JP4949008B2 - 電流センサおよび電流センサのオフセット除去方法 - Google Patents
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Description
(1)本発明は、ホール素子を用いた電流センサであって、ホール素子に極性を切り換えて電源を供給し、前記ホール素子から出力され、所定の低周波成分、所定の第1の高周波成分及びオフセットを含むセンサ信号に基づいて、前記センサ信号の2倍の信号と比較して、1倍分の前記所定の第1の高周波成分及び2倍分の前記オフセットを含まない信号成分と等価な信号成分を抽出する信号抽出手段と、前記センサ信号から、前記オフセットの2倍の信号に相当するオフセット低周波成分、及び所定の第2の高周波成分を含むオフセット成分を抽出するオフセット抽出手段と、該オフセット成分から、前記オフセット低周波成分を除去して、前記所定の第2の高周波成分を抽出する高周波成分抽出手段と、前記電源の切換周期に応じて、前記所定の第2の高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させることで、前記所定の第1の高周波成分と等価な信号を出力する振幅極性反転手段と、前記信号成分と前記振幅極性反転手段から出力される信号とを合成して出力信号を生成する出力信号生成手段と、を備え、前記信号抽出手段は、切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、正の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、負の極性時にホールドした信号を、正の極性に対応した第1のサンプルホールド信号として生成し、負の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、正の極性時にホールドした信号を、負の極性に対応した第2のサンプルホールド信号として生成し、前記第1のサンプルホールド信号から前記第2のサンプルホールド信号を減算して、前記信号成分を抽出し、前記オフセット抽出手段は、切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、正の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、負の極性時にホールドした信号を、正の極性に対応した第3のサンプルホールド信号として生成し、負の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、正の極性時にホールドした信号を、負の極性に対応した第4のサンプルホールド信号として生成し、前記第3のサンプルホールド信号と前記第4のサンプルホールド信号とを加算して、オフセット成分を抽出することを特徴とする電流センサを提案している。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る電流センサの回路構成を示している。
図1に示すように、スイッチ回路網2は、4つのスイッチSa、Sb、Sc、Sdからなっている。スイッチSaは、一端が定電流源1に、他端がホール素子3の電流端子3aに接続され、スイッチSbは、一端がグランドに、他端がホール素子3の電流端子3aに接続され、スイッチScは、一端が定電流源1に、他端がホール素子3の電流端子3bに接続され、スイッチSdは、一端がグランドに、他端がホール素子3の電流端子3bに接続されている。
まず、ホール素子3にリファレンス信号として、図2(1)に示す信号を入力する。スイッチ回路網2は、図示しない制御部のコントロールにより、所定の周期で、定電流源1からの電流の極性を切り替えてホール素子3の電流端子3a、3bに電流を供給する。ホール素子3は、供給される電流の極性に応じた出力信号(HE(+)、HE(−))をホール端子3c、3dから差動増幅器4に出力する。
Claims (4)
- ホール素子を用いた電流センサであって、
ホール素子に極性を切り換えて電源を供給し、前記ホール素子から出力され、所定の低周波成分、所定の第1の高周波成分及びオフセットを含むセンサ信号に基づいて、前記センサ信号の2倍の信号と比較して、1倍分の前記所定の第1の高周波成分及び2倍分の前記オフセットを含まない信号成分と等価な信号成分を抽出する信号抽出手段と、
前記センサ信号から、前記オフセットの2倍の信号に相当するオフセット低周波成分、及び所定の第2の高周波成分を含むオフセット成分を抽出するオフセット抽出手段と、
該オフセット成分から、前記オフセット低周波成分を除去して、前記所定の第2の高周波成分を抽出する高周波成分抽出手段と、
前記電源の切換周期に応じて、前記所定の第2の高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させることで、前記所定の第1の高周波成分と等価な信号を出力する振幅極性反転手段と、
前記信号成分と前記振幅極性反転手段から出力される信号とを合成して出力信号を生成する出力信号生成手段と、
を備え、
前記信号抽出手段は、
切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、
正の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、負の極性時にホールドした信号を、正の極性に対応した第1のサンプルホールド信号として生成し、
負の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、正の極性時にホールドした信号を、負の極性に対応した第2のサンプルホールド信号として生成し、
前記第1のサンプルホールド信号から前記第2のサンプルホールド信号を減算して、前記信号成分を抽出し、
前記オフセット抽出手段は、
切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、
正の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、負の極性時にホールドした信号を、正の極性に対応した第3のサンプルホールド信号として生成し、
負の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、正の極性時にホールドした信号を、負の極性に対応した第4のサンプルホールド信号として生成し、
前記第3のサンプルホールド信号と前記第4のサンプルホールド信号とを加算して、オフセット成分を抽出する
ことを特徴とする電流センサ。 - 前記高周波成分抽出手段が、低域通過フィルタを備え、
前記オフセット抽出手段から抽出されたオフセット成分から前記低域通過フィルタを通過した前記オフセット低周波成分を減ずることにより、前記所定の第2の高周波成分を抽出することを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。 - 前記振幅極性反転手段が、2つのスイッチを有するスイッチ回路網を備え、
一方のスイッチに前記高周波成分抽出手段により抽出された前記所定の第2の高周波成分の信号を入力し、他方のスイッチに該所定の第2の高周波成分の信号の振幅を反転させた信号を入力するとともに、該スイッチ回路網の2つのスイッチを前記電源の極性切換周期に応じて、交互に閉状態とすることにより、前記所定の第1の高周波成分と等価な信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電流センサ。 - ホール素子を用いた電流センサのオフセット除去方法であって、
ホール素子に極性を切り換えて電源を供給し、前記ホール素子から出力され、所定の低周波成分、所定の第1の高周波成分及びオフセットを含むセンサ信号を抽出する第1のステップと、
該抽出したセンサ信号に基づいて、前記センサ信号の2倍の信号と比較して、1倍分の前記所定の第1の高周波成分及び2倍分の前記オフセットを含まない信号成分と等価な信号成分を抽出する第2のステップと、
該抽出したセンサ信号から、前記オフセットの2倍の信号に相当するオフセット低周波成分、及び所定の第2の高周波成分を含むオフセット成分を抽出する第3のステップと、
該オフセット成分から、前記オフセット低周波成分を除去して、前記所定の第2の高周波成分を抽出する第4のステップと、
前記電源の切換周期に応じて、前記所定の第2の高周波成分の振幅極性を一つ置きに反転させることで、前記所定の第1の高周波成分と等価な信号を生成し、当該等価な信号を、前記信号成分と合成して出力信号を生成する第5のステップと、
を含み、
前記第2のステップは、
切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、
正の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、負の極性時にホールドした信号を、正の極性に対応した第1のサンプルホールド信号として生成し、
負の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、正の極性時にホールドした信号を、負の極性に対応した第2のサンプルホールド信号として生成し、
前記第1のサンプルホールド信号から前記第2のサンプルホールド信号を減算して、前記信号成分を抽出する、
ステップを含み、
前記第3のステップは、
切り換えられる前記電源の極性に対応して、前記センサ信号をサンプルホールドし、
正の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、負の極性時にホールドした信号を、正の極性に対応した第3のサンプルホールド信号として生成し、
負の極性時にサンプルしている最中の信号、及び、正の極性時にホールドした信号を、負の極性に対応した第4のサンプルホールド信号として生成し、
前記第3のサンプルホールド信号と前記第4のサンプルホールド信号とを加算して、オフセット成分を抽出する、
ステップを含む
ことを特徴とする電流センサのオフセット除去方法。
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