JP2008190426A - エンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンオイル補油口を燃料噴射ポンプカバーに設けて、前記エンジンオイル補油口の配置を自由に変更することができ、容易に着脱可能なエンジンオイル補油口を具備するエンジンを提供する。
【解決手段】燃料噴射ポンプ22が配設されたエンジン1であって、前記燃料噴射ポンプ22を駆動するカム軸の側方を覆い、ギアケースカバー6に着脱可能に設けられたメンテナンス用カバー40に、エンジンオイル補油パイプ50を設けたものである。また、前記メンテナンス用カバー40を正多角形状に形成し、該メンテナンス用カバー40の各角部にネジ孔若しくはボルト孔40d・40d・・・を穿孔したものである。
【選択図】図3
【解決手段】燃料噴射ポンプ22が配設されたエンジン1であって、前記燃料噴射ポンプ22を駆動するカム軸の側方を覆い、ギアケースカバー6に着脱可能に設けられたメンテナンス用カバー40に、エンジンオイル補油パイプ50を設けたものである。また、前記メンテナンス用カバー40を正多角形状に形成し、該メンテナンス用カバー40の各角部にネジ孔若しくはボルト孔40d・40d・・・を穿孔したものである。
【選択図】図3
Description
本発明は、エンジンの技術に関し、特にエンジンオイルを供給する補油口の配置に特徴を有するエンジンに関する。
従来、エンジンにエンジンオイルを補給するためのエンジンオイル補油口は、シリンダブロック側面やギアケースなどに取り付けられている。すなわち、エンジン内部のクランクケースや燃料噴射ポンプ等の潤滑油として使用するエンジンオイルはギアケースと一体的に構成されたエンジンオイル補油口より補給されていた(特許文献1、特許文献2参照)。
また、従来、ギアケースを保護するためのギアケースカバー及び燃料噴射ポンプをメンテナンスするためのカバーがエンジン前面に設けられていた。前記ギアケースカバーは、ギアケースの外側を保護するためにネジやボルト等の締結具によりシリンダブロックに固設されており、その表面は略平面で構成されていた。該ギアケースカバーの表面における燃料噴射ポンプを保護する部分には略円形状の孔が開口されており、該孔を覆うために燃料ポンプ噴射カバーを設けてギアケースカバーとフランジ部にネジやボルト等の締結具で締結する構成としている。該ギアケースカバー及び燃料噴射ポンプカバーネジやボルト等の締結具を取り外すことにより、簡単に取り外し可能となっているため、ギアケース周辺のメンテナンスを容易に行うことができるよう構成されている(特許文献3参照)。
特許第2640838号公報
特開平11−343828号公報
特開2005−351164号公報
しかし、従来のエンジンオイル補油口の配置では、エンジンを本機に搭載する場合に、搭載状態の違いによって、エンジンオイル補油口の向きを変更しなければならないが、エンジンオイル補油口がギアケースと一体的に構成されているため、延長管を設置しなければならなかった。
そこで本発明は、かかる課題に鑑み、エンジンオイル補油口を燃料噴射ポンプカバーに設けて、前記エンジンオイル補油口の配置を自由に変更することができ、容易に着脱可能なエンジンオイル補油口を具備するエンジンを提供する。
そこで本発明は、かかる課題に鑑み、エンジンオイル補油口を燃料噴射ポンプカバーに設けて、前記エンジンオイル補油口の配置を自由に変更することができ、容易に着脱可能なエンジンオイル補油口を具備するエンジンを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、燃料噴射ポンプが配設されたエンジンであって、前記燃料噴射ポンプを駆動するカム軸の側方を覆い、ギアケースカバーに着脱可能に設けられたメンテナンス用カバーに、エンジンオイル補油パイプを設けたものである。
請求項2においては、前記メンテナンス用カバーを正多角形状に形成し、該メンテナンス用カバーの各角部にネジ孔若しくはボルト孔を穿孔したものである。
請求項3においては、前記メンテナンス用カバーを円形状に形成し、該メンテナンス用カバーの周囲に等間隔でネジ孔若しくはボルト孔を穿孔したものである。
請求項4においては、前記エンジンオイル補油パイプは、一端がメンテナンス用カバー表面に連通されて、他端が、エンジン正面視において、メンテナンス用カバーの側方まで延設されているものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、エンジンの基幹部品を変更することなく、メンテナンス用カバーを取り替えるだけで、エンジンオイル補油パイプを具備した仕様に変更することが可能になる。
請求項2においては、メンテナンス用カバーの各角部をギアケースに締め付けることによって該メンテナンス用カバーをギアケースに取り付ける構成、即ちメンテナンス用カバーをギアケースに取り付けるためのネジやボルトが等間隔に螺設される構成となるため、ギアケース若しくはエンジンに対するメンテナンス用カバーの取り付け角度を容易に変更することができる。その結果、部品を追加したり取り換えたりすることなく、エンジンの使用形態に合わせて前記エンジンオイル補油パイプの方向や角度を変更することが可能になる。
請求項3においては、メンテナンス用カバーをギアケースに取り付けるためのネジやボルトが等間隔で螺設されるため、ギアケース若しくはエンジンに対するメンテナンス用カバーの取り付け角度を容易に変更することができる。その結果、部品を追加したり取り換えたりすることなく、エンジンの使用形態に合わせて前記エンジンオイル補油パイプの方向や角度を変更することが可能になる。
請求項4においては、部品を追加したり取り換えたりすることなく、エンジンの使用形態に合わせて前記エンジンオイル補油パイプの延設方向や角度を変更することが可能になり、ギアケースやメンテナンス用カバーが邪魔にならず、容易にオイルを補給することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るエンジンの全体的な構成を示した斜視図、図2はエンジンのギアケースカバー付近を示した正面図、図3はエンジンオイル補油パイプの正面図である。図4は燃料噴射ポンプカバー付近を示した正面図、図5はギアケースカバーの正面図、図6はエンジンオイル補油パイプの正面図である。
図1は本発明の一実施例に係るエンジンの全体的な構成を示した斜視図、図2はエンジンのギアケースカバー付近を示した正面図、図3はエンジンオイル補油パイプの正面図である。図4は燃料噴射ポンプカバー付近を示した正面図、図5はギアケースカバーの正面図、図6はエンジンオイル補油パイプの正面図である。
まず、エンジン1の概略構成について図1を用いて説明する。以下では、図1の矢印A方向を前方として説明する。
エンジン1は中央部にシリンダブロック2が位置し、該シリンダブロック2上側にはシリンダヘッド3が載置固定され、該シリンダブロック2下側にはラダーフレーム(間座)7を介してオイルパン4が配設されている。該シリンダブロック2の一側方(本実施形態においては右方)には、燃料噴射ポンプ22や図示しないクランクケース内で使用されるオイルを濾過するためのフィルター5等が配設されている。また、エンジン1のクランク軸10の後端部(図1における矢印A後方)には図示せぬフライホイルが一体的に固設されており、該フライホイルがフライホイルカバー16にて覆われている。
エンジン1は中央部にシリンダブロック2が位置し、該シリンダブロック2上側にはシリンダヘッド3が載置固定され、該シリンダブロック2下側にはラダーフレーム(間座)7を介してオイルパン4が配設されている。該シリンダブロック2の一側方(本実施形態においては右方)には、燃料噴射ポンプ22や図示しないクランクケース内で使用されるオイルを濾過するためのフィルター5等が配設されている。また、エンジン1のクランク軸10の後端部(図1における矢印A後方)には図示せぬフライホイルが一体的に固設されており、該フライホイルがフライホイルカバー16にて覆われている。
前記エンジン1本体の前面には、燃料噴射ポンプ22の駆動を担う図示せぬカム軸等で構成されるカム機構等を内包するギアケース8が取り付けられて、その前面はギアケースカバー6により覆われている。該ギアケースカバー6の前方において、前記クランク軸10前端部には一体的に駆動プーリ11が固設されている。該駆動プーリ11の上方には従動プーリ12が回動自在に枢支され、該従動プーリ12の回動軸17の前端部には一体的にラジエータファン31が固設されている。該従動プーリ12と前記駆動プーリ11の左方にはテンションプーリ13が枢支されている。これらのプーリ11・12・13にはVベルト等で構成されたベルト15が巻回されており、該ベルト15を介して駆動プーリ11の駆動力が従動プーリ12及びテンションプーリ13へと伝達されて、該従動プーリ12の回動軸17に固設されている前記ラジエータファン31が駆動される構成になっている。
前記テンションプーリ13はエンジン補機の一つであるオルタネータ20の駆動軸20aに一体的に固定されており、該オルタネータ20はそのカバーの一部をテンションプーリ13の支持部とする取付フランジ20bとして、その下部が前記ギアケースカバー6に設けた支持部にボルト等の取付支点21によって支持されている。
次に、オイルパン4のエンジン1への取り付け構造について、詳しくはオイルパン4のシリンダブロック2下方のラダーフレーム7への取り付け構造について説明する。
図1に示すように、シリンダブロック2の下方にはオイルパン4が設けられており、該オイルパン4内には潤滑油が貯溜されている。詳しくは、ボルト等によってシリンダブロック2下部にラダーフレーム7が固設され、同じくボルト等によって該ラダーフレーム7下部にオイルパン4が固設されている。該ラダーフレーム7はシリンダブロック2後端下方からギアケースカバー6下方まで延設されており、該シリンダブロック2前部に取り付けられるギアケース8はラダーフレーム7とも連結されている。
図1に示すように、シリンダブロック2の下方にはオイルパン4が設けられており、該オイルパン4内には潤滑油が貯溜されている。詳しくは、ボルト等によってシリンダブロック2下部にラダーフレーム7が固設され、同じくボルト等によって該ラダーフレーム7下部にオイルパン4が固設されている。該ラダーフレーム7はシリンダブロック2後端下方からギアケースカバー6下方まで延設されており、該シリンダブロック2前部に取り付けられるギアケース8はラダーフレーム7とも連結されている。
詳しくは、オイルパン4には、平面視における外周に図示しないボルト孔が形成されており、該ボルト孔にボルトを螺挿することにより、液体パッキンを介してオイルパン4をラダーフレーム7に固設する構成になっている。該オイルパン4は平面視において略長方形の形状を有し、上部が開口された容器に形成されており、冷間圧延鋼板等を鋳型形成することによって製造されるものである。
オイルパン4には、後面視において右下部にドレン23が設けられており、一定期間が経過して不純物が混ざったり、酸化してしまった潤滑油をオイルパン4から排出できるようになっている。
オイルパン4には、後面視において右下部にドレン23が設けられており、一定期間が経過して不純物が混ざったり、酸化してしまった潤滑油をオイルパン4から排出できるようになっている。
前記ギアケースカバー6の構造について図5を用いて説明する。
前記ギアケースカバー6は前記のとおり、燃料噴射ポンプ22や油圧ポンプや冷却水ポンプ等を駆動するためのギアや軸等を収納するギアケース8の前面を覆う構成となっており、ギアケース8内部を保護している。前記ギアケースカバー6は、表面部6aの周囲にギアケース8に固定するための締結孔6e・6e・・・が所定間隔を開けて設けられ、表面部6aの中央下部にクランク軸を貫通するための開口部6fを設け、左上部に燃料噴射ポンプ22のメンテナンスを行うための開口部6cが設けられ、該開口部6cの周囲にフランジ部を形成して後述する燃料噴射ポンプカバー(メンテナンス用カバー)40の締結孔40d・40d・・・と一致させて締結孔6d・6d・・・を一定間隔開けて設けられている。そして、ギアケースカバー6の背面には補強用の図示せぬリブが構成されている。
前記ギアケースカバー6は前記のとおり、燃料噴射ポンプ22や油圧ポンプや冷却水ポンプ等を駆動するためのギアや軸等を収納するギアケース8の前面を覆う構成となっており、ギアケース8内部を保護している。前記ギアケースカバー6は、表面部6aの周囲にギアケース8に固定するための締結孔6e・6e・・・が所定間隔を開けて設けられ、表面部6aの中央下部にクランク軸を貫通するための開口部6fを設け、左上部に燃料噴射ポンプ22のメンテナンスを行うための開口部6cが設けられ、該開口部6cの周囲にフランジ部を形成して後述する燃料噴射ポンプカバー(メンテナンス用カバー)40の締結孔40d・40d・・・と一致させて締結孔6d・6d・・・を一定間隔開けて設けられている。そして、ギアケースカバー6の背面には補強用の図示せぬリブが構成されている。
次に、ギアケースカバー6に着脱可能に設けるメンテナンス用のカバーである燃料噴射ポンプカバー40について説明する。
該燃料噴射ポンプカバー40は図3に示すように、前記ギアケースカバー6の上部一側に開口した開口部6cを覆うようにボルトもしくはネジ等の締結具によって着脱可能に固設されており、通常は燃料噴射ポンプ22を保護し、燃料噴射ポンプ22やギアケース8のメンテナンス時には容易に取り外すことができる構成となっている。
該燃料噴射ポンプカバー40は図3に示すように、前記ギアケースカバー6の上部一側に開口した開口部6cを覆うようにボルトもしくはネジ等の締結具によって着脱可能に固設されており、通常は燃料噴射ポンプ22を保護し、燃料噴射ポンプ22やギアケース8のメンテナンス時には容易に取り外すことができる構成となっている。
前記燃料噴射ポンプカバーの構造について図2乃至図4を用いて説明する。
前記燃料噴射ポンプカバー40は図3に示すように前面視正六角形状に構成しており、正六角形の各頂点に締結具としてのボルトもしくはネジ等の締結具が螺設されるためのボルト孔若しくはネジ孔である締結孔40d・40d・・・が穿設されている。該締結孔40dと燃料噴射ポンプカバー40の後面に設けたギアケースカバー6の開口部6c周囲に穿設した締結孔6d・6d・・・とをボルトもしくはネジ等の締結具によって締結することにより、前記燃料噴射ポンプカバー40をギアケースカバー6に固設することが可能となっており、通常は燃料噴射ポンプ22を保護し、前記ボルトもしくはネジ等の締結具を取り外すことにより、燃料噴射ポンプ22やギアケース8のメンテナンス時には燃料噴射ポンプカバー40を容易に取り外すことができる構成となっている。
前記燃料噴射ポンプカバー40は図3に示すように前面視正六角形状に構成しており、正六角形の各頂点に締結具としてのボルトもしくはネジ等の締結具が螺設されるためのボルト孔若しくはネジ孔である締結孔40d・40d・・・が穿設されている。該締結孔40dと燃料噴射ポンプカバー40の後面に設けたギアケースカバー6の開口部6c周囲に穿設した締結孔6d・6d・・・とをボルトもしくはネジ等の締結具によって締結することにより、前記燃料噴射ポンプカバー40をギアケースカバー6に固設することが可能となっており、通常は燃料噴射ポンプ22を保護し、前記ボルトもしくはネジ等の締結具を取り外すことにより、燃料噴射ポンプ22やギアケース8のメンテナンス時には燃料噴射ポンプカバー40を容易に取り外すことができる構成となっている。
一方、燃料噴射ポンプカバー40には、エンジンオイル(潤滑油)を補給するエンジンオイル補油パイプ50が設けられている。前記エンジンオイル補油パイプ50は図3の手前側(エンジン外側)へと延設されており、該エンジンオイル補油パイプ50の一端が燃料噴射ポンプカバー40に連通されており、ギアケースカバー6内部へとエンジンオイルを給油することが可能となっている。また、エンジンオイル補油パイプ50は側面視略L字状に折り曲げて、その他端は、ギアケース8と冷却ファン31の間に配置され、正面視において、先端(補油口50a)が燃料噴射ポンプカバー40よりも外側に位置するように延設されている。そして、前記エンジンオイル補油パイプ50の先端がエンジン本体から斜め上側方へ突出させて、エンジンオイルを容易に給油することが可能となる。
該エンジンオイル補油パイプ50の他端側が補油口50aとなっており、該補油口50aはキャップ50bによって開閉できる構成となっている。
該エンジンオイル補油パイプ50の他端側が補油口50aとなっており、該補油口50aはキャップ50bによって開閉できる構成となっている。
本発明にかかる燃料噴射ポンプカバー40は前面視正六角形で構成されており、正六角形の各頂点に締結孔40dが設けられているため、60度ずつ角度を変更することにより、回転前の締結孔40dの位置と回転後の締結孔40dの位置を一致させることが可能となっている。換言すれば、前記燃料噴射ポンプカバーは六回回転対称性を有することとなる。
従って、前記エンジンオイル補油パイプ50の角度を60度ずつ変更することが可能となっているため、図4の二点鎖線で示すように、エンジンオイル補油パイプ50を上方に向けたり、斜め右上方に向けたりすることが可能となり、エンジン1の形状や本機に搭載する際の状態に合わせてエンジンオイル補油パイプ50の位置を変更することが可能となっている。このように構成することにより、使用者の要望に合わせて、エンジンオイル補油パイプ50の位置を自由に変更することが可能となる。
なお、本実施例では燃料噴射ポンプカバー40を前面視正六角形で構成しているが、正多角形で構成されていれば、頂点の数は特に限定するものではない。
従って、前記エンジンオイル補油パイプ50の角度を60度ずつ変更することが可能となっているため、図4の二点鎖線で示すように、エンジンオイル補油パイプ50を上方に向けたり、斜め右上方に向けたりすることが可能となり、エンジン1の形状や本機に搭載する際の状態に合わせてエンジンオイル補油パイプ50の位置を変更することが可能となっている。このように構成することにより、使用者の要望に合わせて、エンジンオイル補油パイプ50の位置を自由に変更することが可能となる。
なお、本実施例では燃料噴射ポンプカバー40を前面視正六角形で構成しているが、正多角形で構成されていれば、頂点の数は特に限定するものではない。
また、図6に示すように、前記燃料噴射ポンプカバー40をエンジン前面視円形状に構成することも可能である。本実施例では、円周の内側に六個の締結孔40d・40d・・・が穿設されている。該締結孔40dと燃料噴射ポンプカバー40の後面に設けたギアケースカバー6の開口部6c周辺に穿設した締結孔6d・6d・・・とをボルトもしくはネジ等の締結具によって締結することにより、前記燃料噴射ポンプカバー40をギアケースカバー6に固設することが可能となっており、通常は燃料噴射ポンプ22を保護し、前記ボルトもしくはネジ等の締結具を取り外すことにより、燃料噴射ポンプ22やギアケース8のメンテナンス時には燃料噴射ポンプカバー40を容易に取り外すことができる構成となっている。
前記締結孔40dは、図6に示すように、二点鎖線で示す同一円上に配置されており、隣接する締結孔40dと成す中心角が全て等しく構成されている。このように構成することにより、前記燃料噴射ポンプカバー40dを一定の角度ずつ回転させることで、回転前の締結孔40dの位置と回転後の締結孔40dの位置を一致させることが可能となる。例えば、図6では六個の締結孔40dが設けられているので、60度ずつ回転させることにより、回転前の締結孔40dの位置と回転後の締結孔40dの位置を一致させることが可能となっている。換言すれば、前記燃料噴射ポンプカバーは六回回転対称性を有することとなる。
従って、前記燃料噴射ポンプカバー40に設けたエンジンオイル補油パイプ50の角度を60度ずつ変更することが可能となっているため、エンジンの形状や本機に搭載する際の状態に合わせてエンジンオイル補油パイプ50の位置を変更することが可能となっている。このように構成することにより、使用者の要望に合わせて、エンジンオイル補油パイプ50の位置を自由に変更することが可能となる。
なお、本実施例では、燃料噴射ポンプカバーを円形で構成し、円周の内側に等間隔で配置した締結孔の数を六個としているが、締結孔は、円周の内側の同一円上に配置されており、隣接する締結孔と成す中心角が全て等しく構成されていれば、特に数量について限定するものではない。
換言すれば、締結孔が同一円上に配置される構成であって、円の中心点を基準に回転したときに、回転前の形状と重なることができる形状であれば、すなわち、複数の回転対称性を有する形状であれば、燃料噴射ポンプカバーの形状は円、多角形に限定するものではない。
従って、前記燃料噴射ポンプカバー40に設けたエンジンオイル補油パイプ50の角度を60度ずつ変更することが可能となっているため、エンジンの形状や本機に搭載する際の状態に合わせてエンジンオイル補油パイプ50の位置を変更することが可能となっている。このように構成することにより、使用者の要望に合わせて、エンジンオイル補油パイプ50の位置を自由に変更することが可能となる。
なお、本実施例では、燃料噴射ポンプカバーを円形で構成し、円周の内側に等間隔で配置した締結孔の数を六個としているが、締結孔は、円周の内側の同一円上に配置されており、隣接する締結孔と成す中心角が全て等しく構成されていれば、特に数量について限定するものではない。
換言すれば、締結孔が同一円上に配置される構成であって、円の中心点を基準に回転したときに、回転前の形状と重なることができる形状であれば、すなわち、複数の回転対称性を有する形状であれば、燃料噴射ポンプカバーの形状は円、多角形に限定するものではない。
以上のように、本発明にかかるエンジン1は、燃料噴射ポンプ22が配設されたエンジン1であって、前記燃料噴射ポンプ22を駆動するカム軸の側方を覆い、ギアケースカバー6に着脱可能に設けられたメンテナンス用カバー40に、エンジンオイル補油パイプ50を設けたものである。このように構成することにより、エンジンの基幹部品を変更することなく、メンテナンス用カバーを取り替えるだけで、エンジンオイル補油パイプを具備した仕様に変更することが可能になる。
また、前記メンテナンス用カバー40を正多角形状に形成し、該メンテナンス用カバー40の各角部にネジ孔若しくはボルト孔40d・40d・・・を穿孔したものである。このように構成することにより、メンテナンス用カバーの各角部をギアケースに締め付けることによって該メンテナンス用カバーをギアケースに取り付ける構成、即ちメンテナンス用カバーをギアケースに取り付けるためのネジやボルトが等間隔に螺設される構成となるため、ギアケース若しくはエンジンに対するメンテナンス用カバーの取り付け角度を容易に変更することができる。その結果、部品を追加したり取り換えたりすることなく、エンジンの使用形態に合わせて前記エンジンオイル補油パイプの方向や角度を変更することが可能になる。
また、別の実施例においては、前記メンテナンス用カバー40を円形状に形成し、該メンテナンス用カバー40の周囲に等間隔でネジ孔若しくはボルト孔40d・40d・・・を穿孔したものである。このように構成することにより、メンテナンス用カバーをギアケースに取り付けるためのネジやボルトが等間隔で螺設されるため、ギアケース若しくはエンジンに対するメンテナンス用カバーの取り付け角度を容易に変更することができる。その結果、部品を追加したり取り換えたりすることなく、エンジンの使用形態に合わせて前記エンジンオイル補油パイプの方向や角度を変更することが可能になる。
また、前記エンジンオイル補油パイプ50は、一端がメンテナンス用カバー40表面に連通されて、他端が、エンジン正面視において、メンテナンス用カバー40の側方まで延設されているものである。このように構成することにより、部品を追加したり取り換えたりすることなく、エンジンの使用形態に合わせて前記エンジンオイル補油パイプの延設方向や角度を変更することが可能になり、ギアケースやメンテナンス用カバーが邪魔にならず、容易にオイルを補給することができる。
1 エンジン
2 シリンダブロック
5 ギアケースカバー
6 ギアケース
40 燃料噴射ポンプカバー
50 エンジンオイル補油パイプ
2 シリンダブロック
5 ギアケースカバー
6 ギアケース
40 燃料噴射ポンプカバー
50 エンジンオイル補油パイプ
Claims (4)
- 燃料噴射ポンプが配設されたエンジンであって、前記燃料噴射ポンプを駆動するカム軸の側方を覆い、ギアケースカバーに着脱可能に設けられたメンテナンス用カバーに、エンジンオイル補油パイプを設けたことを特徴とするエンジン。
- 前記メンテナンス用カバーを正多角形状に形成し、
該メンテナンス用カバーの各角部にネジ孔若しくはボルト孔を穿孔したことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。 - 前記メンテナンス用カバーを円形状に形成し、該メンテナンス用カバーの周囲に等間隔でネジ孔若しくはボルト孔を穿孔したことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
- 前記エンジンオイル補油パイプは、
一端がメンテナンス用カバー表面に連通されて、
他端が、エンジン正面視において、メンテナンス用カバーの側方まで延設されていることを特徴とする請求項2若しくは請求項3に記載のエンジン。
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Cited By (2)
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WO2014010639A1 (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-16 | 川崎重工業株式会社 | エンジンの過給機 |
JP2021007909A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置およびスクラバ用ノズル |
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JP2021007909A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置およびスクラバ用ノズル |
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