JP2016065731A - センサ装置 - Google Patents

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宏明 田中
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Abstract

【課題】出力信号に含まれるノイズの低減されたセンサ装置。【解決手段】センサ信号を増幅する増幅部20と、増幅部の出力信号に含まれるノイズを除去するフィルタ30と、電圧レベルが一定の基準電圧を生成する基準電圧生成部50と、フィルタから出力されたセンサ信号と基準電圧が入力される差動増幅回路60と、を有し、差動増幅回路はフィルタと接続される第1入力端子と基準電圧生成部と接続される第2入力端子とを有し、センサ部と基準電圧生成部とは共通の電源200に接続されており、電源ノイズが基準電圧生成部を介して第1入力端子に入力されるように、基準電圧生成部の出力端子がコンデンサを介して第1入力端子に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、センサ信号と基準電圧とが入力される差動増幅回路を有するセンサ装置に関するものである。
特許文献1に示されるように、増幅した信号電圧に正負が反転するオフセット電圧を重畳して出力するチョッパアンプと、チョッパアンプの出力電圧を所定周期でサンプルホールドする第1サンプルホールド回路と、を備える信号処理回路が知られている。この信号処理回路は上記構成要素の他に、チョッパアンプの出力電圧と第1サンプルホールド回路の出力電圧を加算処理する演算回路を備えている。
上記したチョッパアンプにおいてオフセット電圧の正負が反転する周期と、第1サンプルホールド回路においてサンプルホールドする周期とが同一になっている。したがってチョッパアンプの出力電圧に含まれるオフセット電圧の正負と、第1サンプルホールド回路にサンプルホールドされた電圧に含まれるオフセット電圧の正負とが逆の関係になっている。したがって演算回路にてチョッパアンプの出力電圧と第1サンプルホールド回路の出力電圧を加算処理することで、両者に含まれるオフセット電圧が打ち消される。
特許第5295941号公報
上記したように特許文献1に示される信号処理回路では、チョッパアンプのオフセット電圧が除去される。しかしながら上記した演算回路の出力端子と増幅に用いられる基準電圧を生成する基準電圧生成部の出力端子それぞれが差動増幅回路に接続される構成の場合、下記不具合が生じる虞がある。すなわちチョッパアンプに外部ノイズが入力された場合、その外部ノイズはチョッパアンプやサンプルホールド回路にて低減されるが、基準電圧生成部では外部ノイズが低減されない。したがって差動増幅回路にて基準電圧生成部からの外部ノイズとチョッパアンプからの低減された外部ノイズとが減算された結果、差動増幅回路(信号処理回路)から出力される信号に含まれる外部ノイズが増大する虞がある。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、出力信号に含まれるノイズの低減されたセンサ装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するための第1発明は、物理量を電気信号に変換するセンサ部(10)と、センサ部の出力信号を増幅する増幅部(20)と、増幅部の出力信号に含まれるノイズを除去するフィルタ(30)と、電圧レベルが一定の基準電圧を生成する基準電圧生成部(50)と、フィルタから出力されたセンサ部の出力信号と基準電圧が入力される差動増幅回路(60)と、を有し、増幅部はCMOSによって構成され、差動増幅回路はフィルタと接続される第1入力端子と基準電圧生成部と接続される第2入力端子とを有し、センサ部と基準電圧生成部とは共通の電源(200)に接続されており、電源とセンサ部、および、電源と基準電圧生成部それぞれを共通して接続する配線に印加された外部ノイズが基準電圧生成部を介して第1入力端子に入力されるように、基準電圧生成部の出力端子が第1入力端子に接続されていることを特徴とする。
例えば差動増幅回路(60)の第1入力端子にフィルタ(30)のみが接続され、第2入力端子に基準電圧生成部(50)が接続された構成の場合、第1入力端子にフィルタ(30)によってノイズ成分の低減された外部ノイズが入力される。そして第2入力端子に基準電圧生成部(50)を介した外部ノイズが入力される。この場合、フィルタ(30)によってノイズ成分が除去されているために2つの信号の差分によって外部ノイズが除去され難く、結局のところ差動増幅回路(60)の出力信号には外部ノイズが含まれることになる。
これに対して第1発明では、差動増幅回路(60)の第1入力端子にフィルタ(30)によってノイズ成分の低減された外部ノイズだけではなく基準電圧生成部(50)を介した外部ノイズが入力される。そして第2入力端子には基準電圧生成部(50)を介した外部ノイズが入力される。これにより2つの信号の差分によって基準電圧生成部(50)を介して入力された外部ノイズが除去され、差動増幅回路(60)の出力信号としてノイズ成分の低減されたセンサ信号が出力されることになる。以上により上記した比較構成と比べて差動増幅回路(60)の出力信号に含まれる外部ノイズのノイズ成分が低減される。
第2の発明は、フィルタは増幅部と第1入力端子との間に設けられた抵抗(32)、および、抵抗と第1入力端子との間の中点に一端が接続され、他端が基準電圧生成部の出力端子に接続されたコンデンサ(33)を有する。
これによれば基準電圧が第1入力端子に入力されずに、基準電圧生成部(50)を介した外部ノイズが第1入力端子に入力される。また、フィルタ(30)の構成要素であるコンデンサ(33)を介して基準電圧生成部(50)の出力端子が第1入力端子に接続されている。したがって第1入力端子に基準電圧生成部(50)を介した外部ノイズを入力するべく、通常成される別途コンデンサが設けられる構成と比べて、センサ装置(100)の体格の増大が抑制される。
なお、特許請求の範囲に記載の請求項、および、課題を解決するための手段それぞれに記載の要素に括弧付きで符号をつけている。この括弧付きの符号は実施形態に記載の各構成要素との対応関係を簡易的に示すためのものであり、実施形態に記載の要素そのものを必ずしも示しているわけではない。括弧付きの符号の記載は、いたずらに特許請求の範囲を狭めるものではない。
第1実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す増幅部の概略構成を示すブロック図である。 図1に記載のセンサ装置の作用効果を説明するための比較構成を示すブロック図である。 図1に示すセンサ装置の外部ノイズを示す波形図である。 図3に示す比較構成の外部ノイズを示す波形図である。
以下、本発明をエアコンの冷媒圧を検出するセンサ装置に適用した場合の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5に基づいて本実施形態に係るセンサ装置を説明する。なお図1〜図3においてはブロック図の構成を簡略化している。例えばボルテージフォロア回路40の入力端子を1つとして図示している。
図1に示すようにセンサ装置100は、センサ部10、増幅部20、サンプルホールド回路30、ボルテージフォロア回路40、基準電圧生成部50、および、差動増幅回路60を有する。センサ部10と基準電圧生成部50それぞれは共通して電源200に接続されている。この電源200から供給される電源電圧によってセンサ部10は物理量を検出可能になり、基準電圧生成部50は基準電圧を生成可能になる。センサ部10から出力されたセンサ信号は増幅部20によって増幅され、サンプルホールド回路30にてサンプルホールドされる。そしてサンプルホールドされたセンサ信号はボルテージフォロア回路40を介して差動増幅回路60の第1入力端子に接続される。また差動増幅回路60の第2入力端子には基準電圧生成部50によって生成された電圧レベルの一定な基準電圧が入力される。これにより差動増幅回路60からはセンサ信号と基準電圧の差分に基づく電圧が出力される。
センサ部10は物理量を電気信号に変換するものである。本実施形態においてセンサ部10は物理量として圧力を検出する。より具体的に言えば、センサ部10は例えばエアコンの冷媒圧を検出する。センサ部10は定電流回路11と圧電素子12を有する。定電流回路11は電源電圧によって定電流を生成する。この定電流回路11にて生成された定電流が圧電素子12に供給される。圧電素子12は圧力を電気信号に変換するものであり、より具体的に言えばゲージ抵抗である。複数の圧電素子12によってフルブリッジ回路が組まれ、このフルブリッジ回路を組む2つのハーフブリッジ回路の中点電位それぞれがセンサ信号として増幅部20に出力される。
増幅部20はセンサ信号を増幅するものであり、CMOSによって構成されている。図2に示すように増幅部20は第1および第2チョッパアンプ21,22と、第1および第2サンプルホールド回路23,24と、演算部25と、を有する。第1チョッパアンプ21には上記した複数の圧電素子12によって組まれた一方のハーフブリッジ回路の中点電位が入力され、第2チョッパアンプ22には他方のハーフブリッジ回路の中点電位が入力される。第1および第2チョッパアンプ21,22それぞれはクロック信号によってチョッパ制御されることでオフセット電圧の正負が反転するものである。したがって例えば時間t1においてオフセット電圧が正の場合、第1および第2チョッパアンプ21,22からは増幅された中点電位にオフセット電圧が加算された信号が出力される。その後時間t2においてオフセット電圧が正から負になった場合、第1および第2チョッパアンプ21,22からは増幅された中点電位にオフセット電圧が減算された信号が出力される。上記した第1および第2サンプルホールド回路23,24のサンプリングタイミングは上記したオフセット電圧の正負の反転と同期している。すなわち上記したように時間t2において第1および第2チョッパアンプ21,22から増幅された中点電位にオフセット電圧が減算された信号が出力されている場合、第1および第2サンプルホールド回路23,24それぞれには、第1および第2チョッパアンプ21,22によって増幅された中点電位にオフセット電圧が加算された信号がホールドされている。このオフセット電圧の反転した信号それぞれが演算部25に入力される。演算部25では、第1チョッパアンプ21から出力された信号と第1サンプルホールド回路23にてホールドされた信号とが加算される。この結果、両信号に含まれていたオフセット電圧がキャンセルされる。同様にして、第2チョッパアンプ22から出力された信号と第2サンプルホールド回路24にてホールドされた信号とが演算部25で加算され、オフセット電圧がキャンセルされる。演算部25はこのオフセット電圧のキャンセルされた2つの信号を差分し、その信号を増幅して後段のサンプルホールド回路30に出力する。これによれば、後述する外部ノイズが中点電位それぞれに含まれたとしても、演算部25における差分処理によって外部ノイズがキャンセルされる。なお本実施形態の増幅部20の増幅率は25〜49となっている。
サンプルホールド回路30は増幅部20から出力されたセンサ信号をサンプルホールドするとともに、上記したチョッパ制御によってセンサ信号に含まれるチョッパノイズを除去するものである。図1に示すようにサンプルホールド回路30は、スイッチ31、抵抗32、および、コンデンサ33を有する。スイッチ31と抵抗32は増幅部20の出力端子からボルテージフォロア回路40の入力端子へと向かって順に直列接続されている。そしてコンデンサ33は抵抗32とボルテージフォロア回路40との間の中点に接続され、スイッチ31の制御端子にクロック信号が入力されている。以上の構成によりクロック信号の入力によってスイッチ31が駆動状態になると増幅部20から出力されたセンサ信号がスイッチ31と抵抗32とを介してボルテージフォロア回路40に入力されるとともにコンデンサ33に充電される。抵抗32とコンデンサ33によってローパスフィルタが構成されており、センサ信号に含まれるチョッパノイズを除去するように遮断周波数が決定されている。本実施形態においてクロック信号のクロック周波数が100kHz、遮断周波数は18kHzになっている。
ボルテージフォロア回路40は増幅率が1であり、サンプルホールド回路30から出力されたセンサ信号が差動増幅回路60側において変化することを抑制するものである。ボルテージフォロア回路40の非反転入力端子にサンプルホールド回路30が接続され、反転入力端子と出力端子とが接続されている。そしてボルテージフォロア回路40の出力端子が差動増幅回路60の第1入力端子に接続されている。これにより、ボルテージフォロア回路40を介したセンサ信号が差動増幅回路60の第1入力端子に入力される。
基準電圧生成部50は電圧レベルが一定の基準電圧を生成するものである。基準電圧生成部50の入力端子に電源200が接続され、その出力端子が差動増幅回路60の第2入力端子に接続されている。これにより、基準電圧が差動増幅回路60の第2入力端子に入力される。
なお図1に示すように基準電圧生成部50の出力端子は差動増幅回路60だけではなく、サンプルホールド回路30のコンデンサ33にも接続されている。すなわちコンデンサ33の一端が抵抗32とボルテージフォロア回路40との間の中点に接続され、他端が基準電圧生成部50の出力端子に接続されている。これによりコンデンサ33の他端側の電位が基準電圧によって定められ、一定となっている。また上記接続構成により、基準電圧生成部50に外部ノイズが入力された場合、その外部ノイズがコンデンサ33を介してボルテージフォロア回路40に入力される。なお図示しないが、コンデンサ33の他端と基準電圧生成部50の出力端子との間に、ダイオードなどの逆流防止用の素子を設けてもよい。
差動増幅回路60はセンサ信号と基準電圧との差分に基づいた信号を後段のエアコンの制御回路に出力するものである。上記したように差動増幅回路60はボルテージフォロア回路40の出力端子と接続される第1入力端子と基準電圧生成部50の出力端子と接続される第2入力端子とを有する。そして差動増幅回路60の増幅率は5.6〜11となっている。したがって例えば増幅部20の増幅率が49、差動増幅回路60の増幅率が5.6の場合、センサ装置100の増幅率はおよそ275(274.4)となる。したがってセンサ部10から出力されたセンサ信号はおよそ275倍増幅され、この増幅されたセンサ信号がエアコンの制御回路に出力される。
次に、本実施形態に係るセンサ装置100の作用効果を説明する。上記したようにセンサ部10と基準電圧生成部50とは共通の電源200に接続されている。そしてセンサ部10と差動増幅回路60の第1入力端子とが、増幅部20、サンプルホールド回路30、および、ボルテージフォロア回路40を介して接続されている。また基準電圧生成部50と差動増幅回路60の第2入力端子とが直接接続されている。したがって図1に波線と矢印で示すように電源200から外部ノイズ(電源リップルノイズ)が出力された場合、外部ノイズがセンサ部10から第1入力端子へと入力される前に、増幅部20とサンプルホールド回路30によってその成分(ノイズ成分)が除去される。しかしながら外部ノイズは基準電圧生成部50から第2入力端子へと入力される前にその成分が除去されず、そのまま第2入力端子へと流れ込む。さらに言えば、上記したようにコンデンサ33の一端が抵抗32とボルテージフォロア回路40との間の中点に接続され、他端が基準電圧生成部50の出力端子に接続されている。これにより基準電圧生成部50に入力された外部ノイズが第1入力端子にも流れ込む。
上記したように増幅部20とサンプルホールド回路30とを介して第1入力端子に流れ込む外部ノイズは、増幅部20とサンプルホールド回路30とによってその成分が除去される。しかしながら基準電圧生成部50を介して第2入力端子および第1入力端子に流れ込む外部ノイズは、基準電圧生成部50によってノイズ成分が除去されない。したがって例えば図3に示すように、コンデンサ33に基準電圧生成部50の出力端子が接続されていない構成300では、第1入力端子に電圧レベルの低まった外部ノイズだけが入力され、第2入力端子に電圧レベルの低くなっていない外部ノイズが入力される。この場合、2つの信号の差分によって外部ノイズが除去され難い。したがって図5に示すように差動増幅回路60の出力信号に増幅された外部ノイズが含まれることになる。
これに対して本実施形態に係るセンサ装置100では、上記したように第1入力端子に増幅部20とサンプルホールド回路30によって電圧レベルの低まった外部ノイズだけではなく基準電圧生成部50を介した外部ノイズが入力される。そして第2入力端子には基準電圧生成部50を介した外部ノイズが入力される。これにより2つの信号の差分によって基準電圧生成部50を介して入力された外部ノイズが除去され、図4に示すように差動増幅回路60の出力信号には電圧レベルの低まった外部ノイズだけが含まれることになる。この結果、図4および図5に示すように、センサ装置100は図3に示す比較構成300と比べて差動増幅回路60の出力信号に含まれる外部ノイズが低減される。
なお、図4および図5は本発明者が実際に計測した波形図である。そして図4および図5に示す電源の外部ノイズは電源200とセンサ部10、および、電源200と基準電圧生成部50それぞれを共通して接続する配線で検出したものであり、出力信号の外部ノイズは差動増幅回路60の出力端子で検出したものである。図4および図5の電圧レンジと時間レンジは同一であり、波形図に示されている格子線の縦幅が電圧レンジ、横幅が時間レンジを表している。図5に示す電源の外部ノイズは図4に示す電源の外部ノイズに比べて若干電圧レベルが高くなっている。そして図5に示す出力信号の外部ノイズは波形が乱れ、その振幅が増幅している。しかしながら図4に示す出力信号の外部ノイズは電源の外部ノイズの電圧レベルとその変動に依らずに波形に乱れがなく、その振幅が低減されている。
上記したようにコンデンサ33の一端が抵抗32とボルテージフォロア回路40との間の中点に接続され、他端が基準電圧生成部50の出力端子に接続されている。これによれば基準電圧が第1入力端子に入力されずに、基準電圧生成部50を介した外部ノイズが第1入力端子に入力される。また、サンプルホールド回路30の構成要素であるコンデンサ33を介して基準電圧生成部50の出力端子が第1入力端子に接続されている。したがって第1入力端子に基準電圧生成部50を介した外部ノイズを入力するべく、通常成される別途コンデンサが設けられる構成と比べて、センサ装置100の体格の増大が抑制される。
さらに言えば、本実施形態ではセンサ装置100がサンプルホールド回路30を1つ有する例を示した。本発明者が実験によって確認したところ、基準電圧生成部50の出力端子が接続されるサンプルホールド回路30とは別のサンプルホールド回路をセンサ装置100が有する構成では、差動増幅回路60の出力信号に含まれる外部ノイズの低減量が少なかった。したがって本実施形態に記載のようにセンサ装置100がサンプルホールド回路30を1つ有する構成が好適である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態ではセンサ装置100がエアコンの冷媒圧を検出するセンサ装置に適用された例を示した。しかしながらセンサ装置100の適用としては上記例に限定されない。センサ部10と基準電圧生成部50とが共通して電源200に接続され、センサ信号が差動増幅回路60の第1入力端子に入力され、基準電圧が第2入力端子に入力される構成を有する民生機器であれば、適宜センサ装置100に記載の技術を採用することができる。換言すれば、差動増幅回路60の2つの入力端子に電源200から外部ノイズが入力された際、外部ノイズが除去されず、差動増幅回路60から増幅された外部ノイズが出力されるという課題を有する民生機器であれば、適宜センサ装置100に記載の技術を採用することができる。
本実施形態ではセンサ部10からセンサ信号として2つの中点電位が出力され、演算部25はこれら2つの中点電位の差分を増幅して出力する構成となっている。しかしながらセンサ部10から1つの中点電位(センサ信号)が出力される構成を採用することもできる。この場合、増幅部20は第1チョッパアンプ21、第1サンプルホールド回路23、および、演算部25を有する。そして演算部25は第1チョッパアンプ21から出力された信号と第1サンプルホールド回路23にてホールドされた信号とを加算した信号を増幅して後段のサンプルホールド回路30に出力する。
本実施形態ではセンサ装置100がボルテージフォロア回路40を有する例を示した。しかしながらセンサ装置100はボルテージフォロア回路40を有していなくともよい。
本実施形態ではセンサ部10が物理量として圧力を検出する例を示した。しかしながらセンサ部10が検出する物理量としては上記例に限定されない。例えば流体の速度や車両の加速度を検出してもよい。
本実施形態においてクロック信号のクロック周波数が100kHz、ローパルフィルタの遮断周波数が18kHzである例を示した。また増幅部20の増幅率が25〜49、差動増幅回路60の増幅率が5.6〜11である例を示した。しかしながらこれらの値は一例に過ぎず、適宜変更可能である。
10…センサ部
20…増幅部
30…サンプルホールド回路
50…基準電圧生成部
60…差動増幅回路
100…センサ装置
200…電源

Claims (7)

  1. 物理量を電気信号に変換するセンサ部(10)と、
    前記センサ部の出力信号を増幅する増幅部(20)と、
    前記増幅部の出力信号に含まれるノイズを除去するフィルタ(30)と、
    電圧レベルが一定の基準電圧を生成する基準電圧生成部(50)と、
    前記フィルタから出力された前記センサ部の出力信号と前記基準電圧が入力される差動増幅回路(60)と、を有し、
    前記増幅部はCMOSによって構成され、
    前記差動増幅回路は前記フィルタと接続される第1入力端子と前記基準電圧生成部と接続される第2入力端子とを有し、
    前記センサ部と前記基準電圧生成部とは共通の電源(200)に接続されており、
    前記電源と前記センサ部、および、前記電源と前記基準電圧生成部それぞれを共通して接続する配線に印加された外部ノイズが前記基準電圧生成部を介して前記第1入力端子に入力されるように、前記基準電圧生成部の出力端子が前記第1入力端子に接続されていることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記フィルタは前記増幅部と前記第1入力端子との間に設けられた抵抗(32)、および、前記抵抗と前記第1入力端子との間の中点に一端が接続され、他端が前記基準電圧生成部の出力端子に接続されたコンデンサ(33)を有することを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記フィルタは前記抵抗および前記コンデンサの他に、クロック信号の入力によって開閉制御されるスイッチ(31)を有するサンプルホールド回路であり、
    前記スイッチは前記増幅部と前記抵抗との間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記増幅部はチョッパアンプを有することを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 前記フィルタは、前記チョッパアンプにて生じるチョッパノイズを除去するように、ノイズを除去する周波数帯域が決定されていることを特徴とする請求項4に記載のセンサ装置。
  6. 前記センサ部は前記物理量として圧力を検出するものであり、圧力を電気信号に変換する圧電素子(12)と、前記圧電素子に定電流を供給する定電流回路(11)と、を有し、
    前記定電流回路は前記電源から供給される電源電圧によって前記定電流を生成することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のセンサ装置。
  7. 前記フィルタと前記第1入力端子との間に設けられたボルテージフォロア回路(40)を有し、
    前記フィルタから出力された前記センサ部の出力信号は前記ボルテージフォロア回路を介して前記第1入力端子に入力されることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のセンサ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113340488A (zh) * 2021-07-20 2021-09-03 成都航空职业技术学院 一种力控关节力矩测量电路

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