JP2008165721A - 商品収容装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒回路のコストを低減することができる商品収容装置を提供すること。
【解決手段】本発明の商品収容装置は、商品収容庫5の外部に配置され、圧縮機200、凝縮器300、膨張手段510及び蒸発器500の間に順次冷媒を循環させる冷媒回路Lと、暖気吸込口51及び暖気吐出口53を介して商品収容庫に連通する加熱通路を構成し、且つ、加熱通路中に冷媒回路の凝縮器を配置した加熱室20と、冷気吸込口52及び冷気吐出口54を介して商品収容庫に連通する冷却通路を構成し、且つ、冷却通路中に前記冷媒回路の蒸発器を配置した冷却室30と、暖気吸込口51、暖気吐出口53、冷気吸込口52及び冷気吐出口54をそれぞれ開閉することにより、商品収容庫に対して加熱室及び冷却室を択一的に接続するシャッタ手段61,62,63,64とを備え、各シャッタ手段によって選択した加熱室又は冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、商品を冷却又は加熱して収容する商品収容装置に関する。
従来、商品を冷却又は加熱して収容する商品収容装置として、収容庫を冷却する冷凍サイクルで発生した排熱を利用して商品の加熱を行う自動販売機が知られている(例えば特許文献1を参照)。図20は、特許文献1に示される自動販売機を示している。図20に示すように、この自動販売機110は、断熱仕切壁132,134を介して3つの商品収容庫120,122,124が並設され、庫内には商品136が収容されている。自動販売機110は、各商品収容庫内の内部雰囲気を冷却する冷却システム140と、内部雰囲気を加温する加温システム180とを備えている。
冷却システム140は、圧縮機142,凝縮器144,電磁弁146,148,150,減圧手段152,154,156及び蒸発器158,160,162とを備える。この冷却システム140の蒸発器158,160,162は各商品収容庫内に設置されており、これらは配管を介して機械室内に設置された圧縮機142及び凝縮器144に接続されている。また、加温システム180は、圧縮機182,蒸発器184,電磁弁186,188,膨張弁191,凝縮器194,196とを備える。この加温システム180の凝縮器194,196は各商品収容庫内に設置されており、これらは配管を介して機械室内に設置された圧縮機182及び蒸発器184と配管で接続されている。
上記構成を有する自動販売機110では、以下のようにして庫内の内部雰囲気を冷却又は加温する。例えば商品収容庫120の内部雰囲気を冷却する場合には、電磁弁146を開き、電磁弁148,150を閉じ、圧縮機142で圧縮された高温高圧の冷媒を凝縮器144に送って冷媒を凝縮し、液化した冷媒を減圧手段152により減圧して、これを蒸発器158で蒸発させることによって周囲の空気を冷却し、冷却された空気をファン166によって庫内に循環させることにより、庫内の内部雰囲気を冷却する。一方、例えば商品収容庫122,124を加温する場合には、電磁弁186,188を開き、電磁弁148,150を閉じ、圧縮機182で圧縮された高温高圧の冷媒を凝縮器196,194に送り、凝縮器194,196で冷媒が凝縮する際に発生する凝縮熱をファン168,170によって庫内に循環させることにより、庫内の内部雰囲気を加熱する。
特開2005−227831号公報
しかしながら、特許文献1の自動販売機における冷却システム及び加温システムでは、商品収容庫内に蒸発器と凝縮器を設置する構成としているため、商品収容庫が複数ある場合には、蒸発器と凝縮器をそれぞれ商品収容庫の数だけ用意する必要があり、コストが掛かるという問題がある。また、各商品収容庫内に設置された複数の蒸発器及び凝縮器と、機械室内に設置された圧縮機等の機器とを接続するため、配管距離が長くなる、回路切換用の配管が増えることで回路が複雑になる、といった問題も生じる。また、冷却加熱の同時運転時に排熱するロスが生じるという問題もある。
本発明は、上記の点に鑑み、冷媒回路の凝縮器において冷媒が凝縮する際に発生する凝縮熱を回収して庫内の雰囲気を加熱する商品収容装置において、冷媒回路のコストを低減すること、及び、冷却加熱の効率を向上させることを目的とする。
本発明の請求項1に係る商品収容装置は、商品を収容する商品収容庫と、前記商品収容庫の外部に配置され、圧縮機、凝縮器、膨張手段及び蒸発器の間に順次冷媒を循環させる冷媒回路と、暖気吸込口及び暖気吐出口を介して前記商品収容庫に連通する加熱通路を構成し、且つ、前記加熱通路中に前記冷媒回路の凝縮器を配置した加熱室と、冷気吸込口及び冷気吐出口を介して前記商品収容庫に連通する冷却通路を構成し、且つ、前記冷却通路中に前記冷媒回路の蒸発器を配置した冷却室と、前記暖気吸込口、前記暖気吐出口、前記冷気吸込口及び前記冷気吐出口をそれぞれ開閉することにより、前記商品収容庫に対して前記加熱室及び前記冷却室を択一的に接続するシャッタ手段と、を備え、前記各シャッタ手段によって選択した前記加熱室又は冷却室と前記商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る商品収容装置は、上記請求項1において、商品収容庫を複数並設するとともに、これら商品収容庫の並設方向に沿って互いに独立した2つの加熱用連絡通路を配設してなり、第1の加熱用連絡通路を介して各商品収容庫の暖気吐出口を互いに連通させ、且つ、この第1の加熱用連絡通路を介して加熱吐出口を加熱室に接続する一方、第2の加熱用連絡通路を介して各商品収容庫の暖気吸込口を互いに連通させ、且つ、この第2の加熱用連絡通路を介して暖気吸込口を加熱室に接続したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る商品収容装置は、上記請求項1において、商品収容庫を複数並設するとともに、これら商品収容庫の並設方向に沿って互いに独立した2つの冷却用連絡通路を配設してなり、第1の冷却用連絡通路を介して各商品収容庫の冷気吐出口を互いに連通し、且つ、この第1の冷却用連絡通路を介して冷気吐出口を冷却室に接続する一方、第2の冷却用連絡通路を介して各商品収容庫の冷気吸込口を互いに連通し、且つ、この第2の冷却用連絡通路を介して冷気吸込口を冷却室に接続したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る商品収容装置は、上記請求項1において、前記加熱室及び/又は前記冷却室は、それぞれ商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させるための送風循環ファンを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る商品収容装置は、上記請求項4において、前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記加熱室の送風循環ファンの回転により、商品収容庫の内部において前方側から後方側に向けて雰囲気を通過させるように前記暖気吐出口及び前記暖気吸込口を構成し、前記冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記加熱室の送風循環ファンを逆方向に回転させることにより、前記加熱室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る商品収容装置は、上記請求項5において、前記加熱室と商品前記加熱室に配置する送風循環ファンは、前記加熱室の内部雰囲気を外部に排出する際に正回転方向となる向きで設置したことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る商品収容装置は、上記請求項4において、前記冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記冷却室の送風循環ファンの回転により、商品収容庫の内部において前方側から後方側に向けて雰囲気を通過させるように前記冷気吐出口及び前記冷気吸込口を構成し、前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記冷却室の送風循環ファンを逆方向に回転させることにより、前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る商品収容装置は、上記請求項7において、前記冷却室に配置する送風循環ファンは、前記商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる際に正回転方向となる向きで設置したことを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る商品収容装置は、上記請求項1において、前記商品収容庫の内部に送風循環ファンを配設し、この送風循環ファンの回転により、前記加熱室もしくは前記冷却室との間において内部雰囲気を循環させることを特徴とする。
また、本発明の請求項10に係る商品収容装置は、上記請求項1から9のいずれか一つにおいて、前記圧縮機、前記凝縮器及びこれらの間を連結する配管を、前記加熱室内に設置したことを特徴とする。
また、本発明の請求項11に係る商品収容装置は、上記請求項1から10のいずれか一つにおいて、前記加熱室、冷却室、加熱用連絡通路及び冷却用連絡通路がそれぞれ断熱材で囲われたことを特徴とする。
また、本発明の請求項12に係る商品収容装置は、上記請求項1において、前記冷却室を構成する下壁に排水口を形成し、この排水口の直下に、排水口から滴下した水を貯留する蒸発皿を設置したことを特徴とする。
また、本発明の請求項13に係る商品収容装置は、上記請求項12において、前記冷却室と前記蒸発皿との間に、前記蒸発皿の上部の空気を流通させるための送風ファンを設置したことを特徴とする。
また、本発明の請求項14に係る商品収容装置は、上記請求項13において、外部の空気を前記冷却室内に取り込む空気吸込口と、前記冷却室内の内部雰囲気を外部に排出する空気排出口とを前記冷却室の下面に形成するとともに、前記空気吸込口及び空気排出口を開閉する排熱用シャッタ手段を配設し、前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合に、前記排熱用シャッタ手段を開き、前記送風ファンを回転させることによって、前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする。
また、本発明の請求項15に係る商品収容装置は、上記請求項14において、前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出させる場合に、外部の空気を前記空気吸込口へと導くためのガイド部材を、前記排熱用シャッタ手段の両側を囲う態様で配設したことを特徴とする。
また、本発明の請求項16に係る商品収容装置は、上記請求項2から15のいずれか一つにおいて、前記第1,第2の加熱用連絡通路及び第1,第2の冷却用連絡通路を、自動販売機前方側から後方側に向けて、第1の加熱用連絡通路、第1の冷却用連絡通路、第2の冷却用連絡通路、第2の加熱用連絡通路の順に配設したことを特徴とする。
本発明の商品収容装置によれば、商品収容庫の外部に配置した冷媒回路と、暖気吸込口及び暖気吐出口を介して商品収容庫に連通する加熱通路を構成し、且つ、加熱通路中に冷媒回路の凝縮器を配置した加熱室と、冷気吸込口及び冷気吐出口を介して商品収容庫に連通する冷却通路を構成し、且つ、冷却通路中に冷媒回路の蒸発器を配置した冷却室と、上記の暖気吸込口、暖気吐出口、冷気吸込口及び冷気吐出口をそれぞれ開閉することにより、商品収容庫に対して加熱室及び冷却室を択一的に接続するシャッタ手段とを備え、各シャッタ手段によって選択した加熱室又は冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる構成としたことで、商品収容庫が複数ある場合であっても、各商品収容庫内ごとに蒸発器や凝縮器を用意する必要がなくなる。その結果、最小限度の機器で冷媒回路を構成することが可能となるため、冷媒回路のコストを大幅に低減させることが可能になるとともに、配管距離が短くなることで配管の放熱ロスを低減させることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品収容装置を、缶入り飲料やペットボトル飲料等の商品を収容する自動販売機に適用した場合の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
[自動販売機の構成]
図1〜図3は、本発明の実施の形態1である商品収容装置を適用した自動販売機を模式的に示したものであり、図1は正面から見た断面図であり、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。この自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱体として形成したものである。この本体キャビネット1の一側縁部には、外扉2及び内扉3を保持させてある。図には示されていないが、この外扉2の前面には、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品Wの見本を展示する商品展示室、商品Wを選択するための選択ボタン、貨幣を投入するための貨幣投入口、払い出された商品Wを取り出すための商品取出口11等、商品Wの販売に必要となる構成が配置してある。内扉3は、断熱材によって構成したもので、後述する商品収納庫の前面開口を開閉すべく外扉2と本体キャビネット1との間に配設してある。
本体キャビネット1の内部は、断熱壁12を仕切板として、商品収容庫5と機械室9に区画されている。商品収容庫5は、2つの断熱仕切板4ab,4bcによって仕切られており、3つの独立した商品収容庫5a,5b,5cを並設した構成となっている。また、商品収容庫5の外側下部に設けられた機械室9の内部には、圧縮機200、凝縮器300、膨張弁510、電磁弁520、蒸発器500を配管によって連結した冷却ユニット10が設置してある。この冷却ユニット10は、圧縮機200、凝縮器300及び送風循環ファン410が収容された加熱室20と、蒸発器500及び送風循環ファン420が収容された冷却室30とから構成され、加熱室20及び冷却室30それぞれを断熱材からなる筐体100に収容させたものである。加熱室20では、凝縮器300において冷媒が凝縮する際に発生する凝縮熱によって空気を加熱し、この加熱した空気をファンによって収容庫内に送り出す。一方、冷却室30では、蒸発器500に送られた低温低圧の冷媒が蒸発器500において蒸発する際の気化熱によって空気を冷却し、この冷却した空気をファンによって収容庫内に送り出す。この冷却ユニット10については後述する。
商品収容庫5a,5b,5cは、商品Wを所望の温度に維持した状態で収容するためのものであり、本実施の形態では、商品収容庫5a,5bを冷却加熱兼用とし、商品収容庫5cを冷却専用としてある。商品収容庫5a,5b,5cには、それぞれ、商品収納ラック6、搬出機構7及び商品搬出シュータ8a,8b,8cが設けてある。商品収納ラック6は、商品Wを上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構7は、商品収納ラック6の下部に設けてあり、この商品収納ラック6に収納された商品群のうち最下段にある商品Wを一つずつ搬出するためのものである。
商品搬出シュータ8a,8b,8cは、搬出機構7から搬出された商品Wを商品取出口に導くためのものである。この商品搬出シュータは、複数の通気孔13を有したプレート状部材であり、商品収容庫の奥方から手前側に向けて漸次下方に傾斜する態様でそれぞれ商品収容庫5a,5b,5cの下方部に固定してある。
商品搬出シュータ8a,8b,8cによって仕切られた下方部の空間は、断熱仕切壁14a,14b,14cによってそれぞれ2室に仕切られており、自動販売機の前方側に位置する室には、後述する加熱室20からの暖気及び冷却室30からの冷気の吐出通路15a,15b,15cが形成してあり、自動販売機の後方側に位置する室には、各吐出通路15a,15b,15cから吐出され商品収容庫内を循環した空気の吸込通路16a,16b,16cが形成してある。また、自動販売機の後面壁17と商品収容庫5との間には、所定の間隔の背面ダクト18が設けてある。図には明示されていないが、背面ダクト18の上部には、商品収容庫内の空気を吸い込む背面ダクト吸込口が形成してある。また、背面ダクト18の下方には、背面ダクトと各吸込通路16a,16b,16cとを連通する背面ダクト吐出口19a,19b,19cが形成してある。
なお、図2及び図3に示すように、各商品収容庫内の吐出通路15a,15b,15cの所定位置には、それぞれ送風循環ファン40a,40b,40cが配設してある。この送風循環ファン40a,40b,40cは、加熱室20からの暖気及び冷却室30からの冷気を庫内に循環させるためのものである。なお、本実施の形態では、庫内に設置した温度センサに基づいて送風循環ファン40a,40b,40cをON/OFFすることによって、各商品収容庫内の温度制御を行っている。
商品収容庫5aにおける吸込通路16aの底部、すなわち、商品収容庫5aの下部断熱壁12には、背面ダクト18から送られた暖気を吸込み、後述する加熱用連絡通路71に流通させる暖気吸込口51aと、背面ダクト18から送られた冷気を吸い込み、後述する冷却用連絡通路72に流通させる冷気吸込口52aとが各1個ずつ設けてある。同様にして、商品収容庫5aにおける吐出通路15aの底部には、加熱室20からの暖気を吐出するための暖気吐出口53aと、冷却室30からの冷気を吐出するための冷気吐出口54aとが各1個ずつ設けてある。つまり、商品収容庫5aの底部には、暖気吸込口51a、暖気吐出口53a、冷気吸込口52a、冷気吐出口54aの4つの通風孔が設けてある。同様にして、図3に示すように商品収容庫5bにおける吸込通路16bの底部には、暖気吸込口51b及び冷気吸込口52bが設けてあり、吐出通路15bの底部には、暖気吐出口53b及び冷気吐出口54bが設けてある。また、本実施の形態では商品収容庫5cを冷却専用としているため、商品収容庫5cの吸込通路16cの底部には冷気吸込口52cのみを、吐出通路15cの底部には冷気吐出口54cのみを設けている(図8を参照)。なお、商品収容庫5cは、商品収容庫5a,5bよりも冷却領域が大きいため、冷気吸込口52c及び冷気吐出口54cを2個ずつ設けた構成としている(図8を参照)。
図2及び図3に示すように、商品収容庫5a,5b,5cにおける各暖気吸込口、暖気吐出口、冷気吸込口、冷気吐出口の下部には、断熱材によって形成した加熱用連絡通路71,73及び冷却用連絡通路72,74が、商品収容庫の並設方向に沿って配設してある。以下、加熱用連絡通路71,73をそれぞれ暖気吸込用連絡通路71,暖気吐出用連絡通路73と呼び、冷却用連絡通路72,74をそれぞれ冷気吸込用連絡通路72,冷気吐出用連絡通路74と呼ぶことにする。この4本の連絡通路は、各商品収容庫の吐出口又は吸込口を互いに連通させ、且つ、これらを加熱室20又は冷却室30に接続するものである。すなわち、暖気吸込口51a及び51bは、暖気吸込用連絡通路71を介して加熱室20に接続され、暖気吐出口53a及び53bは、暖気吐出用連絡通路73を介して加熱室20に接続されている。また、冷気吸込口52a,52b,52cは、冷気吸込用連絡通路72を介して冷却室30に接続され、冷気吐出口54a,54b,54cは、冷気吐出用連絡通路74を介して冷却室30に接続されている。
図2に示すように、商品収容庫5aにおける暖気吸込口51a、冷気吸込口52a、暖気吐出口53a、冷気吐出口54aには、空気の流通を遮断するシャッタ61a,62a,63a,64aがそれぞれ設けてある。このシャッタは断熱材から構成され、開口を覆うのに十分な面積を有した板状を成すものであり、適宜な手段によって開閉を行うものである。なお、図2は、シャッタ61a及びシャッタ63aが開き、暖気吸込口51a及び暖気吐出口53aが開放された状態が示されている。図2に示すように暖気吸込口51a及び暖気吐出口53aのシャッタ61a,63aを開け、冷気吸込口52a及び冷気吐出口54aを閉めた場合には、加熱室20の暖気は暖気吐出用連絡通路73を通過して暖気吐出口53aから吐出され、送風循環ファン40aにより商品収容庫5a内に送り込まれる。庫内に送り込まれた暖気は、背面ダクト18を通って暖気吸込口51aに吸い込まれ、暖気吸込用連絡通路71を通過して加熱室20に送り込まれる。一方、冷気吸込口52a及び冷気吐出口54aのシャッタ62a,64aによって冷却室30からの冷気は遮断されるため、商品収容庫5a内に冷気が循環することはない。従って、加熱室20と商品収容庫5a内との間に暖気が循環し、庫内の内部雰囲気が加熱される。一方、冷気吸込口52a及び冷気吐出口54aのシャッタ62a,64aを開け、暖気吸込口51a及び暖気吐出口53aのシャッタ61a,63aを閉めた場合には、冷却室30と庫内との間に冷気が循環し、商品収容庫5aの内部雰囲気が冷却される。
同様にして、図3に示すように、商品収容庫5bにおける暖気吸込口51b、暖気吐出口52b、冷気吸込口53b、冷気吐出口54bには、空気の流通を遮断するシャッタ61b,62b,63b,64bがそれぞれ設けてある。なお、図3は、シャッタ62b及びシャッタ64bが開き、暖気吸込口52a及び暖気吐出口54aが開放された状態が示されている。商品収容庫5bの内部雰囲気を冷却する場合には、図3に示すように、冷気吸込口52b及び冷気吐出口54bのシャッタ62b,64bを開けることによって、冷却室30と庫内との間に冷気を循環させる。一方、商品収容庫5bの内部雰囲気を加熱する場合には、暖気吸込口51b及び暖気吐出口53bのシャッタ61b,63aを開けることによって、加熱室20と庫内との間に暖気を循環させる。なお、本実施の形態では、商品収容庫5cは冷却専用であり冷気のみを循環させる構成としており、冷気吸込口52c及び冷気吐出口54cにシャッタを設けていない。
[冷却ユニット]
図4は機械室9の内部に設置された冷却ユニット10の概念図、図5は冷却ユニット10における加熱室20及び冷却室30の概念図、図6は加熱室20内の空気の流れを模式的に示した図、図7は冷却室30内の空気の流れを模式的に示した図である。なお、図6及び図7では冷媒回路の配管を省略して示している。図4に示すように、冷却ユニット10は、圧縮機200、凝縮器300、電子膨張弁510、電磁弁520、蒸発器500とを備えて構成してある。この冷却ユニット10の冷媒としては、不燃性、安全性、不腐食性を有し、さらにオゾン層への影響が少ない二酸化炭素を用いている。図1〜図3、図6及び図7に示すように、冷却ユニット10は、断熱材からなる筐体100の内部に収容されている。この冷却ユニット10を収容した筐体100は、機械室9内部に着脱可能に設置されるものであり、機械室9内部に設置された状態において、上述した暖気吸込口、暖気吐出口、冷気吸込口、冷気吐出口以外から空気が漏れないように、4本の連絡通路71,72,73,74の下部に密着させてある。
筐体100内部は、断熱壁を介して加熱室20と冷却室30とに区画されている。図5及び図6に示すように、加熱室20は、圧縮機200、凝縮器300、送風循環ファン410、及び、圧縮機200と凝縮器300とを連結する配管610とが配設してある。加熱室20を上記構成とすることにより、凝縮器300の凝縮熱に加えて、高温機器である圧縮機200や配管610から発生する熱を空気の加熱に利用している。加熱室20の上部断熱壁には、暖気吸込用連絡通路71と加熱室と20を連通させる開口25と、暖気吐出用連絡通路73と加熱室20とを連通させる開口26が形成してある。
また、図6に示すように、加熱室20の前方側及び後方側の断熱壁には、加熱室20の排熱時において、庫外の空気を加熱室内に取り込む空気吸込口21と、加熱室内の加熱された空気を庫外に排出する空気排出口22が形成してある。この空気吸込口21と空気排出口22には、断熱材から構成される排熱用シャッタ23,24が設けてある。商品収容庫の内部雰囲気を加熱する場合には、排熱用シャッタ23,24を閉めた状態にする一方、商品収容庫内に冷気を循環させる場合には、排熱用シャッタ23,24を開けることによって加熱室20内の加熱された空気を外部に排出する。
図5及び図7に示すように、冷却室30は、蒸発器500、送風循環ファン420、電子膨張弁510及びこれらを連結する配管620とが配設してある。冷却室30の上部断熱壁には、冷気吸込用連絡通路72と冷却室と30を連通させる開口35と、冷気吐出用連絡通路74と冷却室30とを連通させる開口36が形成してある。また、冷却室30の下面を構成する断熱壁には、冷却室30の排熱時において、庫外の空気を冷却室内に取り込む空気吸込口31と、冷却室内の冷却された空気を庫外に排出する空気排出口32が形成してある。この空気吸込口31と空気排出口32には断熱材から構成される排熱用シャッタ33,34が設けてある。商品収容庫の内部雰囲気を冷却する場合には、排熱用シャッタ33,34を閉めた状態にする一方、商品収容庫の内部雰囲気を加熱する場合には、排熱用シャッタ33,34を開けることによって冷却室30内の冷却された空気を外部に排出する。
以下、加熱室20及び冷却室30内に設置された機器の説明をする。圧縮機200は、蒸発器500からの冷媒を圧縮して高温高圧の状態にするものである。図4に示すように、本実施の形態では、圧縮機200として、2回に分けて圧縮動作を行う二段式圧縮機を適用している。より詳細に説明すると、圧縮機200は、1回目(最初)の圧縮動作を行う第1圧縮機210と、2回目(最後)の圧縮動作を行う第2圧縮機220とを有し、これらの間に中間熱交換器(第1凝縮器)230を設けてある。この中間熱交換器230は、第1圧縮機210による1回目の圧縮動作により圧縮された冷媒を冷却、すなわち放熱させて冷媒を第2圧縮機220に戻すものである。中間熱交換器230は、例えば銅等の金属製の配管とアルミフィンとで構成したフィンチューブタイプのものを使用している。このように、中間熱交換器230を介して2回の圧縮動作を実行することで、低消費電力で冷媒を所望の高温高圧の状態に圧縮することが可能になる。圧縮機200としては、レシプロ圧縮機、ロータリー圧縮機、スクロール圧縮機、あるいは、これらの圧縮能力を調整可能なインバータ圧縮機等を適用することができる。
凝縮器(第2凝縮器)300は、圧縮機200で高温高圧の状態に圧縮された冷媒を、放熱させて冷媒を液化するものである。但し、CO2冷媒の場合、場合によっては液化せず、超臨界状態となるときもある。上述したように、本実施の形態では、凝縮器300が放散する凝縮熱を商品の加熱用に回収している。本実施の形態における凝縮器300は、例えば銅等の金属製の配管とアルミフィンとで構成したフィンチューブタイプのものを使用することができる。
加熱室20内に設置される送風循環ファン410は、凝縮器300の近傍に設置してある。商品収容庫の内部雰囲気を加熱する場合には、庫内設置の送風循環ファン40a,40bを回転させることで暖気を循環させる。但し、加熱能力を増加する場合などは、図6の実線の矢印で示すように加熱室20で加熱された空気が暖気吐出口53a,53bに流れるように送風循環ファン410を回転させることにより、商品収容庫の内部において前方側から後方側に向けて暖気を循環させる。一方、商品収容庫全室の内部雰囲気を冷却する際には、送風循環ファン410を上記と逆方向に回転させることにより、破線の矢印で示すように、加熱室20で加熱された空気を前方側から後方側に送り、後方側から外部に排出させる。なお、送風循環ファン410は、必要熱交換量が多い庫外排熱時に正回転方向となる向きで設置してある。
電子膨張弁510は、凝縮器300で放熱させた冷媒を断熱膨張させる、すなわち冷媒を減圧して低温低圧の状態に調整するものである。
蒸発器500は、電子膨張弁510で低温低圧の状態に断熱膨張させた冷媒を蒸発させるものである。この冷媒が蒸発することにより、蒸発器500の周辺領域の熱が奪われることによって、空気が冷却される。この蒸発器500は、銅管とアルミフィンとで構成したフィンチューブタイプのものを使用している。
冷却室30内に設置される送風循環ファン420は、蒸発器500の近傍に設置してある。商品収容庫の内部雰囲気を冷却する場合には、庫内設置の送風循環ファン40a,40b,40cを回転させることで冷気を循環させる。但し、冷却能力を増加する場合などは、図7の実線の矢印で示すように冷気が冷気吐出口54a,54b,54cに流れるように、送風循環ファン420を回転させることにより、商品収容庫の内部において前方側から後方側に向けて冷気を循環させる。一方、商品収容庫の内部雰囲気を加熱し、冷熱を庫外に排出する際には、送風循環ファン420を上記と逆方向に回転させることにより、破線の矢印で示すように、冷却室30の冷却された空気を前方側から後方側に送り、後方側から外部に排出させる。なお、送風循環ファン420は、商品収容庫5a,5b,5cとの間において内部雰囲気を循環させる際に正回転方向となる向きで設置してある。
上述した圧縮機200、凝縮器300、電子膨張弁510、蒸発器500、ならびにこれらを接続する配管等により、冷媒を循環させるための冷媒循環路Lが形成される。そして、この冷媒循環路Lには、内部熱交換器650が設けてある。内部熱交換器650は、凝縮器300からの高圧の冷媒と、蒸発器500からの低圧の冷媒とを熱交換させるものである。より詳細に説明すると、内部熱交換器650の内部には、凝縮器300で放熱させた冷媒が流れる冷媒管路660と、蒸発器500で蒸発させた冷媒が流れる冷媒管路670とが、互いに熱交換可能な距離を有して非接触向流する態様で配設してある。
以上のような構成を有する自動販売機は、次のようにして商品収容庫5a,5b,5cの内部雰囲気を加熱又は冷却することができる。以下、商品収容庫5a,5b,5cのすべての内部雰囲気を冷却する場合(以下、これを「CCCモード」という)と、商品収容庫5aの内部雰囲気を加熱し、商品収容庫5b,5cの内部雰囲気を冷却する場合(以下、これを「HCCモード」という)について説明する。図8は、冷却室30と商品収容庫5cの一部を断面で示した斜視図であり、図9は、加熱室20と商品収容庫5bの一部を断面で示した斜視図である。図8における矢印は、CCCモードにおける冷気の流れを示しており、図9における矢印は、HCCモードにおける暖気と冷気の流れを示している。なお、図8及び図9では、空気を流通させている吐出口及び吸込口におけるシャッタを省略して示している。
また、図10は、本実施の形態における全モード、すなわち、CCCモード、HCCモード、HHCモード(商品収容庫5a,5bの内部雰囲気を加熱し、商品収容庫5cの内部雰囲気を冷却する場合)、CHCモード(商品収容庫5bの内部雰囲気を加熱し、商品収容庫5a,5cの内部雰囲気を冷却する場合)における各シャッタの開閉動作と、各商品収容庫内の温度変化と、この温度変化に対応した庫内の送風循環ファン40a〜40cの作動タイミング、及び、加熱室20及び冷却室30における排熱用シャッタ23,24,33,34の作動タイミングを一覧にして示したものである。なお、図10に示されている庫内空気温度の変化を示すグラフにおける横軸の時間は、各商品収容庫の庫内温度が所定温度に到達した時間を1ステップとして、4ステップ分が示されている。
(CCCモード)
商品収容庫5a,5b,5cのすべてを冷却するCCCモードを行う場合、各庫内の冷気吸込口のシャッタ62a,62bと冷気吐出口のシャッタ64a,64bを開け、各庫内の暖気吸込口のシャッタ61a,61b及び暖気吐出口のシャッタ63a,63bを閉める。これにより、全庫内に冷気を循環させる。一方、CCCモードの運転中は、加熱室20内で発生する熱を外部に排出させる必要があるため、加熱室20の排熱用シャッタ23,24を開け、庫内に内部雰囲気を循環させる場合と逆向きに送風循環ファン410を回転させることにより、暖気を外部に放出する。
加熱室20内において、圧縮機200で圧縮され高温高圧の状態になった冷媒は、凝縮器300に送り出され、凝縮器300で放熱して冷却される。凝縮器300で冷却された冷媒は、内部熱交換器650を通じて冷却室30内の電子膨張弁510に送り出され、この電子膨張弁510で減圧されて断熱膨張し、低温低圧の状態になる。低温低圧の状態の冷媒は、開成状態にある電磁弁520を通じて蒸発器500に送られ、蒸発器500の周辺領域から熱を奪うことによって蒸発し、周辺の空気を冷却する。冷却された空気は、送風循環ファン420により、図8中の矢印で示すように冷気吐出用連絡通路74に送り込まれ、商品収容庫5a,5b,5cの下部に形成された各冷気吐出口54a,54b,54cから吐出され、吐出通路15の送風循環ファン40a〜40cを通じて庫内を循環する。これにより、庫内の内部雰囲気が冷却される。庫内を循環した空気は、背面ダクトに吸い込まれ、背面ダクト吐出口19を通じて各吸込通路16a,16b,16cに送り込まれ、冷気吸込口52a,52b,52cと冷気吸込用連絡通路72を通過して冷却室20内に送られる。
図10に示すように、庫内の送風循環ファン40a,40b,40cをONにした場合、庫内温度が時間とともに下降し、ファンをOFFにすると時間とともに温度が上昇する。この後、再び送風循環ファン40a,40b,40cをONにする。これを繰り返すことにより、庫内の温度が設定温度(5℃)近くに保たれる。
(HCCモード)
商品収容庫5aの内部雰囲気を加熱し、商品収容庫5b,5cの内部雰囲気を冷却する場合、商品収容庫5aの暖気吸込口51a及び暖気吐出口53aのシャッタと、商品収容庫5bの冷気吸込口52b及び冷気吐出口54bのシャッタをそれぞれ開ける。なお、図10に示すように、HCCモードの運転中は、加熱は2ステップまで、冷却は3ステップまで動作をしている。従って、3ステップ目は庫内冷却のみとなるため、加熱室の排熱用シャッタ23,24を開け、加熱された空気を外部に排出する。また、HHCモード、CHCモードの運転中は、加熱負荷の方が大きくなるため、庫内の温度変化に応じて冷却室30の排熱用シャッタ33,34を開け、冷気を外部に放出する。
加熱室20で加熱された空気は、送風循環ファン410により、図9中の実線の矢印で示すように暖気吐出用連絡通路73を通じて暖気吐出口53aから吐出され、吐出通路15aの送風循環ファン40aを通じて庫内を循環する。これにより、商品収容庫5a内の内部雰囲気が加熱される。庫内を循環した空気は、背面ダクト18に吸い込まれ、背面ダクト吐出口19aを通じて吸込通路16aに送り込まれ、暖気吸込口51aと暖気吸込連絡通路71を通過して加熱室20内に送られる。一方、冷却室30で冷却された空気は、送風循環ファン420により、図9中の破線の矢印で示すように冷気吐出用連絡通路74に送り込まれ、各冷気吐出口54b,54cから吐出され、吐出通路15b,15cの送風循環ファン40b,40cを通じて庫内を循環する。庫内を循環した空気は、背面ダクト18に吸い込まれ、背面ダクト吐出口19b,19cを通じて吸込通路16b,16cに送り込まれ、冷気吸込口52b,52cと冷気吸込連絡通路72を通過して冷却室30内に送られる。
図10に示すように、商品収容庫5a内の送風循環ファン40aをONにした場合、庫内温度が時間とともに上昇し、ファンをOFFにすると時間とともに温度が下降する。この後、再び送風循環ファン40aをONにする。これを繰り返すことにより、庫内の温度が設定温度(55℃)近くに保たれる。また、商品収容庫5b,5cでは、図10に示すように送風循環ファン40b,40cをON/OFFすることにより、庫内の温度が設定温度(5℃)近くに保たれる。
以上説明したように、本実施の形態の商品収容装置によれば、商品収容庫の外部に配置した冷媒回路と、暖気吸込口及び暖気吐出口を介して商品収容庫に連通する加熱通路を構成し、且つ、加熱通路中に冷媒回路の凝縮器を配置した加熱室と、冷気吸込口及び冷気吐出口を介して商品収容庫に連通する冷却通路を構成し、且つ、冷却通路中に冷媒回路の蒸発器を配置した冷却室と、上記の暖気吸込口、暖気吐出口、冷気吸込口及び冷気吐出口をそれぞれ開閉することにより、商品収容庫に対して加熱室及び冷却室を択一的に接続するシャッタ手段とを備え、各シャッタ手段によって選択した加熱室又は冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる構成としたことで、商品収容庫が複数ある場合であっても、各庫内ごとに蒸発器や凝縮器を用意する必要がなくなる。その結果、最小限度の機器で冷媒回路を構成することが可能となり、冷媒回路のコストを大幅に低減させることが可能になるとともに、配管距離が短くなることで配管の放熱ロスを低減させることができる。
また、複数の商品収容庫ごとにそれぞれ形成した暖気吸込口、暖気吐出口、冷気吸込口、冷気吐出口の下部に、2本の加熱用連絡通路及び冷却用連絡通路を商品収容庫の並設方向に沿って配設し、各商品収容庫の暖気吸込口、暖気吐出口、冷気吸込口、冷気吐出口を互いに連通させるとともに、この加熱用連絡通路及び冷却用連絡通路を介して、上記吐出口及び吸込口を加熱室あるいは冷却室に接続するように構成したので、CCC,HCC,HHC,CHCモード等、各庫内を加熱と冷却に個別に切り換えることができる。
さらに、加熱室及び冷却室に、各室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させるための送風循環ファンをそれぞれ設置し、各室の空気を外部に排出する際に、各室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる向きと逆方向に送風循環ファンを回転させるようにした。これにより、各室内の空気を自動販売機の前方側から排出させるのではなく、自動販売機の後方側に向けて排出させることができるため、外部排出用のファンを別途設置する必要がない。
さらに、圧縮機、凝縮器及びこれらの間を連結する配管を加熱室内に設置したことにより、凝縮器の凝縮熱に加えて、高温機器である圧縮機や配管から発生する熱を回収することが可能となり、加熱効率を向上させることができる。また、上記機器を断熱材からなる筐体内に設置したことで、運転音を吸音又は遮音することができるという効果を奏する。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2である商品収容装置を適用した自動販売機について説明する。実施の形態2における自動販売機は、冷却ユニット10の冷却室30の構成を変更したことと、冷却室30の下方部に後述する蒸発皿、送風ファン及び送風ガイドを設置したこと以外は、上記実施の形態1の自動販売機と同一の構成を有している。従って、以下の説明では、実施の形態1で適用した自動販売機と同一の構成については同一の符号を使用し、説明を省略する。
図11は、実施の形態2の商品収容装置を適用した自動販売機の一部を示したものであり、左図は自動販売機を正面から見た場合の冷却ユニット10付近を示した図、右図は左図のB−B線断面図である。冷却室30は、蒸発器500、電子膨張弁(図示せず)及びこれらを連結する配管(図示せず)とが配設してあり、実施の形態1で用いた送風循環ファン420を省略した構成となっている。図11に示すように、蒸発器500の下部には、除霜運転により蒸発器500に付着した霜が融けた水(除霜水)を受けるための水受け皿81が設置してある。この水受け皿81は中央部に向けて下方へ傾斜しており、図には明示されていないが傾斜最下部には排水孔が形成してある。また、冷却室30(筐体100)の下部断熱壁の、水受け皿81の排水孔に対応する位置には、水受け皿81で受けた除霜水を外部に排出するための排水口37が形成してある。
図11に示すように、冷却室30の下方のスペースには、蒸発皿80、送風ファン430、風ガイド82a,82bが設置してある。蒸発皿80は、排水口37から滴下する除霜水を貯留して蒸発させるためのものであり、排水口37の直下に配設してある。送風ファン430は、蒸発皿80上部に空気を流通させることによって蒸発皿80内の除霜水の蒸発を促進させるものであり、冷却室30と蒸発皿80との間のスペースに設置してある。なお、図11では送風ファン43は自動販売機後方側に設置してあるが、自動販売機前方側に設置してもよい。また、この送風ファン430は、後述するように、冷却室30の排熱用シャッタ33,34を開けて排熱を行う際に冷却室30の冷気を外部に排出させる排熱用ファンとして兼用している。風ガイド82a,82bは、排熱用シャッタ33,34を開けて冷却室30の冷気を外部に排出させる際に、外部からの空気を空気吸込口31へと導くための2枚の板状部材であり、排熱用シャッタ33,34及び送風ファン43の両側を囲う態様で配設してある。
図12は、送風ファン430を作動させて蒸発皿80上部に空気を流通させる場合の空気の流れを模式的に示した図である。蒸発器500からの除霜水は、水受け皿81を経て排水口37から蒸発皿80に滴下し、蒸発皿80内に設置された吸収シート83に吸収される。除霜運転終了後に、送風ファン430を一定時間作動させると、蒸発皿80上部の空気が自動販売機前方側から後方側に向けて流通し、蒸発シート83に吸水された水分や蒸発皿80内部に溜まった水84の蒸発が促進される。
また、図13は送風ファン430を作動させて冷却室30の冷気を外部に排出させる場合の空気の流れを模式的に示した図である。図13に示すように、冷却室30の排熱用シャッタ33,34を開けた状態では、自動販売機前方側からの空気は、排熱用シャッタ33が壁となって冷却室30の下方部(すなわち蒸発皿80と冷却室30との間)への流通が妨げられ、空気吸込口31から冷却室内部に送り込まれ、空気排出口32から外部に排出される。このとき、風ガイド82a,82bにより、自動販売機前方側からの空気が排熱用シャッタ33の両脇を通過するのが妨げられるため、冷却室30内部を通過する空気の量が減ることはない。
図14は、除霜運転時と、除霜終了後に冷却運転を再開させ所定時間が経過するまでの間の、庫内ファン40、圧縮機200、冷却室30の排熱用シャッタ33,34及び送風ファン430の作動タイミングと、商品収容庫内の温度変化を示したものである。なお、図14の庫内ファン40の動作は、CCC運転時の庫内ファン40cの動作を示している。図14に示すように、除霜運転時は、圧縮機200をOFFにして冷媒の供給を停止させ、送風ファン430をOFFにし、庫内ファン40をONにする。除霜運転中は蒸発器500に付着した霜が融けて蒸発皿80に水が排出される。蒸発器500付近に設置された温度センサがある温度以上になったことを感知した時点で除霜運転を終了させ、圧縮機200をONにして冷却運転を再開する。なお、除霜運転が終了した後も蒸発器500に付着した水が残っているため、冷却運転再開直後は、送風ファン430を作動させずに水切りを行う。図14に示すように、水切りのための所定時間が経過した後に送風ファン430をONにし、一定時間作動させた後OFFにする。なお、冷却運転中、送風ファン430を常にONの状態としてもよい。
以上説明したように、実施の形態2の商品収容装置によれば、冷却室30を構成する下壁に排水口37を形成し、排水口37から滴下した水を貯留する蒸発皿をこの排水口の直下に設置したことで、除霜水を蒸発皿80まで導く配水管を設置する必要がなくなるため、省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
また、冷却室30と蒸発皿80との間に、蒸発皿80上部の空気を流通させるための送風ファン430を設置したので、除霜終了後にこの送風ファン430を動作させることで、蒸発皿80に溜まった除霜水の蒸発を促進することができる。
さらに、この送風ファン430を冷却室30の排熱用ファンとして兼用することで、冷却室30内の送風循環ファン420を設置する必要がなくなるから、さらなる低コスト化を図ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3である商品収容装置を適用した自動販売機について説明する。実施の形態3における自動販売機は、上述した暖気吸込用連絡通路71、暖気吐出用連絡通路73、冷気吸込用連絡通路72、冷気吐出用連絡通路74、及び、冷却室30の構成を変更したこと以外は、上記実施の形態1及び2の自動販売機と同一の構成を有している。従って、以下の説明では、実施の形態1及び2と同一の構成については同一の符号を使用し、説明を省略する。
図15〜図17は、本発明の実施の形態3である商品収容装置を適用した自動販売機を模式的に示したものであり、図15は正面から見た断面図、図16は図15のA−A線断面図、図17は図15のC−C線断面図である。また、図18は、冷却室30と商品収容庫5cの一部を断面で示した斜視図であり、CCCモードにおける冷気の流れを示している。また、図19は、加熱室20と商品収容庫5bの一部を断面で示した斜視図でありCHCモードにおける暖気と冷気の流れを示している。なお、図18及び図19では、空気を流通させている吐出口及び吸込口におけるシャッタを省略して示している。
上述した実施の形態1では、自動販売機前方側から後方側に向けて冷気吐出用連絡通路74、暖気吐出用連絡通路73、暖気吸込用連絡通路71、冷気吸込用連絡通路72の順に、各通路が商品収容庫の並設方向に沿って配設してあるのに対し、本実施の形態では、自動販売機前方側から後方側に向けて、暖気吐出用連絡通路730、冷気吐出用連絡通路740、冷気吸込用連絡通路720、暖気吸込用連絡通路710の順に配設してある。図16に示すように、本実施の形態では、暖気吸込用連絡通路710を自動販売機の最も後方側に配設したことで、上述した第1の実施の形態と比較して、加熱室20の圧縮機200付近を気流が流れやすい構成となっており、圧縮機200から発生する熱をさらに効率良く回収することが可能である。
また、本実施の形態では、暖気吐出用連絡通路730を冷気吐出用連絡通路740よりも自動販売機前方側に設置することで、上述した実施の形態1のように凝縮器300上部の狭い空間に空気を流通させる場合と比べて、圧力損失の少ない加熱通路構成となっている。
凝縮器300上部の加熱通路を確保する必要がなくなることから、本実施の形態における各連絡通路710〜740は、上記実施の形態1よりも上下方向の長さを長くし、各通路の断面積が大きくなるように形成してある。従って、本実施の形態における各連絡通路710〜740は、上記第1の実施の形態における連絡通路71〜74と比べて圧力損失の少ない構成となっている。
また、上記実施の形態1では、冷気吸込用連絡通路72及び冷気吐出用連絡通路74を、商品収容庫5の並設方向に沿って加熱室20上部及び冷却室30上部の両方に亘って配設したのに対して、本実施の形態では、図17及び図18に示すように、これらの通路を加熱室20上部のみに配設した構成としている。図に示すように、冷気吸込用連絡通路72の開口部と冷気吐出用連絡通路74の開口部との間には、吸込空気と吐出空気の通路を隔てる遮蔽板85が設置してある。同様にして、蒸発器500の上面にも、吸込空気と吐出空気の通路を隔てる水平遮蔽板86が設置してある。
また、上記実施の形態2と同様に、蒸発器500の底面には水受け皿81が設置してあり、冷却室30(筐体100)の下部断熱壁の、水受け皿81の排水孔に対応する位置には、除霜水を外部に排出するための排水口37が形成してある。冷却室30の下方部には、上述した蒸発皿80、送風ファン430,風ガイド82a,82bが設置してある。なお、図17と図18では風ガイドを省略して示している。
図18に示すように、商品収容庫5a,5b,5cのすべての内部雰囲気を冷却するCCCモードを行う場合、各庫内の冷気吸込口のシャッタ62a,62bと冷気吐出口のシャッタ64a,64bを開け、各庫内の暖気吸込口のシャッタ61a,61b及び暖気吐出口のシャッタ63a,63bを閉めることによって、全庫内に冷気を循環させる。なお、本実施の形態では、冷却室30内に送風循環ファンが設置されていないため、各商品収容庫内の送風循環ファン40a,40b,40cのみで冷却室30からの冷気を庫内に循環させている。一方、CCCモードの運転中は、加熱室20内で発生する熱を外部に排出させる必要があるため、加熱室20の排熱用シャッタ23,24を開け、暖気を外部に放出する。このCCCモード時においては、加熱用連絡通路710,730が冷却用連絡通路720,740と外気との間を断熱する役割を果たす。従って、本実施の形態は、上述した実施の形態1と比べて冷却用連絡通路720,740での熱ロスが少ない構成となっている。
また、図19に示すように、商品収容庫5a,5cの内部雰囲気を冷却し、商品収容庫5bの内部雰囲気を加熱するCHCモードを行う場合には、商品収容庫5aの冷気吸込口のシャッタ62aと冷気吐出口のシャッタ64aを開け、暖気吸込口のシャッタ61a及び暖気吐出口63aのシャッタを閉める。また、商品収容庫5bの暖気吸込口のシャッタ61bと暖気吐出口63bのシャッタ開け、冷気吸込口のシャッタ62bと、冷気吐出口のシャッタ64bを閉める。これにより、商品収容庫5a,5cに冷気を循環させ、商品収容庫5bに暖気を循環させる。
なお、上記の実施の形態1〜3では、本発明の商品収容装置を自動販売機に適用したが、これに限定されるものではなく、商品を冷却又は加熱して収容するものであれば、他の商品収容装置にも適用できるのはもちろんである。
以上のように、本発明は、例えば複数の商品収容庫を備え、各庫内の内部雰囲気を冷却又は加熱して商品を収容する自動販売機として有用である。
図1は、本発明の実施の形態1の商品収容装置を適用した自動販売機を正面から見た断面図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、図1のB−B線断面図である。 図4は、本発明の実施の形態の商品収容装置を適用した自動販売機における冷却ユニットの概念図である。 図5は、図4に示した冷却ユニットの加熱室及び冷却室の概念図である。 図6は、図5に示した加熱室内の空気の流れを模式的に示した図である。 図7は、図5に示した冷却室内の空気の流れを模式的に示した図である。 図8は、本発明の実施の形態の商品収容装置を適用した自動販売機における冷却ユニットの一部を断面で示した斜視図である。 図9は、本発明の実施の形態の商品収容装置を適用した自動販売機における冷却ユニットの一部を断面で示した斜視図である。 図10は、本発明の実施の形態の商品収容装置を適用した自動販売機におけるCCCモード、HCCモード、HHCモード、CHCモードに対応した各シャッタの開閉動作を一覧にして示した図表である。 図11は、本発明の実施の形態2の商品収容装置を適用した自動販売機の一部を示した図である。 図12は、本発明の実施の形態2において、蒸発促進時の空気の流れを示した図である。 図13は、本発明の実施の形態2において、冷却室の排熱時の空気の流れを示した図である。 図14は、除霜運転時および除霜運転後の送風ファン等の動作を示した図である。 図15は、本発明の実施の形態3の商品収容装置を適用した自動販売機を正面から見た断面図である。 図16は、図15のA−A線断面図である。 図17は、図15のC−C線断面図である。 図18は、本発明の実施の形態3の商品収容装置を適用した自動販売機における冷却ユニットの一部を断面で示した斜視図である。 図19は、本発明の実施の形態3の商品収容装置を適用した自動販売機における冷却ユニットの一部を断面で示した斜視図である。 図20は、従来の自動販売機を示す図である。
符号の説明
5a,5b,5c 商品収容庫
10 冷却ユニット
20 加熱室
21 空気吸込口
22 空気排出口
23,24 加熱室排熱用シャッタ手段
30 冷却室
31 空気吸込口
32 空気排出口
33,34 冷却室排熱用シャッタ手段
40a,40b,40c (庫内)送風循環ファン
51a,51b 暖気吸込口
52a,52b 暖気吐出口
53a,53b,53c 冷気吸込口
54a,54b,54c 冷気吐出口
61a,62a,63a,64a シャッタ手段
61b,62b,63b,64b シャッタ手段
71,73 加熱用連絡通路
72,74 冷却用連絡通路
80 蒸発皿
82a,82b 風ガイド
100 筐体
200 圧縮機
300 凝縮器
410 (加熱室)送風循環ファン
420 (冷却室)送風循環ファン
430 (冷却室下方部)送風ファン
500 蒸発器
510 膨張手段
610,620 配管
710,730 加熱用連絡通路
720,740 冷却用連絡通路
L 冷媒回路

Claims (16)

  1. 商品を収容する商品収容庫と、
    前記商品収容庫の外部に配置され、圧縮機、凝縮器、膨張手段及び蒸発器の間に順次冷媒を循環させる冷媒回路と、
    暖気吸込口及び暖気吐出口を介して前記商品収容庫に連通する加熱通路を構成し、且つ、前記加熱通路中に前記冷媒回路の凝縮器を配置した加熱室と、
    冷気吸込口及び冷気吐出口を介して前記商品収容庫に連通する冷却通路を構成し、且つ、前記冷却通路中に前記冷媒回路の蒸発器を配置した冷却室と、
    前記暖気吸込口、前記暖気吐出口、前記冷気吸込口及び前記冷気吐出口を開閉することにより、前記商品収容庫に対して前記加熱室及び前記冷却室を択一的に接続するシャッタ手段と、
    を備え、前記各シャッタ手段によって選択した前記加熱室又は冷却室と前記商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させることを特徴とする商品収容装置。
  2. 商品収容庫を複数並設するとともに、これら商品収容庫の並設方向に沿って互いに独立した2つの加熱用連絡通路を配設してなり、
    第1の加熱用連絡通路を介して各商品収容庫の暖気吐出口を互いに連通させ、且つ、この第1の加熱用連絡通路を介して加熱吐出口を加熱室に接続する一方、第2の加熱用連絡通路を介して各商品収容庫の暖気吸込口を互いに連通させ、且つ、この第2の加熱用連絡通路を介して暖気吸込口を加熱室に接続した
    ことを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
  3. 商品収容庫を複数並設するとともに、これら商品収容庫の並設方向に沿って互いに独立した2つの冷却用連絡通路を配設してなり、
    第1の冷却用連絡通路を介して各商品収容庫の冷気吐出口を互いに連通し、且つ、この第1の冷却用連絡通路を介して冷気吐出口を冷却室に接続する一方、第2の冷却用連絡通路を介して各商品収容庫の冷気吸込口を互いに連通し、且つ、この第2の冷却用連絡通路を介して冷気吸込口を冷却室に接続した
    ことを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
  4. 前記加熱室及び/又は前記冷却室は、それぞれ商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させるための送風循環ファンを備えることを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
  5. 前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記加熱室の送風循環ファンの回転により、商品収容庫の内部において前方側から後方側に向けて雰囲気を通過させるように前記暖気吐出口及び前記暖気吸込口を構成し、
    前記冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記加熱室の送風循環ファンを逆方向に回転させることにより、前記加熱室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする請求項4に記載の商品収容装置。
  6. 前記加熱室に配置する送風循環ファンは、前記加熱室の内部雰囲気を外部に排出する際に正回転方向となる向きで設置したことを特徴とする請求項5に記載の商品収容装置。
  7. 前記冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記冷却室の送風循環ファンの回転により、商品収容庫の内部において前方側から後方側に向けて雰囲気を通過させるように前記冷気吐出口及び前記冷気吸込口を構成し、
    前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記冷却室の送風循環ファンを逆方向に回転させることにより、前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする請求項4に記載の商品収容装置。
  8. 前記冷却室に配置する送風循環ファンは、前記商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる際に正回転方向となる向きで設置したことを特徴とする請求項7に記載の商品収容装置。
  9. 前記商品収容庫の内部に送風循環ファンを配設し、この送風循環ファンの回転により、前記加熱室もしくは前記冷却室との間において内部雰囲気を循環させることを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
  10. 前記圧縮機、前記凝縮器及びこれらの間を連結する配管を、前記加熱室内に設置したことを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の商品収容装置。
  11. 前記加熱室、冷却室、加熱用連絡通路及び冷却用連絡通路がそれぞれ断熱材で囲われたことを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載の商品収容装置。
  12. 前記冷却室を構成する下壁に排水口を形成し、この排水口の直下に、排水口から滴下した水を貯留する蒸発皿を設置したことを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
  13. 前記冷却室と前記蒸発皿との間に、前記蒸発皿の上部の空気を流通させるための送風ファンを設置したことを特徴とする請求項12に記載の商品収容装置。
  14. 外部の空気を前記冷却室内に取り込む空気吸込口と、前記冷却室内の内部雰囲気を外部に排出する空気排出口とを前記冷却室の下面に形成するとともに、前記空気吸込口及び空気排出口を開閉する排熱用シャッタ手段を配設し、
    前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合に、前記排熱用シャッタ手段を開き、前記送風ファンを回転させることによって、前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする請求項13に記載の商品収容装置。
  15. 前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出させる場合に、外部の空気を前記冷却室の空気吸込口へと導くためのガイド部材を、前記排熱用シャッタ手段の両側を囲う態様で配設したことを特徴とする請求項14に記載の商品収容装置。
  16. 前記第1,第2の加熱用連絡通路及び第1,第2の冷却用連絡通路を、自動販売機前方側から後方側に向けて、第1の加熱用連絡通路、第1の冷却用連絡通路、第2の冷却用連絡通路、第2の加熱用連絡通路の順に配設したことを特徴とする請求項2から15のいずれか一つに記載の商品収容装置。
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