JP2008188787A - 情報隠蔽葉書用シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 用紙の略中央に形成された縦折り用ミシンにより、葉書サイズの大きさを有する宛名用紙と隠蔽用紙とが連接され、前記隠蔽用紙の一端側に沿って開封用ミシンが形成された情報隠蔽葉書用シートであって、前記宛名用紙上及び前記隠蔽用紙上には、表示情報を隠蔽するための地紋印刷が施され、前記宛名用紙の上側には、裏面に強接着剤層が形成された用紙が接着され、前記隠蔽用紙の上側には、裏面に剥離可能な接着剤層及び強接着剤層が形成され、且つ表面に透明粘着剤層が形成された透明紙が接着され、更に、前記隠蔽用紙と前記透明紙が前記開封用ミシンから端部領域においてだけ前記強接着剤層で接着され、前記透明粘着剤層上には剥離紙が剥離可能に貼付されている。
【選択図】 図2
Description
データベースに個人情報が予め登録されている場合には、データベースの登録情報を利用して、プリンタで連続的にそれらの個人情報を連続用紙に印字した後に、折り畳み接着させることで隠蔽葉書を作成する場合もある。
これら隠蔽葉書を作成する際に使用する情報隠蔽用連続用紙は、既に種々の仕様の用紙が知られ用いられているが、表裏面上に剥離可能な接着剤層が設けられ、折り用ミシン目が形成された仕様の用紙が既に知られている。(例えば、特許文献1,2参照)
しかしながら、隠蔽葉書が受取人に届く前に、第三者が不正に開封して内部に印字されている情報を改ざんし、再度、密封して不正行為をはたらくことも考えられるが、従来の隠蔽葉書では、改ざん防止対策がなされていないという問題がある。
図1は、本発明の実施形態に係る情報隠蔽葉書用シートの構成を説明する展開図、図2は、本発明の実施形態に係る情報隠蔽葉書用シートの断面図、図3は、本発明の実施形態に係る情報隠蔽葉書用シートから葉書を作成する状態を示す断面図、図4は、本発明の実施形態に係る情報隠蔽葉書用シートの葉書の表側を示す平面図、図5は、本発明の実施形態に係る情報隠蔽葉書用シートで作成された情報隠蔽葉書を葉書の表側から見た状態を示す斜視図、図6は、本発明の実施形態に係る情報隠蔽葉書用シートで作成された情報隠蔽葉書を葉書の裏側から見た状態を示す斜視図、図7は、本発明の実施形態に係る情報隠蔽葉書用シートで作成された情報隠蔽葉書を見開いた状態を示す斜視図である。
情報隠蔽葉書用シート1は、用紙3の幅方向に対して略中央に形成された縦折り用ミシン2により、左右に、葉書サイズの大きさを有する宛名用紙3aと隠蔽用紙3bとが連接されており、その隠蔽用紙3bには、外側に一端側に沿って開封用ミシン4が形成されている。
そして、宛名用紙3a上及び隠蔽用紙3b上には、情報隠蔽葉書用シート1を用いて2つ折りして作成された葉書内に、印字等で表示された表示情報が、外部から透かして読み取られることを防止して隠蔽するための地紋印刷5が施されている。
この地紋印刷5の絵柄やデザインは、特に限定されるものではなく、任意の絵柄やデザインを用いることができる。
透明紙11の裏面に形成されている強接着剤層9は、隠蔽用紙3b上に透明紙11を重ね合わせた場合に、隠蔽用紙3bに形成されている開封用ミシン4から隠蔽用紙3bの端部までの間の領域に強接着剤層9が重合される部分に形成されている。
また、透明紙11の裏面に形成されている剥離可能な接着剤層8は、隠蔽用紙3b上に透明紙11を重ね合わせた場合に、隠蔽用紙3bに形成されている開封用ミシン4から縦折り用ミシン2までの間の領域に剥離可能な接着剤層8が重合される部分に形成されている。
情報隠蔽葉書用シート1を、切り取りミシンを介して連続状態で帯状に設けた場合には、図1に示すように、情報隠蔽葉書用シート1の両側に搬送用のマージナルパンチ穴13が等間隔でそれぞれ形成されたマージナルパンチ部を設けることが好ましい。
また、この場合には、情報隠蔽葉書用シート1から葉書を作成する際に、マージナルパンチ穴13の部分をスリットするための切り取りミシン14も両側に形成することが好ましい。
また、切り取りミシン14を形成する代わりに、スリット用の罫線を表示させておいてもよい。
尚、図2及び図3には、既にマージナルパンチ穴13が等間隔でそれぞれ形成されたマージナルパンチ用部を切り離した後の状態が示されている。
このコーナーカット15は、情報隠蔽葉書用シート1を2つ折りさせて葉書を形成させた場合に、その葉書の受取人がコーナーカット15の部分から隠蔽用紙3bを摘んで、隠蔽用紙3bをめくり上げることで、開封用ミシン4から隠蔽用紙3bの一部を切り取り、剥離可能な接着剤層8から隠蔽用紙3bを剥離できるように形成されている。
まず、図1又は図4に示すような、左右端側にマージナルパンチ部を有する連続状態の情報隠蔽葉書用シート1から、マージナルパンチ部を切り離すと共に、連続状態の情報隠蔽葉書用シート1を横方向の切り取りミシンから切り離し、単体の情報隠蔽葉書用シート1にする。
この単体の情報隠蔽葉書用シート1をアンケートなどの返信用の葉書用紙として、ダイレクトメールの封筒に同封して顧客などに郵送する。
次に、図3に示すように、剥離紙12を透明粘着剤層10上から剥離させる。
そして、図5、図6に示すように、縦折り用ミシン2から用紙3を2つ折りさせて、宛名用紙3a上に設けられている伝達情報表示用紙7と、透明紙11上に設けられている透明粘着剤層10とを重ね合わせて、透明粘着剤層10によりそれらを接着状態にする。
この状態により、情報隠蔽葉書用シート1を用いた葉書が形成され、その葉書を郵便ポストに投函して郵送させる。
図7には、隠蔽用紙3bを剥離させた状態の葉書が示されているが、伝達情報表示用紙7の上面側には透明紙11が接着され、透明紙11により伝達情報表示用紙7上面に記載された伝達情報16が保護され、透明紙11を透視して伝達情報を読み取ることができる。
また、伝達情報表示用紙7に記載された伝達情報は、透明紙11と透明粘着剤層10とが重ね合わされているので、透視させて読み取れるようにしてある。
2 縦折り用ミシン
3 用紙
3a 宛名用紙
3b 隠蔽用紙
4 開封用ミシン
5 地紋印刷
6,9 強接着剤層
7 伝達情報表示用紙
8 剥離可能な接着剤層
10 透明粘着剤層
11 透明紙
12 剥離紙
13 マージナルパンチ穴
14 切り取りミシン
15 コーナーカット
16 伝達情報
17 宛名情報
Claims (1)
- 用紙の略中央に形成された縦折り用ミシンにより、葉書サイズの大きさを有する宛名用紙と隠蔽用紙とが連接され、前記隠蔽用紙の一端側に沿って開封用ミシンが形成された情報隠蔽葉書用シートであって、
前記宛名用紙上及び前記隠蔽用紙上には、表示情報を隠蔽するための地紋印刷が施され、
前記宛名用紙の上側には、裏面に強接着剤層が形成された用紙が接着され、
前記隠蔽用紙の上側には、裏面に剥離可能な接着剤層及び強接着剤層が形成され、且つ表面に透明粘着剤層が形成された透明紙が接着され、更に、前記隠蔽用紙と前記透明紙が前記開封用ミシンから端部領域においてだけ前記強接着剤層で接着され、
前記透明粘着剤層上には剥離紙が剥離可能に貼付されていることを特徴とする情報隠蔽葉書用シート。
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