JP2008161392A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾球遊技機において複数の図柄の変動表示による演出効果を更に高める。
【解決手段】当否抽選手段は、始動口への入球を契機として、特別遊技への移行可否を判定するための当否抽選を実行する。パターン記憶手段は、複数の変動列ごとに複数種類の停止図柄候補と、複数種類のブランク図柄とを変動表示させる変動パターンを保持する。変動パターンの中には、通常変動に加えて擬似連続変動を実行する連続変動パターンがある。連続変動パターンによる演出表示に際しては、同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させる。このブランク図柄は当否抽選が大当たりとなる可能性を示唆する。遊技者が操作ボタンを押下すると、停止表示されているブランク図柄を変化させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における演出制御技術に関する。
弾球遊技機として様々な機種のぱちんこ遊技機が親しまれている。従来のぱちんこ遊技機の中には、遊技盤上に形成された始動口へ遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値が取得されるものがある。取得された抽選値は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。保留球は順次1つずつ読み出される。読み出された抽選値は当否判定され、特別図柄とよばれる図柄が変動表示され、特別図柄の停止表示態様により当否判定の結果が遊技者に報知される。
当たり態様にて特別図柄が停止表示されると、いわゆる「大当たり」として特別遊技に遊技状態が移行する。特別遊技は、複数回の単位遊技で構成される。遊技盤上に形成される大入賞口は単位遊技の開始時に開放される。単位遊技はその開始から、所定期間、たとえば30秒間経過するか、あるいは単位遊技中において遊技球が大入賞口へ9球以上入賞したときに終了する。このとき大入賞口もいったん閉鎖される。単位遊技中において、大入賞口内に設けられたVゾーンとよばれる特定領域を遊技球が通過していれば、単位遊技は次の単位遊技へと継続される。このとき再び大入賞口は開放される。単位遊技は所定回数、たとえば、15回を限度として継続され得る。遊技球が大入賞口に落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを目的として遊技を行う(たとえば、特許文献1参照)。
上述したように当否判定の実行タイミングと報知タイミングの間には特別図柄の変動表示期間という「ずれ」がある。特別図柄の変動表示が開始されると、遊技者は特別図柄が当たり態様にて停止することを期待する。そこで、特別図柄の変動表示期間中に装飾図柄や演出図柄などとよばれる演出目的の図柄も変動表示させることにより、遊技者の大当たりに対する期待感を更に高めるような演出を実行することも多い。
弾球遊技機の中には、遊技者からの操作入力を受け付けるための操作ボタンを有するものもある。遊技者がこの操作ボタンを押下すると、大当たりへの期待感をいっそう高めるために特別な演出が実行される(たとえば、特許文献2、3参照)。
特開2003−230714号公報 特開2006−75288号公報 特開2006−42946号公報
操作ボタンは、遊技者の遊技に対するインタラクティブ性を向上させる上で効果的な手段である。その一方、操作ボタンによる演出が多用されてきた結果、操作ボタンを押下したときに実行される演出が遊技者に読まれやすくなってきている。特に、いったん演出内容に慣れてしまった遊技者は、徐々に操作ボタンを利用しなくなりがちである。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、操作ボタンの押下を契機として実行される演出に対する遊技者の興味を引きつけるための技術を提供することにある。
本発明のある態様は、弾球遊技機に関する。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示すための複数の図柄が変動表示される図柄表示装置と、図柄表示装置の表示領域を分割して形成される複数の図柄領域のそれぞれに、当否抽選の結果を示すための停止図柄組合せの一部となる複数種類の停止図柄候補と、停止図柄組合せの一部とはならない複数種類のブランク図柄とを変動表示させるパターンであって、変動表示における変動開始から停止までの変動過程が定められた複数の変動パターンを保持し、変動パターンとして、停止図柄候補とブランク図柄を一体として変動表示させたあとに同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させ、更に、所定時間が経過した後に当否抽選の結果を示す停止図柄組合せを確定的に停止表示させるブランク停止パターンを保持するパターン記憶手段と、当否抽選が実行されるときに、複数の変動パターンからいずれかを選択する演出決定手段と、選択された変動パターンにしたがって図柄表示装置に複数種類の停止図柄候補および複数種類のブランク図柄を変動表示させる表示制御手段と、当否抽選の結果が当たりとなったことを示す当たり図柄組合せにて停止図柄組合せが表示されたときに、遊技者にとって通常遊技より有利な遊技である特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、遊技者による操作入力を受け付ける操作ボタンと、ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動させるときに同じライン上に揃えて停止表示させるブランク図柄の種類を選択するブランク図柄選択手段と、を備える。
ブランク図柄選択手段は、当否抽選の結果が当たりとなるときと外れとなるときのそれぞれの場合について複数種類のブランク図柄それぞれに選択確率を割り当てることにより当否抽選の当たりに対する期待度とブランク図柄の種類とを関連づけるブランク選択テーブルを参照して、当否抽選の結果に応じた選択確率にていずれかの種類のブランク図柄を選択する。
演出決定手段は、ブランク停止パターンを選択するときには、選択された種類のブランク図柄よりもブランク選択テーブルにおいて当否抽選の当たりに対する期待度が低く設定されている種類のブランク図柄を同じライン上に揃えて停止表示させるブランク停止パターンを選択する。
表示制御手段は、ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に操作ボタンによる操作入力が検出されたときには、ブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄を新たに停止表示させる。
「停止図柄候補」とは、当否抽選の結果表示に関わる数字画像を含む演出図柄であってもよい。「ブランク図柄」とは、そのような数字画像を含まない演出図柄であってもよい。本明細書において停止図柄候補とブランク図柄をまとめていうときには、単に「演出図柄」とよぶ。「複数種類のブランク図柄」は、種類ごとに彩色、形状、大きさ、模様などの外観が互いに異なるよう構成されてもよい。「停止表示」とは、演出図柄が揺動しながらほぼ停止する状態のように、実質的な停止表示状態も含むものとする。
ブランク停止パターンによる演出過程において、「同じライン上に同種のブランク図柄が揃って停止表示される」ときにブランク図柄の種類によって大当たりとなる可能性が示唆される。ここで遊技者が操作ボタンを押下すると、ブランク図柄を変化させることができる。そのため、操作ボタンを押下することにより大当たりの可能性を自力で高めることができるかのような演出を実現できる。
表示制御手段は、ブランク停止パターンが選択された場合、複数の図柄領域のうち第1の図柄領域において、複数種類のブランク図柄が複数種類の停止図柄候補の間に表示されるよう複数種類の停止図柄候補と複数種類のブランク図柄とを個別に変動表示させ、複数の図柄領域のうち第2の図柄領域において、複数種類のブランク図柄を複数種類の停止図柄候補の間に混在させて一体的に変動表示させたあとに同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させ、ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に操作ボタンによる操作入力が検出されたときには、第1の図柄領域における複数種類のブランク図柄を更に変動させてブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄を新たに停止表示させてもよい。
このように、ブランク図柄と停止図柄候補が個別に変動表示される第1の図柄領域においてブランク図柄だけを変化させれば、演出上自然なかたちでブランク図柄を変更を実現できる。
表示制御手段は、ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に操作ボタンによる操作入力が所定の操作条件に合致したときに、ブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄を新たに停止表示させてもよい。
ここでいう「操作条件」とは、押下回数、押下速度など、操作ボタンの押下態様について定められた条件であってもよい。遊技者が操作条件に合致する操作を実行するとブランク図柄が変更されるので、操作条件の難易度によって技術介入性を高めることができる。また、レバーやトラックボールなどその他の操作手段を設ける場合においても、その操作態様が所定の操作条件に合致したときに、ブランク図柄の変更を実行するとしてもよい。
表示制御手段は、ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に操作ボタンによる操作入力が検出されたときには、停止表示されているブランク図柄よりも当否抽選の当たりに対する期待度が高く設定され、かつ、ブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄の当否抽選の当たりに対する期待度以下に設定されている種類のブランク図柄を新たに停止表示させ、ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に操作ボタンによる操作入力が検出されるごとにブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄が停止表示対象となるまでブランク図柄の停止表示態様を変化させてもよい。
このような態様によれば、操作ボタンの押下により、ブランク図柄を多段階に変化させることができる。操作ボタンを多く押下するほど大当たりの可能性が徐々に高まっていくかのような演出も可能となるため、操作ボタンの押下にともなう遊技興趣をいっそう深めることができる。
ブランク図柄選択手段は、当否抽選の結果が当たりとなるときだけ選択可能な当否抽選の当たり確定を示す種類のブランク図柄が定義されているブランク選択テーブルを参照して、当否抽選の結果に応じた選択確率にていずれかの種類のブランク図柄を選択してもよい。
このような態様によれば、当たり確定を示すブランク図柄に変化するまで、遊技者の操作ボタン押下意欲を継続させやすくなる。
表示制御手段は、ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、ブランク図柄を停止表示させるとともに当否抽選の外れを示す停止図柄組合せを暫定的に停止表示させ、更に、停止図柄候補の変動表示を再開させて当否抽選の結果を示す停止図柄組合せを確定的に停止表示させることにより当否抽選1回につき複数回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を示す。
ブランク停止パターンによる演出表示の場合、遊技者からみた当否抽選1回あたりの図柄変動演出は複数回分であってもよい。ブランク停止パターンによる複数回分の図柄変動演出によれば、演出実行中に大当たりの可能性が拡大されていくような遊技感覚を喚起させやすくなる。特に、大当たりを強く示唆するブランク図柄が停止表示されたときには、その後の図柄変動期間における遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、弾球遊技機において、操作ボタンを押下することによって実行される演出の効果を高めることができる。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。
以下、弾球遊技機として従来にいういわゆる第1種ぱちんこ遊技機を例に説明する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。操作ボタン82は、遊技者が遊技機に所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66、作動口68、一般入賞口72を含む。更に遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。始動口62は、遊技球の入球を検出するための始動入賞検出装置74と、始動口の普通電動役物を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動入賞検出装置74は、始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す始動入賞情報を生成する。一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口66への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。
遊技領域52の略中央に設けられた特別図柄表示装置61および演出表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄192と、特別図柄192に連動する演出画像190を変動表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。始動口62への遊技球の落入を契機として抽選(以下、「当否抽選」とよぶ)が実行される。特別図柄192は、当否抽選の結果に対応した図柄である。特別図柄192は、当否抽選後に変動表示され、変動表示が停止されたときの態様にて当否抽選の結果を示す。特別図柄表示装置61は、たとえば7セグメントLEDで構成される表示手段である。特別図柄表示装置61は、特別図柄192の変動表示として、0〜9の範囲で数字を循環させる。特別図柄192が当たりを示す態様にて停止したときに「大当たり」の発生となり、大入賞口66が開放される。
当否抽選の結果は大当たりか外れのいずれかであるが、大当たりは、更に、「通常当たり」と「確変当たり」の2種類に分けることができる。確変当たりが発生すると、以後の当否抽選は通常よりも高い当たり確率にて実行される。当否抽選の当たり確率が通常よりも高く設定される遊技者に有利な遊技状態のことを「確率変動遊技」とぶ。確率変動遊技は、再度大当たりが発生するまで継続する。いいかえれば、通常当たりが発生するまで継続することになる。
特別図柄192は、通常当たり時は0、確変当たり時は1、外れ時は2〜9のいずれか、が停止図柄として停止表示される。
演出表示装置60は、特別図柄192の変動表示と連動するかたちで演出図柄を変動表示する液晶ディスプレイである。演出図柄は演出画像190の構成要素となる画像である。演出表示装置60の画面には特別図柄192に連動して演出図柄が変動態様にて動画再生表示される。演出表示装置60の画面は、左変動列202、中央変動列204および右変動列206が設けられ、各変動列においては演出図柄が上から下へ縦方向に変動表示される。ちょうどスロットマシンのリールを模した演出態様となる。これらの演出図柄は、当否抽選を視覚的に演出する。演出図柄の動画表示態様については、図4(a)以降に関連して詳述する。
作動口68は、遊技盤50の左側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は始動口62を拡開させるための抽選(以下、「普通図柄抽選」とよぶ)の契機となる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」、「入球」、「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が始動口62に落入すると、特別図柄表示装置61および演出表示装置60において特別図柄192および演出画像190の演出図柄が変動表示される。特別図柄192および演出図柄の変動表示は、表示に先立って決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄192および演出画像190が大当たりを示す停止態様である場合、特別遊技に移行し、大入賞口66が開放状態となる。
大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後でいったん閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、たとえば15回を限度として繰り返される。
作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄とよばれる図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は演出表示装置60の右方に設けられる。普通図柄表示装置59は、2つのランプを備える。それぞれのランプが交互に点滅する動作が「普通図柄の変動表示」に相当する動作である。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開し、遊技球が始動口62に入球しやすくなる。このとき、普通図柄表示装置59の2つのランプの所定の一方が点灯表示されることになる。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、特別図柄表示装置61および演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り64は、その上部に抽選保留ランプ20が設けられ、左側部に作動保留ランプ22が設けられている。抽選保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって当否抽選の保留数を表示する。当否抽選の保留数は、図柄変動中または特別遊技中に始動口62へ入賞した当否抽選の結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。いいかえれば、4個を上限として抽選値を貯蔵できるようになっている。作動保留ランプ22もまた4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。このように、4個を上限として普通図柄の抽選値も貯蔵できる。遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの当否抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、始動口62、大入賞口66、一般入賞口72、作動口68、特別図柄表示装置61、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
メイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124を備える。サブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132、演出表示制御手段134、ブランク選択手段140および押下判定手段142を備える。
なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判断し、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口66に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、始動口62への遊技球の入球を契機として、通常遊技から特別遊技へ移行するか否かを判定するために乱数の値を「当否抽選値」として取得する。当否抽選値は0〜65535の範囲から1つ取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる擬似乱数でもよい。当否抽選手段112は、当否判定で参照する当否テーブルを複数保持する。複数の当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。
当否抽選手段112は、確率変動遊技の実行中以外においては低確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「非確変当否テーブル」とよぶ)を参照し、確率変動遊技の実行中においては高確率による当否判定のための当否テーブル(以下、「確変当否テーブル」とよぶ)を参照する。非確変当否テーブルにおいては0〜255の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。確変当否テーブルにおいては、0〜2500の範囲の当否抽選値が当たりと判定される。当否抽選手段112は、いずれかの当否テーブルを参照し、当否抽選値が当たりであるか否かを判定することにより当否抽選を実行する。当否抽選手段112による判定結果は、特別図柄表示装置61において特別図柄192の変動表示により示される。また、当否抽選手段112による判定結果は演出図柄の変動表示によっても示される。
図柄決定手段114は、特別図柄表示装置61に表示させる特別図柄192の停止図柄と変動パターンを当否抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を普通図柄抽選の結果に応じて決定する。停止図柄とは、図柄変動の終了時に表示すべき当否を示す図柄である。図柄決定手段114は、変動パターンを決定するためのパターン決定テーブルを保持する。
図柄決定手段114は、特別図柄192の変動開始時においてその変動パターンを決定するための「パターン決定抽選値」を取得する。パターン決定抽選値は、「0〜255」の範囲で生成される乱数である。パターン決定テーブルは、パターン決定抽選値と特別図柄の変動パターンの対応関係を定めた判定テーブルである。図柄決定手段114は、パターン決定テーブルとパターン決定抽選値から変動パターンを決定する。こうして、特別図柄192の変動時間が決定される。
図柄決定手段114は、長短様々な変動時間をもつ複数種の変動パターンを保持する。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄192の変動表示が停止される。
また、図柄決定手段114は0〜255の範囲で生成される「図柄抽選値」に応じて特別図柄の停止図柄態様を決定する。図柄決定手段114は、当否抽選実行時において図柄抽選値を生成する。当否抽選値が当たりであるときには、図柄抽選値によって、通常当たりか確変当たりのいずれとなるかが決定される。なお、当否抽選値が外れであれば、複数種類の外れ図柄のうちのいずれかが停止図柄として決定される。
図柄決定手段114は、当否抽選の結果、変動パターンを示すデータ、停止図柄をメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
図柄決定手段114は、遊技球が作動口68を通過した場合には、普通図柄を決定するための抽選値を取得し、その抽選値に応じて普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が始動口62の普通電動役物を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、当否抽選手段112により取得された当否抽選値を保留球として保持する。当否抽選値は、その保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限は4である。保留制御手段116は、普通図柄抽選の結果についても4つを上限として保持する。
メイン表示制御手段118は、特別図柄192を特別図柄表示装置61に変動表示させる。メイン表示制御手段118は、特別図柄192の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118による特別図柄192と演出表示制御手段134による演出図柄の変動表示が同期し、連動が保たれる。メイン表示制御手段118は、普通図柄の変動を普通図柄表示装置59に表示させる。
特別遊技制御手段120は、当否抽選が当たりであった場合に、特別遊技の実行処理を制御する。特定遊技実行手段122は、確変当たりが発生した場合、特別遊技後の通常遊技を高確率状態に設定することにより確率変動遊技を実行する。このときには、特定遊技実行手段122は、当否抽選手段112が当否抽選のために参照すべき当否テーブルとして、確変当否テーブルを設定する。高確率状態は原則として次の大当たりが発生するまで続行され、その間は当否抽選手段112による当たり判定の確率が高い値のまま維持される。高確率状態において通常当たりが発生すると、特別遊技終了後の通常遊技は低確率状態となる。すなわち、特定遊技実行手段122は、当否抽選手段112が当否抽選のために参照すべき当否テーブルとして、非確変当否テーブルを設定する。
開閉制御手段124は、始動口62の普通電動役物や大入賞口66の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の図柄で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、始動口62を開放させる。また、開閉制御手段124は、特別遊技中、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口66を開放させる。
サブ基板104のパターン記憶手段130は、左変動列202、中央変動列204および右変動列206の各変動列における演出図柄の変動パターンを複数種類保持する。ここでいう変動パターンとは、演出画像190の動画再生過程を定義するデータである。演出図柄の変動パターンは、(1)単一変動パターン、(2)連続変動パターンの2種類に大別されるが詳しくは後述する。演出決定手段132は、演出図柄の停止図柄と変動パターンを、当否抽選の結果や特別図柄の変動時間に応じて決定する。
演出図柄の停止態様は、3つの演出図柄の組み合わせとして形成される。大当たり、すなわち、特別遊技への移行を示す場合は「777」や「111」のように3つの同じ演出図柄が並んで停止表示される。確変当たりとなったときには、同一奇数を示す演出図柄が並ぶ。すなわち、確変当たりの場合には、「1・3・5・7」のうちのいずれかが3つ並んで停止する。一方、通常当たりの場合には、「2・4・6」のうちのいずれかが3つ並んで停止する。
当否抽選手段112による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合は、「312」や「946」のように3つの演出図柄が揃っていない組合せが選択される。ただし、当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように1つだけ演出図柄が揃っていない組合せを選択する。
本実施例のぱちんこ遊技機10では、特別図柄192に比べて演出画像190の方が格段に目立つように表示される。そのため、遊技者は同じ数字の演出図柄が並ぶか否かにより当否を認識し、並んだ数字が奇数か否かにより確変移行の成否を認識することになる。演出決定手段132は、演出図柄の停止図柄と変動パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。
演出表示制御手段134は、選択された変動パターンにしたがって演出表示装置60に演出図柄を変動表示態様にて動画再生する。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理も制御する。
詳しくは図4(a)以降において説明するが、連続変動パターンによる演出過程においては、演出表示装置60においてブランク図柄とよばれる演出図柄が3つ並んで停止表示される。押下判定手段142は、このブランク図柄が並んで停止表示されてから所定の検出期間内において操作ボタン82が押下されたか否かを検出する。検出期間中に操作ボタン82が押下されると、停止表示されているブランク図柄がブランク選択手段140によって選択されていたブランク図柄に変化する。本実施例におけるブランク図柄は4種類あり、各ブランク図柄は大当たりとなる可能性を示唆する。以下、このようなブランク図柄によって示唆される大当たりとなる可能性のことを、「信頼度」または「ブランク図柄の信頼度」とよぶことにする。ブランク図柄の信頼度は、ブランク選択手段140がブランク図柄を選択するときに参照する「ブランク選択テーブル」の設定により定義される。ブランク選択テーブルについては、図7に関連して詳述する。
図4は、演出表示装置60の各変動列において変動表示される演出図柄の図柄列を示す図である。
本実施例における演出図柄は、「停止図柄候補」と「ブランク図柄」の2種類に大別される。具体的には、停止図柄候補とは、「1」から「7」のいずれかの数字画像を含む演出図柄である。当否抽選の結果は、停止図柄候補の並び方によって示される。
(A)大当たり
演出決定手段132は、演出図柄の変動表示過程としていずれかの変動パターンを選択する。演出表示制御手段134は、変動停止時に同じ数字の停止図柄候補が3つ並ぶように停止表示させる。確変当たりであれば奇数、通常当たりであれば偶数の停止図柄候補を並べて停止表示させる。
(B)外れ
演出決定手段132は、演出図柄の変動表示過程としていずれかの変動パターンを選択する。演出表示制御手段134は、変動停止時に同じ数字の停止図柄候補が並ばないように停止表示させる。
停止図柄候補とは当否抽選の結果を遊技者に示す情報の一部となり得る図柄である。一方、ブランク図柄は、「ハート」、「ダイヤ」、「クラブ」、「スペード」のいずれかのトランプ記号を含む演出図柄である。最終的にどのようなブランク図柄がどのような位置に停止表示されるかは当否抽選の結果を示すものではない。
図4(a)は、停止図柄候補とブランク図柄を共に含む主図柄列208を示す図である。
主図柄列208は、停止図柄候補とブランク図柄を交互に連結したかたちの図柄列である。同図の上下は連結され、主図柄列208はリング状の図柄列となる。特別図柄192の変動表示が開始されるタイミングで、演出表示制御手段134は主図柄列208の回転態様にて左変動列202に演出図柄を変動表示させる。中央変動列204や右変動列206についても同様である。
図4(b)は、停止図柄候補のみを含む第1副図柄列210を示す図である。また、図4(c)は、ブランク図柄のみを含む第2副図柄列212を示す図である。演出図柄の変動表示過程のうち中盤においては、左変動列202と右変動列206には第1副図柄列210や第2副図柄列212が回転するような態様にて変動表示される。図4(a)、図4(b)および図4(c)からわかるように、主図柄列208は第1副図柄列210と第2副図柄列212を互い違いに組み合わせたかたちの図柄列である。第1副図柄列210および第2副図柄列212の回転態様による変動表示については、図5(a)から図6(c)に関連して後述する。
(1)単一変動パターンと(2)連続変動パターンのうちいずれの変動パターンが選択されても、左変動列202、中央変動列204、右変動列206において、主図柄列208の回転を模した態様により停止図柄候補とブランク図柄が一体として変動表示される。このときの主図柄列208に基づく3列の変動表示のことを「通常変動」とよぶことにする。上記2種類の変動パターンの特徴は以下の通りである。
(1)単一変動パターン
所定時間の通常変動後に、当否抽選の結果を停止図柄候補の停止態様にて確定的に示す。単一変動パターンが選択される場合、当否抽選1回につき1回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果が示されることになる。
(2)連続変動パターン
所定時間の通常変動後に、停止図柄候補を外れ態様にて暫定的に停止させると共に同じ種類のブランク図柄を3つ並べて停止表示させたあと、再度停止図柄候補を変動表示させる。このような通常変動後の再度の変動表示のことを「擬似連続変動」とよぶことにする。連続変動パターンが選択される場合、通常変動後に更に擬似連続変動を経た上で、停止図柄候補を確定的に停止させることにより当否抽選の結果が示されることになる。すなわち、当否抽選1回につき複数回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果が示されることになる。なお、擬似連続変動においても主図柄列208の回転態様として停止図柄候補とブランク図柄が一体として変動してもよいが、本実施例においては第1副図柄列210の回転態様として停止図柄候補だけを変動表示させる。
本実施例におけるぱちんこ遊技機10の演出決定手段132は、
(A)大当たりの時:
単一変動パターン(20%)、連続変動パターン(80%)
(B)外れの時:
単一変動パターン(80%)、連続変動パターン(20%)
という確率にて変動パターンを選択するように設定されている。
このような確率設定によれば、単一変動パターンによる演出が実行されるとき、遊技者は大当たりに対する期待感をそれほど喚起されない。しかし、通常変動から擬似連続変動に移行すると、すなわち、連続変動パターンによる演出が実行されると、遊技者の大当たりに対する期待感は俄然高められる。
図5(a)は、演出図柄の変動過程のうちの第1過程を示す画面図である。
演出決定手段132がいずれの変動パターンを選択したとしても、演出表示制御手段134は、左変動列202において主図柄列208の回転態様にて演出図柄を変動表示させる。中央変動列204および右変動列206についても同様である。第1過程は通常変動過程の一部である。3つの主図柄列208の変動速度は同じであってもよいし異なってもよい。また、変動速度は第1過程の間で可変であってもよい。遊技者からみると、各変動列において停止図柄候補とブランク図柄が交互に連結されたリールが回転しているように見える。第1過程においては、有効ライン226a〜eという5つの有効ライン226が設定される。この5つの有効ライン226上のいずれかにおいて同じ数字の停止図柄候補が並んで停止表示されると大当たりとなる。
図5(b)は、演出図柄の変動過程のうちの第2過程を示す画面図である。
第2過程も通常変動過程の一部である。演出表示制御手段134は、左変動列202において主図柄列208を停止させる。ここでは、左上領域214および左下領域216において2つの停止図柄候補を停止させる。停止対象となる停止図柄候補は、主図柄列208の並び順にしたがって選択される。主図柄列208においては第1演出図柄は「・・・7・7・6・5・4・3・2・1・7・7・・・・」という順序で並んでいる。したがって、「7・7」や「6・5」、「1・7」は左上領域214と左下領域216にて選択されうる組合せであるが、「7・5」や「5・2」は選択され得ない組合せである。同図においては、左上領域214および左下領域216のそれぞれにおいて「7・7」が停止表示されている。実際、どの組み合わせを選択するかはランダムに決定してもよい。
図4(a)に示した主図柄列208によると、「7」と「7」の間のブランク図柄は「スペード」である。したがって、主図柄列208の並び順に完全にしたがうならば左上領域214と左下領域216に「7・7」が停止される場合、左中央領域218にはスペードのブランク図柄が停止することになる。しかし、ぱちんこ遊技機10の場合、左変動列202の3つの領域のうち、左上領域214と左下領域216に図柄が停止しても、左中央領域218の図柄変動を継続させる。演出表示制御手段134は、左中央領域218においてブランク図柄のみの第2副図柄列212を回転態様にて変動表示させる。
演出表示制御手段134は、右変動列206においても停止図柄候補を停止させる。同図の場合、右上領域220と右下領域224にそれぞれ「1・7」が停止している。このときにも右中央領域222においては、第2副図柄列212が回転態様にて変動表示される。図5(b)に示す態様によると、図5(a)に示した有効ライン226e上に同じ停止図柄候補が並ぶ可能性はなくなっているので、有効ライン226は4つに減っている。
更に、図5(b)の場合、有効ライン226a、226dではリーチとはなっていないが、有効ライン226b、226cにおいては共に「7」のリーチとなっている。いわゆるダブルリーチである。遊技者は、この段階で有効ライン226c上の中央・中央領域228か、有効ライン226b上の中央下領域232bのいずれかにおいて「7」が停止して、大当たり表示となることを期待する。
図5(c)は、演出図柄の変動過程のうち第3過程を示す画面図である。
第3過程も通常変動過程の一部である。演出表示制御手段134は、中央変動列204の主図柄列208の変動表示を停止させる。演出表示制御手段134は、主図柄列208の変動停止により、中央変動列204の3つの領域すべての図柄を停止表示させる。同図の場合、中央上領域230と中央下領域232にそれぞれ停止図柄候補「6」と「5」が停止表示されている。主図柄列208においては「6」と「5」の間のブランク図柄は「ダイヤ」であるため、中央・中央領域228にダイヤのブランク図柄が停止する。このため、図5(b)の第2過程で成立していたダブルリーチは、図5(c)においていずれも大当たり表示とはなっていない。
図5(c)の段階では、左中央領域218と右中央領域222においては第2副図柄列212が引き続き変動している。第2副図柄列212は、ブランク図柄のみから構成される図柄列であり、ブランク図柄は当否を示す演出図柄ではない。従来のぱちんこ遊技機の演出常識にしたがうなれば、左中央領域218、右中央領域222の表示態様にどのようなブランク図柄が停止しようとも、大当たりが示されることはない。
図6(a)は、演出図柄の変動過程のうち第4過程を示す画面図である。
演出表示制御手段134は、左中央領域218と右中央領域222にそれぞれ同じ態様のブランク図柄を停止表示させている。図6(a)ではダイヤのブランク図柄が3つ並んでいる。以下、左中央領域218、中央・中央領域228、右中央領域222のように同じライン上に同種のブランク図柄が揃って停止表示されることを「ブランク並列表示」とよぶ。ブランク並列表示は、(1)擬似連続変動の開始、(2)検出期間の開始という2つの事象の契機となる。
(1)擬似連続変動
ブランク並列表示となると、外れ態様にて停止していた6つの停止図柄候補が再び変動を開始する。これが擬似連続変動である。演出表示制御手段134は、擬似連続変動に移行するときに中央に揃っている3つのブランク図柄を明滅させる。これにより、遊技者は通常変動とは異なる特別な変動に移行したことを認識しやすくなっている。
(2)検出期間
ブランク並列表示となってから所定時間が経過するまでの期間が「検出期間」となる。この検出期間中に遊技者が操作ボタン82を押下すると、ブランク並列表示を構成するブランク図柄の全部または一部が変化する。ブランク並列表示を構成するブランク図柄は、大当たりの可能性を信頼度として示す。本実施例においては、スペード<クラブ<ダイヤ<ハートの順に信頼度が高くなる。図6(a)においては、ダイヤのブランク並列表示となっているため、クラブやスペードのブランク図柄よりも信頼度は高いが、ハートほどは信頼度が高くないという状況である。
図6(b)は、図6(a)のブランク並列表示時においてブランク図柄が変化させるときの画面図である。
ブランク並列表示により開始する検出期間中に、遊技者が操作ボタン82を押下すると、ダイヤのブランク並列表示がハートのブランク並列表示に変化する。操作ボタン82の押下により、大当たりの可能性を自力で高めることができたかのような遊技者心理を喚起する点が本発明の重要なポイントである。ブランク並列表示を構成していた3つのダイヤのブランク図柄をすべてハートのブランク図柄に変更する必要はない。一例として、左中央領域218と右中央領域222のブランク図柄だけをハートのブランク図柄に変更してもよい。検出期間中に操作ボタン82が押下されると、演出表示制御手段134は、図5(c)の第3過程において変動させていた左中央領域218の第2副図柄列212を再度変動させて、ダイヤのブランク図柄からハートのブランク図柄に変更してもよい。右中央領域222についても同様である。このような変更方法によれば、図5(c)の第2副図柄列212による変動表示から見た目上の連続性を有したかたちでブランク図柄を変更できる。また、変形例として、遊技者が操作ボタン82を1回押すと左中央領域218、2回押すと更に右中央領域222という具合に、操作ボタン82の押下回数と変化するブランク図柄の数に相関関係をもたせてもよい。
図6(c)は、演出図柄の変動過程のうち擬似連続変動過程を示す画面図である。
ブランク並列表示となると擬似連続変動が開始する。このとき、すでに外れ態様にて停止されていた停止図柄候補が再び動き出す。これにより、遊技者は、図5(c)や図6(a)、図6(b)の「外れ表示」がリセットされて、再びチャンスが与えられたかの印象を受けることになる。演出表示制御手段134は、第1副図柄列210を各変動列にて回転態様にて変動させ、その上にブランク図柄を停止態様にて重ねあわせる。実際は1回分の当否抽選に対応した変動表示でありながら、遊技者からみると複数回の変動表示が実行されているように見える。そのため、「ブランク並列表示」という表示態様は、大当たりに対する期待度だけでなく「再チャレンジ」という遊技者利益を示唆する演出となる。
擬似連続変動においては、停止図柄候補だけでなくブランク図柄も変動表示されてもよいが、本実施例においては、上述したようにブランク図柄を停止させたまま停止図柄候補だけを変動表示させている。ブランク図柄が停止したまま停止図柄候補だけを変動表示させることにより、通常変動と擬似連続変動の見た目上の違いがより明確になる。また、ブランク並列表示を維持したままの擬似連続変動の場合、有効ライン226は有効ライン226aと有効ライン226bの2つだけとなる。このため、遊技者は、通常変動とは異なる特殊な変動が実行されていることを更に認識しやすくなる。
連続変動パターンによる図柄変動の場合、通常変動後にブランク並列表示がなされ、操作ボタン82が押下されるか否かに関わらず擬似連続変動に移行する。通常変動パターンの場合、図6(a)の第4過程において同種のブランク図柄が並ぶことはない。通常変動パターンによる演出過程を整理すると以下の通りである。
(A)大当たり時に通常変動パターンが選択されたときの演出過程
図5(b)の第2過程においてリーチが成立し、図5(c)の第3過程においていずれかの有効ライン226上に同一の停止図柄候補が3つ並ぶ。
(B)外れ時に通常変動パターンが選択されたときの演出過程
図5(c)の第3過程においていずれの有効ライン226上にも同じ停止図柄候補が並ばずにそのまま停止する。あるいは、図5(c)の第3過程から図6(a)の第4過程に移行するが、ブランク並列表示とはならずにそのまま外れ確定となる。
連続変動パターンによる演出過程を整理すると以下の通りである。
(A)大当たり時に連続変動パターンが選択されたときの演出過程
図6(a)の第4過程においてブランク並列表示となって擬似連続変動に移行し、いずれかの有効ライン226上に同種の停止図柄候補が並ぶ。
(B)外れ時に連続変動パターンが選択されたときの演出過程
図6(a)の第4過程においてブランク並列表示となって擬似連続変動に移行するが、同種の停止図柄候補がいずれの有効ライン226にも並ぶことなくそのまま外れ確定となる。
図7は、ブランク選択テーブルを示す図である。
連続変動パターンによる演出過程において、ブランク並列表示させるブランク図柄の種類は、ブランク選択手段140による選択結果に依存する。ブランク選択手段140は、同図に示すブランク選択テーブルと当否抽選の結果に応じてブランク図柄を選択する。ブランク選択手段140は、演出図柄の変動開始時においてブランク図柄を選択する。
「スペード」、「クラブ」、「ダイヤ」、「ハート」の各ブランク図柄の選択確率は、
大当たり時:
スペード(10%)、クラブ(20%)、ダイヤ(60%)、ハート(10%)
外れ時:
スペード(50%)、クラブ(30%)、ダイヤ(20%)、ハート(0%)
のように当否抽選の結果に応じて別々に設定されている。
スペードのブランク図柄は、大当たり時には10%の確率でしか選択されないが外れの時には50%の確率で選択される。スペードのブランク図柄は、当否抽選が当たりのときには選択されにくいが外れの時には選択されやすいブランク図柄であるといえる。クラブのブランク図柄は、スペードに比べれば大当たり時に選択されやすく外れ時に選択されにくい。ダイヤのブランク図柄は大当たり時に特に選択されやすい。逆のいいかたをすれば、ブランク選択手段140がダイヤのブランク図柄を選ぶときには、当否抽選が当たりとなっていることが多いということになる。ハートのブランク図柄は大当たり時においては10%の確率でしか選択されないが外れの時には選択されないブランク図柄である。ハートのブランク図柄は滅多に選択されないが、ブランク選択手段140がハートのブランク図柄を選ぶときには、必ず大当たりとなっていることになる。
このような確率設定により、1.ハート、2.ダイヤ、3.クラブ、4.スペードの順に大当たりに対する信頼度が設定される。
演出図柄の変動開始時において、ブランク選択手段140がブランク図柄を選択したあと、演出決定手段132は変動パターンを選択する。ここで、連続変動パターンを選択するときには、ブランク選択手段140により選択されたブランク図柄と同じかそれ以下の信頼度のブランク図柄にてブランク並列表示を形成する連続変動パターンを選択する。たとえば、ブランク選択手段140がダイヤのブランク図柄を選択したときには、演出決定手段132は、ダイヤやクラブ、スペードにてブランク並列表示となる連続変動パターンを選択することはあっても、ハートのブランク並列表示となる連続変動パターンは選択しない。
例1.ブランク選択手段140がダイヤのブランク図柄を選択し、演出決定手段132がクラブのブランク並列表示となる連続変動パターンを選択した場合
演出表示制御手段134は、通常変動後、クラブのブランク図柄によりブランク並列表示させる。遊技者は、クラブのブランク並列表示であるためそれほど大当たりを期待できないと認識する。ここで遊技者が操作ボタン82を押下すると、クラブのブランク図柄がダイヤのブランク図柄に変化するので、遊技者の大当たりに対する期待度が高くなる。
例2.ブランク選択手段140がダイヤのブランク図柄を選択し、演出決定手段132がスペードのブランク並列表示となる連続変動パターンを選択した場合
演出表示制御手段134は、通常変動後、スペードのブランク図柄によりブランク並列表示させる。遊技者は、スペードのブランク並列表示をみたときにほとんど大当たりを期待できないと認識する。ここで遊技者が操作ボタン82を押下すると、スペードのブランク図柄がクラブのブランク図柄に変化し、遊技者の大当たりに対する期待度が若干高くなる。検出期間が経過する前に遊技者が操作ボタン82を再度押下すると、クラブのブランク図柄が今度はダイヤのブランク図柄に変化し、遊技者の大当たりに対する期待度はいっそう高くなる。ただし、遊技者が操作ボタン82をそれ以上押下しても、ダイヤのブランク図柄はハートのブランク図柄に変化することはない。
例3.ブランク選択手段140がダイヤのブランク図柄を選択し、演出決定手段132がダイヤのブランク並列表示となる連続変動パターンを選択した場合
演出表示制御手段134は、通常変動後、ダイヤのブランク図柄によりブランク並列表示させる。遊技者は、ダイヤのブランク並列表示をみたときに大当たりを期待する。ここで遊技者が操作ボタン82を押下しても、もともと選択されていたブランク図柄もダイヤであるため、ブランク図柄は変化しない。
このように、ブランク選択手段140が当否抽選の結果に基づく選択確率にてブランク図柄を選択し、選択したブランク図柄よりも信頼度の高いブランク図柄が表示されないように制御することにより、ブランク図柄と信頼度の関係を維持している。たとえば、当否抽選が実際には外れでありながら、遊技者が操作ボタン82を押下することにより、当たり確定の「ハート」のブランク図柄が表示されてしまうと、「ハート」のブランク図柄が「当たり確定」を示すという事実と矛盾してしまうが、ブランク選択手段140が選択したブランク図柄を上限とすることによりこのような矛盾が発生しないように処置している。
ハートのブランク図柄以外のブランク図柄にてブランク並列表示となるときには、遊技者は操作ボタン82を押下することによって信頼度を能動的に上げることを期待する。このため、ブランク並列表示のときに、操作ボタン82を押下して大当たりの可能性を高めたいという遊技者の意欲を喚起しやすい構成となっている。
図8は、連続変動パターンによる演出過程のタイムチャートである。
時刻t〜時刻tまで通常変動したあと、停止図柄候補を外れ態様にて時刻tまで停止表示させる。このとき、図6(a)に示したようにブランク並列表示として同種のブランク図柄が並んで停止表示される。時刻t〜時刻tまで擬似連続変動したあと、当否抽選の結果を示す態様にて停止図柄候補を時刻tまで停止表示させる。時刻t〜時刻tまでの表示態様は、図6(c)として例示した通りである。
ブランク並列表示となるときの時刻tから擬似連続変動中の時刻tまでの期間は検出期間となり、押下判定手段142はこの検出期間中に操作ボタン82が押下されたかを判定する。この検出期間内に操作ボタン82の押下が検出されると、ブランク並列表示を形成するブランク図柄の種類が変化することになる。
図9は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。
同図に示す処理はループ処理として繰り返し実行される処理である。まず、遊技球が始動口62、一般入賞口72、大入賞口66などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の入賞処理を実行し(S10)、特別遊技中でなければ(S12のN)、特別図柄抽選などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、特別遊技中であれば(S12のY)、特別遊技の制御処理を実行し(S16)、S10からS16までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図10は、図9におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
通常遊技制御処理において、当否抽選値の保留がなされている場合であって(S30のY)、図柄変動が表示中でなければ(S32のN)、当否抽選手段112が当否判定処理を実行する(S34)。当否判定処理の詳細については、次の図11に関連して説明する。S34の当否判定処理は、図8でいえばtのタイミングで実行される。メイン表示制御手段118が特別図柄192の変動表示を開始するとともに、変動開始コマンドをサブ基板104へ送信する。これを受信したブランク選択手段140はS34の当否抽選の結果に応じた確率にてブランク図柄を選択する。演出決定手段132は演出図柄の変動パターンを選択し、演出表示制御手段134は演出画像190の変動表示を開始する(S36)。
S30において当否抽選値が保留されていなかった場合は(S30のN)、S32からS36までの処理がスキップされ、S32において図柄変動中であった場合は(S32のY)、S34からS36までの処理がスキップされる。図柄変動がすでに開始されていれば(S38のY)、図柄変動表示処理が続行される(S40)。検出期間中、すなわち、連続変動パターンに基づく図柄変動中であって、ブランク並列表示から所定時間が経過するまでの期間にあるとき(S42のY)、押下判定手段142は操作ボタン82の押下の有無を判定する(S44)。押下が検出されると(S44のY)、演出表示制御手段134は、ブランク並列表示を形成しているブランク図柄の種類を変化させる(S46)。
ただし、S46においては、必ずしもブランク図柄が変化するとは限らない。たとえば、上記例3.にて示したように、ブランク並列表示を形成するブランク図柄とブランク選択手段140により選択されたブランク図柄が同じであるときには、ブランク図柄は変更されない。また、上記例1.や上記例2.のようにブランク図柄を変更可能な状況において、検出期間中に操作ボタン82を押下したときに、ブランク図柄が必ず変更されるのではなく、所定の確率で変更されるとしてもよい。たとえば、10%の確率でブランク図柄が変更されるとすれば、ブランク図柄を変更するために遊技者は何度も操作ボタン82を押下することになる。たとえば、ブランク選択手段140により選択されたブランク図柄が「ダイヤ」であり、ブランク並列表示においても「ダイヤ」のブランク図柄が表示されているときにも、遊技者はもしかしたら「ダイヤ」のブランク図柄を「ハート」のブランク図柄にステップアップできるのではないかと考えて操作ボタン82を叩き続ける可能性がある。操作ボタン82の押下を契機とする演出は「ブランク図柄の変更」という比較的シンプルな内容であっても、操作ボタン82の押下を契機として実行される演出に対する遊技者の興味を引きつけやすくなっている。
検出期間中に1回だけでなく、所定回数、たとえば、10回以上操作ボタン82を押下しなければブランク図柄の変更は発生しないとしてもよい。このような態様によっても、操作ボタン82の押下回数を自然に増加させ、遊技に対するインタラクティブ性を向上させることができる。更に、変形例として、低信頼度のブランク図柄をそれよりも高い信頼度のブランク図柄に変更するのは容易であるが、高信頼度のブランク図柄を更に高いブランク図柄に変更するのは困難となるように設定してもよい。たとえば、スペードをクラブに変更するには、1回だけ押下すれば変更可能であるが、ダイヤをハートに変更するには、30回以上押下しなければ変更できないとしてもよい。あるいは、スペードからクラブへの変更は、押下1回につき50%の確率で変更可能であるが、ダイヤをハートに変更するには、押下1回につき3%の確率でしか変更できないとしてもよい。このような設定により、遊技者の操作ボタン82を押下しようという意欲をいっそう喚起することができる。
なお、図柄変動中でないときは(S38のN)、S40からS46の処理はスキップされる。また、検出期間外のときや(S42のN)、押下未検出のときには(S44のN)、S46の処理はスキップされる。
図11は、図10のS34における当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、当否抽選手段112は、保留制御手段116から読み出した抽選値の当否判定を行う(S50)。確率変動遊技中であれば確変当否テーブル、確率変動遊技中でなければ非確変当否テーブルにより当否判定がなされる。大当たりであれば(S52のY)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオンする(S54)。特別遊技フラグがオンのときには、当該変動の終了後に特別遊技が実行される。
更に、確変当たりであれば(S58のY)、特定遊技実行手段122は確変フラグをオンする(S60)。通常当たりであれば(S58のN)、確変フラグはオフされる(S62)。確変フラグがオンのときには、当該変動の次の変動開始時から確率変動遊技が実行されることになる。
なお、当否抽選が外れであれば(S52のN)、特別遊技制御手段120は特別遊技フラグをオフする(S56)。
図12は、図9のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
特別遊技は、当否抽選が大当たりとなって特別遊技フラグがオンとなったとき、図柄変動後に実行される遊技である。まず、大入賞口66が開放済でなければ(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口66を開放する(S72)。大入賞口66が開放済であればS72およびS74をスキップする(S70のY)。大入賞口66が開放されてから所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口66へ遊技球が9球以上入球した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口66を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口66への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口66の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が15に達していた場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S86)。なお、確変当たりであったときには(S92のY)、特定遊技実行手段122は当否抽選のための当否テーブルとして確変当否テーブルを設定し(S94)、通常当たりであったときには(S92のN)、非確変当否テーブルを設定する(S96)。
なお、ラウンド数が15に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S90)。
以上、本実施例に示したぱちんこ遊技機10は、当否抽選の結果を示す図柄組合せの一部とはならないブランク図柄がブランク並列表示態様にて停止表示されるときに、擬似連続変動となるという演出を実現している。ブランク図柄は遊技者になじみのある演出図柄であるが、当否抽選の結果を示す停止図柄候補に比べれば遊技者の興味の対象とはなりにくい図柄である。本実施例のぱちんこ遊技機10では、「ブランク並列表示」という事象が擬似連続変動開始の前触れとなっており、ブランク図柄の表示態様と遊技者の期待感をつなげることにより、ブランク図柄に対する遊技者の興味を高めている。
ブランク並列表示を形成するブランク図柄は、当否抽選の大当たりに対する信頼度を示唆する。この信頼度はブランク選択テーブルの確率設定により醸成される。こうしてブランク並列表示を形成するブランク図柄に対する興趣を深めている。その上で、遊技者には操作ボタン82を押下することにより、ブランク図柄を能動的に変更する機会が提供される。そのため、操作ボタン82を押下することにより大当たりの可能性が高まるかのような演出を自然なかたちで実現できる。特に、図6(b)に関連して説明したように、左中央領域218と右中央領域222において第2副図柄列212が回転する態様にてブランク図柄を変化させれば、見た目上においても自然なかたちでブランク図柄の変更を実現できる。
また、検出期間中における押下回数、単位時間当たりの押下回数としての押下頻度、あるいは所定確率にて、更には、操作ボタン82の「押し方」に応じてブランク図柄の変更可否を判定することにより、遊技者が操作ボタン82を押下する意欲をいっそう喚起することができる。「押し方」としては、たとえば、操作ボタンを深く押すか浅く押すかという押下深度の違い、素早く押すかゆっくり押すかという押下速度の違い、長く押すか短く押すかという押下時間の違いなどが考えられる。
更に、スペードからクラブ、クラブからダイヤ、ダイヤからハートのようにブランク図柄の信頼度をステップアップさせることにより、操作ボタン82の押下にともなう遊技興趣をいっそう深めている。特に、当たり確定のハートのブランク図柄が出てくるまでは、遊技者の押下意欲を喚起し続けることができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例においては、スペード、クラブ、ダイヤ、ハートという4種類のブランク図柄間における変更として示したが、ブランク図柄の種類としてはこれ以外にも様々な態様が考えられる。たとえば、緑色のハート、赤色のハート、銀色のハート、金色のハートのように色彩において異なるブランク図柄について、信頼度を設定しても同等の演出効果を発揮させることができる。
本実施例においては、連続変動パターンが選択されたとき、ブランク並列表示が擬似連続変動開始の見た目上の合図となっている。これを変形して、操作ボタン82の押下により同じブランク図柄が並ぶか否かを決定してもよい。
(1)単一変動パターンの場合:
左中央領域218にブランク図柄Aが停止、中央・中央領域228にて第2副図柄列212が変動、右中央領域222にブランク図柄Aが停止という状況にあるとする。
(1−a)操作ボタン82が押下された場合:
左中央領域218と右中央領域222のブランク図柄Aは共にブランク図柄Bに変化する。しかし、中央・中央領域228にはブランク図柄Aが停止するため、同種のブランク図柄についてブランク並列表示とはならず擬似連続変動に移行しない。
(1−b)操作ボタン82が押下されなかった場合
左中央領域218と右中央領域222のブランク図柄Aはどちらも変化しない。中央・中央領域228にはブランク図柄Bが停止するため、同種のブランク図柄についてブランク並列表示とはならず擬似連続変動に移行しない。
(2)連続変動パターンの場合:
左中央領域218にブランク図柄Aが停止、中央・中央領域228にて第2副図柄列212が変動、右中央領域222にブランク図柄Aが停止という状況にあるとする。
(1−a)操作ボタン82が押下された場合:
左中央領域218と右中央領域222のブランク図柄Aは共にブランク図柄Bに変化する。中央・中央領域228にはブランク図柄Bが停止し、同種のブランク図柄についてブランク並列表示となって擬似連続変動に移行する。このケースでは、遊技者は操作ボタン82を押下することによって自力でブランク並列表示を成立させた感覚を抱きやすい。
(1−b)操作ボタン82が押下されなかった場合
左中央領域218と右中央領域222のブランク図柄Aはどちらも変化しない。中央・中央領域228にはブランク図柄Aが停止して、同種のブランク図柄についてブランク並列表示となり擬似連続変動に移行する。
このような処理方法によれば、遊技者が操作ボタン82を押下するか否かによって同種のブランク図柄についてブランク並列表示となり、擬似連続変動に移行するか否かが決定されるかのような演出を実現することができる。
請求項に記載の表示制御手段の機能は、本実施例においては主として演出表示制御手段134により実現される。請求項に記載のブランク停止パターンは本実施例においては連続変動パターンとして表現されている。
このほかにも、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 (a)は停止図柄候補とブランク図柄を共に含む主図柄列を示す図であり、(b)は停止図柄候補のみを含む第1副図柄列を示す図であり、(c)はブランク図柄のみを含む第2副図柄列を示す図である。 (a)は演出図柄の変動過程のうちの第1過程を示す画面図であり、(b)は演出図柄の変動過程のうちの第2過程を示す画面図であり、(c)は演出図柄の変動過程のうちの第3過程を示す画面図である。 (a)は演出図柄の変動過程のうち第4過程を示す画面図であり、(b)は図6(a)のブランク並列表示時においてブランク図柄が変化したときの画面図であり、(c)は演出図柄の変動過程のうち擬似連続変動過程を示す画面図である。 ブランク選択テーブルを示す図である。 連続変動パターンによる演出過程のタイムチャートである。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図9におけるS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図10のS34における当否判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図10のS16における特別遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
1 ぱちんこ遊技機、 17 発射ハンドル、 20 抽選保留ランプ、 39 セット基盤、 40 電源スイッチ、 42 液晶ユニット、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 58 アウト口、 59 普通図柄表示装置、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 64 センター飾り、 66 大入賞口、 68 作動口、 69 通過検出装置、 72 一般入賞口、 73 一般入賞検出装置、 74 始動入賞検出装置、 76 普通電動役物ソレノイド、 78 入賞検出装置、 80 大入賞口ソレノイド、 82 操作ボタン、 90 遊技効果ランプ、 100 遊技制御装置、 102 メイン基板、 104 サブ基板、 110 入球判定手段、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 116 保留制御手段、 118 メイン表示制御手段、 120 特別遊技制御手段、 122 特定遊技実行手段、 124 開閉制御手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 140 ブランク選択手段、 142 押下判定手段、 208 主図柄列、 210 第1副図柄列、 212 第2副図柄列、 226 有効ライン。

Claims (6)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の入球が抽選の契機となる始動入賞口と、
    前記始動入賞口への入球を契機として、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定するための当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果を示すための複数の図柄が変動表示される図柄表示装置と、
    前記図柄表示装置の表示領域を分割して形成される複数の図柄領域のそれぞれに、前記当否抽選の結果を示すための停止図柄組合せの一部となる複数種類の停止図柄候補と、前記停止図柄組合せの一部とはならない複数種類のブランク図柄とを変動表示させるパターンであって、前記変動表示における変動開始から停止までの変動過程が定められた複数の変動パターンを保持し、前記変動パターンとして、前記停止図柄候補と前記ブランク図柄を一体として変動表示させたあとに同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させ、更に、所定時間が経過した後に前記当否抽選の結果を示す停止図柄組合せを確定的に停止表示させるブランク停止パターンを保持するパターン記憶手段と、
    前記当否抽選が実行されるときに、前記複数の変動パターンからいずれかを選択する演出決定手段と、
    前記選択された変動パターンにしたがって前記図柄表示装置に前記複数種類の停止図柄候補および前記複数種類のブランク図柄を変動表示させる表示制御手段と、
    前記当否抽選の結果が当たりとなったことを示す当たり図柄組合せにて前記停止図柄組合せが表示されたときに、遊技者にとって通常遊技より有利な遊技である特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    遊技者による操作入力を受け付ける操作ボタンと、
    前記ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動させるときに同じライン上に揃えて停止表示させるブランク図柄の種類を選択するブランク図柄選択手段と、を備え、
    前記ブランク図柄選択手段は、前記当否抽選の結果が当たりとなるときと外れとなるときのそれぞれの場合について前記複数種類のブランク図柄それぞれに選択確率を割り当てることにより前記当否抽選の当たりに対する期待度とブランク図柄の種類とを関連づけるブランク選択テーブルを参照して、前記当否抽選の結果に応じた選択確率にていずれかの種類のブランク図柄を選択し、
    前記演出決定手段は、前記ブランク停止パターンを選択するときには、選択された種類のブランク図柄よりも前記ブランク選択テーブルにおいて前記当否抽選の当たりに対する期待度が低く設定されている種類のブランク図柄を同じライン上に揃えて停止表示させるブランク停止パターンを選択し、
    前記表示制御手段は、前記ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、前記ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に前記操作ボタンによる操作入力が検出されたときには、前記ブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄を新たに停止表示させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、前記ブランク停止パターンが選択された場合、前記複数の図柄領域のうち第1の図柄領域において、前記複数種類のブランク図柄が前記複数種類の停止図柄候補の間に表示されるよう前記複数種類の停止図柄候補と前記複数種類のブランク図柄とを個別に変動表示させ、前記複数の図柄領域のうち第2の図柄領域において、前記複数種類のブランク図柄を前記複数種類の停止図柄候補の間に混在させて一体的に変動表示させたあとに同じライン上に複数の同種のブランク図柄を揃えて停止表示させ、前記ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に前記操作ボタンによる操作入力が検出されたときには、前記第1の図柄領域における前記複数種類のブランク図柄を更に変動させて前記ブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄を新たに停止表示させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記表示制御手段は、前記ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、前記ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に前記操作ボタンによる操作入力が所定の操作条件に合致したときに、前記ブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄を新たに停止表示させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 前記表示制御手段は、前記ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動表示させる場合において、前記ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に前記操作ボタンによる操作入力が検出されたときには、前記停止表示されているブランク図柄よりも前記当否抽選の当たりに対する期待度が高く設定され、かつ、前記ブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄の前記当否抽選の当たりに対する期待度以下に設定されている種類のブランク図柄を新たに停止表示させ、前記ブランク図柄が停止表示されてから所定の検出期間内に前記操作ボタンによる操作入力が検出されるごとに前記ブランク図柄選択手段により選択されたブランク図柄が停止表示対象となるまでブランク図柄の停止表示態様を変化させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  5. 前記ブランク図柄選択手段は、前記当否抽選の結果が当たりとなるときだけ選択可能な前記当否抽選の当たり確定を示す種類のブランク図柄が定義されているブランク選択テーブルを参照して、前記当否抽選の結果に応じた選択確率にていずれかの種類のブランク図柄を選択することを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記表示制御手段は、前記ブランク停止パターンにしたがって図柄を変動表示させるときには、ブランク図柄を停止表示させるとともに前記当否抽選の外れを示す停止図柄組合せを暫定的に停止表示させ、更に、前記停止図柄候補の変動表示を再開させて前記当否抽選の結果を示す停止図柄組合せを確定的に停止表示させることにより前記当否抽選1回につき複数回分の図柄変動演出を経て当否抽選の結果を示すことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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