JP2008168976A - エレベーター遠隔監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベーター制御基板の復旧作業を効率的に行うことができるエレベーター遠隔監視装置の提供。
【解決手段】エレベーターの運転制御を行う制御装置1と、この制御装置1に接続され、エレベーターの異常監視を行う遠隔監視端末11と、一般公衆回線21を介して、遠隔でエレベーターの異常監視を行う遠隔監視センター装置31と、エレベーター固有のデータ調整を行う携帯保守端末装置41とで構成されたエレベーター遠隔監視装置において、現場にて調整するエレベーター固有の調整データを、遠隔監視装置11と監視センター装置31へ格納する格納部15,34と、エレベーターの故障によって制御装置1を交換する際、制御装置1の交換後に調整データを書き戻す書き戻し手段2,3,5,12,14,15とを備えたものである。
【選択図】図1
【解決手段】エレベーターの運転制御を行う制御装置1と、この制御装置1に接続され、エレベーターの異常監視を行う遠隔監視端末11と、一般公衆回線21を介して、遠隔でエレベーターの異常監視を行う遠隔監視センター装置31と、エレベーター固有のデータ調整を行う携帯保守端末装置41とで構成されたエレベーター遠隔監視装置において、現場にて調整するエレベーター固有の調整データを、遠隔監視装置11と監視センター装置31へ格納する格納部15,34と、エレベーターの故障によって制御装置1を交換する際、制御装置1の交換後に調整データを書き戻す書き戻し手段2,3,5,12,14,15とを備えたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベーターの遠隔監視装置に係わり、特に、エレベーター故障時など、エレベーター制御基板を交換する場合に、エレベーター固有の調整データを、迅速且つ確実に故障前の状態に復旧可能とするエレベーター遠隔監視装置に関する。
近年のエレベーターのマイコン化に伴い、一般に、エレベーター故障時などによる対応作業において、エレベーター制御基板の交換が必要となった場合、エレベーター保守会社の作業員が、前記制御基板を交換した後、交換前にエレベーター毎に国有の各種調整データを再度調整することにより復旧するのが一般的である。
ところが、エレベーターを迅速に復旧するために、当該エレベーターの各種データ調整時間の作業時間の高効率化が求められている。
ところで、現在、エレベーターの保守会社が、エレベーターの異常監視を行うひとつの手段として、一般公衆回線を利用した遠隔監視を導入しているのが一般的となってきており、当該エレベーターに接続されている遠隔監視端末を介して、当該エレベーターが設置されている建物に出向くことなく、当該エレベーターの状態を監視することができる技術が確立され実用化されている。
前記遠隔監視技術の応用として、遠隔でビル毎に異なるエレベーターの仕様データを前記遠隔監視端末を介して、遠隔で書き換える技術が公開されている。(特許文献1参照)
特開平7−172712号公報(0041〜0046)
前記エレベーターの仕様データ書き換え技術は、ビル毎に異なるエレベーターの仕様データを遠隔で書き換えることを目的にしている。しかしながら、エレベーターには、エレベーターの制御を行う制御プログラムと、前記エレベーター毎に異なる仕様データの他にも、乗りかご内の荷重基準値調整に代表されるような、エレベーター毎に異なる現場で調整する調整データが存在するのが一般的である。
更に、例えばエレベーター制御基板自体が故障し、制御プログラムの書き換えが不可能な状態となった場合、前記制御基板の交換が必要となる。この場合、現地にエレベーター保守会社の作業員が出動し、前記制御基板を交換後に、前記制御プログラムと前記仕様データ、及び前記調整データの書き換えを実施することとなる。ここで、前記仕様データの書き換え技術は、予め工場出荷時に設定するデータであり、当然前記データは工場にて管理されているのが一般的である。
しかしながら、エレベーター据付後に調整する、固有の調整データは必ずしも工場で管理されているとは限らず、更にエレベーター稼動後に調整値の更新の必要があれば、エレベーター保守会社の作業員が、再度調整を行う。この場合、再度調整した最新の調整値は、前記調整値データを工場等に連絡しない限りは、実際に調整した作業員しか把握できていないこととなる。
この状態で、エレベーターが故障し、前記エレベーター制御基板を交換する事態になった場合、前記制御基板交換後、再度調整作業が必要となり、復旧作業が効率的にできない可能性がある。
本発明の目的は、エレベーター制御基板の復旧作業を効率的に行うことができるエレベーター遠隔監視装置を提供することにある。
前記目的を達成させるために、本発明は、エレベーターの運転制御を行う制御装置と、この制御装置に接続され、エレベーターの異常監視を行う遠隔監視端末と、一般公衆回線を介して、遠隔でエレベーターの異常監視を行う遠隔監視センター装置と、エレベーター固有のデータ調整を行う携帯保守端末装置とで構成されたエレベーター遠隔監視装置において、現場にて調整するエレベーター固有の調整データを、前記遠隔監視装置と前記監視センター装置へ格納する格納部と、エレベーターの故障によって前記制御装置を交換する際、前記制御装置の交換後に前記調整データを書き戻す書き戻し手段とを備えたものである。
このように、エレベーター制御基板の交換時に備え遠隔監視端末内の格納部に事前に格納した調整データは、エレベーター制御基板の交換等の必要時に、新しいエレベーター制御基板に書き戻すことにより、交換前のエレベーター制御基板と同じ状態に復旧することができる。
本発明によれば、エレベーター制御基板の交換時に備え遠隔監視端末内の格納部に事前に格納した調整データは、エレベーター制御基板の交換等の必要時に、新しいエレベーター制御基板に書き戻すようにしたので、エレベーターの復旧作業を効率的に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるエレベーター遠隔監視装置の一つの実施の形態を示すブロック構成図であり、図2は一つの運用形態を示すフロー図である。
図1において、1はエレベーター制御基板、2はエレベーター全体の制御を行う制御部、3は遠隔監視端末と通信を行う第1通信部、4は携帯保守端末装置と通信を行う第2通信部、5はエレベーター毎に異なる調整データを格納する記憶部、11はエレベーターの遠隔監視端末装置、12は前記遠隔監視端末装置の制御を行う制御部、13は一般公衆回線を介して監視センター装置と通信する第1通信部、14はエレベーター制御基板と通信を行う第2通信部、15はエレベーター毎に異なる調整データを一時的に格納する記憶部、21は一般公衆回線、31は遠隔監視システムにおける監視センター装置、32は前記監視センター装置全体を制御する制御部、33は遠隔監視端末と通信を行う通信部、34はエレベーター保守会社が保守している全エレベーターのエレベーター毎に異なる調整データを格納する記憶部、41はエレベーターの保守作業を行うための携帯保守端末装置、42は前記エレベーター保守会社の作業員である。
通常、エレベーター毎に異なる調整データを変更する場合は、エレベーター保守会社の作業員42が、携帯保守端末装置41を使用して変更することが可能となっている。
エレベーター毎に異なる調整データを変更する時の一つの運用形態を図1のブロック図と、図2のフロー図を用いて説明する。
一般的に、エレベーター据付時や乗り心地が悪い場合などに、Sllにてエレベーター保守会社の作業員42は携帯保守端末装置41で調整データを変更する。
S12にてSllで変更された調整データを、遠隔監視端末装置11に転送し、S13にてS12で転送された調整データを、遠隔監視端末装置11の記憶部15に格納する。
S14において、S13の記憶部15への格納と同時期または直後に、遠隔監視端末11の第2記憶部4に格納した調整データと同等のデータを、監視センター装置31に伝送し、S15にてS14で伝送された調整データを監視センター装置31の記憶部に格納する。これにより、エレベーター制御基板1の記憶部5と、遠隔監視端末11の記憶部15と、監視センター装置31の記憶部34には、同等のデータが格納されることになる。
エレベーター故障時などによる対応作業において、エレベーター制御基板1の交換が必要となった場合、図1のブロック図と図3のフロー図を用いて説明する。
S21にてエレベーター故障などによりエレベーター制御基板1を交換した場合、S22にて交換後のエレベーター制御基板1を、当該エレベーターの制御プログラムに書き換える。
S23にてエレベーターの電源をオンし、S24にて遠隔監視端末11の記憶部15に格納されているエレベーター毎に異なる調整データと、交換後のエレベーター制御基板1の記憶部5に格納されている調整データを比較する。ここで、比較の方法は、各調整データを全て比較することを基本とするが、別の判定方法があればそれでも良い。また、比較処理はエレベーター制御基板1の制御部5で実行するが、遠隔監視端末11の制御部12による比較処理でも良い。
S25にて、S24の比較の結果、同一データと判定された場合、交換後のエレベーター制御基板1の記憶部5に格納されている調整データをそのまま使用し、S24の比較の結果、エレベーター制御基板1交換後の調整データと異なると判定された場合、S31にて、遠隔監視端末11の記憶部15に格納されている調整データを、交換後のエレベーター制御基板1の記憶部5に転送する。これにより交換前の調整データが自動的にエレベーター制御基板1の記憶部に格納される。
続いて、S26にてエレベーターの動作確認を行い、S27にて正常動作であった場合は、エレベーターの復旧が完了となる。S27にて正常動作とならなかった場合は、S32にて、エレベーター保守会社の作業員42が、携帯保守端末装置41を使用して調整データを変更する。その後、S26のエレベーター動作確認を再度実施する。
以上により、エレベーター故障時などによる対応作業において、エレベーター制御基板1の交換が必要となった場合、エレベーター制御基板1交換後に、エレベーター毎の調整データを、迅速且つ効率的に交換前の状態に書き戻すことができる。
1 エレベーター制御基板
2 エレベーターの制御部
3 エレベーターの第1通信部
4 エレベーターの第2通信部
5 エレベーターの記憶部
11 遠隔監視端末
12 遠隔監視端末の制御部
13 遠隔監視端末の第1通信部
14 遠隔監視端末の第2通信部
15 遠隔監視端末の記憶部
21 一般公衆回線
31 監視センター装置
32 監視センター装置の制御部
33 監視センター装置の通信部
34 監視センター装置の記憶部
41 携帯保守端末装置
2 エレベーターの制御部
3 エレベーターの第1通信部
4 エレベーターの第2通信部
5 エレベーターの記憶部
11 遠隔監視端末
12 遠隔監視端末の制御部
13 遠隔監視端末の第1通信部
14 遠隔監視端末の第2通信部
15 遠隔監視端末の記憶部
21 一般公衆回線
31 監視センター装置
32 監視センター装置の制御部
33 監視センター装置の通信部
34 監視センター装置の記憶部
41 携帯保守端末装置
Claims (1)
- エレベーターの運転制御を行う制御装置と、この制御装置に接続され、エレベーターの異常監視を行う遠隔監視端末と、一般公衆回線を介して、遠隔でエレベーターの異常監視を行う遠隔監視センター装置と、エレベーター固有のデータ調整を行う携帯保守端末装置とで構成されたエレベーター遠隔監視装置において、
現場にて調整するエレベーター固有の調整データを、前記遠隔監視装置と前記監視センター装置へ格納する格納部と、エレベーターの故障によって前記制御装置を交換する際、前記制御装置の交換後に前記調整データを書き戻す書き戻し手段とを備えたことを特徴とするエレベーター遠隔監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002449A JP2008168976A (ja) | 2007-01-10 | 2007-01-10 | エレベーター遠隔監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002449A JP2008168976A (ja) | 2007-01-10 | 2007-01-10 | エレベーター遠隔監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008168976A true JP2008168976A (ja) | 2008-07-24 |
Family
ID=39697450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007002449A Pending JP2008168976A (ja) | 2007-01-10 | 2007-01-10 | エレベーター遠隔監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008168976A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11597629B2 (en) | 2018-12-27 | 2023-03-07 | Otis Elevator Company | Elevator system operation adjustment based on component monitoring |
-
2007
- 2007-01-10 JP JP2007002449A patent/JP2008168976A/ja active Pending
Cited By (11)
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