JP2011135564A - Fm検波器、信号補間方法、及びプログラム - Google Patents

Fm検波器、信号補間方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズに応じて補間の必要性を判断しかつ歪みを最小限にする機能を備えたFM検波器、信号補間方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】FM放送の受信信号を直交検波してベースバンドI、Q信号を生成する直交検波部と、生成されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する位相変換部と、変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する検波信号生成部と、生成されたベースバンドI、Q信号の電力を算出する電力計算部と、算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照して前記ベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する閾値判定部と、無効と判定されたベースバンドI、Q信号に基づいて生成されたFM検波信号に対して補間処理を行う信号補間部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、FM検波器、信号補間方法、及びプログラムに関する。
従来、FM受信機において発生するノイズを除去する方法として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。このFM受信機が備えるノイズ除去装置(FM検波器)について、図12を用いて説明する。
図12は、従来技術に係るFM検波器500の概略構成を示すブロック図である。
図12に示すように、FM検波器500において、FM(Frequency Modulation)検波回路1から出力された検波信号は、LPF(Low-Pass Filter)からなる遅延回路2に供給されて遅延される。この遅延された検波信号は、ゲート回路3、レベルホールド回路4を介して、ステレオ復調回路5に供給される。
また、検波信号は、雑音検出用のHPF(High-Pass Filter)6に供給される。HPF6を通過したノイズ成分信号は、ノイズアンプ7によって増幅され、全波整流回路12に供給される。全波整流回路12は、ノイズアンプ7の出力信号の極性を一方向とするために設けられている。
また、FM検波器500には、IF(Intermediate Frequency:中間周波)増幅回路26内のIF信号をAM(Amplitude Modulation:振幅変調)検波するAM検波回路27が設けられている。AM検波回路27の出力には、HPF28、ノイズアンプ29を介して、全波整流回路30が接続されている。全波整流回路12、30の出力信号は、加算回路32によって加算され、遅延回路13に供給される。遅延回路13の出力には、更にゲート回路14を介してレベルホールド回路15が接続されている。レベルホールド回路15の出力信号は、積分回路10に供給される。積分回路10は、ノイズ検波出力を平滑し、ノイズレベルに応じた直流信号を得てノイズアンプ7にフィードバックすることにより、AGC(Automatic Gain Control)ループを形成する。
レベルホールド回路15の出力には、積分回路10が接続されると共に、比較回路33が接続されている。比較回路33は、レベルホールド回路15の出力レベルと基準電圧VT2とを比較する。比較回路33の出力には、積分回路34が接続される。積分回路34の出力信号は、基準電圧発生回路35に供給される。基準電圧発生回路35は、2つのI−V変換器によって形成される。電流源36及び抵抗37からなるI−V変換器は、比較回路16の基準レベルである基準電圧VT1を発生する。一方、電流源38及び抵抗39からなるI−V変換器は、基準電圧VT2を発生する。そして、積分回路34の出力信号に応じて電流源36、38の電流値が変化することにより、抵抗の端子電圧、すなわち基準電圧VT1、VT2が変化するようになっている。また、積分回路10の出力信号は、利得制御としてノイズアンプ7にのみ供給される。
比較回路16は、基準電圧VT1と加算回路32の出力電圧とを比較して、その比較結果を示す差分信号を波形整形回路9に供給する。波形整形回路9は、例えばワンショットマルチバイブレータからなり、ノイズ検波出力を所定の波高でかつ時間幅のパルスに変換してゲート回路3及びゲート回路14に供給する。ゲート回路3及びゲート回路14は、波形整形回路9から供給されたパルスによって駆動され、信号遮断状態となる。このとき、信号の遅延出力レベルはレベルホールド回路4の働きにより信号遮断直前のレベルで保持され、信号はそのレベルを保持したままステレオ復調回路5に供給される。これにより、電位の急変によるスパイクの発生が防止される。また、比較回路16の出力には、禁止信号発生回路17が接続されている。禁止信号発生回路17は、比較回路16の出力波形の立ち下がりに応じて所定の方形パルスを禁止信号として発生させるワンショットマルチバイブレータからなる。禁止信号は、積分回路34の出力ラインに供給される。
このように、従来技術に係るFM検波器500は、FM検波回路1から出力されたFM検波信号に含まれるパルス性ノイズをHPF6、ノイズアンプ7、及び全波整流回路12の働きによって検出する。また、IF信号に含まれるパルス性ノイズをAM検波回路27、HPF28、ノイズアンプ29、及び全波整流回路30の働きによって検出する。そして、そのどちらかにパルス性ノイズが検出された場合に、ゲート回路3及びレベルホールド回路4によってFM検波信号のレベルを一定時間ホールドし、ノイズを低減するという方式を用いている。
特公平6−71210号公報
上述したように、従来技術に係るFM検波器は、FM検波前のIF信号又はFM検波後の信号のどちらかにパルス性ノイズが検出された場合に、HPFによってその立ち上がり箇所を検出し、一定時間検波信号をホールドするという方式を用いている。そのため、パルス性ノイズの幅を検出することはできず、必要以上に補間処理が行われることとなり、検波信号をホールドする時間を最小限にすることができなかった。
また、検出したノイズに対して直線補間処理を行う機能を備えておらず、歪みを最小限にすることができなかった。
本発明は、ノイズに応じて補間の必要の要否を判断しかつ歪みを最小限にする機能を備えたFM検波器、信号補間方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、FM検波器において、FM波の受信信号を直交検波してベースバンドI、Q信号を生成する直交検波部と、前記直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する位相変換部と、前記位相変換部により変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する検波信号生成部と、前記直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号の電力を算出する電力計算部と、前記電力計算部により算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照して前記ベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する閾値判定部と、前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号に基づいて前記検波信号生成部により生成されたFM検波信号に対して補間処理を行う信号補間部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、FM検波器において、前記閾値判定部は、前記電力計算部により算出された電力の値が二つの閾値の範囲内にあるか否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定することを特徴とする。
また、本発明は、FM検波器において、前記閾値判定部は、前記電力計算部により算出された電力の値が閾値以上か否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定することを特徴とする。
また、本発明は、FM検波器において、前記閾値判定部は、前記電力計算部により算出された電力の値が閾値以下か否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定することを特徴とする。
また、本発明は、FM検波器において、前記閾値は、予め定められていることを特徴とする。
また、本発明は、FM検波器において、前記閾値判定部は、前記閾値を、前記電力の平均値に応じて変化させることを特徴とする。
また、本発明は、FM検波器において、前記信号補間部は、前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号以前で最後に有効とされたベースバンドI、Q信号により生成されたFM検波信号の値で補間処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、FM検波器において、前記信号補間部は、前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号以前で最後に有効とされたベースバンドI、Q信号により生成されたFM検波信号と、前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号以降で最初に有効とされたベースバンドI、Q信号により生成されたFM検波信号と、に基づいて直線補間を行うことを特徴とする。
また、本発明は、直交検波部が、FM放送の受信信号を直交検波してベースバンドI、Q信号を生成する工程と、位相変換部が、前記直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する工程と、検波信号生成部が、前記位相変換部により変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する工程と、電力計算部が、前記直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号の電力を算出する工程と、閾値判定部が、前記電力計算部により算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照して前記ベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する工程と、信号補間部が、前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号に基づいて前記検波信号生成部により生成されたFM検波信号に対して補間処理を行う工程と、を含む信号補間方法である。
また、本発明は、コンピュータを、FM放送の受信信号を直交検波してベースバンドI、Q信号を生成する直交検波手段、前記直交検波手段により生成されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する位相変換手段、前記位相変換手段により変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する検波信号生成手段、前記直交検波手段により生成されたベースバンドI、Q信号の電力を算出する電力計算手段、前記電力計算部により算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照して前記ベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する閾値判定手段、前記閾値判定手段により無効と判定されたベースバンドI、Q信号に基づいて前記検波信号生成手段により生成されたFM検波信号に対して補間処理を行う信号補間手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、ノイズに応じて補間の必要の要否を判断しかつ歪みを最小限にする機能を備えたFM検波器、信号補間方法、及びプログラムを提供することができる。
本実施形態に係るFM検波器100の概略構成を示すブロック図である。 信号処理部200のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る信号処理部200内で行われる信号処理の一例について示したフローチャートである。 妨害を受けていないと判定されたベースバンドI、Q信号の一例について示した図である。 妨害を受けていると判定されたベースバンドI、Q信号の一例について示した図である。 妨害を受けているベースバンドI、Q信号を位相情報に変換したものについて示した図である。 位相情報に基づいて算出されるFM検波信号について示した図である。 信号補間部110の内部構成の一例を示すブロック図である。 FM検波信号と判定信号の対応関係について示した図である。 直線補間が行われたFM検波信号について示した図である。 信号補間部110の内部構成の一例を示すブロック図である。 従来技術に係るFM検波器500の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るFM検波器100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、FM検波器100は、アンテナ101と、フロントエンド102と、ADC(Analog to Digital Converter)103と、直交検波器104と、LPF105、106と、アークタンジェント計算部(ATAN)107と、信号遅延部108と、減算部109と、信号補間部110と、電力計算部111と、閾値判定部112と、DAC(Digital to Analog Converter)113と、を備えて構成されている。
アンテナ101は、FM波を送信する無線局から放射された電波を受信するためのアンテナである。アンテナ101により受信された電波は、電気信号に変換されてフロントエンド102に出力される。
フロントエンド102は、アンテナ101から出力された電気信号に増幅、周波数変換、帯域制限などの処理を施してIF信号に変換し、当該IF信号をADC103へと出力する。
ADC103は、A/D変換回路であり、フロントエンド102から入力されたアナログのIF信号をデジタル信号に変換して直交検波器104へと出力する。
直交検波器104は、ADC103から入力されたデジタル信号を直交検波し、互いに90度位相が異なるベースバンド信号I、Qを生成する。生成されたベースバンドI信号はLPF105に、ベースバンドQ信号はLPF106に、それぞれ出力される。
LPF105、106は、直交検波器104から出力されたベースバンド信号のうち遮断周波数以上の周波数の信号を除去することで、帯域制限を行う。帯域制限が行われたベースバンドI、Q信号は、ATAN107及び電力計算部111へと出力される。
ATAN107は、LPF105、106で帯域制限されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する。ATAN107で変換された位相情報は、信号遅延部108及び減算部109へと出力される。
信号遅延部108は、ATAN107で変換された位相情報の出力タイミングを1サンプル分遅延させる。信号遅延部108に入力された位相情報は、1サンプル出力タイミングを遅延させられた後、減算部109へと出力される。
減算部109は、ATAN107から出力された位相情報から、信号遅延部108で1サンプル遅延した位相情報を減算する処理を行う。減算部109により減算処理が行われた位相情報は、FM検波信号として信号補間部110へと出力される。即ち、減算部109は、ATAN107により変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する。ここで、ATAN107から出力された位相情報をP(t)、信号遅延部108で1サンプル遅延した位相情報をP(t−1)、FM検波信号をA(t)で表すとすると、FM検波信号A(t)は、数式1で算出することができる。
[数式1]
A(t)=P(t)−P(t−1)
電力計算部111は、LPF105、106で帯域制限されたベースバンドI、Q信号の電力値を算出する。ここで、電力をBで表すとすると、電力Bは、数式2で算出することができる。
[数式2]
B=I2+Q2
閾値判定部112は、電力計算部111で算出された電力Bに基づいて、そのベースバンドI、Q信号がパルス性ノイズ等で妨害を受けているか否かを判定する。具体的には、電力Bの値が閾値aよりも低い場合又は閾値bよりも高い場合に、その信号が妨害を受けていると判定する。妨害を受けていると判定された場合は、当該信号が無効である旨を示す判定信号が信号補間部110へと出力される。一方、妨害を受けていないと判定された場合は、当該信号が有効である旨を示す判定信号が信号補間部110へと出力される。
即ち、閾値判定部112は、電力計算部111により算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照してベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する。
信号補間部110は、減算部109から出力されたFM検波信号が無効と判定された場合に、当該FM検波信号に対して補間処理を行う。具体的には、閾値判定部112からベースバンドI、Q信号が無効である旨を示す判定信号を受信した場合に、当該ベースバンドI、Q信号に基づいて算出されたFM検波信号に対して補間処理を行う。なお、閾値判定部112からベースバンドI、Q信号が有効である旨を示す判定信号を受信した場合は、FM検波信号に対して補間処理を行わず、そのまま出力する。
DAC113は、D/A変換回路であり、信号補間部110から入力されたデジタルのFM検波信号をアナログの音声信号に変換して外部へと出力する。
本実施形態では、直交検波器104、LPF105、106、ATAN107、信号遅延部108、減算部109、信号補間部110、電力計算部111、閾値判定部112、を含む信号処理部200をコンピュータにより具現化している。なお、信号処理部200は、コンピュータに代えてASIC(Application Specific Integrated Circuit)で実現させるようにしてもよい。
以下、図2に信号処理部200のハードウェア構成を、図3に信号処理部200内で行われる動作について示したフローチャートを、それぞれ示す。
図2は、信号処理部200のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、信号処理部200は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、入力I/F204と、出力I/F205と、を備えて構成されている。
CPU201は、ROM202に格納された処理プログラム等を読み出し、読み出された処理プログラムをRAM203に展開し、この展開された処理プログラムと協働して実行することにより、信号処理部200全体の制御を行う。
ROM202は、例えば、半導体メモリで構成され、処理プログラムやデータ等が予め記憶されている。ROM202には、例えば、直交検波プログラム202a、位相変換プログラム202b、検波信号生成プログラム202c、電力計算プログラム202d、閾値判定プログラム202e、信号補間プログラム202f等が記憶されている。
RAM203は、CPU201により実行された処理プログラム等を、RAM203内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
入力I/F204は、ADC103から入力されたデジタル信号の入力を受け付けるインターフェースである。入力I/F204で受け付けたデジタル信号は、CPU201の制御に基づいて各種処理が施され、出力I/F205へと出力される。
出力I/F205は、各種処理が施されたデジタル信号をDAC113へと出力するためのインターフェースである。
図3は、本実施形態に係る信号処理部200内で行われる信号処理の一例について示したフローチャートである。
まず、図3に示すように、ADC103から出力されたデジタル信号を受信したか否かを判定する(ステップS1)。デジタル信号を受信したと判定した場合(ステップS1:YES)は、当該デジタル信号を直交検波器104に入力する。一方、デジタル信号を受信していないと判定した場合(ステップS1:NO)は、特に処理は行わず、受信を待機する状態となる。
次に、直交検波器104に入力されたデジタル信号に対して直交検波処理を行う(ステップS2)。この直交検波処理は、CPU201がROM202に格納されている直交検波プログラム202aを実行することにより実現される。直交検波処理を施されたデジタル信号(ベースバンドI、Q信号)は、LPF105、106を介してATAN107及び電力計算部111へと出力される。
次に、ATAN107に入力されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する位相変換処理を行う(ステップS3)。この位相変換処理は、CPU201がROM202に格納されている位相変換プログラム202bを実行することにより実現される。位相変換処理により変換された位相情報は、信号遅延部108及び減算部109へと出力される。
次に、減算部109にて、ATAN107から出力された位相情報から、信号遅延部108で1サンプル遅延した位相情報を減算することでFM検波信号を生成する検波信号生成処理を行う(ステップS4)。この検波信号生成処理は、CPU201がROM202に格納されている検波信号生成プログラム202cを実行することにより実現される。検波信号生成処理により生成されたFM検波信号は、信号補間部110へと出力される。
次に、ステップS2で電力計算部111に入力されたベースバンドI、Q信号の電力値を算出する電力計算処理を行う(ステップS5)。この電力計算処理は、CPU201がROM202に格納されている電力計算プログラム202dを実行することにより実現される。電力計算処理により算出された電力値は、閾値判定部112へと出力される。
次に、閾値判定部112に入力された電力値が所定の閾値の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS6)。この閾値判定処理は、CPU201がROM202に格納されている閾値判定プログラム202eを実行することにより実現される。電力値が所定の閾値の範囲内にあると判定した場合(ステップS6:YES)は、ステップS4で信号補間部110に入力されたFM検波信号をそのままDAC113へと出力させる(ステップS8)。一方、電力値が所定の閾値の範囲内にないと判定した場合(ステップS6:NO)は、次のステップS7へと移行する。
電力値が所定の閾値の範囲内にないと判定される(ステップS6:NO)と、ステップS4で信号補間部110に入力されたFM検波信号に対して信号補間処理を行う(ステップS7)。この信号補間処理は、CPU201がROM202に格納されている信号補間プログラム202fを実行することにより実現される。信号補間処理により信号補間が行われたFM検波信号は、DAC113へと出力される(ステップS8)。
次に、プログラム処理が終了したか否かを判定する(ステップS9)。プログラム処理が終了したと判定した場合(ステップS9:YES)は、当該信号処理を終了する。一方、プログラム処理が終了していないと判定した場合(ステップS9:NO)は、ステップS1へと移行し、当該信号処理を繰り返す。
次に、閾値判定部112で行われる判定について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、妨害を受けていないと判定されたベースバンドI、Q信号の一例について示した図である。なお、図中の破線a、bはそれぞれ閾値a、閾値bを表し、実線BはベースバンドI、Q信号の電力Bを表している。
図4に示すように、電力Bの軌跡は、閾値aと閾値bで囲まれた範囲内に描かれている。電力Bの値が閾値aと閾値bの範囲内にある場合、閾値判定部112では当該ベースバンドI、Q信号がパルス性ノイズ等による妨害を受けていないと判定される。また、FM変調波の振幅は一定であるため、妨害を受けていない信号の電力Bの軌跡は、図4に示したように、原点からの距離が一定の円周上に描かれる。
このように、ベースバンドI、Q信号がパルス性ノイズ等による妨害を受けていない場合、当該信号の電力Bの軌跡は原点からの距離が一定の円周上に描かれることとなる。
図5は、妨害を受けていると判定されたベースバンドI、Q信号の一例について示した図である。なお、図中の点B0、B1、B2、・・は、出力されるベースバンドI、Q信号の電力Bの値を、1サンプルごとに連続的に記したものである。
図5に示すように、電力Bの軌跡は、B0、B1、B2、B5、B6、B7の各点においては円周を描く位置に配置されているが、B3、B4の各点は円周を描く位置から逸脱した位置に配置されている。このことは、ベースバンドI、Q信号が、B3、B4の各点において、何らかの妨害を受けていることを示している。
また、B3、B4の各点は閾値aよりも低い値を示しているため、B3、B4の各点において当該ベースバンドI、Q信号は無効と判定され、その旨を示す判定信号が信号補間部110へと出力される。
この図5に示したベースバンドI、Q信号を位相情報に変換したものを、図6に示す。
図6に示したP0、P1、P2、・・の各点は、それぞれ図5に示したB0、B1、B2、・・の各点に対応して記されたものであり、出力されるベースバンドI、Q信号を変換した位相情報Pの値を、1サンプルごとに連続的に記したものである。
図6では、図5で無効な信号であることが示されたB3、B4の各点に対応するように、P3、P4の各点が他の点から大きく逸脱した位置に配置されている。
この図6に示した位相情報に基づいて算出されるFM検波信号について、図7に示す。
図7に示したA1、A2、A3、・・の各点は、それぞれ図6に示したP0、P1、P2、・・の各点に対応して記されたものであり、出力される位相情報Pに基づいて算出されるFM検波信号Aの値を、1サンプルごとに連続的に記したものである。なお、図7の始まりがA0ではなくA1であるのは、FM検波信号Aが2つの位相情報Pから算出されるためである。すなわち、位相情報P0、P1から算出されるFM検波信号は、上述した数式1によればA1であるためである。
図6で無効であることが示されたP3、P4を用いて算出されるFM検波信号は、A3(=P3−P2)、A4(=P4−P3)、A5(=P5−P4)である。従って、図7では、A3、A4、A5の各点が無効なFM検波信号となり、他の点から大きく逸脱した位置に配置されている。
なお、図中A31、A41、A51は、無効なFM検波信号A3、A4、A5に対して信号補間部110により行われる補間処理の一例について示している。ここでは、無効なベースバンドI、Q信号B3の1サンプル前の信号B2に基づいて生成されたFM検波信号A2の値をホールドするという方式を採用している。つまり、無効なFM検波信号A3、A4、A5の代わりに、有効なFM検波信号A2の値をA31、A41、A51にそれぞれ当てはめる補間処理を行うことで、ノイズによる歪みを解消することができる。
このように、FM検波器100は、信号補間部110において、閾値判定部112により無効と判定されたベースバンドI、Q信号以前で最後に有効とされたベースバンドI、Q信号により生成されたFM検波信号の値で補間処理を行う。
次に、2サンプル連続してベースバンドI、Q信号が無効と判定された場合に行われる直線補間処理について、図8〜図10を用いて説明する。
図8は、信号補間部110の内部構成の一例を示すブロック図である。この信号補間部110は、連続する3サンプルのFM検波信号を直線補間することができる。
図8に示すように、301、303、305、307、315は信号遅延部であり、302、304、306はセレクタであり、308、309、310は加算器であり、311、312、313は信号調整部であり、314は減算器であり、316はカウンタである。このカウンタ316は、連続して信号が無効であることを示す判定信号を受信した場合に、その数をカウントする。また、C1、C2、C3、C4、C5は流れているFM検波信号を確認するポイントであり、Dは流れている判定信号を確認するポイントである。
閾値判定部112から出力される判定信号は、各サンプルで出力されるベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを示す信号である。図5に示したように、B3、B4の各サンプルでベースバンドI、Q信号が無効と判定された場合、当該ベースバンドI、Q信号を変換した位相情報P3、P4(図6参照)、並びに当該P3、P4に基づいて算出されたFM検波信号A3、A4、A5(図7参照)が無効と判定される。従って、無効なベースバンドI、Q信号から得られる無効なFM検波信号(A3、A4、A5)は、判定信号(B3、B4)の1サンプル後まで出力されることとなる。
そこで、信号遅延部315は、信号が無効であることを示す判定信号を受け付けると、当該判定信号を1サンプル遅延させる。これにより、判定信号とFM検波信号とのずれを解消することが可能となる。
図9は、FM検波信号と判定信号の対応関係について示した図である。
図9に示すように、例えばポイントDに判定信号B1が流れている場合、ポイントC1、C2にはFM検波信号が流れておらず、ポイントC3にFM検波信号A0が、ポイントC4にFM検波信号A1が、ポイントC5にFM検波信号A2がそれぞれ流れていることが示されている。
本実施形態では、信号遅延部315が、信号が無効であることを示す判定信号を2サンプル(B3、B4)連続で受信し、次に信号が有効であることを示す判定信号を受信するのはB5である。図9によれば、ポイントDに判定信号B5が流れているとき、ポイントC1にはA2が、ポイントC5にはA6がそれぞれ流れていることがわかる。
直線補間処理は、閾値判定部112により無効と判定されたベースバンドI、Q信号(B3)以前で最後に有効とされたベースバンドI、Q信号(B2)により生成されたFM検波信号(A2)と、閾値判定部112により無効と判定されたベースバンドI、Q信号(B3)以降で最初に有効とされたベースバンドI、Q信号(B5)に基づいて生成されたFM検波信号(A6)と、に基づいて行われる。従って、この場合、FM検波信号A2及びA6の値に基づいて直線補間が行われることとなる。
減算部314でA2及びA6の値に基づいて算出された直線補間用の値(A32、A42、A52)は、それぞれ加算器310、309、308からセレクタ306、304、302へと出力される。セレクタ306、304、302は、カウンタ316から出力される制御信号の指示に従って、信号遅延部307、305、303にA32、A42、A52を入力し、補間処理を行う。直線補間が行われたFM検波信号の一例について、図10に示す。
図7では、無効なFM検波信号A3、A4、A5に対して、有効なFM検波信号A2の値をA31、A41、A51にそれぞれ当てはめる補間処理が行われた。
一方、図10では、無効なFM検波信号A3、A4、A5に対して、有効なFM検波信号A2とA6の間を直線で結ぶ線上に並ぶように、A32、A42、A52の値を補間する直線補間が行われている。
FM検波器100は、上記のような直線補間処理を行うことにより、さらに補間の歪みを少なくすることを可能とする。
このように、本実施形態に係るFM検波器100は、FM放送の受信信号を直交検波してベースバンドI、Q信号を生成する直交検波部(直交検波器104)と、直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する位相変換部(ATAN107)と、位相変換部により変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する検波信号生成部(減算部109)と、直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号の電力を算出する電力計算部(電力計算部111)と、電力計算部により算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照して前記ベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する閾値判定部(閾値判定部112)と、閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号に基づいて検波信号生成部により生成されたFM検波信号に対して補間処理を行う信号補間部(信号補間部110)と、を備える。また、閾値判定部は、電力計算部により算出された電力の値が予め定められた二つの閾値の範囲内にあるか否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定する。
これにより、FM変調波を帯域制限した場合やノッチフィルタを入れた場合、或いはノイズが多い場合に、インパルスノイズを軽減することができる。
また、FM変調波の場合、ノイズによって振幅が下がった場合にもFM検波後にインパルスノイズが発生するが、本実施形態に係るFM検波器100はそのインパルスノイズを検出することができる。
また、従来のようにパルス性ノイズの立ち上がりを検出する方式とは異なり、レベルによって検出するため、必要最小限の補間処理によって対応できるので、歪みを最小限にすることができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、閾値判定部112で行われる判定に用いる閾値a、bに予め定められた値を用いているが、閾値判定部112に入力される電力の平均値を計算し、その値に応じて閾値を変化させるようにしてもよい。
そうすることで、例えば温度変化等により入力される電力が変動するような場合であっても、判定の正確さを担保することができるようになる。
また、上記実施形態では、閾値判定部112で判定を行う際、2つの閾値(a、b)を用いて判定を行うようにしていたが、閾値の数に特に制限はなく、例えば閾値を一つだけ用いて判定を行うようにしてもよい。
この場合、閾値判定部112は、電力計算部111により算出された電力の値が閾値以上か否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定する。或いは、電力計算部111により算出された電力の値が閾値以下か否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定する。
また、上記実施形態では、2サンプル連続してベースバンドI、Q信号が無効と判定された場合に影響を受ける連続3サンプルのFM検波信号を直線補間する場合を例示して説明したが、ベースバンドI、Q信号が1サンプルのみ無効と判定された場合に影響を受ける連続2サンプルのFM検波信号を直線補間する場合にも、本発明を適用することは可能である。その場合の信号補間部110の内部構成の一例について図11に示す。
図11に示すように、401、403、405、413は信号遅延部であり、402、404はセレクタであり、408、409は加算器であり、410、411は信号調整部であり、412は減算器であり、414はカウンタである。また、E1、E2、E3、E4は流れているFM検波信号を確認するポイントであり、Fは流れている判定信号を確認するポイントである。
また、上記実施形態のように直線補間を行う構成の場合、補間可能な連続サンプル数が有限であり、無効な判定信号がその数を超えて連続したような場合には、自動的にホールド処理に切替える処理を行うようにしてもよい。
その他、FM検波器100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 FM検波器
101 アンテナ
102 フロントエンド
103 ADC
104 直交検波器(直交検波部)
105、106 LPF
107 ATAN(位相変換部)
108 信号遅延部
109 減算部(検波信号生成部)
110 信号補間部
111 電力計算部
112 閾値判定部
113 DAC
200 制御部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 入力I/F
205 出力I/F

Claims (10)

  1. FM波の受信信号を直交検波してベースバンドI、Q信号を生成する直交検波部と、
    前記直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する位相変換部と、
    前記位相変換部により変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する検波信号生成部と、
    前記直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号の電力を算出する電力計算部と、
    前記電力計算部により算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照して前記ベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する閾値判定部と、
    前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号に基づいて前記検波信号生成部により生成されたFM検波信号に対して補間処理を行う信号補間部と、
    を備えることを特徴とするFM検波器。
  2. 前記閾値判定部は、
    前記電力計算部により算出された電力の値が二つの閾値の範囲内にあるか否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定することを特徴とする請求項1に記載のFM検波器。
  3. 前記閾値判定部は、
    前記電力計算部により算出された電力の値が閾値以上か否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定することを特徴とする請求項1に記載のFM検波器。
  4. 前記閾値判定部は、
    前記電力計算部により算出された電力の値が閾値以下か否かを判定し、否と判定した場合に当該ベースバンドI、Q信号を無効と判定することを特徴とする請求項1に記載のFM検波器。
  5. 前記閾値は、予め定められていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のFM検波器。
  6. 前記閾値判定部は、
    前記閾値を、前記電力の平均値に応じて変化させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のFM検波器。
  7. 前記信号補間部は、
    前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号以前で最後に有効とされたベースバンドI、Q信号により生成されたFM検波信号の値で補間処理を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のFM検波器。
  8. 前記信号補間部は、
    前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号以前で最後に有効とされたベースバンドI、Q信号により生成されたFM検波信号と、前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号以降で最初に有効とされたベースバンドI、Q信号により生成されたFM検波信号と、に基づいて直線補間を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のFM検波器。
  9. 直交検波部が、FM放送の受信信号を直交検波してベースバンドI、Q信号を生成する工程と、
    位相変換部が、前記直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する工程と、
    検波信号生成部が、前記位相変換部により変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する工程と、
    電力計算部が、前記直交検波部により生成されたベースバンドI、Q信号の電力を算出する工程と、
    閾値判定部が、前記電力計算部により算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照して前記ベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する工程と、
    信号補間部が、前記閾値判定部により無効と判定されたベースバンドI、Q信号に基づいて前記検波信号生成部により生成されたFM検波信号に対して補間処理を行う工程と、
    を含む信号補間方法。
  10. コンピュータを、
    FM放送の受信信号を直交検波してベースバンドI、Q信号を生成する直交検波手段、
    前記直交検波手段により生成されたベースバンドI、Q信号を位相情報に変換する位相変換手段、
    前記位相変換手段により変換された位相情報の2つの連続したサンプル間の偏移量に基づいてFM検波信号を生成する検波信号生成手段、
    前記直交検波手段により生成されたベースバンドI、Q信号の電力を算出する電力計算手段、
    前記電力計算部により算出された電力の値と少なくとも一の閾値とを参照して前記ベースバンドI、Q信号が無効であるか否かを判定する閾値判定手段、
    前記閾値判定手段により無効と判定されたベースバンドI、Q信号に基づいて前記検波信号生成手段により生成されたFM検波信号に対して補間処理を行う信号補間手段、
    として機能させるためのプログラム。
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