JP2008162532A - 貨物自動車用荷台昇降装置、およびこれを備える貨物自動車 - Google Patents

貨物自動車用荷台昇降装置、およびこれを備える貨物自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、メンテナンスを簡素化可能であり、作動音を低減し得る貨物自動車用荷台昇降装置を提供する。
【解決手段】この荷台昇降装置は、荷台3をシャシフレーム2上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能なスライド移動機構6を備え、スライド移動機構6は、シャシフレーム2側に連結された前方シリンダ10と、荷台3側に連結された荷台スライドシリンダ11と、シリンダ10、11相互を支軸を介して繋ぐ移動フレーム9と、荷台スライドシリンダ11の作動に応じて荷台3をシャシフレーム2上の前方で案内する前方案内レール31と、前方シリンダ10の作動に応じて移動フレーム9をシャシフレーム2後方から自車両後方に降ろした位置まで案内する後方案内レール33と、前方案内レール31に案内される荷台3を移動フレーム9上に乗り換えさせる乗換機構とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、貨物を積み下ろすための荷台を自車両の後方に降ろした位置までスライド移動させて、積み下ろしを容易に行えるようにする貨物自動車用荷台昇降装置、および、これを備えた貨物自動車に関する。
この種の貨物自動車としては、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
同文献に記載の技術では、シャシフレーム上に、後方に向けて傾斜可能なリフトフレームを備えており、このリフトフレーム上に、ローラに案内されてリフトフレーム上をスライド移動可能な荷台(ボデー)が設けられている。この荷台には、その前端に、駆動用のスプロケットおよびアイドラが設けられ、これにチェーンが巻回されている。そして、このチェーンの一端が、上記リフトフレーム前端に固定され、他端がリフトフレーム後端に固定されている。そして、上記駆動用のスプロケットが油圧モータによって駆動されるとスプロケットがチェーンに沿って走行されるようになっており、これにより、リフトフレームの全体に渡って荷台がスライド移動可能になっている。特に、このリフトフレームは、その後端側に斜め下方に屈曲した屈曲部を有し、荷台をリフトフレームの屈曲部に沿って下降させることによって、荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすことができるようになっている。
特開平05−338485号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、荷台をチェーンによってスライド移動させるようになっているので、例えば小石等の異物がチェーンに噛み込むことによって作動不良を起こすおそれがある。また、チェーンは使用により延びが生じるため、頻繁にメンテナンスする必要がある。さらに、このチェーンはリフトフレームの全域に亘って張設されているので、チェーンが断裂して故障する可能性もある。しかも、駆動時には、チェーンとスプロケットとの接触により比較的に大きな作動音が発生するため、例えば夜間の住宅地等、静かさが求められる状況では使用できない場合もある。
ここで、チェーンを用いないで、例えば複数の油圧シリンダを用いて荷台をスライド移動させようとする場合、同文献でのチェーンによる駆動部分を、単に油圧シリンダを置き換えることは難しい。なぜなら、チェーンによる駆動では、荷台を後方に向けてスライド移動させつつ傾斜させ、さらに、その荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすという回動運動を含む複雑な運動をさせた場合であっても、チェーンが自在に屈曲することによってスライド移動および回動に応じて移動する支点の位置に追従可能なものの、複数の油圧シリンダを用いる場合には、支点自体が移動してしまうと複数の油圧シリンダ相互を単純に連結することができないからである。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減し得る貨物自動車用荷台昇降装置およびこれを備えた貨物自動車を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち第一の発明は、荷台を自車両の後方に降ろして車両等の貨物を積載するとともに、その積載した貨物を前記荷台を格納して運搬するための貨物自動車に用いられ、前記荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能なスライド移動機構を備える荷台昇降装置であって、前記スライド移動機構は、シャシフレーム側に連結された前方シリンダと、荷台側に連結された後方シリンダと、これら前方シリンダおよび後方シリンダ相互を支軸を介して繋ぐ移動フレームと、前記後方シリンダの作動に応じて前記荷台をシャシフレーム上の前方で案内する前方案内レールと、前記前方シリンダの作動に応じて前記移動フレームをシャシフレーム後方から自車両の後方に降ろした位置まで案内する後方案内レールと、前記前方案内レールに案内される前記荷台を、前記後方案内レールに案内される前記移動フレーム上に乗り換えさせる乗換機構とを備えて構成されていることを特徴としている。
第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置によれば、スライド移動機構を構成する前方シリンダおよび後方シリンダ相互は、移動フレームによって支軸を介して繋がれているので、スライド移動や回動に応じて支点が移動しても、移動フレームで繋がれている部分で所定の範囲内で追従可能である。さらに、この荷台昇降装置によれば、前方案内レールに案内される荷台を移動フレーム上に乗り換えさせる乗換機構を備えているので、この乗換機構によって、シャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能な荷台は、後方シリンダの作動に応じて前方案内レールに案内され、次いで、移動フレーム上に乗り換えて引き続き前方シリンダの作動に応じたスライド移動をさせることができる。そのため、例えば一本の軌道上のみに拘束されてスライド移動や回動をさせるように構成した場合と違って、スライド移動や回動に応じて支点が移動するような動きに対しても、その動きに複数の油圧シリンダを追従させる自由度を比較的に大きく得られる。そのため、チェーンを用いずに、複数の油圧シリンダを用いて荷台をスライド移動させることを可能としている。そして、チェーンを用いずに、複数の油圧シリンダを用いて荷台をスライド移動させているので、上述のように、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減することができる。
ここで、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置において、前記乗換機構は、前記荷台の前端部に設けられた係合フックと、前記移動フレームに設けられた係合軸とを備えて構成されており、前記係合軸は、前記係合フックに対向する位置に設けられ、自車両の後方にスライド移動してきた前記係合フックに係合可能になっていることは好ましい。このような構成であれば、荷台が自車両の後方にスライド移動する動きを利用して係合フックおよび係合軸が係合するようになっているので、簡単な構成で乗換機構を構成する上で好適である。
さらに、前記乗換機構は、前記荷台の前端部に設けられるとともに前記前方案内レールに案内されつつ転動する荷台前側ローラと、前記移動フレームに設けられた係合溝とを更に備えて構成されており、前記係合溝は、前記前方案内レールの端部に対向する位置に設けられ、自車両の後方に前記前方案内レールに沿って転動してきた前記荷台前側ローラを、当該係合溝に係合させるようになっていることは好ましい。このような構成であれば、乗り換え後の係合状態を、上記係合軸および係合フック相互による係合と、当該荷台前側ローラおよび係合溝相互による結合とによって係合させることができる。つまり、この乗換機構は、二重の係合手段によって係合させている。したがって、スライド移動時において、例えば荷台の横ずれや振れ等をより確実に防止可能であり、一層確実な乗り換えを可能とする上でより好適である。
また、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置において、前記移動フレームは、移動フレーム本体と、当該移動フレーム本体に軸支されてその支軸まわりに回動可能なアームと、当該アームを前方に倒した倒伏位置およびその倒伏位置よりも上方に向けて起こした起立位置にそれぞれ回動させるアーム駆動シリンダとを備えて構成されており、前記係合軸および係合溝は、当該アームの先端に設けられており、当該アームを前方に倒した倒伏位置のときに前記係合フックおよび荷台前側ローラに係合可能な位置にそれぞれ位置するようになっていることは好ましい。このような構成であれば、上記乗換機構による荷台の乗り換えを倒伏位置において行った後に、係合軸およびこれに係合している係合フック、並びに係合溝およびこれに係合している荷台前側ローラを回動させて、アームを上方に向けて起こした起立位置に移動させることができる。これにより、乗り換えた荷台の位置をさらに所望の位置に位置させることができる。したがって、例えばスライド移動する荷台の位置のより細かい位置決めや他の部品との干渉等の防止や寸法の取り合いに余裕をもたせる等の自由度を広げる上でより好適である。
また、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置において、前記後方案内レールは、前記荷台がスライド移動するスライド方向に沿って設けられた第一案内レールと、その第一案内レールに沿って且つ第一案内レールよりも内側寄りに設けられた第二案内レールとを備えて構成されており、前記第一案内レールおよび第二案内レール相互のレール間に前記移動フレームが掛け渡されており、当該移動フレームは、前記後方案内レール前方の位置にあっては、前記荷台を前記移動フレーム上に乗り換えさせる第一の案内高さに支持されるようになっており、前記後方案内レール後方の位置にあっては、当該移動フレーム後側を、前記荷台を自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持されるようになっていることは好ましい。このような構成であれば、上記乗換機構による荷台の乗り換えを円滑に行わせる構成として好適であり、さらに、その乗り換え後に、荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすようにする構成として好適である。
また、前記後方案内レールを、第一案内レールおよび第二案内レールを備える構成とする場合において、前記第一案内レールは、前記スライド方向に沿って前記第一の案内高さに対応する高さに設けられ、前記第二案内レールは、前記スライド方向での車両前方側では前記第一の案内高さに対応する高さに設けられ、前記スライド方向での車両後方側では第一および第二案内レール相互が高さ方向に離間するように、その後端部が下方に向けて湾曲して形成されており、前記移動フレームは、前記スライド方向での車両前方側に設けられた第一の案内ローラと、前記スライド方向での車両後方側に設けられた第二の案内ローラとを有し、前記第一の案内ローラは、前記第一案内レールに対し前記スライド方向に沿った移動は許容され且つ他の方向への移動は拘束されるように支持されており、前記第二の案内ローラは、前記第二案内レールに対し前記スライド方向に沿った移動は許容され且つ他の方向への移動は拘束されるように支持されていることは好ましい。このような構成であれば、上記乗換機構による乗り換え後に、荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすようにする構成としてより好適である。
また、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置において、前記前方シリンダは、二本のシリンダをスライド方向に沿って隣接して配置してなるタンデム型であり、当該二本のシリンダの各ロッドは、前記スライド方向での互い違いの方向に伸縮するように配置されており、一方のロッド先端が前記シャシフレーム側に連結され、他方のロッド先端が前記移動フレームに連結されていることは好ましい。このような構成であれば、シャシフレーム上の限定されたスペースに前方シリンダを収容し且つそのスライド移動方向へのシリンダストロークを長く確保する構成として好適である。
また、本発明のうち第二の発明は、荷台を自車両の後方に降ろして車両等の貨物を積載するとともに、その積載した貨物を前記荷台を格納して運搬するための貨物自動車であって、前記荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能なスライド移動機構を有する荷台昇降装置を備え、前記荷台昇降装置として、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置が装備されていることを特徴としている。
第二の発明に係る貨物自動車によれば、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置が装備されているので、チェーンを用いずに、油圧シリンダを用いて荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動させることができる。したがって、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減することができる。
上述のように、本発明によれば、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減し得る貨物自動車用荷台昇降装置およびこれを備えた貨物自動車を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置を備える貨物自動車の一実施形態である車両運搬車の側面図である。また、図2は、その車両運搬車の荷台を説明する側面図である。
図1に示すように、この車両運搬車1は、そのシャシフレーム2上に荷台3を備えている。この荷台3は、図2に示すように、その前部に、いわゆる鳥居5が一体に設けられており、また、荷台3の後部には、後煽り4が装備されている。この後煽り4は、前後に回動可能に取付けられており、同図に示す垂直な閉じ位置、および後方に回動して車両を乗り入れるときのスロープとなる開き位置(後述する)のそれぞれに位置可能になっている。
また、この荷台3は、図2に示すように、その車両幅方向両側に、荷台縦根太25をそれぞれ備えている。この荷台縦根太25は、角筒状の長尺の部材である。そして、溝形鋼の溝側を幅方向での内側に向けて対向配置されている(後に示す図6参照)。そして、この荷台3の後端下部には、荷台3が自車両の後方に降ろされたときに地上GLに当接してスライド移動方向(自車両の前後方向でもある)への移動を補助する荷台接地ローラ26が設けられている。
ここで、この荷台3の前端部には、車両幅方向両側に、係合フック23および荷台前側ローラ24がそれぞれ対をなして設けられている。係合フック23は、荷台3前部の裏面から下方に向けて張り出して設けられている。この係合フック23は、略鉤型をなしており、その略鉤型の凹円形部23kが係合のための溝になっている。この凹円形部23kの中心の軸線は車両幅方向を向いている。そして、その凹円形部23kが車両後方側を向いて取り付けられている。また、荷台前側ローラ24は、左右の荷台縦根太25の幅方向内側の面に、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能に装着されている。なお、係合フック23の凹円形部23kの中心の軸線と荷台前側ローラ24の軸心とは、ほぼ同軸に位置するように設けられている。
そして、図1に示すように、この車両運搬車1は、その荷台3とシャシフレーム2との間に、スライド移動機構6を備える荷台昇降装置を装備している。この荷台昇降装置は、そのスライド移動機構6によって、荷台3を、シャシフレーム2上に格納した同図に示す格納位置、およびその格納位置から荷台3を自車両の後方に且つ地上GLと略水平となる位置まで降ろした乗込位置(後述する)までスライド移動可能に構成されている。これにより、この車両運搬車1は、乗込位置で車両を荷台3に積載するとともに、その積載した車両を、荷台3を格納位置に格納して運搬可能になっている。
以下、上記スライド移動機構6について詳しく説明する。なお、図3は、スライド移動機構の平面図である。
同図に示すように、このスライド移動機構6は、アクチュエータ部7およびフレーム部8を備えている。フレーム部8は、上記シャシフレーム2の上面に固定されており、前方案内レール31および後方案内レール33を備えて構成されている。一方、アクチュエータ部7は、荷台3とフレーム部8との間に装備され、前方シリンダ10、荷台スライドシリンダ11および移動フレーム9を備えて構成されている。
まず、フレーム部8について詳しく説明する。なお、図4は、フレーム部の説明図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図である。
フレーム部8は、図4に示すように、上記シャシフレーム2側に固定される梯子型の固定フレーム本体29を備えて構成されている。この固定フレーム本体29は、二本の固定フレーム縦根太28を有し、これら二本の固定フレーム縦根太28は、上記荷台3がスライド移動するスライド方向(自車両前後方向でもある)に沿って且つ車両幅方向に適宜の距離を隔てて相対向して設けられている。そして、これら二本の固定フレーム縦根太28は、上記スライド方向に適宜離間して設けられた複数(この例では9本)の固定フレーム横根太27によって、相互が幅方向に連結されており、これら固定フレーム縦根太28および固定フレーム横根太27によって梯子型をなしている。そして、この固定フレーム本体29には、その幅方向中央且つ最も車両前方側に位置する固定フレーム横根太27の上面に、上記前方シリンダ10を連結するための前方シリンダ連結ブラケット19が設けられている。また、このフレーム部8には、固定フレーム本体29の後端上部に、荷台縦根太受けローラ39がブラケット39aを介して設けられている。この荷台縦根太受けローラ39は、荷台3の荷台縦根太25をシャシフレーム2側の下方から支持可能な位置に設置され、荷台3のスライド方向に沿って転動可能に軸支されており、スライド移動する荷台3を円滑にスライド移動させられるようになっている。
そして、この固定フレーム本体29には、その上面(高さ方向での上側)に、上記前方案内レール31および後方案内レール33がそれぞれ設けられる。
前方案内レール31は、シャシフレーム2上での車両前方側に一対をなして設けられている。各前方案内レール31は、荷台3をスライド移動させるべきスライド方向に沿って車両幅方向の両側にそれぞれ設けられている。各前方案内レール31は、略コ字型をなす溝形鋼であり、その溝側を幅方向での外側にそれぞれ向けて配置されることで対をなしている。そして、この一対の前方案内レール31の略コ字状の溝に、上記荷台3の前端部に設けられた荷台前側ローラ24が、スライド方向に移動可能に嵌合されており、これにより、この一対の前方案内レール31は、同図(b)に示すように、上記荷台3をシャシフレーム2上の前方側の所定の架設範囲である前方架設範囲W1でスライド方向に沿って案内可能になっている。なお、前方案内レール31は、同図(b)に示すように、車両前側に、前端から後方に向けて高さ方向上方に傾斜する傾斜部32を有し、この傾斜部32の後端よりも後方の部分は、シャシフレーム2上面と略並行に形成された水平部になっている。
これに対し、後方案内レール33は、前方案内レール31よりもシャシフレーム2上での車両後方側に設けられており、同図(b)に示すように、後方側の所定の架設範囲である後方架設範囲W2でスライド方向に沿って上記移動フレーム9を案内可能になっている。ここで、後方案内レール33と前方案内レール31とは連続しておらず、高さ方向において、前方案内レール31は、後方案内レール33よりも高い位置に設けられており、それぞれ別個の軌道を構成している。なお、前方案内レール31の前方架設範囲W1の後端と後方案内レール33の後方架設範囲W2の前端とは、スライド方向では僅かにオーバーラップしている。
そして、この後方案内レール33は、同図(a)に示すように、上記スライド方向に沿って固定フレーム本体29幅方向での外側に設けられた直線状の一対の第一案内レール38と、その第一案内レール38に沿って且つ第一案内レール38よりも幅方向での内側寄りに設けられる一対の第二案内レール34とを備えて構成されている。後方案内レール33も、前方案内レール31と同じ略コ字型をなす溝形鋼を用いて形成されている。そして、直線状をなす一対の第一案内レール38は、その溝側を幅方向での内側に向けて対向配置され、荷台3をスライド移動させる方向に沿って幅方向両側にそれぞれ設けられている。一方、一対の第二案内レール34は、その溝側を幅方向での外側に向けてそれぞれ配置されている(後に示す図6参照)。ここで、この一対の第二案内レール34は、同図(b)に示すように、後方架設範囲W2のうちの、スライド方向での車両前方側での所定の架設範囲である前側架設範囲W3ではレールの軌道が直線状をなす直線部35として形成されている。そして、後方架設範囲W2のうちの前側架設範囲W3よりも後方の部分は、曲線部36として形成されている。この曲線部36は、第一および第二案内レール38、34相互が高さ方向に離間するように、その後端部が下方に向けて湾曲してなる曲線軌道を有して形成されている。
次に、アクチュエータ部7について図3ないし図5を適宜参照しつつ詳しく説明する。なお、図5は、アクチュエータ部の説明図であり、同図(a)はその側面図、同図(b)は同図(a)でのA矢視図、同図(c)は同図(a)でのアーム駆動シリンダが伸長された状態の要部を示す図である。また、図6は図5(c)でのZ−Z断面図である。
アクチュエータ部7は、図3に示すように、前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11を備え、これら前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11は、車両幅方向中心に且つスライド方向に沿って配置されている。そして、前方シリンダ10は、その車両前方側のロッド先端10aが、上記前方シリンダ連結ブラケット19に支軸を介して連結されるようになっている。これにより、前方シリンダ10は、そのロッド先端10aがシャシフレーム2側に連結されている。
ここで、この前方シリンダ10は、図5(a)に示すように、二本のシリンダ13、14をスライド方向に沿って隣接して配置してなるタンデム型であり、各ロッド相互は、スライド方向での互い違いの方向に伸縮するように配置されている。本実施形の例では、二本のシリンダ13、14のうちの上側の移動シリンダ上14が、車両前方側を向くロッドを有しており、そのロッド先端10a(前方シリンダ10としてのロッド先端でもある)が、上述のように、シャシフレーム2側に車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能に連結されている。他方、下側の移動シリンダ下13は、そのロッド先端10bが、前記移動フレーム9前方側に、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能に連結される。
これに対し、上記荷台スライドシリンダ11は、図3に示すように、前方シリンダ10よりも車両後方側に、上記スライド方向に沿って配置されている。そして、そのシリンダ本体の基端部11aが、荷台3に連結するためのブラケットである荷台連結ブラケット20を介して、上記荷台3の、車両後方側の裏面に且つ幅方向での中央に、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能に連結されている。また、この荷台スライドシリンダ11は、そのロッド先端11bが移動フレーム9に対して支軸を介して連結されている。つまり、移動フレーム9は、図5(a)に示すように、上記前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11相互を、支軸を介して繋いでいる。なお、この荷台スライドシリンダ11が上記後方シリンダに対応している。
そして、この移動フレーム9は、図5(b)に示すように、略枠型に構成された移動フレーム本体15を備えている。この移動フレーム本体15は、車両前後方向に沿って且つ車両幅方向に適宜の間隔を隔てて設けられた二本の移動フレーム縦根太42を有している。そして、これら二本の移動フレーム縦根太42は、相互が二本の移動フレーム横根太41によって連結されることで平面視が略矩形の枠型をなしている。さらに、この枠型の移動フレーム本体15には、その二本の移動フレーム縦根太42の車両後方側の先端15a相互を繋ぐようにアーム18が連結されている。
このアーム18は、側面視は、略L字型をなしており、そのL字の内側を車両前方の側に向けた状態でその一方の腕18aの先端が移動フレーム縦根太42の先端15aに連結されている。なお、アーム18は、図6に示すように、その他方の腕18bの正面視の形状は、二本の移動フレーム縦根太42相互を繋ぐように略門型をなしている。ここで、上記荷台スライドシリンダ11は、同図に示すように、そのロッド先端11bが、略門型をなす他方の腕18bの車両幅方向中央の位置に、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能に連結されている。そして、このアーム18は、各移動フレーム縦根太42の先端15aに対し、車両幅方向を向く支軸50を介して連結されており、その支軸50まわりに回動可能になっている。
さらに、図5に示すように、上記二本の移動フレーム縦根太42の上面には、アーム駆動シリンダ12がそれぞれ設けられている。このアーム駆動シリンダ12は、その基端部12aが、移動フレーム縦根太42の車両前方の上面に、車両幅方向を向く支軸51を介して連結されており、その支軸51まわりに回動可能になっている。さらに、このアーム駆動シリンダ12は、そのロッド12bが、車両後方側に向けて配置され、そのロッド12bの先端が、側面視が略L字型をなすアーム18の他方の腕18bの略中央部に、車両幅方向を向く支軸52を介して、その支軸52まわりに回動可能に連結されている。なお、これら二本のアーム駆動シリンダ12は、同時に同方向に駆動するように制御される。これにより、アーム18は、アーム駆動シリンダ12が駆動され伸縮すると、移動フレーム本体15に対して支軸50まわりに回動されて、アーム駆動シリンダ12が収縮したときには、アーム18の他方の腕18bを前方に倒した倒伏位置(同図(a))に位置し、また、アーム駆動シリンダ12が伸長したときには、その倒伏位置よりも上方に向けて起こした起立位置(同図(c))に位置するようになっている。
さらに、図6に示すように、この移動フレーム9には、そのアーム18の他方の腕18b先端且つその幅方向での両側に、係合フック嵌合ピン22がそれぞれ設けられている。この左右の係合フック嵌合ピン22は、アーム18の他方の腕18bを前方に倒した倒伏位置の状態において、上記荷台3の係合フック23に対向する高さ(第一の案内高さともいう)に位置するように設けられている。
また、この移動フレーム9には、同図に示すように、そのアーム18の他方の腕18b先端に且つ左右の係合フック嵌合ピン22よりもさらに車両幅方向外側の位置に、略コ字型をなす溝形鋼を用いて構成された荷台前側ローラ係合溝21を備えている。この荷台前側ローラ係合溝21は、アーム18を前方に倒した倒伏位置において、上記前方案内レール31の端部に対向する位置に係合溝の開口部が対向する第一の案内高さに位置するようになっている。
さらに、この移動フレーム9は、図5ないし図6に示すように、その移動フレーム本体15に、移動フレーム後ローラ16および移動フレーム前ローラ17を備えている。
図5に示すように、移動フレーム後ローラ16は、スライド方向での車両後方側に設けられている。そして、移動フレーム本体15の内側の側面から幅方向内側に向けて張り出しており、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能になっている。また、移動フレーム前ローラ17は、移動フレーム後ローラ16よりもスライド方向での車両前方側に距離を隔てて設けられている。そして、移動フレーム本体15の外側の側面から幅方向外側に向けて張り出しており、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能になっている。そして、図3に示すように、この移動フレーム9は、その移動フレーム前ローラ17および移動フレーム後ローラ16が、上述したフレーム部8の後方案内レール33に支持されている。
以下、後方案内レール33による、移動フレーム9の支持およびそのスライド移動部分の構成についてより詳しく説明する。
図6に示すように、移動フレーム9は、第一案内レール38および第二案内レール34相互のレール間に掛け渡され、スライド方向に沿って移動可能且つ他の方向への移動が拘束されつつ支持されている。詳しくは、同図に示すように、移動フレーム後ローラ16は、コ字状の第二案内レール34にスライド移動可能に嵌合されており、また、移動フレーム前ローラ17は、コ字状の第一案内レール38にスライド移動可能に嵌合されている。これにより、移動フレーム前ローラ17は、第一案内レール38に対し前記スライド方向に沿った移動は許容され且つ他の方向への移動は拘束されるように支持されており、移動フレーム後ローラ16は、第二案内レール34に対し前記スライド方向に沿った移動は許容され且つ他の方向への移動は拘束されるように支持されている。ここで、上記第一の案内ローラには、移動フレーム前ローラ17が対応し、上記第二の案内ローラには、移動フレーム後ローラ16が対応している。
そして、第一案内レール38は、スライド方向に沿って前記第一の案内高さに対応する高さに設けられている。一方、第二案内レール34は、スライド方向での車両前方側(前側架設範囲W3)では前記第一の案内高さに対応する高さに設けられている。これにより、第一および第二案内レール38、34間に掛け渡されている移動フレーム9は、後方案内レール33前方側(前側架設範囲W3)の位置にあっては、上記アーム18を前方に倒した倒伏位置において、係合フック嵌合ピン22が、前方案内レール31の端部に対向する位置となる第一の案内高さに位置するように移動フレーム9が支持される。
さらに、この第二案内レール34は、前記スライド方向での車両後方側(前側架設範囲W3よりも後方の部分)では第一および第二案内レール相互が高さ方向に離間するように、その後端部が下方に向けて湾曲して形成されている。これにより、レール38、34相互間に掛け渡される移動フレーム9は、後述する動作の説明でより明らかにするように、後方案内レール33後方の位置にあっては、図7に要部(後述する図13でのB部)を拡大して示すように、移動フレーム9後端を、荷台3を自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持するようになっている。
そして、このスライド移動機構6は、前方案内レール31に案内される荷台3を、前方案内レール31から移動フレーム9上に乗り換えさせる乗換機構を更に備えて構成されている。
以下、この乗換機構について詳しく説明する。
この乗換機構は、図2に示す、荷台3の前端部に設けられた係合フック23と、前記移動フレーム9に設けられた係合フック嵌合ピン22とを備えて構成されている。この係合フック嵌合ピン22は、係合フック23に係合可能な係合軸として設けられている。すなわち、上記荷台スライドシリンダ11を伸長させると、その伸長に応じて荷台3は前方案内レール31に案内されつつ車両後方にスライド移動するが、このとき、係合フック嵌合ピン22は、上述のように、係合フック23にスライド方向で対向する位置に設けられている。これにより、自車両の後方にスライド移動してきた係合フック23に係合可能になっている。
さらに、この乗換機構は、係合フック23および係合フック嵌合ピン22相互を係合させるのみでなく、荷台前側ローラ24を、それまで案内されていた前方案内レール31からアーム18に形成されている荷台前側ローラ係合溝21に挿入させるようになっている。
すなわち、上述のように、移動フレーム9は、荷台前側ローラ係合溝21を備えており、この荷台前側ローラ係合溝21は、アーム18を前方に倒した倒伏位置において、上記前方案内レール31の端部に対向する位置に位置している。これにより、上記荷台スライドシリンダ11を伸長させると、その伸長に応じて荷台3は前方案内レール31に案内されつつ車両後方にスライド移動するが、このとき、荷台前側ローラ24は、前方案内レール31から荷台前側ローラ係合溝21に挿入されて係合される。そのため、前方案内レール31に案内される荷台3を、前方案内レール31から移動フレーム9上に乗り換えさせ、その乗り換えた状態をより確実に支持可能になっている。なお、対向方向での前方案内レール31端部との隙間は、荷台前側ローラ24が荷台前側ローラ係合溝21に円滑に進入させて自身の溝に係合可能なように、ローラの直径よりも狭い隙間に設けられている。ここで、上記係合溝には、この荷台前側ローラ係合溝21が対応している。
次に、上記荷台昇降装置およびこれを備える車両運搬車1の作用・効果について図1、および図8〜図15を適宜参照しつつ説明する。なお、図8〜図15は、スライド移動機構の動作を説明する図であり、各図において、(a)はその説明に対応する状態での車両運搬車の側面図を示し、(b)は理解を容易にするために、スライド移動機構のアクチュエータ部を模式的な図で示している。
図1に示すように、この車両運搬車1が走行状態のときには、その荷台3は、シャシフレーム2上に格納された格納位置にある。そして、この車両運搬車1は、その荷台3を自車両の後方に降ろし、例えば他の車両を積車する際には、まず、図8に示すように、上記荷台スライドシリンダ11が伸長される(同図(b)参照)。これにより、荷台3は、前方案内レール31に沿って自車両の後方に後退を開始する。このとき、前方案内レール31は、その車両前方部分に傾斜部32を有するので、荷台3は、その荷台前側ローラ24が前方案内レール31の傾斜部32に沿って一端上昇し、これにより、荷台3は、傾斜部32の高さだけ僅かに後ろ下がりに傾斜しつつ自車両の後方にスライド移動していく。
次いで、図9に示すように、更に荷台スライドシリンダ11を伸長することにより(同図(b)参照)、荷台3は前方案内レール31に沿って自車両の後方にスライド移動する。このとき、荷台3は、その荷台縦根太25の下面両側が、シャシフレーム2側に設けられた荷台縦根太受けローラ39によって案内されている。そして、荷台スライドシリンダ11を伸長すると、荷台3前側の係合フック23は、係合フック23に対向するように上記第一の案内高さに合わせて設けられた係合フック嵌合ピン22に対し、自車両前後方向に対向する係合位置に移動していく(同図(b)参照)。そして、荷台スライドシリンダ11が全伸長したとき、荷台前側ローラ24は、それまで案内されていた前方案内レール31からアーム18に形成されている荷台前側ローラ係合溝21に入るとともに、荷台3前側の係合フック23がアーム18に形成されている係合フック嵌合ピン22と嵌合する。これにより、荷台3は、前方案内レール31に案内されていた状態から移動フレーム9上に乗り換える。
次いで、図10に示すように、移動フレーム9が備える、アーム18に連結されているアーム駆動シリンダ12が伸長される。これにより、アーム18は、上方に向けて起こした起立位置に回動する。そのため、その先端に設けられている前側ローラ係合溝21および係合フック嵌合ピン22は、アーム18が前方に倒れた倒伏位置のときよりも高い位置に移動し、荷台3は、自身の荷台前側ローラ24および係合フック23がそれぞれ前側ローラ係合溝21および係合フック嵌合ピン22に嵌合しているので、さらに後ろ下がりに傾斜する。このとき、荷台3は、アーム18と荷台縦根太受けローラ39とで支えられている。なお、アーム18側の荷重は、荷重の向きが上方向のときは、荷台3前側の係合フック23とアーム18の係合フック嵌合ピン22とが嵌合しているため、荷台3の転倒が確実に防止されている。
次いで、図11に示すように、タンデム型の前方シリンダ10のうち下側の移動シリンダ下13が伸長し(同図(b)参照)、これにより、移動フレーム9は、後方案内レール33に沿って自車両の後方へのスライド移動を開始する。したがって、その移動フレーム9上に乗り換えている荷台3も後方へスライド移動する。そして、移動シリンダ下13がさらに伸長すると、傾斜状態の荷台3がさらにその傾斜状態のまま後ろに下がり、これにより、荷台3後端の荷台接地ローラ26が接地を開始する。このとき、荷台3は、アーム18と荷台接地ローラ26とで支えられる(同図(a)参照)。
次いで、図12に示すように、下側の移動シリンダ下13がさらに伸長し(同図(b)参照)、移動フレーム9に付設されている移動フレーム後ローラ16(上記第二の案内ローラに対応)が、内側の第二案内レール34の直線部35の後端に移動する(同図(a)参照)。このとき、荷台3は、アーム18と荷台接地ローラ26とで支えられており、荷台3の後端は、荷台接地ローラ26の転動によって、地上GLの上を円滑に後方にスライド移動することができる。
次いで、図13に示すように、前方シリンダ10のうち上側の移動シリンダ上14が伸長する(同図(b)参照)。このとき、移動フレーム9は、その移動フレーム後ローラ16が、第二案内レール34の曲線部36の途中に移動する。これにより、移動フレーム9は、移動フレーム前ローラ17が直線状の第一案内レール38に支持されているので、その支持された高さを維持したまま車両後方に移動する。一方、移動フレーム後ローラ16は、曲線部36に沿って高さ方向に離間するように下方に向けて移動するので、移動フレーム9は、その後端が下がりつつ全体が回転する。そのため、移動フレーム9後端のアーム18に繋がっている荷台3は、自車両の後方で地上GLに対し水平となる方向に降下を開始する。このとき、荷台3は、アーム18と荷台接地ローラ26とで支えられている。
そして、図14に示すように、移動シリンダ上14がさらに伸長し(同図(b)参照)、これにより、移動フレーム9の移動フレーム後ローラ16が、第二案内レール34の曲線部36に沿ってさらに下方に移動する。そして、さらに移動シリンダ上14が全伸長したときに移動フレーム後ローラ16は曲線部36の端部まで移動し、これにより、荷台3は、同図(a)に示すように、自車両の後方に略水平姿勢となる乗込位置まで降ろされる。このとき、荷台3は、アーム18と荷台接地ローラ26とで支えられている。
最後に、図15に示すように、後煽り4を後方に回動して車両を乗り入れるときのスロープとなる開き位置にし、その後、積載する貨物である車両Sを積車することができる。また、初めに積車されていれば、車両Sを降ろすことができる。なお、上記乗込位置から格納位置まで車両Sを積み込む際には、上述した手順とは逆の手順によって、車両Sを積み込む。
上述のように、この車両運搬車1によれば、その荷台昇降装置は、スライド移動機構6を構成する前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11相互が、移動フレーム9によって支軸を介して繋がれているので、スライド移動の際の回動に応じて複数の油圧シリンダを追従させる自由度を比較的に大きく得られる。したがって、スライド移動の際の回動に応じて支点の相対的な位置が移動しても、移動フレーム9で回動可能に繋がれている部分で所定の範囲内で追従可能である。
そして、この荷台昇降装置によれば、前方案内レール31に案内される荷台3を移動フレーム9上に乗り換えさせる乗換機構を備えているので、この乗換機構によって、シャシフレーム2上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能な荷台3は、前方案内レール31に案内され、次いで、移動フレーム9上に乗り換えて引き続き後方案内レール33に沿ってスライド移動させることができる。そのため、例えば一本の連続する軌道上のみに拘束されてスライド移動させるように構成した場合と違って、回動に応じて支点が移動するような動きに対しても、より好適に追従させることが可能である。したがって、チェーンを用いずに、複数の油圧シリンダ10,11を用いて荷台3をスライド移動させる上でより好適である。
さらに、チェーンを用いずに、複数の油圧シリンダ10,11を用いて荷台3をスライド移動させているので、上述のように、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減することができる。
また、この荷台昇降装置によれば、前記乗換機構は、荷台3の前端部に設けられた係合フック23と、移動フレーム9に設けられた係合軸である係合フック嵌合ピン22とを備えて構成されており、係合フック嵌合ピン22は、前方案内レール31の端部に対向する位置に位置するように設けられ、自車両の後方にスライド移動してきた係合フック23に係合可能になっているので、荷台3が自車両の後方にスライド移動する動きを利用して係合フック23および係合フック嵌合ピン22相互を係合させることができる。そのため、簡単な構成で乗換機構を構成することを可能としている。
さらに、この乗換機構は、係合フック23および係合フック嵌合ピン22相互を係合させるのみでなく、荷台前側ローラ24は、それまで案内されていた前方案内レール31からアーム18に形成されている荷台前側ローラ係合溝21に入るようになっているので、乗り換え後の係合状態を二重の係合手段によって係合させている。したがって、スライド移動時において、例えば荷台の横ずれや振れ等が確実に防止されており、一層確実な乗り換えを可能としている。
また、この荷台昇降装置によれば、後方案内レール33は、スライド方向に沿って設けられた第一案内レール38と、その第一案内レール38に沿って且つ第一案内レール38よりも内側寄りに設けられる第二案内レール34とを備えて構成されており、第二案内レール34は、第一および第二案内レール38、34相互が高さ方向に離間するように、その後端部が下方に向けて湾曲して形成されており、さらに、第一案内レールおよび第二案内レール相互のレール38、34間に移動フレーム9が掛け渡されており、この移動フレーム9は、後方案内レール33前方の位置にあっては、荷台3を移動フレーム9上に乗り換えさせる第一の案内高さに支持されるようになっており、後方案内レール33後方の位置にあっては、移動フレーム9後端を、荷台3を自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持するようになっているので、上記乗換機構による荷台3の乗り換えを円滑に行わせることを可能とし、さらに、その乗り換え後に、荷台3を地上にほぼ水平状態に降ろすことを可能としている。
また、この荷台昇降装置によれば、前方シリンダ10は、二本のシリンダ13、14をスライド方向に沿って隣接して配置してなるタンデム型であり、当該二本のシリンダ13、14の各ロッドは、荷台3のスライド方向での互い違いの方向に伸縮するように配置されており、移動シリンダ上14のロッド先端がシャシフレーム2側に連結され、他方の、移動シリンダ下13のロッド先端が移動フレーム9に連結されているので、シャシフレーム2上の限定されたスペースに前方シリンダ10を収容し、且つスライド移動方向へのシリンダストロークを長く確保することを可能としている。
また、この荷台昇降装置によれば、移動フレーム9は、移動フレーム本体15と、この移動フレーム本体15に軸支されてその支軸まわりに回動可能なアーム18と、このアーム18を前方に倒した位置およびその倒した位置よりも上方に向けて起こした位置にそれぞれ回動させるアーム駆動シリンダ12とを備えて構成されており、アーム18の先端側に係合フック嵌合ピン22が設けられているので、上記乗換機構による荷台3の乗り換え後に、係合フック嵌合ピン22およびこれに係合している係合フック23を設定される所定の位置にさらに移動させ、これにより乗り換えた荷台3の位置をさらに所望の位置に位置させることができる。そのため、スライド移動する荷台3の位置のより細かい位置決めが可能であり、また、他部品との干渉が防止され、寸法の取り合いに余裕をもたせることを可能としている。
また、この荷台昇降装置によれば、シャシフレーム2側の後端上部には、スライド移動する荷台3の荷台縦根太25を下方から支持可能な荷台縦根太受けローラ39が設けられており、荷台3の後端下部には、荷台3が自車両の後方に降ろされたときに地上GLに当接してスライド移動方向への移動を補助する荷台接地ローラ26が設けられているので、これら荷台縦根太受けローラ39および荷台前側ローラ26によって、荷台3のスライド移動の際の荷重を支えることが可能であり、また、これらローラ39、26の転動によって、より円滑にスライド移動させることができる。
以上説明したように、この荷台昇降装置およびこれを備える車両運搬車1によれば、チェーンを用いずに、作動不良や故障を少なくし、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減することができる。
なお、本発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置およびこれを備えた貨物自動車は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、移動フレーム9は、移動フレーム本体15と、この移動フレーム本体15に軸支されてその支軸まわりに回動可能なアーム18と、このアーム18を前方に倒した倒伏位置およびその倒伏位置よりも上方に向けて起こした起立位置にそれぞれ回動させるアーム駆動シリンダ12とを備えて構成されており、アーム18の先端側に前記係合軸に対応する係合フック嵌合ピン22が設けられている例で説明したが、これに限定されず、例えばスライド移動の過程で、他の部品との干渉などの問題がなければ、移動フレーム本体15のみから移動フレームを構成し、前記係合軸に対応する係合フック嵌合ピン22を移動フレーム本体15に直接設ける構成としてもよい。しかし、荷台3とシャシフレーム2との間の限定されたスペースに必要な機構をコンパクトに収容しつつ他の部品との干渉などの問題を好適に回避可能に構成する上では、移動フレーム9は、移動フレーム本体15と、この移動フレーム本体15に軸支されてその支軸まわりに回動可能なアーム18と、このアーム18を前方に倒した位置およびその倒した位置よりも上方に向けて起こした位置にそれぞれ回動させるアーム駆動シリンダ12とを備えて構成されており、アーム18の先端に前記係合軸に対応する係合フック嵌合ピン22が設けられていることは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、前方シリンダ10は、二本のシリンダ13、14をスライド方向に沿って隣接して配置してなるタンデム型の構成を例に説明したが、これに限定されず、必要なストロークを確保可能であれば、前方シリンダ10を一本のシリンダによって構成してもよい。しかし、シャシフレーム2上の限定されたスペースに前方シリンダ10を収容し、且つスライド移動方向へのシリンダストロークを長く確保することを可能とする上では、前方シリンダ10を、二本のシリンダ13、14をスライド方向に沿って隣接して配置してなるタンデム型の構成とすることは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、後方案内レール33は、第一案内レール38および第二案内レール34を備えて構成されており、第二案内レール34は、第一および第二案内レール38、34相互が高さ方向に離間するように、その後端部が下方に向けて湾曲して形成されている例で説明したが、これに限定されず、上記乗換機構による乗り換え後に、荷台3を地上にほぼ水平状態に降ろすことが可能であれば、例えば後方案内レール33を一本のレールによって構成してもよい。しかし、上記乗換機構による荷台3の乗り換えを円滑に行わせることを可能とし、さらに、その乗り換え後に、荷台3を地上にほぼ水平状態に降ろすことを可能にする上では、上記実施形態のように、後方案内レール33を、第一案内レール38および第二案内レール34とを備えて構成し、第一および第二案内レール38、34相互に移動フレーム9が掛け渡されており、移動フレーム9は、後方案内レール33前方の位置にあっては、荷台3を移動フレーム9上に乗り換えさせる第一の案内高さに支持されるようになっており、後方案内レール33後方の位置にあっては、移動フレーム9の後端を、荷台3を自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持されるようになっていることは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、前記乗換機構は、荷台3の前端部に設けられた係合フック23と、移動フレーム9に設けられた係合フック嵌合ピン22とを備えて構成されており、係合フック嵌合ピン22は、前方案内レール31の端部に対向する位置に位置するように設けられ、自車両の後方にスライド移動してきた係合フック23に係合可能になっている例で説明したが、これに限定されず、荷台3を前方案内レール31から後方案内レール33上の移動フレーム9に受け渡し可能であれば、種々の構成が採用可能である。しかし、簡単な構成で乗換機構を構成可能とする上では、上記実施形態のように、乗換機構を、荷台3の前端部に設けられた係合フック23と、移動フレーム9に設けられた係合フック嵌合ピン22とを備えて構成することは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、乗換機構は、係合フック23および係合フック嵌合ピン22相互を係合させるのみでなく、さらに、荷台前側ローラ24は、それまで案内されていた前方案内レール31からアーム18に形成されている荷台前側ローラ係合溝21に入るようになっており、いわば二重の係合手段によって係合させている例で説明したが、これに限定されず、例えば荷台前側ローラ24を係合させずに、一つの係合手段のみによって乗換機構を構成してもよい。しかし、スライド移動時において、例えば荷台の横ずれや振れ等が確実に防止し、一層確実な乗り換えを可能とする上では、上記実施形態のように、二重の係合手段によって係合させることは好ましい。
本発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置を備える貨物自動車の一実施形態である車両運搬車の側面図である。 図1での荷台の側面図である。 荷台昇降装置のスライド移動機構の平面図である。 スライド移動機構のフレーム部の説明図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図である。 スライド移動機構のアクチュエータ部の説明図であり、同図(a)はその側面図、同図(b)は同図(a)でのA矢視図、同図(c)は同図(a)でのアーム駆動シリンダが伸長された状態の図である。 図5(c)でのZ−Z断面図である。 荷台を自車両の後方に降ろす際の要部を説明する図であり、同図は図9(a)でのB部を拡大した図を示している。 スライド移動機構の動作を説明する図である。 スライド移動機構の動作を説明する図である。 スライド移動機構の動作を説明する図である。 スライド移動機構の動作を説明する図である。 スライド移動機構の動作を説明する図である。 スライド移動機構の動作を説明する図である。 スライド移動機構の動作を説明する図である。 スライド移動機構の動作を説明する図である。
符号の説明
1 車両運搬車(貨物自動車)
2 シャシフレーム
3 荷台
4 後煽り
5 鳥居
6 スライド移動機構
7 アクチュエータ部
8 フレーム部
9 移動フレーム
10 前方シリンダ
11 荷台スライドシリンダ(後方シリンダ)
12 アーム駆動シリンダ
13 移動シリンダ下
14 移動シリンダ上
15 移動フレーム本体
16 移動フレーム後ローラ(第二の案内ローラ)
17 移動フレーム前ローラ(第一の案内ローラ)
18 アーム
19 前方シリンダ連結ブラケット
20 荷台連結ブラケット
21 荷台前側ローラ係合溝
22 係合フック嵌合ピン(係合軸)
23 係合フック
24 荷台前側ローラ
25 縦根太
26 荷台接地ローラ
27 固定フレーム横根太
28 固定フレーム縦根太
29 固定フレーム本体
30 ガイドフレーム
31 前方案内レール
32 (前方案内レールの)傾斜部
33 後方案内レール
34 第二案内レール
35 直線部
36 曲線部
38 第一案内レール
39 荷台縦根太受けローラ
42 移動フレーム縦根太
44 移動フレーム横根太
50、51、52 支軸
S 積載車両(貨物)

Claims (8)

  1. 荷台を自車両の後方に降ろして車両等の貨物を積載するとともに、その積載した貨物を前記荷台を格納して運搬するための貨物自動車に用いられ、前記荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能なスライド移動機構を備える荷台昇降装置であって、
    前記スライド移動機構は、シャシフレーム側に連結された前方シリンダと、荷台側に連結された後方シリンダと、これら前方シリンダおよび後方シリンダ相互を支軸を介して繋ぐ移動フレームと、前記後方シリンダの作動に応じて前記荷台をシャシフレーム上の前方で案内する前方案内レールと、前記前方シリンダの作動に応じて前記移動フレームをシャシフレーム後方から自車両の後方に降ろした位置まで案内する後方案内レールと、前記前方案内レールに案内される前記荷台を前記後方案内レールに案内される前記移動フレーム上に乗り換えさせる乗換機構とを備えて構成されていることを特徴とする貨物自動車用荷台昇降装置。
  2. 前記乗換機構は、前記荷台の前端部に設けられた係合フックと、前記移動フレームに設けられた係合軸とを備えて構成されており、
    前記係合軸は、前記係合フックに対向する位置に設けられ、自車両の後方にスライド移動してきた前記係合フックに係合可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  3. 前記乗換機構は、前記荷台の前端部に設けられるとともに前記前方案内レールに案内されつつ転動する荷台前側ローラと、前記移動フレームに設けられた係合溝とを更に備えて構成されており、
    前記係合溝は、前記前方案内レールの端部に対向する位置に設けられ、自車両の後方に前記前方案内レールに沿って転動してきた前記荷台前側ローラを、当該係合溝に係合させるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  4. 前記移動フレームは、移動フレーム本体と、当該移動フレーム本体に軸支されてその支軸まわりに回動可能なアームと、当該アームを前方に倒した倒伏位置およびその倒伏位置よりも上方に向けて起こした起立位置にそれぞれ回動させるアーム駆動シリンダとを備えて構成されており、前記係合軸および係合溝は、当該アームの先端に設けられており、当該アームを前方に倒した倒伏位置のときに前記係合フックおよび荷台前側ローラに係合可能な位置にそれぞれ位置するようになっていることを特徴とする請求項3に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  5. 前記後方案内レールは、前記荷台がスライド移動するスライド方向に沿って設けられた第一案内レールと、その第一案内レールに沿って且つ第一案内レールよりも内側寄りに設けられた第二案内レールとを備えて構成されており、
    前記第一案内レールおよび第二案内レール相互のレール間に前記移動フレームが掛け渡されており、当該移動フレームは、前記後方案内レール前方の位置にあっては、前記荷台を前記移動フレーム上に乗り換えさせる第一の案内高さに支持されるようになっており、前記後方案内レール後方の位置にあっては、当該移動フレーム後端を、前記荷台を自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持されるようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  6. 前記第一案内レールは、前記スライド方向に沿って前記第一の案内高さに対応する高さに設けられ、前記第二案内レールは、前記スライド方向での車両前方側では前記第一の案内高さに対応する高さに設けられ、前記スライド方向での車両後方側では第一および第二案内レール相互が高さ方向に離間するように、その後端部が下方に向けて湾曲して形成されており、
    前記移動フレームは、前記スライド方向での車両前方側に設けられた第一の案内ローラと、前記スライド方向での車両後方側に設けられた第二の案内ローラとを有し、
    前記第一の案内ローラは、前記第一案内レールに対し前記スライド方向に沿った移動は許容され且つ他の方向への移動は拘束されるように支持されており、前記第二の案内ローラは、前記第二案内レールに対し前記スライド方向に沿った移動は許容され且つ他の方向への移動は拘束されるように支持されていることを特徴とする請求項5に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  7. 前記前方シリンダは、二本のシリンダをスライド方向に沿って隣接して配置してなるタンデム型であり、当該二本のシリンダの各ロッドは、前記スライド方向での互い違いの方向に伸縮するように配置されており、一方のロッド先端が前記シャシフレーム側に連結され、他方のロッド先端が前記移動フレームに連結されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  8. 荷台を自車両の後方に降ろして車両等の貨物を積載するとともに、その積載した貨物を前記荷台を格納して運搬するための貨物自動車であって、
    前記荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能なスライド移動機構を有する荷台昇降装置を備え、前記荷台昇降装置として、請求項1〜7のいずれか一項に記載の貨物自動車用荷台昇降装置が装備されていることを特徴とする貨物自動車。
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