JP2011007652A - 慣性センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、慣性センサにおける不要信号の除去率を向上させることを目的とする。
【解決手段】そして、この目的を達成するために本発明は、駆動信号を出力する駆動回路11と、前記駆動回路11からの駆動信号が入力される検知素子12と、前記検知素子12から応答信号を抽出し出力する検出回路13と、前記検出回路13からの応答信号が入力されるとともに前記応答信号からセンス信号を抽出する同期検波回路14と、前記同期検波回路14からのセンス信号を平滑化する平滑回路15と、前記平滑回路15からの出力信号を出力する出力端子16とを備え、前記同期検波回路14よりも前段に位相調整回路17を設けたものである。
【選択図】図1
【解決手段】そして、この目的を達成するために本発明は、駆動信号を出力する駆動回路11と、前記駆動回路11からの駆動信号が入力される検知素子12と、前記検知素子12から応答信号を抽出し出力する検出回路13と、前記検出回路13からの応答信号が入力されるとともに前記応答信号からセンス信号を抽出する同期検波回路14と、前記同期検波回路14からのセンス信号を平滑化する平滑回路15と、前記平滑回路15からの出力信号を出力する出力端子16とを備え、前記同期検波回路14よりも前段に位相調整回路17を設けたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車や各種電子機器等に用いられる慣性センサに関するものである。
従来この種の慣性センサは、図5に示すごとく、駆動信号を出力する駆動回路1と、前記駆動回路1からの駆動信号が入力される検知素子2と、前記検知素子2から応答信号を抽出し出力する検出回路3と、前記検出回路3からの応答信号が入力されるとともに前記応答信号からセンス信号を抽出する同期検波回路4と、前記同期検波回路4からのセンス信号を平滑化する平滑回路5と、この平滑回路5からの出力信号を出力する出力端子6とを備え、前記同期検波回路4と前記平滑回路5との間に位相調整回路7を設ける構成としていた。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
このような従来の慣性センサでは、不要信号の除去率が低いことが問題となっていた。
すなわち、上記従来の構成においては、検出回路3からの出力時において、図6に示すごとく、破線に示す応答信号とともに実線で示す不要信号が出力されており、且つこの不要信号が応答信号と90度を超える、あるいは90度未満の位相ずれを有しているような場合、図5において示した同期検波回路4において同期検波を行う際においても、図7に示すごとく、実線で示す不要信号は破線で示す応答信号と90度を超える、あるいは90度未満の位相ずれを有したままであり、その後、位相調整回路7にて位相調整を行ったとしても、平滑回路5において平滑化される際には、図8に示すごとく、不要信号が除去されず、出力されてしまっていた。
そこで本発明は、慣性センサにおける不要信号の除去率を向上させることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、駆動信号を出力する駆動回路と、前記駆動回路からの駆動信号が入力される検知素子と、前記検知素子から応答信号を抽出し出力する検出回路と、前記検出回路からの応答信号が入力されるとともに前記応答信号からセンス信号を抽出する同期検波回路と、前記同期検波回路からのセンス信号を平滑化する平滑回路と、前記平滑回路からの出力信号を出力する出力端子とを備え、前記同期検波回路よりも前段に位相調整回路を設けたものである。
この構成により、前記同期検波回路において同期検波を行う前に、不要信号の位相調整を行うことが可能となるため、応答信号と略90度の位相ずれを有するよう不要信号を調整することができる。そして、応答信号と略90度の位相ずれを有する不要信号が前記同期検波回路に入力されると、位相が略90度と略270度のところで折り返されるため、出力レベル0ラインを境にしたプラス側、マイナス側の出力の積分値を略等しくすることができ、その結果として、平滑回路において、不要信号の除去率を向上させることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における慣性センサについて図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態1における慣性センサについて図面を参照しながら説明する。
本実施の形態における慣性センサは、図1に示すごとく、駆動信号を出力する駆動回路11と、前記駆動回路11からの駆動信号が入力される検知素子12と、前記検知素子12から応答信号を抽出し出力する検出回路13と、前記検出回路13からの応答信号が入力されるとともに前記応答信号からセンス信号を抽出する同期検波回路14と、前記同期検波回路14からのセンス信号を平滑化する平滑回路15と、前記平滑回路15からの出力信号を出力する出力端子16とを備え、前記同期検波回路14よりも前段に位相調整回路17を設けたものである。
より具体的には、前記検知素子12からの前記応答信号は第1の応答信号と第2の応答信号とを有し、前記検出回路13は、前記第1の応答信号が入力される第1の増幅器13Aと、前記第2の応答信号が入力される第2の増幅器13Bと、前記第1、第2の増幅器13A、13Bの差動を出力する差動回路13Cとを有する構成としている。
また、駆動回路11は、検知素子12へ駆動信号を出力するAGC回路11Aと、前記検知素子12からのモニタ信号を前記AGC回路11Aにフィードバックする第3の増幅器11Bと、この第3の増幅器11Bと前記同期検波回路14との間に介在されたコンパレータ11Cとを有する構成としている。
ここで、このコンパレータ11Cは、前記同期検波回路14へ入力される検波CLKを生成している。
さらに、平滑回路15と出力端子16との間には、フィルタ18と、第4の増幅器19とを介在させた構成としている。
ここで、このフィルタ18は、所望のセンサ応答性を得るために任意のカットオフ周波数を設定するフィルタであり、また出力ノイズ低減のために用いられる。
また、第4の増幅器19は、前記増幅器13A、13B及び差動回路13Cで増幅度が足りない分を更に増幅し、所望の出力感度を得るために用いられる。
このような構成により、不要信号の除去率を向上させることができるのである。以下、その理由について説明する。
まず、前記同期検波回路14において同期検波を行う前に、不要信号の位相調整を行うことが可能となるため、図2に示すごとく、破線で示す応答信号と略90度の位相ずれを有するように、実線で示す不要信号の位相を調整することができる。
次に、応答信号と略90度の位相ずれを有する不要信号が前記同期検波回路14に入力されると、図3に示すごとく、実線で示す不要信号が、その位相が略90度と略270度のところで折り返されるため、出力レベル0ラインを境にしたプラス側、マイナス側の出力の積分値を略等しくすることができる。
そして、前記同期検波回路14を通過した不要信号が平滑回路15において平滑化されると、図4に示すごとく、出力レベル0ラインを境にした、不要信号のプラス側とマイナス側の出力値を相殺させることができ、その結果として、不要信号の除去率を向上させることができるのである。
なお、本実施の形態においては、図1に示すごとく、位相調整回路17を差動回路13Cと同期検波回路14との間に介在させる構成として説明したが、その他、コンパレータ11Cと同期検波回路14との間や、第3の増幅器11Bとコンパレータ11Cとの間など、同期検波回路14よりも前段側に位相調整回路17を設ける構成であれば、同様の効果を奏することができる。
さらに、位相調整回路17を駆動回路11内における第3の増幅器11B内に設ける構成とすると、回路全体の小型化を図ることができ望ましい。具体的な構成としては、スイッチとコンデンサとの直列体、あるいは並列体を第3の増幅器11Bに並列接続させる構成とすることにより、前記第3の増幅器11Bに位相調整機能を付加する、即ち、当該位相調整回路17を第3の増幅器11B内に設けることが可能である。
また、同様に位相調整回路17を検出回路13内における第1、第2の増幅器13A、13Bに設ける構成とする、あるいは、差動回路13C内に設ける構成とすることにより、回路全体の小型化を図ることができるという効果を奏することができる。
本発明の慣性センサは、不要信号の除去率を向上させることができるという効果を有し、デジタルカメラ、カーナビゲーション等の各種電子機器や自動車において有用である。
11 駆動回路
12 検知素子
13 検出回路
14 同期検波回路
15 平滑回路
16 出力端子
17 位相調整回路
12 検知素子
13 検出回路
14 同期検波回路
15 平滑回路
16 出力端子
17 位相調整回路
Claims (5)
- 駆動信号を出力する駆動回路と、
前記駆動回路からの駆動信号が入力される検知素子と、
前記検知素子から応答信号を抽出し出力する検出回路と、
前記検出回路からの応答信号が入力されるとともに
前記応答信号からセンス信号を抽出する同期検波回路と、
前記同期検波回路からのセンス信号を平滑化する平滑回路と、
前記平滑回路からの出力信号を出力する出力端子とを備え、
前記同期検波回路よりも前段に位相調整回路を設けた
慣性センサ。 - 前記応答信号は第1の応答信号と第2の応答信号とを有し、
前記検出回路は、
前記第1の応答信号が入力される第1の増幅器と
前記第2の応答信号が入力される第2の増幅器と
前記第1、第2の増幅器の差動を出力する差動回路とを有する
請求項1に記載の慣性センサ。 - 前記位相調整回路が前記第1、第2の増幅器内に設けられた
請求項2に記載の慣性センサ。 - 前記位相調整回路が前記差動回路内に設けられた
請求項2に記載の慣性センサ。 - 前記駆動回路が第3の増幅器を有し、
前記第3の増幅器からの出力を用いて
前記同期検波回路において前記応答信号から前記センス信号を抽出し、
前記位相調整回路が前記第3の増幅器内に設けられた
請求項1に記載の慣性センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009151956A JP2011007652A (ja) | 2009-06-26 | 2009-06-26 | 慣性センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009151956A JP2011007652A (ja) | 2009-06-26 | 2009-06-26 | 慣性センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011007652A true JP2011007652A (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=43564496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009151956A Pending JP2011007652A (ja) | 2009-06-26 | 2009-06-26 | 慣性センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011007652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101289172B1 (ko) | 2012-04-20 | 2013-07-26 | 삼성전기주식회사 | 관성센서 제어모듈 및 그 제어방법 |
-
2009
- 2009-06-26 JP JP2009151956A patent/JP2011007652A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101289172B1 (ko) | 2012-04-20 | 2013-07-26 | 삼성전기주식회사 | 관성센서 제어모듈 및 그 제어방법 |
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