JP2007192777A - 電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電流検出の分解能を向上するのに好適な電流検出装置を提供する。
【解決手段】Nビットの精度のA/Dコンバータ32により電流センサ30の出力信号をデジタル信号に変換する。また、増幅率が2M倍の増幅器34により電流センサ30の出力信号を増幅し、A/Dコンバータ32により増幅器34の増幅信号をデジタル信号に変換する。制御演算装置4は、電流センサ30の出力信号を変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトし、増幅器34の増幅信号を変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクし、それらデジタル信号の論理和を演算する。そして、その演算結果および外部から入力したモータ制御信号に基づいて電流指令信号を生成し、生成した電流指令信号をモータ駆動回路2に出力してモータ1aの駆動電流を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】Nビットの精度のA/Dコンバータ32により電流センサ30の出力信号をデジタル信号に変換する。また、増幅率が2M倍の増幅器34により電流センサ30の出力信号を増幅し、A/Dコンバータ32により増幅器34の増幅信号をデジタル信号に変換する。制御演算装置4は、電流センサ30の出力信号を変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトし、増幅器34の増幅信号を変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクし、それらデジタル信号の論理和を演算する。そして、その演算結果および外部から入力したモータ制御信号に基づいて電流指令信号を生成し、生成した電流指令信号をモータ駆動回路2に出力してモータ1aの駆動電流を制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電流を検出する装置に係り、特に、電流検出の分解能を向上するのに好適な電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法に関する。
従来、モータを制御する技術としては、例えば、特許文献1記載の技術が知られている。
図5は、従来のモータ制御システムの構成を示すブロック図である。
特許文献1記載の技術は、図5に示すように、3相交流モータからなるモータ1と、モータ1に駆動電流を供給するモータ駆動回路2と、モータ1への駆動電流を検出する電流検出回路3と、電流検出回路3で検出した電流値に基づいてモータ駆動回路2を制御する制御演算装置4とで構成されている。
図5は、従来のモータ制御システムの構成を示すブロック図である。
特許文献1記載の技術は、図5に示すように、3相交流モータからなるモータ1と、モータ1に駆動電流を供給するモータ駆動回路2と、モータ1への駆動電流を検出する電流検出回路3と、電流検出回路3で検出した電流値に基づいてモータ駆動回路2を制御する制御演算装置4とで構成されている。
電流検出回路3は、モータ1への駆動電流を検出する電流センサ30と、電流センサ30の出力信号を増幅する増幅器40と、増幅器40の出力信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ32とで構成されており、A/Dコンバータ32で変換したデジタル信号を制御演算装置4に出力する。
特開2003−324983号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術にあっては、電流センサ30の出力を一定の増幅率で増幅するため、微少電流領域の電流を正確に検出できず、電流検出の分解能が低いという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、電流検出の分解能を向上するのに好適な電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法を提供することを目的としている。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、電流検出の分解能を向上するのに好適な電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の電流検出装置は、電流を検出する電流センサを備え、前記電流センサからのアナログ出力をデジタル出力に変換する電流検出装置であって、複数の入力ポートを有しかつ前記入力ポートから入力したアナログ信号をN(Nは2以上の整数)ビットの精度でデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記電流センサの出力信号を2M(Mは1以上でかつN未満の整数)倍に増幅する増幅手段とを備え、前記電流センサを第1の前記入力ポートに接続し、前記増幅手段を第2の前記入力ポートに接続し、前記第1の入力ポートを介して前記A/D変換手段で変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトするビットシフト手段と、前記第2の入力ポートを介して前記A/D変換手段で変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクするビットマスク手段と、前記ビットシフト手段でシフトしたデジタル信号および前記ビットマスク手段でマスクしたデジタル信号の論理和を演算する論理和演算手段とを備える。
このような構成であれば、電流センサの出力信号が第1の入力ポートに入力され、A/D変換手段により、入力された出力信号がNビットの精度でデジタル信号に変換される。また、増幅手段により、電流センサの出力信号が2M倍に増幅されて第2の入力ポートに入力され、A/D変換手段により、入力された増幅信号がNビットの精度でデジタル信号に変換される。
次いで、ビットシフト手段により、第1の入力ポートを介して変換されたデジタル信号が上位方向にMビットシフトされ、ビットマスク手段により、第2の入力ポートを介して変換されたデジタル信号の上位(N−M)ビットがマスクされる。そして、論理和演算手段により、ビットシフトされたデジタル信号およびマスクされたデジタル信号の論理和が演算される。
したがって、Nビットの精度のA/D変換手段を用いて(N+M)ビットの検出精度を実現することができる。
したがって、Nビットの精度のA/D変換手段を用いて(N+M)ビットの検出精度を実現することができる。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項2記載のモータ制御装置は、モータへの駆動電流を検出する電流センサと、前記電流センサの出力に基づいて前記モータへの駆動電流を制御する電流制御手段とを備え、前記電流センサからのアナログ出力をデジタル出力に変換して前記電流制御手段に入力するモータ制御装置であって、複数の入力ポートを有しかつ前記入力ポートから入力したアナログ信号をN(Nは2以上の整数)ビットの精度でデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記電流センサの出力信号を2M(Mは1以上でかつN未満の整数)倍に増幅する増幅手段とを備え、前記電流センサを第1の前記入力ポートに接続し、前記増幅手段を第2の前記入力ポートに接続し、前記第1の入力ポートを介して前記A/D変換手段で変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトするビットシフト手段と、前記第2の入力ポートを介して前記A/D変換手段で変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクするビットマスク手段と、前記ビットシフト手段でシフトしたデジタル信号および前記ビットマスク手段でマスクしたデジタル信号の論理和を演算する論理和演算手段とを備え、前記電流制御手段は、前記論理和演算手段の演算結果に基づいて前記モータへの駆動電流を制御する。
このような構成であれば、電流センサの出力信号が第1の入力ポートに入力され、A/D変換手段により、入力された出力信号がNビットの精度でデジタル信号に変換される。また、増幅手段により、電流センサの出力信号が2M倍に増幅されて第2の入力ポートに入力され、A/D変換手段により、入力された増幅信号がNビットの精度でデジタル信号に変換される。
次いで、ビットシフト手段により、第1の入力ポートを介して変換されたデジタル信号が上位方向にMビットシフトされ、ビットマスク手段により、第2の入力ポートを介して変換されたデジタル信号の上位(N−M)ビットがマスクされる。そして、論理和演算手段により、ビットシフトされたデジタル信号およびマスクされたデジタル信号の論理和が演算され、電流検出手段により、その演算結果に基づいてモータへの駆動電流が制御される。
したがって、Nビットの精度のA/D変換手段を用いて(N+M)ビットの検出精度を実現することができる。
したがって、Nビットの精度のA/D変換手段を用いて(N+M)ビットの検出精度を実現することができる。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請求項3記載の電流検出方法は、電流を検出する電流センサからのアナログ出力をデジタル出力に変換する電流検出方法であって、N(Nは2以上の整数)ビットの精度のA/D変換手段により前記電流センサの出力信号をデジタル信号に変換する第1A/D変換ステップと、増幅率が2M(Mは1以上でかつN未満の整数)倍の増幅手段により前記電流センサの出力信号を増幅する増幅ステップと、前記A/D変換手段により前記増幅手段の増幅信号をデジタル信号に変換する第2A/D変換ステップと、前記第1A/D変換ステップで変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトするビットシフトステップと、前記第2A/D変換ステップで変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクするビットマスクステップと、前記ビットシフトステップでシフトしたデジタル信号および前記ビットマスクステップでマスクしたデジタル信号の論理和を演算する論理和演算ステップとを含む。
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の電流検出装置、請求項2記載のモータ制御装置、または請求項3記載の電流検出方法によれば、Nビットの精度のA/D変換手段を用いて(N+M)ビットの検出精度を実現することができるので、従来に比して、電流検出の分解能を向上することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1および図2は、本発明に係る電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法の実施の形態を示す図である。
まず、本発明を適用するモータ制御システムの構成を説明する。
図1は、本発明を適用するモータ制御システムの構成を示すブロック図である。
まず、本発明を適用するモータ制御システムの構成を説明する。
図1は、本発明を適用するモータ制御システムの構成を示すブロック図である。
モータ制御システムは、図1に示すように、直流モータからなるモータ1aと、モータ1aに駆動電流を供給するモータ駆動回路2と、モータ1aへの駆動電流を検出する電流検出回路3と、電流検出回路3で検出した電流値に基づいてモータ駆動回路2を制御する制御演算装置4とで構成されている。
モータ駆動回路2は、直流電源(不図示)に接続し、制御演算装置4からの電流指令信号に応じた直流電圧をモータ1aに出力する。
電流検出回路3は、モータ1aの駆動電流を検出する電流センサ30と、N(Nは2以上の整数)ビットの精度のA/Dコンバータ32と、電流センサ30の出力信号を2M(Mは1以上でかつN未満の整数)倍に増幅する増幅器34とを有して構成されている。
モータ駆動回路2は、直流電源(不図示)に接続し、制御演算装置4からの電流指令信号に応じた直流電圧をモータ1aに出力する。
電流検出回路3は、モータ1aの駆動電流を検出する電流センサ30と、N(Nは2以上の整数)ビットの精度のA/Dコンバータ32と、電流センサ30の出力信号を2M(Mは1以上でかつN未満の整数)倍に増幅する増幅器34とを有して構成されている。
A/Dコンバータ32は、2つの入力ポートP11、P12と、2つの出力ポートP21、P22とを有し、入力ポートP11から入力したアナログ信号をNビットの精度でデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を出力ポートP21から出力する。同様に、入力ポートP12から入力したアナログ信号をNビットの精度でデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を出力ポートP22から出力する。また、入力ポートP11には電流センサ30の出力端子が、入力ポートP12には増幅器34の出力端子がそれぞれ接続され、出力ポートP21、P22は、制御演算装置4に接続されている。
電流センサ30は、例えば、モータ1aの電力線に直列接続されたシャント抵抗の両端の電位差を増幅器で増幅し、電力線を流れる駆動電流に応じた電圧のセンサ信号を出力する。これ以外にも、ホール素子等を利用した非接触型の電流センサを利用することもできる。
電流センサ30は、例えば、モータ1aの電力線に直列接続されたシャント抵抗の両端の電位差を増幅器で増幅し、電力線を流れる駆動電流に応じた電圧のセンサ信号を出力する。これ以外にも、ホール素子等を利用した非接触型の電流センサを利用することもできる。
次に、制御演算装置4の構成を説明する。
制御演算装置4は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、図2の電流検出データ演算処理を所定周期で実行する。
図2は、制御演算装置4で実行される電流検出データ演算処理を示すフローチャートである。
電流検出データ演算処理は、制御演算装置4において実行されると、図2に示すように、まず、ステップS10に移行する。
制御演算装置4は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、図2の電流検出データ演算処理を所定周期で実行する。
図2は、制御演算装置4で実行される電流検出データ演算処理を示すフローチャートである。
電流検出データ演算処理は、制御演算装置4において実行されると、図2に示すように、まず、ステップS10に移行する。
ステップS10では、出力ポートP21からデジタル信号を電流検出データとして入力し、ステップS12に移行して、出力ポートP21から入力した電流検出データを上位方向にMビットシフトする。これにより、電流検出データは(N+M)ビットとなり、その下位Mビットはすべて「0」となる。
次いで、ステップS14に移行して、出力ポートP22からデジタル信号を電流検出データとして入力し、ステップS16に移行して、出力ポートP22から入力した電流検出データの上位(N−M)ビットをマスクする。これにより、上位(N−M)ビットはすべて「0」となる。
次いで、ステップS14に移行して、出力ポートP22からデジタル信号を電流検出データとして入力し、ステップS16に移行して、出力ポートP22から入力した電流検出データの上位(N−M)ビットをマスクする。これにより、上位(N−M)ビットはすべて「0」となる。
次いで、ステップS18に移行して、ステップS12でシフトした電流検出データおよびステップS16でマスクした電流検出データの論理和(OR)を演算し、ステップS20に移行して、ステップS18の演算結果を制御演算装置4の内部メモリ(不図示)に格納し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
また、制御演算装置4は、モータ制御処理を所定周期で実行する。モータ制御処理は、ステップS18の演算結果である電流検出データを内部メモリから読み出し、読み出した電流検出データおよび外部から入力したモータ制御信号に基づいて電流指令信号を生成し、生成した電流指令信号をモータ駆動回路2に出力する。電流指令信号は、例えば、特許文献1記載の技術その他一般のモータ電流制御に関する技術を利用して生成することができる。
また、制御演算装置4は、モータ制御処理を所定周期で実行する。モータ制御処理は、ステップS18の演算結果である電流検出データを内部メモリから読み出し、読み出した電流検出データおよび外部から入力したモータ制御信号に基づいて電流指令信号を生成し、生成した電流指令信号をモータ駆動回路2に出力する。電流指令信号は、例えば、特許文献1記載の技術その他一般のモータ電流制御に関する技術を利用して生成することができる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
モータ制御システムでは、モータ制御信号が入力されると、制御演算装置4により、入力されたモータ制御信号に基づいて電流指令信号が生成され、生成された電流指令信号がモータ駆動回路2に出力される。そして、モータ駆動回路2により、生成された電流指令信号に基づいてモータ1aへの駆動電流が制御され、モータ1aが駆動する。
モータ制御システムでは、モータ制御信号が入力されると、制御演算装置4により、入力されたモータ制御信号に基づいて電流指令信号が生成され、生成された電流指令信号がモータ駆動回路2に出力される。そして、モータ駆動回路2により、生成された電流指令信号に基づいてモータ1aへの駆動電流が制御され、モータ1aが駆動する。
電流センサ30により駆動電流が検出されると、電流センサ30の出力信号が入力ポートP11に入力され、A/Dコンバータ32により、入力された出力信号がNビットの精度でデジタル信号に変換され、出力ポートP21を介して制御演算装置4に出力される。また、増幅器34により、電流センサ30の出力信号が2M倍に増幅されて入力ポートP12に入力され、A/Dコンバータ32により、入力された増幅信号がNビットの精度でデジタル信号に変換され、出力ポートP22を介して制御演算装置4に出力される。
制御演算装置4では、ステップS10、S12を経て、電流検出データが出力ポートP21から入力され、入力された電流検出データが上位方向にMビットシフトされる。また、ステップS14、S16を経て、電流検出データが出力ポートP22から入力され、入力された電流検出データの上位(N−M)ビットがマスクされる。次いで、ステップS18、S20を経て、電流検出データの論理和が演算され、その演算結果が内部メモリに格納される。
制御演算装置4では、演算結果が格納されると、電流検出データが内部メモリから読み出され、読み出された電流検出データおよびモータ制御信号に基づいて電流指令信号が生成され、生成された電流指令信号がモータ駆動回路2に出力される。そして、モータ駆動回路2により、生成された電流指令信号に基づいてモータ1aへの駆動電流が制御され、モータ1aが駆動する。
このようにして、本実施の形態では、Nビットの精度のA/Dコンバータ32により電流センサ30の出力信号をデジタル信号に変換し、増幅率が2M倍の増幅器34により電流センサ30の出力信号を増幅し、A/Dコンバータ32により増幅器34の増幅信号をデジタル信号に変換し、電流センサ30の出力信号を変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトし、増幅器34の増幅信号を変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクし、それらデジタル信号の論理和を演算し、その演算結果に基づいてモータ1aへの駆動電流を制御する。
これにより、Nビットの精度のA/Dコンバータ32を用いて(N+M)ビットの検出精度を実現することができるので、従来に比して、電流検出の分解能を向上することができる。
これにより、Nビットの精度のA/Dコンバータ32を用いて(N+M)ビットの検出精度を実現することができるので、従来に比して、電流検出の分解能を向上することができる。
上記実施の形態において、A/Dコンバータ32は、請求項1ないし3記載のA/D変換手段に対応し、増幅器34は、請求項1ないし3記載の増幅手段に対応し、ステップS12は、請求項1若しくは2記載のビットシフト手段、または請求項3記載のビットシフトステップに対応している。また、ステップS16は、請求項1若しくは2記載のビットマスク手段、または請求項3記載のビットマスクステップに対応し、ステップS18は、請求項1若しくは2記載の論理和演算手段、または請求項3記載の論理和演算ステップに対応し、モータ駆動回路2および制御演算装置4は、請求項2記載の電流制御手段に対応している。
なお、上記実施の形態においては、増幅器34を1つ設けて分解能を2段に構成したが、これに限らず、複数の増幅器を設けて分解能をさらに多段に構成することもできる。
なお、上記実施の形態においては、増幅器34を1つ設けて分解能を2段に構成したが、これに限らず、複数の増幅器を設けて分解能をさらに多段に構成することもできる。
図3は、2つの増幅器34、36を設けて分解能を3段に構成した場合のブロック図である。
電流検出回路3は、図3に示すように、電流センサ30、A/Dコンバータ32および増幅器34のほか、増幅器34の増幅信号を2L(Lは1以上でかつN未満の整数)倍に増幅する増幅器36を有して構成されている。
A/Dコンバータ32は、3つの入力ポートP11、P12、P13と、3つの出力ポートP21、P22、P23とを有し、入力ポートP11には電流センサ30の出力端子が、入力ポートP12には増幅器34の出力端子が、入力ポートP13には増幅器36の出力端子がそれぞれ接続されている。また、出力ポートP21〜P23は、制御演算装置4に接続されている。
電流検出回路3は、図3に示すように、電流センサ30、A/Dコンバータ32および増幅器34のほか、増幅器34の増幅信号を2L(Lは1以上でかつN未満の整数)倍に増幅する増幅器36を有して構成されている。
A/Dコンバータ32は、3つの入力ポートP11、P12、P13と、3つの出力ポートP21、P22、P23とを有し、入力ポートP11には電流センサ30の出力端子が、入力ポートP12には増幅器34の出力端子が、入力ポートP13には増幅器36の出力端子がそれぞれ接続されている。また、出力ポートP21〜P23は、制御演算装置4に接続されている。
制御演算装置4は、出力ポートP21から電流検出データを入力し、入力した電流検出データを上位方向に(M+L)ビットシフトする。また、出力ポートP22から電流検出データを入力し、入力した電流検出データの上位(N−M)ビットをマスクし、マスクした電流検出データを上位方向にLビットシフトする。また、出力ポートP23から電流検出データを入力し、入力した電流検出データの上位(N−L)ビットをマスクする。そして、それら電流検出データの論理和を演算し、その演算結果を内部メモリに格納する。
これにより、Nビットの精度のA/Dコンバータ32を用いて(N+M+L)ビットの検出精度を実現することができるので、電流検出の分解能をさらに向上することができる。なお、4段以上についても、図3と同様に構成することができる。
また、上記実施の形態においては、複数の入力ポートを有するA/Dコンバータ32を用いて構成したが、これに限らず、入力ポートおよび出力ポートが1つしかない1ポートのA/Dコンバータ32を用いて構成することもできる。
また、上記実施の形態においては、複数の入力ポートを有するA/Dコンバータ32を用いて構成したが、これに限らず、入力ポートおよび出力ポートが1つしかない1ポートのA/Dコンバータ32を用いて構成することもできる。
図4は、1ポートのA/Dコンバータ32を用いて構成した場合のブロック図である。
電流検出回路3は、図4に示すように、電流センサ30、1ポートのA/Dコンバータ32および増幅器34のほか、制御演算装置4からの切換信号に基づいて電流センサ30および増幅器34のいずれか一方をA/Dコンバータ32に接続するスイッチ38を有して構成されている。
電流検出回路3は、図4に示すように、電流センサ30、1ポートのA/Dコンバータ32および増幅器34のほか、制御演算装置4からの切換信号に基づいて電流センサ30および増幅器34のいずれか一方をA/Dコンバータ32に接続するスイッチ38を有して構成されている。
制御演算装置4は、ステップS10で、電流センサ30を接続すべき切換信号をスイッチ38に出力し、出力ポートから電流検出データを入力する。また、ステップS14で、増幅器34を接続すべき切換信号をスイッチ38に出力し、出力ポートから電流検出データを入力する。
このような構成であっても、上記実施の形態と同等の効果が得られる。なお、図4の構成は、入力ポートおよび出力ポートが1つしかないA/Dコンバータ32を用いて構成するに限らず、複数の入力ポートおよび出力ポートを有するA/Dコンバータ32を用いて構成することもできる。この場合、1ポートだけを使用すればよい。また、図3のような3段以上の構成と組み合わせることもできる。
このような構成であっても、上記実施の形態と同等の効果が得られる。なお、図4の構成は、入力ポートおよび出力ポートが1つしかないA/Dコンバータ32を用いて構成するに限らず、複数の入力ポートおよび出力ポートを有するA/Dコンバータ32を用いて構成することもできる。この場合、1ポートだけを使用すればよい。また、図3のような3段以上の構成と組み合わせることもできる。
また、上記実施の形態においては、複数の出力ポートを有するA/Dコンバータ32を用いて構成したが、これに限らず、複数の入力ポート、1つの出力ポートおよび切換信号入力ポートを有し、切換信号入力ポートから入力した切換信号に基づいて、各入力ポートに対する出力を切り換えるA/Dコンバータ32を用いて構成することもできる。この場合、制御演算装置4は、図4の構成と同様に、切換信号によりA/Dコンバータ32の出力を切り換えて電流検出データを入力する。
また、上記実施の形態においては、電流検出データ演算処理を制御演算装置4で実行するように構成したが、これに限らず、他の装置で実行するように構成することもできる。また、電流検出データ演算処理は、ソフトウェアで構成するに限らず、回路その他のハードウェアで構成することもできる。
また、上記実施の形態においては、本発明に係る電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法を、直流モータを駆動する場合について適用したが、これに限らず、ステッピングモータ、3相交流モータ、その他のモータを駆動する場合について適用することができる。さらに、モータを駆動する場合に限らず、任意の電流経路の電流を検出する場合について適用することもできる。
また、上記実施の形態においては、本発明に係る電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法を、直流モータを駆動する場合について適用したが、これに限らず、ステッピングモータ、3相交流モータ、その他のモータを駆動する場合について適用することができる。さらに、モータを駆動する場合に限らず、任意の電流経路の電流を検出する場合について適用することもできる。
1、1a モータ
2 モータ駆動回路
3 電流検出回路
4 制御演算装置
30 電流センサ
32 A/Dコンバータ
34、36、40 増幅器
38 スイッチ
2 モータ駆動回路
3 電流検出回路
4 制御演算装置
30 電流センサ
32 A/Dコンバータ
34、36、40 増幅器
38 スイッチ
Claims (3)
- 電流を検出する電流センサを備え、前記電流センサからのアナログ出力をデジタル出力に変換する電流検出装置であって、
複数の入力ポートを有しかつ前記入力ポートから入力したアナログ信号をN(Nは2以上の整数)ビットの精度でデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記電流センサの出力信号を2M(Mは1以上でかつN未満の整数)倍に増幅する増幅手段とを備え、前記電流センサを第1の前記入力ポートに接続し、前記増幅手段を第2の前記入力ポートに接続し、
前記第1の入力ポートを介して前記A/D変換手段で変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトするビットシフト手段と、前記第2の入力ポートを介して前記A/D変換手段で変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクするビットマスク手段と、前記ビットシフト手段でシフトしたデジタル信号および前記ビットマスク手段でマスクしたデジタル信号の論理和を演算する論理和演算手段とを備えることを特徴とする電流検出装置。 - モータへの駆動電流を検出する電流センサと、前記電流センサの出力に基づいて前記モータへの駆動電流を制御する電流制御手段とを備え、前記電流センサからのアナログ出力をデジタル出力に変換して前記電流制御手段に入力するモータ制御装置であって、
複数の入力ポートを有しかつ前記入力ポートから入力したアナログ信号をN(Nは2以上の整数)ビットの精度でデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記電流センサの出力信号を2M(Mは1以上でかつN未満の整数)倍に増幅する増幅手段とを備え、前記電流センサを第1の前記入力ポートに接続し、前記増幅手段を第2の前記入力ポートに接続し、
前記第1の入力ポートを介して前記A/D変換手段で変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトするビットシフト手段と、前記第2の入力ポートを介して前記A/D変換手段で変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクするビットマスク手段と、前記ビットシフト手段でシフトしたデジタル信号および前記ビットマスク手段でマスクしたデジタル信号の論理和を演算する論理和演算手段とを備え、
前記電流制御手段は、前記論理和演算手段の演算結果に基づいて前記モータへの駆動電流を制御することを特徴とするモータ制御装置。 - 電流を検出する電流センサからのアナログ出力をデジタル出力に変換する電流検出方法であって、
N(Nは2以上の整数)ビットの精度のA/D変換手段により前記電流センサの出力信号をデジタル信号に変換する第1A/D変換ステップと、増幅率が2M(Mは1以上でかつN未満の整数)倍の増幅手段により前記電流センサの出力信号を増幅する増幅ステップと、前記A/D変換手段により前記増幅手段の増幅信号をデジタル信号に変換する第2A/D変換ステップと、前記第1A/D変換ステップで変換したデジタル信号を上位方向にMビットシフトするビットシフトステップと、前記第2A/D変換ステップで変換したデジタル信号の上位(N−M)ビットをマスクするビットマスクステップと、前記ビットシフトステップでシフトしたデジタル信号および前記ビットマスクステップでマスクしたデジタル信号の論理和を演算する論理和演算ステップとを含むことを特徴とする電流検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006013674A JP2007192777A (ja) | 2006-01-23 | 2006-01-23 | 電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法 |
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JP2006013674A JP2007192777A (ja) | 2006-01-23 | 2006-01-23 | 電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法 |
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JP2007192777A true JP2007192777A (ja) | 2007-08-02 |
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JP2006013674A Pending JP2007192777A (ja) | 2006-01-23 | 2006-01-23 | 電流検出装置およびモータ制御装置、並びに電流検出方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111398668A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-07-10 | 中国原子能科学研究院 | 测量电路及装置 |
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2006
- 2006-01-23 JP JP2006013674A patent/JP2007192777A/ja active Pending
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