JP2005308254A - 空気調和機の集中制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の空気調和機を集中制御装置により集中制御するシステムにおいて、集中制御装置が記憶している各空気調和機に関する設定情報が消失した場合に容易に復元可能なようにバックアップさせた空気調和機の集中制御システムを提供する。
【解決手段】 通常は集中制御装置CRの記憶装置7記憶していて各空気調和機AR1,AR2…の制御に使用する種々の設定情報を、従来のように記録媒体(ハードディスク,フロッピィディスク,CD−ROM,CD−RAM等)にバックアップするのではなく集中制御装置CRによる制御対象である空気調和機AR1,AR2…の側に、それぞれの空気調和機AR1,AR2…自身の設定情報を個別に、または全ての空気調和機AR1,AR2…に関する設定情報を少なくとも1台の空気調和機に、換言すればいずれか2台以上の空気調和機、更には全ての空気調和機にバックアップさせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集中制御装置により複数台の空気調和機を集中制御するシステムに関し、より詳細には、集中制御装置のメンテナンス作業後、または集中制御装置の交換時等の情報設定を容易に行なえるようにすると共に、集中制御装置に不慮の事故が発生した場合の復元を容易にした空気調和機の集中制御システムに関する。
近年のマイクロコンピュータ及びデータ伝送の応用技術の発展に伴い、空気調和機の分野においても複数の空気調和機を集中制御装置で一括して制御する集中制御システムが普及している(たとえば特許文献1参照)。
図5は従来の一般的な空気調和機の集中制御システムの構成例を示す模式的ブロック図である。集中制御装置CRには複数台(図示例では4台)の空気調和機AR1〜AR4が接続されており、集中制御装置CRと各空気調和機AR1〜AR4それぞれとの間はデータ信号の送受信が有線又は無線で常時行なえるようにされており、集中制御装置CRによる各空気調和機AR1〜AR4の一括した集中制御が行なえる。また、各空気調和機AR1〜AR4にはそれぞれリモートコントローラWR1〜WR4が有線または無線により接続されている。従って、これらのリモートコントロールWR1〜WR4それぞれと空気調和機AR1〜AR4それぞれとの間でもデータの送受信が行なわれるようになっており、各リモートコントロールWR1〜WR4による各空気調和機AR1〜AR4の個別の制御が可能である。
また、システムの設置時に集中制御装置CRには、接続される空気調和機AR1〜AR4に付与されている通信ネットワーク上のアドレスが設定され、また接続されている全ての空気調和機をたとえばそれぞれが設置されているフロア毎にグループ化して一括制御するための管理情報等も設定される。このような管理情報に従って集中制御装置は空気調和機AR1〜AR4を効率よく集中制御する。
特開平5−157334号公報
ところで、上述したように、システムの設置時等に行なわれる集中制御装置の初期設定に際しては、集中制御装置に接続される各空気調和機を制御するために必要な種々の情報を設定情報として設定して記憶させておくことが必要であることはいうまでもないが、集中制御装置のメンテナンスが行なわれた後、または集中制御装置の故障等により新規の集中制御装置に交換したような場合にも、システムの設置時と同様に設定情報を再度設定して記憶させる必要がある。
このため、設定情報のバックアップが必要になるので、設定情報はそれを記憶している集中制御装置から定期的に又は任意のタイミングでハードディスク,フロッピィディスク,CD−ROM,CD−RAM等の記録媒体にコピーして保存される。また、たとえば集中制御装置が設定情報をハードディスク等の不揮発性の記録媒体に記憶しているとしても、ハードディスクの破壊等の不慮の事故等により集中制御装置が記憶している設定情報が消失した場合に備えて設定情報のバックアップをとっておくことも必要である。
しかし、上述したような設定の種々の記憶媒体への保存(バックアップ)は通常は使用者の操作によって定期的又は任意のタイミングで行なわれることが一般的であり、突然発生する不慮の事故により設定情報が消失したような場合には最新の設定情報が消失してしまう可能性が高く、充分なバックアップ体制とはいえない。また、使用者が必ずしも設定情報のバックアップをとっているという保証もない。従って、設定情報のバックアップが取られていない場合には保守担当者が必要の都度、設定情報の設定を最初からやり直す必要があったが、必ずしも元の状態に復元できるとは限らなかった。
このような事情から前述の特許文献1には、それぞれが複数の空気調和機を制御する集中制御装置が複数接続されたシステムにおいて、個々の集中制御装置が制御対象とする空気調和機の設定情報を他の集中制御装置にバックアップさせる技術が開示されている。しかし、このような特許文献1に開示されている技術は複数の集中制御装置を接続したかなり大規模なシステムを前提としており、集中制御装置が1台のみの比較的小規模なシステムには適用できない。また、特許文献1に開示されている技術では、複数の集中制御装置の全てに同時にメンテナンスが必要になったような場合には対処できないし、複数の集中制御装置が相互に通信回線で接続されているため、不慮の事故により全ての集中制御装置が記憶しているバックアップが同時に消失する可能性もあり得る。
本発明は、上述のような問題点の解消を目的としてなされたものであり、複数の空気調和機を集中制御装置により集中制御するシステムにおいて、集中制御装置が記憶している各空気調和機に関する設定情報が消失した場合に容易に復元可能なようにバックアップさせた空気調和機の集中制御システムの提供を目的とする。
本発明は端的には、通常は集中制御装置が記憶していて各空気調和機の制御に使用する種々の設定情報を、従来のように記録媒体(ハードディスク,フロッピィディスク,CD−ROM,CD−RAM等)にバックアップするのではなく集中制御装置による制御対象である空気調和機の側に、それぞれの空気調和機自身の設定情報を個別に、または全ての空気調和機に関する設定情報を少なくとも1台の空気調和機に、換言すればいずれか2台以上の空気調和機、更には全ての空気調和機にバックアップさせるようにしたものである。
本発明に係る空気調和機の集中制御システムは、それぞれに通信ネットワーク上で特定するための識別情報が付与された複数の空気調和機と、各空気調和機を制御するために設定されている設定情報をそれぞれの空気調和機に付与された識別情報に対応付けて記憶した記憶手段を備え、各空気調和機をそれぞれに付与された識別情報で特定して通信ネットワークを介して通信を行なうことにより制御する集中制御装置とを含む空気調和機の集中制御システムにおいて、前記複数の空気調和機はそれぞれ、前記集中制御装置の記憶手段に記憶されている自身の設定情報を記憶した記憶手段を備えていることを特徴とする。
このような本発明に係る空気調和機の集中制御システムでは、集中制御装置の記憶手段に記憶されている各空気調和機の設定情報の内の各空気調和機に関する情報がそれぞれ対応する空気調和機の記憶手段に記憶されてバックアップされる。
また本発明に係る空気調和機の集中制御システムは、それぞれに通信ネットワーク上で特定するための識別情報が付与された複数の空気調和機と、各空気調和機を制御するために設定されている設定情報をそれぞれの空気調和機に付与された識別情報に対応付けて記憶した記憶手段を備え、各空気調和機をそれぞれに付与された識別情報で特定して通信ネットワークを介して通信を行なうことにより制御する集中制御装置とを含む空気調和機の集中制御システムにおいて、前記複数の空気調和機の内の少なくとも一つは、前記集中制御装置の記憶手段の記憶内容のコピーを記憶した記憶手段を備えていることを特徴とする。
このような本発明に係る空気調和機の集中制御システムでは、集中制御装置の記憶手段に記憶されている各空気調和機の設定情報の全てが、集中制御装置が制御する空気調和機の内の少なくとも1台の、または複数台の、あるいは全ての空気調和機の記憶手段に記憶されてバックアップされる。
上述のような本発明に係る空気調和機の集中制御システムによれば、集中制御装置のメンテナンス時、または集中制御装置の再設定時等のように、設定情報を再設定する必要が生じた場合には、各空気調和機からそれぞれの設定情報を収集して容易に復元することが可能になる。
また上述のような本発明に係る空気調和機の集中制御システムによれば、集中制御装置のメンテナンス時、または集中制御装置の再設定時等のように、設定情報を再設定する必要が生じた場合には、特定の1台、または複数台、あるいは全ての空気調和機から設定情報の全てを受信して容易に復元することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず最初に、本発明に係る空気調和機の集中制御システムのシステム構成及びそれに含まれる集中制御装置と各空気調和機の内部構成例について、それらを示す模式的ブロック図である図1を参照して説明する。
本発明に係る空気調和機の集中制御システムは、1台の集中制御装置CRと、これに通信ネットワークNWを介して接続された複数台の空気調和機AR1,AR2…とで構成されている。但し、複数台の集中制御装置CRが相互にネットワーク接続されていてもよく、また複数台の集中制御装置CRを更に上位の集中制御装置で集中制御する構成でもよい。
集中制御装置CRは、制御中枢であるCPU3と、このCPU3に接続されたRAM1,ROM2,表示部5、利用者による操作入力を受け付ける操作入力部6,各種設定情報を記録する記憶装置7,各空気調和機AR1,AR2…との間の通信を行なうための伝送部4等を備えている。
CPU3はROM2に格納されているプログラムに従って集中制御装置CRそのものを制御することにより、集中制御装置CRの制御対象である空気調和機AR1,AR2…を制御する。RAM1にはCPU3による種々の制御に際して発生する一時的なデータが記憶される。伝送部4は通信ネットワークNWを介しての集中制御装置CRと空気調和機AR1,AR2…との間の通信を司る。表示部5は液晶表示装置等により構成されており、集中制御装置CR自身の種々の状態及び各空気調和機AR1,AR2…の状態等を表示する。操作入力部6は利用者による種々の情報(後述する設定情報を含む)の入力を受け付け、また集中制御装置CRに対して、又は各空気調和機AR1,AR2…に対して入力した種々の指示を受け付ける。記憶装置7は後述するような設定情報を記憶している。
各空気調和機AR1,AR2…は集中制御装置CRにより集中制御されるが、その内部構成は以下のようになっている。なおここでは全ての空気調和機AR1,AR2…は同一の内部構成を有している。空気調和機AR1,AR2…は、制御中枢であるCPU13と、このCPU3に接続されたRAM11,ROM12,表示部15、その空気調和機に付与されているアドレスの入力を受け付けるアドレス入力部16,各種設定情報(その空気調和機に付与されているアドレスを含む)を記録する記憶装置17,各空気調和機との間の通信を行なうための伝送部14等を備えている。
CPU13はROM12に格納されているプログラムに従ってそれぞれの空気調和機AR1,AR2…を制御することにより、それぞれの空気調和機AR1に空気調和機としての機能を実現させる。RAM11にはCPU13による種々の制御に際して発生する一時的なデータが記憶される。伝送部14は通信ネットワークNWを介しての各空気調和機AR1,AR2…と集中制御装置CRとの間の通信を司る。表示部15は液晶表示装置等により構成されており、各空気調和機AR1,AR2…それぞれの状態,設定状態等を表示する。アドレス入力部16は各空気調和機AR1,AR2…を個別に特定するためのアドレスを入力するためのものであり、利用者又は保守担当者が適宜に設定して入力したアドレスを受け付ける。記憶装置17はそれぞれの空気調和機AR1,AR2…に設定される定数を記憶している。なお、記憶装置17は停電等を考慮してEEPROM等のような書き換え可能な不揮発性の記憶媒体が使用されている。
なお、集中制御装置CRと各空気調和機AR1,AR2…とはネットワークNW、具体的にはシリアルバス等の信号線で接続されており、常時通信が可能である。また、空気調和機を更に増設する場合には、ネットワークNW(具体的にはシリアルバス等の信号線)にそれぞれに一意にアドレスを付与して接続すればよい。
図2は上述した集中制御装置CRの記憶装置7に記憶されている設定情報の内容を示す模式図である。集中制御装置CRの記憶装置7には、システムが設置される際等に各空気調和機AR1,AR2…に対応して登録される図2に示すような内容の設定情報が記憶される。集中制御装置CRはこの記憶装置7に記憶された設定情報を利用して各空気調和機AR1,AR2…を効率的に制御する。
図2において、参照符号E1の欄は各空気調和機AR1,AR2…に一意に付与されたアドレスであり、各空気調和機AR1,AR2…のアドレス入力部16を介して利用者又は保守担当者が入力し、それぞれの空気調和機AR1,AR2…の記憶装置17に記憶されているものである。なお、この例では各空気調和機AR1,AR2…のアドレスは8ビットの2進数で付与されている。このアドレスにより、集中制御装置CRは各空気調和機AR1,AR2…を個別に認識して制御することが可能になる。たとえば、空気調和機AR1のアドレス入力部16から入力されてその記憶装置17に記憶されているアドレスと同一のアドレスを指定することにより、集中制御装置CRは空気調和機AR1を特定して種々の制御を行なうことが可能になる。
なお、各空気調和機AR1,AR2…のアドレスは初期設定時に仮アドレスが自動的に付与されるようにすることも可能である。但しこの場合には、集中制御装置CRから各空気調和機AR1,AR2…に対してアドレスを割り当て、各空気調和機AR1,AR2…側ではそれぞれに割り当てられたアドレスをそれぞれの記憶装置17に記憶させる必要がある。
参照符号E2の欄はグループ名称であり、集中制御装置CRに接続されている各空気調和機AR1,AR2…をグループ化してそれぞれのグループに付与された名称が登録されている。このように空気調和機AR1,AR2…をグループ化する場合には、たとえばビル内の同一フロアに設置されている複数の空気調和機を同一のグループとしてグループ化する。これにより、集中制御装置CRにおいてグループを指定することにより、同一のフロアに設置されている複数の空気調和機を一斉に運転開始したり、停止したりすることが可能になる。
参照符号E3の欄は集中制御装置CRに接続されている各空気調和機AR1,AR2…の通し番号が登録されている。これは利用者又は保守担当者が空気調和機の実機を識別するために付与されている番号であり、E1の欄に登録されているアドレスと対応付けることにより、保守,点検,修理等のために個別に実機を特定する必要がある場合に利用される。また、参照符号E5及びE6の欄はそれぞれの空気調和機AR1,AR2…を管理する際に必要な具体的な設置場所及び備考事項が登録されている。
なお、図2には一例としてE1〜E5までの各欄の内容を集中制御装置CRの記憶装置7に記憶させるようにしているが、集中制御のシステム構成によっては更に他の情報も必要である場合がある。従って、そのような場合には更に他の情報を設定情報の一部として記憶装置7に記憶させることが可能である。
ところで、集中制御装置CRは、自身の故障及び定期的又は不定期のメンテナンスのために記憶装置7に記憶してある設定情報をバックアップする必要がある。その際には、保守担当者がバックアップをとることになるが、通常は専用の記録媒体(フロッピィディスク,CD−ROM等)に記憶装置7の記憶内容をコピーしてバックアップをとる。しかし、必要の都度、そのような操作を行なう必要が生じるということは煩瑣であり、コピーに失敗して設定情報が消失してしまう可能性もある。また、記憶装置7を不揮発性の記憶媒体としている場合でも、集中制御装置そのものを交換する必要が生じた場合には記憶装置7内の設定情報を一旦他の記憶媒体にコピーしてバックアップする必要があるし、更に不慮の事故により記憶装置7の記憶内容が突然消失するような場合もあり得る。
従って、以上のような事情から、集中制御装置CRの記憶装置7に記憶されている最新の設定情報を常時他の記録媒体にバックアップしておくことが望ましい。以下、本発明に係る空気調和機の集中制御システムにおける集中制御装置CRの記憶装置7に記憶されている設定情報のバックアップの方法について説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1としては、集中制御装置CRの記憶装置7の記憶内容、即ち各空気調和機AR1,AR2…の設定情報(具体的には図2に示したE2〜E5の欄の情報)をバックアップするために、従来のような専用の媒体等を利用するのではなく、集中制御装置CRにより制御される複数の空気調和機AR1,AR2…それぞれが自身の設定情報(具体的には図2に示したE2〜E5の欄の情報)を自身の記憶装置17に記憶させる構成を採る。
このような処理は、集中制御装置CRのROM2に予め適宜のプログラムを格納しておくことにより、集中制御装置CRのCPU3が適宜の時間間隔でROM2に格納されているプログラムに従って、記憶装置7に記憶されている設定情報(具体的には図2に示したE2〜E5の欄の情報)を各空気調和機AR1,AR2…別に読み出し、これを各空気調和機AR1,AR2…に付与されているアドレスを指定することにより伝送部4からネットワークNWを経由して各空気調和機AR1,AR2…へ送信すればよい。
この際、各空気調和機AR1,AR2…の記憶装置17に情報を記憶させる命令を付加しておくことにより、各空気調和機AR1,AR2…では受信した情報をそれぞれの記憶装置17に記憶されている古い情報に上書きして記憶する。このような個々の空気調和機AR1,AR2…に関する設定情報はそれほどのデータ量ではないので、各空気調和機AR1,AR2…それぞれの記憶装置17に記憶させることが十分可能である。
なお、上述のように、集中制御装置CRの記憶装置7に記憶されている各空気調和機AR1,AR2…別の設定情報を周期的にそれぞれ対応する空気調和機AR1,AR2…にバックアップさせる場合には、バックアップの周期の間に変更された設定情報についてはバックアップされないことになる。このような問題を回避するには、集中制御装置CRの記憶装置7に記憶されている設定情報が変更された場合に、設定情報が変更された空気調和機のみに対して(アドレスで特定できる)、集中制御装置CRのCPU3がROM2に格納されているプログラムに従って、記憶装置7に記憶されている変更された直後の設定情報を読み出し、これをアドレスを指定して対応する空気調和機へ伝送部4からネットワークNWを経由して送信すればよい。
いずれにしろ上述のようにして、集中制御装置CRの記憶装置7に記憶されている設定情報は、その内の各空気調和機AR1,AR2…に対応する情報がそれぞれの空気調和機AR1,AR2…の記憶装置17に記憶されてバックアップされることになる。
次に、上述のようにして各空気調和機AR1,AR2…に分散してバックアップされているそれぞれの空気調和機AR1,AR2…の設定情報を集中制御装置CRの記憶装置7に復元するための処理について、集中制御装置CRのCPU3による処理手順を示す図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、集中制御装置CRのCPU3は、操作入力部6が操作入力を受け付けた場合に、受け付けた操作入力がどのような指示であるのかを判断する(ステップS11)。操作入力部6が受け付けた操作入力が設定情報の復元でない場合は(ステップS11でNO)、CPU3は入力された指示に対応する処理を実行し(ステップS12)、ステップS11へ処理を戻す。
一方、操作入力部6が受け付けた操作入力が設定情報の復元である場合は(ステップS11でYES)、CPU3はアドレス”ADD”を初期化(”00000000”)する(ステップS13)。そして、CPU3はアドレス”ADD”(最初は”00000000”)の空気調和機に対して設定情報の送信を要求する(ステップS14)。具体的には、CPU3はアドレス”ADD”=”00000000”の空気調和機に対してその空気調和機の記憶装置17に記憶されている設定情報を集中制御装置CRへ送信させるメッセージを伝送部4から通信ネットワークNWへ送出する。
このメッセージの送出に対して所定時間が経過するまでに返信が受信できた場合(ステップS16でNOの間にステップS15でYES)、CPU3は受信した設定情報をアドレス”ADD”と対応付けて記憶装置7に記憶させて登録する(ステップS17)。なお、アドレス”ADD”の空気調和機に対して要求した設定情報を所定時間が経過するまでに受信できなかった場合(ステップS15でNO,S16でYES)、CPU3はそのアドレス”ADD”が付与された空気調和機は存在しないと判断し、次にアドレス”ADD”が”11111111”、即ちアドレスの最大値であるか否かを判断する(ステップS18)。アドレス”ADD”が”11111111”でない場合(ステップS18でNO)はCPU3は次にアドレス”ADD”を”1”インクリメントし(ステップS19)、ステップS14へ処理を戻す。
この場合、最初のアドレス”ADD”が”00000000”から”1”インクリメントされて”00000001”になるので、CPU3は今度はこのアドレス”00000001”に関して上述同様の処理を反復する。やがてアドレス”ADD”が”11111111”になるとステップS18での判断結果が”YES”になり、CPU3は処理を終了する。
以上のような集中制御装置CRのCPU3が実行する処理により、アドレス”ADD”が”00000000”から”11111111”までの間のいずれかのアドレスが付与されている空気調和機の記憶装置17に記憶されているその空気調和機の設定情報がその空気調和機に付与されているアドレスと対応付けられて集中制御装置CRの記憶装置7に登録されて記憶され、前述の図2に示したような内容の設定情報が復元される。
なお、集中制御装置CRに接続されている全ての空気調和機AR1,AR2…に付与されているアドレスを集中制御装置CRの操作入力部6から人手で順次的に入力することにより、各空気調和機AR1,AR2…の記憶装置17が記憶している設定情報を集中制御装置CRに収集させるようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2としては、集中制御装置CRの記憶装置7の記憶内容の全て、即ち各空気調和機AR1,AR2…の設定情報(具体的には図2に示したE1〜E5の欄の情報)の全てをバックアップするために、従来のような専用の媒体等を利用するのではなく、集中制御装置CRにより制御される複数の空気調和機AR1,AR2…の内の1台、この例では空気調和機AR1に備えられている記憶装置17にコピーしてバックアップさせる構成を採る。但し、複数の空気調和機AR1,AR2…の内の1台ではなく、2台以上、場合によっては全ての空気調和機の記憶装置17に集中制御装置CRの記憶装置7の記憶内容をコピーしてバックアップさせてもよい。
このような処理は、集中制御装置CRのROM2に予め適宜のプログラムを格納しておくことにより、記憶装置7の記憶内容に変更があった場合、または適宜の時間間隔で周期的に、集中制御装置CRのCPU3がROM2に格納されているプログラムに従って、記憶装置7に記憶されている設定情報の全て(具体的には図2に示したE1〜E5の欄の情報)を読み出し、これを空気調和機AR1に付与されているアドレスを指定することにより伝送部4からネットワークNWを経由して空気調和機AR1へ送信すればよい。
勿論、複数台の空気調和機に付与されているアドレスを指定すれば、アドレスが指定された複数台の空気調和機の記憶装置17に集中制御装置CRの記憶装置7の記憶内容がコピーされ、全ての空気調和機に付与されているアドレスを指定すれば、全ての空気調和機の記憶装置17に集中制御装置CRの記憶装置7の記憶内容がコピーされる。
この際、空気調和機AR1の記憶装置17に情報を記憶させる命令を付加しておくことにより、空気調和機AR1では受信した情報、換言すれば集中制御装置CRの記憶装置17の記憶内容のコピーを自身の記憶装置17に記憶されている古い情報に上書きして記憶する。但し、空気調和機AR1の記憶装置17には、集中制御装置CRの記憶装置7に記憶されている設定情報を記憶することができるだけの空き容量が必要になる。従って、空気調和機AR1の記憶装置17は場合によっては他の空気調和機の記憶装置17に比して大容量のものを用意する必要が生じる場合もあり得るが、各空気調和機AR1,AR2…の記憶装置17の記憶容量に十分な余裕がある場合にはいずれの空気調和機の記憶装置17を利用してもよい。また、全ての空気調和機の記憶装置17の記憶容量に十分な余裕がある場合には全ての空気調和機の記憶装置17を利用してもよい。
いずれにしろ上述のようにして、集中制御装置CRの記憶装置7に記憶されている設定情報の全ては、空気調和機AR1,AR2…の内の1台、または複数台、あるいは全ての記憶装置17に記憶されてバックアップされることになる。
次に、上述のようにしていずれか1台の空気調和機、たとえば空気調和機AR1の記憶装置17にバックアップされている設定情報を集中制御装置CRの記憶装置7に復元するための処理について、集中制御装置CRのCPU3による処理手順を示す図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、集中制御装置CRのCPU3は、操作入力部6が操作入力を受け付けた場合に、受け付けた操作入力がどのような指示であるのかを判断する(ステップS31)。操作入力部6が受け付けた操作入力が設定情報の復元でない場合は(ステップS31でNO)、CPU3は入力された指示に対応する処理を実行し(ステップS32)、ステップS31へ処理を戻す。
一方、操作入力部6が受け付けた操作入力が設定情報の復元である場合は(ステップS31でYES)、CPU3は次にバックアップを記憶している空気調和機のアドレスの入力を操作入力部6が受け付けるまで待機する(ステップS33でNO)。アドレスの入力を操作入力部6が受け付けた場合は(ステップS33でYES)、CPU3は受け付けたアドレスが付与されている空気調和機に対して設定情報の送信を要求する(ステップS34)。具体的には、CPU3は操作入力部6が受け付けたアドレスが付与されている空気調和機に対してその空気調和機の記憶装置17に記憶されている設定情報、具体的には集中制御装置CRの記憶装置7が記憶していた設定情報のコピーを集中制御装置CRへ送信させるメッセージを伝送部4から通信ネットワークNWへ送出する。
このメッセージの送出に対して返信を受信すると(ステップS35でYES)、CPU3は受信した設定情報を記憶装置7に記憶させて登録する(ステップS36)。なお、操作入力部6が受け付けたアドレスが付与されている空気調和機から所定時間が経過するまでに返信を受信できなかった場合には、集中制御装置CRは表示部5に所定の警告メッセージを表示する等により利用者に注意を求める。これにより、利用者はアドレスの入力ミスであれば正しいアドレスを再入力する等の対処が可能になる。
なお、実施の形態1と同様に、集中制御装置CRのCPU3がアドレスを順次的に発生させることにより、いずれかの空気調和機の記憶装置17に記憶されている設定情報を自動的に受信することも可能である。また、複数又は全ての空気調和機の記憶装置17に設定情報のバックアップが記憶されている場合には、それらの全てを集中制御装置CRが読み込んで比較し、データエラーが発生している場合には多数決により正しいと思われる情報を選択する等のエラーチェックを実施することも可能である。
いずれにしろ、以上のような集中制御装置CRのCPU3が実行する処理により、集中制御装置CRの記憶装置7に前述の図2に示したような内容の設定情報が復元される。
本発明に係る空気調和機の集中制御システムのシステム構成及びそれに含まれる集中制御装置と各空気調和機の内部構成例を示す模式的ブロック図である。 本発明に係る空気調和機の集中制御システムの集中制御装置の記憶装置に記憶されている設定情報の内容を示す模式図である。 本発明に係る空気調和機の集中制御システムの設定情報を集中制御装置の記憶装置に復元するための処理の実施の形態1の処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る空気調和機の集中制御システムの設定情報を集中制御装置の記憶装置に復元するための処理の実施の形態2の処理手順を示すフローチャートである。 従来の一般的な空気調和機の集中制御システムの構成例を示す模式的ブロック図である。
符号の説明
CR 集中制御装置
AR1,AR2… 空気調和機
2(集中制御装置の)ROM
3(集中制御装置の)CPU
6(集中制御装置の)操作入力部
7(集中制御装置の)記憶装置
12(空気調和機の)ROM
13(空気調和機の)CPU
16(空気調和機の)アドレス入力部
17(空気調和機の)記憶装置

Claims (2)

  1. それぞれに通信ネットワーク上で特定するための識別情報が付与された複数の空気調和機と、各空気調和機を制御するために設定されている設定情報をそれぞれの空気調和機に付与された識別情報に対応付けて記憶した記憶手段を備え、各空気調和機をそれぞれに付与された識別情報で特定して通信ネットワークを介して通信を行なうことにより制御する集中制御装置とを含む空気調和機の集中制御システムにおいて、
    前記複数の空気調和機はそれぞれ、前記集中制御装置の記憶手段に記憶されている自身の設定情報を記憶した記憶手段を備えていることを特徴とする空気調和機の集中制御システム。
  2. それぞれに通信ネットワーク上で特定するための識別情報が付与された複数の空気調和機と、各空気調和機を制御するために設定されている設定情報をそれぞれの空気調和機に付与された識別情報に対応付けて記憶した記憶手段を備え、各空気調和機をそれぞれに付与された識別情報で特定して通信ネットワークを介して通信を行なうことにより制御する集中制御装置とを含む空気調和機の集中制御システムにおいて、
    前記複数の空気調和機の内の少なくとも一つは、前記集中制御装置の記憶手段の記憶内容のコピーを記憶した記憶手段を備えていることを特徴とする空気調和機の集中制御システム。
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