JP2008169006A - 物品搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品支持部に支持する物品の種類や形状を極力制限することなく、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求める。
【解決手段】物品状態検出センサー44が、載置体29をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させたときに物品4に備えされた被検出体45を検出作用する状態で、載置体29に設けられ、運転制御手段が、物品状態検出センサー44にて検出される情報に基づいて、物品支持部に支持された物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、走行レールの長手方向における基準位置からのズレ量を求めるように構成されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、水平又は略水平方向に沿う移動経路に沿って移動される移動体に、物品を載置支持する載置体が昇降並びに出退操作自在に設けられ、前記移動経路に沿って位置する物品支持部に対する物品移載用停止位置に前記移動体を移動させるように前記移動体の移動を制御し、且つ、前記移動体が前記物品移載用停止位置に停止する状態において前記物品支持部に支持された物品を取り出す又は前記物品支持部に物品を卸すように前記載置体の出退及び昇降を制御する運転制御手段が設けられた物品搬送装置に関する。
上記のような物品搬送装置は、例えば、自動倉庫に適用され、運転制御手段が、移動体の移動、載置体の出退及び昇降を制御することにより、物品支持部に支持された物品を取り出す又は物品支持部に物品を卸す作業を行うものである。
そして、物品支持部に支持された物品を取り出すときには、物品移載用停止位置に移動体を移動させて載置体を突出させる。このとき、物品を適正に取り出す為には、突出された載置体に対して、物品支持部に支持された物品の姿勢及び位置が適正な姿勢及び位置にあることが必要となる。つまり、物品支持部に支持された物品について、平面視における基準姿勢(例えば、移動経路の長手方向に平行又は略平行な姿勢)であり、移動経路の長手方向における基準位置(例えば、移動経路の長手方向において突出された載置体の中心と物品支持部に支持された物品の中心とが上下に重複する位置)に位置し、且つ、載置体の出退方向における基準位置(例えば、載置体の出退方向において突出された載置体の中心と物品支持部に支持された物品の中心とが上下に重複する位置)に位置することが必要である。
そこで、突出された載置体に対して物品支持部に支持された物品の姿勢及び位置が適正な姿勢及び位置になるように、物品移載用停止位置、載置体の出退方向及び載置体の突出量が予め定められている。
しかしながら、物品支持部の据付誤差等により予め定めた位置からずれて物品支持部が設置されることがあるので、単に、予め設定した物品移載用停止位置に移動体を移動させて載置体を予め設定した突出量だけ突出させるだけでは、突出された載置体に対して物品支持部に支持された物品の姿勢及び位置を適正な姿勢及び位置にすることができないことがある。
そこで、従来の物品搬送装置では、物品支持部に支持された物品の平面視における基準姿勢からの傾きを検出する傾き検出センサー、物品支持部に支持された物品の移動経路の長手方向における端縁を検出する長手方向側端縁検出センサー、及び、物品支持部に支持された物品の載置体の出退方向における端縁を検出する出退方向側端縁検出センサーを、載置体に設け、運転制御手段が、傾き検出センサー、長手方向側端縁検出センサー、及び、出退方向側端縁検出センサーにて検出される情報に基づいて、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、この従来の物品搬送装置では、運転制御手段が、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量に基づいて、物品支持部に対する物品移載用停止位置、載置体の突出量、及び、載置体の出退方向の夫々を補正することにより、突出された載置体に対して物品支持部に支持された物品の姿勢及び位置を適正な姿勢及び位置として、物品支持部に支持された物品を適正に取り出すようにしている。
ちなみに、突出される載置体を案内するガイド体を設けることにより、突出された載置体に対して物品支持部に支持された物品の姿勢及び位置を適正な姿勢及び位置とすることもできる。しかしながら、この場合には、ガイド体と載置体との擦れにより塵埃が発生して、物品支持部や物品が汚れるという問題が生じる虞がある。特に、浄化空気を天井側から床部側に向けて通風するクリーンルーム内では、塵埃の発生によりクリーンルーム内の清浄度が低下することになる。したがって、上記従来の物品搬送装置の如く、載置体に設けたセンサーを用いて、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることが望まれている。
特開2005−193303号公報
上記従来の物品搬送装置では、傾き検出センサー、長手方向側端縁検出センサー、及び、出退方向側端縁検出センサーが、物品支持部に支持された物品を検出対象としているので、物品支持部に支持する物品は、各センサーにて検出できる種類や形状であることが必要となる。
従来の物品搬送装置では、各センサーが、投光した光が物品にて遮光されることにより物品の端縁を検出するものである。したがって、物品支持部に支持する物品の種類としては、透明なものではなく、投光した光を確実に遮光する種類であることが必要である。また、平面視における物品の形状は、各センサーにてその物品の端縁を検出することにより、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができるような形状であることが必要となる。
したがって、上記従来の物品搬送装置では、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる物品の種類や形状が限られたものとなっている。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、物品支持部に支持する物品の種類や形状を極力制限することなく、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる物品搬送装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る物品搬送装置の第1特徴構成は、水平又は略水平方向に沿う移動経路に沿って移動される移動体に、物品を載置支持する載置体が昇降並びに出退操作自在に設けられ、前記移動経路に沿って位置する物品支持部に対する物品移載用停止位置に前記移動体を移動させるように前記移動体の移動を制御し、且つ、前記移動体が前記物品移載用停止位置に停止する状態において前記物品支持部に支持された物品を取り出す又は前記物品支持部に物品を卸すように前記載置体の出退及び昇降を制御する運転制御手段が設けられた物品搬送装置において、
前記物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を検出するための物品状態検出センサーが、前記載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させたときに前記物品に備えされた被検出体を検出作用する状態で、前記載置体に設けられ、前記運転制御手段が、前記載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させたときに前記物品状態検出センサーにて検出される情報に基づいて、前記物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めるように構成されている点にある。
すなわち、運転制御手段が、物品移載用停止位置に移動体を停止させた状態において載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させることにより、載置体に設けられた物品状態検出センサーが物品支持部に支持された物品に備えさせた被検出体を検出する。そして、物品状態検出センサーが被検出体を検出することにより、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めるための情報を得ることができる。したがって、運転制御手段は、物品状態検出センサーにて検出される情報に基づいて、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる。
前記被検出体を物品に備えさせるに当り、物品の種類や形状による制限をほとんど受けることなく、被検出体を形成して物品に備えさせることができるので、物品支持部に支持する物品の種類や形状を適宜変更させることができる。そして、物品に備えさせた被検出体を物品支持部に支持させて、物品状態検出センサーにて被検出体を検出するだけで、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる。
しかも、物品状態検出センサーは、載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させたときに被検出体を検出するので、載置体の出退範囲の中間等に被検出体を検出するものと比べて、実際に物品支持部に支持された物品を取り出すように載置体を突出させた状態において、物品状態検出センサーにて被検出体を検出することができる。したがって、実際の動作に対応させたときの情報を物品状態検出センサーにて得ることができ、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を正確に求めることができる。
したがって、物品支持部に支持する物品の種類や形状を極力制限することなく、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を正確に求めることができる物品搬送装置を提供できるに至った。
本発明に係る物品搬送装置の第2特徴構成は、前記物品状態検出センサーが、前記移動経路の長手方向に並ぶ一対の検出部を備えて構成され、前記被検出体が、前記移動経路の長手方向に平行な長手方向基準線を示し且つ前記一対の検出部が検出自在な長手方向基準線情報、及び、前記移動経路の長手方向と直交する方向に平行な直交方向基準線を示し且つ前記一対の検出部が検出自在な直交方向基準線情報を表示するように構成され、前記運転制御手段が、前記載置体を突出作動させるときに、前記一対の検出部のうちの一方が前記長手方向基準線を検出するときの突出量と他方が前記長手方向基準線を検出するときの突出量との差に基づいて、前記物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、及び、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量を求め、且つ、前記載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において前記移動体を前記移動経路の長手方向に移動させたときに、前記一対の検出部のうちの少なくとも一方が前記直交方向基準線を検出するときの前記移動体についての移動量に基づいて、前記物品支持部に支持された物品についての、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めるように構成されている点にある。
すなわち、被検出体が、長手方向基準線を示し且つ長手方向基準線情報を表示しているので、載置体を突出作動させて載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において一対の検出部にて被検出体における長手方向基準線を検出したときの突出量が、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、及び、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量に対応することになる。つまり、物品支持部に支持された物品が平面視における基準姿勢から傾いていると、その傾きの大きさに応じて、載置体を突出作動させるときに一対の検出部のうちの一方が長手方向基準線を検出するときの突出量と他方が長手方向基準線を検出するときの突出量との差が変化する。また、物品支持部に支持された物品が載置体の出退方向における基準位置からずれていると、そのズレ量の大きさに応じて、載置体を突出作動させるときに検出部が長手方向基準線を検出するときの突出量が変化する。
したがって、運転制御手段が、載置体を突出作動させるときに、一対の検出部のうちの一方が長手方向基準線を検出するときの突出量と他方が長手方向基準線を検出するときの突出量との差を捉えることにより、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、及び、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量を的確に求めることができる。
また、被検出体が、直交方向基準線を示し且つ直交方向基準線情報を表示しているので、載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において移動体を移動経路の長手方向に移動させたときに、一対の検出部のうちの少なくとも一方が被検出体における直交方向基準線を検出するときの移動体の移動量が、物品支持部に支持された物品についての移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量に対応することになる。つまり、物品支持部に支持された物品が移動経路の長手方向における基準位置からズレていると、そのズレ量の大きさに応じて、載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において移動体を移動経路の長手方向に移動させたときに、一対の検出部のうちの少なくとも一方が長手方向基準線を検出するときの移動体についての移動量が変化する。
したがって、運転制御手段が、載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において移動体を前記移動経路の長手方向に移動させたときに、一対の検出部のうちの少なくとも一方が直交方向基準線を検出するときの移動体についての移動量を捉えることにより、物品支持部に支持された物品についての、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を的確に求めることができる。
このように、被検出体を、長手方向基準線を示し且つ長手方向基準線情報、及び、直交方向基準線を示し且つ直交方向基準線情報を表示するだけの簡易な構成としながら、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を的確に求めることができる。
本発明に係る物品搬送装置の第3特徴構成は、前記物品支持部が、物品収納棚における物品収納部と、その物品収納棚における物品搬出入用の物品載置部とを含むものである点にある。
すなわち、物品支持部が、物品収納棚における物品収納部だけでなく、物品収納棚における物品搬出入用の物品載置部も含むので、物品収納部に支持される物品だけでなく、物品載置部に支持されている物品についても、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる。
前記物品載置部は、その物品載置部に物品を搬入する搬入装置や物品載置部から物品を搬出する搬出装置に対して位置を調整する必要があるので、物品収納部に比べて、予め定めた位置からずれた状態で設置される可能性が高くなる。したがって、物品載置部に支持される物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができるので、予め定めた位置からずれた状態で設置された物品載置部に支持された物品の取り出しを適正に行うことができ、特に有用なものとなる。
本発明に係る物品搬送装置の第4特徴構成は、前記載置体が、前記移動体に対して旋回操作自在に構成され、前記運転制御手段が、前記物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量に基づいて、前記物品支持部に対する前記物品移載用停止位置、前記載置体の突出量、及び、前記載置体の出退方向の夫々を補正して、前記物品支持部に支持された物品の取り出しを行うように構成されている点にある。
すなわち、運転制御手段が、物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量に基づいて、物品支持部に対する物品移載用停止位置、載置体の突出量、及び、載置体の出退方向の夫々を補正するので、この補正によって、突出された載置体に対して、物品支持部に支持される物品の姿勢及び位置を適正な姿勢及び位置とすることができる。
そして、運転制御手段が、物品支持部に対する物品移載用停止位置、載置体の突出量、及び、載置体の出退方向の夫々を補正した状態において、移動体の移動、載置体の出退及び昇降を制御して、物品支持部に支持された物品の取り出しを行うので、その物品の取り出しを適正に行うことができる。
本発明に係る物品搬送装置の第5特徴構成は、前記物品として、前記被検出体を備えた検査用のダミー物品が設けられている点にある。
すなわち、被検出体を備えた検査用のダミー物品が設けられているので、物品支持部にダミー物品を支持させることにより、物品支持部に支持されたダミー物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる。
したがって、実際に搬送する物品を用いなくても、物品支持部にダミー物品を支持させるだけで、その物品支持部に支持される物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる。
そして、物品支持部にダミー物品を支持させて、物品支持部に支持されたダミー物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求める作業を、実際に物品搬送装置を稼動させる前に行い、物品支持部に支持される物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を予め求めておくことができる。実際に物品搬送装置を稼動させるときには、予め求めた物品支持部に支持される物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量に基づいて、物品支持部に支持された物品を取り出す作業を行うことができる。したがって、物品支持部に支持された物品を取り出す作業を行うときに、品支持部に支持される物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求める作業を行わなくてもよく、物品支持部に支持された物品を適正に取り出すことができながら、その作業に要する時間の短縮化を図ることができる。
本発明に係る物品搬送装置を自動倉庫に適応した実施形態を図面に基づいて説明する。
この自動倉庫は、図1及び図2に示すように、クリーンルーム内に設置されており、物品収納部1を縦横に並べて複数備えた物品収納棚2と、物品収納棚2の前方の移動空間3を移動して物品収納部1に支持された物品4を取り出す又は物品収納部1に物品4を卸す作業を行う物品搬送装置としてのスタッカークレーン5とが設けられている。
そして、図示は省略するが、クリーンルームでは、天井部から複数の孔部が形成された床部に向けて浄化空気を通風して浮遊する塵埃を床部の下方に排出するように構成されている。前記物品4は、例えば、複数のガラス基板を収納した収納カセットにて構成されている。
前記物品収納棚2は、前方側を互いに向かい合わせてその間に移動空間3を形成する状態で一対設けられている。各物品収納棚2は、棚横幅方向に間隔を隔てて立設された前後一対の支柱6と、前後一対の支柱6に亘る状態で支持されて棚上下方向に間隔を隔てて設けられた載置支持部7とから構成されている。そして、各物品収納部1は、左右一対の載置支持部7により物品4の棚横幅方向の両端部を載置支持する状態で物品4を収納するように構成されている。
外部から物品収納棚2へ物品4を搬入する又は物品収納棚2から外部に物品4を搬出するための物品搬出入部8が、棚横幅方向において物品収納棚2に隣接する箇所に設置されている。物品搬出入部8は、例えば、物品4を載置搬送する搬送コンベヤにて構成されている。
また、物品搬出入部8の他に、物品4に対して所定の処理を行う物品処理設備9との間で物品4の搬出入を行うための物品搬出入用の物品載置部10が設けられている。この物品載置部10は、図1に示すように、物品収納棚2における一番下段に相当する物品収納部1に代えて備えられている。そして、物品処理設備9が、物品収納棚2の前後幅方向において物品収納棚2に隣接する箇所に設けられ、物品載置部10が、物品収納棚2の前後幅方向において物品処理設備9に隣接する箇所に設けられている。
前記物品載置部10には、図3に示すように、スタッカークレーン5にて卸された物品4を水平方向全方位に移動自在に受け止め支持する複数のフローティングユニット42と、スタッカークレーン5にて卸された物品4を水平方向において物品処理設備9との間での授受用適正位置に位置規制する位置規制装置43とが設けられている。
図示は省略するが、フローティングユニット42は、物品4を載置支持する可動部と、その可動部を固定部に対して水平方向全方位に移動自在に支持する転動式支持体と、可動部をスタッカークレーン5にて卸される物品4を受け止め支持する基準位置に復帰付勢する復帰付勢手段とを備えて構成されている。
前記位置規制装置43は、フローティングユニット42にて載置支持された平面視矩形状の物品4の対角線上に位置する2箇所に相当する位置に、物品4の対角線方向に沿って互いに向かい合う方向に物品4を押し操作して授受用適正位置に位置規制する一対の押し操作部49を備えて構成されている。
前記物品載置部10では、スタッカークレーン5にて物品4が卸されると、位置規制装置43にて物品4を授受用適正位置に位置規制する。そして、物品4である収納カセットに収納されたガラス基板に対して物品処理設備9にて所定の処理を行うときには、物品処理設備9に備えた物品移載装置が、物品4である収納カセットからガラス基板を1枚ずつ取り出す。また、物品処理設備9における所定の処理が終了したガラス基板を物品4である収納カセットに収納するときには、物品処理設備9に備えた物品移載装置が位置規制装置43にて授受用適正位置に位置規制された物品4である収納カセットに1枚ずつ収納する。
前記移動空間3には、物品収納棚2の棚横幅方向の全範囲及び物品搬出入部8に亘る移動経路としての走行レール11が床部に左右一対設置されている。そして、スタッカークレーン5が走行レール11上を水平移動するように設けられている。
前記スタッカークレーン5は、図4に示すように、走行レール11に沿って走行自在な移動体としての走行台車12、その走行台車12に立設された昇降マスト13に沿って昇降自在な昇降台14、その昇降台14に装着された物品移載装置15を備えて構成されている。
前記スタッカークレーン5は、走行台車12の走行作動、昇降台14の昇降作動、及び、物品移載装置15の移載作動により、物品収納部1、物品搬出入部8、及び、物品載置部10に支持された物品4を取り出す又は物品収納部1、物品搬出入部8、及び、物品載置部10に物品4を卸すように構成されている。
そして、物品支持部41が、物品収納部1、物品搬出入部8、及び、物品載置部10を含めて構成されている。
前記スタッカークレーン5において、昇降マスト13は、走行台車12の前端部と後端部の夫々に1つずつ前後一対設けられている。そして、昇降マスト13の上端部には、前後一対の昇降マスト13の上端部同士を連結する上部フレーム16が設けられている。
前記昇降台14は、走行台車12に立設した前後一対の昇降マスト13にて昇降自在に案内支持されており、その左右両側に連結した一対の昇降用ワイヤ17にて吊下げ支持されている。
前記昇降用ワイヤ17の夫々は、昇降マスト13の上部に設けられた案内プーリ18に巻き掛けられて、走行台車12の端部に装備した巻き取りドラム20に巻回されている。
前記巻き取りドラム20の夫々には、インバータ式の昇降用電動モータ21が設けられている。そして、2つの昇降用電動モータ21が同期して正逆に回転駆動することにより、一対の昇降用ワイヤ17の繰り出し操作や巻き取り操作を行い、昇降台14を昇降作動させるように構成されている。
前記走行台車12には、昇降台14の下面に設置された反射板22に向けて昇降台14の昇降方向に沿って測距用のビーム光を投射して、昇降台14の昇降方向における昇降台14の昇降位置を検出する昇降用レーザ測距計23が設けられている。昇降用レーザ測距計23は、反射板21にて反射される光を受光することにより、昇降台14の昇降方向における昇降台14までの距離を検出して、昇降台14の昇降位置を検出するように構成されている。
前記スタッカークレーン5において、走行台車12の横幅方向の両端部の夫々には、走行レール11の長手方向に間隔を隔てて一対の走行車輪24が配置されている。一対の走行車輪24のうち、一方の走行車輪は駆動車輪24aとして構成され、他方の走行車輪は遊転自在な従動車輪24bとして構成されている。走行台車12の横幅方向の両端部に配置された駆動車輪24aの夫々には、インバータ式の走行用電動モータ25(図1参照)が設けられている。そして、2つの走行用電動モータ25が同期して正逆に回転駆動することにより、走行台車12を走行レール11に沿って走行させるように構成されている。
前記走行台車12には、走行レール11の一端部に設置された反射板26に向けて走行レール11の長手方向に沿って測距用のビーム光を投射して、走行台車12の走行方向における走行台車12の走行位置を検出する走行用レーザ測距計27が設けられている。走行用レーザ測距計27は、反射板26にて反射される光を受光することにより、走行台車12の走行方向における走行台車12までの距離を検出して、走行台車12の走行位置を検出するように構成されている。
前記物品移載装置15は、図5〜図7に示すように、昇降台14に対して第1上下軸心P1周りに旋回操作自在に支持された旋回台28、及び、物品4を載置支持する載置体29を旋回台28に対して出退自在に支持するリンク機構30を備えている。旋回台28は、旋回台28の下方側に設置された旋回用電動モータ31の作動により第1上下軸心P1周りで旋回作動されるように構成されている。
前記リンク機構30は、旋回台28に対して基端部が第2上下軸心P2周りで回動自在に連結された一対の操作リンク32、及び、その操作リンク32の先端部に対して第3上下軸心P3周りで回動自在に連結され且つ載置体29に対して第4上下軸心P4周りで回動自在に連結された揺動リンク33を備えている。
前記載置体29を突出作動又は引退作動させるために、操作リンク32の基端部に相当する箇所で旋回台28の下方側に出退用電動モータ34が設けられている。前記出退用電動モータ34は、一対の操作リンク32の夫々に対応して一対設けられている。一対の出退用電動モータ34が同期して作動することにより、一対の操作リンク32を同期して第2上下軸心P2周りで揺動させる。そして、図示は省略するが、操作リンク32の動きと揺動リンク33との動きを連係するために、第2上下軸心P2における軸部及び第3上下軸心P3における軸部にチェーンが掛け渡されている。
このようにして、一対の出退用電動モータ34が同期して作動することにより、リンク機構30を操作して載置体29を突出作動又は引退作動させるように構成されている。
前記物品移載装置15は、旋回用電動モータ31の作動により旋回台28を旋回作動して載置体29の出退方向を変更自在で、且つ、一対の出退用電動モータ34を同期作動させて載置体29を出退作動して載置体29を昇降台14に対して突出させる突出状態(図6参照)と載置台29を昇降台14に対して引退させる引退状態(図5参照)とに切換自在に構成されている。そして、載置体29がその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出されたときに突出状態となるように設定されており、且つ、載置体29がその出退範囲の引退側限度に引退されたときに引退状態となるように設定されている。
前記旋回台28の旋回位置が第1基準旋回位置又は第2基準旋回位置であることを検出する基準旋回位置検出センサー35が設けられている。前記第1基準旋回位置は、物品保管棚2の前後幅方向において走行レール11に対して一方側に位置する物品支持部41に対して物品4を移載するときの基準旋回位置である。前記第2基準旋回位置は、物品保管棚2の前後幅方向において走行レール11に対して他方側に位置する物品支持部41に対して物品4を移載するときの基準旋回位置であり、第1基準旋回位置から180度旋回した位置である。
前記基準旋回位置検出センサー35については、図示は省略するが、投受光式のセンサーにて構成されている。そして、基準旋回位置検出センサー35は、旋回台28に設置された被検出板にて投光した光が遮光されることにより、旋回台28の旋回位置が第1基準旋回位置又は第2基準旋回位置であることを検出するように構成されている。
また、旋回用電動モータ31には、基準旋回位置検出センサー35にて第1基準旋回位置又は第2基準旋回位置を検出してからの旋回台28の旋回量を検出することにより旋回台28の旋回位置を検出する旋回用ロータリエンコーダ38が設けられている。
前記載置体29がその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出されて突出状態であることを検出する突出状態検出センサー36と、載置体29がその出退範囲の引退側限度に引退された引退状態であることを検出する引退状態検出センサー37とが設けられている。
前記突出状態検出センサー36及び引退状態検出センサー37については、基準旋回位置検出センサー35と同様に、投受光式のセンサーにて構成されており、操作リンク32の基端部に設置された被検出板にて投光した光が遮光されることにより、突出状態又は引退状態であることを検出する。
また、出退用電動モータ34には、突出状態検出センサー36にて突出状態を検出してからの載置体29の引退量又は引退状態検出センサー37にて引退状態を検出してからの載置体29の突出量を検出することにより、載置体29の出退位置を検出する出退用ロータリエンコーダ39が設けられている。
図8に示すように、スタッカークレーン5の運転を制御する運転制御手段としての運転制御装置40が設けられている。この運転制御装置40は、物品支持部41に対する物品移載用停止位置に物品移載装置15を移動させるべく、走行台車12の走行作動及び昇降台14の昇降作動を制御し、且つ、物品移載装置15を物品移載用停止位置に停止させた状態において物品支持部41に支持された物品4を取り出す又は物品支持部41に物品4を卸すべく、物品移載装置15の移載作動を制御するように構成されている。
前記運転制御装置40は、走行用レーザ測距計27の検出情報に基づいて、走行台車9の走行方向における物品移載用停止位置に物品移載装置15を移動させるべく、走行台車12の走行作動を制御する走行制御部40a、昇降用レーザ測距計23の検出情報に基づいて、昇降台14の昇降方向における物品移載用停止位置に物品移載装置15を移動させるべく、昇降台14の昇降作動を制御する昇降制御部40b、物品支持部41に支持された物品4を取り出す又は物品支持部41に物品4を卸すべく、物品移載装置15の移載作動を制御する移載制御部40cから構成されている。
前記走行制御部40aは、走行用電動モータ25を作動させて走行台車12を走行作動させ、走行用レーザ測距計27にて検出される走行台車12の走行位置が走行台車9の走行方向における物品移載用停止位置になると、走行用電動モータ25を作動停止させて走行台車9の走行方向における物品移載用停止位置に物品移載装置15を位置させる。
前記昇降制御部40bは、昇降用電動モータ21を作動させて昇降台14を昇降作動させ、昇降用レーザ測距計23にて検出される昇降台14の昇降位置が昇降台14の昇降方向における物品移載用停止位置になると、昇降用電動モータ21を作動停止させて昇降台14の昇降方向における物品移載用停止位置に物品移載装置15を位置させる。ちなみに、物品支持部5に物品4を卸すときには、物品支持部5に支持された物品4を取り出すときよりも、昇降台14の昇降方向における物品移載用停止位置が設定距離だけ上方側に設定されている。
前記物品支持部41に支持された物品4を取り出すときには、移載制御部40cが、旋回用電動モータ34の作動を制御して載置体29の出退方向を調整した後、出退用電動モータ34の作動を制御して載置体29を突出作動させる。このとき、突出状態検出センサー36にて突出状態を検出すると、載置体29の突出作動を停止させる。
そして、移載制御部40cは、載置体29を突出作動させた後、昇降制御部40bにて設定距離だけ昇降台14を上昇させることにより、物品支持部5に支持された物品4を載置体29に載置支持させる。その後、移載制御部40cは、出退用電動モータ34の作動を制御して載置体29を引退作動させる。このとき、引退状態検出センサー37にて引退状態を検出すると、載置体29の引退作動を停止させる。
前記物品支持部41に物品4を卸すときには、載置体29を突出作動させた後において、昇降制御部40bにて設定距離だけ昇降台14を下降させる動作だけが異なり、その他の動作については、物品支持部41に支持された物品4を取り出すときと同様の動作である。
このようにして、運転制御装置40が、スタッカークレーン5の運転を制御することにより、物品搬出入部8に支持された物品4を取り出してその取り出した物品4を物品収納部1に卸す作業や、物品収納部1に支持された物品4を取り出してその取り出した物品4を物品載置部10に卸す作業等を行い、物品搬出入部8と物品収納部1と物品載置部10との間で物品4を搬送するように構成されている。
前記物品支持部41に支持された物品4を適正に取り出す為には、突出作動された載置体29に対して、物品支持部41に支持された物品4の姿勢及び位置が適正な姿勢及び位置にあることが必要となる。つまり、物品支持部41に支持された物品4について、平面視における基準姿勢(例えば、走行レール11の長手方向に平行又は略平行な姿勢)であり、走行レール11の長手方向における基準位置(例えば、走行レール11の長手方向において突出された載置体29の中心と物品支持部41に支持された物品4の中心とが上下に重複する位置)に位置し、且つ、載置体29の出退方向における基準位置(例えば、載置体29の出退方向において突出された載置体29の中心と物品支持部41に支持された物品4の中心とが上下に重複する位置)に位置することが必要である。
そこで、突出作動された載置体29に対して物品支持部41に支持された物品4の姿勢及び位置が適正な姿勢及び位置になるように、物品移載用停止位置、載置体29の出退方向及び載置体29の突出量が予め定められており、運転制御装置40が、その物品移載用停止位置、載置体29の出退方向及び載置体29の突出量を記憶している。
しかしながら、物品支持部41の据付誤差等により予め定めた位置からずれて物品支持部41が設置されることがあるので、物品支持部41に支持された物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量、及び、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量を求めるようにしている。
図9に示すように、物品支持部41に支持された物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量、及び、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量を検出するための物品状態検出センサー44が、載置体29の先端部の上面部に設けられている。前記物品状態検出センサー44は、載置体29をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させたときに物品4に備えさせた被検出体(例えば、反射シール)45を検出作用するように設けられている。
前記物品状態検出センサー44は、走行レール11の長手方向に並ぶ一対の検出部46を備えて構成されている。一対の検出部46の夫々は、例えば、フォトインタラプタ型センサーであり、投光した光が被検出体45にて反射されてその反射された光を受光することにより被検出体45の端部を検出するように構成されている。
前記被検出体45は、走行レール11の長手方向に平行な長手方向基準線47を示し且つ一対の検出部46が検出自在な長手方向基準線情報、及び、走行レール11の長手方向と直交する方向に平行な直交方向基準線48を示し且つ一対の検出部46が検出自在な直交方向基準線情報を表示するように構成されている。そして、被検出体45は、載置体29の出退方向の突出側が幅狭で且つ載置体29の出退方向の引退側が幅広のL状に形成されており、走行レール11の長手方向に間隔を隔てて一対設けられている。また、長手方向基準線47が、被検出体45の幅広部分のうち、載置体29の出退方向の突出側端部に位置する直線にて形成されており、且つ、直交方向基準線48が、被検出体45の幅狭部分のうち、一対の被検出体45が向かい合う側端部に位置する直線にて形成されている。
そして、一対の検出部46と被検出体45との位置関係については、物品支持部41に支持された物品4が、平面視における基準姿勢であり、走行レール11の長手方向における基準位置に位置し、且つ、載置体29の出退方向における基準位置に位置すると、図中点線で示すように、一対の検出部46の夫々が被検出体45における点Cに位置するように設定されている。
前記運転制御装置40は、物品支持部41に対する物品移載用停止位置に物品移載装置15を位置させた状態において載置体29を突出作動させて、載置体29をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させたときに物品状態検出センサー44にて検出される情報に基づいて、物品支持部41に支持された物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量、及び、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量を求めるように構成されている。
まず、物品支持部41に支持された物品4についての平面視における基準姿勢からの傾きの求め方について説明する。
図10に示すように、物品支持部41に支持された物品4が平面視における基準姿勢から傾いている場合を考える。物品支持部41に支持された物品4を基準姿勢とするためには、載置体29が昇降台14に引退した引退状態において旋回台28を旋回作動させることになる。そこで、物品支持部41に支持された物品4についての平面視における基準姿勢からの傾きを、物品4を基準姿勢とするために旋回台28を旋回作動させる旋回補正量Pとして求める。
図10において、引退状態において旋回台28を旋回作動させるときの旋回中心をMとしている。
物品4が基準姿勢から傾いている角度θ1は、三角形S1の内角θ2と等しくなる。そして、三角形S1の内角θ2は十分に小さく、且つ、三角形S1は直角三角形とみなせるので、下記の(式1)の関係式が成り立つ。
θ1=θ2=arctan(L1/L2) ・・・・・(式1)
ただし、L1は、載置体29を突出作動させるときに、一対の検出部46のうちの一方(図中左側)が長手方向基準線47を検出するときの突出量と他方(図中右側)が長手方向基準線47を検出するときの突出量との差に相当する距離である。L2は、走行レール11の長手方向における一対の被検出体45の設置間隔である。
物品4の平面視における基準姿勢からの傾き角度θ1は三角形S2の内角であり、三角形S2の内角θ1は十分に小さく、三角形S2は直角三角形とみなせるので、下記の(式2)の関係式が成り立つ。
tanθ1=P/L3 ・・・・・(式2)
ただし、L3は、載置体29が昇降台14に引退した引退状態において旋回台28が旋回作動するときの旋回半径である。
そして、(式2)に(式1)を代入することにより下記の(式3)が得られ、旋回補正量L3について(式3)を整理すると、下記の(式4)が得られる。
tan(arctan(L1/L2))=P/L3 ・・・・・(式3)
P=(L1/L2)×L3 ・・・・・(式4)
前記載置体29を突出作動させたときに、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するときの出退用ロータリエンコーダ39の検出値と他方が長手方向基準線47を検出するときの出退用ロータリエンコーダ39の検出値との差からL1を求めることができる。そして、L2及びL3が既定値であるので、(式4)にて旋回補正量Pを求めることができる。
このようにして、運転制御装置40は、載置体29を突出作動させるときに、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するときの突出量と他方が長手方向基準線47を検出するときの突出量との差に基づいて、旋回補正量Pを求めるように構成されている。
次に、物品支持部41に支持された物品4についての載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量の求め方について説明する。
前記物品支持部41に支持された物品4を載置体29の出退方向における基準位置とするためには、載置体29の突出量を補正することになる。そこで、物品支持部41に支持された物品4についての載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量を、物品4を載置体29の出退方向における基準位置とするための載置体29の出退補正量Qとして求める。
図10において、一対の検出部46の一方(図中右側)が被検出体45の長手方向基準線47を検出してから突出状態となるまでの載置体29の突出量L4は、下記の(式5)により求めることができる。ちなみに、図10において、載置体29の突出量がゼロである点をNとしている。
L4=L5−L6 ・・・・・(式5)
ただし、L5は、引退状態から突出状態に切り換えるまでの予め定められた載置体29の突出量である。L6は、引退状態から一対の検出部46の一方(図中右側)が被検出体45の長手方向基準線47を検出するまでの載置体29の突出量である。
そして、物品4を基準姿勢にするために旋回補正量Pだけ旋回台28を旋回作動させる補正用旋回作動を行うと、載置体29の出退方向において載置体29が突出側にL1/2だけ移動することになる。したがって、補正用旋回作動を行った後においては、一対の検出部46の一方(図中右側)が被検出体45の長手方向基準線47を検出した位置からの載置体29の突出量L4’は、下記の(式6)にて求めることができるので、出退補正量L8は、下記の(式7)にて求めることができる。
L4’=(L5−L6)+L1/2 ・・・・・(式6)
Q=L7−L4’=L7−{(L5−L6)+L1/2} ・・・・・(式7)
ただし、L7は、物品支持部41に支持された物品4を取り出すために、一対の検出部46の一方(図中右側)が被検出体45の長手方向基準線47を検出してから予め設定された載置体29の突出量である。
前記載置体29を突出作動させたときに、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するときの出退用ロータリエンコーダ39の検出値と他方が長手方向基準線47を検出するときの出退用ロータリエンコーダ39の検出値との差からL1を求めることができ、且つ、載置体29を突出作動させたときに、引退状態から一対の検出部46の一方(図中右側)が長手方向基準線47を検出するまでの出退用ロータリエンコーダ39の検出値からL6を求めることができる。そして、L5及びL7が既定値であるので、(式7)にて出退補正量Qを求めることができる。
このようにして、運転制御装置40は、載置体29を突出作動させるときに、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するときの突出量と他方が長手方向基準線47を検出するときの突出量との差、及び、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するまでの突出量に基づいて、物品支持部41に支持された物品4についての、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量を求めるように構成されている。
次に、物品支持部41に支持された物品4についての走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量の求め方について説明する。
前記物品支持部41に支持された物品4を走行レール11の長手方向における基準位置とするためには、走行台車9の走行位置を補正することになる。そこで、物品支持部41に支持された物品4についての走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量を、物品4を走行レール11の長手方向における基準位置とするための走行台車9の移動補正量Rとして求める。
前記補正用旋回作動を行い、且つ、物品4を載置体29の出退方向における基準位置とするために載置体29の突出量を出退補正量Qだけ補正して載置体29を出退作動させる補正用出退作動を行う。そして、図11(イ)に示すように、一対の検出部45の一方(図中右側)が被検出体45から外れた位置となると、運転制御装置40は、載置体29をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において、図11(ロ)に示すように、その外れた位置にある一方(図中右側)の検出部46が直交方向基準線48を検出してから設定移動距離K1だけ移動するまで走行台車9を走行レール11の長手方向に移動させるズレ量検出用走行作動を行う。このズレ量検出用走行作動を行うことによって、物品支持部41に支持された物品4が走行レール11の長手方向における基準位置となるように載置体29を移動させる。
そして、運転制御装置40は、ズレ量検出用走行作動において、走行用レーザ測距計27の検出情報に基づいて、被検出体45から外れた位置にあった一方の検出部46が直交方向基準線48を検出するまでの走行台車9の移動距離K2を求め、その移動距離K2に設定移動距離K1に加算することにより移動補正量Rを求めることができる。
このようにして、運転制御装置40は、載置体29をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において走行台車9を走行レール11の長手方向に移動させたときに、一対の検出部46のうちの少なくとも一方が直交方向基準線48を検出するときの走行台車9についての移動量に基づいて、物品支持部41に支持された物品4についての、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量を求めるように構成されている。
また、一対の検出部46の両方が被検出体45と重複する位置にある場合や、一対の検出部46の両方が被検出体45から外れた位置にある場合には、ズレ量検出用走行作動において、まず、図11(イ)に示すように、一対の検出部46の一方が被検出体45から外れた位置となるように、走行レール11の長手方向に走行台車9を検出用設定距離だけ移動させる。その後は、上述の動作と同様に、外れた位置にある一方の検出部46が直交方向基準線48を検出してから設定移動距離K1だけ移動するまで走行台車9を走行レール11の長手方向に移動させる。
この場合には、運転制御装置40は、検出用設定距離と移動距離K2と設定移動距離K1とにより移動補正量Rを求める。
前記被検出体45が走行レール11の長手方向に幅広の幅広部分を備え、その幅広部分の端部に位置する直線を長手方向基準線47としていることから、物品支持部41に対する物品移載用停止位置に物品移載装置15を位置させた状態において載置体29を突出作動させたときに、物品状態検出センサー44にて被検出体45の長手方向基準線47を的確に検出できることになる。
また、被検出体45が走行レール11の長手方向に幅狭の幅狭部分を備え、その幅狭部分の端部に位置する直線を直交方向基準線48としていることから、ズレ量検出用走行作動を行うときの走行台車9の走行距離を極力短くすることができるので、移動補正量Rを求めるための作業にかかる時間の短縮化を図ることができる。
前記物品支持部41に支持された物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量を求める動作について、図12のフローチャートに基づいて説明する。
まず、運転制御装置40は、物品4が支持された物品支持部41に対する物品移載用停止位置に物品移載装置15を移動させるべく、走行制御部40aにて走行台車12の走行作動を制御し且つ昇降制御部40bにて昇降台14の昇降作動を制御する(ステップ1)。
そして、運転制御装置40は、移載制御部40cにて物品移載装置15の移載作動を制御して載置体29を突出作動させて、突出状態検出センサー36にて突出状態を検出するまで載置体29の突出作動を継続させる(ステップ2,3)。
前記運転制御装置40は、載置体29を突出作動させたときに、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するときの突出量と他方が長手方向基準線47を検出するときの突出量との差に基づいて、(式4)を用いて旋回補正量Pを求めるとともに、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するときの突出量と他方が長手方向基準線47を検出するときの突出量との差、及び、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するまでの突出量に基づいて、(式7)を用いて出退補正量Qを求める(ステップ4,5)。
その後、運転制御装置40は、補正用旋回作動を行うことにより物品支持部41に支持された物品4を平面視における基準姿勢とし、補正用出退作動を行うことにより物品支持部41に支持された物品4を載置体29の出退方向における基準位置とする(ステップ6,7)。
そして、運転制御装置40は、ズレ量検出用走行作動を行い、そのときの走行用レーザ測距計27の検出情報に基づいて、移動補正量Rを求める(ステップ8,9)。
前記運転制御装置40は、求めた物品支持部41に支持された物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量に基づいて、載置体29の出退方向、載置体29の突出量、及び、物品支持部41に対する物品移載用停止位置の夫々を補正して、物品支持部41に支持された物品4の取り出しを行うように構成されている。
説明すると、運転制御装置40は、予め定められた載置体29の出退方向から旋回補正量Pだけ載置体29の出退方向を補正し、予め定められた載置体29の突出量から出退補正量Qだけ載置体29の突出量を補正し、且つ、予め定められた物品移載用停止位置から移動補正量Rだけ物品移載用停止位置を補正する。そして、運転制御装置40は、補正した物品移載用停止位置に物品移載装置15を移動させるべく、走行制御部40aにて走行台車12の走行作動を制御し且つ昇降制御部40bにて昇降台14の昇降作動を制御するとともに、補正した物品移載用停止位置に物品移載装置15を位置させた状態において、補正した載置体29の出退方向に載置体29を出退させ且つ補正した載置体29の突出量だけ載置体29を突出作動させるべく、移載制御部40cにて物品移載装置15の移載作動を制御するように構成されている。
前記物品4として、図13に示すように、被検出体45を備えた検査用のダミー物品4aが設けられている。このダミー物品4aは、平面視において物品4と同じ形状の板状体にて形成されている。
そして、実際に搬送する物品4を用いなくても、物品支持部41にダミー物品4aを支持させることにより、その物品支持部41に支持される物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる。
そこで、実際にスタッカークレーン5を稼動させる前に、物品支持部41に検査用のダミー物品4aを支持させて、その物品支持部41に支持される物品4についての旋回補正量P、出退補正量Q及び移動補正量Rを求める作業を、全ての物品支持部41について行う。そして、運転制御装置40は、物品支持部41の全てについて、その物品支持部41に支持される物品4についての旋回補正量P、出退補正量Q及び移動補正量Rを求めて、物品支持部41の全てについて、載置体29の出退方向、載置体29の突出量、及び、物品移載用停止位置の夫々を補正してその補正した情報を記憶している。
そして、実際にスタッカークレーン5を稼動させるときには、運転制御装置40が、記憶している補正した載置体29の出退方向、補正した載置体29の突出量、及び、補正した物品移載用停止位置に基づいて、物品支持部41に支持された物品4を取り出すべく、スタッカークレーン5の運転を制御するように構成されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、物品支持部41にダミー物品4aを支持させることにより、その物品支持部41に支持される物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量を求めるが、実際に物品支持部41に物品4を支持させることにより、その物品支持部41に支持される物品4についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体29の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、走行レール11の長手方向における基準位置からのズレ量を求めることができる。
この場合には、実際にスタッカークレーン5を稼動させるときに、物品支持部41に支持される物品4を取り出す作業を行う際に、その物品支持部41に支持される物品4についての旋回補正量P、出退補正量Q及び移動補正量Rを求めることができる。そして、運転制御装置40は、求めた旋回補正量P、出退補正量Q及び移動補正量Rに基づいて、載置体29の出退方向、載置体29の突出量、及び、物品支持部41に対する物品移載用停止位置の夫々を補正して、物品支持部41に支持された物品4の取り出しを行う。
(2)上記実施形態では、被検出体45を走行レール11の長手方向において幅広部分と幅狭部分とを備えたL状に形成しているが、例えば、矩形状とする等その形状については適宜変更が可能である。
また、被検出体45を一対設けているが、被検出体45を1つ設けて実施することも可能である。この場合、例えば、被検出体45を凹状とすることが可能である。
(3)上記実施形態では、載置体29を突出作動させたときに、一対の検出部46のうちの一方が長手方向基準線47を検出するときの突出量と他方が長手方向基準線47を検出するときの突出量との差に基づいて、旋回補正量P及び出退補正量Qを求め、載置体29をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において走行台車9を走行レール11の長手方向に移動させたときに、一対の検出部46のうちの少なくとも一方が直交方向基準線48を検出するときの走行台車9についての移動量に基づいて、移動補正量Rを求めているが、旋回補正量P、出退補正量Q及び移動補正量Rの求め方については適宜変更が可能である。
(4)上記実施形態では、走行用レーザ測距計27により走行台車12の走行位置を検出するようにしているが、例えば、走行レール11の基準位置からの走行距離を検出するロータリエンコーダを走行台車12に設けることにより、このロータリエンコーダにて走行台車12の走行位置を検出することもできる。走行台車12の走行位置を検出する検出手段については適宜変更が可能である。
また、昇降台14の昇降位置を検出する検出手段についても、昇降用レーザ測距計23に限らず、適宜変更が可能である。
(5)上記実施形態では、物品移載装置15として、載置体29を旋回台28に対して出退自在に支持するリンク機構30を備えたものを例示したが、例えば、多段フォーク式の物品移載装置を適応することも可能であり、各種の物品移載装置を適応することが可能である。
自動倉庫の縦断面図 自動倉庫の横断面図 物品載置部の平面図 スタッカークレーンの側面図 引退状態におけるスタッカークレーンの平面図 突出状態におけるスタッカークレーンの平面図 物品移載装置の縦断面図 自動倉庫の制御ブロック図 物品状態検出センサーと被検出体とを示す図 物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、及び、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量を求めるための説明図 物品支持部に支持された物品についての、走行レールの長手方向における基準位置からのズレ量を求めるための説明図 物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、走行レールの長手方向における基準位置からのズレ量を求めるための動作を示すフローチャート 検査用のダミー物品を示す図
符号の説明
1 物品収納部
2 物品収納棚
4 物品
4a 検査用のダミー物品
10 物品載置部
11 移動経路
12 移動体
29 載置体
40 運転制御手段
41 物品支持部
44 物品状態検出センサー
45 被検出体
46 検出部
47 長手方向基準線
48 直交方向基準線

Claims (5)

  1. 水平又は略水平方向に沿う移動経路に沿って移動される移動体に、物品を載置支持する載置体が昇降並びに出退操作自在に設けられ、
    前記移動経路に沿って位置する物品支持部に対する物品移載用停止位置に前記移動体を移動させるように前記移動体の移動を制御し、且つ、前記移動体が前記物品移載用停止位置に停止する状態において前記物品支持部に支持された物品を取り出す又は前記物品支持部に物品を卸すように前記載置体の出退及び昇降を制御する運転制御手段が設けられた物品搬送装置であって、
    前記物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を検出するための物品状態検出センサーが、前記載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させたときに前記物品に備えされた被検出体を検出作用する状態で、前記載置体に設けられ、
    前記運転制御手段が、前記載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させたときに前記物品状態検出センサーにて検出される情報に基づいて、前記物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めるように構成されている物品搬送装置。
  2. 前記物品状態検出センサーが、前記移動経路の長手方向に並ぶ一対の検出部を備えて構成され、
    前記被検出体が、前記移動経路の長手方向に平行な長手方向基準線を示し且つ前記一対の検出部が検出自在な長手方向基準線情報、及び、前記移動経路の長手方向と直交する方向に平行な直交方向基準線を示し且つ前記一対の検出部が検出自在な直交方向基準線情報を表示するように構成され、
    前記運転制御手段が、前記載置体を突出作動させるときに、前記一対の検出部のうちの一方が前記長手方向基準線を検出するときの突出量と他方が前記長手方向基準線を検出するときの突出量との差に基づいて、前記物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、及び、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量を求め、且つ、前記載置体をその出退範囲の突出側限度又はその近くに突出させた状態において前記移動体を前記移動経路の長手方向に移動させたときに、前記一対の検出部のうちの少なくとも一方が前記直交方向基準線を検出するときの前記移動体についての移動量に基づいて、前記物品支持部に支持された物品についての、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量を求めるように構成されている請求項1に記載の物品搬送装置。
  3. 前記物品支持部が、物品収納棚における物品収納部と、その物品収納棚における物品搬出入用の物品載置部とを含むものである請求項1又は2に記載の物品搬送装置。
  4. 前記載置体が、前記移動体に対して旋回操作自在に構成され、
    前記運転制御手段が、前記物品支持部に支持された物品についての、平面視における基準姿勢からの傾き、前記載置体の出退方向における基準位置からのズレ量、及び、前記移動経路の長手方向における基準位置からのズレ量に基づいて、前記物品支持部に対する前記物品移載用停止位置、前記載置体の突出量、及び、前記載置体の出退方向の夫々を補正して、前記物品支持部に支持された物品の取り出しを行うように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品搬送装置。
  5. 前記物品として、前記被検出体を備えた検査用のダミー物品が設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品搬送装置。
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