JP2007296994A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】船外機において、上部のエンジンカバーの下端位置を余り下げることなく、点火プラグのメンテナンス作業を容易化して船外機を提供することを課題とし、また、下位の点火プラグのメンテナンスを、ボトムカウリングの分解や取外作業を必要とすることなく可能とした船外機を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジンを収容するエンジンルーム4の中心線L1に対し、エンジンシリンダ中心線L2を左右舷側の一側に偏寄させ、偏寄した側の反対側に点火プラグ40を設けた船外機。
【選択図】図5

Description

本発明は、点火プラグの抜き出し等のメンテナンス作業の容易化を簡素な構造で達成するようにした船外機に関するものである。
従来、クランク軸を通る軸線に対して、シリンダ軸線をオフセットした船外機は知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−115817号公報
この公報では、クランク軸22(同公報中の符号を用いる)を通る軸線L1に対し、シリンダ20の中心線L2は距離D1だけピストン21に作用するスラスト力の方向にオフセットされている。
図3に示すように、点火プラグ44は、シリンダヘッド16の中心線L2側の側面に設けられている。
そのため、点火プラグのメンテナンス作業の空間を確保するには、
(ア)ボトムカウリング12(下カバー)を大きくして内側に充分な空間を確保するか、
(イ)トップカウリング13(エンジンカバー)の下端位置を下げて、トップカウリング13を取り外した場合に、点火プラグが側方に露出するようにする必要があった。
(ア)ではボトムカウリングが大きくなり、船外機の大型化に繋がり、同時にトップカウリングとボトムカウリングとが合わさる開口構造をもつので、トップカウリングの大型化に繋がり、船外機の外形の大型化をもたらし、また、トップカウリングの重量も増大する。
(イ)では、トップカウリングの下端位置を下げることは、深いボウル形状のトップカウリングを、より深い形状とすることに繋がり、大型化とともに重量が増加し、トップカウリングの取り外し作業が面倒で煩わしいものとなる。
ところで、船外機にエンジンは、クランクシャフトが縦置きで、シリンダ横向きのバーチカルエンジンが採用されており、大出力の船外機では、複数気筒の4ストロークエンジンを採用している。
このようなエンジンでは、シリンダは、シリンダ軸線を横向きとして上下に複数、例えば4気筒エンジンでは4個のシリンダを上下に配置しており、最上位のシリンダと最下位のシリンダとでは大きな高低差をもって配置されている。
このような複数気筒エンジンでは、エンジン本体が不可避的に縦長となり、トップカウリングのボウル形状がより深くなり易い。
本発明は、船外機の点火プラグのメンテナンス作業の以上の問題点に鑑み、これを解決すべくなされたものである。
本発明は、トップカウリング、即ち、上部のエンジンカバーの下端位置を余り下げることなく、点火プラグのメンテナンス作業を容易化して船外機を提供することを課題とし、また、下位の点火プラグのメンテナンスを、ボトムカウリングの分解や取外作業を必要とすることなく可能とした船外機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エンジンを収容するエンジンルームの中心線に対し、エンジンシリンダ中心線を左右舷側の一側に偏寄させ、偏寄した側の反対側に点火プラグを設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、エンジンルームを下カバーと、これに上方から合わさるエンジンカバーとで構成し、下カバーの点火プラグの抜き取り方向に面する部分に、リッドで開閉自在とした切り欠き部を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2において、下カバーは左舷側と右舷側を構成する左右のカバー半体からなる樹脂製のカバー組立体で構成し、一方のカバー半体に切り欠き部及びリッドを設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は請求項3の何れか1項において、エンジン又はエンジン支持構造体の後半部分にブラケットを固定し、該ブラケットにカバー組立体を構成する左右のカバー半体を固定し、点火プラグの抜き取り方向が、該ブラケットの位置と一致しないようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エンジンを収容するエンジンルームの中心線に対し、エンジンシリンダ中心線を左右舷側の一側に偏寄させ、偏寄した側の反対側に点火プラグを設けたので、エンジンの点火プラグを配置するシリンダヘッドの点火プラグ側の空間が広くなり、点火プラグのメンテナンスがし易くなる。
請求項2に係る発明では、請求項1において、エンジンルームを下カバーと上のエンジンカバーとで構成し、下カバーの点火プラグの抜き取り方向に面する部分に、リッドで開閉自在とした切り欠き部を設けたので、請求項1の効果に加えるに、切り欠き部を設けることで、前記した空間を必要以上に大きくする必要が無く、切り欠き部によるシール性確保を容易にすることができるとともに、リッドにより切り欠き部を開閉することで、点火プラグの抜き出し空間を開閉し、点火プラグのメンテナンスを一層容易化することができる。
請求項3に係る発明では、請求項2において、下カバーは左舷側と右舷側を構成する左右のカバー半体からなる樹脂製のカバー組立体で構成し、一方のカバー半体に切り欠き部及びリッドを設けたので、切り欠き部及びこれを塞ぐリッドは、一方のカバー半体に設ければ良く、左右のカバー半体の取り外しの際、切り欠き部、リッドは一方のカバー半体と一体的に扱えるので、左右の樹脂カバー半体の取り外し、取り付け作業が面倒ではない。
請求項4に係る発明では、請求項2又は請求項3の何れか1項において、エンジン又はエンジン支持構造体の後半部分にブラケットを固定し、該ブラケットにカバー組立体を構成する左右のカバー半体を固定し、点火プラグの抜き取り方向が、該ブラケットの位置と一致しないようにしたので、請求項2又は請求項3の何れかの効果に加えるに、樹脂カバーからなる左右のカバー半体のブラケットからの取り外し、組み付けに際し、左右のカバー半体の分解、組み付け作業が容易化し、分解、組付作業性の向上が図れるとともに、ブラケットと点火プラグが干渉することが無く、点火プラグのメンテナンス作業時には、樹脂カバー及びブラケットはそのままで済む。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、本発明に係る船外機の側面図で、内部機構を破線で示した図、図2は、同船外機の外観後面図、図3は、船外機の下カバーの分解斜視図で、エンジン支持部材や前後のブラケット類を含む斜視図である。
これら図1、図2を参照して船外機の概略構成を説明する。図1及び他の図面において、Frは船外機の前方(推進方向前方)を、Rrは後方を示す。
船外機1は、図1の側面図及び図2の後面図でその外観は示されており、その外観構成は、最上部のエンジンカバー2、この下の下半部であって、左右の舷側構成部材からなり、下カバー組立体を構成する下カバー3を備える。
これらの内部にエンジンを収容するエンジンルーム4を構成し、下カバー3の下部には下半部のエクステンションケース5が延出され、この下に最下部のギヤケース6が接合されており、これら船外機の外観を構成する。
図1の破線で示した構成を含んで船外機の構造を説明する。
上下のカバー2,3で構成されるエンジンルーム4内には、上部にエンジン50が下カバー3内に配設されたマウントケース7(エンジン支持構造体)を介して搭載されており、エンジン50は、クランクシャフト51a縦置き(縦向き)の所謂バーチカルエンジンからなる複数気筒の4ストロークエンジンで構成されている。
エンジン50は、前部のクランクケース51、中間部のシリンダブロック52、最後部のシリンダヘッド53等からなる。シリンダヘッド53から下方に導出された排気、はマウントケース7内の排気通路及びその下流の排気管8を通り。下カバー3(カバー組立体)の下方の空間を通して下方のエクステンションケース5内を通り、ギヤケース6を通ってスクリュー14の中央から主排気として水中に排出される。
シリンダブロック52内には複数のシリンダ52a…(…は複数を表す。以下同じ。実施例では上下に平行して4個のシリンダを並置した4気筒エンジン)を有し、シリンダヘッド53内には吸・排気弁で開閉される燃焼室53a…を有する。
エンジン5のシリンダブロック5bの一側には、電装品ボックス9が、また、これの前方でクランクケース51の側方から前方にかけて吸気サイレンサ10が配設されており、エンジン50の上方には発電機(ACG)11が配設されている。
エンジン50のクランクケース51内を縦通するクランクシャフト51aは、その下端部が縦通する駆動軸12に連結されており、駆動軸12の下端部はギヤケース6内に内装したギヤ機構13に連結する。
ギヤ伝達機構13は、駆動軸12の動力を、ギヤケース4内において前後方向を向いて配置された水平な被動軸13aに伝え、被動軸13aの後端部は、ギヤケース6の後部から後方に突出し、後端部にプロペラ14が固着され、エンジン5の動力でプロペラ14を駆動し、一対のドグクラッチで切り換えることで、プロペラの正逆回転を切り換え、前進又は後進の推進力を得る。
前記した主排気管8から排出される排気は矢印(ア)のように下方に導かれてスクリュー14の中心部から排出されるが、排気の一部を矢印(イ)のように船外機後方を排出する。即ち、主排気管8に隣接してマウントケース6内に排気通路を設け、その下流出口に副排気管15を設置する。副排気管15は、塩化ビニールとラバーの合成材料からなり、後方に曲げられ、下カバー3の後方に開口し、排気の一部を矢印(イ)のように船外機後方を排出する。
一方、下カバー3の一部には検水口16を開口し、検水口16は、エンジン冷却部に冷却水が流れているか、否かを視認するために、冷却水の一部を外部に(下カバーの後方)に排出している。
以上の船外機の前部にはスターンブラケット17をスイベルケース18を介して取付、支持し、18a,18bはスイベルケース18を支持するためのマウントラバーであり、図中7eはオイルパンである。
図2は船外機の後面図で、エンジンルームを構成する上下のカバーの内、上部のエンジンカバー2は一体、或いは一体的な樹脂成形体で構成されるが、下カバー3は左右のカバー体(左右の舷側カバー)で構成され、左右のカバー半体からなり、左右のカバー半体を突き合わせ、接合して一体化するものであって、左右のカバー半体は樹脂成形品で構成される。
カバー半体及び下カバーの構成部材は図3に示す通りであり、下カバー3について説明する。
下カバー3は平面視で半長円形の左右の半体31,35からなる。
上半部31a,35aは前後方向に長く、下半部31b,35bは前後方向の長さが短く、前部の下部31c,35cが後方に潜っており、上半部の前部31d,35dは前方に延出されている。
左右のカバー半体31,35の内側面には、左右で対称的に係合溝部31e(右舷の半体35の係合溝部は隠れて見えないが、同じ位置に設けられている)を設けられ、左右の半体31,35を突き合わせて接合した際、エンジンマウントケース7の周辺フランジ部7f周に囲繞するように嵌着したシール部材7gを嵌合し、マウントケースとの間のシールを行う。
7はエンジンマウントケースで、スイベル軸(操舵軸)内のシフトロッドをを縦通させる孔7b、駆動軸縦通孔7a、エンジン取付フランジ7c、オイルパン7eへの戻り開口、主排気通路の孔7d等を備える。
また、右舷のカバー半体35の上半部の前部35dは、下方に潜った抉った形状とし、上からハーネスの隠蔽カバー32を被せて結合して一体化し、全体として右舷の半体35を構成する。
19は前部ブラケットであり、左右の半体31,35を突き合わせて接合した際、左右の半体31,35の上部31a,35aの後部31d,35dの前端部間にブラケットとして臨む。
前部ブラケット19は右舷側に上向き半円形の受けアーム19aを備え、受けアーム19aと隠蔽カバー32の前端部の下向き半円凹部32aとの間にラバーからなる集束ケーブルホルダ20を挟持し、集束ケーブルのエンジンルーム内への導入、導出保持を行う。
尚、前部ブラケッ19に設けた21は、上カバーの前部に設けたフック2aに係止操作するロック杆及びハンドルからなる操作アームである。
左右のカバー半体31,35の後面31f,35fの上半部には対称的に縦長の係合凹部31g,35gを設け、これの上端部には左右対称的に取付孔31i,35iを設けた取付ボス部31h,35hを起設する。
23は後部ブラケットで、左右のカバー半体31,35の後面上部をエンジン側に取付、支持するものであり、副排気口15の配管、検水口16の配管が後部ブラケット23の裏面側(エンジンルームの外側)に表れている。
以上の下カバー3(カバー組立体)を構成する左右のカバー半体31,35の後部の取り付け、支持構造を説明する。
図4は、図2の要部の拡大図で、上カバー及び下カバーの左右半体のブラケットによる支持部を示す拡大図であり、ブラケット23は板状の縦長で下部が緩やかにU形をなし、全体としては楯形をなす本体24を備える。
板状体24は、カバー3の後面中央部に露出し、板状体24の裏面側すなわちエンジンルーム内側に左右に支持アーム24a,24aがヘ字形に突設されており、この部分でエンジン50のシリンダヘッド53の下半部の左右に突出するように設けた取付座部53b,53bにボルト25,25で固定され、取付支持されている。このようにブラケット23はエンジン側に取付、支持されており、エンジンに代えてエンジンマウントケース7の後面に取付支持しても良い。
以上のブラケット23の本体24の左右には凹溝31j,35jが設けられており、この凹溝31j,35j及び下端部の隙間を介して、左右のカバー半体31,35の係合凹部31g,35gの端縁を挟入する。
ブラケット23の上部には左右に起立片24b,24bが設けられており、起立片24b,24bには図示しないナットが埋設されており、左右のカバー半体31,35の接合部近傍に起設した前述の取付ボス部31h,35hを左右から重ね合わせ、取付孔31i,35iを介してボルト26,26を通し、左右のカバー半体31,35の上部の接合部をブラケット23に結合し、カバー半体31,35の上部の接合部近傍はブラケット23結合され、組着されて取付支持される。
そして、ブラケット本体24の下端部に設けた取付孔24cに化粧ボルトを通し、裏面側に設けたナット24d(図3参照)に左右のカバー半体31,35の係合凹部31g、35gの下部の取付孔31k(図3参照。他方のカバー半体35も同様に有するが、図では隠れている)相互を重ね合わせ、この部分を結合する。
これにより、下カバー組立体を構成する。
以上においては、上カバー2及び下カバー3の後面に露出するのはブラケット23の本体24のみであり、エンジン50への取付部、左右のカバー半体31,35のブラケットへの取付部等はカバーで隠れる。
図4において、2bは上カバーに設けたフックであり、ブラケット23に揺動自在に設けた操作アーム27の凹形の係止杆27aが、ハンドル27bの操作でフック2bに係合し、上カバー2の下カバー3への閉蓋状態をロックするものである。
図4で明らかなように、副排気口15はブラケット23の後面に開口し、また検水口15も同様にブラケット23の後面に開口している。図では、破線で副排気口15に繋がる副排気管15aが示され、マウントケース7に設けた副排気通路7hに連通しており、また、検水口16の部分にチューブ16aが破線で示されている。
図5は、上カバーであるエンジンカバー2を取り外して下カバー3(下カバー組立体)を見た図で、下カバーの前部を省略した図であり、図6は、図5の要部の図でリッドを取り外した説明図である。
エンジン50は、クランクケース51はエンジンルーム4内において前後方向の前部に位置し、中間部にシリンダブロック52が位置し、後部にシリンダヘッド53及びシリンダヘッドカバーが位置する。
シリンダブロック52のシリンダ52aの前後方向に延びる中心線L2は、船外機の左右方向中心線L1に対して図では右側、前後方向を基準とすると左舷側に距離Dだけ偏寄して構成される。
船外機の左右方向中心線L1はクランク軸51aのセンターであり、駆動軸12のセンターであり、エンジンルーム4の左右方向のセンターでもある。
これによりシリンダヘッド53を含むエンジン50は、図の右側、即ち左舷側に偏寄することとなり、反対側の図の左側、船外機の右舷側の空間4aが他方4bに比較して広くなる。
クランク軸51aは矢印方向に回転する。
シリンダヘッド53には燃焼室53aに通じる点火プラグの取付孔53cが広い空間4aの斜め後方を向いて貫通設置されており、取付孔53c内に点火プラグ40が挿通されている。
点火プラグ40は先端部の電極部40aが燃焼室53a内に臨み、点火プラグ40の絶縁体を含む軸状本体40bは取付孔53c内を通って斜め上方に延び、軸状本体40bの上端部に突設した端子は、ハイテンションコードに繋がり、頭部41を構成するキャップ内の端子に接続され、給電される。
点火プラグ40のシリンダヘッド53から外へ突出する頭部41は、シリンダヘッド53内の排気通路部53dとシリンダヘッド53の頭部、即ち、シリンダヘッドカバーとの合わせ面との間に形成されるL形空間53eに臨み、下カバー3の右舷側(図に左側)の後面3aを向き、左右のカバー半体31,35の後部結合部(ブラケット23による結合部分)に頭部41の配置方向は向かず、取付孔53c、点火プラグ40の軸線L3はブラケット23の部分を外して右舷側の側方後方に向いている。
以上において、下カバー3のカバー半体の内、点火プラグ40の軸線L3の延長線上にある半体、即ち図5に左側の半体(右舷側の半体)35の後面135の上部には切り欠き部42を設ける。
切り欠き部42は、上方に開放した凹状に形成されており、前記した点火プラグ40の軸線L3、即ち、点火プラグ40の抜き出し方向と一致するように設けられている。そして切り欠き部42は、実施例では、凹部の外側縁部42aが直線状であり、底縁42bの内方が緩やかに湾曲し、内側縁2cが上方且つ内方に湾曲して構成されている。
以上の切り欠き部42の左右の上縁部はカバー半体35の後面上端縁と合流し、前記したように上方に開放しており、かかる切り欠き部42は、これを塞ぐ形状のリッド43で開閉自在に塞ぐ。
リッド43を取り外した状態を図6で示しており、リッド43は切り欠き部42と一致する形状の板状本体43aを有し、裏面側周囲に補強リブ43bを備え、上部にアーム部43cを有する。
アーム部43cの端部には取付孔43dを設け、一方、切り欠き部42の周辺部で裏面側であって、外側方に寄った部分には支持ステイ44を設け、支持ステイ44には取付ネジ孔44aが設けられており、アーム43cの取付孔43dにボルト45を通してリッド43を切り欠き部42に閉蓋状態で固定する。
尚、図4、図5において53bはカムシャフトである。
以上においては、上のエンジンカバー2を取り外し、露出したボルト45を取り外すことでリッド43は切り欠き部42から取り外すことができ、この状態を図6で示した。
点火プラグ40は軸線L3が切り欠き部42の方向を向いており、点火プラグ40は矢印(ウ)のように切り欠き部42から抜き出すことができる。
この際、この側の空間4aが大きいので、点火プラグの配設と挿脱が容易に行えるとともに、シリンダヘッドの排気部53d等の配置も容易化する。
点火プラグ40の挿脱は、左右のカバー半体31,35がブラケット23によって上部が取付支持されており、ブラケット23と点火プラグの挿脱方向が一致せず、相互の干渉を回避するように構成したので、点火プラグの挿脱に際しブラケットが邪魔になることはない。
また、ブラケット23で左右のカバー半体31,35の上部を固定するようにしたので、必要があって一方のカバー半体を取り外す際、他方のカバー半体はブラケットで支持された状態を維持し、左右のカバー半体がバラバラになることがなく、カバーの取り外し、再組付作業が容易化する。
本発明に係る点火プラグの配置及び点火プラグのメンテナンス用の切り欠き部、これを開閉するリッドは、船外機に好適である。
本発明に係る船外機の側面図で、内部機構を破線で示した図である。 船外機の外観後面図である。 船外機の下カバーの分解斜視図で、エンジン支持部材や前後のブラケット類を含む斜視図である。 図2の要部の拡大図で、上カバー及び下カバーの左右半体のブラケットによる支持部を示す拡大図である。 上カバーであるエンジンカバーを取り外して下カバー(下カバー組立体)を見た図であり、下カバーの前部を省略した図である。 図5の要部の図でリッドを取り外した説明図である。
符号の説明
1…船外機、 2…エンジンカバー、 3…下カバー、 4…エンジンルーム、 31,35…下カバーの左右のカバー半体、 7…エンジン支持構造体、 23…ブラケット、 40…点火プラグ、 42…切り欠き部、 43…リッド、 50…エンジン、 52…シリンダブロック、 52a…シリンダ、 L1…エンジンルームの中心線、 l2…シリンダの中心線。

Claims (4)

  1. エンジンを収容するエンジンルームの中心線に対し、エンジンシリンダ中心線を左右舷側の一側に偏寄させ、
    偏寄した側の反対側に点火プラグを設けた、
    ことを特徴とする船外機。
  2. 前記エンジンルームを下カバーと、これに上方から合わさるエンジンカバーとで構成し、前記下カバーの前記点火プラグの抜き取り方向に面する部分に、リッドで開閉自在とした切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項1記載の船外機。
  3. 前記下カバーは左舷側と右舷側を構成する左右のカバー半体からなる樹脂製のカバー組立体で構成し、一方のカバー半体に前記切り欠き部及びリッドを設けたことを特徴とする請求項2記載の船外機。
  4. エンジン又はエンジン支持構造体の後半部分にブラケットを固定し、該ブラケットに前記カバー組立体を構成する左右のカバー半体を固定し、前記点火プラグの抜き取り方向が、該ブラケットの位置と一致しないようにしたことを特徴とする請求項2及び請求項3何れか1項に記載の船外機。
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