JP2008165721A - 商品収容装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の商品収容装置は、商品収容庫5の外部に配置され、圧縮機200、凝縮器300、膨張手段510及び蒸発器500の間に順次冷媒を循環させる冷媒回路Lと、暖気吸込口51及び暖気吐出口53を介して商品収容庫に連通する加熱通路を構成し、且つ、加熱通路中に冷媒回路の凝縮器を配置した加熱室20と、冷気吸込口52及び冷気吐出口54を介して商品収容庫に連通する冷却通路を構成し、且つ、冷却通路中に前記冷媒回路の蒸発器を配置した冷却室30と、暖気吸込口51、暖気吐出口53、冷気吸込口52及び冷気吐出口54をそれぞれ開閉することにより、商品収容庫に対して加熱室及び冷却室を択一的に接続するシャッタ手段61,62,63,64とを備え、各シャッタ手段によって選択した加熱室又は冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる。
【選択図】 図2
Description
[自動販売機の構成]
図1〜図3は、本発明の実施の形態1である商品収容装置を適用した自動販売機を模式的に示したものであり、図1は正面から見た断面図であり、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。この自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱体として形成したものである。この本体キャビネット1の一側縁部には、外扉2及び内扉3を保持させてある。図には示されていないが、この外扉2の前面には、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品Wの見本を展示する商品展示室、商品Wを選択するための選択ボタン、貨幣を投入するための貨幣投入口、払い出された商品Wを取り出すための商品取出口11等、商品Wの販売に必要となる構成が配置してある。内扉3は、断熱材によって構成したもので、後述する商品収納庫の前面開口を開閉すべく外扉2と本体キャビネット1との間に配設してある。
図4は機械室9の内部に設置された冷却ユニット10の概念図、図5は冷却ユニット10における加熱室20及び冷却室30の概念図、図6は加熱室20内の空気の流れを模式的に示した図、図7は冷却室30内の空気の流れを模式的に示した図である。なお、図6及び図7では冷媒回路の配管を省略して示している。図4に示すように、冷却ユニット10は、圧縮機200、凝縮器300、電子膨張弁510、電磁弁520、蒸発器500とを備えて構成してある。この冷却ユニット10の冷媒としては、不燃性、安全性、不腐食性を有し、さらにオゾン層への影響が少ない二酸化炭素を用いている。図1〜図3、図6及び図7に示すように、冷却ユニット10は、断熱材からなる筐体100の内部に収容されている。この冷却ユニット10を収容した筐体100は、機械室9内部に着脱可能に設置されるものであり、機械室9内部に設置された状態において、上述した暖気吸込口、暖気吐出口、冷気吸込口、冷気吐出口以外から空気が漏れないように、4本の連絡通路71,72,73,74の下部に密着させてある。
商品収容庫5a,5b,5cのすべてを冷却するCCCモードを行う場合、各庫内の冷気吸込口のシャッタ62a,62bと冷気吐出口のシャッタ64a,64bを開け、各庫内の暖気吸込口のシャッタ61a,61b及び暖気吐出口のシャッタ63a,63bを閉める。これにより、全庫内に冷気を循環させる。一方、CCCモードの運転中は、加熱室20内で発生する熱を外部に排出させる必要があるため、加熱室20の排熱用シャッタ23,24を開け、庫内に内部雰囲気を循環させる場合と逆向きに送風循環ファン410を回転させることにより、暖気を外部に放出する。
商品収容庫5aの内部雰囲気を加熱し、商品収容庫5b,5cの内部雰囲気を冷却する場合、商品収容庫5aの暖気吸込口51a及び暖気吐出口53aのシャッタと、商品収容庫5bの冷気吸込口52b及び冷気吐出口54bのシャッタをそれぞれ開ける。なお、図10に示すように、HCCモードの運転中は、加熱は2ステップまで、冷却は3ステップまで動作をしている。従って、3ステップ目は庫内冷却のみとなるため、加熱室の排熱用シャッタ23,24を開け、加熱された空気を外部に排出する。また、HHCモード、CHCモードの運転中は、加熱負荷の方が大きくなるため、庫内の温度変化に応じて冷却室30の排熱用シャッタ33,34を開け、冷気を外部に放出する。
次に、本発明の実施の形態2である商品収容装置を適用した自動販売機について説明する。実施の形態2における自動販売機は、冷却ユニット10の冷却室30の構成を変更したことと、冷却室30の下方部に後述する蒸発皿、送風ファン及び送風ガイドを設置したこと以外は、上記実施の形態1の自動販売機と同一の構成を有している。従って、以下の説明では、実施の形態1で適用した自動販売機と同一の構成については同一の符号を使用し、説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態3である商品収容装置を適用した自動販売機について説明する。実施の形態3における自動販売機は、上述した暖気吸込用連絡通路71、暖気吐出用連絡通路73、冷気吸込用連絡通路72、冷気吐出用連絡通路74、及び、冷却室30の構成を変更したこと以外は、上記実施の形態1及び2の自動販売機と同一の構成を有している。従って、以下の説明では、実施の形態1及び2と同一の構成については同一の符号を使用し、説明を省略する。
10 冷却ユニット
20 加熱室
21 空気吸込口
22 空気排出口
23,24 加熱室排熱用シャッタ手段
30 冷却室
31 空気吸込口
32 空気排出口
33,34 冷却室排熱用シャッタ手段
40a,40b,40c (庫内)送風循環ファン
51a,51b 暖気吸込口
52a,52b 暖気吐出口
53a,53b,53c 冷気吸込口
54a,54b,54c 冷気吐出口
61a,62a,63a,64a シャッタ手段
61b,62b,63b,64b シャッタ手段
71,73 加熱用連絡通路
72,74 冷却用連絡通路
80 蒸発皿
82a,82b 風ガイド
100 筐体
200 圧縮機
300 凝縮器
410 (加熱室)送風循環ファン
420 (冷却室)送風循環ファン
430 (冷却室下方部)送風ファン
500 蒸発器
510 膨張手段
610,620 配管
710,730 加熱用連絡通路
720,740 冷却用連絡通路
L 冷媒回路
Claims (16)
- 商品を収容する商品収容庫と、
前記商品収容庫の外部に配置され、圧縮機、凝縮器、膨張手段及び蒸発器の間に順次冷媒を循環させる冷媒回路と、
暖気吸込口及び暖気吐出口を介して前記商品収容庫に連通する加熱通路を構成し、且つ、前記加熱通路中に前記冷媒回路の凝縮器を配置した加熱室と、
冷気吸込口及び冷気吐出口を介して前記商品収容庫に連通する冷却通路を構成し、且つ、前記冷却通路中に前記冷媒回路の蒸発器を配置した冷却室と、
前記暖気吸込口、前記暖気吐出口、前記冷気吸込口及び前記冷気吐出口を開閉することにより、前記商品収容庫に対して前記加熱室及び前記冷却室を択一的に接続するシャッタ手段と、
を備え、前記各シャッタ手段によって選択した前記加熱室又は冷却室と前記商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させることを特徴とする商品収容装置。 - 商品収容庫を複数並設するとともに、これら商品収容庫の並設方向に沿って互いに独立した2つの加熱用連絡通路を配設してなり、
第1の加熱用連絡通路を介して各商品収容庫の暖気吐出口を互いに連通させ、且つ、この第1の加熱用連絡通路を介して加熱吐出口を加熱室に接続する一方、第2の加熱用連絡通路を介して各商品収容庫の暖気吸込口を互いに連通させ、且つ、この第2の加熱用連絡通路を介して暖気吸込口を加熱室に接続した
ことを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。 - 商品収容庫を複数並設するとともに、これら商品収容庫の並設方向に沿って互いに独立した2つの冷却用連絡通路を配設してなり、
第1の冷却用連絡通路を介して各商品収容庫の冷気吐出口を互いに連通し、且つ、この第1の冷却用連絡通路を介して冷気吐出口を冷却室に接続する一方、第2の冷却用連絡通路を介して各商品収容庫の冷気吸込口を互いに連通し、且つ、この第2の冷却用連絡通路を介して冷気吸込口を冷却室に接続した
ことを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。 - 前記加熱室及び/又は前記冷却室は、それぞれ商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させるための送風循環ファンを備えることを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
- 前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記加熱室の送風循環ファンの回転により、商品収容庫の内部において前方側から後方側に向けて雰囲気を通過させるように前記暖気吐出口及び前記暖気吸込口を構成し、
前記冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記加熱室の送風循環ファンを逆方向に回転させることにより、前記加熱室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする請求項4に記載の商品収容装置。 - 前記加熱室に配置する送風循環ファンは、前記加熱室の内部雰囲気を外部に排出する際に正回転方向となる向きで設置したことを特徴とする請求項5に記載の商品収容装置。
- 前記冷却室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記冷却室の送風循環ファンの回転により、商品収容庫の内部において前方側から後方側に向けて雰囲気を通過させるように前記冷気吐出口及び前記冷気吸込口を構成し、
前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合には、前記冷却室の送風循環ファンを逆方向に回転させることにより、前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする請求項4に記載の商品収容装置。 - 前記冷却室に配置する送風循環ファンは、前記商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる際に正回転方向となる向きで設置したことを特徴とする請求項7に記載の商品収容装置。
- 前記商品収容庫の内部に送風循環ファンを配設し、この送風循環ファンの回転により、前記加熱室もしくは前記冷却室との間において内部雰囲気を循環させることを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
- 前記圧縮機、前記凝縮器及びこれらの間を連結する配管を、前記加熱室内に設置したことを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の商品収容装置。
- 前記加熱室、冷却室、加熱用連絡通路及び冷却用連絡通路がそれぞれ断熱材で囲われたことを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載の商品収容装置。
- 前記冷却室を構成する下壁に排水口を形成し、この排水口の直下に、排水口から滴下した水を貯留する蒸発皿を設置したことを特徴とする請求項1に記載の商品収容装置。
- 前記冷却室と前記蒸発皿との間に、前記蒸発皿の上部の空気を流通させるための送風ファンを設置したことを特徴とする請求項12に記載の商品収容装置。
- 外部の空気を前記冷却室内に取り込む空気吸込口と、前記冷却室内の内部雰囲気を外部に排出する空気排出口とを前記冷却室の下面に形成するとともに、前記空気吸込口及び空気排出口を開閉する排熱用シャッタ手段を配設し、
前記加熱室と商品収容庫との間において内部雰囲気を循環させる場合に、前記排熱用シャッタ手段を開き、前記送風ファンを回転させることによって、前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出することを特徴とする請求項13に記載の商品収容装置。 - 前記冷却室の内部雰囲気を外部に排出させる場合に、外部の空気を前記冷却室の空気吸込口へと導くためのガイド部材を、前記排熱用シャッタ手段の両側を囲う態様で配設したことを特徴とする請求項14に記載の商品収容装置。
- 前記第1,第2の加熱用連絡通路及び第1,第2の冷却用連絡通路を、自動販売機前方側から後方側に向けて、第1の加熱用連絡通路、第1の冷却用連絡通路、第2の冷却用連絡通路、第2の加熱用連絡通路の順に配設したことを特徴とする請求項2から15のいずれか一つに記載の商品収容装置。
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