JP6442045B2 - オフセット補償を用いるホール効果センサー回路 - Google Patents

オフセット補償を用いるホール効果センサー回路 Download PDF

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Description

[0001] 本発明は、オフセット補償を提供するホール効果センサーを含むホール効果センサー回路装置に関する。
[0002] 磁場の検出のためにホール効果センサーを使用することは知られている。回路は、ホール効果センサーの端子を、0度と90度との方向において交互にサンプリングする。そのような技術は、カレント・スピニング(current spinning)として知られている。機械的ストレスや温度変化や製造でのミスアライメントなどの要因により生じ得るオフセット電圧エラーの低減を試みるために、十字型(cross-shaped)ホール効果センサーが用いられる。しかし、ホール効果センサーの出力からオフセット・エラーを表す電圧リップルを除去するためには、ロー・パス・フィルターが必要とされる。従って、ロー・パス・フィルターにより応答速度が制限される。
[0003] 1つの実施形態では、本発明は、ホール効果感知回路へ接続される少なくとも1つのホール効果センサーを用いて磁界を感知する方法を提供し、この方法は、第1フェーズの間に、前記少なくとも1つのホール効果センサーへ駆動電流を印加するステップと、前記第1フェーズの間に、前記少なくとも1つのホール効果センサーについての感知されたフェーズ1電圧をサンプリングするステップと、感知された前記フェーズ1電圧を増幅器へ供給するステップと、前記第1フェーズの間に、感知された前記フェーズ1電圧の正電圧出力と、感知された前記フェーズ1電圧の負電圧出力とを、前記増幅器からホールド回路へ出力するステップであって、前記正電圧出力と前記負電圧出力とは、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する、ステップと、第2フェーズを開始するように、前記少なくとも1つのホール効果センサーの端子を切り替えて、前記少なくとも1つのホール効果センサーにおける別の端子へ前記駆動電流を印加するステップと、前記第2フェーズの間に、前記第1フェーズの間とは異なる前記少なくとも1つのホール効果センサーにおける前記別の端子で、前記少なくとも1つのホール効果センサーについての感知されたフェーズ2電圧をサンプリングするステップと、感知された前記フェーズ2電圧を前記増幅器へ供給するステップと、前記第2フェーズの間に、感知された前記フェーズ2電圧の正電圧出力と、感知された前記フェーズ2電圧の負電圧出力とを、前記増幅器から前記ホールド回路へ出力するステップであって、前記正電圧出力と前記負電圧出力とは、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する、ステップと、前記第1フェーズからの前記正電圧出力および前記負電圧出力と前記第2フェーズからの前記正電圧出力および前記負電圧出力とを加算して、前記ホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値を除去し、加算された磁界強度値に対応する加算された電圧を得るステップとを含む。
[0004] 1つの実施形態では、前記ホール効果センサーは、少なくとも1つの対のホール効果センサーのうちの第1のものを含み、前記加算された磁界強度値は、前記対のホール効果センサーのうちの前記第1のもののホール電圧と、前記対のホール効果センサーのうちの第2のもののホール電圧とを加算したものに対応する。
[0005] 1つの実施形態は、前記加算された磁界強度値を得た後に、前記加算された磁界強度値に対応する前記加算された電圧を、次の第1フェーズのためにホールドするステップと、前記第1フェーズを繰り返すために、前記ホール効果センサーの前記端子を、前記第1フェーズの前記端子に対応するように切り替え、前記少なくとも1つのホール効果センサーへ前記駆動電流を印加するステップとを含み、前記第1フェーズを繰り返すことは、前記第1フェーズの間に、前記少なくとも1つのホール効果センサーについての感知されたフェーズ1電圧をサンプリングするステップと、感知された前記フェーズ1電圧を増幅器へ供給するステップと、感知された前記フェーズ1電圧の正電圧出力と、感知された前記フェーズ1電圧の負電圧出力とを、前記増幅器からホールド回路へ出力するステップであって、前記正電圧出力と前記負電圧出力とは、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する、ステップとを繰り返すことを含む。
[0006] 別の実施形態では、前記第2フェーズの間に、感知された前記フェーズ2電圧の正電圧出力と、感知された前記フェーズ2電圧の負電圧出力とを、前記増幅器から前記ホールド回路へ出力する前記ステップは、前記正電圧出力と前記負電圧出力とを切り替えて、前記第2フェーズの間の前記負電圧出力が、前記第1フェーズの間に前記正電圧出力を受け取る前記ホールド回路の第1入力へ供給されるようにし、前記第2フェーズの間の前記正電圧出力が、前記第1フェーズの間に前記負電圧出力を受け取る前記ホールド回路の第2入力へ供給されるようにするステップを含み、前記第1フェーズからの前記正電圧出力および前記負電圧出力と前記第2フェーズからの前記正電圧出力および前記負電圧出力とを加算して、前記ホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値を除去し、加算された磁界強度値に対応する加算された電圧を得る前記ステップは、前記電圧を前記ホールド回路の前記第1入力から演算増幅器の負入力へ供給するステップと、前記電圧を前記ホールド回路の前記第2入力から前記演算増幅器の正入力へ供給するステップと、前記加算された磁界強度値に対応する前記加算された電圧を、前記演算増幅器の出力として供給するステップとを含む。
[0007] 1つの実施形態では、本開示は、ホール効果感知回路に接続された少なくも一対のホール効果センサーを用いて磁界を感知する方法を提供し、この方法は、第1フェーズの間に、少なくとも一対のホール効果センサーへ駆動電流を印加するステップと、前記第1フェーズの間に、前記ホール効果センサーのそれぞれについての感知された電圧をサンプリングするステップと、前記第1フェーズの間の前記ホール効果センサーからの前記感知された電圧を組み合わせて、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する第1組み合わせ感知電圧を得るステップと、第2フェーズを開始するように、前記ホール効果センサーの端子を切り替えて、前記少なくとも一対のホール効果センサーにおける別の端子へ前記駆動電流を印加するステップと、前記第2フェーズの間に、前記第1フェーズの間とは異なる前記少なくとも一対のホール効果センサーにおける別の端子で、前記ホール効果センサーのそれぞれについての感知された電圧をサンプリングするステップと、前記第2フェーズの間の前記ホール効果センサーからの前記感知された電圧を組み合わせて、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する第2組み合わせ感知電圧を得るステップと、前記第1フェーズからの前記第1組み合わせ感知電圧と前記第2フェーズの間の前記第2組み合わせ感知電圧とを加算して、前記ホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値を除去し、加算された磁界強度値に対応する加算された電圧を得るステップとを含む。別の実施形態は、前記加算された磁界強度値を得た後に、更に、前記組み合わせ感知電圧を、次の第1フェーズのためにホールドするステップと、前記第1フェーズを繰り返すために、前記ホール効果センサーの前記端子を、前記第1フェーズの前記端子に対応するように切り替え、前記少なくとも一対のホール効果センサーへ前記駆動電流を印加するステップとを含む。前記第1フェーズを繰り返すことは、前記第1フェーズの間に、前記ホール効果センサーのそれぞれについての感知された電圧をサンプリングするステップと、前記第1フェーズの間の前記ホール効果センサーからの前記感知された電圧を組み合わせて、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する第1組み合わせ感知電圧を得るステップとを繰り返すことを含む。
[0008] 少なくとも一対のホール効果センサーを用いる1つの実施形態では、前記加算された磁界強度値は、前記対のホール効果センサーのうちの前記第1のもののホール電圧と、前記対のホール効果センサーのうちの第2のもののホール電圧とを加算したものに対応する。別の実施形態では、前記加算された磁界強度値は、前記対のホール効果センサーのうちの前記第1のもののホール電圧から、前記対のホール効果センサーのうちの第2のもののホール電圧を減算したものに対応する。
[0009] 別の実施形態は2対以上のホール効果センサーの対を含み、複数対の前記ホール効果センサーの感知された電圧が組み合わされる。
[0010] 別の実施形態では、本発明はホール効果感知回路装置を提供し、これは、端子を有する第1ホール効果センサーおよび第2ホール効果センサーと、第1増幅器および第2増幅器と、前記第1ホール効果センサーの前記端子を、前記第1増幅器の入力へ選択的に接続するように構成され、且つ前記第2ホール効果センサーの前記端子を、前記第2増幅器の入力へ選択的に接続するように構成される第1スイッチング・ユニットと、前記第1増幅器および前記第2増幅器からの出力を受け取る第1加算器および第2加算器と、前記第1加算器を、コンデンサーを含むホールド回路へ接続するように、および交番的に前記第2加算器を前記ホールド回路へ接続するように構成される第2スイッチング・ユニットと、前記ホールド回路および前記加算器からの電圧入力を受け取って、組み合わされた感知電圧を得るための出力増幅器と、前記第1スイッチング・ユニットと前記第2スイッチング・ユニットとを制御するように構成されるコントローラーとを含む。1つの実施形態では、前記コントローラーは、前記第1スイッチング・ユニットと前記第2スイッチング・ユニットとの状態を周期的に変えること、および前記第1スイッチング・ユニットと前記第2スイッチング・ユニットとの前記状態の変更と本質的に同時に、前記ホールド回路のスイッチの状態を変えることにより、前記感知回路装置を第1フェーズおよび第2フェーズで動作させるように構成される。
[0011] 1つの実施形態では、前記第1加算器は、前記第1増幅器から正の出力を受け取り、前記第2増幅器から負の出力を受け取り、前記第2加算器は、前記第2増幅器から正の出力を受け取り、前記第1増幅器から負の出力を受け取る。第2の実施形態では、前記第1加算器は、前記第1増幅器から正の出力を受け取り、前記第2増幅器から正の出力を受け取り、前記第2加算器は、前記第2増幅器から負の出力を受け取り、前記第1増幅器から負の出力を受け取る。別の実施形態では、感知回路装置は、ロー・パス・フィルターを用いないか、またはカットオフ周波数の高いロー・パス・フィルターを用いる。
[0012] 本発明の他の特徴は、詳細な説明および添付の図面を考慮することにより、明らかになるであろう。
[0013] 図1は、第1フェーズの間のホール・センサー回路装置の実施形態を示す。 [0014] 図2は、第2フェーズの間の図1のホール・センサー回路装置を示す。 [0015] 図3は、ホール・センサー回路装置の動作中の電圧対時間を示すグラフである。 [0016] 図4は、第1フェーズの間のホール・センサー回路装置の別の実施形態を示す。 [0017] 図5は、第2フェーズの間の図4のホール・センサー回路装置を示す。 [0018] 図6は、第1フェーズの間のホール・センサー回路装置の更に別の実施形態を示す。 [0019] 図7は、第2フェーズの間の図6のホール・センサー回路装置を示す。
[0020] 本発明の全ての実施形態が詳細に説明される前に、本発明は、その応用が、下記の記載で述べられている又は添付の図面に示されているコンポーネントの構成および配置の詳細に限定されないことを、理解されたい。本発明は、他の実施形態として実施することができ、また、様々な方法で実行することができる。
[0021] 図1は、オフセット補償を提供するホール効果センサー回路装置10を示す。図1では、一対の十字型ホール効果センサー12、14が、磁界の強度の存在/不在を感知する。ホール効果センサー12、14は、その4個のアームに接続される端子A−Dを含む。スイッチ・ユニット16は、第一対のスイッチ16−1、16−2を含み、それらは、ホール効果センサー12の端子A−Dを演算増幅器20と接続させる。バイアス回路(示さず)が端子C−Aに接続し、端子Cから端子Aに流れるバイアス電流を提供する。更に、図1に示すように、スイッチ・ユニット16は、第2対のスイッチ16−3、16−4を含み、それらは、ホール効果センサー14の端子A−Dを演算増幅器22と接続させる。演算増幅器20、22のそれぞれは、正および負の入力端子を、正および負の出力端子と共に含む。
[0022] ホール効果センサー回路装置10は一対の加算器24、26を含み、加算器のそれぞれは一対の入力と出力とを含む。加算器24は、増幅器20の正の出力と演算増幅器22の負の出力とを加算する。加算器26は、増幅器20の負の出力と演算増幅器22の正の出力とを加算する。
[0023] 図1に示す加算器24の出力には2個の信号経路が与えられ、それらは、2個の加算器出力電気コネクターまたはワイヤー28、30として示されている。同様に、加算器26の出力は2個の加算器出力電気コネクターまたはワイヤー32、34を提供するように分岐する。図1のホール効果センサー回路に示すように、スイッチ・ユニット40は第1スイッチ40−1を含み、これは、加算器出力コネクター28と加算器26の加算器出力コネクター34との何れかへ選択的に接続可能である。スイッチ・ユニット40は第2スイッチ40−2を含み、これは、加算器26加算器出力コネクター32と加算器24の加算器出力コネクター30との何れかへ選択的に接続可能である。
[0024] 図1では、スイッチ40−1の出力はホールド回路44に接続する。ホールド回路44は、コンデンサー46、48、50とスイッチ52、54とを含む。図1に示すように、ホールド回路44の出力コネクター56は、演算出力増幅器60の負の入力端子に接続し、演算出力増幅器60は、出力コネクターまたは信号線62を含む。更に、ホールド回路44の電気コネクター64、65は、信号線62に接続する。
[0025] 図1に示すホールド回路44はまた、一対のコンデンサー68、70とスイッチ72とを含む。ホールド回路44内に示されるスイッチ74は、センサー回路装置10の動作中は閉位置にとどまり、従って、センサー回路装置10のコンポーネントとして考慮されない。ホールド回路44の出力コネクター76は、演算出力増幅器60の正の入力に接続する。図1では、「G」は接地端子の省略形である。
[0026] 演算増幅器60の出力は、コンパレータ80の入力に接続する。電圧基準発生器82は、コンパレータ80の他方の入力に接続する。コンパレータ80は出力信号84を提供する。
[0027] ホール効果センサー回路装置10はコントローラー90を含み、コントローラー90は、スイッチ・ユニット16、スイッチ・ユニット40、スイッチ52、スイッチ54、およびスイッチ72に接続する。コントローラー90は、スイッチ・ユニット16、40およびスイッチ52、54、72の状態を制御するように構成される。
[0028] 図1は、感知フェーズ1のホール効果センサー回路装置10を示しており、スイッチ・ユニット16、40およびスイッチ52、54、72がここに示されている状態で、感知が行われる。図2は、感知フェーズ2のホール効果センサー回路装置10を示しており、コントローラー90により、スイッチ・ユニットおよびスイッチの状態は、図1に示す状態から見て逆の状態に変更又は切り替えられている。図1および図2に示すセンサー回路装置10は、ホール効果センサー12とホール効果センサー14との磁界強度における差である差信号値を得る。
[0029] 動作
[0030] 図1に示すホール効果センサー回路装置10は、下記のように動作する。演算増幅器20は、ホール効果センサー12の端子Aおよび端子Cから、それぞれのスイッチ16−1および16−2を介して、電圧信号を受け取る。演算増幅器20は、増幅器20の正の端子で正の出力を提供し、これは、
V1(フェーズ1)=Vhall1+Voffset1
という式により定義され、この式において、V1は、フェーズ1の間の増幅器20の感知された電圧であり、Vhall1は、ホール電圧値であり、Voffset1は、ホール効果センサー12および増幅器20の感知された電圧の電圧オフセット値であり、サンプリング・フェーズ1の間のものである。従って、測定された電圧V1(フェーズ1)は、フェーズ1の間のホール効果センサー12に関しての磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する。
[0031] 同時に、演算増幅器22は、ホール効果センサー14の端子Aおよび端子Cから、それぞれのスイッチ16−3および16−4を介して、電圧信号を受け取る。演算増幅器22は、増幅器22の正の端子で正の出力を提供し、これは、
V2(フェーズ1)=Vhall2+Voffset2
という式により定義され、この式において、V2は、フェーズ1の間の増幅器22の感知された電圧であり、Vhall2は、ホール電圧値であり、Voffset2は、ホール効果センサー14の感知された電圧の電圧オフセット値であり、サンプリング・フェーズ1の間のものである。従って、測定された電圧V2(フェーズ1)は、フェーズ1の間のホール効果センサー14に関しての磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する。
[0032] その後、加算器24は、増幅器20からの正の電圧出力V1(フェーズ1)と、V2(フェーズ1)に関しての増幅器22からの負の電圧出力とを加算するが、これは、加算器が増幅器22の負の出力端子と接続されているからである。従って、加算器24は、
Vp(フェーズ1)=(Vhall1−Vhall2)+(Voffset1−Voffset2)
という式により定義される出力信号を提供し、この式において、Vpは、加算器24の加算電圧出力を表す。従って、フェーズ1に関しての組み合わされた感知電圧Vpは、磁界強度値とホール・センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する。
[0033] 同時に、加算器26は、増幅器22からの正の電圧出力V2(フェーズ1)と、V1(フェーズ1)に関しての負の電圧出力とを加算するが、これは、加算器が増幅器20の負の出力端子と接続されているからである。従って、加算器26は、
Vn(フェーズ1)=−(Vhall1−Vhall2)−(Voffset1−Voffset2)
という式により定義される出力信号を提供し、この式において、Vnは、加算器26からの加算電圧出力を表す。組み合わされた感知電圧Vn(フェーズ1)は、磁界強度値とオフセット・エラー値とに対応する。
[0034] 図1に示すように、フェーズ1の間に、加算器24からの電圧出力Vp(フェーズ1)は、スイッチ・ユニット40のスイッチ40−1を通ってホールド回路44へ通される。フェーズ1の間、スイッチ54が電気的接地(GND)に接続されていると、電圧Vpは、直列にされているコンデンサー46、48へ供給される。ホールド回路44は、コンデンサー46とコンデンサー48との間に、演算出力増幅器60の負の入力端子への出力接続56を有する。コンデンサー46は、電圧出力Vpを受け取ってホールドし、この電圧出力Vpは、一般的に一定の電圧値として増幅器60へ供給される。コンデンサー48は、スイッチ54を介してGNDへ接続され、フェーズ1の間に放電を行う。同時に、ホールド回路44のスイッチ72は、接地GNDを出力コネクター76に接続する位置にされ、出力コネクター76は演算出力増幅器の正の入力に接続する。従って、コンデンサー70は、コンデンサー48と共に、フェーズ1の間に放電される。
[0035] 更に、図1に示すように、第1フェーズの間、増幅器60の出力は電圧ホールド状態にあり、コンデンサー50の両端の電圧は、以前のフェーズ2の完了からの出力電圧を受け取って維持する。説明のため、式においては増幅器の利得を無視している。
[0036] フェーズ2
[0037] 図2に示すように、コントローラー90は、スイッチ・ユニット16、40の全スイッチとホールド回路44のスイッチ52、54、72とのスイッチ状態を変更することにより、第2フェーズへと切り替える。より特定的には、図2の入力端子における90度シフトは、サンプルおよびホールドの動作のフェーズ2を示すものであり、スイッチ・ユニットのスイッチ16−1、16−2は、第1ホール効果センサー12の端子B、Dに接続し、スイッチ16−3、16−4は、第2ホール効果センサー14の端子B、Dに接続する。
[0038] フェーズ2において、演算増幅器20は、増幅器20の正の端子で正の出力を提供し、これは、
V1(フェーズ2)=−Vhall1+Voffset1
という式により定義され、この式において、V1は、フェーズ2の間の増幅器20の感知された電圧であり、Vhall1は、ホール電圧値であり、Voffset1は、ホール効果センサー12の感知された電圧の電圧オフセット値であり、フェーズ2の間のものである。従って、測定された電圧V1(フェーズ2)は、フェーズ2の間のホール効果センサー12に関しての磁界強度値とオフセット・エラー値とに対応する。
[0039] 同時に、演算増幅器22は、ホール効果センサー14の端子Bおよび端子Dから、それぞれのスイッチ16−3および16−4を介して、電圧信号を受け取る。演算増幅器22は、増幅器22の正の端子で正の出力を提供し、これは、
V2(フェーズ2)=−Vhall2+Voffset2
という式により定義され、この式において、V2は、フェーズ2の間の増幅器22の感知された電圧であり、Vhall2は、ホール電圧値であり、Voffset2は、ホール効果センサー14の感知された電圧の電圧オフセット値であり、フェーズ2の間のものである。従って、測定された電圧V2(フェーズ2)は、フェーズ2の間のホール効果センサー14に関しての磁界強度値とオフセット・エラー値とに対応する。
[0040] その後、加算器24は、増幅器20からの電圧出力V1(フェーズ2)と、V2(フェーズ2)に関しての増幅器22からの負の電圧出力とを加算するが、これは、加算器が増幅器22の負の出力端子と接続されているからである。従って、加算器24は、
Vp(フェーズ2)=−(Vhall1−Vhall2)+(Voffset1−Voffset2)
という式により定義される出力信号を提供する。組み合わされた感知電圧Vp(フェーズ2)は、磁界強度値とオフセット・エラー値とに対応する。
[0041] 同時に、加算器26は、増幅器22からの正の電圧出力V2(フェーズ2)と、V1(フェーズ2)に関しての負の電圧出力とを加算するが、これは、加算器が増幅器20の負の出力端子と接続されているからである。従って、加算器26は、
Vn(フェーズ2)=(Vhall1−Vhall2)−(Voffset1−Voffset2)
という式により定義される出力信号を提供する。組み合わされた感知電圧Vn(フェーズ2)は、磁界強度値とオフセット・エラー値とに対応する。
[0042] 第2フェーズの間、コンデンサー50は、
Voutput=−(Vp(フェーズ1)−Vn(フェーズ1))−(Vn(フェーズ2)−Vp(フェーズ2))
の値に対応するように充電される。従って、
Voutput=−4(Vhall1−Vhall2)
である。この電圧は、2個のホール効果センサー12、14の位置間での磁界強度の差に対応する。より特定的には、第1フェーズおよび第2フェーズからの加算された電圧は、磁界オフセット・エラー値を取り除き、ホール効果センサー12の磁界強度値からホール効果センサー14の磁界強度値を減算したものに対応する加算された電圧を得るようにする。
[0043] Voutputの値は、ホール効果センサー回路装置10の後続のフェーズ1サイクルのために本質的に維持またはホールドされる。従って、図3に示すように、フェーズ2からサンプリング・フェーズ1への切り替えのときの最小の電圧の遷移を除いて、センサー回路装置10のサンプルおよびホールドのイベントの時間にわたっての調節がなめらかなものとされる。
[0044] 図3に示すように、フェーズ1に対応するサンプリングの時間間隔と、フェーズ2に対応するサンプリングの時間間隔とは、それぞれ、例えば、約1マイクロ秒である。従って、コントローラー90は、ホール効果センサー回路装置10の動作の間にコンデンサーにより放電される電圧の量を最小にするレートで、ホール効果センサー回路装置10の切り替えを行う。
[0045] ホール効果センサー回路装置10は、増幅器60の出力と電圧基準発生器82からの所定の電圧値とを比較するコンパレータ80を含み、所定の電圧値は、ホール効果センサー12とホール効果センサー14とのホール電圧間の差に関しての望ましい磁界値に対応する。図3に示すように、出力増幅器60により出力される電圧差が、例えば、2.5ボルトという値を超えるとき、コンパレータ80は、1ボルトという値を有する出力84を提供して、感知した磁界が所定の電圧値を超えることを示す。この1ボルトという値は、増幅器60の出力62が2.5ボルトより下の値になるまで維持され、この2.5ボルトより下の値は、コンパレータ出力84を0ボルトにセットする。
[0046] 1つの実施形態では、ホール効果センサー12とホール効果センサー14との磁界強度間の差の変化は、ホール効果センサーに隣接する又はホール効果センサーの近くの経路をたどっている回転する磁石の動きを判定するために、コンパレータ出力84に接続される回路により数えられる。従って、磁石を取り付けられた回転シャフトまたは他のデバイスの回転速度値や位置が判定される。
[0047] 第2の実施形態
[0048] 図4および図5は、本発明の別の実施形態に向けたホール効果センサー回路装置10を示し、これは図1および図2における実施形態と非常に似ている。従って、回路のエレメントは、同じ参照数字を用いて列挙した。図4および図5の実施形態の回路において、図1および図2のものとの唯一の違いは演算増幅器22である。演算増幅器22は、加算器24へ接続される正の出力を、図1および図2に示す負の出力の代わりに、有する。同様に、演算増幅器22は、加算器26へ接続される負の出力を、図1および図2に示す正の出力の代わりに、有する。
[0049] 図4および図5における増幅器22の出力の変更に起因して、ホール効果センサー回路装置10は、ホール電圧を逆の様式で加算および減算する。ホール効果センサー12、14のホール電圧の合計を得るための計算は、図1および図2に例示した実施形態に関して詳細に説明した様式と本質的に同じ様式で得られる。例えば、
Vp(フェーズ1)=(Vhall1+Vhall2)+(Voffset1−Voffset2)
となり、Vpは、加算器24により出力される組み合わされた電圧を表す。Vn(フェーズ1)は加算器26により出力され、
Vn(フェーズ1)=−(Vhall1−Vhall2)+(Voffset1−Voffset2)
である。Vp(フェーズ2)およびVn(フェーズ2)に関する式は、同様のパターンに従う。従って、最終結果として、ホール効果センサーのホール電圧Vhall1とVhall2とが加算される。従って、第2フェーズの終わりでの最終的な電圧は、
Voutput=−4(Vhall1+Vhall2)
となる。従って、Voutputの値は、2個のホール効果センサー12、14の磁界強度を加算したものに対応する。より特定的には、第1フェーズおよび第2フェーズからの加算された電圧は、磁界オフセット・エラー値を取り除き、ホール効果センサー12の磁界強度値にホール効果センサー14の磁界強度値を加算したものに対応する加算された電圧を得るようにする。
[0050] 幾つかの実施形態では、ホール効果センサーの電圧の加算された値は、電圧基準発生器82によりコンパレータ80へ供給される基準電圧と比較される。基準電圧は、適切な遷移を判定するための電圧値を有する。第1の実施形態の場合のように、所定の電圧に対しての遷移は、ホール効果センサー12、14と相対しての、シャフトに取り付けられた磁石の回転の速度または他の状態を提供することができる。
[0051] 第3の実施形態
[0052] 図6および図7は、本発明の別の実施形態に向けたホール効果センサー回路装置10を示し、これは、オフセット補償で1個のホール効果センサーが用いられることを除き、上記の実施形態の一部と似たものである。1個のホール効果センサーが提供されるので、加算器24、26および他のエレメントは不要とされる。装置が類似なので、回路エレメントは、同じ参照数字を用いて列挙されている。図6では、十字型ホール効果センサー12は、磁界の強度の存在/不在を感知する。ホール効果センサー12は、その4個のアームと接続される端子A−Dを含む。スイッチ・ユニット16は、一対のスイッチ16−1、16−2を含み、それらは、ホール効果センサー12の端子A−Dを演算増幅器20に接続する。バイアス回路(示さず)が端子C−Aに接続し、端子Cから端子Aに流れるバイアス電流を提供する。演算増幅器20は、正および負の電圧入力を、正および負の電圧出力と共に含む。
[0053] 出力コネクター28、30、32、34は、増幅器20のそれぞれの出力をスイッチ・ユニット40に接続する。図6のホール効果センサー回路装置において示すように、スイッチ・ユニット40は第1スイッチ40−1を含み、これは、演算増幅器20の正の出力の出力コネクター28と、演算増幅器20の負の出力の出力コネクター34との何れかへ選択的に接続可能である。スイッチ・ユニット40は第2スイッチ40−2を含み、これは、演算増幅器20の負の出力の出力コネクター32と、演算増幅器の正の出力の出力コネクター30との何れかへ選択的に接続可能である。
[0054] 図6において、スイッチ40−1の出力はホールド回路44に接続する。ホールド回路44は、コンデンサー46、48、50とスイッチ52、54とを含む。図6に示すように、ホールド回路44の出力コネクター56は、演算出力増幅器60の負の入力端子に接続し、演算出力増幅器60は、出力コネクターまたは信号線62を含む。更に、ホールド回路44の電気コネクター64、65は、信号線62に接続する。
[0055] 図6に示すホールド回路44はまた、一対のコンデンサー68、70とスイッチ72とを含む。ホールド回路44内に示されるスイッチ74は、センサー回路装置10の動作中は閉位置にとどまり、従って、センサー回路装置10のコンポーネントとして考慮されない。ホールド回路44の出力コネクター76は、演算出力増幅器60の正の入力に接続する。図6では、「G」は接地端子の省略形である。
[0056] ホール効果センサー回路装置10はコントローラー(示さず)を含み、コントローラーは、スイッチ・ユニット16、スイッチ・ユニット40、スイッチ52、スイッチ54、およびスイッチ72に接続する。コントローラーは、スイッチ・ユニット16、40およびスイッチ52、54、72の状態を制御するように構成される。
[0057] 図6は、感知フェーズ1のホール効果センサー回路装置10を示しており、スイッチ・ユニット16、40およびスイッチ52、54、72がここに示されている状態で、感知が行われる。図7は、感知フェーズ2のホール効果センサー回路装置10を示しており、コントローラーにより、スイッチ・ユニットおよびスイッチの状態は、図6に示す状態から見て逆の状態に変更又は切り替えられている。図6および図7に示すセンサー回路装置10は、ホール効果センサー12の磁界強度における差である差信号値を得る。
[0058] 動作
[0059] 図6に示すホール効果センサー回路装置10は、下記のように動作する。演算増幅器20は、ホール効果センサー12の端子Aおよび端子Cから、それぞれのスイッチ16−1および16−2を介して、電圧信号を受け取る。演算増幅器20は、増幅器20の正の端子で正の電圧出力を提供し、これは、
V1(フェーズ1)=Vhall1+Voffset1
という式により定義され、この式において、V1は、フェーズ1の間の増幅器20の感知された電圧であり、Vhall1は、ホール電圧値であり、Voffset1は、ホール効果センサー12および増幅器20の感知された電圧の電圧オフセット値であり、サンプリング・フェーズ1の間のものである。従って、測定された電圧V1(フェーズ1)は、フェーズ1の間のホール効果センサー12に関しての磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する。
[0060] 同時に、演算増幅器20は、負の端子で、
−V1(フェーズ1)=−(Vhall1+Voffset1)
という値を有する負の電圧出力を提供する。
[0061] 図6に示すように、フェーズ1の間に、電圧出力V1(フェーズ1)は、スイッチ・ユニット40のスイッチ40−1を通ってホールド回路44へ通される。フェーズ1の間、スイッチ54が電気的接地(GND)に接続されていると、電圧V1は、直列にされているコンデンサー46、48へ供給される。ホールド回路44は、コンデンサー46とコンデンサー48との間に、演算出力増幅器60の負の入力端子への出力接続56を有する。コンデンサー46は、電圧出力V1を受け取ってホールドし、この電圧出力V1は、一般的に一定の電圧値として増幅器60へ供給される。コンデンサー48は、スイッチ54を介してGNDへ接続され、フェーズ1の間に放電を行う。同時に、ホールド回路44のスイッチ72は、接地GNDを出力コネクター76に接続する位置にされ、出力コネクター76は演算出力増幅器の正の入力に接続する。従って、コンデンサー70は、コンデンサー48と共に、フェーズ1の間に放電される。
[0062] 更に、図6に示すように、第1フェーズの間、増幅器60の出力は電圧ホールド状態にあり、コンデンサー50の両端の電圧は、以前のフェーズ2の完了からの出力電圧を受け取って維持する。説明のため、式においては増幅器の利得を無視している。
[0063] フェーズ2
[0064] 図7に示すように、コントローラー(示さず)は、スイッチ・ユニット16、40のスイッチとホールド回路44のスイッチ52、54、72とのスイッチ状態を変更することにより、第2フェーズへと切り替える。より特定的には、図7の入力端子における90度シフトは、サンプルおよびホールドの動作のフェーズ2を示すものであり、スイッチ・ユニット16のスイッチ16−1、16−2は、第1ホール効果センサー12の端子B、Dに接続する。対応するスイッチ状態を変更することにより、バイアス回路(示さず)が、端子Dから端子Bに流れるバイアス電流を提供する。
[0065] フェーズ2において、演算増幅器20は、増幅器20の正の出力端子で正の出力を提供し、これは、
V1(フェーズ2)=−Vhall1+Voffset1
という式により定義され、この式において、V1は、フェーズ2の間の増幅器20の感知された電圧であり、Vhall1は、ホール電圧値であり、Voffset1は、ホール効果センサー12および増幅器20の感知された電圧の電圧オフセット値であり、フェーズ2の間のものである。従って、測定された電圧V1(フェーズ2)は、フェーズ2の間のホール効果センサー12に関しての磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する。
[0066] 第2フェーズの間、コンデンサー50は、
Voutput=−(Vp(フェーズ1)−Vn(フェーズ1))−(Vn(フェーズ2)−Vp(フェーズ2))
の値に対応するように充電される。従って、
Voutput=−4(Vhall1)
である。この電圧は、ホール効果センサー12のスイッチ位置間での磁界強度の差に対応する。より特定的には、第1フェーズおよび第2フェーズからの加算された電圧は、ホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値を取り除き、ホール効果センサー12の磁界強度値に対応する加算された電圧を得るようにする。
[0067] Voutputの値は、ホール効果センサー回路装置10の後続のフェーズ1サイクルのために本質的に維持またはホールドされる。従って、フェーズ2からサンプリング・フェーズ1への切り替えのときの最小の電圧の遷移を除いて、センサー回路装置10のサンプルおよびホールドのイベントの時間にわたっての調節がなめらかなものとされる。フェーズ1に対応するサンプリングの時間間隔と、フェーズ2に対応するサンプリングの時間間隔とは、それぞれ、例えば、約1マイクロ秒である。従って、コントローラーは、ホール効果センサー回路装置10の動作の間にコンデンサーにより放電される電圧の量を最小にするレートで、ホール効果センサー回路装置10の切り替えを行う。単一ホール効果センサーの回路装置は、上記の様々な目的で用いることができる。
[0068] 上記の3つの実施形態を説明したが、実施形態の変形が考えられる。ホール効果センサー回路装置10のサンプルおよびホールドの期間に関して1マイクロ秒という時間間隔を示したが、異なる周波数を用いることもできる。幾つかの実施形態では、サンプルおよびホールドの動作の周波数は、約200KHzより大きく、また、1つの実施形態では、周波数は約250KHzである。
[0069] 第1および第2の実施形態では2個のホール効果センサー12、14が示されているが、追加のホール効果センサー対を持つホール効果センサー回路装置も考慮される。ホール効果センサー12、14のそれぞれに対する駆動電流は、駆動電流を提供するために端子A−Dへのスイッチ接続に沿って切り替えを行い、それにより、駆動電流は、ホール電圧を感知していない各ホール効果センサーの端子にわたって提供される。
[0070] 特定用途向け集積回路(ASIC)型のホール効果センサー回路装置10が開示されたが、幾つかり実施形態では、デジタル・プロセッサーを、センサー回路装置の機能を行うように、プログラムすることができる。幾つかの実施形態では、プロセッサーにより、ホールド回路44全体を、他のコンポーネントと共に、置き換えることができる。1つのアナログ回路装置の実施形態では、本質的に第1フェーズの全体でサンプリングが行われるが、デジタル・プロセッサーまたは他のプロセッサーを用いる実施形態では、サンプリングは、短い時間間隔で及びより頻繁に、行うことができる。更に、別のアナログ回路装置の実施形態では、サンプリングは、第1フェーズの一部のみで行うことができる。
[0071] 幾つかの実施形態では、コンパレータ80の出力84は、アナログまたはデジタルのプロセッサー(示さず)へ供給される。プロセッサーは、時間にわたっての、コンパレータ80が1ボルト信号を出力する/1ボルト信号へ遷移する回数を計算または計数する。従って、ホール効果センサー12、14により感知されるシャフトの回転の速度が決定される。プロセッサーは、感知した回転速度に応答して、速度を表示し、かつ/またはシャフトの速度を制御する。バスが、プロセッサーと他のデバイスとの間での通信を提供する。別の実施形態では、コンパレータ80自体が、更なる増幅のためにアナログ増幅器に、またはアナログ・デジタル変換器またはデジタル・プロセッサーに、置き換えられる。
[0072] 幾つかの実施形態では、増幅器60は、その負出力とスイッチ72との間にコンデンサーを付加することにより、差動出力を有することができる。
[0073] 幾つかの実施形態では、増幅器60の出力64は、更に信号を増幅するためにアナログ増幅器へ供給される。幾つかの実施形態では、増幅器60の出力64は、デジタル出力を提供するためにアナログ・デジタル変換器へ供給される。デジタル出力は、更なる処理のためにプロセッサーへ供給される。
[0074] 第3の開示された実施形態では、1個のホール効果センサーが示されている。別の実施形態では、3個または別の奇数の個数のホール効果センサーが提供される。
[0075] 従って、本発明は、とりわけ、少なくとも一対のホール効果センサーのホール電圧を感知するための方法および装置であって、測定された電圧からオフセット電圧を取り除くための方法および装置を提供する。従って、より正確なホール電圧値が得られる。更に、ホール効果センサーのオフセット電圧を算定するためにロー・パス・フィルターを必要としない。本発明の様々な特徴および利点は特許請求の範囲に記載されている。

Claims (15)

  1. ホール効果感知回路へ接続される少なくとも1つのホール効果センサーを用いて磁界を感知する方法であって、
    第1フェーズの間に、前記少なくとも1つのホール効果センサーへ駆動電流を印加するステップと、
    前記第1フェーズの間に、前記少なくとも1つのホール効果センサーについての感知されたフェーズ1電圧をサンプリングするステップと、
    感知された前記フェーズ1電圧を増幅器へ供給するステップと、
    前記第1フェーズの間に、感知された前記フェーズ1電圧の正電圧出力と、感知された前記フェーズ1電圧の負電圧出力とを、前記増幅器からホールド回路へ出力するステップであって、前記正電圧出力と前記負電圧出力とは、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する、ステップと、
    第2フェーズを開始するように、前記少なくとも1つのホール効果センサーの端子を切り替えて、前記少なくとも1つのホール効果センサーにおける別の端子へ前記駆動電流を印加するステップと、
    前記第2フェーズの間に、前記第1フェーズの間とは異なる前記少なくとも1つのホール効果センサーにおける前記別の端子で、前記少なくとも1つのホール効果センサーについての感知されたフェーズ2電圧をサンプリングするステップと、
    感知された前記フェーズ2電圧を前記増幅器へ供給するステップと、
    前記第2フェーズの間に、感知された前記フェーズ2電圧の正電圧出力と、感知された前記フェーズ2電圧の負電圧出力とを、前記増幅器から前記ホールド回路へ出力するステップであって、前記正電圧出力と前記負電圧出力とは、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する、ステップと、
    前記第1フェーズからの前記正電圧出力および前記負電圧出力と前記第2フェーズからの前記正電圧出力および前記負電圧出力とを加算して、前記ホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値を除去し、加算された磁界強度値に対応する加算された電圧を得るステップと、
    を含む方法。
  2. 請求項1に従った方法であって、前記少なくとも1つのホール効果センサーは、少なくとも1つの対のホール効果センサーのうちの第1のものを含み、前記加算された磁界強度値は、前記対のホール効果センサーのうちの前記第1のもののホール電圧と、前記対のホール効果センサーのうちの第2のもののホール電圧とを加算したものに対応する、方法。
  3. 請求項1に従った方法であって、前記加算された磁界強度値を得た後に、
    前記加算された磁界強度値に対応する前記加算された電圧を、次の第1フェーズのためにホールドするステップと、
    前記第1フェーズを繰り返すために、前記ホール効果センサーの前記端子を、前記第1フェーズの前記端子に対応するように切り替え、前記少なくとも1つのホール効果センサーへ前記駆動電流を印加するステップと、
    を含み、
    前記第1フェーズを繰り返すことは、
    前記第1フェーズの間に、前記少なくとも1つのホール効果センサーについての感知されたフェーズ1電圧をサンプリングするステップと、
    感知された前記フェーズ1電圧を増幅器へ供給するステップと、
    感知された前記フェーズ1電圧の正電圧出力と、感知された前記フェーズ1電圧の負電圧出力とを、前記増幅器から前記ホールド回路へ出力するステップであって、前記正電圧出力と前記負電圧出力とは、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する、ステップと、
    を繰り返すことを含む、方法。
  4. 請求項1に従った方法であって、前記第2フェーズの間に、感知された前記フェーズ2電圧の正電圧出力と、感知された前記フェーズ2電圧の負電圧出力とを、前記増幅器から前記ホールド回路へ出力する前記ステップは、
    前記正電圧出力と前記負電圧出力とを切り替えて、前記第2フェーズの間の前記負電圧出力が、前記第1フェーズの間に前記正電圧出力を受け取る前記ホールド回路の第1入力へ供給されるようにし、前記第2フェーズの間の前記正電圧出力が、前記第1フェーズの間に前記負電圧出力を受け取る前記ホールド回路の第2入力へ供給されるようにするステップを含み、
    前記第1フェーズからの前記正電圧出力および前記負電圧出力と前記第2フェーズからの前記正電圧出力および前記負電圧出力とを加算して、前記ホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値を除去し、加算された磁界強度値に対応する加算された電圧を得る前記ステップは、
    前記電圧を前記ホールド回路の前記第1入力から演算増幅器の負入力へ供給するステップと、
    前記電圧を前記ホールド回路の前記第2入力から前記演算増幅器の正入力へ供給するステップと、
    前記加算された磁界強度値に対応する前記加算された電圧を、前記演算増幅器の出力として供給するステップと、
    を含む、方法。
  5. ホール効果感知回路に接続された少なくも一対のホール効果センサーを用いて磁界を感知する方法であって、
    第1フェーズの間に、少なくとも一対のホール効果センサーへ駆動電流を印加するステップと、
    前記第1フェーズの間に、前記ホール効果センサーのそれぞれについての感知された電圧をサンプリングするステップと、
    前記第1フェーズの間の前記ホール効果センサーからの前記感知された電圧を組み合わせて、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する第1組み合わせ感知電圧を得るステップと、
    前記第1組み合わせ感知電圧をホールド回路へ供給するステップと、
    第2フェーズを開始するように、前記ホール効果センサーの端子を切り替えて、前記少なくとも一対のホール効果センサーにおける別の端子へ前記駆動電流を印加するステップと、
    前記第2フェーズの間に、前記第1フェーズの間とは異なる前記少なくとも一対のホール効果センサーにおける別の端子で、前記ホール効果センサーのそれぞれについての感知された電圧をサンプリングするステップと、
    前記第2フェーズの間の前記ホール効果センサーからの前記感知された電圧を組み合わせて、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する第2組み合わせ感知電圧を得るステップと、
    前記第2組み合わせ感知電圧を前記ホールド回路へ供給するステップと、
    前記第1フェーズからの前記第1組み合わせ感知電圧と前記第2フェーズの間の前記第2組み合わせ感知電圧とを加算して、前記ホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値を除去し、加算された磁界強度値に対応する加算された電圧を得るステップと、
    を含む方法。
  6. 請求項5に従った方法であって、前記加算された磁界強度値は、前記対のホール効果センサーのうちの前記第1のもののホール電圧と、前記対のホール効果センサーのうちの第2のもののホール電圧とを加算したものに対応する、方法。
  7. 請求項5に従った方法であって、前記加算された磁界強度値を得た後に、
    前記組み合わせ感知電圧を、次の第1フェーズのためにホールドするステップと、
    前記第1フェーズを繰り返すために、前記ホール効果センサーの前記端子を、前記第1フェーズの前記端子に対応するように切り替え、前記少なくとも一対のホール効果センサーへ前記駆動電流を印加するステップと、
    を含み、
    前記第1フェーズを繰り返すことは、
    前記第1フェーズの間に、前記ホール効果センサーのそれぞれについての感知された電圧をサンプリングするステップと、
    前記第1フェーズの間の前記ホール効果センサーからの前記感知された電圧を組み合わせて、磁界強度値とホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値とに対応する第1組み合わせ感知電圧を得るステップと、
    を繰り返すことを含む、方法。
  8. 請求項1または5に従った方法であって、前記ホール効果センサーの前記端子を切り替えることは、前記端子を約200000Hzのスイッチング周波数で切り替えることを含む、方法。
  9. ホール効果感知回路装置であって、
    端子を有する第1ホール効果センサーおよび第2ホール効果センサーと、
    第1増幅器および第2増幅器と、
    前記第1ホール効果センサーの前記端子を、前記第1増幅器の入力へ選択的に接続するように構成され、且つ前記第2ホール効果センサーの前記端子を、前記第2増幅器の入力へ選択的に接続するように構成される第1スイッチング・ユニットと、
    前記第1増幅器および前記第2増幅器からの出力を受け取る第1加算器および第2加算器と、
    前記第1加算器の出力を、コンデンサーおよびスイッチを含むホールド回路へ接続するように、および交番的に前記第2加算器の出力を前記ホールド回路へ接続するように構成される第2スイッチング・ユニットと、
    前記ホールド回路および前記第1および第2加算器からの電圧入力を受け取って、組み合わされた感知電圧を得るための出力増幅器と、
    前記第1スイッチング・ユニットと前記第2スイッチング・ユニットとを制御するように構成されるコントローラーと、
    を含む感知回路装置。
  10. 請求項9の感知回路装置であって、前記コントローラーは、前記第1スイッチング・ユニットと前記第2スイッチング・ユニットとの状態を周期的に変えることにより、前記感知回路装置を第1フェーズおよび第2フェーズで動作させる、感知回路装置。
  11. 請求項10の感知回路装置であって、前記コントローラーは、前記第1フェーズと前記第2フェーズとの間での切り替えを行うときに、前記ホールド回路のスイッチの状態を変更するように構成され、前記ホールド回路のスイッチの状態の変更は、前記第1スイッチング・ユニットと前記第2スイッチング・ユニットとの前記状態の変更と本質的に同時に行われる、感知回路装置。
  12. 請求項11の感知回路装置であって、
    前記第1フェーズおよび前記第2フェーズからの前記組み合わされた感知電圧を決定し、ホール効果センサーおよび増幅器のオフセット・エラー値を除去するものであり、前記組み合わされた感知電圧は、前記第1および第2ホール効果センサーに関しての加算された磁界強度値に対応する加算された電圧を含み、
    前記加算された磁界強度値は、前記第1ホール効果センサーのホール電圧に前記第2ホール効果センサーのホール電圧を加算したものに対応する、
    感知回路装置。
  13. 請求項9の感知回路装置であって、基準電圧を受け取るための第1入力と、前記出力増幅器の出力を受け取るための第2入力端子とを有するコンパレータを更に含む感知回路装置。
  14. 請求項10の感知回路装置であって、前記第1加算器は、前記第1フェーズの間に出力される第1加算器電圧
    Vp(フェーズ1)=(Vhall1−Vhall2)+(Voffset1−Voffset2)
    を提供し、Vp(フェーズ1)は、前記第1加算器の加算された前記電圧出力を表し、Vhall1は、前記第1ホール効果センサーのホール電圧値であり、Voffset1は、前記第1フェーズの間における前記第1ホール効果センサーの感知された前記電圧の電圧オフセット値であり、Vhall2は、前記第2ホール効果センサーのホール電圧値であり、Voffset2は、前記第1フェーズの間における前記第2ホール効果センサーの感知された前記電圧の電圧オフセット値である、感知回路装置。
  15. 請求項14の感知回路装置であって、
    前記第2加算器は、前記第1フェーズの間に出力される第2加算器電圧
    Vn(フェーズ1)=−(Vhall1−Vhall2)−(Voffset1−Voffset2)
    を提供し、Vnは、前記第2加算器の加算された前記電圧出力を表し、Vhall1は、前記第1ホール効果センサーのホール電圧値であり、Voffset1は、前記第1フェーズの間における前記第1ホール効果センサーの感知された前記電圧の電圧オフセット値であり、Vhall2は、前記第2ホール効果センサーのホール電圧値であり、Voffset2は、前記第1フェーズの間における前記第2ホール効果センサーの感知された前記電圧の電圧オフセット値であり
    前記第1加算器は、前記第2フェーズの間に出力される第1加算器電圧
    Vp(フェーズ2)=−(Vhall1−Vhall2)+(Voffset1−Voffset2)
    を提供し、Vp(フェーズ2)は、前記第2フェーズの間の前記第1加算器の加算された前記電圧出力を表し、Vhall1は、前記第1ホール効果センサーのホール電圧値であり、Voffset1は、前記第2フェーズの間における前記第1ホール効果センサーの感知された前記電圧の電圧オフセット値であり、Vhall2は、前記第2ホール効果センサーのホール電圧値であり、Voffset2は、前記第2フェーズの間における前記第2ホール効果センサーの感知された前記電圧の電圧オフセット値であり
    前記第2加算器は、前記第2フェーズの間に出力される第2加算器電圧
    Vn(フェーズ2)=(Vhall1−Vhall2)−(Voffset1−Voffset2)
    を提供し、Vn(フェーズ2)は、前記第2フェーズの間の前記第2加算器の加算された前記電圧出力を表し、Vhall1は、前記第1ホール効果センサーのホール電圧値であり、Voffset1は、前記第2フェーズの間における前記第1ホール効果センサーの感知された前記電圧の電圧オフセット値であり、Vhall2は、前記第2ホール効果センサーのホール電圧値であり、Voffset2は、前記第2フェーズの間における前記第2ホール効果センサーの感知された前記電圧の電圧オフセット値であり
    前記第2フェーズの間に前記ホールド回路は、
    Voutput=−(Vp(フェーズ1)−Vn(フェーズ1))−(Vn(フェーズ2)−Vp(フェーズ2))
    の値に対応するように充電される、
    感知回路装置。
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