JP6962306B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上下方向視で矩形状の枠体と、前記枠体に取り付けられる薄板材と、を有する物品を搬送する物品搬送装置に関する。
このような物品搬送装置の搬送対象である物品には、薄板材の端部が枠体に対して側方に突出したものが存在する。例えば、下記の特許文献1には、矩形状の枠体(フレーム15)と、枠体に取り付けられる薄板材(蒸着マスク20)と、を有し、薄板材の端部が枠体の短辺に沿って枠体から外方に突出した物品(蒸着マスク装置10)が開示されている。なお、背景技術の説明において括弧内に示す部材名及び符号は、特許文献1のものである。
一般的に、上記のような物品に対して、枠体に対して側方に突出した薄板材の端部を切除する切除工程を行う。そのため、物品搬送装置は、切除工程を行う切除設備に物品を搬送する必要がある。しかしながら、物品搬送装置が切除設備に搬送する物品として、既に切除工程を行う等して薄板材の端部が枠体に対して側方に突出していない物品が誤って選択される可能性がある。このような場合、当該物品を切除設備に搬送するという無駄な搬送動作を行うことになると、物品搬送装置の稼働効率が低下することになる。
特開2018−127721号公報(図1)
そこで、搬送対象の物品に、枠体に対して側方に突出した薄板材の端部が存在するか否かを検知可能な物品搬送装置の実現が望まれる。
上記に鑑みた、物品搬送装置の特徴構成は、
上下方向視で矩形状の枠体と、前記枠体に取り付けられる薄板材と、を有する物品を搬送する物品搬送装置であって、
収納部へ前記物品を収納し又は前記収納部から前記物品を取り出す移載動作を行う移載部と、
前記移載部によって前記移載動作が行われる前記物品の前記薄板材を検知対象とする第1センサ及び第2センサと、を備え、
前記上下方向視で前記移載部による前記物品の移載方向に直交する方向を第1方向とし、前記移載方向を第2方向として、
前記移載部は、前記枠体の一辺が前記第1方向又は前記第2方向に沿う状態で、前記物品を支持し、
前記第1センサは、前記薄板材が、前記第1方向に沿って前記枠体の外方に突出する第1端部を有しているか否かを検知し、
前記第2センサは、前記薄板材が、前記第2方向に沿って前記枠体の外方に突出する第2端部を有しているか否かを検知する点にある。
この特徴構成によれば、移載部によって移載動作が行われる物品に対して、第1センサによって薄板材の第1端部の有無を検知することができ、第2センサによって薄板材の第2端部の有無を検知することができる。したがって、搬送対象の物品に、枠体から側方に突出した薄板材の端部が存在するか否かを適切に検知することができる。その結果、物品の不要な搬送動作が行われることを回避して、物品搬送装置の稼働効率が低下することを抑制できる。
実施形態に係る物品搬送装置を備えた物品搬送設備の平面図 物品を示す図 実施形態に係る物品搬送装置の斜視図 突出状態及び引退状態の移載部を示す平面図 実施形態に係る物品搬送装置の要部を示す正面図 実施形態に係る物品搬送装置の要部を示す側面図 実施形態に係る物品搬送装置の要部を示す斜視図 実施形態に係る物品搬送装置の制御ブロック図
以下では、実施形態に係る物品搬送装置1について図面を参照して説明する。図1に示すように、物品搬送装置1は、物品Wを搬送する装置である。本実施形態では、物品搬送装置1は、物品搬送設備100に設けられている。
物品搬送設備100は、物品搬送装置1に加えて、物品搬送装置1の走行経路を構成する走行レール2と、走行レール2に沿って配置された複数の収納部31を有する保管棚3と、を備えている。本実施形態では、物品搬送装置1、走行レール2、及び保管棚3は、側壁部4によって囲まれた領域に配置されている。
物品搬送装置1は、収納部31へ物品Wを収納し又は収納部31から物品Wを取り出す移載動作を行う移載部11を備えている。
以下の説明では、鉛直方向視で移載部11による物品Wの移載方向に直交する方向を「左右方向X」とし、移載部11による物品Wの移載方向を「前後方向Y」とする。そして、前後方向Yにおいて、物品搬送装置1に対して保管棚3側を「前側Y1」とし、その反対側を「後側Y2」とする。更に、物品搬送装置1の後側Y2から前側Y1を見た状態で、物品搬送装置1の右側及び左側を、それぞれ「右側X1」及び「左側X2」とする。また、鉛直方向を「上下方向Z」とする。なお、左右方向Xが「第1方向」に相当し、前後方向Yが「第2方向」に相当する。
本実施形態では、走行レール2は、左右方向Xに沿って延在している。走行レール2は、当該走行レール2上を物品搬送装置1が走行可能に構成されている。図示の例では、一対の走行レール2が、前後方向Yに互いに間隔を空けて配置されている。
保管棚3は、走行レール2上の物品搬送装置1に対して前側Y1に隣接して配置されている。保管棚3は、物品Wが収納される収納部31を有している。本実施形態では、複数の収納部31が、左右方向X及び上下方向Zに整列された状態で配置されている。
本実施形態では、物品搬送装置1は、走行レール2に案内されて走行する走行台車12と、走行台車12に上下方向Zに延在するように設けられた一対のマスト13と、一対のマスト13に案内されて上下方向Zに移動する昇降体14と、を備えている。
ここで、物品搬送装置1の搬送対象である物品Wについて説明する。図2に示すように、物品Wは、上下方向Z視で矩形状の枠体W1と、枠体W1に取り付けられる薄板材W2と、を有している。なお、本願において、「矩形」は、長方形及び正方形の双方を含む。本実施形態では、枠体W1は、上下方向Z視で長方形状に形成されている。
本実施形態では、物品Wは、有機EL(electroluminescence)ディスプレイの製造に用いられる蒸着マスクであり、枠体W1及び薄板材W2がステンレス鋼等の金属から構成されている。この場合、物品搬送設備100は、有機ELディスプレイの製造ラインに設置される。
本実施形態では、枠体W1は、第1枠部W11と、第1枠部W11の上側に配置された第2枠部W12と、を有している。第1枠部W11及び第2枠部W12のそれぞれは、上下方向Z視で矩形の枠状に形成されている。第1枠部W11及び第2枠部W12のそれぞれの上面は、左右方向X及び前後方向Yに沿う平面状に形成されている。第1枠部W11は、第2枠部W12よりも左右方向X及び前後方向Yの外形寸法が大きい。第1枠部W11及び第2枠部W12は、上下方向Z視で、それらの中心が一致するように配置されている。本例では、第1枠部W11と第2枠部W12とは一体的に形成されている。
本実施形態では、薄板材W2は、第1板材W21と、第2板材W22と、を含む。第1板材W21は、左右方向Xに沿って延在するテープ状に形成されている。第1板材W21は、第2枠部W12の上面に溶接等によって固定される。
物品Wは、複数の第1板材W21を前後方向Yに並べて配置できるように構成されている。1つの物品Wにおける、第1板材W21の数及び位置は、適宜変更可能となっている。そのため、第1板材W21の数及び位置が異なる複数の物品Wが存在している。図示の例では、1つの物品Wに対して配置可能な最大数の第1板材W21が、前後方向Yに並んで配置されている。
第2板材W22は、前後方向Yに沿って延在している。第2板材W22の幅(左右方向Xの寸法)は、第1板材W21の幅(前後方向Yの寸法)よりも小さい。ここでは、第2板材W22は、第1板材W21よりも幅が狭いテープ状に形成されている。第2板材W22は、第2枠部W12の上面に溶接等によって固定される。第2板材W22は、隣接する第2板材W22同士が離間するように、左右方向Xに複数配置されている。
第1板材W21は、左右方向Xに沿って枠体W1の第1枠部W11から外方に突出する第1端部W21aを有している。第2板材W22は、前後方向Yに沿って枠体W1の第2枠部W12から外方に突出する第2端部W22aを有している。本実施形態では、枠体W1の第1枠部W11から左右方向Xの一方側に突出した第1端部W21aが第1板材W21に存在する場合、枠体W1の第1枠部W11から左右方向Xの他方側に突出した第1端部W21aも必ず存在している。つまり、本実施形態では、第1板材W21は、枠体W1の第1枠部W11から右側X1及び左側X2に突出する一対の第1端部W21aを有している。また、第2板材W22についても第1板材W21と同様であり、本実施形態では、第2板材W22は、枠体W1の第2枠部W12から前側Y1及び後側Y2に突出する一対の第2端部W22aを有している。
収納部31に収納された物品Wは、物品搬送装置1によって図示せぬ切除設備に搬送され、当該切除設備にて第1端部W21a及び第2端部W22aが切除される。ところで、収納部31に収納された物品Wには、第1端部W21a及び第2端部W22aが既に切除される等して、それらが存在しない物品Wが含まれている可能性がある。また、上述したように、第1板材W21の数及び位置は適宜変更可能となっているため、第1端部W21aの数及び位置は変動する。そこで、以下の説明では、物品Wにおける第1端部W21aの配置領域、つまり、第1端部W21aが存在する可能性がある領域を「第1配置領域A1」とし、物品Wにおける第2端部W22aの配置領域、つまり、第2端部W22aが存在する可能性がある領域を「第2配置領域A2」とする。
以下では、物品搬送装置1の構成について詳細に説明する。図3及び図4に示すように、移載部11は、枠体W1の一辺が左右方向X又は前後方向Yに沿う状態で、物品Wを支持する。本実施形態では、移載部11は、枠体W1の短辺が左右方向Xに沿うと共に、枠体W1の長辺が前後方向Yに沿う状態で、物品Wを支持する。
移載部11は、物品Wを保持する保持体111を備えている。図4に示すように、移載部11は、保持体111を前後方向Yに移動させることにより、物品Wを収納部31の内側に位置させる突出状態(図4において2点鎖線で示す物品Wの位置参照)と、物品Wを収納部31の外側に位置させる引退状態(図4において実線で示す物品Wの位置参照)と、に状態変更自在に構成されている。
本実施形態では、保持体111は、当該保持体111の上面に物品Wを載置可能な板状に形成されていると共に、当該上面に設けられた突起部等によって物品Wの左右方向X及び前後方向Yの移動を規制するように構成されている。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、移載部11は、保持体111を前後方向Yに移動させる一対の屈伸アーム112と、一対の屈伸アーム112を上下方向Zに沿う軸心回りに回転させる回転台113と、を有している。
一対の屈伸アーム112は、リンク機構を備えている。具体的には、一対の屈伸アーム112のそれぞれは、第1アーム部112aと、第2アーム部112bと、を有している。
第1アーム部112aは、回転台113に対して、上下方向Zに沿う第1軸心回りに回動可能に設けられている。第2アーム部112bは、第1アーム部112aよりも上方に配置されている。第2アーム部112bは、第1アーム部112aに対して、上記第1軸心とは異なる第2軸心であって上下方向Zに沿う第2軸心回りに回動可能に設けられている。更に、第2アーム部112bは、保持体111よりも下方に配置されている。第2アーム部112bは、保持体111に対して、上記第1軸心及び上記第2軸心とは異なる第3軸心であって上下方向Zに沿う第3軸心回りに回動可能に設けられている。
回転台113は、当該回転台113の上部が露出するように、昇降体14の内部に設けられている。回転台113の上面は、左右方向X及び前後方向Yに沿う平面状に形成されている。回転台113の上面には、第1アーム部112aが回動可能に取り付けられている。
図3に示すように、本実施形態では、昇降体14は、一対の昇降フレーム14aを介して一対のマスト13に取り付けられている。一対の昇降フレーム14aは、昇降体14から上方に突出するように形成されている。一対の昇降フレーム14aは、一対のマスト13に対して左右方向Xの内側から対向するように、昇降体14の左右方向Xの両端部に配置されている。一対の昇降フレーム14aのそれぞれには、上下方向Zに沿って複数の昇降ローラ14bが設けられている。複数の昇降ローラ14bのそれぞれは、左右方向Xに沿う軸心回りに回転可能に構成されている。複数の昇降ローラ14bは、マスト13に上下方向Zに沿って形成された昇降溝内に配置されている。複数の昇降ローラ14bは、昇降体14が上下方向Zに移動することで、上記昇降溝内を転動する。
図3及び図4に示すように、物品搬送装置1は、第1センサ51と、第2センサ52と、を備えている。第1センサ51及び第2センサ52は、移載部11によって移載動作が行われる物品Wの薄板材W2を検知対象とするセンサである。第1センサ51は、物品Wの薄板材W2が第1端部W21aを有しているか否かを検知する。第2センサ52は、物品Wの薄板材W2が第2端部W22aを有しているか否かを検知する。
図4に示すように、本実施形態では、第1センサ51は、上下方向Z視で、突出状態の移載部11に支持された物品W(図4において2点鎖線で示す物品W参照)における第1配置領域A1と、引退状態の移載部11に支持された物品W(図4において実線で示す物品W参照)における第1配置領域A1と、の間に配置されている。図示の例では、突出状態における第1配置領域A1と、引退状態における第1配置領域A1とは、互いに前後方向Yに離間している。この場合、第1センサ51は、突出状態における第1配置領域A1と引退状態における第1配置領域A1との間(詳細には、突出状態における第1配置領域A1の後側Y2の端部と引退状態における第1配置領域A1の前側Y1の端部)の領域内に配置される。一方で、突出状態における第1配置領域A1と引退状態における第1配置領域A1とが、互いに前後方向Yに接する場合又は重なる場合には、突出状態における第1配置領域A1の前側Y1の端部と引退状態における第1配置領域A1の後側Y2の端部との中央部に第1センサ51が配置される。
また、図4及び図5に示すように、本実施形態では、第1センサ51は、移載部11が突出状態と引退状態とで状態変化する際における、第1配置領域A1の移動軌跡に対して上下方向Zに対向する位置に配置されている。
図5に示すように、本実施形態では、第1センサ51は、第1配置領域A1に対して上側に配置される上側センサ部51aと、第1配置領域A1に対して下側に配置される下側センサ部51bと、を有している。本例では、第1センサ51は、反射型の光学式センサである。具体的には、上側センサ部51aが発光素子及び受光素子を有する投受光器であり、下側センサ部51bが上側センサ部51aからの光を当該上側センサ部51aに向けて反射する反射板である。
上記のように第1センサ51が構成されているため、移載部11が突出状態と引退状態とで状態変化する際、第1配置領域A1の前後方向Yの全域が第1センサ51の検知領域を通過する。その結果、移載部11による物品Wの移載動作中に、第1配置領域A1の前後方向Yの長さによらず、第1配置領域A1における第1端部W21aの有無を適切に検知することができる。
なお、本実施形態では、一対の第1配置領域A1のうち、一方(ここでは、右側X1)の第1配置領域A1における第1端部W21aの有無を検知するように、1つの第1センサ51が設けられている。これは、上述したように、本実施形態では、枠体W1の第1枠部W11から左右方向Xの一方側に突出した第1端部W21aが存在する場合、枠体W1の第1枠部W11から左右方向Xの他方側に突出した第1端部W21aも必ず存在しているためである。
図3から図5に示すように、本実施形態では、第1センサ51は、第1フレーム61に支持されている。第1フレーム61は、一対の昇降フレーム14aの一方(ここでは、右側X1)に固定されている。第1フレーム61は、昇降フレーム14aに対する固定部分から前側Y1に延出しつつ左側X2に延出し、更に上側に延出している。そして、第1フレーム61の先端部(上端部)に第1センサ51が取り付けられている。
図4及び図6に示すように、本実施形態では、第2センサ52は、引退状態の移載部11に支持された物品W(図4において実線で示す物品W参照)における第2配置領域A2に対向する位置に配置されている。ここでは、第2センサ52は、引退状態における第2配置領域A2に対して左右方向Xに対向する位置に配置されている。
図4に示すように、本実施形態では、第2センサ52は、引退状態における第2配置領域A2に対して左側X2に配置される左側センサ部52aと、引退状態における第2配置領域A2に対して右側X1に配置される右側センサ部52bと、を有している。本例では、第2センサ52は、反射型の光学式センサである。具体的には、左側センサ部52aが発光素子及び受光素子を有する投受光器であり、右側センサ部52bが左側センサ部52aからの光を当該左側センサ部52aに向けて反射する反射板である。
なお、上記のような第2センサ52では、第2配置領域A2の左右方向Xの長さによっては、第2配置領域A2における第2端部W22aの有無を適切に検知することが困難な場合がある。一方で、上述したように、第1センサ51によれば、第1配置領域A1の前後方向Yの長さによらず、第1配置領域A1における第1端部W21aの有無を適切に検知することができる。そのため、本実施形態のように、物品Wの枠体W1が上下方向Z視で長方形状に形成されている場合には、枠体W1の長辺が前後方向Yに沿う状態で、移載部11によって物品Wが支持されることが好ましい。
図6に示すように、第2センサ52の検知領域(本例では、左側センサ部52aから照射される光の幅に対応する領域)Dは、第2端部W22aの厚み(上下方向Zに沿う方向の寸法)よりも充分に大きく設定される。これにより、第2配置領域A2における第2端部W22aの有無を第2センサ52によって適切に検知することができる。
なお、本実施形態では、一対の第2配置領域A2のうち、一方(ここでは、後側Y2)の第2配置領域A2における第2端部W22aの有無を検知するように、1つの第2センサ52が設けられている。これは、上述したように、本実施形態では、枠体W1の第2枠部W12から前後方向Yの一方側に突出した第2端部W22aが存在する場合、枠体W1の第2枠部W12から前後方向Yの他方側に突出した第2端部W22aも必ず存在しているためである。
図6及び図7に示すように、本実施形態では、第2センサ52は、第2フレーム62に支持されている。第2フレーム62は、回転台113に固定された基部62aと、左側センサ部52aを支持する左側支持部62bと、右側センサ部52bを支持する右側支持部62cと、を有している。
基部62aは、回転台113の上面における、左右方向Xの中央部であって前後方向Yの後端部に固定されている。そして、図6に示すように、基部62aは、一対の第2アーム部112bよりも下方に配置されている。そのため、基部62aは、左右方向X視で、一対の第1アーム部112aに重複している。ここで、2つの要素の配置に関して、「特定方向視で重複する」とは、その視線方向に平行な仮想直線を当該仮想直線と直交する各方向に移動させた場合に、当該仮想直線が2つの部材の双方に交わる領域が存在することを指す。
基部62aと一対の第1アーム部112aとは、上記のような位置関係であるため、基部62aは、移載部11が突出状態と引退状態とで状態変化する際に一対の第1アーム部112aと干渉しないように形成されている。図7に示す例では、基部62aは、上下方向Z視で、後側Y2に向かうに従って左右方向Xに広がるV字状に形成されている。
左側支持部62bは、基部62aの後端かつ左端から上側に延出し、更に前側Y1に延出している。そして、左側支持部62bの先端部(前端部)に左側センサ部52aが取り付けられている。一方、右側支持部62cは、基部62aの後端かつ右端から上側に延出し、更に前側Y1に延出している。そして、右側支持部62cの先端部(前端部)に右側センサ部52bが取り付けられている。
図8に示すように、物品搬送装置1は、制御装置10を備えている。制御装置10は、移載部11、走行台車12、及び昇降体14を制御可能に構成されている。具体的には、制御装置10は、移載部11の一対の屈伸アーム112を駆動するための屈伸用モータ、移載部11の回転台113を駆動するための回転用モータ、走行台車12の車輪を駆動するための走行用モータ、及び昇降体14を駆動するための昇降用モータ等を制御可能に構成されている。
また、制御装置10は、第1センサ51及び第2センサ52と電気的に接続されている。制御装置10は、第1センサ51及び第2センサ52からの信号に基づいて、移載部11、走行台車12、及び昇降体14を制御する。
制御装置10は、移載部11が収納部31から物品Wを取り出す際、つまり、移載部11が突出状態から引退状態に状態変更する際に、第1センサ51及び第2センサ52からの信号に基づいて、第1端部W21a及び第2端部W22aの有無を判断する。制御装置10は、物品Wの薄板材W2が第1端部W21a及び第2端部W22aの少なくとも一方を有していると判断した場合、走行台車12を制御して、当該物品Wを図示せぬ切除設備に搬送させる。一方で、制御装置10は、物品Wの薄板材W2が第1端部W21a及び第2端部W22aのいずれも有していないと判断した場合、例えば、走行台車12を制御して、当該物品Wを上記切除設備とは別の設備(例えば、物品Wを蒸着マスクとして使用する蒸着設備)に搬送させる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、第1センサ51及び第2センサ52のそれぞれが反射型の光学式センサである構成を例として説明した。しかし、第1センサ51及び第2センサ52の種類は限定されない。例えば、透過型の光学式センサを採用しても良いし、超音波センサや電磁波を用いたセンサ等を採用しても良い。
(2)上記の実施形態では、第1センサ51が、第1配置領域A1に対して上側及び下側にそれぞれ配置された上側センサ部51a及び下側センサ部51bを有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第1センサ51が、第1配置領域A1に対して上側及び下側の一方に配置された構成としても良い。また、例えば、第1センサ51が、第1配置領域A1に対して左右方向Xに対向する位置に配置された構成としても良い。或いは、第1センサ51が、第1配置領域A1に対して前後方向Yに対向する位置に配置された構成としても良い。この場合には、移載部11による物品Wの移載動作の妨げとならないように、物品Wの移動に合わせて第1センサ51が左右方向Xに退避する構成とすると好適である。
(3)上記の実施形態では、第2センサ52が、引退状態における第2配置領域A2を左右方向Xに挟むように配置された左側センサ部52aと右側センサ部52bとを有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第2センサ52が、第2配置領域A2に対して右側X1及び左側X2の一方に配置された構成としても良い。また、例えば、第2センサ52が、引退状態における第2配置領域A2に対して後側Y2から対向する位置に配置されていても良いし、引退状態における第2配置領域A2を上下方向Zに挟むように配置されていても良い。これらの場合において、第2センサ52が、第2配置領域A2に沿って左右方向Xに移動しつつ第2端部W22aの有無を検知する構成としても良い。
(4)上記の実施形態では、右側X1の第1配置領域A1における第1端部W21aの有無を検知するように1つの第1センサ51が設けられると共に、後側Y2の第2配置領域A2における第2端部W22aの有無を検知するように1つの第2センサ52が設けられた構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば、一対の第1配置領域A1における第1端部W21aの有無を検知するように2つの第1センサ51が設けられると共に、一対の第2配置領域A2における第2端部W22aの有無を検知するように2つの第2センサ52が設けられた構成としても良い。
(5)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔上記実施形態の概要〕
以下では、上記において説明した物品搬送装置の概要について説明する。
物品搬送装置は、
上下方向視で矩形状の枠体と、前記枠体に取り付けられる薄板材と、を有する物品を搬送する物品搬送装置であって、
収納部へ前記物品を収納し又は前記収納部から前記物品を取り出す移載動作を行う移載部と、
前記移載部によって前記移載動作が行われる前記物品の前記薄板材を検知対象とする第1センサ及び第2センサと、を備え、
前記上下方向視で前記移載部による前記物品の移載方向に直交する方向を第1方向とし、前記移載方向を第2方向として、
前記移載部は、前記枠体の一辺が前記第1方向又は前記第2方向に沿う状態で、前記物品を支持し、
前記第1センサは、前記薄板材が、前記第1方向に沿って前記枠体に対して外方に突出する第1端部を有しているか否かを検知し、
前記第2センサは、前記薄板材が、前記第2方向に沿って前記枠体に対して外方に突出する第2端部を有しているか否かを検知する。
この構成によれば、移載部によって移載動作が行われる物品に対して、第1センサによって薄板材の第1端部の有無を検知することができ、第2センサによって薄板材の第2端部の有無を検知することができる。したがって、搬送対象の物品に、枠体から側方に突出した薄板材の端部が存在するか否かを適切に検知することができる。その結果、物品の不要な搬送動作が行われることを回避して、物品搬送装置の稼働効率が低下することを抑制できる。
ここで、前記移載部は、前記物品を保持する保持体を備え、前記保持体を前記第2方向に移動させることにより、前記物品を前記収納部の内側に位置させる突出状態と、前記物品を前記収納部の外側に位置させる引退状態と、に状態変更自在に構成され、
前記物品における前記第1端部の配置領域を第1配置領域とし、前記物品における前記第2端部の配置領域を第2配置領域として、
前記第1センサは、前記上下方向視で前記突出状態における前記第1配置領域と前記引退状態における前記第1配置領域との間の位置であって、前記突出状態と前記引退状態とで状態変化する際における前記第1配置領域の移動軌跡に対して前記上下方向に対向する位置に配置され、
前記第2センサは、前記引退状態における前記第2配置領域に対向する位置に配置されていると好適である。
この構成によれば、移載部が突出状態と引退状態とで状態変化する際に、第1配置領域の第2方向の全域が第1センサの検知領域を通過することになる。したがって、第1配置領域の第2方向の長さによらず、簡易な構成で、第1配置領域における第1端部の有無を適切に検知することができる。また、本構成によれば、移載部が引退状態となっている間に、第2センサによって第2配置領域における第2端部の有無を適切に検知することができる。以上のように、本構成によれば、移載部による物品の移載動作中に、当該物品の薄板材の端部が枠体から側方に突出しているか否かを適切に検知することができる。
本開示に係る技術は、上下方向視で矩形状の枠体と、前記枠体に取り付けられる薄板材と、を有する物品を搬送する物品搬送装置に利用することができる。
1 :物品搬送装置
11 :移載部
111 :保持体
51 :第1センサ
52 :第2センサ
W :物品
W1 :枠体
W2 :薄板材
W21a:第1端部
W22a:第2端部
A1 :第1配置領域
A2 :第2配置領域
X :左右方向(第1方向)
Y :前後方向(第2方向)
Z :上下方向

Claims (2)

  1. 上下方向視で矩形状の枠体と、前記枠体に取り付けられる薄板材と、を有する物品を搬送する物品搬送装置であって、
    収納部へ前記物品を収納し又は前記収納部から前記物品を取り出す移載動作を行う移載部と、
    前記移載部によって前記移載動作が行われる前記物品の前記薄板材を検知対象とする第1センサ及び第2センサと、を備え、
    前記上下方向視で前記移載部による前記物品の移載方向に直交する方向を第1方向とし、前記移載方向を第2方向として、
    前記移載部は、前記枠体の一辺が前記第1方向又は前記第2方向に沿う状態で、前記物品を支持し、
    前記第1センサは、前記薄板材が、前記第1方向に沿って前記枠体に対して外方に突出する第1端部を有しているか否かを検知し、
    前記第2センサは、前記薄板材が、前記第2方向に沿って前記枠体に対して外方に突出する第2端部を有しているか否かを検知する、物品搬送装置。
  2. 前記移載部は、前記物品を保持する保持体を備え、前記保持体を前記第2方向に移動させることにより、前記物品を前記収納部の内側に位置させる突出状態と、前記物品を前記収納部の外側に位置させる引退状態と、に状態変更自在に構成され、
    前記物品における前記第1端部の配置領域を第1配置領域とし、前記物品における前記第2端部の配置領域を第2配置領域として、
    前記第1センサは、前記上下方向視で前記突出状態における前記第1配置領域と前記引退状態における前記第1配置領域との間の位置であって、前記突出状態と前記引退状態とで状態変化する際における前記第1配置領域の移動軌跡に対して前記上下方向に対向する位置に配置され、
    前記第2センサは、前記引退状態における前記第2配置領域に対向する位置に配置されている、請求項1に記載の物品搬送装置。
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