JP3567216B2 - 空気調和機の遠隔監視システム - Google Patents
空気調和機の遠隔監視システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3567216B2 JP3567216B2 JP21446199A JP21446199A JP3567216B2 JP 3567216 B2 JP3567216 B2 JP 3567216B2 JP 21446199 A JP21446199 A JP 21446199A JP 21446199 A JP21446199 A JP 21446199A JP 3567216 B2 JP3567216 B2 JP 3567216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monitoring
- monitoring device
- program
- air conditioner
- reset
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の遠隔監視システムに係り、特に空気調和機が設置された現地から遠く離れた地に設置された中央監視装置から、空気調和機の運転を監視する現地側監視装置内の監視プログラムや空気調和機内の運転制御プログラムの書き替えを行い、あるいは監視プログラムの異状動作時に異常からの復帰を行なう遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遠隔地に設置されている機器の制御プログラムを変更・修正する必要が有る場合には、サービスマンが現地に赴き、プログラムを内蔵する機器の交換、あるいは機器内のプログラムの書替えを行なっていた。このプログラム変更・修正は新機種投入の際などに必要に応じて既存の機器に対して実施される。現地において制御プログラムの書き替えを通信手段を介して外部から行なう方法として特開平4−359741号に記載されたものがある。
【0003】
また、現地に設置されている機器内のプログラムが異常動作(プログラムの暴走して、そこから復帰しなくなった場合には、やはりサービスマンが現地に赴き、機器の電源リセットにより、またはプログラムの終了および再実行により、プログラムをリセットして正常に復帰させていた。また必要に応じて機器の修理または交換を実施していた。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
上記のように従来は、遠隔地に設置されている空気調和機のプログラムや監視装置のプログラムの変更・修正が必要な場合、あるいは遠隔地に設置されている機器の電源リセットあるいは制御プログラムの終了および再実行が必要な場合にはサービスマンが現地に赴く必要があり、時間的、費用的負担が大きいという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上記の問題を解決するために、空気調和機が内蔵する制御プログラムや空気調和機の運転状況を監視する現地側監視装置が内蔵する監視プログラム等のプログラムの変更、あるいはプログラムの再立ち上げを、現地から遠く離れたところにある中央監視装置から、遠隔操作で行なうことができる空気調和機の遠隔監視システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の空気調和機の遠隔監視システムは、監視プログラムを記憶する記憶手段を内蔵し、その監視プログラムに従い1台以上の空気調和機の運転/停止を監視する現地側監視装置と、現地側監視装置から送信される監視情報を一時的に記憶する記憶手段を内蔵し、現地側で監視情報を収集する中継器と、中継器から送信される監視情報により空気調和機を監視する中央監視装置とからなり、現地側監視装置は監視プログラムが正常動作時に生死確認データを周期的に発信し、監視プログラムが異常動作時に生死確認データを停止し、中継器は現地側監視装置から送信される生死確認データが所定時間途絶えたときに、中央監視装置に異常警報を送信する空気調和機の遠隔監視システムにおいて、中央監視装置には、異常警報に対応してリセット指令を入力する入力手段を設け、現地側監視装置は、中央監視装置の入力手段から入力され中継器を通過して送信されたリセット指令を受信したときに、優先度の高いリセット処理タスクを起動して電源リセット実行指令を出力する制御プログラムと、制御プログラムから出力された電源リセット実行指令に応じて現地側監視装置の電源をリセットするリセット回路とを有してなることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の空気調和機の遠隔監視システムは、監視プログラムを記憶する記憶手段を内蔵し、監視プログラムに従い1台以上の空気調和機の運転/停止を監視する現地側監視装置と、現地側監視装置から送信される監視情報を一時的に記憶する記憶手段を内蔵し、現地側で監視情報を収集する中継器と、中継器から送信される監視情報により空気調和機を監視する中央監視装置とからなり、中継器の制御プログラムが正常動作時に生死確認データを周期的に発信し、制御プログラムが異常動作時に生死確認データを停止し、中央監視装置は中継器から送信される生死確認データが所定時間途絶えたときに異常警報を出す空気調和機の遠隔監視システムにおいて、中央監視装置には、異常警報に対応してリセット指令を入力する入力手段を設け、中継器は、入力手段から入力されたリセット指令を受信したときに、優先度の高いリセット処理タスクを起動して電源リセット実行指令を出力する制御プログラムと、制御プログラムから出力された電源リセット実行指令に応じて中継器の電源をリセットするリセット回路とを有してなることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の第2の空気調和機の遠隔監視システムは、監視プログラムを記憶する記憶手段を内蔵し、その監視プログラムに従い1台以上の空気調和機の運転/停止を監視する現地側監視装置と、現地側監視装置から送信される監視情報により空気調和機を監視する中央監視装置とからなる空気調和機の遠隔監視システムにおいて、中央監視装置に既存の監視プログラムに代える新監視プログラム及びプログラム書き替え指令を入力する入力手段を設け、現地側監視装置には、中央監視装置から送信されるプログラム書き替え指令及び新監視プログラムにより、現地側監視装置の記憶手段に既存する監視プログラムを削除し、新プログラムを書き込む制御手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
上記第2の空気調和機の遠隔監視システムにおいて、監視プログラムを書き替える際、プログラム書き替え指令と新しい監視プログラムが順に中央監視装置の入力手段により入力され、現地側監視装置に送信される。現地側監視装置は、その制御手段により、書き替え指令を受信したときに現地側監視装置の記憶手段に既存する監視プログラムを削除し、続いて中央監視装置から送信された新しい監視プログラムを書きこむ。かくして、空気調和機を監視する現地側監視装置に内蔵する監視プログラムを、現地から遠く離れたところにある中央監視装置から遠隔操作で変更することができる。
【0010】
本発明の第3の空気調和機の遠隔監視システムは、監視プログラムを記憶する記憶手段を内蔵し、その監視プログラムに従い1台以上の空気調和機の運転/停止を監視する現地側監視装置と、現地側監視装置から送信される監視情報を一時的に記憶する記憶手段を内蔵し、現地側で監視情報を収集する中継器と、該中継器から送信される監視情報により空気調和機を監視する中央監視装置とからなり、現地側監視装置は監視プログラムが正常動作時に生死確認データを周期的に発信し、監視プログラムが異常動作時に生死確認データを停止し、中継器は現地側監視装置から送信される生死確認データが所定時間途絶えたときに、中央監視装置に異常警報を送信する空気調和機の遠隔監視システムにおいて、中央監視装置には、異常警報に対応してリセット指令を入力する入力手段を設け、現地側監視装置には、中央監視装置の入力手段から入力され中継器を通過して送信されたリセット指令を受信したときに、監視プログラムを強制終了、再実行する、あるいは現地側監視装置の電源をリセットすることにより、監視プログラムを正常動作に復帰させる制御手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
上記第3の空気調和機の遠隔監視システムにおいて、現地側監視装置の監視プログラムが異常動作していることを示す警報が中央監視装置にもたらされたとき、中央間装置の入力手段によりリセット指令が入力され、中継器を通過して現地側監視装置に送信される。現地側監視装置がリセット指令を受信したとときに、その制御手段が、監視プログラムを強制終了、再実行する、あるいは現地側監視装置の電源をリセットすることにより、監視プログラムを正常動作に復帰させる。かくして、空気調和機を監視する現地側監視装置内の監視プログラムが異常動作したときに、現地から遠く離れたところにある中央監視装置から遠隔操作で監視プログラムを正常復帰させることができる。
【0012】
また、本発明の第4の空気調和機の遠隔監視システムは、監視プログラムを記憶する記憶手段を内蔵し、該監視プログラムに従い1台以上の空気調和機の運転/停止を監視する現地側監視装置と、該現地側監視装置から送信される監視情報を一時的に記憶する記憶手段を内蔵し、現地側で該監視情報を収集する中継器と、該中継器から送信される監視情報により空気調和機を監視する中央監視装置とからなり、中継器の制御プログラムが正常動作時に生死確認データを周期的に発信し、該制御プログラムが異常動作時に生死確認データを停止し、中央監視装置は中継器から送信される生死確認データが所定時間途絶えたときに異常警報を出す空気調和機の遠隔監視システムにおいて、中央監視装置には、異常警報に対応してリセット指令を入力する入力手段を設け、中継器には、中央監視装置の入力手段から入力されたリセット指令を受信したときに、中継器の制御プログラムを強制終了、再実行する、あるいは該中継器の電源をリセットすることにより、制御プログラムを正常動作に復帰させる制御手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
上記第4の空気調和機の遠隔監視システムにおいて、中継器の制御プログラムの異常動作を示す警報が中央監視装置から発生したとき、中央間装置の入力手段によりリセット指令が入力され、中継器に送信される。中継器がリセット指令を受信したときに、その制御手段が、制御プログラムを強制終了、再実行する、あるいは中継器の電源をリセットすることにより、制御プログラムを正常動作に復帰させる。かくして、中継器内の制御プログラムが異常動作したときに、現地から遠く離れたところにある中央監視装置から遠隔操作で制御プログラムを正常復帰させることができる。
【0014】
本発明の第5の空気調和機の遠隔監視システムは、制御プログラムを記憶する記憶手段を内蔵する空気調和機と、該空気調和機を監視する監視プログラムを記憶する記憶手段を内蔵し、該監視プログラムに従い空気調和機の運転/停止を監視する現地側監視装置と、該現地側監視装置から送信される監視情報を一時的に記憶する記憶手段を内蔵し、現地側で該監視情報を収集する中継器と、該中継器から送信される監視情報により空気調和機を監視する中央監視装置とからなる空気調和機の遠隔監視システムにおいて、中央監視装置に既存の制御プログラムに代える新制御プログラム及びプログラム書き替え指令を入力する入力手段を設け、現地側監視装置には中央監視装置の入力手段から入力され中継器を通過して送信された新制御プログラム及びプログラム書き替え指令を一時記憶する記憶手段と該記憶手段中のプログラム書き替え指令を送信した後に新制御プログラムを送信する制御手段とを設け、空気調和機には、現地側監視装置から送信されるプログラム書き替え指令により空気調和機の記憶手段に既存する制御プログラムを削除し、現地側監視装置から送信される新制御プログラムを書き込む制御手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
上記第5の空気調和機の遠隔監視システムにおいて、空気調和機の制御プログラムを書き替える際、新しい制御プログラムとプログラム書き替え指令が中央監視装置の入力手段により入力され、中継器を通過して、現地側監視装置の記憶手段に一旦保持される。それから現地側監視装置の制御手段は、その記憶手段内のプログラム書き替え指令を、続いて新しい監視プログラムを空気調和機に送信する。空気調和機は、その制御手段により、現地側監視装置から書き替え指令を受信したときに空気調和機の記憶手段に既存する制御プログラムを削除し、続いて送信された新しい制御プログラムを書きこむ。かくして、空気調和機に内蔵する制御プログラムを、現地から遠く離れたところにある中央監視装置から遠隔操作で変更することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態である空気調和機の遠隔監視システム(以下、単に遠隔監視システムという)を図面に基づいて詳細に説明する。図1は一実施の形態の遠隔監視システムのブロック図である。
【0017】
図1に示すように、この遠隔監視システムは、空気調和機18の運転状況を監視プログラムにしたがって現地で監視する現地側監視装置12と、現地側監視装置12から伝送線11を通じて監視情報を現地側で収集する中継器6と、該中継器6から公衆回線あるいは専用線からなる回線5を通じて送信された監視情報を基に遠隔地にある空気調和機18の運転を監視する中央監視装置1とから構成されている。中継器6は、一ないし複数の現地側監視装置12に接続し、各現地側監視装置12に接続する一または複数の空気調和機18(例えばマルチ形空気調和機)の運転/停止等の運転情報を収集し、中央監視装置1に送信する。
【0018】
中央監視装置1は、遠隔地にある中継器6または現地側監視装置12に送信したい監視プログラムを入力するための入力手段2と、入力されたプログラムを一時的に記憶するための記憶手段3と、記憶手段3内のプログラムを回線5を通じて遠隔地にある中継器6に送信するための伝送手段4と、入出力データを表示する表示手段21とを有する。回線5としては、大量データを一度に送信可能な公衆回線または専用線を用いる。
【0019】
中継器6は、中央監視装置1から回線5を介して送信された監視プログラムを受信するための伝送手段7と、受信したプログラムを一時的に記憶する記憶手段9と、記憶手段9内のプログラムを伝送線11を介して現地側監視装置12へ送信するための別の伝送手段8と、中継器6を制御する(制御プログラムを有する)制御手段10と、中継器6の制御プログラムをリセット、再起動するためのリセット手段20とを有しいる。また、中継器6は、一ないし複数台現地側監視装置12から送信されたデータをまとめて回線5を通じて中央監視装置1に送信する機能を有する。
【0020】
また、現地側監視装置12は、中継器6から送信される監視プログラムを受信するための伝送手段13と、現地側監視装置12の監視プログラムを記憶しておく記憶手段14と、現地側監視装置12を制御する制御手段15、および空気調和機18の運転を監視する監視手段16と、現地側監視装置12の監視プログラムをリセット、再起動するためのリセット手段19とを有し、監視手段16はデータ取得手段17(伝送線)を介して接続する空気調和機18を監視する。
【0021】
以上のように構成された遠隔監視システムの動作を説明する。
中央監視装置1において、入力手段2 を使って、現地側監視装置12に書き込みたい監視プログラムを入力し、記憶手段3 に一時格納し、それから記憶手段3内の監視プログラムを伝送手段4により回線5を介して現地側の中継器6に送信する。
【0022】
中継器6は、中央監視装置1から送信されてきた監視プログラムを伝送手段7により受信し、一時的に記憶手段9に記憶する。中央監視装置1からの監視プログラム受信が終了した後、中継器6は別の伝送手段8によりプログラム書き替え指令を、それにつづいて記憶手段9に記憶された監視プログラムをあらかじめ決められた大きさのブロックに分割して、伝送線11を通じて現地側監視装置12に送信する。
【0023】
現地側監視装置12では、図3の動作フローチャートに示すように、中継器6からプログラム書き替え指令を受信したら、制御手段15が記憶手段14に記録されている監視プログラムを消去し、中継器6から送信される新しい監視プログラムをブロック毎に記憶手段14に書き込んでいく。すべてのブロックの書込みが終了したら制御手段15は現地側監視装置12をリセットし、再立ち上がり後は新しく記憶手段14に書き込まれた監視制御プログラムに従って動作する。なお、ここでは回線5は一度に大量のデータを送信する容量を有するのに対して、伝送線11は一度に少量のデータしか送信できないように構成されているので、中継機6から現地側監視装置12へ送信されるデータはブロックに分割される。
【0024】
上記の様に動作することにより、中央監視装置1により、遠隔地に設置された現地側監視装置12内の監視プログラムを変更することが可能となる。
【0025】
図2により、別の遠隔監視システムについて説明する。別の遠隔監視システムは、図1に示す遠隔監視システムから中継器6及び伝送線11を除き、中央監視装置1の伝送手段4と現地側監視装置12の伝送手段13とを公衆回線あるいは専用線からなる回線5で直接接続したものである。別の遠隔監視システムにおいても、中央監視装置1からプログラム書き替え指令および新しい監視プログラムを現地側監視装置12に直接送信する。かくして、上記例と同様に、中央監視装置1により、現地側監視装置12内の監視プログラムの変更が可能となる。
【0026】
次に空気調和機の遠隔監視システムにおいて、現地側監視装置12の監視プログラムが異常動作をしたときに正常動作に復帰する方法について説明する。現地側監視装置12には、該装置12の制御手段15からの要求により現地側監視装置12の電源リセットを行うリセット手段19を内蔵し、また、記憶手段14には、リセット信号を受信すると他の処理よりも優先度の高いリセット処理タスクを起動させる制御プログラムが書き込まれている。この制御プログラムのタスク構造例を図4に示す。現地側監視装置12は、現地側監視装置12自身が正常に動作していることを中継器6に知らせるために、制御手段15から周期的に生死確認データを送信している。現地側監視装置12の監視プログラムに不具合(監視プログラムの暴走)が発生して異常状態から復帰できなくなった場合、生死確認データが送信されなくなる。中継器6は生死確認データが一定時間受信できないことにより現地側監視装置12での異常発生を検知し、制御手段10から回線5を通じて中央監視装置1に異常警報を送信する。中央監視装置1では、異常警報を受信したとき、表示手段21に現地側装置の異常発生を表示する。中央監視装置1の監視要員は、この異常発生に対応して、入力手段2から現地側監視装置12のリセット信号を入力すると、中央監視装置1から回線5、中継器6、伝送線11を介して現地側監視装置12にリセット指令を送信する。現地側監視装置12の制御装置15はリセット指令を受信すると、現在実行中のタスクよりも優先度の高いリセット処理タスクを起動し、リセット回路19に電源リセット実行指令を出力する。これにより、現地側監視装置12がリセットされ、あらかじめ定められたイニシャル処理を実行後、通常状態に復帰することが可能となる。なお、上記のリセット処理タスクを、プログラムの強制終了および再立上げを行うリブート処理タスクに置き替えることもできる。
【0027】
中継器6の制御プログラムが異常動作をしたときにも、上記と同様の過程を経て正常動作に復帰させる。すなわち、中継器6は、中継器6の制御手段10からの要求により中継器 6の電源リセットを行うリセット手段20を有し、また、記憶手段9には、リセット信号を受信すると、図4に示すように、優先的にリセット処理タスクを起動させる制御プログラムが書き込まれている。中継器6は、自身が正常に動作していることを中央監視装置1に知らせるために周期的に生死確認データを制御手段10から送信している。中継器6の制御プログラムが暴走して異常状態から復帰できなくなった場合に、生死確認データが送信されなくなる。中央監視装置1は、中継器6の生死確認データが一定時間受信しないことにより中継器6での異常発生を検知する。このとき、中央監視装置1は、表示手段21に中継器6の異常警報を表示する。中央監視装置1の監視要員は、入力手段2から中継器6のリセット信号を入力すると、中央監視装置1から回線5を介して中継器6にリセット指令を送信する。中継器6の制御装置10はリセット指令を受信すると、現在実行中のタスクより優先的にリセット処理タスクを起動して、リセット回路20に電源リセット実行指令を出力する。これにより、中継器6がリセットされ、あらかじめ定められたイニシャル処理を実行後、通常状態に復帰する。
【0028】
次に、本発明の空気調和機の遠隔監視システムによる、空気調和機の制御プログラムの書き替えについて、図1及び図5により説明する。空気調和機18の制御プログラム書き替えが必要になった場合、中央監視装置1の入力手段2により新しい制御プログラム及び書き替え指令を入力し、回線5、中継器6、伝送線11を介して現地側監視装置12に送信する。現地側監視装置12では空気調和機の制御プログラムの書き替え指令を受信したら、新しい制御プログラムを記憶手段14に保持し、空気調和機18に制御プログラム書き替え指令を発信した後、記憶手段14に保持されている新しい制御プログラムを適当な大きさに分割し、空気調和機18に送信する。
【0029】
制御プログラム書き替え指令を受信した空気調和機18は、記憶手段24に記憶されているプログラムのうち、新プログラム受信処理と記憶手段へのプログラム書き込み処理に関するものを残し、新プログラムにより書き替えるべき制御プログラムを消去し、その後現地側監視装置12から送信されてくる新プログラムを記憶手段24に順次書き込んでいく。新しい制御プログラムの受信および書きこみが全て終了したら、リセット手段25により、空気調和機18の制御プログラムを再起動する。このようにして、中央監視装置1から空気調和機18の制御プログラムの書き込みが可能となる。
【0030】
以上のように、空気調和機、現地側監視装置等の機器内のプログラムの変更・修正が必要な場合、および遠隔地に設置されている機器の電源リセットまたはプログラム再立ち上げが必要な場合にサービスマンが現地に赴く必要がなくなり、時間的、費用的負担を低減する事ができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、空気調和機内蔵の制御プログラムや空気調和機の運転状況を監視する現地側監視装置内蔵の監視プログラム等のプログラムの変更、あるいはプログラムの再立ち上げを、現地から遠く離れたところにある中央監視装置から遠隔操作で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態となる空気調和機の遠隔監視システムのブロック図である。
【図2】本発明の別の実施の形態となる空気調和機の遠隔監視システムのブロック図である。
【図3】現地側監視装置の監視プログラムを書き替え処理するフローチャートである。
【図4】現地側監視装置の監視プログラムをリセット処理するタスク構造を示す図である。
【図5】空気調和機の制御機能を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 中央監視装置
2 入力手段
3 記憶手段
5 回線
6 中継器
9 記憶手段
10 制御手段
11 伝送線
12 現地側監視装置
14 記憶手段
15 制御手段
16 監視手段
17 データ取得手段
18 空気調和機
19、20 リセット手段
21 表示手段
23 制御手段
24 記憶手段
25 リセット手段
Claims (2)
- 監視プログラムを記憶する記憶手段を内蔵し、該監視プログラムに従い1台以上の空気調和機の運転/停止を監視する現地側監視装置と、該現地側監視装置から送信される監視情報を一時的に記憶する記憶手段を内蔵し、現地側で該監視情報を収集する中継器と、該中継器から送信される監視情報により前記空気調和機を監視する中央監視装置とからなり、前記現地側監視装置は監視プログラムが正常動作時に生死確認データを周期的に発信し、該監視プログラムが異常動作時に生死確認データを停止し、前記中継器は前記現地側監視装置から送信される生死確認データが所定時間途絶えたときに、前記中央監視装置に異常警報を送信する空気調和機の遠隔監視システムにおいて、前記中央監視装置には、前記異常警報に対応してリセット指令を入力する入力手段を設け、
前記現地側監視装置は、前記入力手段から入力され前記中継器を通過して送信されたリセット指令を受信したときに、優先度の高いリセット処理タスクを起動して電源リセット実行指令を出力する制御プログラムと、該制御プログラムから出力された前記電源リセット実行指令に応じて前記現地側監視装置の電源をリセットするリセット回路とを有してなることを特徴とする空気調和機の遠隔監視システム。 - 監視プログラムを記憶する記憶手段を内蔵し、該監視プログラムに従い1台以上の空気調和機の運転/停止を監視する現地側監視装置と、該現地側監視装置から送信される監視情報を一時的に記憶する記憶手段を内蔵し、現地側で該監視情報を収集する中継器と、該中継器から送信される監視情報により前記空気調和機を監視する中央監視装置とからなり、前記中継器の制御プログラムが正常動作時に生死確認データを周期的に発信し、該制御プログラムが異常動作時に生死確認データを停止し、前記中央監視装置は前記中継器から送信される生死確認データが所定時間途絶えたときに異常警報を出す空気調和機の遠隔監視システムにおいて、前記中央監視装置には、前記異常警報に対応してリセット指令を入力する入力手段を設け、
前記中継器は、前記入力手段から入力されたリセット指令を受信したときに、優先度の高いリセット処理タスクを起動して電源リセット実行指令を出力する制御プログラムと、該制御プログラムから出力された電源リセット実行指令に応じて前記中継器の電源をリセットするリセット回路とを有してなることを特徴とする空気調和機の遠隔監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21446199A JP3567216B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 空気調和機の遠隔監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21446199A JP3567216B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 空気調和機の遠隔監視システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001041543A JP2001041543A (ja) | 2001-02-16 |
JP3567216B2 true JP3567216B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=16656131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21446199A Expired - Lifetime JP3567216B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 空気調和機の遠隔監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3567216B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017199331A1 (ja) * | 2016-05-17 | 2017-11-23 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機システム、書き換え制御方法及び書き換え制御プログラム |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP21446199A patent/JP3567216B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001041543A (ja) | 2001-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101739314B (zh) | 列车运行监控装置地面基础数据存储更新方法及系统 | |
CN110750309B (zh) | 可远程控制电子设备的系统及方法 | |
JP4151713B2 (ja) | 制御装置 | |
CN109740699B (zh) | 用于管理多个电子标签的网关和方法 | |
EP2615593A2 (en) | Security system storage of persistent data | |
US11073893B2 (en) | System and method capable of remotely controlling electronic apparatus | |
JP2008245887A (ja) | 遊技場用管理システム | |
CN110532013A (zh) | 电子设备、可远程维护电子设备运作的系统及方法 | |
JP3567216B2 (ja) | 空気調和機の遠隔監視システム | |
US10237131B2 (en) | Communication adapter and program update method for communication adapter | |
JPH06317346A (ja) | 機器管理システム | |
RU2531773C1 (ru) | Кондиционер воздуха | |
JP2002132995A (ja) | 通信施設の管理システム | |
JP2005308254A (ja) | 空気調和機の集中制御システム | |
JP2001333461A (ja) | 端末用プログラムの遠隔書換え方法 | |
JP3765285B2 (ja) | 設備管理装置、および設備管理システム | |
JPH0689181A (ja) | ダウンロードによるプログラム更新方式 | |
JP2002169693A (ja) | 制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体 | |
JP4476464B2 (ja) | 障害復帰方法 | |
JP2008171100A (ja) | 機器管理装置ならびにこれを用いた遠隔監視システム | |
JP2003234838A (ja) | リモートメンテナンス装置、リモートメンテナンス装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 | |
JP2001005668A (ja) | 端末用プログラムの遠隔書替え方法 | |
JP6173117B2 (ja) | 更新時期予測システム | |
JP2016206763A (ja) | 監視制御システム | |
JP2004240988A (ja) | 遠隔保守システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040420 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040511 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070625 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
SZ03 | Written request for cancellation of trust registration |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625 Year of fee payment: 6 |