JPWO2018016510A1 - 電流センサ - Google Patents

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Abstract

第1のホール素子および第2のホール素子を備える電流センサを提供する。第1のホール素子と、第1のホール素子と並列に接続された第2のホール素子と、被測定電流が流れ、被測定電流により生じた被測定磁場を、第1のホール素子および第2のホール素子に異極性で与えるように配置された一次導体と、基準電流が流れ、基準電流により生じた基準磁場を、第1のホール素子および第2のホール素子に同極性で与えるように配置された二次導体とを備える電流センサを提供する。

Description

本発明は、電流センサに関する。
従来、第1のホール素子および第2のホール素子を有する電流センサにおいて、一次導体に被測定電流が流れることにより、第1のホール素子および第2のホール素子に被測定磁場が与えられることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特表2014−517919号公報
解決しようとする課題
しかしながら、従来の電流センサは、第1のホール素子および第2のホール素子に被測定磁場を同極性で与える。そのため、被測定電流に応じた成分とオフセット成分とを簡単な演算でキャンセルすることができない。
一般的開示
本発明の第1の態様においては、第1のホール素子と、第1のホール素子と並列に接続された第2のホール素子と、被測定電流が流れ、被測定電流により生じた被測定磁場を、第1のホール素子および第2のホール素子に異極性で与えるように配置された一次導体と、基準電流が流れ、基準電流により生じた基準磁場を、第1のホール素子および第2のホール素子に同極性で与えるように配置された二次導体とを備える電流センサを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
電流センサ100の構成の概要を示す。 実施例1に係る電流センサ100の構成の一例を示す。 実施例1に係る電流センサ100の具体的な構成の一例を示す。 実施例1に係る電流センサ100のタイミングチャートの一例を示す。 実施例2に係る電流センサ100の構成の一例を示す。 実施例2に係る電流センサ100の具体的な構成の一例を示す。 実施例2に係る電流センサ100の第1フィードバック動作時の構成の一例を示す。 実施例2に係る電流センサ100の第2フィードバック動作時の構成の一例を示す。 実施例2に係る電流センサ100のタイミングチャートの一例を示す。 磁気素子10の具体的な構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、電流センサ100の構成の概要を示す。本例の電流センサ100は、磁気素子10、出力部20および制御部30を備える。磁気素子10は、ホール素子11およびホール素子12を備える。
磁気素子10は、磁場の変化を検出することにより被測定電流Iを検出する。本例の磁気素子10は、被測定電流Iが磁気素子10の近傍を流れることにより生じた被測定磁場Binの変化により被測定電流Iを検出する。一例において、磁気素子10は、ホール素子を備える。磁気素子10は、被測定電流Iに応じた被測定磁場Binの変化に基づいて出力信号Sを生成する。例えば、出力信号Sはホール素子からのホール起電力信号に対応する。磁気素子10がホール素子を有する場合の駆動方法は、定電流駆動であっても、定電圧駆動であってもよい。
ホール素子11およびホール素子12は、互いに並列に接続される。本例のホール素子11およびホール素子12は、被測定磁場Binに応じた差動信号をそれぞれ出力する。例えば、ホール素子11およびホール素子12は、差動信号として出力信号Sh1,Sh2をそれぞれ出力する。即ち、磁気素子10の出力信号Sには、出力信号Sh1,Sh2が含まれている。
出力部20は、磁気素子10の出力信号Sに基づいて、電流センサ100の出力信号Soutを生成する。出力部20は、被測定電流Iに応じた信号として出力信号Soutを出力する。例えば、出力部20は、出力信号Sからオフセット成分が除去された出力信号Soutを出力する。
制御部30は、磁気素子10の出力信号Sに応じて、磁気素子10の動作を制御する。また、制御部30は、ホール素子11およびホール素子12の駆動を別々に制御する。より具体的には、制御部30は、出力信号Sに基づいて、ホール素子11の駆動電流を制御する。また、制御部30は、ホール素子11の駆動電流の制御と別に、出力信号Sに基づいて、ホール素子12の駆動電流を制御する。
本明細書において、ホール素子11の駆動電流の制御と別に、ホール素子12の駆動電流を制御するとは、出力信号Sh1,Sh2の両方の信号を含む出力信号Sに基づいて、異なる系統のフィードバック回路又は時分割動作により、ホール素子11およびホール素子12の駆動電流を別々に制御することを指す。例えば、本例の制御部30は、ホール素子11およびホール素子12の出力信号Sh1,Sh2に基づいて、ホール素子11を制御するためのフィードバック信号Sfb1を生成する。また、制御部30は、出力信号Sに基づいて、ホール素子12を制御するためのフィードバック信号Sfb2を生成する。フィードバック信号Sfb1およびフィードバック信号Sfb2は、異なる系統によりそれぞれ生成され、又は時分割で生成される。
[実施例1]
図2は、実施例1に係る電流センサ100の構成の一例を示す。本例の制御部30は、フィードバック回路40、チョッパ回路41、フィードバック回路50およびチョッパ回路51を備える。本例の電流センサ100は、2系統の制御部30を有する場合の一例である。
フィードバック回路40およびフィードバック回路50は、制御部30において並列に設けられている。フィードバック回路40およびフィードバック回路50には、出力信号Sがそれぞれ入力される。つまり、フィードバック回路40およびフィードバック回路50は、ホール素子11およびホール素子12の両方の出力信号Sh1,Sh2が入力される。本例のフィードバック回路40およびフィードバック回路50は、出力信号Sに基づいて、ホール素子11およびホール素子12の駆動をそれぞれ別々に制御する。本明細書において、出力信号Sに基づいて、ホール素子11およびホール素子12の駆動を別々の系統で制御する場合を2系統の電流センサ100と称する。
フィードバック回路40は、ホール素子11およびホール素子12からの出力信号Sh1,Sh2に基づいて、ホール素子11の駆動電流を制御する。一例において、フィードバック回路40は、出力信号Sに基づいて、ホール素子11の駆動を制御するためのフィードバック信号Sfb1を生成する。本例のフィードバック回路40は、生成したフィードバック信号Sfb1をホール素子11に入力する。例えば、フィードバック信号Sfb1は、ホール素子11の駆動を制御するための駆動電流である。
フィードバック回路50は、ホール素子11およびホール素子12からの出力信号Sh1,Sh2に基づいて、ホール素子12の駆動電流を制御する。一例において、フィードバック回路50は、出力信号Sに基づいて、ホール素子11の駆動を制御するためのフィードバック信号Sfb2を生成する。本例のフィードバック回路50は、生成したフィードバック信号Sfb2をホール素子12に入力する。例えば、フィードバック信号Sfb2は、ホール素子12の駆動を制御するための駆動電流である。
チョッパ回路41は、フィードバック回路40と磁気素子10との間に設けられる。チョッパ回路41は、出力信号Sの内、出力信号Sh1および出力信号Sh2のいずれか一方の極性を切り替える。例えば、チョッパ回路41は、出力信号Sh2の信号の極性を切替える場合は、予め定められた周波数で繰り返す。即ち、本明細書において、極性を切り替える場合とは、極性をスイッチングさせる場合を指す。一方、極性を切り替えない場合とは、極性が入れ替えられない場合を指す。なお、チョッパ回路41は、第1のチョッパ回路の一例である。
チョッパ回路51は、フィードバック回路50と磁気素子10との間に設けられる。チョッパ回路51は、出力信号Sの内、出力信号Sh1および出力信号Sh2のいずれか一方の極性を切り替える。本例のチョッパ回路51は、チョッパ回路41が極性を切り替える信号と異なる信号の極性を切り替える。例えば、チョッパ回路51は、チョッパ回路41が出力信号Sh2の極性を切り替える場合に、出力信号Sh1の極性を切り替える。また、チョッパ回路51は、チョッパ回路41が出力信号Sh1の極性を切り替える場合に、出力信号Sh2の極性を切り替えてよい。なお、チョッパ回路51は、第2のチョッパ回路の一例である。
図3は、実施例1に係る電流センサ100の具体的な構成の一例を示す。本構成例は、実施例1に係る電流センサ100の一例であり、他の構成によって電流センサ100が構成されてもよい。
一次導体13は、被測定電流Iが流れ、被測定電流Iにより生じた被測定磁場Binを磁気素子10に与えるように配置される。本例の一次導体13は、ホール素子11およびホール素子12に、被測定電流Iに応じた被測定磁場Binを異極性で与えるように設けられている。本明細書において、磁場を異極性で与えるとは、ホール素子11に与える磁場の向きと逆向きの磁場をホール素子12に与えることを指す。なお、ホール素子11およびホール素子12に与える磁場の大きさは同一であっても、異なっていてもよい。ホール素子11,12および一次導体13の具体的な構造は、図8を用いて説明する。
スイッチ回路16は、スピニングカレント周波数fの駆動信号に応じて、磁気素子10をスピニングカレント動作させる。スピニングカレント動作時において、スイッチ回路16は、ホール素子11およびホール素子12の出力電圧を駆動電流の向きに応じて出力する。本例のスイッチ回路16は、スピニングカレント周波数fで磁気素子10の駆動電流の向きを変化させる。例えば、スイッチ回路16は、ホール素子11およびホール素子12に入力される駆動電流の向きをそれぞれスピニングカレント周波数fで切り替える。これにより、スイッチ回路16は、被測定磁場Bin成分をAC成分として出力する。
二次導体14は、基準電流Irefが流れ、基準電流Irefにより生じた基準磁場Brefを磁気素子10に与えるように配置される。本例の二次導体14は、ホール素子11およびホール素子12に、基準磁場Brefを同極性で与えるように配置されている。本明細書において、磁場を同極性で与えるとは、ホール素子11に与える磁場の向きと同一の向きの磁場をホール素子12に与えることを指す。
スイッチ回路17は、二次導体14に流れる基準電流Irefの方向を切り替える。例えば、スイッチ回路17は、スピニングカレント周波数fで基準電流Irefの方向を切り替える。これにより、ホール素子11およびホール素子12に同極性で与えられる基準磁場Brefの向きがスピニングカレント周波数fで切り替えられる。
出力部20は、減算部21(DDA)、復調部22、増幅部23、フィルタ部24、コンパレータ25(CMP)、フィルタ部26(DIG_FIL1)およびDA変換部27(DAC1)を備える。
減算部21は、出力信号Sh1と出力信号Sh2との減算結果を出力する。ここで、本例では、被測定磁場Bin成分が異極性で与えられ、基準磁場Bref成分が同極性で与えられている。そのため、減算部21は、出力信号Sh1と出力信号Sh2との減算により、同極性で与えられた基準磁場Bref成分を除去する。基準磁場Bref成分が除去されると、被測定磁場Bin成分のみが残される。これにより、減算部21は、被測定磁場Bin成分のみを抽出する。
復調部22は、AC成分の被測定磁場BinをDC成分に復調させる。例えば、被測定磁場Bin成分がベースバンドに復調される。被測定磁場Bin成分が復調されることにより、後のフィルタ回路で高周波側のノイズ成分が除去される。
増幅部23は、復調された被測定磁場Bin成分を増幅する。例えば、増幅部23は、被測定磁場Binに応じて発生した磁気素子10のホール起電力信号を増幅する。なお、増幅部23において、残留したオフセット成分および増幅部23で生じたオフセット成分が補正されてもよい。
フィルタ部24は、ローパスフィルタ(LPF)を有する。フィルタ部24は、高周波領域の信号を除去する。これにより、フィルタ部24は、ベースバンド成分を選択し、センサ出力信号Soutとして出力する。
コンパレータ25は、復調部22の出力した差動信号に基づく比較結果をフィルタ部26に出力する。一例において、コンパレータ25は、差動信号の差分に応じた比較結果を二値化して出力する。フィルタ部26は、LPFを有し、入力された比較結果をデジタルフィルタリング処理する。また、DA変換部27は、フィルタ部26が出力したデジタル信号をアナログ信号に変換して減算部21に出力する。これにより、減算部21は、出力信号Sからオフセット成分を除去する。
フィードバック回路40は、加算部42(DDA1)、増幅部43(G2_1)、演算部44(SCF1)、比較部45(CMP1)、フィルタ部46(DIG_FIL2)、DA変換部47(DAC2)およびVI変換部48を備える。これにより、フィードバック回路40は、ホール素子11およびホール素子12の出力信号Sh1,Sh2に基づいて、ホール素子11の感度を補正する。
加算部42は、出力信号Sh1と出力信号Sh2とを加算する。本例のチョッパ回路41は、フィードバック回路40とホール素子12との間に設けられている。これにより、加算部42には、極性が切り替えられた出力信号Sh2および極性が切り替えられていない出力信号Sh1が入力される。増幅部43は、加算した結果を増幅して演算部44に出力する。
演算部44は、位相φ1〜φ4においてそれぞれ入力された信号に応じて予め定められた演算を行う。演算部44は、演算結果を比較部45に出力する。比較部45は、演算部44が出力した演算結果に応じた比較結果をフィルタ部46に出力する。比較部45は、比較結果をデジタル信号として出力してよい。
フィルタ部46は、入力されたデジタル信号をLPFでフィルタリング処理する。DA変換部47は、フィルタ部46が出力したデジタル信号をアナログ信号に変換する。VI変換部48は、DA変換部47が出力したアナログ信号に応じてホール素子11を駆動するための駆動電流を生成する。これにより、フィードバック回路40は、ホール素子11が出力した出力信号Sh1に応じて、ホール素子11の駆動電流を調整する。したがって、フィードバック回路40は、ホール素子11の感度を補正できる。
フィードバック回路50は、加算部52(DDA2)、増幅部53(G2_2)、演算部54(SCF2)、比較部55(CMP2)、フィルタ部56(DIG_FIL3)、DA変換部57(DAC3)およびVI変換部58を備える。これにより、フィードバック回路50は、ホール素子11およびホール素子12の出力信号Sh1,Sh2に基づいて、ホール素子12の感度を補正する。
加算部52は、出力信号Sh1と出力信号Sh2とを加算する。本例のチョッパ回路51は、フィードバック回路50とホール素子11との間に設けられている。これにより、加算部52には、極性が切り替えられた出力信号Sh1および極性が切り替えられていない出力信号Sh2が入力される。増幅部53は、加算した結果を増幅して演算部54に出力する。
演算部54は、位相φ1〜φ4においてそれぞれ入力された信号に応じて予め定められた演算を行う。演算部54は、演算結果を比較部55に出力する。比較部55は、演算部54が出力した演算結果に応じた比較結果をフィルタ部56に出力する。比較部55は、比較結果をデジタル信号として出力してよい。
フィルタ部56は、入力されたデジタル信号をLPFでフィルタリング処理する。DA変換部57は、フィルタ部56が出力したデジタル信号をアナログ信号に変換する。VI変換部58は、DA変換部57が出力したアナログ信号に応じてホール素子12を駆動するための駆動電流を生成する。これにより、フィードバック回路50は、ホール素子12が出力した出力信号Sh2に応じて、ホール素子12の駆動電流を調整する。したがって、フィードバック回路50は、ホール素子12の感度を補正できる。
図4は、実施例1に係る電流センサ100のタイミングチャートの一例を示す。本例では、基準電流Irefのみを考慮した場合におけるオフセットの除去方法について説明する。即ち、本例では、被測定電流Iが与える影響について考慮していない。
HALLチョッピングCLKは、磁気素子10の駆動状態を制御する信号である。磁気素子10の駆動は、スピニングカレント周波数fで0°と90°に切り替えられる。0°と90°では、磁気素子10に流れる駆動電流の方向が90°異なるように切り替えられている。より具体的には、0°の場合にホール素子11に流れる駆動電流の方向と90°の場合にホール素子11に流れる駆動電流の方向とが90°異なる。ホール素子12の場合も同様である。即ち、本例のホール素子11およびホール素子12は、それぞれスピニングカレント動作している。ホール素子11およびホール素子12は、スピニングカレント動作することによりオフセットをキャンセルできる。なお、本例のHALLチョッピングCLKの周波数Fchopは1MEG[Hz]である。周波数Fchopは、スピニングカレント周波数fの一例である。
コイルチョッピングCLKは、二次導体14に流れる基準電流Irefの方向を制御する信号である。本例のコイルチョッピングCLKは、基準電流Irefの方向を+Iと−Iに制御する。+Iと−Iとでそれぞれ反対方向に基準電流Irefが流れる。即ち、+Iと−Iとでホール素子11およびホール素子12に異極性の磁場が与えられる。ここで、コイルチョッピングCLKの周波数は、HALLチョッピングCLKの周波数と同一であってよい。また、コイルチョッピングCLKは、HALLチョッピングCLKと同位相となってよい。なお、本例のコイルチョッピングCLKの周波数Fcoilは、1MEG[Hz]である。
コイルイネーブルCLKは、二次導体14に基準電流Irefを流すか否かを切り替える。コイルイネーブルCLKがハイとなっている場合、基準電流Irefに応じた基準磁場Brefが磁気素子10に与えられる。例えば、コイルイネーブルCLKがハイとなっている場合、コイルチョッピングCLKに応じて、+I又は−Iの基準電流Irefが流れる。一方、コイルイネーブルCLKがローとなっている場合、基準電流Irefに応じた基準磁場Brefが磁気素子10に与えられない。即ち、コイルイネーブルCLKがローの場合I=0となる。本例のコイルイネーブルCLKの周波数Fcoilenは、0.5MEG[Hz]である。
HALL1出力は、ホール素子11の出力信号Sh1を示す。また、HALL2出力は、ホール素子12の出力信号Sh2を示す。
基準電流Irefが0の場合、ホール素子11の出力がなくなり、出力信号Sh1=0となる。同様に、基準電流Irefが0の場合、ホール素子12の出力における基準磁場Brefに由来する成分がなくなり、出力信号Sh2=0となる。
一方、基準電流Irefが+I又は−Iの場合、基準磁場Brefがホール素子11およびホール素子12に対してそれぞれ同極性となるので、ホール素子11およびホール素子12の出力信号Sh1,h2がいずれも正となる。即ち、ホール素子11およびホール素子12の出力信号における基準磁場Brefに由来する成分が+Sh1および+Sh2となる。
ここで、フィードバック回路40への入力は、HALLチョッピングCLKが0°の場合に+Sh1および+Sh2となる。一方、フィードバック回路40への入力は、HALLチョッピングCLKが90°の場合に+Sh1および−Sh2となる。但し、出力信号の符号が正となるか負となるかについては、チョッパ回路41の配置によって適宜変更されてよい。
また、フィードバック回路50への入力は、HALLチョッピングCLKが0°の場合に+Sh1および+Sh2となる。一方、フィードバック回路50の入力は、HALLチョッピングCLKが90°の場合に、−Sh1および+Sh2となる。但し、出力信号の符号が正となるか負となるかについては、チョッパ回路51の配置によって適宜変更されてよい。
ここで、フィードバック回路40は、演算部44を用いた演算により、ホール素子11のオフセットを除去する。演算部44は、オフセットを除去するための位相φ1,φ2,φ3,φ4における出力信号に基づいて、オフセットを除去する。フィードバック回路40は、出力信号をサンプリングするためのオフセットサンプリング期間に対して、適当な周期でオフセットキャンセルを実行するオフセット除去期間を設ける。オフセット除去期間は、要求される検出精度や消費電力等に応じて適宜設けられてよい。本例のオフセット除去期間は、0.25MEG[Hz]に設定されるが、これに限定されない。オフセット除去期間は、オフセットサンプリング期間に対してランダムに設定されてもよい。位相φ1,φ2,φ3,φ4では、出力信号がそれぞれSh1=0,Sh2=0,Sh1+Sh2,Sh1−Sh2となる。本例の演算部44は、φ1+φ2およびφ3+φ4を算出する。そして、演算部44は、φ1+φ2とφ3+φ4との減算により(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を算出する。即ち、(φ1+φ2)−(φ3+φ4)の演算により、ホール素子12の出力信号Sh2に関する信号が除去される。これにより、ホール素子11の出力信号Sh1のみを抽出できる。
演算部44は、算出した差分(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を比較部45に入力する。比較部45は、クロックドコンパレータを用いて、比較部のオフセットを除去しても良い。その後、比較部45の判定結果に応じて、カウンタを更新する。一例において、カウンタは、K=3である。この場合、カウンタがK=0,1,2と加算されて、K=3(即ち、K=0)となるタイミングでDA変換部47の設定値が更新される。
本例のフィードバック回路40は、出力信号Sからホール素子11の出力信号Sh1に基づく信号のみを抽出する。これにより、フィードバック回路40は、ホール素子11の感度を制御する。
また、フィードバック回路50も同様に、演算部54を用いた演算により、ホール素子12のオフセットを除去する。演算部54は、位相φ1,φ2,φ3,φ4における出力信号に基づいて、オフセットを除去する。位相φ1,φ2,φ3,φ4では、出力信号がそれぞれSh1=0,Sh2=0,Sh1+Sh2,−Sh1+Sh2となる。本例の演算部54は、φ1+φ2およびφ3+φ4を算出する。そして、演算部54は、φ1+φ2とφ3+φ4との減算により(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を算出する。即ち、(φ1+φ2)−(φ3+φ4)の演算により、ホール素子11の出力信号Sh1に関する信号が除去される。これにより、ホール素子12の出力信号Sh2のみを抽出できる。
演算部54は、算出した差分(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を比較部55に入力する。その後、比較部55の判定結果に応じて、カウンタを更新する。一例において、カウンタは、K=3である。この場合、カウンタがK=0,1,2と加算されて、K=3(即ち、K=0)となるタイミングでDA変換部57の設定値が更新される。
フィードバック回路50は、出力信号Sからホール素子12の出力信号Sh2に基づく信号のみを抽出する。これにより、フィードバック回路50は、ホール素子12の感度を補正する。
以上の通り、本例の電流センサ100は、出力信号Sh1,Sh2の両方の信号を含む出力信号Sに基づいて、フィードバック回路40およびフィードバック回路50の異なる系統のフィードバック回路により、ホール素子11およびホール素子12の駆動電流を別々に制御する。よって、本例の電流センサ100は、ホール素子11とホール素子12との間に感度差が生じた場合であっても、磁気素子10の感度を高精度に自己補正できる。
[実施例2]
図5は、実施例2に係る電流センサ100の構成の一例を示す。本例の制御部30は、フィードバック回路60を備える。即ち、本例の電流センサ100は、1系統の制御部30を有する場合の一例である。この場合、制御部30は時分割で動作する。
フィードバック回路60は、出力信号Sに基づいて、ホール素子11およびホール素子12の駆動を時分割で制御する。より具体的には、フィードバック回路60は、ホール素子11およびホール素子12の出力信号Sh1,Sh2に基づいて、ホール素子11の駆動電流を制御する第1のフィードバック動作と、ホール素子11およびホール素子12の出力信号Sh1,Sh2に基づいて、ホール素子12の駆動電流を制御する第2のフィードバック動作とを時分割で動作する。
例えば、フィードバック回路60は、ホール素子11およびホール素子12を制御するためのフィードバック信号Sfb1およびフィードバック信号Sfb2を生成する。本例のフィードバック回路60は、フィードバック信号Sfb1およびフィードバック信号Sfb2を時分割で生成し、ホール素子11およびホール素子12にそれぞれ出力する。
本例の電流センサ100は、1系統の制御部30を有し、ホール素子11およびホール素子12の感度をそれぞれ補正できる。即ち、本例の電流センサ100は、実施例1に係る電流センサ100のように2系統の制御部30を有する場合よりも、回路構成を簡素化できる。
図6Aは、実施例2に係る電流センサ100の具体的な構成の一例を示す。本例の電流センサ100は、ホール素子11の感度を補正する第1のフィードバック動作と、ホール素子12の感度を補正する第2のフィードバック動作とを時分割で繰り返す点で実施例1に係る電流センサ100と異なる。本構成例は、実施例2に係る電流センサ100の一例であり、他の構成によって電流センサ100が構成されてもよい。
フィードバック回路60は、加算部62、増幅部63、演算部64a,64b、比較部65a,65b、フィルタ部66a,66b、DA変換部67a,67bおよびVI変換部68a,68bを備える。これらの回路構成は、基本的にフィードバック回路40およびフィードバック回路50が有する各回路構成と同様に機能する。但し、フィードバック回路40およびフィードバック回路50が2系統で動作するのに対して、フィードバック回路60が1系統の時分割で動作する点で異なる。本例では、フィードバック回路40およびフィードバック回路50と異なる点について主に説明する。
チョッパ回路61は、出力信号Sの極性を切り替える。チョッパ回路61は、磁気素子10と加算部62との間に設けられる。本例のチョッパ回路61は、チョッパ回路61aおよびチョッパ回路61bを備える。
チョッパ回路61aは、ホール素子12の出力信号Sh2の極性を切り替える。チョッパ回路61aは、フィードバック回路60とホール素子12との間に設けられる。チョッパ回路61aは、極性が切り替えられた出力信号Sh2を、フィードバック回路60に出力する。チョッパ回路61aは、第3のチョッパ回路の一例である。
チョッパ回路61bは、ホール素子11の出力信号Sh1の極性を切り替える。チョッパ回路61bは、フィードバック回路60とホール素子11との間に設けられる。チョッパ回路61bは、極性が切り替えられた出力信号Sh1を、フィードバック回路60に出力する。チョッパ回路61bは、第4のチョッパ回路の一例である。
図6Bは、実施例2に係る電流センサ100の第1フィードバック動作時の構成の一例を示す。同図では、第1フィードバック動作時に動作する構成のみが示されている。
第1フィードバック動作時では、スイッチの切替により、チョッパ回路61a、加算部62、増幅部63、演算部64a、比較部65a、フィルタ部66a、DA変換部67aおよびVI変換部68aを用いて動作する。これにより、フィードバック回路60は、ホール素子11の駆動を制御する。なお、本明細書において、第1フィードバック動作時に用いられる制御パスを制御パス1と称する。
図6Cは、実施例2に係る電流センサ100の第2フィードバック動作時の構成の一例を示す。同図では、第2フィードバック動作時に動作する構成のみが示されている。
第2フィードバック動作時では、スイッチの切替により、チョッパ回路61b、加算部62、増幅部63、演算部64b、比較部65b、フィルタ部66b、DA変換部67bおよびVI変換部68bを用いて動作する。これにより、フィードバック回路60は、ホール素子12の駆動を制御する。なお、本明細書において、第2フィードバック動作時に用いられる制御パスを制御パス2と称する。
このように、本例の電流センサ100は、回路構成をスイッチで切り替えることにより、第1のフィードバック動作と第2のフィードバック動作とを時分割で切り替える。これにより、電流センサ100は、ホール素子11およびホール素子12の駆動電流を時分割で別々に制御する。
図7は、実施例2に係る電流センサ100のタイミングチャートの一例を示す。本例では、基準電流Irefのみを考慮した場合におけるオフセットの除去方法について説明する。即ち、本例では、被測定電流Iが与える影響について考慮していない。また、同図では、図4で示した実施例1に係る場合の電流センサ100のタイミングチャートと異なる点について特に説明する。
制御パス時分割CLKは、電流センサ100の時分割動作のタイミングを切り替える。本例の制御パス時分割CLKは、第1のフィードバック動作を実行する制御パス1と、第2のフィードバック動作を実行する制御パス2とを時分割で切り替える。制御パス時分割CLKは、周波数0.125MEG[Hz]で動作する。
制御パス1において、フィードバック回路60への入力は、HALLチョッピングCLKが0°の場合に+Sh1および+Sh2となる。一方、制御パス1において、フィードバック回路60への入力は、HALLチョッピングCLKが90°の場合に+Sh1および−Sh2となる。但し、出力信号の符号が正となるか負となるかについては、チョッパ回路61aの配置によって適宜変更されてよい。
また、制御パス2において、フィードバック回路60への入力は、HALLチョッピングCLKが0°の場合に、+Sh1および+Sh2となる。一方、制御パス2において、フィードバック回路60の入力は、HALLチョッピングCLKが90°の場合に、−Sh1および+Sh2となる。但し、出力信号の符号が正となるか負となるかについては、チョッパ回路61bの配置によって適宜変更されてよい。
ここで、制御パス1において、フィードバック回路60は、演算部64aを用いた演算により、ホール素子11のオフセットを除去する。演算部64aは、位相φ1,φ2,φ3,φ4における出力信号に基づいて、オフセットを除去する。位相φ1,φ2,φ3,φ4では、出力信号がそれぞれSh1=0,Sh2=0,Sh1+Sh2,Sh1−Sh2となる。本例の演算部64aは、φ1+φ2およびφ3+φ4を算出する。そして、演算部64aは、φ1+φ2とφ3+φ4との減算により(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を算出する。即ち、(φ1+φ2)−(φ3+φ4)の演算により、ホール素子12の出力信号Sh2に関する信号が除去される。これにより、ホール素子11の出力信号Sh1のみを抽出できる。
演算部64aは、算出した差分(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を比較部65aに入力する。その後、比較部65aの判定結果に応じて、カウンタを更新する。一例において、カウンタは、K=3である。この場合、カウンタがK=0,1,2と加算されて、K=3(即ち、K=0)となるタイミングでDA変換部67aの設定値が更新される。
第1のフィードバック動作時のフィードバック回路60は、出力信号Sからホール素子11の出力信号Sh1に基づく信号のみを抽出する。これにより、フィードバック回路60は、ホール素子11の感度を制御する。
また、第2のフィードバック動作時も同様に、演算部64bを用いた演算により、ホール素子12のオフセットを除去する。演算部64は、位相φ1,φ2,φ3,φ4における出力信号に基づいて、オフセットを除去する。位相φ1,φ2,φ3,φ4では、出力信号がそれぞれSh1=0,Sh2=0,Sh1+Sh2,−Sh1+Sh2となる。本例の演算部64bは、φ1+φ2およびφ3+φ4を算出する。そして、演算部64bは、φ1+φ2とφ3+φ4との減算により(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を算出する。即ち、(φ1+φ2)−(φ3+φ4)の演算により、ホール素子11の出力信号Sh1に関する信号が除去される。これにより、ホール素子12の出力信号Sh2のみを抽出できる。
演算部64bは、算出した差分(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を比較部65bに入力する。その後、比較部65bの判定結果に応じて、カウンタを更新する。一例において、カウンタは、K=3である。この場合、カウンタがK=0,1,2と加算されて、K=3(即ち、K=0)となるDA変換部67bの設定値が更新される。
第2のフィードバック動作時のフィードバック回路60は、出力信号Sからホール素子12の出力信号Sh2に基づく信号のみを抽出する。これにより、フィードバック回路60は、ホール素子12の感度を制御する。
以上の通り、本例の電流センサ100は、出力信号Sh1,Sh2の両方の信号を含む出力信号Sに基づいて、時分割動作するフィードバック回路60により、ホール素子11およびホール素子12の駆動電流を別々に制御する。よって、本例の電流センサ100は、ホール素子11とホール素子12との間に感度差が生じた場合であっても、磁気素子10の感度を高精度に自己補正できる。
また、本例の電流センサ100は、フィードバック回路60を用いて1系統で動作するので、系統間のばらつきを考慮する必要がない。よって、本例の電流センサ100は、磁気素子10の感度を補正する効果が更に高い。
図8は、磁気素子10の具体的な構成の一例を示す。同図は、ホール素子11およびホール素子12の周辺について特に拡大した図である。本例のホール素子11およびホール素子12は、互いに並列に接続されている。本例の磁気素子10は、化合物半導体で形成されたホール素子を有するがこれに限られない。
本例の二次導体14は、磁気素子10と同一基板上に形成されている。そして、二次導体14と磁気素子10は、同一のモールド樹脂に覆われている。本例では、ホール素子11およびホール素子12の両方が同一のモールド樹脂に覆われている。また、一次導体13は、二次導体14と磁気素子10を覆う同一のモールド樹脂に一部が覆われ、一部が露出している。つまり、一次導体13は、二次導体14と磁気素子10を覆う同一のモールド樹脂に覆われる部分と覆われていない部分とを有する。本例では、一次導体13のうち磁気素子10に磁場を与える部分がモールド樹脂に覆われており、一次導体13のうち電流を入出力する部分がモールド樹脂に覆われていない。
一次導体13は、被測定電流Iが流れ、被測定電流Iにより生じた被測定磁場Binを、ホール素子11およびホール素子12に異極性で与える。本例の一次導体13は、ホール素子11と、ホール素子12との間に設けられる。本例の一次導体13は、同一平面において、ホール素子11およびホール素子12の間に設けられるが、一次導体13が設けられる平面の表面側および裏面側にホール素子11およびホール素子12が設けられてもよい。本例の一次導体13は、ホール素子11およびホール素子12に異極性で被測定磁場Binを与えるので、外乱磁場を単純な減算でキャンセルできる。外乱磁場とは、ホール素子11と、ホール素子12とに入力される同極性のオフセット磁場である。これにより、電流センサ100のメインパスである出力部20からの出力信号Soutの精度が出やすくなる。一方、ホール素子11およびホール素子12に同極性で被測定磁場Binを与える方法では、加算により被測定電流Iを検出できるが、外乱磁場をキャンセルするためには複雑な計算が必要となる。なお、本例の一次導体13は、ホール素子11とホール素子12との間において、等間隔に設けられている。但し、一次導体13とホール素子11およびホール素子12との距離の関係は本例に限られない。
二次導体14は、ホール素子11に対応するコイル部15aと、ホール素子12に対応するコイル部15bを備える。コイル部15aに基準電流Irefが流れることにより、ホール素子11に基準磁場Brefを発生させる。コイル部15bに基準電流Irefが流れることにより、ホール素子12に基準磁場Brefを発生させる。
本例のコイル部15aおよびコイル部15bは、同一方向に巻かれることにより、ホール素子11およびホール素子12に同極性の基準磁場Brefを与える。また、コイル部15aおよびコイル部15bは、異なる方向に巻かれてもよい。この場合、コイル部15aおよびコイル部15bには、同一の電流を逆方向に流すことでホール素子11およびホール素子12に同極性の基準磁場Brefを与えられる。コイル部15aの巻き数は、コイル部15bの巻き数と同一である。コイル部15aおよびコイル部15bを同一の巻き数で構成することにより、共通の基準電流Irefを流すことができる。なお、本例では、ホール素子11およびホール素子12に対して2つのコイル部15a、15bをそれぞれ設けたが、ホール素子11およびホール素子12の両方を囲む1つのコイル部を設けてもよい。この場合であっても、ホール素子11およびホール素子12に同極性の基準磁場Brefを与えることができる。
二次導体14は、基準電流Irefが流れ、基準電流Irefにより生じた基準磁場Brefを、ホール素子11およびホール素子12に同極性で与える。本例の二次導体14は、共通の電流により、ホール素子11とホール素子12に同極性の磁場を与える。共通の電流とは、ホール素子11に対して基準磁場Brefを発生するコイル部15aと、ホール素子12に対して基準磁場Brefを発生するコイル部15bとが電気的に接続されていることにより、一方のコイル部で流れた電流が他方のコイル部でも流れることを指す。
以上の通り、本例の磁気素子10は、被測定磁場Binを、ホール素子11およびホール素子12に異極性で与え、基準磁場Brefをホール素子11およびホール素子12に同極性で与えるように構成されている。そのため、出力部20において簡単な減算により、被測定磁場Binと外乱磁場とをキャンセルして、被測定電流Iを検出できる。よって、本例の磁気素子10を用いた電流センサ100は、高精度に被測定電流Iを検出できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・磁気素子、11・・・ホール素子、12・・・ホール素子、13・・・一次導体、14・・・二次導体、15・・・コイル部、20・・・出力部、21・・・減算部、22・・・復調部、23・・・増幅部、24・・・フィルタ部、25・・・コンパレータ、26・・・フィルタ部、27・・・DA変換部、30・・・制御部、40・・・フィードバック回路、41・・・チョッパ回路、42・・・加算部、43・・・増幅部、44・・・演算部、45・・・比較部、46・・・フィルタ部、47・・・DA変換部、48・・・VI変換部、50・・・フィードバック回路、51・・・チョッパ回路、52・・・加算部、53・・・増幅部、54・・・演算部、55・・・比較部、56・・・フィルタ部、57・・・DA変換部、58・・・VI変換部、60・・・フィードバック回路、61・・・チョッパ回路、62・・・加算部、63・・・増幅部、64・・・演算部、65・・・比較部、66・・・フィルタ部、67・・・DA変換部、68・・・VI変換部、100・・・電流センサ
フィードバック回路50は、ホール素子11およびホール素子12からの出力信号Sh1,Sh2に基づいて、ホール素子12の駆動電流を制御する。一例において、フィードバック回路50は、出力信号Sに基づいて、ホール素子12の駆動を制御するためのフィードバック信号Sfb2を生成する。本例のフィードバック回路50は、生成したフィードバック信号Sfb2をホール素子12に入力する。例えば、フィードバック信号Sfb2は、ホール素子12の駆動を制御するための駆動電流である。
復調部22は、AC成分の被測定磁場Bin 成分をDC成分に復調させる。例えば、被測定磁場Bin成分がベースバンドに復調される。被測定磁場Bin成分が復調されることにより、後のフィルタ回路で高周波側のノイズ成分が除去される。
また、第2のフィードバック動作時も同様に、演算部64bを用いた演算により、ホール素子12のオフセットを除去する。演算部64は、位相φ1,φ2,φ3,φ4における出力信号に基づいて、オフセットを除去する。位相φ1,φ2,φ3,φ4では、出力信号がそれぞれSh1=0,Sh2=0,Sh1+Sh2,−Sh1+Sh2となる。本例の演算部64bは、φ1+φ2およびφ3+φ4を算出する。そして、演算部64bは、φ1+φ2とφ3+φ4との減算により(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を算出する。即ち、(φ1+φ2)−(φ3+φ4)の演算により、ホール素子11の出力信号Sh1に関する信号が除去される。これにより、ホール素子12の出力信号Sh2のみを抽出できる。
演算部64bは、算出した差分(φ1+φ2)−(φ3+φ4)を比較部65bに入力する。その後、比較部65bの判定結果に応じて、カウンタを更新する。一例において、カウンタは、K=3である。この場合、カウンタがK=0,1,2と加算されて、K=3(即ち、K=0)となるタイミングで、DA変換部67bの設定値が更新される。

Claims (11)

  1. 第1のホール素子と、
    第2のホール素子と、
    被測定電流が流れ、前記被測定電流により生じた被測定磁場を、前記第1のホール素子および前記第2のホール素子に異極性で与えるように配置された一次導体と、
    基準電流が流れ、前記基準電流により生じた基準磁場を、前記第1のホール素子および前記第2のホール素子に同極性で与えるように配置された二次導体と
    を備える電流センサ。
  2. 前記二次導体は、前記第1のホール素子および前記第2のホール素子と同一基板上に形成されており、
    前記二次導体、前記第1のホール素子、および前記第2のホール素子は、同一のモールド樹脂に覆われており、
    前記一次導体は、前記同一のモールド樹脂に覆われている部分と覆われていない部分とを有する
    請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記第1のホール素子および前記第2のホール素子の出力信号に基づいて、前記被測定電流に応じた信号を出力する出力部を更に備え、
    前記出力部は、
    前記第1のホール素子の出力信号と、前記第2のホール素子の出力信号との減算結果を出力する減算部を
    有する
    請求項1又は2に記載の電流センサ。
  4. 前記一次導体は、前記第1のホール素子と前記第2のホール素子との間に設けられる
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電流センサ。
  5. 前記二次導体は、
    前記第1のホール素子に前記基準磁場を与えるように配置された第1のコイル部と、
    前記第2のホール素子に前記基準磁場を与えるように配置された第2のコイル部と
    を備え、
    前記第1のコイル部および前記第2のコイル部は、同一方向に巻かれている
    請求項1から4のいずれか一項に記載の電流センサ。
  6. 前記第1のコイル部および前記第2のコイル部は、互いに電気的に接続され、共通の前記基準電流により、前記第1のホール素子および前記第2のホール素子に同極性の前記基準磁場を与える
    請求項5に記載の電流センサ。
  7. 前記第1のコイル部の巻き数は、前記第2のコイル部の巻き数と同一である
    請求項5又は6に記載の電流センサ。
  8. 前記第1のホール素子および前記第2のホール素子からの出力信号に基づいて、前記第1のホール素子の駆動を制御し、前記第1のホール素子および前記第2のホール素子からの出力信号に基づいて、前記第1のホール素子の駆動の制御とは別に前記第2のホール素子の駆動を制御する制御部を更に備える
    請求項1から7のいずれか一項に記載の電流センサ。
  9. 前記制御部は、
    前記第1のホール素子および前記第2のホール素子からの出力信号に基づいて、前記第1のホール素子の駆動を制御する第1のフィードバック回路と、
    前記第1のホール素子および前記第2のホール素子からの出力信号に基づいて、前記第2のホール素子の駆動を制御する第2のフィードバック回路と
    を更に備える
    請求項8に記載の電流センサ。
  10. 前記第1のフィードバック回路と前記第2のホール素子との間に設けられた第1のチョッパ回路を更に備え、
    前記第1のフィードバック回路は、前記第1のチョッパ回路により極性が切り替えられた前記第2のホール素子の出力信号および極性が切り替えられていない前記第1のホール素子の出力信号が入力される
    請求項9に記載の電流センサ。
  11. 前記第2のフィードバック回路と前記第1のホール素子との間に設けられた第2のチョッパ回路を更に備え、
    前記第2のフィードバック回路は、前記第2のチョッパ回路により極性が切り替えられた前記第1のホール素子の出力信号および極性が切り替えられていない前記第2のホール素子の出力信号が入力される
    請求項9又は10に記載の電流センサ。
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