JP2008164299A - 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法 - Google Patents

電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008164299A
JP2008164299A JP2006350550A JP2006350550A JP2008164299A JP 2008164299 A JP2008164299 A JP 2008164299A JP 2006350550 A JP2006350550 A JP 2006350550A JP 2006350550 A JP2006350550 A JP 2006350550A JP 2008164299 A JP2008164299 A JP 2008164299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
offset
polarity
frequency component
extracted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006350550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4949008B2 (ja
Inventor
Noriyuki Shinozuka
典之 篠塚
Osamu Sasaki
修 佐々木
Masaya Takahashi
雅也 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006350550A priority Critical patent/JP4949008B2/ja
Publication of JP2008164299A publication Critical patent/JP2008164299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4949008B2 publication Critical patent/JP4949008B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】応答性に優れた動的なオフセット除去を可能とする電流センサを提供することを目的とする。
【解決手段】ホール素子に極性を切り換えて電源を供給して、ホール素子から出力されるセンサ信号を抽出し、抽出したセンサ信号からオフセットを含まない信号成分を抽出する。そして、抽出したセンサ信号からオフセットを抽出するとともに、このオフセットの高周波成分を抽出し、これを電源の切換周期に応じて、高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させ、信号成分と合成して出力信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホール素子を用いた電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法に関する。
磁気−電気変換機能を持つホール素子は、電気的絶縁を必要とする電流センサとして利用され、測定回路に比べて高電圧になる線路や各種電気機器のライン電流を検出するために、ギャップを有するコアを介してライン電流で発生する磁界の強さを電圧に変換して電流検出信号として取り出すものである。しかし、このホール素子には、部品較差、固体差等に伴う固有のオフセットが存在し、このオフセットは、さらに感度のバラツキや温度変化等の環境的な要因によって変化する特性を有している。
そのため、こうしたオフセットを除去する方法として、ホール素子の出力を予め測定し、オフセットレベルが規定値に合うように予めトリミングを行い調整する方法がある。しかしながら、この方法は、応答速度が速いという利点を有するものの、径時変化にともなう特性の劣化や環境温度の変化等の要因によって、一度調整したオフセット値がずれてしまうという問題がある。
そのため、上記の問題に対応するために、動的にホール素子のオフセットを除去する方法として、ホール素子に印加する駆動電圧の極性を切り替えて、出力された信号の差分値を得ることにより、ホール素子のオフセットを除去する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−300303号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、電源の極性を切り替えるための時間や出力信号が安定するまでの時間、演算に必要な時間等が制約となり、電源の極性を切り替える周波数を上げることに限界があったために、応答性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、応答性に優れた動的なオフセット除去を可能とする電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために以下の事項を提案している。
(1)本発明は、ホール素子を用いた電流センサであって、ホール素子に極性を切り換えて電源を供給し、前記ホール素子から出力されるセンサ信号に基づいてオフセットを含まない信号成分を抽出する信号抽出手段と、前記センサ信号からオフセットを抽出するオフセット抽出手段と、該オフセットの高周波成分を抽出する高周波成分抽出手段と、前記電源の切換周期に応じて、前記高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させる振幅極性反転手段と、前記信号成分と前記振幅極性反転手段から出力される信号とを合成して出力信号を生成する出力信号生成手段と、を備えたことを特徴とする電流センサを提案している。
この発明によれば、ホール素子に極性を切り換えて電源を供給し、ホール素子から出力されるセンサ信号に基づいてオフセットを含まない信号成分を抽出するとともに、センサ信号からオフセットを抽出する。そして、オフセットの高周波成分を抽出し、電源の切換周期に応じて、高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させ、抽出した信号成分と振幅極性を反転させた信号とを合成して出力信号を生成する。したがって、ホール素子に極性を切り換えて電源を供給して得られるオフセットを含まない信号成分とオフセット成分とを別々に取り扱うことで、オフセットの安定性と応答速度の改善を図ることができる。
(2)本発明は、(1)の電流センサについて、前記信号抽出手段が、切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、正の極性に対応した第1のサンプルホールド信号と負の極性に対応した第2のサンプルホールド信号とを生成する第1のサンプルホールド回路(例えば、図1のサンプルホールド回路(SH(+)、SH(−))5、6に相当)を備え、前記第1のサンプルホールド信号から第2のサンプルホールド信号を減算して、前記信号成分を抽出することを特徴とする電流センサを提案している。
この発明によれば、切り換えられる電源の極性に対応して、センサ信号をサンプルホールドし、極性に対応した第1のサンプルホールド信号と第2のサンプルホールド信号とを生成し、第1のサンプルホールド信号から第2のサンプルホールド信号を減算して、信号成分を抽出する。したがって、簡単な演算で、しかも、オフセットの抽出処理と分離して、信号成分を抽出することができる。
(3)本発明は、(1)または(2)の電流センサについて、前記オフセット抽出手段が、切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、正の極性に対応した第3のサンプルホールド信号と負の極性に対応した第4のサンプルホールド信号とを生成する第2のサンプルホールド回路(例えば、図1のサンプルホールド回路(SH2(+)、SH2(−))9、10に相当)を備え、前記第3のサンプルホールド信号と第4のサンプルホールド信号とを加算して、オフセットを抽出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサを提案している。
この発明によれば、切り換えられる電源の極性に対応して、センサ信号をサンプルホールドし、極性に対応した第3のサンプルホールド信号と第4のサンプルホールド信号とを生成し、第3のサンプルホールド信号と第4のサンプルホールド信号とを加算して、オフセットを抽出する。したがって、簡単な演算で、しかも、信号成分の抽出処理と分離してオフセットを抽出することができる。
(4)本発明は、(1)から(3)の電流センサについて、前記高周波成分抽出手段が、低域通過フィルタ(例えば、図1のLPF11に相当)を備え、前記オフセット抽出手段から抽出されたオフセットから前記低域通過フィルタを通過した前記オフセットの低周波成分を減ずることにより、前記オフセットの高周波成分を抽出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電流センサを提案している。
この発明によれば、オフセット抽出手段から抽出されたオフセットから低域通過フィルタを通過したオフセットの低周波成分を減ずることにより、オフセットの高周波成分を抽出する。したがって、低域通過フィルタにより、オフセットを低周波成分と高周波成分とに分離し、高周波成分を抽出した信号成分に合成することにより、信号波形の歪を改善するとともに、応答特性の改善を図ることができる。
(5)本発明は、(1)から(4)の電流センサについて、前記振幅極性反転手段が、2つのスイッチを有するスイッチ回路網(例えば、図1のスイッチ回路網14に相当)を備え、一方のスイッチに前記高周波成分抽出手段により抽出された高周波成分の信号を入力し、他方のスイッチに該高周波成分の信号の振幅を反転させた信号を入力するとともに、該スイッチ回路網の2つのスイッチを前記電源の極性切換周期に応じて、交互に閉状態とすることにより、前記高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させた信号を出力することを特徴とする電流センサを提案している。
この発明によれば、スイッチ回路網の2つのスイッチを電源の切換周期に応じて、交互に閉状態とすることにより、高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させた信号を出力する。したがって、スイッチを用いた簡易な構成で高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させた信号を出力することができる。
(7)本発明は、ホール素子を用いた電流センサのオフセット除去方法であって、ホール素子に極性を切り換えて電源を供給し、前記ホール素子から出力されるセンサ信号を抽出する第1のステップ(例えば、図4のステップS101に相当)と、該抽出したセンサ信号からオフセットを含まない信号成分を抽出する第2のステップ(例えば、図4のステップS102に相当)と、該抽出したセンサ信号からオフセットを抽出する第3のステップ(例えば、図4のステップS103に相当)と、該オフセットの高周波成分を抽出する第4のステップ(例えば、図4のステップS104に相当)と、前記電源の切換周期に応じて、前記高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させ、前記信号成分と合成して出力信号を生成する第5のステップ(例えば、図4のステップS105に相当)と、を有することを特徴とする電流センサのオフセット除去方法を提案している。
この発明によれば、ホール素子に極性を切り換えて電源を供給して、ホール素子から出力されるセンサ信号を抽出し、抽出したセンサ信号からオフセットを含まない信号成分を抽出する。そして、抽出したセンサ信号からオフセットを抽出するとともに、このオフセットの高周波成分を抽出し、これを電源の切換周期に応じて、高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させ、信号成分と合成して出力信号を生成する。したがって、(1)と同様の作用が期待できる。
本発明によれば、ホール素子のオフセット除去に関して、サンプルホールド回路を利用した場合の応答遅れの影響を緩和しつつ、動的なオフセット除去を簡易な構成で実現できるという効果がある。また、従来の方式のように、順方向のセンサ出力と逆方向のセンサ出力とが揃わなくても、順方向のセンサ出力とオフセットあるいは逆方向のセンサ出力とオフセットにより出力信号を得ることができるため、従来の半分の周期で出力信号を得ることができ、これにより、応答特性を改善することができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る電流センサの回路構成を示している。
図1に示すように、スイッチ回路網2は、4つのスイッチSa、Sb、Sc、Sdからなっている。スイッチSaは、一端が定電流源1に、他端がホール素子3の電流端子3aに接続され、スイッチSbは、一端がグランドに、他端がホール素子3の電流端子3aに接続され、スイッチScは、一端が定電流源1に、他端がホール素子3の電流端子3bに接続され、スイッチSdは、一端がグランドに、他端がホール素子3の電流端子3bに接続されている。
ホール素子3は、例えば、十字形をなし、相対向する電流端子3a、3bと相対向するホール端子3c、3dの4つの端子が設けられ、ホール端子3cは、差動増幅器4の正端子に、ホール端子3dは、差動増幅器4の負端子に接続されている。また、差動増幅器4の出力端子は、サンプルホールド回路(SH1(+)、SH1(−))5、6に接続されている。
サンプルホールド回路5(SH1(+))の出力端子およびサンプルホールド回路6(SH1(−))の出力端子は、減算器7に接続され、減算器7の出力は、加算器8aに接続されている。また、加算器8aの出力は、LPF(Low Pass Filter)15に接続され、LPF15の出力端子は、電流センサの信号出力端子となっている。
一方、差動増幅器4の出力端子は、サンプルホールド回路(SH2(+)、SH2(−))9、10にも接続され、サンプルホールド回路(SH2(+)、SH2(−))9、10の出力は、加算器8bに接続されている。また、加算器8bの出力端子は、LPF11および減算器12のプラス端子に接続され、LPF11の出力端子も減算器12のマイナス端子に接続されている。
減算器12の出力端子は、スイッチ回路網14内のスイッチSeおよび反転器13を介して、スイッチ回路網14内のスイッチSfに接続され、スイッチSeおよびスイッチSfの出力端子は、加算器8aに接続されている。
ここで、定電流源1は、一定の電流を供給する電源であり、スイッチ回路網2は、図示しない制御部により、定電流源1から供給される電流の極性を切り替えてホール素子3に供給する。ホール素子3は、磁気を電気信号に変換する素子であり、差動増幅器4は、入力される信号の差分を増幅して出力する増幅器である。また、サンプルホールド回路5、6、9、10は、入力信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングし、サンプリングした値を一時的に保持する回路であり、スイッチ回路網14は、入力される2つ信号を電源の極性切り換え周期に応じて、通過および遮断することにより、入力される2つ信号を合成して出力信号を生成する。また、LPF11は、サンプルホールド回路9、10から抽出したオフセットを平滑化して安定化させるとともに、オフセットを低域成分と高域成分とに分離する機能を有し、LPF15は、加算器8aで合成された信号から、電源の極性切り換えに伴う高周波ノイズを除去して滑らかな出力信号を生成する。なお、差動増幅器4のゲインについては、適切なゲインに設定されているものとする。
次に、図1、図3および図4を用いて、本実施形態に係る電流センサの動作について説明する。
まず、ホール素子3にリファレンス信号として、図3(1)に示す信号を入力する。スイッチ回路網2は、図示しない制御部のコントロールにより、所定の周期で、定電流源1からの電流の極性を切り替えてホール素子3の電流端子3a、3bに電流を供給する。ホール素子3は、供給される電流の極性に応じた出力信号(HE(+)、HE(−))をホール端子3c、3dから差動増幅器4に出力する。
差動増幅器4は、ホール素子3からの出力信号(HE(+)、HE(−))に応じて、図3(2)に示すような信号(HESig)を出力する(図4のステップS101)。ここで、図3(2)において、実線で示された信号波形は、供給された電流が正極性のときのものであり、一点鎖線で示された信号波形は、供給された電流が負極性のときのものである。
次に、差動増幅器4から出力された信号は、ホール素子3に供給される電流の極性に応じて、サンプルホールド回路(SH1(+)、SH1(−))5または6に入力される。すなわち、図3(2)に示す実線部分の信号は、サンプルホールド回路(SH1(+))5に、図3(2)に示す一点鎖線の部分の信号は、サンプルホールド回路6(SH1(−))に入力される。
サンプルホールド回路(SH1(+)、SH1(−))5および6では、入力した信号を所定のサンプリング周期でサンプリングし、その値をホールドする。そして、サンプルホールド回路5および6(SH1(+)、SH1(−))から図3(3)および(4)に示すような信号(HESig(+)、HESig(−))が出力され、これらの信号(HESig(+)、HESig(−))は、減算器7に入力され、図3(5)に示すような2倍の値を有する信号成分(2HESig)が抽出される(図4のステップS102)。
一方、差動増幅器4から出力された信号は、ホール素子3に供給される電流の極性に応じて、サンプルホールド回路(SH2(+)、SH2(−))9または10に入力される。すなわち、図3(2)に示す実線部分の信号は、サンプルホールド回路(SH2(+))9に、図3(2)に示す一点鎖線の部分の信号は、サンプルホールド回路10(SH2(−))に入力される。
サンプルホールド回路(SH2(+)、SH2(−))9および10では、入力した信号を所定のサンプリング周期でサンプリングし、その値をホールドする。そして、サンプルホールド回路9および10(SH2(+)、SH2(−))から出力された信号(HESig+、nHESig)は、加算器8bに入力され、図3(6)に示すような2倍の値を有するオフセット(2HEof)が抽出される(図4のステップS103)。
抽出されたオフセット(2HEof)は、LPF11および減算器12のプラス端子に入力される。また、LPF11の出力も減算器12のマイナス端子に入力される。これにより、オフセットが低域成分と高域成分に分離され、減算器12の出力端子から図3(7)に示すようなオフセットの高域成分(2HEofAC)のみが抽出される(図4のステップS104)。
そして、このオフセットの高域成分はスイッチ回路網14内のスイッチSeに入力されるとともに、一方で、反転器13により極性反転されてスイッチ回路網14内のスイッチSfに入力される。ここで、スイッチSeは、定電流源1を正の極性あるいは負の極性に切り換えるスイッチ回路網2の切り換え周期のうち、例えば、正の極性に切り換えられているタイミングで閉状態となり、スイッチSfは、例えば、負の極性に切り換えられているタイミングで閉状態となる。そして、図3(8)に示すような信号(SigTRIM)が出力される。この信号(SigTRIM)は、加算器8aで、減算器7の出力信号(2HESig)と合成され、図3(9)に示すような信号を出力する(図4のステップS105)。そして、この信号は、LPF15を介して、センサ出力信号として出力される。
したがって、本実施形態によれば、ホール素子に極性を切り換えて電源を供給して得られるオフセットを含まない信号成分とオフセット成分とを別々に取り扱うことで、オフセットの安定性と応答速度の改善を図ることができる。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述の実施形態においては、ホール素子に供給する電源の極性を切り換えることにより、オフセットの除去(チョッパスタビライゼーション)とオフセットの検出を行う手法について説明したが、シリコンのホール素子の場合には、素子の製造工程において生じる歪みやパッケージに対する応力等の影響によりピエゾ抵抗効果が生じ、これにより生じるオフセットの方が大きいという特徴がある。そのため、シリコンのホール素子の場合には、ホール素子に印加する電源と信号出力端子の関係を90度回転させて、得られた出力信号によりオフセットの除去(チョッパスタビライゼーション)やオフセットの検出を行うことが望ましい。
本発明の第1の実施形態に係る電流センサの回路構成を示す図である。 回路各部の波形を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流センサの動作を示す図である。
符号の説明
1・・・定電流源、2、14・・・スイッチ回路網、3・・・ホール素子、4・・・差動増幅器、5、6、9、10・・・サンプルホールド回路、7、12・・・減算器、8a、8b・・・加算器、11、15・・・LPF(ローパスフィルタ)、13・・・反転器

Claims (6)

  1. ホール素子を用いた電流センサであって、
    ホール素子に極性を切り換えて電源を供給し、前記ホール素子から出力されるセンサ信号に基づいてオフセットを含まない信号成分を抽出する信号抽出手段と、
    前記センサ信号からオフセットを抽出するオフセット抽出手段と、
    該オフセットの高周波成分を抽出する高周波成分抽出手段と、
    前記電源の切換周期に応じて、前記高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させる振幅極性反転手段と、
    前記信号成分と前記振幅極性反転手段から出力される信号とを合成して出力信号を生成する出力信号生成手段と、
    を備えたことを特徴とする電流センサ。
  2. 前記信号抽出手段が、切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、正の極性に対応した第1のサンプルホールド信号と負の極性に対応した第2のサンプルホールド信号とを生成する第1のサンプルホールド回路を備え、
    前記第1のサンプルホールド信号から第2のサンプルホールド信号を減算して、前記信号成分を抽出することを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記オフセット抽出手段が、切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、正の極性に対応した第3のサンプルホールド信号と負の極性に対応した第4のサンプルホールド信号とを生成する第2のサンプルホールド回路を備え、
    前記第3のサンプルホールド信号と第4のサンプルホールド信号とを加算して、オフセットを抽出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記高周波成分抽出手段が、低域通過フィルタを備え、
    前記オフセット抽出手段から抽出されたオフセットから前記低域通過フィルタを通過した前記オフセットの低周波成分を減ずることにより、前記オフセットの高周波成分を抽出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電流センサ。
  5. 前記振幅極性反転手段が、2つのスイッチを有するスイッチ回路網を備え、
    一方のスイッチに前記高周波成分抽出手段により抽出された高周波成分の信号を入力し、他方のスイッチに該高周波成分の信号の振幅を反転させた信号を入力するとともに、該スイッチ回路網の2つのスイッチを前記電源の極性切換周期に応じて、交互に閉状態とすることにより、前記高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させた信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電流センサ。
  6. ホール素子を用いた電流センサのオフセット除去方法であって、
    ホール素子に極性を切り換えて電源を供給し、前記ホール素子から出力されるセンサ信号を抽出する第1のステップと、
    該抽出したセンサ信号からオフセットを含まない信号成分を抽出する第2のステップと、
    該抽出したセンサ信号からオフセットを抽出する第3のステップと、
    該オフセットの高周波成分を抽出する第4のステップと、
    前記電源の切換周期に応じて、前記高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させ、前記信号成分と合成して出力信号を生成する第5のステップと、
    を有することを特徴とする電流センサのオフセット除去方法。
JP2006350550A 2006-12-26 2006-12-26 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法 Expired - Fee Related JP4949008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006350550A JP4949008B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006350550A JP4949008B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008164299A true JP2008164299A (ja) 2008-07-17
JP4949008B2 JP4949008B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=39694011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006350550A Expired - Fee Related JP4949008B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4949008B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200015923A (ko) * 2020-01-09 2020-02-13 주식회사 센서트론 자기장 센서의 내부 잡음 저감 방법
KR20200015922A (ko) * 2020-01-09 2020-02-13 주식회사 센서트론 자기장 센서의 내부 잡음 저감 장치 및 그를 이용한 자기장 센서

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232278A (ja) * 1988-07-21 1990-02-02 Stanley Electric Co Ltd ホール素子の駆動方法および装置
JPH0230061U (ja) * 1988-07-28 1990-02-26
JPH03115869A (ja) * 1989-09-29 1991-05-16 Juki Corp 電流検出装置
JP2003057271A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Osaki Electric Co Ltd ホール素子を用いた電力量計
JP2004020455A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Toshiba Corp 電流検出装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232278A (ja) * 1988-07-21 1990-02-02 Stanley Electric Co Ltd ホール素子の駆動方法および装置
JPH0230061U (ja) * 1988-07-28 1990-02-26
JPH03115869A (ja) * 1989-09-29 1991-05-16 Juki Corp 電流検出装置
JP2003057271A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Osaki Electric Co Ltd ホール素子を用いた電力量計
JP2004020455A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Toshiba Corp 電流検出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200015923A (ko) * 2020-01-09 2020-02-13 주식회사 센서트론 자기장 센서의 내부 잡음 저감 방법
KR20200015922A (ko) * 2020-01-09 2020-02-13 주식회사 센서트론 자기장 센서의 내부 잡음 저감 장치 및 그를 이용한 자기장 센서
KR102181853B1 (ko) 2020-01-09 2020-11-24 (주)나우시스템즈 자기장 센서의 내부 잡음 저감 장치 및 그를 이용한 자기장 센서
KR102181854B1 (ko) 2020-01-09 2020-11-24 (주)나우시스템즈 자기장 센서의 내부 잡음 저감 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4949008B2 (ja) 2012-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5474707B2 (ja) 電圧検出装置用の検出回路および電圧検出装置
KR101542679B1 (ko) 자기 검출 장치 및 자기 검출 방법
JP6442045B2 (ja) オフセット補償を用いるホール効果センサー回路
JP6732024B2 (ja) 電流センサ
CN103257324B (zh) 磁传感器装置
KR20070079577A (ko) 다상 모터용의 오프셋 pwm 신호
US20160091525A1 (en) Acceleration sensor
JP4514104B2 (ja) 磁気検出装置
JP2011232136A (ja) 電磁流量計
FR2754063A1 (fr) Circuit de multiplication de resolution et de determination de sens de deplacement
JP4590394B2 (ja) 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法
JP4949008B2 (ja) 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法
JP5000585B2 (ja) 電流センサ
JP4590395B2 (ja) 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法
JP4590391B2 (ja) 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法
JP2008157688A (ja) 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法
JP6445360B2 (ja) 電流測定装置
JP4523934B2 (ja) 電流センサ
JP5000584B2 (ja) 電流センサ
JP6229243B2 (ja) 電流検出装置
JP2015508168A (ja) ホールセンサを用いて電流または磁場を測定する方法および装置
JP2006148814A (ja) センサ信号の処理方法および処理回路
JP2000292230A (ja) 電磁流量計
JP2011007652A (ja) 慣性センサ
JP2005073424A (ja) 位置検出センサ信号増幅回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees