JP2008158471A - 光配線部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数のコア部と、クラッド部と、前記コア部に、前記コア部の光路を、前記光ファイバ穴に向けて、屈曲させる光路変換部を有する光導波路構造体と、複数段の光ファイバ穴を有する多心光コネクタと、を含んで構成され、光接続可能な光配線部品であり、前記光導波路構造体は、前記光路変換部が、前記光ファイバ穴に相対するように配置されるように、光導波路の短手方向の一端より他端に向かい、隣接する段の光ファイバ穴に対し順番に、これを繰り返して、パターニングがなされた千鳥構造端部を有する、光配線部品。
【選択図】 図2
Description
(1) 複数のコア部と、クラッド部と、前記コア部に前記コア部の光路を、前記光路接続部に向けて、屈曲させる光路変換部を有する光導波路構造体と、
複数段の光路接続部を有する光接続部品と、
を含んで構成される光配線部品であり、
前記光導波路構造体は、前記光路変換部が、前記光路接続部に相対するように配置されるように、光導波路の短手方向の一端より他端に向かい、隣接する段の光路接続部に対し順番に、これを繰り返して、パターニングがなされた千鳥構造端部を有する、光配線部品。
(2) 前記複数段の光路接続部を有する光接続部品は、複数段の光ファイバ穴を有する多心光コネクタまたは複数段の受/発光部を有する光素子である、第(1)項に記載の光配線部品。
(3) 前記パターニングは、前記コア部に光路変換部が、前記光接続部ガイド孔に相対するように、前記コア部が該光路変換部に向かい湾曲するようになされたものである、第(1)項または第(2)項に記載の光配線部品。
(4) 前記光導波路構造体は、アライメント用穴を有するものである、第(1)項ないし第(3)項のいずれか1項に記載の光配線部品。
(5) 前記光導波路構造体は、導体回路を有するものである、第(1)項ないし第(4)項のいずれか1項に記載の光配線部品。
(6) 前記光配線部品は、前記光ファイバ穴に光ファイバが挿入されたものである、第(1)項ないし第(5)項のいずれか1項に記載の光配線部品。
(7) 前記光配線部品は、前記光ファイバ穴を介して、前記コア部の光路が光素子の受/発光点とが光接続されたものである、第(1)項ないし第(5)項のいずれか1項に記載の光配線部品。
(8) 前記光配線部品は、前記コア部の光路が、前記光路変換部より前記受/発光部に直接光接続されたものである、第(1)項ないし第(5)項のいずれか1項に記載の光配線部品。
複数段の光路接続部を有する光接続部品と、
を含んで構成される光配線部品であり、
前記光導波路構造体は、前記光路変換部が、前記光路接続部に相対するように配置されるように、光導波路の短手方向の一端より他端に向かい、隣接する段の光路接続部に対し順番に、これを繰り返して、パターニングがなされた千鳥構造端部を有する、光配線部品である。本発明によれば、光配線部品の小型化を可能とし、多心光コネクタに光導波路構造体を省スペース且つ効率的に接続する手段を提供することができるものである。以下、本発明について説明するが、本発明は何らこれらに限定されない。
図1は、本発明の光配線部品の例を説明するための平面図であり、図2は、光導波路構造体と多心光コネクタとの接続部を拡大した平面図である。なお、図2における線心、すなわち、前記光ファイバ穴は二段の例である。
本発明における光導波路構造体は、コア部とクラッド部とを有する光導波路層を含むものであり、前記光導波路層は、例えば、コア部と、該コア部より屈折率が低いクラッド部とを備えるコア層と、該コア層の少なくとも一方の面に接触して設けられ、前記コア部より屈折率の低いクラッド層とを有するものや、コア部が、該コア部より屈折率が低いクラッド部に埋め込まれた三層構造の埋め込み型導波路などが挙げられる。
前記光導波路構造体には、導体回路が形成されていても良い。
上記光導波路構造体において、固定用ガイドに相対するアライメント用穴を設ける(図10)ことにより、アライメント用穴と固定用ガイドを嵌合させることにより、光導波路構造体の光路変換部と光ファイバ穴を精度よく受動的に嵌合させることが可能となる。
図4(c)に示すようにコア層11には、クラッド部14より屈折率が高くなっているコア部13が形成されている。また、光導波路層10は、コア部13を形成するコア層11と、コア層11の両面に設けられたクラッド層12a,12bで形成されるクラッド部で構成されている。これにより、光がコア部内を伝送することができるようになる。前記コア部断面の大きさとしては、例えば35〜100μm×35〜100μmであり、隣のコア部との間隔としては、例えば20〜500μmで形成される。
コア層11を構成する材料としては、例えばアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、ベンゾシクロブテン系樹脂、ノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂等の樹脂材料が挙げられる。これらの中でもノルボルネン系樹脂(特に、ノルボルネン系樹脂の付加重合体)が好ましい。これにより、透明性、柔軟性、絶縁性及び耐熱性に優れる。さらに、他の樹脂を用いた場合と比較して吸湿性を低くすることもできる。
前記露光に用いる活性エネルギー線としては、可視光、紫外光、赤外光及びレーザー光等の活性エネルギー光線や電子線、X線等が挙げられる。電子線は、例えば50〜2000KGy程度の照射量で照射することができる。
クラッド層12a、12bを構成する材料としては、コア層11を構成する材料より屈折率が低いものであれば、特に限定されない。具体的には、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、ノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂等の樹脂材料が挙げられる。これらの中でも、ノルボルネン系樹脂(特に、ノルボルネン系樹脂の付加重合体)が好ましい。これにより、透明性、絶縁性、柔軟性及び耐熱性に優れる。さらに、他の樹脂を用いた場合と比較して、吸湿性を低くすることもできる。
なお、クラッド層12a、12bは、同じ構成材料で構成されていても、異なる構成材料で構成されていても構わない。
前記光導波路構造体における光導波路層10は、前記コア部の光路を、前記多心光コネクタの光ファイバガイド孔に向けて、屈曲させる光路変換部が設けられる。前記光路変換部は、前記多心光コネクタとの光接続部付近における前記コア部のいずれの箇所であっても良いが、前記複数のコア部の端部のそれぞれに設けることができる。コア部端部に設ける場合は、図2に示すように、それぞれのコア部の長さが調整される。
図5(a)に示すように、光路変換部109は、上述のような光導波路層10の一方の面側から断面が三角形状の空間を設けることによって形成された傾斜面を有している場合や、図5(b)前記コア部端部に傾斜面を有している場合がある。
傾斜面は、コア層11に設けられたコア部の光の伝送方向に対して、傾斜(コア部の光の伝送方向に対してほぼ45度傾斜)するようになっている。これにより、例えば、図5中の矢印Aに示すようにコア層11に設けられたコア部を伝送してきた光が全反射されて、光の伝送方向をほぼ直角に変更することができる。
前記光構造体におけるコア部は、これらの多心光コネクタにおける光ファイバ穴の配列に合わせて設計される。
前記組み立ての方法としては、例えば、上記で得た光導波路構造体と、多心コネクタとを、前記光導波路構造体の光路変換部をコア部の光路が、前記多心コネクタの光ファイバ穴に向かうように、位置あわせして重ね合わせ、次いで、光導波路構造体の上部に固定用カバー(図示せず)を重ね合わせて、光導波路構造体を挟持して固定することができる。前記固定用カバーとしては、前記アライメント用穴に相対する位置に、アライメント用穴またはガイドピンを備える、平板やコネクタフェルールなどを用いることができる。
上記例(図6)においては、光路変換部109と光ファイバ110とが光ファイバ穴104により光接続された例を示したが、光ファイバ穴104をガイドとして、光ファイバ110を更に挿入し、光路変換部109と光ファイバ110とを直接光接続することができる(図8)。)このようにするとにより、光損失の少ない効率的な光ファイバと導波路の接合が可能となり、また、千鳥構造によって更に省スペース化が可能となる。
これらの組み立てにおいて、固定用ガイド106に相対するアライメント用穴114を有する光導波路構造体を用いることにより、前記アライメント用穴114および固定用ガイド106にガイドピンを挿入することにより、位置あわせが容易なものとなり、また、さらには前記固定用カバー(図示せず。)においても、固定用ガイドに相対する位置にアライメント用穴114を設けておくことにより、前記固定用カバーのアライメント用穴114、前記光導波路構造体のアライメント穴114および前記多心光コネクタの固定用ガイド106にガイドピンを挿入することにより位置あわせが容易なものとなる。
この構造の組み立ての方法としては、電気回路基板などの基板に光素子111を配置した基板を用意し、前記同様にして、光導波路構造体102と、多心光コネクタ101とを、位置あわせして重ね合わせ、さらに、多心光コネクタ101の光ファイバ穴104における光路が、前記光素子の受/発光部112に向かうように位置あわせして重ね合わせて、光導波路構造体の上部に固定用カバー(図示せず)を重ね合わせて、光導波路構造体102と多心光コネクタ101を挟持して固定することができる。
この構造の組み立て方法としては、上記で得た光導波路構造体、電気回路基板などの基板115に少なくとも受/発光部112を露出して搭載した基板、および固定用カバー116を用意する。次いで、前記光導波路構造体の光路変換部をコア部の光路が、前記受/発光部112に向かうように、位置あわせして重ね合わせ、さらに固定用カバー116を重ね合わせて、光導波路構造体102を挟持して固定することができる。このとき、前記光導波路構造体102、前記基板115および前記固定用カバー116に、アライメント用穴を所定の位置に設けておくと、上記同様にガイドピンを用いて、位置あわせが容易なものとなる。
11 コア層
12a、12b クラッド層
13 コア部
14 クラッド部
15 基材
16 活性エネルギー線
17 パターン
18 中間体
101 多心光コネクタ
102 光導波路構造体
103 千鳥構造端部
104、104a、104b 光ファイバ穴
105 コア部
106 固定用ガイド
107 湾曲部
108 分岐部
109 光路変換部
110 光ファイバ
111 光素子
112 受/発光点
113 他端の多心光コネクタ
114 アライメント用穴
115 基板
116 固定用カバー
Claims (8)
- 複数のコア部と、クラッド部と、前記コア部に前記コア部の光路を、前記光路接続部に向けて、屈曲させる光路変換部を有する光導波路構造体と、
複数段の光路接続部を有する光接続部品と、
を含んで構成される光配線部品であり、
前記光導波路構造体は、前記光路変換部が、前記光路接続部に相対するように配置されるように、光導波路の短手方向の一端より他端に向かい、隣接する段の光路接続部に対し順番に、これを繰り返して、パターニングがなされた千鳥構造端部を有する、光配線部品。 - 前記複数段の光路接続部を有する光接続部品は、複数段の光ファイバ穴を有する多心光コネクタまたは複数段の受/発光部を有する光素子である、請求項1に記載の光配線部品。
- 前記パターニングは、前記コア部に光路変換部が、前記光接続部ガイド孔に相対するように、前記コア部が該光路変換部に向かい湾曲するようになされたものである、請求項1または2に記載の光配線部品。
- 前記光導波路構造体は、アライメント用穴を有するものである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光配線部品。
- 前記光導波路構造体は、導体回路を有するものである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光配線部品。
- 前記光配線部品は、前記光ファイバ穴に光ファイバが挿入されたものである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光配線部品。
- 前記光配線部品は、前記光ファイバ穴を介して、前記コア部の光路が光素子の受/発光点とが光接続されたものである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光配線部品。
- 前記光配線部品は、前記コア部の光路が、前記光路変換部より前記受/発光部に直接光接続されたものである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光配線部品。
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