JP2012081648A - 画像形成装置、画像形成装置を用いる情報処理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置に対する直接の簡単な操作によって画像形成装置に任意のWebページを取得させる。
【解決手段】印刷ジョブを出力する情報機器とネットワークを介して接続される画像形成装置は、操作画面の表示が可能な操作パネルと、ネットワークを介して与えられた印刷ジョブにWebページを特定する識別情報が含まれている場合に、任意のWebページを登録するためのリストに識別情報を書き込むWebページ登録部と、リストの登録内容を操作パネルに表示させる画面制御部と、操作パネルにおいて、リストによって記憶されている識別情報を指定する操作が行われたときに、識別情報によって特定される現在のWebページを取得するWebページ取得部と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】印刷ジョブを出力する情報機器とネットワークを介して接続される画像形成装置は、操作画面の表示が可能な操作パネルと、ネットワークを介して与えられた印刷ジョブにWebページを特定する識別情報が含まれている場合に、任意のWebページを登録するためのリストに識別情報を書き込むWebページ登録部と、リストの登録内容を操作パネルに表示させる画面制御部と、操作パネルにおいて、リストによって記憶されている識別情報を指定する操作が行われたときに、識別情報によって特定される現在のWebページを取得するWebページ取得部と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷ジョブを実行する画像形成装置、画像形成装置を用いてWebサイトへアクセスする情報処理方法、および画像形成装置において実行されるコンピュータプログラムに関する。画像形成装置には、複写機、複合機と呼ばれる多機能周辺機器(MFP:Multifunction Peripherals)、およびプリンタが含まれる。
インターネット上またはイントラネット上のWebサイトからそこに登録されたWebページを取得する画像形成装置が知られている。特許文献1に記載されたインターネット対応型プリンタは、モデムを用いてインターネットにアクセスし、当該プリンタのユーザーによって入力されたアドレスに該当するWebページを取り込んで印刷する。特許文献2に記載されたMFPは、ユーザーの指定したWebページに組み込まれている印刷用ページへのリンクを検出し、印刷用ページを取り込んで印刷する。このような画像形成装置によれば、ユーザーはパーソナルコンピュータまたは他の情報機器を使用せずに、画像形成装置を操作してWebページの印刷物を得ることができる。
また、画像形成装置のユーザーが所望のWebサイトを指定する操作を簡単にする先行技術がある。特許文献3に記載された画像入出力システムのディジタル複合機は、ユーザーを認証し、当該ユーザーが専用するメニュー画面をタッチパネルによって表示する。メニュー画面にはWebページの印刷を指示するボタンが配置されており、このボタンにはユーザーがあらかじめ入力しておいたURL(Uniform Resource Locator)が対応付けられている。ユーザーがこのボタンによって印刷を指示すると、ディジタル複合機は画像サーバーへURLを送信し、画像サーバーがこのURLに該当するWebサイトにアクセスして取得したWebページを画像サーバーから受け取って印刷する。特許文献4には、それぞれが特定のWebサイトのみにアクセスする複数のアプリケーションを画像形成装置に搭載する技術が開示されている。画像形成装置は、複数のアプリケーションに一つずつ対応する複数のボタンが並ぶ操作画面を表示する。ユーザーが複数のボタンのいずれかを押下すると、押下されたボタンに対応するアプリケーションによって特定のWebサイトのWebページが印刷される。これら特許文献3,4の先行技術によれば、画像形成装置のユーザーは、一つのボタンを1回押下するだけで、あらかじめ決まったURLに該当するWebページの印刷物を得ることができる。
一方、パーソナルコンピュータや携帯電話機といった情報機器に組み込まれるWebブラウザは、閲覧中のWebページを登録する機能を有している。この機能は、「お気に入り」または「ブックマーク」と呼ばれている。登録されたWebページに再アクセスするとき、情報機器のユーザーは登録リストから所望のWebページに該当する登録名を指定することにより、URLを入力することなく当該Webページを閲覧することができる。
画像形成装置の操作パネルによりWebページの識別子(いわゆるURL)を直接にキー入力することは、画像形成装置の使い勝手を損なう。識別子を構成する多数の文字を正しく入力するのは、ユーザーにとって煩わしい。そして、画像形成装置が複数のユーザーによって共用される場合において、一人のユーザーが識別子の入力に手間取って画像形成装置を長く占有し、そのために次に画像形成装置を使用しようとする他のユーザーが長く待たなければならないという状況が生じる。
上記特許文献3および4の先行技術は、ユーザーが識別子を入力する手間を不要にする技術ではあるが、任意のWebページへのアクセスを想定したものではない。これら先行技術において、ユーザーが指定することのできるWebページは、あらかじめ操作ボタンに対応づけられたWebページのみに限定される。特に特許文献4の先行技術では、アクセス用のアプリケーションが入手可能なWebページのみがアクセスの対象となる。
また、Webブラウザが有するWebページ登録機能を画像形成装置に適用すれば、あるWebページへの再アクセスに際しては識別子のキー入力を不要とすることができる。しかし、あるWebページに初めてアクセスする際には、当該Webページが未登録であるので、Webページ登録機能によって識別子の入力を簡略化することはできない。
本発明は、このような事情に鑑み、画像形成装置に対する直接の簡単な操作によって画像形成装置に任意のWebページを取得させることができるシステムの実現を目的としている。
上記目的を達成する装置は、印刷ジョブを出力する情報機器とネットワークを介して接続される画像形成装置であって、操作画面の表示が可能な操作パネルと、前記ネットワークを介して与えられた印刷ジョブにWebページを特定する識別情報が含まれている場合に、任意のWebページを登録するためのリストに前記識別情報を書き込むWebページ登録部と、前記リストの登録内容を前記操作パネルに表示させる画面制御部と、前記操作パネルにおいて、前記リストによって記憶されている前記識別情報を指定する操作が行われたときに、前記識別情報によって特定される現在のWebページを取得するWebページ取得部と、を備える。
上記目的を達成する方法は、Webサイトへのアクセスが可能な画像形成装置を用いる情報処理方法であって、前記画像形成装置に対する印刷ジョブの発行が可能な情報機器が、Webページの印刷が指示されたのに呼応して、前記Webページを取得するための識別情報の記憶を前記画像形成装置に要求するステップと、前記画像形成装置が、前記情報機器からの要求を受けて、任意のWebページを登録するためのリストに前記識別情報を書き込んで前記Webページを登録するステップと、前記画像形成装置が、前記リストによって記憶されている前記識別情報を指定する操作入力を受け付けるステップと、前記画像形成装置が、前記操作入力の受け付けたのに呼応して、前記識別情報によって特定される現在のWebページを取得するステップと、を有する。
好ましい態様の情報処理方法は、前記情報機器が前記識別情報の記憶を要求するステップにおいて、前記情報機器は、前記画像形成装置が実行すべき処理を示す動作指定情報を前記画像形成装置に与え、前記画像形成装置が前記Webページを登録するステップにおいて、前記画像形成装置は、前記動作指定情報を前記識別情報に関連する情報として前記リストに書き込み、前記画像形成装置が前記現在のWebページを取得するステップにおいて、前記画像形成装置は、前記現在のWebページを取得した後または取得する前に、前記動作指定情報の示す処理を実行するものである。
本発明によれば、画像形成装置に対する直接の操作によってWebページの識別情報を入力しなくても画像形成装置において任意のWebページを登録することができ、登録されたWebページへのアクセスのための画像形成装置の操作を簡単にすることができる。
図1のように、本発明の実施形態に係る情報処理システム1は、印刷ジョブを実行する画像形成装置としてのMFP2と、印刷ジョブを発行する情報機器としてのパーソナルコンピュータ(以下、PCという)3とを備える。情報処理システム1は例えば企業のオフィスに設置され、MFP2は複数のユーザーによって共用される。情報処理システム1が設置されるオフィスには、インターネット9に接続されるLAN(Local Area Network)7が構築されている。LAN7にはMFP2およびPC3が接続されるとともに、PC4,5や図示しない各種サーバーなどの情報機器が接続される。
MFP2は、インターネット9上のWebサイトにアクセスしてデータ90を取得する機能を有している。MFP2のユーザーは、MFP2に備わる操作パネル20を用いて、所望のWebサイトへのアクセスをMFP2に指示することができる。その際、お気に入りリストT1に登録されているWebページについては、Webページの識別情報であるURLをキー入力する必要がなく、操作パネル20によって表示されるお気に入り選択画面QT1において所望のWebページを選択すればよい。
お気に入りリストT1へのWebページの登録は、URL登録要求を含む印刷ジョブ40がMFP2に与えられたときに行われる。お気に入りリストT1は、MFP2の内部のストレージによって記憶され、印刷ジョブ40が与えられるごとに更新される。なお、必ずしもMFP2の内部でお気に入りリストT1を保存する必要はなく、LAN7に接続された情報機器(例えばファイルサーバー)にお気に入りリストT1を記憶させることができる。MFP2の外部でお気に入りリストT1が記憶される場合、お気に入り選択画面QT1の表示に際して、MFP2は外部装置にリストの内容を問い合わせる。
PC3にはWebブラウザ120およびプリンタードライバー140がインストールされている。Webブラウザ120はユーザーが指定したWebサイトにアクセスしてWebページを表示するブラウジング用のアプリケーションである。Webブラウザ120は表示中のWebページの印刷をオペレーティングシステムに依頼する機能(いわゆる印刷機能)を有している。プリンタードライバー140は、印刷にMFP2を使用するためのコンピュータプログラムである。プリンタードライバー140は、MFP2に適合する形式の印刷ジョブを作成することができる。
上述のURL登録要求を含む印刷ジョブ40は、プリンタードライバー140がWebブラウザ120からの印刷依頼を受けたときに作成される。すなわち、本実施形態の情報処理システム1において、MFP2のユーザーがMFP2に対してURLの登録を要求するためのツールとしての役割をプリンタードライバー140が担う。印刷ジョブ40の作成に際して、プリンタードライバー140は印刷対象のWebページのURLをWebブラウザ120またはURLを保持するソフトウェア(例えばオペレーティングシステム)から取得し、取得したURLを印刷ジョブ40に組み入れる。印刷ジョブ40には、URLに加えて動作指定情報が組み入れられる。動作指定情報には、枚数や用紙サイズといった印刷設定を示す情報、および操作パネル20において当該URLが選択されたときにMFP2が実行すべき動作(これを「次アクション」と呼称する)を指定する情報が含まれる。
なお、PC3以外のPC4,5および図示しない他のPCも、Webブラウザ120およびプリンタードライバー140がインストールされることによって、PC3と同様に印刷ジョブ40をMFP2に与えることが可能な情報機器となる。
図2のように、プリンタードライバー140はMFP2におけるURLの登録に関わるURL処理部148を有する。URL処理部148は、基本機能要素であるユーザーインタフェース部142、画像制御部144および記憶管理部146と連携する。ユーザーインタフェース部142は、印刷設定画面を表示し、印刷設定画面においてユーザーが指定した内容をURL処理部148に伝える。伝えられる指示内容として、URL登録の要否、次アクション設定、印刷の有無などがある。URL登録が必要であるとユーザーが指定した場合、URL処理部148はWebブラウザ120からURLを取得し、URLおよびURLと関連づけて登録すべき付加情報の印刷ジョブへの組み入れを画像制御部144に依頼する。画像制御部144は、ユーザーインタフェース部142から伝えられる印刷設定の内容およびURL処理部148からの依頼内容を反映させた印刷ジョブを作成する。記憶管理部146は印刷設定情報を保存するとともに、印刷ジョブを作成する過程での一時的なデータの記憶を管理する。
ここで、URL登録要求を含む印刷ジョブ40(図1参照)には、Webブラウザ120において印刷対象とされたWebページをMFP2に印刷させかつ当該WebページのURLおよび付加情報を登録させる第1の形態と、Webページを印刷させずに当該WebページのURLおよび付加情報を登録する処理のみを実行させる第2の形態とがある。いずれの形態になるかは、ユーザーインタフェース部142が表示する印刷設定画面における印刷の有無の指定によって決まる。印刷有りをユーザーが指定した場合、画像制御部144は第1の形態の印刷ジョブ40aを作成する。この場合、画像制御部144はWebブラウザ120から引き渡されたWebページをページ記述言語(PDL: Page Description Language)で記述される印字データに変換して印刷ジョブ40aに組み入れる。印刷無しをユーザーが指定した場合、画像制御部144は印刷内容を表す印字データの組み入れを省略した第2の形態の印刷ジョブ40bを作成する。
プリンタードライバー140の動作の流れが図3によって示される。オペレーティングシステムを介してWebブラウザ120からの印刷依頼を受けると(S11でYes)、ユーザーインタフェース部142は記憶管理部146によって保存されている印刷設定情報においてURL登録設定がON(設定あり)か否かをチェックする(S12)。
URL登録設定がONであれば(S12でYes)、URL処理部148が例えばWebブラウザ120からURLを取得し(S13)、画像制御部144が印刷の有無の設定をチェックする(S14)。印刷有りが設定されている場合(S14でYes)、画像制御部144はPDL形式の印字データを生成し(S15)、登録すべきURLおよび付加情報と印刷内容を表す印字データとを含む上記第1の形態の印刷ジョブ40aを生成する(S16)。また、印刷有りが設定されていない場合(S14でNo)、画像制御部144は印字データの生成を省略し、登録すべきURLおよび付加情報を含む上記第2の形態の印刷ジョブ40bを生成する(S16)。そして、プリンタードライバー140は、画像制御部144が生成した印刷ジョブ40aまたは印刷ジョブ40bをMFP2へ送信する(S17)。
一方、URL登録設定がONでなければ(S12でNo)、画像制御部144はPDL形式の印字データを含みかつURLの登録に関わる情報を含まない通常の印刷ジョブを生成する(S18)。この場合も、プリンタードライバー140は、画像制御部144が生成した印刷ジョブをMFP2へ送信する(S17)。
図4はプリンタードライバー140のユーザーインタフェース部142がPC3に付随する図示しないディスプレイを用いて表示する印刷設定画面の例を示す。図4(A)に示される印刷設定画面Q5は、Webブラウザ120または印刷機能を有するアプリケーションに対する所定の印刷設定操作に呼応して表示される。図4(B)に示される印刷設定画面Q56は、印刷設定画面Q5におけるボタン56の操作に呼応して表示される。これら印刷設定画面Q5,Q56における操作には、キーボードおよびマウスまたはそれに類するポインティングデバイスを用いることができる。ボタンの押下に相当する操作をキーボードによって行うことは可能であるが、ここでの説明では文字入力以外の操作をマウスによって行うものとする。
図4(A)の印刷設定画面Q5では、タグ50cのクリックに呼応してURL登録に関わる設定を含む特殊設定のためのウィンドウW3がポップアップ表示される。ウィンドウW3は、URL登録の要否設定のためのチェックボタン52、URL登録とともにWebページを印刷するか否かの設定のための二つのラジオボタン53,54、URLに任意の表示名(名前)を付与するためのテキストボックス55、およびURL登録に関わる詳細な設定のためのボタン56を有する。図示の状態において、チェックボタン52がチェック有り(URL登録をする)であり、Webページの印刷有りを表すラジオボタン53が選択されている。また、テキストボックス55において「A店のクーポンと地図」という表示名が示されている。
印刷設定画面Q5において、ユーザーがOKボタン57をクリックすると、印刷設定画面Q5における現在の設定内容が印刷ジョブの生成に反映される。ユーザーがキャンセルボタン58をクリックすると、印刷設定画面Q5が表示された後にユーザーがした設定変更が取り消される。OKボタン57およびキャンセルボタン58のいずれかのクリックによって印刷設定画面Q5の表示が終了する。
図4(B)の印刷設定画面Q56は、次アクションに関わる設定のための領域61、Webサイトへのログインに関わる設定のための領域62、プリンタードライバー140によって設定可能な項目の現在の設定状態を表示するための領域63、およびMFP2において既に登録されているURLを表示させる操作のためのボタン66を有する。
領域61には、次アクションの指定の要否設定のためのチェックボタン、および次アクションの選択肢に対応する複数のラジオボタンが配置されている。図示の状態において、チェックボタンがチェック有り(次アクションを指定する)であり、次アクションとして「印刷」が選択されている。すなわち、ユーザーがMFP2の操作パネル20において所望のURLを選択するだけで印刷指示をしなくても当該URLで特定されるWebページを印刷する、というワンタッチ動作の指定がなされている。
領域62は、アクセスするのに認証を受けなければならないWebサイトへの自動ログインを可能にするために設けられている。領域62には、自動ログインの要否設定のためのチェックボタン、ログインに必要な認証情報(ユーザーIDおよびパスワード)を入力するためのテキストボックスが配置されている。図示の状態において、チェックボタンはチェック無し(自動ログイン不要)であり、テキストボックスの内容は空白である。
印刷設定画面Q56において、ユーザーがボタン66をクリックすると、プリンタードライバー140はMFP2に対して既に登録されているURLを問い合わせる。そして、プリンタードライバー140は、MFP2からの返答によって取得したURLの表示名、またはURLの表示名およびURLを、印刷設定画面Q56のサブ画面(図示せず)において一覧表示する。
ユーザーがOKボタン67をクリックすると、印刷設定画面Q56における現在の設定内容が印刷ジョブの作成に反映すべき情報として記憶される。OKボタン67のクリックによって印刷設定画面Q56は終了し、ディスプレイは図4(A)の印刷設定画面Q5を表示する状態に戻る。
図5はURL登録要求を含む第1および第2の形態の印刷ジョブ40a,40bの具体例を示す。
図5(A)のように、第1の形態の印刷ジョブ40aは、ジョブチケットと呼ばれる命令部分41と印刷すべき情報を表す印字データ部分42とで構成される。例示において、命令部分41はプリンタジョブ言語(PJL:Printer Job Language)によって記述され、印字データ部分42はPDLの一種であるPCL(Printer Control Language)によって記述される。ただし、これに限らず、MFP2の仕様に応じてMFP2が適応する言語で記述すればよい。
命令部分41は、URL登録に関わる行L5,L6,L7,L8,L9を有している。まず、行L5においてURL登録がON(有り)に設定されていることが示される。つまり、行L5がURL登録要求に相当する。行L6は登録すべきURLを示し、行L7はURLの表示名を示す。行L8は、URLの登録および印字データ部分42が示すWebページの印刷を指示する。すなわち、行L8によって印刷ジョブが第1の形態であることが示される。そして、行L9は次アクションの指定内容を示す。例示の行L9における次アクションは「印刷」である。なお、次アクションが自動ログインを伴う場合は、自動ログインに必要な認証情報を示す行が命令部分41に追加される。
図5(B)のように、第2の形態の印刷ジョブ40bは、ジョブチケットに相当する命令部分41bのみで構成され、印字データを有していない。印刷ジョブ40bにおける行L5,L6,L7の内容は第1の形態の印刷ジョブ40aのものと同一である。行L8bは、URL登録処理のみの実行を指示する。すなわち、行L8bによって印刷ジョブが第2の形態であることが示される。そして、行L9bは次アクションの指定内容を示す。例示の行L9bにおける次アクションは「サイト表示」である。サイト表示とは、行L6に含まれるURLによって特定されるWebページをMFP2がWebサイトから取得して操作パネル20において表示する処理である。
次に、印刷ジョブ40a,40bを実行するMFP2の構成および動作を説明する。
図6のように、MFP2は、操作パネル20、イメージスキャナ21、プリンタエンジン22、用紙ストッカ23、制御回路25、画像処理回路26、ストレージ27、ファクシミリ通信インタフェース28、およびネットワーク接続用の通信インタフェース30を備える。操作パネル20はタッチパネル201を有している。イメージスキャナ21は原稿に記録されている画像情報を光学的に読み取る。プリンタエンジン22は、多段形式の用紙ストッカ23から供給される用紙の片面または両面にモノクロまたはカラーの画像を印刷する。制御回路25は、制御プログラムを記憶するROM251、制御プログラムを実行するCPU252、およびプログラム実行のためのRAM253を有する。RAM253は、ワークエリアとされるS−RAMと各種の設定を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)とを含む。画像処理回路26はイメージスキャナ21の出力データの補正や印刷時のビットマップ展開を含む種々の画像処理を担う。ストレージ27はハードディスクドライブのような大容量記憶デバイスである。ストレージ27には、画像形成装置1の制御に係わるデータを記憶するメモリ領域とともに、各種ドキュメントのファイルを保存するメモリ領域(いわゆるボックス)が設けられる。ファクシミリ通信インタフェース28は、公衆回線を用いるファクシミリ通信を可能にする。通信インタフェース30は、LAN7に接続される外部装置とのネットワーク通信を可能にする。
図7はMFP2の要部の機能構成を示す。ここでいう要部とは、WebサイトからWebページを取得する機能に関わる部分である。MFP2は、Webページ登録部501、Webページ取得部503、動作制御部505、およびジョブ履歴管理部507を有する。これら要素は、プログラムを実行するコンピュータとしてMFP2に組み込まれた上述のCPU252が制御プログラムを実行することによって実現される機能要素である。
Webページ登録部501は、URL登録を要求する印刷ジョブ40a,40bに応答して、印刷ジョブ40a,40bに含まれるURLおよび付加情報をお気に入りリストT1に書き込む。Webページ登録部501によって更新されるお気に入りリストT1の登録内容は、後述するような所定の操作が行われたときに、動作制御部505のうちの画面制御部511によって操作パネル20のディスプレイ上に表示される。
Webページ取得部503は、操作パネル20においてお気に入りリストT1に登録されているURLを指定する操作が行われたときに、指定されたURLによって特定される現在のWebページを取得する。Webページの取得に際して、Webページ取得部503は、動作制御部505と連携し、インターネット9またはイントラネット上の当該Webページを保有するWebサイトに通信インタフェース30を介してアクセスする。
動作制御部505は、印刷、コピー、原稿スキャニング、電子メール送受、ファクシミリ通信、ボックスによるデータ保存などのMFP2の様々な機能を実現するための制御を行う。動作制御部505は機能別の複数のモジュールで構成され、操作画面の表示に関わるモジュールである上述の画面制御部511を有している。このような動作制御部505は、操作パネル20においてお気に入りリストT1に登録されているURLを指定する操作が行われ、指定されたURLに関連づけて動作指定情報が記憶されている場合に、当該動作指定情報に従って当該MFP2の動作を制御する。動作指定情報が示す次アクション次アクションのための制御が動作制御部505によって行われる。
動作制御部によって制御される次アクションとして、Webページ取得部503によって取得されたWebページの表示、印刷、印刷の設定のための操作画面の表示、当該取得されたWebページを添付した電子メールの送信、当該取得されたWebページのストレージ27による保存、外部の携帯情報機器への当該取得されたWebページの送信、当該取得されたWebページのファクシミリ送信、およびこれらアクションの選択のための操作画面の表示がMFP2には設けられている。本実施形態では次アクションとして複数の選択肢を有する例を挙げたが、指定可能な次アクションが一つであってもよい。例えば、次アクションとして印刷を指定可能とする構成では、ユーザーはお気に入りリストT1に登録されているURLを指定するだけでWebページの印刷物を得ることができる。
そして、ジョブ履歴管理部507は、実行したジョブの履歴を管理し、所定の種類のジョブの再実行を可能にする。ジョブ履歴管理部507は、動作制御部505によって各種のジョブが実行されると、ジョブ履歴テーブルT2にジョブ履歴を時系列に記録する。印刷、電子メール送信、ファクシミリ送信などのあらかじめ定められた種類のジョブについては、印刷したり送信したりした画像情報がジョブ履歴に関連づけて保存される。画像情報が保存されることによって、改めて画像情報を取得しなくても、ジョブを再実行することができる。したがって、WebページをMFP2に印刷させたり送信させたりしたユーザーは、そのジョブを再実行させることにより、当該WebページがWebサイトにおいて更新されたり削除されたりしていても、以前と同様のWebページを印刷させたり送信させたりすることができる。
図8は印刷ジョブを受信したときのMFP2の動作の流れを示す。LAN7を介してPC3または他のPCから印刷ジョブが与えられ(S31でYes)、その印刷ジョブがURL登録要求を含む印刷ジョブ40a,40bである場合(S32でYes)、Webページ登録部501は印刷ジョブ40a,40bに含まれるURLおよびURLに関連する付加情報をお気に入りリストT1に登録する(S33)。そして、与えられた印刷ジョブが印字データを有する通常の印刷ジョブである場合(S32でNo)および与えられた印刷ジョブが第1の形態の印刷ジョブ40aでる場合(S34でYes)、MFP2は印字データを印刷する(S35)。与えられた印刷ジョブが第2の形態の印刷ジョブ40bでる場合には(S34でNo)、MFP2は印刷を行わない。
図9はお気に入りリストT1のデータ形式の例を示す。図9(A)の例において、お気に入りリストT1はユーザー別に区分してデータを記憶する形式のリストである。お気に入りリストT1は、データ項目として、「ユーザー名」D21、「Webページの識別情報(URL)」610、「URLの表示名」622、「次アクション」631、および「その他(印刷設定や自動ログイン情報など)」632を有する。「URL」610以外が付加情報に該当する項目であり、そのうちの「次アクション」631および「その他」632が動作指定情報に該当する項目である。図9(B)の例において、お気に入りリストT1はURL記述形式のリストである。各レコードにおいて、最初に「URL」610のデータが書き込まれ、その後に他の項目のデータが書き込まれる。他の項目の順序は任意でよい。ただし、「URL」610と他の項目との識別を可能にする必要がある。例えば「URL」610の次の項目のデータに識別用の記号または文字列を含ませればよい。
図10はWebサイトにアクセスするときのMFP2の動作の流れを示す。操作パネル20においてユーザーが何らかの操作をすると(S51でYes)、画面制御部511はお気に入りリストT1に1以上のURLが登録されているか否かをチェックする(S52)。なお、これに先だってMFP2のユーザー認証が行われる運用が適用される場合には、認証されたユーザーに該当するURL登録の有無がチェックされる。1以上のURLが登録されている場合(S52でYes)、画面制御部511は所定のボタン操作に呼応してお気に入りリストT1の登録内容を表示する(S54)。登録されているURLの一つを選択する操作が行われると(S55でYes)、選択されたURLに関連づけられている動作指定情報に従って、MFP2は次アクションを実行する(S56)。
図11(A)に例示される操作画面Q20は、MFP2のタッチパネル201において表示される。操作画面Q20は、MFP2が有する多数の機能の中からユーザーが利用したい機能を選択するための画面であり、応用機能の一つであるWebブラウジングに対応した機能ボタン75を有する。ユーザーが例えば指Fで機能ボタン75にタッチすると、図11(B)のように、Webブラウジングに関わる操作のためのウィンドウW11がポップアップ表示される。ウィンドウW11において、ユーザーがお気に入りボタン83にタッチすると、ウィンドウW11内の領域A11において、お気に入りリストT1の登録内容が図12のように一覧表示される。
図12(A)の例のお気に入り選択画面QT1では、二つのURLが登録されており、これらURLのそれぞれおよびその付加情報を表す1行の文字列自体がURL指定ボタン831,833になっている。ユーザーがURL指定ボタン831,833の一つにタッチすると、タッチされたボタンに対応する次アクションが直ちに実行される。例えば、URL指定ボタン831がタッチされた場合、対応する次アクションが印刷であるので、URL指定ボタン831に対応するURLの現在のWebページがWebサイトからMFP2へ取り込まれて印刷される。ユーザーはURL指定ボタン831をタッチするだけのタッチ・アンド・ゴーと呼ぶワンタッチ動作によって最新のWebページの印刷物を手に入れることができる。
なお、URL指定ボタン831,833のそれぞれの片側に配置された変更ボタン832,834は、次アクションや印刷設定などの登録情報の変更操作を可能にするために設けられている。ユーザーが変更ボタン832,834にタッチすると、図示しない変更操作画面が表示される。
図12(B)の例のお気に入り選択画面QT1では、登録されているURLの表示名を表す文字を有したURL指定ボタン831b,833bが表示される。ユーザーがURL指定ボタン831b,833bの一つにタッチすると、タッチされたボタンに対応する次アクションが直ちに実行される。また、例えばユーザーがURL指定ボタン831b,833bの一つにタッチした状態を一定時間保つと、すなわち長押し操作をすると、登録情報の変更のための変更操作画面が表示される。
以上のとおり、MFP2とプリンタードライバー140がインストールされたPC3とを有する情報処理システム1のユーザーは、PC3からMFP2に対して印刷ジョブ40a,40bを与えれば、その後にPC3に依らずかつMFP2おいてURLをキー入力することなく当該URLの最新のWebページに係る所望の処理をMFP2に実行させることができる。この情報処理システム1は次の例のように利用することができる。
〔利用例1〕:飲食店や販売店がオンライン発行するクーポンおよび店の地図の印刷
1)ユーザーは、PC3におけるWebブラウザ120によって所望の店のWebサイトにアクセスし、クーポンおよび地図を有したWebページをディスプレイに表示させる。
2)ユーザーは、Webブラウザ120に印刷を指示し、プリンタードライバー140によって表示される印刷設定画面Q5,Q56において所望の設定をする。例えば、2ページを1枚の用紙に集約する2イン1、モノクロ印刷、および両面印刷を指定する。このとき、URL登録を「有り」、登録時の印刷を「有り」、次アクションを「印刷」とする。3)ユーザーはPC3に印刷ジョブ40aを出力させ、MFP2が印刷したクーポンおよび地図を取得する。
4)後日、ユーザーは、MFP2を操作してお気に入りリストT1の登録内容を表示させ、URLを指定する。このとき、URLに対応するボタンを1回操作するだけで、URLを指定することができる。
5)ユーザーは、MFP2において詳細な印刷設定をすることなしに、前回と同じ設定で印刷されたクーポンおよび地図を取得する。
1)ユーザーは、PC3におけるWebブラウザ120によって所望の店のWebサイトにアクセスし、クーポンおよび地図を有したWebページをディスプレイに表示させる。
2)ユーザーは、Webブラウザ120に印刷を指示し、プリンタードライバー140によって表示される印刷設定画面Q5,Q56において所望の設定をする。例えば、2ページを1枚の用紙に集約する2イン1、モノクロ印刷、および両面印刷を指定する。このとき、URL登録を「有り」、登録時の印刷を「有り」、次アクションを「印刷」とする。3)ユーザーはPC3に印刷ジョブ40aを出力させ、MFP2が印刷したクーポンおよび地図を取得する。
4)後日、ユーザーは、MFP2を操作してお気に入りリストT1の登録内容を表示させ、URLを指定する。このとき、URLに対応するボタンを1回操作するだけで、URLを指定することができる。
5)ユーザーは、MFP2において詳細な印刷設定をすることなしに、前回と同じ設定で印刷されたクーポンおよび地図を取得する。
〔利用例2〕:共有カレンダーの印刷
1)ユーザーは、自己を含む複数のユーザーがWebアプリケーションを用いてアクセスする共有カレンダーをPC3で表示する。共有カレンダーは会議室の予約状況や各人の予定などが書き込まれるドキュメントである。
2)ユーザーは、印刷設定を標準(例えばA4サイズ、ポートレイト)から所望の設定(例えばA3サイズ、ランドスケープ)に変更し、共有カレンダーをMFP2に印刷させる。このとき、URL登録を「有り」、登録時の印刷を「有り」、次アクションを「サイト表示後印刷」とする。
3)ユーザーは、印刷された共有カレンダーを取得し、他のユーザーとの情報共有のために所定の掲示面に張り出す。
4)後日、ユーザーは、最新の共有カレンダーを張り出すために、MFP2を操作して共有カレンダーに対応するURLを指定する。
5)ユーザーは操作パネル20において表示されるとともに印刷される最新の共有カレンダーを取得する。
1)ユーザーは、自己を含む複数のユーザーがWebアプリケーションを用いてアクセスする共有カレンダーをPC3で表示する。共有カレンダーは会議室の予約状況や各人の予定などが書き込まれるドキュメントである。
2)ユーザーは、印刷設定を標準(例えばA4サイズ、ポートレイト)から所望の設定(例えばA3サイズ、ランドスケープ)に変更し、共有カレンダーをMFP2に印刷させる。このとき、URL登録を「有り」、登録時の印刷を「有り」、次アクションを「サイト表示後印刷」とする。
3)ユーザーは、印刷された共有カレンダーを取得し、他のユーザーとの情報共有のために所定の掲示面に張り出す。
4)後日、ユーザーは、最新の共有カレンダーを張り出すために、MFP2を操作して共有カレンダーに対応するURLを指定する。
5)ユーザーは操作パネル20において表示されるとともに印刷される最新の共有カレンダーを取得する。
〔利用例3〕:Saas(Software as a Service)による作成中ドキュメントの印刷
1)ユーザーは、例えばグーグル社が提供する「Google(登録商標) Docs」をPC3で利用してドキュメントを作成する。
2)ユーザーは、印刷設定画面で次の設定をする。URL登録を「有り」、登録時の印刷を「なし」、次アクションを“選択ダイアログ表示”とする。さらに、サイト内認証情報を「有り」とし、アカウントIDおよびパスワードを入力する。
3)ユーザーはPC3に第2の形態の印刷ジョブ40bを出力させ、MFP2にURLおよび付加情報を登録させる。
4)ユーザーは、自宅のPCを用いてドキュメントを更新する。
5)ユーザーは、MFP2を操作してドキュメントに対応するURLを指定する。操作パネル20において、選択ダイアログ(サイト表示、印刷、印刷設定変更、キャッシュ表示、キャッシュ印刷などの選択肢がある)がポップアップ表示される。
6)ユーザーは、例えばサイト表示を選択し、操作パネル20においてドキュメントを確認する。
7)ユーザーは、印刷設定を片面印刷から両面印刷に変更し、ドキュメントをMFP2に印刷させる。
1)ユーザーは、例えばグーグル社が提供する「Google(登録商標) Docs」をPC3で利用してドキュメントを作成する。
2)ユーザーは、印刷設定画面で次の設定をする。URL登録を「有り」、登録時の印刷を「なし」、次アクションを“選択ダイアログ表示”とする。さらに、サイト内認証情報を「有り」とし、アカウントIDおよびパスワードを入力する。
3)ユーザーはPC3に第2の形態の印刷ジョブ40bを出力させ、MFP2にURLおよび付加情報を登録させる。
4)ユーザーは、自宅のPCを用いてドキュメントを更新する。
5)ユーザーは、MFP2を操作してドキュメントに対応するURLを指定する。操作パネル20において、選択ダイアログ(サイト表示、印刷、印刷設定変更、キャッシュ表示、キャッシュ印刷などの選択肢がある)がポップアップ表示される。
6)ユーザーは、例えばサイト表示を選択し、操作パネル20においてドキュメントを確認する。
7)ユーザーは、印刷設定を片面印刷から両面印刷に変更し、ドキュメントをMFP2に印刷させる。
〔利用例4〕:クーポンのメール送信(利用例1の変形)
1)ユーザーは、PC3を操作してクーポンおよび地図を有したWebページをディスプレイに表示させる。
2)ユーザーは、印刷設定画面Q5,Q56において所望の設定をする。このとき、URL登録を「有り」、登録時の印刷を「有り」、次アクションを「電子メール送信」とし、送信先のメールアドレスを入力する。
3)ユーザーはPC3に印刷ジョブ40aを出力させ、MFP2が印刷したクーポンおよび地図を取得する。
4)ユーザーは、MFP2を操作してクーポンに対応するURLを指定する。
5)ユーザーは、例えば携帯電話機で電子メールを受信し、クーポンの画像データを保存させておく。
6)ユーザーは、クーポンを発行した店を訪れたときに、携帯電話機にクーポンを表示させて店員にクーポンを提示する。
1)ユーザーは、PC3を操作してクーポンおよび地図を有したWebページをディスプレイに表示させる。
2)ユーザーは、印刷設定画面Q5,Q56において所望の設定をする。このとき、URL登録を「有り」、登録時の印刷を「有り」、次アクションを「電子メール送信」とし、送信先のメールアドレスを入力する。
3)ユーザーはPC3に印刷ジョブ40aを出力させ、MFP2が印刷したクーポンおよび地図を取得する。
4)ユーザーは、MFP2を操作してクーポンに対応するURLを指定する。
5)ユーザーは、例えば携帯電話機で電子メールを受信し、クーポンの画像データを保存させておく。
6)ユーザーは、クーポンを発行した店を訪れたときに、携帯電話機にクーポンを表示させて店員にクーポンを提示する。
以上の実施形態によれば、お気に入りリストT1の登録内容の表示において、URLが関係するジョブもそうでないジョブも時系列に表示するジョブ履歴の表示とは異なり、登録されたURLを選択肢として表示するので、ユーザーは所望のURLを容易に選択することができる。さらに、当該URLに関連づけて動作指定情報が記憶されている場合には当該動作指定情報に従った画像形成装置の動作も同時に実行されるので、ユーザーは動作指示やその動作の設定などを省略することができ、ユーザーからみた画像形成装置の利便性が向上する。
上述の実施形態において、MFP2に対してURLの登録を要求するためのツールは、印刷対象の画像データをPDLで記述される印字データに変換する機能をもつプリンタードライバー140に限らない。例えば、印刷対象のドキュメントファイルをそのままMFP2へ送るダイレクト印刷用のアプリケーションにURL登録要求を含む印刷ジョブを作成させるようにしてもよい。
上述の実施形態においては画像形成装置としてMFP2を例示したが、本発明はネットワークプリンタにも適用することができる。次アクションは、画像形成装置が実行することができる範囲内で適宜選定することができる。
1 情報処理システム
2 MFP(画像形成装置)
3,4,5 PC(情報機器)
40,40a,40b 印刷ジョブ
7 LAN(ネットワーク)
20 操作パネル
501 Webページ登録部
511 画面制御部
503 Webページ取得部
505 動作制御部
T1 お気に入りリスト(リスト)
2 MFP(画像形成装置)
3,4,5 PC(情報機器)
40,40a,40b 印刷ジョブ
7 LAN(ネットワーク)
20 操作パネル
501 Webページ登録部
511 画面制御部
503 Webページ取得部
505 動作制御部
T1 お気に入りリスト(リスト)
Claims (9)
- 印刷ジョブを出力する情報機器とネットワークを介して接続される画像形成装置であって、
操作画面の表示が可能な操作パネルと、
前記ネットワークを介して与えられた印刷ジョブにWebページを特定する識別情報が含まれている場合に、任意のWebページを登録するためのリストに前記識別情報を書き込むWebページ登録部と、
前記リストの登録内容を前記操作パネルに表示させる画面制御部と、
前記操作パネルにおいて、前記リストによって記憶されている前記識別情報を指定する操作が行われたときに、前記識別情報によって特定される現在のWebページを取得するWebページ取得部と、を備える
ことを特徴とする画像形成装置。 - さらに、前記操作パネルにおいて前記操作が行われたときに、あらかじめ前記識別情報に関連づけて動作指定情報が記憶されている場合に、当該動作指定情報に従って当該画像形成装置の動作を制御する動作制御部を備え、
前記Webページ登録部は、前記ネットワークを介して与えられた印刷ジョブに前記識別情報とともに前記動作指定情報が含まれている場合に、当該動作指定情報を前記識別情報に関連する情報として前記リストに書き込む
請求項2記載の画像形成装置。 - 前記動作制御部によって制御される動作として、前記Webページ取得部によって取得されたWebページの表示、印刷、印刷の設定のための操作画面の表示、当該取得されたWebページを添付した電子メールの送信、当該取得されたWebページのストレージによる保存、外部の携帯情報機器への当該取得されたWebページの送信、当該取得されたWebページのファクシミリ送信、および動作選択のための操作画面の表示のうちの少なくとも一つが設けられている
請求項3記載の画像形成装置。 - 前記Webページ取得部は、あらかじめ前記識別情報に関連づけてログイン情報が記憶されている場合に、取得すべきWebページを保有するWebサイトに当該ログイン情報を用いて自動ログインし、
前記Webページ登録部は、前記ネットワークを介して与えられた印刷ジョブに前記識別情報とともに前記ログイン情報が含まれている場合に、当該ログイン情報を前記識別情報に関連する情報として前記リストに書き込む
請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。 - Webサイトへのアクセスが可能な画像形成装置を用いる情報処理方法であって、
前記画像形成装置に対する印刷ジョブの発行が可能な情報機器が、Webページの印刷が指示されたのに呼応して、前記Webページを取得するための識別情報の記憶を前記画像形成装置に要求するステップと、
前記画像形成装置が、前記情報機器からの要求を受けて、任意のWebページを登録するためのリストに前記識別情報を書き込んで前記Webページを登録するステップと、
前記画像形成装置が、前記リストによって記憶されている前記識別情報を指定する操作入力を受け付けるステップと、
前記画像形成装置が、前記操作入力の受け付けたのに呼応して、前記識別情報によって特定される現在のWebページを取得するステップと、を有する
ことを特徴とする画像形成装置を用いる情報処理方法。 - 前記情報機器が前記識別情報の記憶を要求するステップにおいて、前記情報機器は、前記画像形成装置が実行すべき処理を示す動作指定情報を前記画像形成装置に与え、
前記画像形成装置が前記Webページを登録するステップにおいて、前記画像形成装置は、前記動作指定情報を前記識別情報に関連する情報として前記リストに書き込み、
前記画像形成装置が前記現在のWebページを取得するステップにおいて、前記画像形成装置は、前記現在のWebページを取得した後または取得する前に、前記動作指定情報の示す処理を実行する
請求項5記載の画像形成装置を用いる情報処理方法。 - Webサイトへのアクセスが可能な画像形成装置にネットワークを介して接続される情報機器において実行されるコンピュータプログラムであって、
前記情報機器が有するコンピュータによって実行されたときに、
前記情報機器において起動中のアプリケーションからのWebページ印刷の指示を受けるステップと、
前記指示における印刷対象であるWebページを特定する識別情報を取得するステップと、
前記識別情報の記憶を要求する印刷ジョブを前記画像形成装置に与えるステップと、を前記コンピュータに実現させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。 - 印刷ジョブを出力する外部装置とネットワークを介して接続される画像形成装置において実行されるコンピュータプログラムであって、
前記画像形成装置が有するコンピュータによって実行されたときに、
前記ネットワークを介して与えられた印刷ジョブにWebページを特定する識別情報が含まれている場合に、任意のWebページを登録するためのリストに前記識別情報を書き込むWebページ登録部と、
前記リストの登録内容を操作パネルに表示させる画面制御部と、
前記操作パネルにおいて、前記リストによって記憶されている前記識別情報を指定する操作が行われたときに、前記識別情報によって特定される現在のWebページを取得するWebページ取得部として、前記コンピュータを動作させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。 - さらに、前記操作パネルにおいて前記操作が行われたときに、あらかじめ前記識別情報に関連づけて動作指定情報が記憶されている場合に、当該動作指定情報に従って当該画像形成装置の動作を制御する動作制御部として前記コンピュータを動作させ、
前記Webページ登録部に、前記ネットワークを介して与えられた印刷ジョブに前記識別情報とともに前記動作指定情報が含まれている場合に、当該動作指定情報を前記識別情報に関連する情報として前記リストに書き込ませる
請求項8記載のコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229525A JP2012081648A (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 画像形成装置、画像形成装置を用いる情報処理方法およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229525A JP2012081648A (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 画像形成装置、画像形成装置を用いる情報処理方法およびコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012081648A true JP2012081648A (ja) | 2012-04-26 |
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ID=46241042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010229525A Pending JP2012081648A (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 画像形成装置、画像形成装置を用いる情報処理方法およびコンピュータプログラム |
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JP (1) | JP2012081648A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014007688A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法 |
JP2014130433A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成システム並びにこれを構成する画像形成装置及び情報処理装置 |
JP2016045683A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷サーバー、印刷システムおよび印刷方法 |
JP2018144404A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 情報処理装置及び画像形成装置 |
-
2010
- 2010-10-12 JP JP2010229525A patent/JP2012081648A/ja active Pending
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