JP2006224719A - 車両運搬車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地面に対する荷台の傾斜角をより小さくして低車高車であっても荷台と干渉することなく積む込むことができる車両運搬車を提供する。
【解決手段】リフトフレーム3と、リフトフレーム3に沿って移動自在に設けられた荷台4と、各伸縮ロッドが連結手段61を介して屈折可能に連結されるとともに、リフトフレーム3の前部と荷台4の後部とに連結されたスライドシリンダ6a、6bとを備え、連結手段61にはスライドローラ64が回転自在に設けられるとともに、リフトフレーム3にはこのスライドローラ64が転動可能なガイドレールが設けられ、さらにリフトフレーム3及びガイドレールの後端部31aが下方に所定長さで屈折され、スライドシリンダ6a、6bの伸縮作動によってリフトフレーム3に沿って荷台4が最後方に移動した際に、荷台4の前端部及び連結手段61が屈折された上記各後端部31aに配置されるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両運搬車、特に、低車高の車両であっても積降ろし可能で輸送可能な車両運搬車に関するものである。
従来より、車両運搬車が知られている。例えば、特許文献1に示すように、輸送対象車両を搭載可能な荷台を傾動枠に沿ってスライド自在に設ける一方、傾動枠を車枠に対して回動自在に軸支した車両運搬車が提案されている。
この車両運搬車によれば、スライドシリンダを伸縮させることにより、傾動枠に沿って荷台をスライドさせ、その際、ダンパーによって車枠に対する傾動枠の傾斜角を調整して荷台の後端を接地させ、荷台と地上との間で車両を積み降ろすようにしている。
特開2003−182444号公報
ところで、上記従来の車両運搬車においては、スライドシリンダが伸長することで荷台が後方に移動し、その重心移動に伴って荷台が後方に傾動して後端が地上に接地した際に支持脚が接地するようになっている。このため、荷台の後端が接地した際に地面に対して荷台および傾動枠のなす傾斜角が決定される。このような荷台の傾斜角で車両を積み込む場合、低車高の車両、例えば、スポーツ車や改造車などの車両を積み込むと、当該車両の車体の一部が荷台と干渉して損傷し、積み込むことができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、地面に対する荷台の傾斜角を極力小さくして、従来では積み降ろしできなかった低車高車であっても荷台と干渉することなく積み降ろすことができる車両運搬車を提供するものである。
請求項1に係る発明の車両運搬車は、車枠の後端部にヒンジを介して回動自在に設けられたリフトフレームと、リフトフレームに沿って移動自在に設けられ、後端下部に回転自在な接地ローラを設けた荷台と、各伸縮ロッドが連結手段を介して屈折可能に連結されるとともに、各シリンダチューブがそれぞれリフトフレームの前部と荷台の後部とに連結された2本のスライドシリンダとを備え、上記連結手段にはスライドローラが回転自在に設けられるとともに、上記リフトフレームにはこのスライドローラが転動可能なガイドレールが設けられ、さらにリフトフレーム及びガイドレールの後端部が下方に所定長さで屈折され、スライドシリンダの伸縮作動によってリフトフレームに沿って荷台が最後方に移動した際に、荷台の前端部及び連結手段がリフトフレーム及びガイドレールの屈折された各後端部に配置されるように構成されたものである。
本発明によれば、地面に対する荷台の傾斜角をより小さくして、低車高車であっても荷台と干渉することなく積み降ろすことができ、これにより低車高車など車両の種類にかかわらず荷台に積み込んで運搬することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明の車両運搬車を示している。
車両運搬車1は、シャシフレームSに固定されこのシャシフレームSとで車枠を構成するサブフレーム2と、サブフレーム2に対して回動自在に設けられたリフトフレーム3と、リフトフレーム3に沿って前後に移動自在に設けられた荷台4と、サブフレーム2とリフトフレーム3との間に配設されたリフトシリンダ5と、リフトフレーム3および荷台4間に配設された2本の前後スライドシリンダ6a、6bとから構成されている。
サブフレーム2は、開口部を内方に向けて配置された断面コ字状の一対のメインフレーム21と、一対のメインフレーム21間において、その前端および後端とともに前後に適宜間隔をおいて架設された複数本のクロスメンバ22とからなり、シャシフレームSに一体に固定されている。
リフトフレーム3は、開口部を外方に向けて(図3参照)配置された断面コ字状の一対のフレーム31と、一対のフレーム31間において、その前端および後端とともに前後に適宜間隔をおいて架設された複数本のクロスメンバ32と、これらのフレーム31およびクロスメンバ32によって区画された空間の略後半部において、開口部を内方に向けてフレーム31に補強材を介して固定されるとともに、クロスメンバ32、32間に架設された断面コ字状の一対のガイドレール33とからなり、各フレーム31の後端間には、支持脚35が一体に架設されている。
このリフトフレーム3は、後端部寄りに設けられたヒンジ23によってサブフレーム2に対してその軸部を中心にして回動自在に設けられている。
荷台4は、床板41と、床板41の裏面に前記各フレーム31の外側に近接して開口部を内方に向けて前後方向に設けられた断面コ字状の一対の荷台フレーム42と、床面41の裏面に前後に適宜間隔をおいて左右方向に設けられた複数本のメンバ43及び43aとから構成されている。
そして、このように構成された荷台4の後端部には、歩み板45が回動自在に軸支されるとともに、回転自在な接地ローラ46が回転自在に設けられている。また、荷台4の前端部には、故障車などを引き上げることができるように図示しないウインチが設置されている。
ここで、前記フレーム31及びガイドレール33の各後端部31a、33aは、両者が同一形状になるようにその後端が例えばシャーシフレームSと略同じになる高さ、もしくはそれよりも低い位置まで下方に傾斜して屈折形成されている。
また、荷台フレーム42の前端部には、図4に示すようにガイドローラ44が設けられており、このガイドローラ44がリフトフレーム3のフレーム31内に嵌入されて当該フレーム31に沿って転動するようになされている。
さらに、フレーム31の後端部寄りの底部間には、図5に示すようにメンバ36が架設されており、このメンバ36の両端部に荷台フレーム42を下方からスライド自在に支持する支持ローラ35が設けられている。
一方、リフトシリンダ5は、前述したサブフレーム2の前方のクロスメンバ22に設けた取付ブラケットと、リフトフレーム3の前方のクロスメンバ32に設けた取付ブラケットとの間に連結され、そのピストンロッド側油室とピストン背圧側油室とは各種弁を介して連通されている。
具体的には、図6に示すように、リフトシリンダ5のピストンロッド側油室5Aに連通する配管71と、ピストン背圧側油室5Bに連通する配管72とは、それぞれオイルリザーバTに連通されている。
そして、各配管71、72には、それぞれ逆止弁付き流量制御弁73が配設されるとともに、2ポート2位置切換制御弁74が配設されており、切換制御弁74が図6において下位置にあるとき、リフトシリンダ5のピストンロッド側油室5Aおよびピストン背圧側油室5Bからの作動油の流出を阻止して伸縮作動を規制する一方、切換制御弁74が図6において上位置に切り換えられているとき、リフトシリンダ5のピストンロッド側油室5Aまたはピストン背圧側油室5Bからの作動油を流出して伸縮作動を許容するようにしている。
この際、リフトシリンダ5のピストンロッド側油室5Aまたはピストン背圧側油室5Bから流出する作動油は、逆止弁付き流量制御弁73によって流量が制御されるため、リフトシリンダ5の伸縮速度が制御される。
また、2本の前後スライドシリンダ6a、6bは、伸縮ロッド同士を対向させて連結手段61を介して前後方向に連続するように配置されている。
そして、前スライドシリンダ6aのシリンダチューブの基端部がリフトフレーム3の前端のクロスメンバ32に設けた取付ブラケットに連結され、後スライドシリンダ6bのシリンダチューブの基端部が荷台フレーム42の後端のクロスメンバ43に設けた取付ブラケットに連結されている。
上記連結手段61の具体的構成は、各伸縮ロッドの先端に連結ピン62が幅方向にそれぞれ軸支されており、この前後の連結ピン62、62の両端部には一対の連結リンク63の両端部が枢支されている。また、これら連結ピン62の前後両端にはスライドローラ64がそれぞれ設けられており、これらスライドローラ64が前記ガイドレール33内に嵌入されて当該ガイドレール33に沿って転動するようになされている。
前後のスライドローラ64間の長さはガイドレール33の後端部33aの長さと同様に設定されており、これにより後述するように連結手段61が後端部33aに達した際にはこの後端部33aに沿って前後スライドシリンダ6a、6bに対して屈折した状態で配置される。
一方、図6に示すように、2本の前後スライドシリンダ6a、6bのピストンロッド側油室6Aに連通する配管81およびピストン背圧側油室6Bに連通する配管82は、4ポート3位置切換制御弁83を介して油圧ポンプPまたはオイルリザーバTにそれぞれ連通されている。
そして、各ピストンロッド側油室6Aに連通する配管81には、逆止弁付き流量制御弁84およびパイロット式逆止弁85が配設される一方、配管81が分岐された分岐路81a、81bには2ポート2位置切換制御弁88a、88bが配設されている。
また、配管81と配管82とを連通するバイパス配管86にはリリーフ弁87が配設されている。
従って、切換制御弁83が中正位置にあるとき、各スライドシリンダ6a、6bのピストンロッド側油室6Aおよびピストン背圧側油室6Bからの作動油の流出が阻止されるため、スライドシリンダ6a、6bの伸縮作動が規制される。
また、切換制御弁83を左位置に切り換えると、油圧ポンプPからの作動油は、パイロット式逆止弁85および逆止弁付き流量制御弁84を経てスライドシリンダ6a、6bのピストンロッド側油室6Aに供給され、そのピストン背圧側油室6Bの作動油がオイルリザーバTに帰還することから、スライドシリンダ6a、6bを縮小作動させることができる。
一方、切換制御弁83を右位置に切り換えると、油圧ポンプPからの作動油は、スライドシリンダ6a、6bのピストン背圧側油室6Bに供給され、そのピストンロッド側油室6Aの作動油は、逆止弁付き流量制御弁84を経てパイロット式逆止弁85に阻止される。なおも、作動油をスライドシリンダ6a、6bのピストン背圧側油室6Bに供給すると、ピストン背圧側油室6Bに連通する配管82の圧力が上昇し、パイロット圧によってパイロット式逆止弁85が作動して流通を許容することから、スライドシリンダ6a、6bのピストンロッド側油室6Aの作動油は、逆止弁付き流量制御弁84によって流量が制御されてオイルリザーバTに帰還する。このため、スライドシリンダ6a、6bの伸長作動速度が制御される。
この場合、分岐路81a、81bには切換制御弁88a、88bがそれぞれ設けられていることから、左位置から右位置に切換られた切換制御弁88a、88bに対応するスライドシリンダ6a、6bのみが後述するように伸縮作動することになる。
なお、図6においては、図示しないウインチを正転駆動または逆転駆動させるモータ9とその切換制御弁91、油圧ポンプPの吐出圧を制御する高圧リリーフ弁92、通常油圧ポンプPからの作動油をオイルリザーバTにバイパスする一方、切り換え時に作動油を高圧リリーフ弁92に導く切換切換弁93が合わせて図示されている。
また、この車両運搬車には、最前方位置に水平配置された荷台4が走行時の振動などにより不用意に跳ね上がるのを防止するための跳ね上がり防止部材(図示省略)が設けられている。
次に、このように構成された車両運搬車1の作動について説明する。
まず、走行状態においては、リフトシリンダ5およびスライドシリンダ6a、6bはそれぞれ縮小位置にある他、切換制御弁74、83、88a、88b、91、93は図6に示す状態(位置)にあり、リフトシリンダ5およびスライドシリンダ6a、6bの伸長作動は規制されている。
このような状態で目的地に到着して輸送対象車両を積み込む場合は、図示しない操作レバーを操作し、PTOを介して油圧ポンプPを作動させた後、図示しない操作スイッチを操作し、切換制御弁83を中正位置から右位置に切り換えると、図示しないシーケンス回路によってこの切り換えに連動して切換制御弁74、切換弁93が上位置に、並びに後スライドシリンダ6b側の切換制御弁88bのみが右位置に切り換わる。
これにより油圧ポンプPから吐出された作動油は、配管82を経てパイロット式逆止弁85にパイロット圧を作用させながら、前後スライドシリンダ6a、6bのピストン背圧側油室6Bに供給されるものの、後スライドシリンダ6bのピストンロッド側油室6Aの作動油のみが切換制御弁88bを通じて逆止弁付き流量制御弁84によって流量を制御されてオイルリザーバTに帰還する。このため、まず後スライドシリンダ6bが作動速度を制御されながら伸長作動を開始し、これによりガイドローラ44がフレーム31に沿って転動しながら荷台4がリフトフレーム3に沿って後方に移動する。
このようにして荷台4が後方に移動し、その重心がサブフレーム2とリフトフレーム3とのヒンジ23中心を越えると、リフトフレーム3は、荷台4の重量によって図1においてヒンジ23の軸部を中心にして時計回り方向に回動し、リフトシリンダ5に引抜力が作用する。このため、リフトシリンダ5のピストンロッド側油室5Aからピストン背圧側油室5Bへと作動油が逆止弁付き流量制御弁73によって流量を制御されて流れ、リフトシリンダ5は作動速度が制御されて伸長作動する。したがって、荷台4はリフトフレーム3とともに後方に傾動しながら移動し、その後端に設けた接地ローラ46が接地する(図7一点鎖線参照)。このようにリフトフレーム3が傾動して荷台4の後端が接地した際には、リフトフレーム3の後端部に設けた支持脚34も接地して車体を安定的に支持する。
その後、後スライドシリンダ6bが継続して伸長すれば、接地ローラ46が地面を転動し、荷台4はリフトフレーム3に沿ってさらに後方に移動する。この場合、荷台4はリフトフレーム3とともに、地面に対する傾斜角が減少した分だけリフトシリンダ5に圧縮力を作用させる。リフトシリンダ5に圧縮力が作用すると、作動油がピストン背圧側油室5Bからピストンロッド側油室5Aへと逆止弁付き流量制御弁73によって流量を制御されて流れ、リフトシリンダ5は、作動速度を制御されて縮小作動する。このように、地面に対する荷台4およびリフトフレーム3の傾斜角が漸減するように、荷台4がリフトフレーム3に沿って後方に移動するとき、リフトシリンダ5が縮小して対応する。
そして、荷台4の前端部に設けたガイドローラ44が後スライドシリンダ6bの伸縮ロッド先端側に設けた後側のスライドローラ64と前後方向が一致する位置まで荷台4が後方に移動すると(図1及び図2二点鎖線参照)、後スライドシリンダ6b側の切換制御弁88bが右位置から左位置に切り換わるとともに、前スライドシリンダ6a側の切換制御弁88aが左位置から右位置に切り換わる。
これにより、これまで荷台4の後方への移動に寄与していた後スライドシリンダ6bの伸長動作が停止して、今度は前スライドシリンダ6aのみが伸長して荷台4を後方に移動させる。つまり、ここからはガイドローラ44と後側のスライドローラ64とが一致した状態で、ガイドローラ44がフレーム31に沿って、並びにスライドローラ64がガイドレール33に沿って後方へ移動することになる。
なお、上述した切換制御弁88a、88bの切り換えは、ガイドローラ44が後側のスライドローラ64と一致する位置まで移動した際にこれをリミットスイッチなどの検出器によって検出し、この検出に基づいて行うように構成されている。
そして、前スライドシリンダ6aが伸長してストロークエンドに達する手前で、荷台4のガイドローラ44と後側のスライドローラ64がフレーム31とガイドレール33との各後端部31a、33aに達し、さらに前スライドシリンダ6aが伸長することによって、これらガイドローラ44とスライドローラ64とが下方に傾斜した各後端部31a、33aに沿って下方に移動して最後端に達する。これにより荷台4の前端は傾斜した後端部31a、33aに相当する分だけ下方に降下することになり、この結果、荷台4の傾斜角をさらに小さくすることができる。
この場合、連結手段61は、ガイドレール33の後端部33aに沿って前後スライドシリンダ6a、6bに対して屈折した状態で配置される。この後、図7に二点鎖線で示すように歩み板45を引き下げて接地すれば、歩み板45を経て荷台4上に輸送対象車両を積み込むことができる。この場合、必要であれば図示しないウインチを用いればよい。
この結果、これまで地面に対する荷台4の傾斜角が大きく、車両を積み込む際に車体が荷台に干渉するため不可能であった低車高車、例えば、スポーツ車や改造車であっても、車体を荷台4に干渉することなく積み込むことができる。
一方、車両を荷台4に積み込んだならば、前述とは逆の手順で各スライドシリンダ6a、6bを縮小作動させれば、前述とは逆の動作で荷台4がリフトフレーム3の前方に移動して引き上げられる。この際、リフトシリンダ5に引抜力が作用し、地面に対する荷台4の傾斜角が漸増するように、リフトシリンダ5は伸長作動する。
そして、荷台4が前方に移動し、積み込んだ車両および荷台4の重心がヒンジ23中心を越えると、リフトシリンダ5に圧縮力が作用して縮小作動し、荷台4はリフトフレーム3とともに前方に傾動し、このリフトフレーム3に対して最前方位置に水平配置されて走行可能状態になる。その後、目的地に向けて車両を輸送すればよい。
次に、図8はリフトシリンダおよびスライドシリンダの他の油圧系を示している。なお、図6で示した油圧系と同様の部材および配管などには同符号を付して説明は省略する。
この油圧系は、切換制御弁74aよりもリフトシリンダ5側となる配管71から分岐された配管75がオイルリザーバTに連通されるとともに、切換制御弁74bよりもリフトシリンダ5側となる配管72から分岐された配管76がオイルリザーバTに連通され、さらに上記配管75には油圧ポンプPの吐出側から分岐された配管77が接続されている。
そして、配管75には逆止弁75aが、配管76には逆止弁76aが介装されており、これら逆止弁75a、76aによってオイルリザーバT側への作動油の流出を阻止するようにしている。
また、配管77には、2ポート2位置切換制御弁78が介装されており、切換制御弁78が図8において上位置にあるときこの切換制御弁78に具備された2つの逆止弁によって配管77の流路を遮断し、また、切換制御弁78が図8において下位置に切り換えられたときに配管77を通じての作動油の流出を可能にしている。この切換制御弁78は、スライドシリンダ6の縮小作動が停止して荷台4がリフトフレーム3に対して最も前方に配置される最前方位置に戻ったときにこれを図示しない検出装置が検出することによって上位置から下位置に切り換わるようになっている。
なお、上記配管77は、前記配管75に対して逆止弁75aよりもリフトシリンダ5側に接続されている。
従って、前述したように前後スライドシリンダ6a、6bを縮小状態から伸長作動を開始させるときや、前後スライドシリンダ6a、6bを伸縮作動させているときには、切換制御弁78を上位置に、切換制御弁74a、74bを上位置に配置することで、リフトシリンダ5は、前述した図6に示す油圧回路と同様に荷台4の前後への移動に伴う重心位置の変化によって自動的に伸縮作動することなる。
一方、荷台4が前方に移動してスライドシリンダ6の縮小作動が停止することによって当該荷台4が最前方位置に達すると、切換制御弁78が下位置に、切換制御弁74aが下位置にそれぞれ切り換わり、切換制御弁74bが上位置を保持する。これにより油圧ポンプPから吐出された作動油は配管77、75、71を通じてリフトシリンダ5のピストンロッド側油室5Aに供給され、これによってリフトシリンダ5が強制的に縮小作動することになる。
ところで、荷台4を元の最前方位置に配置する場合には当該荷台4等の自重によってリフトシリンダ5が縮小作動し、これによって荷台4がリフトフレーム3とともに傾斜状態から下方に傾動して略水平となる走行可能状態になる。しかし、例えば荷台4の極端に後方に車両を乗せた場合などリフトシリンダ5の縮小作動に寄与する荷台4等の自重が好適に作用しない場合には、リフトシリンダ5の縮小に伴う荷台4の下方への傾動動作がゆっくりになるか、または途中で止まってしまうことも起こり得る。
そこで、上述したように荷台4が最前方位置に達した時にはリフトシリンダ5を強制的に縮小作動させて荷台4を走行可能状態まで下降させることで、迅速且つ確実に荷台4を下降させて車両の積降ろし作業を効率良く行うようにしている。
なお、リフトシリンダ5を強制的に縮小作動させるタイミングは、荷台4が最前方位置に達したときに限らず、荷台4が最前方位置に達する手前の任意の位置でこれを検出してリフトシリンダ5を強制的に縮小作動させるようにしてもよい。
本発明の車両運搬車を一部省略して示す側面図である。 車両運搬車を一部省略して示す平面図である。 リフトフレーム及び荷台を一部省略して示す背面図である。 図2におけるA矢視図である。 図2におけるB−B断面図である。 車両運搬車のリフトシリンダ及びスライドシリンダの油圧系を示す回路図である。 荷台の後方への動作を説明する側面図である。 車両運搬車のリフトシリンダ及びスライドシリンダの他の油圧系を示す回路図である。
符号の説明
1 車両運搬車
2 サブフレーム
23 ヒンジ
3 リフトフレーム
31 フレーム
31a フレームの後端部
33 ガイドレール
33a ガイドレールの後端部
4 荷台
6 スライドシリンダ
61 連結手段

Claims (1)

  1. 車枠の後端部にヒンジを介して回動自在に設けられたリフトフレームと、リフトフレームに沿って移動自在に設けられ、後端下部に回転自在な接地ローラを設けた荷台と、各伸縮ロッドが連結手段を介して屈折可能に連結されるとともに、各シリンダチューブがそれぞれリフトフレームの前部と荷台の後部とに連結された2本のスライドシリンダとを備え、
    上記連結手段にはスライドローラが回転自在に設けられるとともに、上記リフトフレームにはこのスライドローラが転動可能なガイドレールが設けられ、さらにリフトフレーム及びガイドレールの後端部が下方に所定長さで屈折され、スライドシリンダの伸縮作動によってリフトフレームに沿って荷台が最後方に移動した際に、荷台の前端部及び連結手段がリフトフレーム及びガイドレールの屈折された各後端部に配置されるように構成されたことを特徴とする車両運搬車。
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