JP5000584B2 - 電流センサ - Google Patents
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Description
この電流センサでは、具体的には、ギャップを有するコアを用意し、測定対象となるライン電流がコアの中心軸上を通過するように配置する。そして、ギャップの間にホール素子を配置し、このホール素子に制御電流を流す。
この電流センサによれば、ライン電流に比例して発生する磁力は、コアで収束されて、ホール素子を通過する。すると、このホール素子は、磁力を電圧に変換して、検出信号として出力する。
この手法によれば、周囲温度の変化や時間の経過などによりオフセット電圧のレベルが変化しても、このオフセット電圧を動的に除去できる。
まず、修正値演算手段により、第1ホール素子から出力される第1センサ信号の波形に、第2ホール素子から出力される第2センサ信号の波形が一致するように、当該第2センサ信号の波形を修正するための修正値を求める。
次に、電源切換手段により、第2ホール素子の電源の極性を切り換えて、極性が反転した反転第2センサ信号を第2ホール素子から出力させる。
次に、波形修正手段により、修正値に基づいて、反転第2センサ信号の波形を修正する。
次に、オフセット検出手段により、修正した反転第2センサ信号および第1センサ信号に基づいて、オフセット量を検出する。
次に、オフセット除去手段により、第1センサ信号から検出したオフセット量を除去する。
さらに、修正値を用いるので、第1ホール素子の特性と第2ホール素子の特性とが異なっても、精度良くオフセットを除去できる。
そこで、この発明によれば、オフセット検出手段とオフセット除去手段との間にサンプルアンドホールド回路を設けた。よって、オフセット量を途切れることなく連続して出力できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電流センサ1の信号処理回路の構成を示す図である。
電流センサ1は、第1ホール素子回路10、第2ホール素子回路20、ピーク検出手段としての第1ピーク検出回路31、ピーク検出手段としての第2ピーク検出回路32、修正値演算手段としての補正値演算回路33、波形修正手段としての波形修正回路34、オフセット検出手段としてのオフセット検出回路35、サンプルアンドホールド回路36、オフセット除去手段としての減算器37、および、これらを制御する電源切換手段としてのシーケンス制御回路38を備える。
この第1ホール素子回路10は、第1ホール素子11および差動増幅器12を備える。
ホール端子11aは、定電流源13に接続され、ホール端子11bは、グランドに接続され、ホール端子13cは、差動増幅器12の正端子に接続され、ホール端子13dは、差動増幅器12の負端子に接続される。
この第2ホール素子回路20は、第2ホール素子21、スイッチ回路網22、および差動増幅器23を備える。
ホール端子21cは、差動増幅器23の正端子に接続され、ホール端子21dは、差動増幅器23の負端子に接続される。
第2ピーク検出回路32は、シーケンス制御回路38から初期化信号が入力されると、その後の一定期間に亘って、第2ホール素子回路20の出力信号の最大値および最小値を検出する。
サンプルアンドホールド回路36は、入力信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングし、サンプリングした値を一時的に保持する回路である。具体的には、オフセット検出回路35で検出したオフセット量をラッチする。
減算器37は、第1ホール素子回路10の出力信号からオフセット量を除去する。
まず、第1ホール素子回路10から信号Sig(HE1)が出力され、第2ホール素子回路20から信号Sig(HE2)が出力されているものとする。これら信号Sig(HE1)および信号Sig(HE2)は、同時に得られる信号であるため、印加磁界に対する位相の変化が同じになっている。
ステップS2では、シーケンス制御回路38により第2ピーク検出回路32を初期化し、その後、この第2ピーク検出回路32により、図3に示すように、第2ホール素子回路20から出力される信号Sig(HE2)の最大値および最小値を検出する。
具体的には、第1ピーク検出回路31および第2ピーク検出回路32から出力される最大値および最小値に基づいて、図4に示すように、ゲインおよびピークのずれ量を修正値として求める。
ステップS5では、シーケンス制御回路38により、第2ホール素子回路20のスイッチ回路網22を切り換えて、波形の極性が反転した反転信号dSig(HE2)を第2ホール素子回路20から出力させる。すると、波形修正回路34により、この反転信号dSig(HE2)の波形は、既に求めた修正値に基づいて修正される。
ここで、信号Sig(HE1)は、修正した信号Sig(HE2)と等しいため、修正した反転信号dSig(HE2)と、信号Sig(HE1)と、を比較して、オフセット量を求める。
具体的には、図6に示すように、修正した反転信号dSig(HE2)と信号Sig(HE1)との交差する点または平均値を求めて、オフセット量とする。
信号Sig(HE1)= Sig(HE1)+ofset
修正した反転信号dSig(HE2)=−Sig(HE2)+ofset
となる。
((Sig(HE1)+ofset)+(−Sig(HE2)+ofset)
≒2・ofset
このようにして、オフセット量ofsetを求めることができる。
ステップS8では、減算器37により、信号Sig(HE1)からオフセット量を除去する。
(1)チョッピング制御を行わないため、応答性が高くなる。また、オフセット量が変化しても、このオフセット量の変化に追従して、動的にオフセットを除去できる。
さらに、修正値を用いるので、第1ホール素子11の特性と第2ホール素子21の特性とが異なっても、精度良くオフセットを除去できる。
例えば、本実施形態では、第2ホール素子回路20の出力信号のオフセット量およびゲインの両方を調整したが、これに限らず、第1ホール素子回路10および第2ホール素子回路20からの出力信号の特性に応じて、どちらか一方のみを調整してもよい。
11 第1ホール素子
21 第2ホール素子
31 第1ピーク検出回路(ピーク検出手段)
32 第2ピーク検出回路(ピーク検出手段)
33 補正値演算回路(修正値演算手段)
34 波形修正回路(波形修正手段)
35 オフセット検出回路(オフセット検出手段)
36 サンプルアンドホールド回路
37 減算器(オフセット除去手段)
38 シーケンス制御回路(電源切換手段)
Claims (4)
- 第1ホール素子および第2ホール素子を用いた電流センサであって、
前記第1ホール素子から出力される第1センサ信号の波形に、第2ホール素子から出力される第2センサ信号の波形が一致するように、当該第2センサ信号の波形を修正するための修正値を求める修正値演算手段と、
前記第2ホール素子の電源の極性を切り換えて、極性が反転した反転第2センサ信号を前記第2ホール素子から出力させる電源切換手段と、
前記修正値に基づいて、前記反転第2センサ信号の波形を修正する波形修正手段と、
前記修正した反転第2センサ信号および前記第1センサ信号に基づいて、オフセット量を検出するオフセット検出手段と、
前記第1センサ信号から前記検出したオフセット量を除去するオフセット除去手段と、を備えることを特微とする電流センサ。 - 請求項1に記載の電流センサにおいて、
前記第1センサ信号および前記第2センサ信号のそれぞれの最大値および最小値を検出するピーク検出手段を備え、
前記修正値演算手段は、前記ピーク検出手段で検出した最大値および最小値に基づいて、ゲインのずれ量およびピークのずれ量を前記修正値として求めることを特徴とする電流センサ。 - 請求項1に記載の電流センサにおいて、
前記オフセット検出手段は、前記修正した反転第2センサ信号と前記第1センサ信号との交差点または平均値を、オフセット量として検出することを特徴とする電流センサ。 - 請求項1に記載の電流センサにおいて、
前記オフセット検出手段と前記オフセット除去手段との間に設けられ、前記オフセット検出手段で検出したオフセット量をラッチするサンプルアンドホールド回路を備えることを特徴とする電流センサ。
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