JP2005073424A - 位置検出センサ信号増幅回路 - Google Patents

位置検出センサ信号増幅回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 広い入力振幅に対応し、出力端子から入力信号より位相を30°シフトさせたduty50%の二値化信号を出力できるようにする
【解決手段】 位置検出センサ回路内の差動gmアンプ回路の構成をゲインの異なる差動gmアンプ回路10a〜10c,11a〜11cを複数段並列接続し、ゲインが大きい差動gmアンプ回路の出力電流がクランプされ一定になっている時でも、ゲインの小さいgmアンプ回路によって、入力信号に応じてリニアに変化する電流信号を作成する。その結果、合成回路にはリニアに変化する位相が120°ずれた2つの電流信号が入力され、合成回路内にて前記2つの電流信号の差を取り、入力信号より位相を30°シフトした正確なゼロクロスポイントを検出できる信号を作り出す。
【選択図】図1

Description

本発明は三相ブラシレスモータに関するものであり、特にステータに対して電気角で120°相当の間隔で配置された2個のロータ位置検出センサ(以下ホールセンサ)から、センサ出力信号の広い範囲の振幅に亘って、エッジの位相がホールセンサのゼロクロス位置から正確に30°シフトした信号を得ることを可能にする位置検出センサ信号増幅回路に関するものである。
図5は従来の位置検出センサ信号増幅回路の構成を示す回路図であり、10a,10b,10cは各位置検出センサからの信号を増幅させる差動gmアンプ、1,2は差動gmアンプ10aの反転及び非反転入力端子、3,4は差動gmアンプ10bの反転及び非反転入力端子,5,6は差動gmアンプ10cの反転及び非反転入力端子、7,8,9は位置検出センサ信号増幅回路の出力端子、12は合成回路、13a,13b,13cは二値化回路である。
以上のように構成された位置検出センサ信号増幅回路について、その動作を回路各部の波形を用いて説明する。
図6は従来の位置検出センサ信号増幅回路における各部の波形を示す図であり、図6(a)は図示しないホールセンサ3個から得られる位相が互いに120°ずつずれた位置検出センサ信号増幅回路の入力信号、図6(b)は図6(a)に示したうちの2つの入力信号によって差動gmアンプ回路から出力される出力電流、図6(c)は前記図6(b)に示す2つの電流信号の差電流信号であり、入力信号に対してゼロクロスポイントを位相シフトさせた前記差電流信号、図6(d)は前記の差電流信号を二値化回路を通して得られる位置検出センサ信号増幅回路の出力信号を示すものである。
ここで、図6(a)はホールセンサを並列接続した場合として描いており、ホールセンサを直列接続した場合は3つの差動入力信号の各DC電圧レベルは異なることになる。図6(b),(c),(d)についてホールセンサの接続に関与しない。
図6において、18は非反転入力端子1の入力信号、19は入力信号18の反転形状の信号で反転入力端子2の入力信号、20は入力信号18の位相を120°ずらした非反転入力端子3の入力信号、21は入力信号20の反転形状の信号で反転入力端子4の入力信号、22は入力信号20の位相を120°ずらした非反転入力端子5の入力信号、23は入力信号22の反転形状の信号で反転入力端子6の入力信号、31は入力信号18より作成される電流信号、32は入力信号20より作成される電流信号、33は電流信号31と電流信号32の交点、34は電流信号31と電流信号32の差電流信号、35は入力信号18と差電流信号34の位相シフト量、36は位置検出センサ信号増幅回路の出力信号である。
図6(a)のようにロータの位置検出センサから反転,非反転入力端子1及び2,3及び4,5及び6に120°ずつ位相をずらしたアナログ信号18,19,20,21,22,23が入力され、前記入力信号の内、2つの入力信号18,20を選択し、入力信号から差動gmアンプ10a,10bにより電流信号に変換した信号31,32を図6(b)に示す。図6(b)に示すように、前記2つの電流信号31,32の交点33は、入力信号18とゼロ点との交点から位相が30°シフトした位置にあり、この時、交点付近の波形はリニアに変化している。前記2つの電流信号31,32を合成回路12に入力し、2つの信号の差をとった電流信号34を図6(c)に示す。図6(c)の符号35に示すように、前記差電流信号34とゼロ点との交点(以下ゼロクロスポイント)は入力信号18より位相が30°シフトしており、2つの入力信号を用いて、入力信号より位相が30°シフトしたアナログ信号を作成することができる。位相シフト量35を二値化回路に入力し、位相シフト量35のゼロクロスポイントで二値化信号のエッジを作成し、図6(d)に示すように入力信号14より位相が30°シフトした二値化信号を位置検出センサ信号増幅回路より出力することができる。位置検出センサ信号増幅回路の目的は、入力信号より位相を30°シフトしたduty50%の二値化信号を出力することである。
特開平8―205577号公報
しかしながら前記従来の方法では、位置検出センサから位置検出回路の入力端子への入力信号の振幅が入力ダイナミックレンジ以上の時は、アンプ回路から出力される電流波形がクランプされ、無視できない一定区間にて等しい値を持つ電流信号となる。前記クランプされた2つの電流信号の差をとった信号を二値化回路にて二値化信号に変換するが、2つの電流信号の差から作成するため、2つの電流信号が等しい区間内では、どこでも論理出力が反転する可能性があり、必ずしも正確にエッジが30°シフトした二値化信号を出力することができない。
以下、位置検出センサ信号増幅回路に入力される入力信号が入力ダイナミックレンジ以上の振幅が入力された時の各部の波形を図7に示す。
図7(a)は図示しないホールセンサ3個から得られる位相が互いに120°ずつずれた位置検出センサ信号増幅回路の入力信号、図7(b)は図7(a)に示した内の2つの入力信号によって差動gmアンプ回路から出力される出力電流、図7(c)は、図7(b)に示す2つの電流信号の差電流信号であり、入力信号に対してゼロクロスポイントを位相シフトさせた差電流信号、図7(d)は差電流信号を二値化回路を通して得られる位置検出センサ信号増幅回路の出力波形を示す。
図7(a)は図6と同様に位置検出センサを並列接続した場合として描いたものである。位置検出センサを直列接続した場合は3つの差動入力信号の各DC電圧レベルは異なることになる。図7(b),(c),(d)について位置検出センサの接続に関与しない。
図7の18は非反転入力端子1の入力信号、19は入力信号18の反転形状の信号で反転入力端子2の入力信号、20は入力信号18の位相を120°ずらした非反転入力端子3の入力信号、21は入力信号20の反転形状の信号で反転入力端子4の入力信号、22は入力信号20の位相を120°ずらした非反転入力端子5の入力信号、23は入力信号22の反転形状の信号で反転入力端子6の入力信号、37は入力信号18から作成される電流信号、38は入力信号20から作成される電流信号、39は電流信号37及び電流信号38が等しい区間、40は電流信号37と電流信号38の差電流信号、41は区間39と同様の区間である差電流信号がゼロの区間、42は位置検出センサ信号増幅回路の出力波形、43は、区間39及び区間41で示した区間と同様に、位置検出センサ信号増幅回路出力のエッジが不規則に出力される可能性がある区間である。
図7(a)に示すように入力振幅が入力ダイナミックレンジを超えた振幅が位置検出回路の入力端子に入力された時、図7(b)に示すように入力信号18,20が入力される差動gmアンプから出力される電流波形はクランプされる。差動gmアンプ回路に入力される振幅が入力ダイナミックレンジを越えた信号が入力されると、入力信号に対して差動gmアンプ回路のゲインが高いため、差動gmアンプ回路から出力される電流波形においてクランプされる区間が長くなり、図7(b)の符号39に示すように2つの電流信号37,38の電流値が等しくなる区間が発生する。電流値が等しい区間39が発生すると、アナログ信号を二値化回路を通して二値化信号を得るため、正確な信号を出力することができない。図7(c)に前記2つのクランプされた電流信号から合成回路にて作成される差電流信号40を示しているが、前記2つの電流値が等しい区間41では2つの差電流信号が、ゼロ点における傾きがなくなる。入力振幅が差動gmアンプの入力ダイナミックレンジよりはるかに大きい場合には、差電流信号の傾きがない区間が無視できない区間に亘って発生する。ゼロ点における傾きがなくなる差電流信号を二値化回路にて二値化信号に変換すると、差電流波形とゼロ点とが重なっているため、図7(d)の符号43に示す区間内では、二値化出力信号のエッジが不規則に作成され、入力信号18のゼロクロスポイントから正確に位相を30°シフトさせた信号やduty50%の二値化信号を位置検出センサ信号増幅回路から出力することができない。また、アンプ回路に入力される振幅が入力ダイナミックレンジを越えないようにするため、gmアンプのゲインを低くすることは可能であるが、ホールセンサの感度バラツキや温度特性及びロータの磁束密度のバラツキ等考慮すると入力信号が小さすぎても良くない。従って、アナログ回路をより広い入力信号レンジに対応させる必要がある。
本発明は、このような問題点を解決し、広い入力振幅に対応し、位置検出センサ信号増幅回路の出力端子からは入力信号より位相を30°シフトさせたduty50%の二値化信号を出力できる位置検出センサ信号増幅回路を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、位置検出回路内の差動gmアンプの構成をゲインの異なる差動gmアンプをn段並列接続する。これにより、ゲインが大きい差動gmアンプの入力ダイナミックレンジを越える入力振幅が入力された時、すなわち、ゲインが大きい差動gmアンプの出力電流がクランプされ一定になる時には、ゲインの小さいgmアンプによって、入力信号に応じてリニアに変化する電流波形が作成される。ゲインの大きい差動gmアンプとゲインの小さい差動gmアンプから出力される2つの出力電流の和をとった電流信号を合成回路に入力するため、大きい差動gmアンプ回路の出力電流がクランプされても、ゲインの小さい差動gmアンプ回路により合成回路にはリニアに変化する成分をもつ電流が合成回路に入力される。前記位相が120°ずれた2つの合計された差動gmアンプ回路の出力電流の差をとり、合成回路内にて入力信号より位相を30°シフトした正確なゼロクロスポイントを検出できる信号を作り出し、二値化回路にて二値化した信号を位置検出センサ信号増幅回路の出力端子より出力する。
本発明の位置検出センサ信号増幅回路によれば、増幅器に2つ以上のゲインの異なる差動gmアンプを用いることにより、入力振幅が変化しても合成回路に入力される2つの電流波形からゼロクロスポイントを作り出す区間で出力電流をリニアに変化させることができる。このため、今までより広い入力振幅に対応し、位置検出センサ信号増幅回路の出力端子からは入力信号より位相を30°シフトさせたduty50%の二値化信号を出力できる位置検出センサ信号増幅回路を実現できる。
以下、位置検出センサ信号増幅回路における本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のアンプ回路の一実施形態を示し、10a,10b,10c,11a,11b,11cは各位置検出センサからの信号を増幅させる差動gmアンプ、1,2は差動gmアンプ10a,11aの反転及び非反転入力端子、3,4は差動gmアンプ10b,11bの反転及び非反転入力端子,5,6は差動gmアンプ10c,11cの反転及び非反転入力端子、7,8,9は位置検出センサ信号増幅回路の出力端子、12は合成回路、13a,13b,13cは二値化回路である。
差動gmアンプ10a,11aはそれぞれゲインの異なる差動gmアンプ回路であり、差動gmアンプ10a,11aの非反転入力端子1及び反転入力端子2が接続されている。同様に、差動gmアンプ10b,11b及び差動gmアンプ10c,11cは、それぞれゲインの異なる差動gmアンプ回路であり、差動gmアンプ10b,11bの非反転入力端子3及び反転入力端子4が接続されている。また、差動gmアンプ10c,11cの非反転入力端子5及び反転入力端子6が接続されている。
図2はゲインの異なる差動gmアンプを2つ並列に接続した時、非反転入力端子から合成回路の入力端子まで各部の波形を示す。
図2(a)はゲインの異なる差動gmアンプの非反転入力端子に入力される信号、図2(b)は図2(a)の入力信号に基づいて差動gmアンプ10a,11aから出力される電流信号、図2(c)は差動gmアンプ10a,11aの出力電流信号の和をとった信号を示したものである。
図2において、14は非反転入力端子1の入力信号、15はゲインの大きい差動gmアンプ回路の出力電流、16はゲインの小さい差動gmアンプ回路の出力電流、17は出力電流15及び出力電流16の電流信号の和を取った信号である。
図2(a)に示すように入力端子にゲインの大きい差動gmアンプのダイナミックレンジを越えた振幅が入力された時、ゲインが大きい差動gmアンプの電流15はクランプされるため、出力電流はほぼパルス状に変化するが、ゲインが小さい差動gmアンプの出力電流16は前記ゲインの大きい差動gmアンプよりリニアに変化する区間を長く作り出すことができる。出力電流15,16の2つの電流和をとった波形を図2(c)に示し、合成回路に入力する前記電流和を必要な区間にてリニアに変化させることができる。
図3(a)は図示しないホールセンサ3個から得られる位相が互いに120°ずつずれた位置検出センサ信号増幅回路の入力信号、図3(b)は、図2と同様の差動gmアンプの電流波形の和を取った信号であり、2つの入力信号を2つ並列に接続したゲインの異なる差動gmアンプ10a及び差動gmアンプ11a,差動gmアンプ10b及び差動gmアンプ11b,差動gmアンプ10c及び差動gmアンプ11cを介して作成される電流信号、図3(c)は合成回路より出力される図3(b)に示す2つの電流信号の差電流信号、図3(d)は図3(c)に示す差電流信号を二値化回路にて作成された位置検出センサ信号増幅回路の出力信号を示している。
また、図3は本実施形態の位置検出センサ信号増幅回路の各部の波形を示し、図3(a)はセンサを並列接続した場合として描いており、センサを直列接続した場合は3つの差動入力信号の各DC電圧レベルは異なることになる。図3(b),(c),(d)についてホールセンサの接続に関与しない。
図3の18は非反転入力端子1の入力信号、19は入力信18の反転形状の信号で反転入力端子2の入力信号、20は入力信号18の位相を120°ずらした非反転入力端子3の入力信号、21は入力信号20の反転形状の信号で入力端子4の入力信号、22は入力信号20の位相を120°ずらした非反転入力端子5の入力信号、23は入力信号22の反転形状の信号で反転入力端子6の入力信号、24は入力信号18より作成される電流信号、25は入力信号20より作成される電流信号、26は電流信号24,25との交点、27は電流信号24と電流信号25の差電流信号、28は入力信号18と差電流信号27の30°の位相差、29は位置検出センサ信号増幅回路の出力波形である。
図3(a)に示すようにホールセンサから入力端子へ信号の振幅がゲインの大きい差動gmアンプのダイナミックレンジを越えた振幅が入力された時においても、図3(b)に示すように位相が120°ずれた入力信号18,20から作られた電流波形24,25の交点26では、ゲインの小さい差動gmアンプにより電流出力信号がリニアに変化し、合成回路において入力信号より位相を30°シフトしたゼロクロスポイントを検出することが可能である。
すなわち、前記2つの差動gmアンプ回路を並列接続した回路より出力される電流波形24,25の差電流信号27はゼロ点付近において、図3(c)の符号28に示すような傾きを持つ。従来の回路において、入力ダイナミックレンジを越えた振幅が入力された時、2つの差電流波形はゼロ点付近では傾きがゼロであったが、図3(c)の符号28に示すように前記電流信号の差をとった電流波形はゲインの小さい差動gmアンプによって、ゼロ点との交点付近でリニアに変化するため、傾きを持っており、ゼロクロスポイントを正確に検出することができる。従って、前記差電流信号のゼロクロスポイントは、入力信号18のゼロクロスポイントから正確に30°位相をシフトさせることができる。前記差電流信号27を二値化回路に入力し、図3(d)の符号29に示すように入力信号18より位相が30°シフトしたduty50%の二値化信号を位置検出センサ信号増幅回路より出力することができる。
また、小さい振幅がアンプ回路に入力された時は、ゲインの大きい差動gmアンプによって出力電流をリニアに変化させることができ、従来と同様に、入力信号より位相が30°シフトしたduty50%の二値化信号を位置検出センサ信号増幅回路より出力することができ、図5と同様な出力波形を得ることができる。
なお、図1においては、2つのゲインの異なる差動gmアンプ回路の電流出力信号を合成したが、図4に示すように、3つ以上のゲインの異なる差動gmアンプ回路の電流出力信号を合成してもよい。
図4において、10a,10b,10c,11a,11b,11c,…,30a,30b,30cは各位置検出センサからの信号を増幅させる差動gmアンプ、1,2は差動gmアンプ10a,11a,…,30aの反転及び非反転入力端子、3,4は差動gmアンプ10b,11b,…,30bの反転及び非反転入力端子、5,6は差動gmアンプ10c,11c,…,30cの反転及び非反転入力端子、7,8,9は位置検出センサ信号増幅回路の出力端子、12は合成回路、13a,13b,13cは二値化回路である。
差動gmアンプ10a,11a,…,30aはそれぞれゲインの異なる差動gmアンプ回路であり、差動gmアンプ10a,11a,…,30aの非反転入力端子1及び反転入力端子2が接続されている。同様に、差動gmアンプ10b,11b,…,30b及び差動gmアンプ10c,11c,…,30cは、それぞれゲインの異なる差動gmアンプ回路であり、差動gmアンプ10b,11b,…,30bの非反転入力端子3及び反転入力端子4が接続されている。また、差動gmアンプ10c,11c,…,30cの非反転入力端子5及び反転入力端子6が接続されている。
すなわち、電気角120°間隔で配置された3つのセンサからの信号を受ける位置検出センサ信号増幅回路の分配回路内において10a,11a,…,30aの並列接続からなる増幅器の電流出力と10b,11b,…,30bの並列接続からなる増幅器の電流出力とを合成して得られる差電流、10b,11b,…,30bの並列接続からなる増幅器の電流出力と10c,11c,…,30cの並列接続からなる増幅器の電流出力とを合成して得られる差電流、10c,11c,…,30cの並列接続からなる増幅器の電流出力と10a,11a,…,30aの並列接続からなる増幅器の電流出力とを合成して得られる差電流を形成してそれぞれの差電流を三相モータの各相への分配トルクとして利用してもよい。この場合は各相電流のゼロクロス付近での電流波形が従来例に比べて改善されることになる。
以上で得られた二値化された出力信号はトルク信号を作る為のタイミング信号として利用され、モータの性能向上に寄与するものである。
本発明は、広い入力振幅に対応し、位置検出センサ信号増幅回路の出力端子からは入力信号より位相を30°シフトさせたduty50%の二値化信号を出力できる位置検出センサ信号増幅回路を実現できるものであり、例えば、三相ブラシレスモータに有用である。
本発明の一実施形態である位置検出センサ信号増幅回路の構成図 本発明の2つの差動gmアンプを並列に接続した時の各部の波形 本発明の位置検出センサ信号増幅回路の各部の波形 本発明の他の実施形態である位置検出センサ信号増幅回路の構成図 従来の位置検出センサ信号増幅回路の構成図 従来の位置検出センサ信号増幅回路の正常な各部の波形 従来の位置検出センサ信号増幅回路の異常な各部の波形
符号の説明
1,3,5 非反転入力端子
2,4,6 反転入力端子
7,8,9 出力端子
10a,10b,10c,11a,11b,11c,30a,30b,30c 差動gmアンプ回路
12 合成回路
13a,13b,13c 二値化回路
14,1819,20,21,22,23 入力信号
15,16 出力電流
17,24,25,31,32,37,38 電流信号
26,33 交点
27,33,40 差電流信号
28,35 位相差
29,36,42 出力波形
39,41,43 区間

Claims (4)

  1. 互いに電気角が異なるように配置した複数個のロータ位置検出センサの出力信号対毎に増幅器を備えた位置検出センサ増幅回路であって、前記増幅器の各々が並列接続された複数の差動gmアンプの組合せによって構成され、組合せられる差動gmアンプが異なる変換利得を有することを特徴とする位置検出センサ信号増幅回路。
  2. 前記ロータ位置検出センサの対をなす出力の差動ゼロクロス点から電気角で30度シフトした位相を取り出すことを特徴とする請求項1記載の位置検出センサ信号増幅回路。
  3. 合成回路と二値化回路を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の位置検出センサ信号増幅回路。
  4. 前記合成回路において前記増幅器2つずつの電流出力差動値を形成し、それをモータの各相へ割り当てるための分配トルクとして取り出して利用することを特徴とする請求項3記載の位置検出センサ信号増幅回路。
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