電子ファイリングシステムにおいて、
    通信設定条件に応じて通信費用が設定されている通信コストテーブルと、
    この通信コストテーブルを参照して通信費用を計算する通信費用計算手段とを備え、
    前記通信費用計算手段は、前記文書ファイル提示手段に一覧表示された文書ファイルのアイコンに対し、現在の通信設定に応じた通信費用を前記通信コストテーブルを参照して計算し、その計算した通信費用を前記アイコンに対応する文書ファイルの通信費用として表示することを特徴とする電子ファイリングシステム。
  8. 保存している文書ファイルをグループ化したバインダ、キャビネット等の収納機器の一覧をユーザーに提示する収納機器提示手段を備えた電子ファイリングシステムにおいて、
    通信設定条件に応じて通信費用が設定されている通信コストテーブルと、
    この通信コストテーブルを参照して通信費用を計算する通信費用計算手段とを備え、
    前記通信費用計算手段は、前記収納機器提示手段に一覧表示された収納機器のアイコンに対し、現在の通信設定に応じた通信費用を前記通信コストテーブルを参照して計算し、その計算した通信費用を前記収納機器内部の全文書ファイルの通信費用として表示することを特徴とする請求項1に記載の電子ファイリングシステム。
    イリングシステム。
  9. 印字出力された用紙を所定の封筒に入れて郵送サービスで郵送した場合の費用を合わせて表示することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の電子ファイリングシステム。
  10. 表示されるアイコンのサイズを、前記収納機器内部のボリュームに応じて伸縮させて表示することを特徴とする請求項2、3、4、5、6、8または9に記載の電子ファイリングシステム。
  11. 各種のジョブ実行にかかる費用を表示する際に、予めユーザーが選択、登録した複数の異なるジョブ設定のそれぞれに対して、当該ジョブ設定でジョブを実行した場合の費用を一覧表示し、ユーザーがそのうちの一つを選択することにより、当該パラメータ群を自動設定し、ジョブの実行を開始することを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の電子ファイリングシステム。
  12. ユーザーが予め指定した料金の上限に対して、選択した文書のジョブ実行可能なパラメータ設定の組み合わせを提示することを特徴とする請求項11に記載の電子ファイリングシステム。
  13. プルダウンメニューやラジオボタン、チェックボタンを含む各種ジョブ・パラメータの設定用ユーザーインターフェイスにおいて、それぞれの選択可能値のタイトルに加えて、設定を当該値に変更した場合に適用されるパラメータの組み合わせにおけるジョブ実行料金を表示することを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の電子ファイリングシステム。
  14. プルダウンメニューやラジオボタン、チェックボタンを含む各種ジョブ・パラメータの設定用ユーザーインターフェイスにおいて、それぞれの選択可能値のタイトルに加えて、設定を当該値に変更した場合に適用されるパラメータの組み合わせにおけるジョブ実行の、変更前からの差額料金を表示することを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の電子ファイリングシステム。
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