JP4613523B2 - 電流測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は電流を検出する技術に関し、特に二つの電流/電圧変換手段を用いて電流を検出する技術に関する。
従来から、アクティブコンバータとインバータとを用いた電力変換技術が提案されており、例えば特許文献1に開示されている。
特許第3158212号公報
図11は、アクティブコンバータ103に流れる電流を電流検出抵抗108で検出し、インバータ105に流れる電流を電流検出抵抗107で検出する回路図である。アクティブコンバータ103とインバータ105とは電流検出抵抗107,108の直列接続を介して相互に接続される。
電源500は電源電位Vcc0と基準電位GND0とを出力する。これらの間の電位差は、増幅器201,202、マイクロコンピュータ203の動作電圧としてこれらに与えられる。増幅器201,202は、それぞれ電流検出抵抗107,108の両端電圧を測定する。
増幅器201,202は、電圧測定の基準電位として、それぞれ電流検出抵抗107の第1端107aの電位と、電流検出抵抗108の第1端108aの電位とを採用する。これらを基準電位とするために、電流検出抵抗107の第1端107a、電流検出抵抗108の第1端108aはいずれも、電源500の基準電位GND0を供給する方の端子に接続される。
しかし、電流検出抵抗107の第1端107aと、電流検出抵抗108の第1端108aとの間の配線における電圧降下により、必ずしも電流検出抵抗107の第1端107aの電位と、電流検出抵抗108の第1端108aの電位とは一致しない。インバータ動作に伴う高周波電流が、電流測定系の破線の経路を流れる場合もある。これらの現象は電流検出抵抗107,108の電圧検出の精度を低下させ、ひいてはアクティブコンバータ103、インバータ105に流れる電流の検出精度を低下させる要因となる。
本発明は上記現象に鑑み、電流検出抵抗の電圧を精度良く検出する技術を提供することを目的とする。
この発明に係る電流測定装置の第1の態様は、第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)、配線(109)、第1の増幅手段(201)、第2の増幅手段(202)、コンデンサ(104)、第1のマイクロコンピュータ(203)、第2のマイクロコンピュータ(204)、第1の電源(206,501;214,501)、第2の電源(207,502;209,210,214,502)を備える。前記第1の電流/電圧変換手段は第1端(107a)及び第2端(107b)を有する。前記第2の電流/電圧変換手段は第1端(108a)及び第2端(108b)を有する。前記第1の電源が供給する一対の電位(Vcc1,GND1)間の電位差は前記第1の増幅手段及び前記第1のマイクロコンピュータにこれらの動作電圧として与えられ、その低電位側の電位(GND1)が前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端に与えられる。前記第2の電源が供給する一対の電位(Vcc2,GND2)間の電位差は前記第2の増幅手段及び前記第2のマイクロコンピュータにこれらの動作電圧として与えられ、その低電位側の電位(GND2)が前記第2の電流/電圧変換手段の前記第1端に与えられる。前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記第2の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記コンデンサの一端とは前記配線を介して接続される。前記第1の増幅手段は、前記第1の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位を基準とした前記第2端の電位を増幅して出力する。前記第2の増幅手段は、前記第2の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位を基準とした前記第2端の電位を増幅して出力する。前記第1のマイクロコンピュータは前記第1の増幅手段の出力を測定する。前記第2のマイクロコンピュータは前記第2の増幅手段の出力を測定する。前記配線以外では前記第1の電源と前記第2の電源とが相互に絶縁されている。
この発明に係る電流測定装置の第2の態様は、第1の態様に係る電流測定装置であって、前記第2のマイクロコンピュータ(204)は前記第1のマイクロコンピュータ(203)で兼用される。
この発明に係る電流測定装置の第3の態様は、第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)、配線(109)、第1の増幅手段(201)、第2の増幅手段(202)、コンデンサ(104)、第1のマイクロコンピュータ(203)、第2のマイクロコンピュータ(204)、電源(500)、インダクタ(209)を備える。前記第1の電流/電圧変換手段は第1端(107a)及び第2端(107b)を有する。前記第2の電流/電圧変換手段は第1端(108a)及び第2端(108b)を有する。前記電源が供給する一対の電位(Vcc1,GND1)間の電位差は前記第1の増幅手段及び前記第1のマイクロコンピュータにこれらの動作電圧として与えられ、その低電位側の電位(GND1)が前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端に与えられる。前記一対の電位間の電位差は前記インダクタを介して前記第2の増幅手段及び前記第2のマイクロコンピュータにこれらの動作電圧として与えられ、前記低電位側の電位が前記インダクタを介して前記第2の電流/電圧変換手段の前記第1端に与えられる。前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記第2の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記コンデンサの一端とは前記配線を介して接続される。前記第1の増幅手段は、前記第1の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位を基準とした前記第2端の電位を増幅して出力する。前記第2の増幅手段は、前記第2の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位を基準とした前記第2端の電位を増幅して出力する。前記第1のマイクロコンピュータは前記第1の増幅手段の出力を測定する。前記第2のマイクロコンピュータは前記第2の増幅手段の出力を測定する。
この発明に係る電流測定装置の第4の態様は、第3の態様に係る電流測定装置であって、前記第2のマイクロコンピュータ(204)は前記第1のマイクロコンピュータ(203)で兼用される。
この発明に係る電流測定装置の第の態様は、第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)、配線(109)、第1の差動増幅手段(211)、第2の差動増幅手段(212)、マイクロコンピュータ(203)、電源(500)を備える。前記第1の電流/電圧変換手段は第1端(107a)及び第2端(107b)を有する。前記第2の電流/電圧変換手段は第1端(108a)及び第2端(108b)を有する。前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記第2の電流/電圧変換手段の前記第2端とは前記配線を介して接続される。前記第1の差動増幅手段は、前記第1の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位と前記第2端との電位差を増幅して出力する。前記第2の差動増幅手段は、前記第2の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位と前記第2端との電位差を増幅して出力する。前記電源が供給する一対の電位(Vcc1,GND1)間の電位差は前記第1の差動手段及び前記第2の差動増幅手段にこれらの動作電圧として与えられ、その低電位側の電位(GND1)が前記配線に与えられる。前記マイクロコンピュータは、前記第1の差動増幅手段の出力と、前記第2の差動増幅手段の出力とを測定する。
この発明に係る電流測定装置の第1の態様又は第3の態様によれば、
・第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)に流れる電流をそれぞれ測定することができ、
・電流測定系(2)を通って高周波ノイズが伝搬しにくく、正確な測定が行われ、
・第1の電流/電圧変換手段の第1端(107a)と第2の電流/電圧変換手段の第1端(108a)との間に介在する配線(109)の電圧の影響を受けにくく、正確な測定が行われる。
この発明に係る電流測定装置の第2の態様又は第4の態様によれば、
・第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)に流れる電流をそれぞれ測定することができ、
・電流測定系(2)を通って高周波ノイズが伝搬しにくく、正確な測定が行われ、
・第1の態様と比較して第2のマイクロコンピュータ(204)を省略したので、安価に構成できる。
この発明に係る電流測定装置の第の態様によれば、
・第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)に流れる電流をそれぞれ測定することができ、
・配線と電源の低電位側とが一点で接続されるので、電流測定系(2)を高周波ノイズが伝搬することを回避でき、
・第1の電流/電圧変換手段の第1端(107a)と第2の電流/電圧変換手段の第1端(108a)との間に介在する配線(109)の電圧の影響は、第1の差動増幅手段(211)、第2の差動増幅手段(212)の出力に影響を与えないので、正確な測定が行われる。

第1の実施の形態.
図1は本発明の第1の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。電力変換系1は三相交流電源101、電源リアクトル102、アクティブコンバータ103、平滑コンデンサ104、インバータ105、モータ106、電流検出抵抗107,108を備えている。電流測定系2は増幅器201,202、マイクロコンピュータ203、電源501,502を備えている。但し、電流検出抵抗107,108は電流測定において必要な手段であるので、電流測定系2と共に電流測定装置を構成すると把握される。
電流検出抵抗107は第1端107a及び第2端107bを有し、電流検出抵抗108は第1端108a及び第2端108bを有する。第1端107aと第1端108aとは配線109を介して接続される。平滑コンデンサ104はその低電位側端が配線109に接続され、その高電位側端がアクティブコンバータ103及びインバータ105の高電位側配線110に接続される。
電源501,502は配線109による接続を除いて相互に絶縁されている。電源501は基準電位GND1およびこれよりも高い電源電位Vcc1を出力する。電源502は基準電位GND2およびこれよりも高い電源電位Vcc2を出力する。基準電位GND1,基準電位GND2は例えば両方とも接地電位である。
電源501が供給する一対の電位Vcc1,GND1間の電位差は増幅器201、マイクロコンピュータ203の動作電圧として、これらに与えられる。電源502が供給する一対の電位Vcc2,GND2間の電位差は増幅器202の動作電圧としてこれに与えられる。
電源501から供給される基準電位GND1は電流検出抵抗107の第1端107aに与えられ、電源502から供給される基準電位GND2は電流検出抵抗108の第1端108aに与えられる。
増幅器201は、電流検出抵抗107の第1端107aの電位を基準とした第2端107bの電位を増幅して出力する。増幅器202は、電流検出抵抗108の第1端108aの電位を基準とした第2端108bの電位を増幅して出力する。マイクロコンピュータ203は増幅器201,202の出力を測定する。
以上のようにして、電流検出抵抗107,108において生じる電圧降下が測定される。一般に電流検出抵抗107,108の抵抗値は既知であるので、それぞれの結果からアクティブコンバータ103、インバータ105に流れる電流が測定される。
本実施の形態において、配線109以外に電流検出抵抗107の第1端107a及び電流検出抵抗108の第1端108aを接続する配線が存在しない。よって例えばインバータ動作に伴う高周波ノイズは電流測定系2を伝搬しにくく、正確な測定が行われる。
また、一般に増幅器201,202のゲインが大きいので、配線109における電圧降下ΔVの影響を受けにくく、正確な測定が行われる。
第2の実施の形態.
図2は本発明の第2の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。本実施の形態は第1の実施の形態に対して変形して得られる。電流測定系2はマイクロコンピュータ204を更に備え、これが増幅器202の出力を測定する。電源502が供給する一対の電位Vcc2,GND2間の電位差は、マイクロコンピュータ204の動作電圧としてこれに与えられる。
マイクロコンピュータ203,204の動作電圧は、増幅器201,202の動作電圧と同様、相互に絶縁された電源501,502から得られる。従って第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。更に本実施の形態では第1の実施の形態と比較して、電流検出抵抗107、電流検出抵抗108が独立に測定、処理できる観点で望ましいが、マイクロコンピュータ204をマイクロコンピュータ203で兼用できるので、マイクロコンピュータ204を省略でき、安価に構成できるという観点では第1の実施の形態の方が望ましい。
第3の実施の形態.
図3は本発明の第3の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。本実施の形態は第2の実施の形態に対して変形して得られる。即ちマイクロコンピュータ204をアナログ/デジタルコンバータ208に置換する。電源502が供給する一対の電位Vcc2,GND2間の電位差はアナログ/デジタルコンバータ208の動作電圧としてこれに与えられる。
アナログ/デジタルコンバータ208は増幅器202の出力をアナログ/デジタル変換してデジタルデータDDとして出力し、マイクロコンピュータ203は増幅器201のアナログ出力及びデジタルデータDDを受ける。一般にマイクロコンピュータはアナログ/デジタル変換器を内蔵しているので、第1実施の形態や第2実施の形態に示されたように増幅器201,202のアナログ出力を測定できる。そしてまた一般にデジタル信号も入力可能に構成されているので、デジタルデータDDに基づいて増幅器202の出力の測定が可能となる。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる他、マイクロコンピュータ204をアナログ/デジタル変換器208に置換したので、安価に構成できる。またデジタルデータDDで増幅器202の出力がマイクロコンピュータ203に与えられるので、配線109における電圧降下ΔVは、増幅器202の出力をマイクロコンピュータ203に伝達するに際しての問題とならない。
第4の実施の形態.
図4乃至図6は本発明の第4の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。本実施の形態は第1乃至第3の実施の形態に対して変形して得られる。即ち電源501を電源500で置換し、電源502を電源500及びインダクタ209,210で置換している。
図4は第1の実施の形態に変形を施した場合の回路図である。電源500は電源501と同様に電源電位Vcc1と基準電位GND1とを出力する。これらの間の電位差は、増幅器201及びマイクロコンピュータ203の動作電圧としてこれらに与えられる。
一方、電源電位Vcc1と基準電位GND1とは、それぞれインダクタ210,209を介して増幅器202にこれらの動作電圧として与えられる。インダクタ210,209を介することにより、電源電位Vcc1と基準電位GND1とは、それぞれ電源電位Vcc2と基準電位GND2として機能する。
つまり第1の実施の形態の電源501,502は電源500を共有していると見ることもできる。
インダクタ209は、配線109以外の、電流検出抵抗107の第1端107a及び電流検出抵抗108の第1端108aとの間での高周波の伝搬を阻止する機能を果たす。
このようにインダクタ209,210を設けることにより、電流測定系2に高周波ノイズが流れにくくなる。従って第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
インダクタ209,210のインダクタンスは、電力変換系1や電流測定系2自身、あるいはその周囲環境に応じて設定される。インダクタ209,210と共に、あるいはこれに代えて抵抗素子を採用してもよい。抵抗素子もインダクタと同様に、高周波の伝搬を阻止する高周波阻止素子としての特性を有するからである。つまりインダクタ209,210は高周波阻止素子の例示として上記説明に採用した。
図5及び図6は、それぞれ第2及び第3の実施の形態に変形を施した場合の回路図である。図4を用いて説明したのと同様に、それぞれ第2及び第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
第5の実施の形態.
図7は本発明の第5の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。本実施の形態は第1の実施の形態の変形としての第4の実施の形態に対し、更に変形して得られる。即ち、図4に示された構成に対して更に増幅器213を追加して設けている。
増幅器213には、その動作電圧として電源電位Vcc1と基準電位GND1とが与えられる。
増幅器213は電流検出抵抗107の第1端107aの電位と電流検出抵抗108の第1端108aの電位との電位差(即ち配線109の電圧降下)ΔVを増幅して出力する。そしてマイクロコンピュータ203は増幅器201,202の出力を、増幅器213の出力で補正して測定する。
本実施の形態によれば、電流検出抵抗107、電流検出抵抗108に流れる電流をそれぞれ測定し、以てアクティブコンバータ103、インバータ105に流れる電流を測定することができる。しかも電流検出抵抗107の第1端107aと電流検出抵抗108の第1端108aとの間に介在する配線109の電圧の影響は、増幅器213の出力によって補正されるので、より正確な測定が行われる。
なお本実施の形態においても、電流検出抵抗107の第1端107aと電流検出抵抗108の第1端108aとを配線109以外で接続する経路には、インダクタ209が介在する。よって電流測定系2への高周波ノイズの伝搬がしにくく、より正確な測定が行われる。
第6の実施の形態.
図8は本発明の第6の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。本実施の形態も第1の実施の形態の変形としての第4の実施の形態に対し、更に変形して得られる。
即ち、コンデンサ104の低電位側端は電流検出抵抗107の第1端107aと配線109との接続箇所に接続されている。これにより、電流検出抵抗108に流れる電流はほぼ全て配線109に流れることとなる。配線109の抵抗値を予め既知としておくことにより、配線109における電圧降下ΔVは当該抵抗値と電流検出抵抗108に流れる電流との積として見積もることができる。そして電流検出抵抗108に流れる電流は増幅器202、マイクロコンピュータ203によって測定されるので、マイクロコンピュータ203において配線109の電圧降下ΔVを見積もることができる。そして電圧降下ΔVを用いて補正することで増幅器202の出力を補正することができる。
図9は本発明の第6の実施の形態に係る他の電流測定技術を示す回路図である。図9に示された構成では、コンデンサ104の低電位側端は電流検出抵抗108の第1端108aと配線109との接続箇所に接続されている。これにより、配線109に流れる電流はほぼ全て電流検出抵抗107に流れることとなる。電流検出抵抗107に流れる電流は増幅器201、マイクロコンピュータ203によって測定されるので、マイクロコンピュータ203において配線109の電圧降下ΔVを見積もることができる。よって図8に示された構造と同様にして、増幅器202の出力を補正することができる。
以上のように本実施の形態によっても第5の実施の形態と同様に、電流検出抵抗107の第1端107aと電流検出抵抗108の第1端108aとの間に介在する配線109の電圧降下の影響を補正し、より正確な測定が行われる。
なお本実施の形態においても、電流検出抵抗107の第1端107aと電流検出抵抗108の第1端108aとを配線109以外で接続する経路には、インダクタ209が介在する。よって電流測定系2への高周波ノイズの伝搬がしにくく、より正確な測定が行われる。
第7の実施の形態.
図10は本発明の第7の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。本実施の形態も第1の実施の形態の変形としての第4の実施の形態に対し、更に変形して得られる。即ち増幅器201,202をそれぞれ差動増幅器211,212に置換し、図4に示された構成に対してインダクタ209,210を除去し、電源501,502を一つの電源500で兼用している。基準電位GND1は配線109に与えられ、配線109を介して差動増幅器211,212の基準電位として機能する。
差動増幅器211,212はそれぞれ電流検出抵抗107,108の両端の電位差を増幅して出力し、マイクロコンピュータ203は差動増幅器211,212の出力を測定する。差動増幅器211,212を用いて測定が行われるので、配線109における電圧降下ΔVは影響を受けず、正確な測定が行われる。
また配線109と電源500の低電位側の端子とが一点で接続されるので、電流測定系2を高周波ノイズが伝搬することを回避できる。
本発明の第1の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態に係る他の電流測定技術を示す回路図である。 本発明の第7の実施の形態に係る電流測定技術を示す回路図である。 本発明が解決する課題を説明する回路図である。
符号の説明
101 三相交流電源
102 電源リアクトル
103 アクティブコンバータ
104 平滑コンデンサ
105 インバータ
106 モータ
107,108 電流検出抵抗
107a,108a 第1端
107b,108b 第2端
109 配線
201,202,213 増幅器
203,204 マイクロコンピュータ
208 アナログテジタルコンバータ
209,210 インダクタ
211,212 差動増幅器
500,501,502 電源

Claims (5)

  1. 第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)、配線(109)、第1の増幅手段(201)、第2の増幅手段(202)、コンデンサ(104)、第1のマイクロコンピュータ(203)、第2のマイクロコンピュータ(204)、第1の電源(501)、第2の電源(502)を備え、
    前記第1の電流/電圧変換手段は第1端(107a)及び第2端(107b)を有し、
    前記第2の電流/電圧変換手段は第1端(108a)及び第2端(108b)を有し、
    前記第1の電源が供給する一対の電位(Vcc1,GND1)間の電位差は前記第1の増幅手段及び前記第1のマイクロコンピュータにこれらの動作電圧として与えられ、その低電位側の電位(GND1)が前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端に与えられ、
    前記第2の電源が供給する一対の電位(Vcc2,GND2)間の電位差は前記第2の増幅手段及び前記第2のマイクロコンピュータにこれらの動作電圧として与えられ、その低電位側の電位(GND2)が前記第2の電流/電圧変換手段の前記第1端に与えられ、
    前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記第2の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記コンデンサの一端とは前記配線を介して接続され、
    前記第1の増幅手段は、前記第1の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位を基準とした前記第2端の電位を増幅して出力し、
    前記第2の増幅手段は、前記第2の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位を基準とした前記第2端の電位を増幅して出力し、
    前記第1のマイクロコンピュータは前記第1の増幅手段の出力を測定し、
    前記第2のマイクロコンピュータは前記第2の増幅手段の出力を測定し、
    前記配線以外では前記第1の電源と前記第2の電源とが相互に絶縁されている電流測定装置。
  2. 前記第2のマイクロコンピュータ(204)は前記第1のマイクロコンピュータ(203)で兼用される、請求項1に記載の電流測定装置。
  3. 第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)、配線(109)、第1の増幅手段(201)、第2の増幅手段(202)、コンデンサ(104)、第1のマイクロコンピュータ(203)、第2のマイクロコンピュータ(204)、電源(500)、高周波阻止素子(209)を備え、
    前記第1の電流/電圧変換手段は第1端(107a)及び第2端(107b)を有し、
    前記第2の電流/電圧変換手段は第1端(108a)及び第2端(108b)を有し、
    前記電源が供給する一対の電位(Vcc1,GND1)間の電位差は前記第1の増幅手段及び前記第1のマイクロコンピュータにこれらの動作電圧として与えられ、その低電位側の電位(GND1)が前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端に与えられ、
    前記一対の電位間の電位差は前記高周波阻止素子を介して前記第2の増幅手段及び前記第2のマイクロコンピュータにこれらの動作電圧として与えられ、前記低電位側の電位が前記高周波阻止素子を介して前記第2の電流/電圧変換手段の前記第1端に与えられ、
    前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記第2の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記コンデンサの一端とは前記配線を介して接続され、
    前記第1の増幅手段は、前記第1の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位を基準とした前記第2端の電位を増幅して出力し、
    前記第2の増幅手段は、前記第2の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位を基準とした前記第2端の電位を増幅して出力し、
    前記第1のマイクロコンピュータは前記第1の増幅手段の出力を測定し、
    前記第2のマイクロコンピュータは前記第2の増幅手段の出力を測定する電流測定装置。
  4. 前記第2のマイクロコンピュータ(204)は前記第1のマイクロコンピュータ(203)で兼用される、請求項3に記載の電流測定装置。
  5. 第1の電流/電圧変換手段(107)、第2の電流/電圧変換手段(108)、配線(109)、第1の差動増幅手段(211)、第2の差動増幅手段(212)、マイクロコンピュータ(203)、電源(500)を備え、
    前記第1の電流/電圧変換手段は第1端(107a)及び第2端(107b)を有し、
    前記第2の電流/電圧変換手段は第1端(108a)及び第2端(108b)を有し、
    前記第1の電流/電圧変換手段の前記第1端と前記第2の電流/電圧変換手段の前記第2端とは前記配線を介して接続され、
    前記第1の差動増幅手段は、前記第1の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位と前記第2端との電位差を増幅して出力し、
    前記第2の差動増幅手段は、前記第2の電流電圧/変換手段の前記第1端の電位と前記第2端との電位差を増幅して出力し、
    前記電源が供給する一対の電位(Vcc1,GND1)間の電位差は前記第1の差動手段及び前記第2の差動増幅手段にこれらの動作電圧として与えられ、その低電位側の電位(GND1)が前記配線に与えられ、
    前記マイクロコンピュータは、前記第1の差動増幅手段の出力と、前記第2の差動増幅手段の出力とを測定する電流測定装置。
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