JP2008158277A - 基板処理方法及びレジスト表面処理装置 - Google Patents

基板処理方法及びレジスト表面処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被処理基板上に塗布されたばかりのレジストの表面に減圧乾燥の手法を用いずに適度な変質層を形成して、レジストの膜厚ムラを低コストで効率的に防止する。
【解決手段】このレジスト表面処理ユニット(VD)46において、レジストを塗布されたばかりの基板Gはコロ搬送路104の上を平流しで搬送され、途中で乾燥用ガス吹き付け部106より乾燥ガスAを吹き付けられ、次いで第1および第2薬液成分含有ガス吹き付け部108,110より薬液成分含有空気B1,B2を吹き付けられる。薬液成分には、レジストと反応して変質層を作る物質が用いられ、好適には現像液またはHMDSの蒸気が用いられる。ガスには空気が好適に用いられる。

【選択図】 図4

Description

本発明は、フォトリソグラフィーで被処理基板上にレジストを塗布して乾燥固化させる基板処理方法、および基板上に塗布されたレジストにプリベーキングに先立って所定の表面処理を施すレジスト表面処理装置に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)の製造においては、フォトリソグラフィー工程の中で被処理基板(ガラス基板)上にレジストを塗布した後にレジスト中の残存溶剤(一般にシンナー)を蒸発させる加熱処理つまりプリベーキングを即座に行うと、加熱処理ユニット内で基板と接触するリフトピン、支持ピンまたはバキューム溝等からの熱的な影響を受けて溶剤の蒸発が不均一になり、レジストの膜厚にムラが現れるという問題がある。そこで、プリベーキングに先立って、減圧雰囲気中で基板上のレジスト中の残存溶剤を一定段階まで揮発させることでレジスト表面に変質層(固い層)を形成する減圧乾燥処理が行われている。このようなレジスト表面の変質層は、プリベーキングの際にバルクレジストの流動を抑制してムラの発生を防止ないし低減する働きがある。
典型的な減圧乾燥装置は、たとえば特許文献1に記載されるように、上面が開口しているトレーまたは底浅容器型の下部チャンバと、この下部チャンバの上面に気密に密着または嵌合可能に構成された蓋状の上部チャンバとを有している。下部チャンバの中にはステージが配設されており、このステージ上にレジスト塗布処理の済んだ基板を水平に載置し、チャンバを閉じて(上部チャンバを下部チャンバに密着させて)室内を排気して減圧状態にする。チャンバに基板を搬入出する際には、上部チャンバをクレーン等で上昇させてチャンバを開放し、さらには基板のローディング/アンローディングのためにステージをシリンダ等で適宜上昇させるようにしている。そして、基板の搬入出ないしローディング/アンローディングは、減圧乾燥装置回りで基板の搬送を行う外部の搬送ロボットのハンドリングにより行っている。また、ステージの上面に多数の支持ピンが突出して設けられ、基板はそれらの支持ピンの上に載置されるようになっている。
特開2000−181079
上記のような減圧乾燥装置は、ほぼ絶対真空まで減圧度を上げるためにチャンバ強度を大きくする必要があり、大掛かりでコストが非常に高くついている。しかも、基板をチャンバに搬入出する度毎に上部チャンバを上げ下げ(開閉)するため、基板の大型化に伴って様々な不都合が出てきている。すなわち、基板のサイズがLCD基板のように一辺が2mを越えるような大きさになると、チャンバも著しく大型化して上部チャンバだけでも2トン以上の重量になり、大掛かりな昇降機構を要し、大きな振動による発塵の問題や作業員に対する安全上の問題が顕在化してきている。また、搬送ロボットも、ますます大型化しているが、大きな基板を水平に保持して搬送するのが難しくなってきており、レジスト塗布直後の基板を大きなうちわのようにたわんだ状態で搬送することによって、減圧乾燥装置のチャンバにおける基板の搬入出ないしローディング/アンローディングの際に位置ズレや衝突ないし破損等のエラーが起きやすくなってきている。さらに、チャンバの中で基板はステージ上面から突出するピンの上で減圧乾燥処理を受けるため、減圧乾燥の段階で基板上のレジスト膜にピンの跡が転写することもあり、この点も問題になっている。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、被処理基板上に塗布されたばかりのレジストの表面に減圧乾燥の手法を用いずに適度な変質層を形成して、レジストの膜厚ムラを低コストで効率的に防止するようした基板処理方法およびレジスト表面処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の基板処理方法は、被処理基板上にレジストを塗布するレジスト塗布工程と、前記レジストと反応して変質層を作る薬液成分を含むガスを前記基板上のレジストの表面に吹き付けるレジスト表面処理工程と、露光処理に先立って、前記レジスト中の残存溶媒を蒸発させ、かつ前記レジストの前記基板に対する密着性を高めるために前記基板を加熱するプリベーク工程とを有する。
また、本発明のレジスト表面処理装置は、レジストを塗布した直後の被処理基板に対向して配置される第1のノズルを有し、前記レジストと反応して変質層を作る薬液成分を含むガスを前記第1のノズルより噴射して前記基板上のレジストに吹き付ける薬液成分含有ガス吹き付け部と、前記薬液成分含有ガスが前記レジストの表面の全領域に吹き付けられるように前記第1のノズルと前記基板との間で相対的な移動を行わせる移動機構とを有する。
本発明によれば、被処理基板上に塗布されたレジストに薬液成分含有ガス(好ましくは空気)を吹き付けることにより、薬液成分(好ましくは現像液またはHMDSの蒸気)がレジストの表層でレジスト主成分の樹脂と化学的に反応し、樹脂を架橋させる。また、ガス(空気)もレジストに当たって、同時にレジスト表面乾燥も奏される。これにより、レジストの表面に減圧乾燥と同等の膜厚で変質層を形成することができる。
本発明においては、基板上のレジストに薬液成分含有ガスを吹き付ける前に乾燥用ガスを吹き付けて風圧の物理力で乾かし、レジスト表面に非常に薄い変質膜またはその前置膜を形成するのが好ましい。このような前置膜の上から薬液成分含有ガスを吹き付けることで、レジスト表面の変質層を再現性よく安定に形成することができる。
本発明の好適な一態様によれば、基板上のレジストに対して、長尺形の噴射ノズルより帯状の層流で薬液成分含有ガスあるいは乾燥用ガスを吹き付ける。この場合、基板を平流し搬送路上で略水平に移動させて、基板の一端から他端まで基板上のレジストに万遍なくガスを吹き付けるのが好ましい。また、搬送路に沿って噴射ノズルを複数多段に配置して、薬液成分含有ガスを基板上のレジストに繰り返し吹き付けるのも好ましい。
本発明の基板処理方法またはレジスト表面処理装置によれば、上記のような構成および作用により、被処理基板上に塗布されたばかりのレジストの表面に減圧乾燥の手法を用いずに適度な変質層を形成して、レジストの膜厚ムラを低コストで効率的に防止することができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の基板処理方法およびレジスト表面処理装置を適用できる一構成例としての塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システム10は、クリーンルーム内に設置され、たとえば矩形のガラス基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベーク等の一連の処理を行うものである。露光処理は、このシステムに隣接して設置される外部の露光装置12で行われる。
この塗布現像処理システム10は、中心部に横長のプロセスステーション(P/S)16を配置し、その長手方向(X方向)両端部にカセットステーション(C/S)14とインタフェースステーション(I/F)18とを配置している。
カセットステーション(C/S)14は、システム10のカセット搬入出ポートであり、基板Gを多段に積み重ねるようにして複数枚収容可能なカセットCを水平な一方向(Y方向)に4個まで並べて載置可能なカセットステージ20と、このステージ20上のカセットCに対して基板Gの出し入れを行う搬送機構22とを備えている。搬送機構22は、基板Gを1枚単位で保持できる搬送アーム22aを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、隣接するプロセスステーション(P/S)16側と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション(P/S)16は、水平なシステム長手方向(X方向)に延在する平行かつ逆向きの一対のラインA,Bに各処理部をプロセスフローまたは工程の順に配置している。
より詳細には、カセットステーション(C/S)14側からインタフェースステーション(I/F)18側へ向う上流部のプロセスラインAには、搬入ユニット(IN PASS)24、洗浄プロセス部26、第1の熱的処理部28、塗布プロセス部30および第2の熱的処理部32が第1の平流し搬送路34に沿って上流側からこの順序で一列に配置されている。
より詳細には、搬入ユニット(IN PASS)24はカセットステーション(C/S)14の搬送機構22から未処理の基板Gを受け取り、所定のタクトで第1の平流し搬送路34に投入するように構成されている。洗浄プロセス部26は、第1の平流し搬送路34に沿って上流側から順にエキシマUV照射ユニット(E−UV)36およびスクラバ洗浄ユニット(SCR)38を設けている。第1の熱的処理部28は、上流側から順にアドヒージョンユニット(AD)40および冷却ユニット(COL)42を設けている。塗布プロセス部30は、上流側から順にレジスト塗布ユニット(COT)44およびレジスト表面処理ユニット(VD)46を設けている。第2の熱的処理部32は、上流側から順にプリベークユニット(PRE−BAKE)48および冷却ユニット(COL)50を設けている。第2の熱的処理部32の下流側隣に位置する第1の平流し搬送路34の終点にはパスユニット(PASS)52が設けられている。第1の平流し搬送路34上を平流しで搬送されてきた基板Gは、この終点のパスユニット(PASS)52からインタフェースステーション(I/F)18へ渡されるようになっている。
一方、インタフェースステーション(I/F)18側からカセットステーション(C/S)14側へ向う下流部のプロセスラインBには、現像ユニット(DEV)54、ポストベークユニット(POST−BAKE)56、冷却ユニット(COL)58、検査ユニット(AP)60および搬出ユニット(OUT−PASS)62が第2の平流し搬送路64に沿って上流側からこの順序で一列に配置されている。ここで、ポストベークユニット(POST−BAKE)56および冷却ユニット(COL)58は第3の熱的処理部66を構成する。搬出ユニット(OUT PASS)62は、第2の平流し搬送路64から処理済の基板Gを1枚ずつ受け取って、カセットステーション(C/S)14の搬送機構22に渡すように構成されている。
両プロセスラインA,Bの間には補助搬送空間68が設けられており、基板Gを1枚単位で水平に載置可能なシャトル70が図示しない駆動機構によってプロセスライン方向(X方向)で双方向に移動できるようになっている。
インタフェースステーション(I/F)18は、上記第1および第2の平流し搬送路34,64や隣接する露光装置12と基板Gのやりとりを行うための搬送装置72を有し、この搬送装置72の周囲にロータリステージ(R/S)74および周辺装置76を配置している。ロータリステージ(R/S)74は、基板Gを水平面内で回転させるステージであり、露光装置12との受け渡しに際して長方形の基板Gの向きを変換するために用いられる。周辺装置76は、たとえばタイトラー(TITLER)や周辺露光装置(EE)等を第2の平流し搬送路64に接続している。
図2に、この塗布現像処理システムにおける1枚の基板Gに対する全工程の処理手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)14において、搬送機構22が、ステージ20上のいずれか1つのカセットCから基板Gを1枚取り出し、その取り出した基板Gをプロセスステーション(P/S)16のプロセスラインA側の搬入ユニット(IN PASS)24に搬入する(ステップS1)。搬入ユニット(IN PASS)24から基板Gは第1の平流し搬送路34上に移載または投入される。
第1の平流し搬送路34に投入された基板Gは、最初に洗浄プロセス部26においてエキシマUV照射ユニット(E−UV)36およびスクラバ洗浄ユニット(SCR)38により紫外線洗浄処理およびスクラビング洗浄処理を順次施される(ステップS2,S3)。スクラバ洗浄ユニット(SCR)38は、平流し搬送路34上を水平に移動する基板Gに対して、ブラッシング洗浄やブロー洗浄を施すことにより基板表面から粒子状の汚れを除去し、その後にリンス処理を施し、最後にエアーナイフ等を用いて基板Gを乾燥させる。スクラバ洗浄ユニット(SCR)38における一連の洗浄処理を終えると、基板Gはそのまま第1の平流し搬送路34を下って第1の熱的処理部28を通過する。
第1の熱的処理部28において、基板Gは、最初にアドヒージョンユニット(AD)40で蒸気状のHMDSを用いるアドヒージョン処理を施され、被処理面を疎水化される(ステップS4)。このアドヒージョン処理の終了後に、基板Gは冷却ユニット(COL)42で所定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。この後も、基板Gは第1の平流し搬送路34を下って塗布プロセス部30へ搬入される。
塗布プロセス部30において、基板Gは最初にレジスト塗布ユニット(COT)44で平流しのままスリットノズルを用いるスピンレス法により基板上面(被処理面)にレジスト液を塗布され、直後に下流側隣のレジスト表面処理ユニット(VD)46で後述する変質層形成処理を受ける(ステップS6)。
塗布プロセス部30を出た基板Gは、第1の平流し搬送路34を下って第2の熱的処理部32を通過する。第2の熱的処理部32において、基板Gは、最初にプリベークユニット(PRE−BAKE)48でレジスト塗布後の熱処理または露光前の熱処理としてプリベーキングを受ける(ステップS7)。このプリベーキングによって、基板G上のレジスト膜中に残留していた溶剤が蒸発して除去され、基板に対するレジスト膜の密着性が強化される。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)50で所定の基板温度まで冷却される(ステップS8)。しかる後、基板Gは、第1の平流し搬送路34の終点のパスユニット(PASS)52からインタフェースステーション(I/F)18の搬送装置72に引き取られる。
インタフェースステーション(I/F)18において、基板Gは、ロータリステージ74でたとえば90度の方向変換を受けてから周辺装置76の周辺露光装置(EE)に搬入され、そこで基板Gの周辺部に付着するレジストを現像時に除去するための露光を受けた後に、隣の露光装置12へ送られる(ステップS9)。
露光装置12では基板G上のレジストに所定の回路パターンが露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置12からインタフェースステーション(I/F)18に戻されると(ステップS9)、先ず周辺装置76のタイトラー(TITLER)に搬入され、そこで基板上の所定の部位に所定の情報が記される(ステップS10)。しかる後、基板Gは、搬送装置72よりプロセスステーション(P/S)16のプロセスラインB側に敷設されている第2の平流し搬送路64の現像ユニット(DEV)54の始点に搬入される。
こうして、基板Gは、今度は第2の平流し搬送路64上をプロセスラインBの下流側に向けて搬送される。最初の現像ユニット(DEV)54において、基板Gは、平流しで搬送される間に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理を施される(ステップS11)。
現像ユニット(DEV)54で一連の現像処理を終えた基板Gは、そのまま第2の平流し搬送路64に乗せられたまま第3の熱的処理部66および検査ユニット(AP)60を順次通過する。第3の熱的処理部66において、基板Gは、最初にポストベークユニット(POST−BAKE)56で現像処理後の熱処理としてポストベーキングを受ける(ステップS12)。このポストベーキングによって、基板G上のレジスト膜に残留していた現像液や洗浄液が蒸発して除去され、基板に対するレジストパターンの密着性が強化される。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)58で所定の基板温度に冷却される(ステップS13)。検査ユニット(AP)60では、基板G上のレジストパターンについて非接触の線幅検査や膜質・膜厚検査等が行われる(ステップS14)。
搬出ユニット(OUT PASS)62は、第2の平流し搬送路64から全工程の処理を終えてきた基板Gを受け取って、カセットステーション(C/S)14の搬送機構22へ渡す。カセットステーション(C/S)14側では、搬送機構22が、搬出ユニット(OUT PASS)62から受け取った処理済の基板Gをいずれか1つ(通常は元)のカセットCに収容する(ステップS1)。
この塗布現像処理システム10においては、塗布プロセス部30内のレジスト表面処理ユニット(VD)46に本発明を適用することができる。以下、図3〜図5につき、本発明の好適な実施形態における塗布プロセス部30内のレジスト表面処理ユニット(VD)46の構成および作用を詳細に説明する。
図3は、この実施形態における塗布プロセス部30の全体構成を示す平面図である。図4はレジスト表面処理ユニット(VD)46の構成を示す側面図、図5はレジスト表面処理ユニット(VD)46内の要部の作用を示す一部断面側面図である。
図3において、レジスト塗布ユニット(COT)44は、第1の平流し搬送路34(図1)の一部または一区間を構成する浮上式のステージ80と、このステージ80上で空中に浮いている基板Gをステージ長手方向(X方向)に搬送する基板搬送機構82と、ステージ80上を搬送される基板Gの上面にレジスト液を供給するレジストノズル84と、塗布処理の合間にレジストノズル84をリフレッシュするノズルリフレッシュ部86とを有している。
ステージ80の上面には所定のガス(たとえばエア)を上方に噴射する多数のガス噴射孔88が設けられており、それらのガス噴射孔88から噴射されるガスの圧力によって基板Gがステージ上面から一定の高さに浮上するように構成されている。
基板搬送機構82は、ステージ80を挟んでX方向に延びる一対のガイドレール90A,90Bと、これらのガイドレール90A,90Bに沿って往復移動可能なスライダ92と、ステージ80上で基板Gの両側端部を着脱可能に保持するようにスライダ92に設けられた吸着パッド等の基板保持部材(図示せず)とを備えており、直進移動機構(図示せず)によりスライダ92を搬送方向(X方向)に移動させることによって、ステージ80上で基板Gの浮上搬送を行うように構成されている。
レジストノズル84は、ステージ80の上方を搬送方向(X方向)と直交する水平方向(Y方向)に横断して延びる長尺形ノズルであり、所定の塗布位置でその直下を通過する基板Gの上面に対してスリット状の吐出口よりレジスト液を帯状に吐出するようになっている。また、レジストノズル84は、このノズルを支持するノズル支持部材94と一体にX方向に移動可能、かつZ方向に昇降可能に構成されており、上記塗布位置とノズルリフレッシュ部86との間で移動できるようになっている。
ノズルリフレッシュ部86は、ステージ80の上方の所定位置で支柱部材96に保持されており、塗布処理のための下準備としてレジストノズル84にレジスト液を吐出させるためのプライミング処理部98と、レジストノズル84のレジスト吐出口を乾燥防止の目的から溶剤蒸気の雰囲気中に保つためのノズルバス100と、レジストノズル84のレジスト吐出口近傍に付着したレジストを除去するためのノズル洗浄機構102とを備えている。
ここで、レジスト塗布ユニット(COT)44における主な作用を説明する。 先ず、前段の第1の熱的処理部28(図1)よりたとえばコロ搬送で送られてきた基板Gがステージ80上の前端側に設定された搬入部に搬入され、そこで待機していたスライダ92が基板Gを保持して受け取る。ステージ80上で基板Gはガス噴射口88より噴射されるガス(エア)の圧力を受けて略水平な姿勢で浮上状態を保つ。
そして、スライダ92が基板を保持しながら減圧乾燥ユニット(VD)46側に向かって搬送方向(X方向)に移動し、基板Gがレジストノズル84の下を通過する際に、レジストノズル84が基板Gの上面に向けて液状のレジストRを帯状に吐出することにより、基板G上に基板前端から後端に向って絨毯が敷かれるようにしてレジストRの液膜が一面に形成される。こうしてレジストRを塗布された基板Gは、その後もスライダ92によりステージ80上で浮上搬送され、ステージ80の後端を越えて後述するコロ搬送路104に乗り移り、そこでスライダ92による保持が解除される。コロ搬送路104に乗り移った基板Gはそこから先は、後述するようにコロ搬送路104上をコロ搬送で移動して後段の減圧乾燥ユニット(VD)46へ搬入される。
塗布処理の済んだ基板Gを上記のようにしてレジスト表面処理ユニット(VD)46側へ送り出した後、スライダ92は次の基板Gを受け取るためにステージ80の前端側の搬入部へ戻る。また、レジストノズル84は、1回または複数回の塗布処理を終えると、塗布位置(レジスト吐出位置)からノズルリフレッシュ部86へ移動してそこでノズル洗浄やプライミング処理等のリフレッシュないし下準備をしてから、塗布位置に戻る。
図3に示すように、レジスト塗布ユニット(COT)44のステージ80の延長線上(下流側)には、第1の平流し搬送路34(図1)の一部または一区間を構成するコロ搬送路104が敷設されている。このコロ搬送路104は、レジスト表面処理ユニット(VD)46を縦断または通り抜けて、第2の熱的処理部32(図1)まで続いている。
レジスト表面処理ユニット(VD)46においては、コロ搬送路104の上を平流しで搬送される基板Gの上面(被処理面)に対して本発明によるレジスト表面処理を施すための各種ガス吹き付け部106,108,110がコロ搬送路104に沿って搬送方向(X方向)に多段(図示の例は3段)に配置されている。
より詳細には、図4に示すように、レジスト表面処理ユニット(VD)46のハウジング112内で、入口付近に乾燥用ガス吹き付け部106が配置され、中間部に第1薬液成分含有ガス吹き付け部108が配置され、出口付近に第2薬液成分含有ガス吹き付け部110が配置されている。
乾燥用ガス吹き付け部106は、コロ搬送路104の上方に長尺形の噴射ノズル114と長尺形の吸い込み口116とをガス案内板118を介して一組で配置している。ここで、噴射ノズル114は吸い込み口116よりも搬送方向(X方向)の下流側に配置されている。噴射ノズル114の吐出口は、コロ搬送路104上の基板Gと所定距離(たとえば5〜15mm)のギャップを介してコロ搬送路104を横断する方向(Y方向)にスリット状に延びている。吸い込み口116も噴射ノズル114の吐出口と平行にスリット状に延びている。
噴射ノズル114および吸い込み口116は、コロ搬送路104上で基板Gがそれぞれの直下を通過する時に動作する。すなわち、噴射ノズル114は、空気供給部120および送風機122よりガス供給管124を介して送られてくる乾燥用の空気Aを導入し、導入した乾燥用空気Aをノズル内の多孔板114aに通してスリット状吐出口より直下の基板Gに向けて所定の圧力(風圧)および均一な層流で噴き出すようになっている。吸い込み口116は、排気ポンプまたは排気ファン内蔵の排気部126に排気管128を介して通じており、基板Gの上面に当たってガス案内板118下のギャップに滞留する乾燥用空気Aを吸い込んで回収するようになっている。
第1薬液成分含有ガス吹き付け部108も、同様に、コロ搬送路104の上方に長尺形の噴射ノズル130と長尺形の吸い込み口132とをガス案内板134を介して一組で配置している。ここで、噴射ノズル130は吸い込み口132よりも搬送方向(X方向)の下流側に配置されており、噴射ノズル130の吐出口はコロ搬送路104上の基板Gと所定距離(たとえば5〜15mm)のギャップを介してコロ搬送路104を横断する方向(Y方向)にスリット状に延びている。吸い込み口132も平行(Y方向)にスリット状に延びている。
第1薬液成分含有ガス吹き付け部108においても、噴射ノズル130および吸い込み口132は、コロ搬送路104上で基板Gがそれぞれの直下を通過する時に動作する。より詳細には、噴射ノズル130は、空気供給部120、薬液蒸気生成部136および送風機138よりガス供給管140を介して送られてくる薬液成分含有空気B1を導入し、導入した薬液成分含有空気B1をノズル内の多孔板130aに通してスリット状吐出口より直下の基板Gに向けて所定の圧力(風圧)および均一な層流で噴き出すようになっている。吸い込み口132は、排気ポンプまたは排気ファン内蔵の排気部142に排気管144を介して通じており、基板Gの上面に当たってガス案内板134下のギャップに滞留する薬液成分含有空気B1を吸い込んで回収するようになっている。
第2薬液成分含有ガス吹き付け部110も、同様に、コロ搬送路104の上方に長尺形の噴射ノズル146と長尺形の吸い込み口148とをガス案内板150を介して一組で配置している。やはり、噴射ノズル146は吸い込み口148よりも搬送方向(X方向)の下流側に配置されており、噴射ノズル146の吐出口は、コロ搬送路104上の基板Gと所定距離のギャップを介してコロ搬送路104を横断する方向(Y方向)にスリット状に延びている。吸い込み口148も平行(Y方向)にスリット状に延びている。
第2薬液成分含有ガス吹き付け部110においても、噴射ノズル146および吸い込み口148は、コロ搬送路104上で基板Gが両ノズルの直下を通過する時に動作するようになっている。噴射ノズル146は、空気供給部120、薬液蒸気生成部136、加熱器152および送風機154よりガス供給管156を介して送られてくる薬液成分含有空気B2を導入し、導入した薬液成分含有空気B2をノズル内の多孔板146aに通してスリット状吐出口より直下の基板Gに向けて所定の圧力(風圧)および均一な層流で噴き出すようになっている。吸い込み口148は、上記排気部142に排気管158を介して通じており、基板Gの上面に当たってガス案内板150下のギャップに滞留する薬液成分含有空気B2を吸い込んで回収するようになっている。
空気供給部120は、フィルタやポンプ等を有しており、好ましくは乾いた清浄空気を供給する。薬液蒸気生成部136は、図示省略するが、レジストと反応して変質層(固い層)を作る性質を有する薬液(たとえば現像液、HMDS(ヘキサメチルジシラザン))を貯留するタンクと、この薬液タンクの底部に設けたバブラーにキャリアガスとして窒素ガスを供給する窒素ガス供給部とを備えており、該バブラーより発生される窒素ガスの泡に薬液が気化して溶け込んで、薬液の蒸気が発生するようになっている。加熱器152は、第2薬液成分含有ガス吹き付け部110の噴射ノズル146に供給する薬液成分含有空気B2を所定温度に加熱するためにガス供給管156に取り付けられる。送風機138,154は、たとえばブロアまたはファンからなり、空気供給部120からの空気と薬液蒸気生成部136からの薬液蒸気とを入側に取り込み、出側より昇圧した薬液成分含有空気B1,B2をそれぞれ吐き出す。
ハウジング112の天井には、清浄な空気をダウンフローで供給するファン・フィルタ・ユニット(FFU)160が適所に取り付けられている。また、コロ搬送路104の下方に延在する底壁または床には1箇所または数箇所に排気口162が適所に設けられており、各排気口162は排気管164を介して排気ポンプまたは排気ファン内蔵の排気部166に通じている。各ガス吹き付け部106,108,110より漏れたガスは、天井からのダウンフローの清浄空気に巻き込まれるようにして床部の排気口162から室外へ排出されるようになっている。
ハウジング112の入口付近には、コロ搬送路104上で基板Gがこのユニット(DV)46内に入るタイミングを検出するための近接スイッチまたは位置センサ168が設けられている。この位置センサ168の出力信号は、ユニット(DV)46内の各部および全体の動作を制御するコントローラ(図示せず)に送られる。
コロ搬送路104は、棒状のコロ170を搬送方向(X方向)に一定ピッチで水平に並べている。各コロ170は、図示省略するが、たとえばフレーム等に固定された軸受に回転可能に支持されており、電気モータ等の搬送駆動源に歯車機構またはベルト機構等の伝動機構を介して接続されている。
次に、このレジスト表面処理ユニット(VD)46における作用を説明する。
上記したように、上流側隣のレジスト塗布ユニット(COT)44でレジストRを塗布された基板Gは、ステージ80上の浮上搬送路からコロ搬送路104に乗り移り、平流しのコロ搬送でレジスト表面処理ユニット(VD)46のハウジング112内に入る。ハウジング112内で、コロ搬送路104上を一定速度のコロ搬送で移動する基板Gは、最初に乾燥用ガス吹き付け部106を通過する際に噴射ノズル114より帯状の層流で乾燥用空気Aを吹き付けられる。このように基板Gに上方から乾燥用空気Aの層流が当たることで、基板Gの最上層であるレジストRに乾燥用空気Aの風圧が物理的な力として作用し、図5に示すように、基板Gの前端から後端に向ってレジストRの表面に非常に薄い(数100Å以下の)変質層またはその前置膜(固い層)RAが形成されていく。なお、図5において、基板G上の下地膜172は、フォトリソグラフィーの被加工膜(回路パターン形成の対象となる膜)である。
そして、乾燥用ガス吹き付け部106を抜けると、コロ搬送路104上で基板Gは次に第1薬液成分含有ガス吹き付け部108を通り、ここで上方の噴射ノズル130より帯状の層流で薬液成分含有空気B1を吹き付けられる。このように薬液成分含有空気B1の層流が基板G上のレジストRに当たることで、薬液成分がレジストRの表層でレジスト主成分の樹脂と化学的に反応し、樹脂を架橋させる。また、同時に空気流も基板G上のレジストRに当たることで、レジストRの表面に適度な圧力が加わって架橋反応が促進されるとともに、乾燥効果も奏される。こうして、図5に示すように、基板Gの前端から後端に向ってレジストRの表面に実質的に有意な(数1000Å以上の)膜厚を有する変質層RB1が形成されていく。
直後に、基板Gが後段の第2薬液成分含有ガス吹き付け部110を通る際にも、上方の噴射ノズル146より帯状の層流で薬液成分含有空気B2を吹き付けられる。このように薬液成分含有空気B2の層流が基板G上のレジストRに繰り返し当たることで、レジストRの表層で既成の変質層RB1を通り抜けた薬液成分がレジスト主成分の樹脂と化学的に反応して、樹脂を架橋させる。こうして、図5に示すように、基板Gの前端から後端に向ってレジストR表面の変質層はRB1からRB2へと膜厚を一段成長させていく。ここで、第2薬液成分含有ガス吹き付け部110においては、変質層RBの成長を効果的に促すために、上記のように加熱器152により薬液成分含有空気B2を昇温している。これと併せて、薬液成分含有空気B2の風圧を一段高めるのも好ましい。
こうして、コロ搬送路104上で基板Gがレジスト表面処理ユニット(VD)46を通過する間に、多段のガス吹き付け部106,108,110で上記のような多段階のレジスト表面処理を受けることにより、基板G上のレジストRの表面全体に減圧乾燥を施されたときと同等の膜厚(たとえば約3000Å)を有する変質層RBが形成される。これにより、第2の熱的処理部32において、基板Gがプリベークユニット(PRE−BAKE)48でプリベーキングの加熱処理を受ける際に基板Gと接触する部材から熱的な影響を受けてレジストRのバルク部分の動きが不均一になろうとしても、硬性の変質層RB2によって不均一な動きが抑え込まれる。その結果、レジストRに膜厚のムラが発生し難くなる。このことによって、回路パターンの線幅精度が向上する。
上記のように、この実施形態のレジスト表面処理ユニット(VD)46は、基板G上に塗布されたレジストRに対して、大気中で、空気Aを層流で吹き付けてレジスト表面をある程度乾燥させ、次いで薬液成分含有空気B1,B2を層流で繰り返し吹き付けてレジスト表面に変質層RBを所望の膜厚で形成するようにしたので、装置構成の大幅な簡易化および低コスト化をはかれる。また、ユニット(VD)46における基板Gの搬入出およびレジスト表面処理の走査を全てコロ搬送で行う。このことにより、搬送ロボットは不要であり、基板をうちわのようにたわませてしまってローディング/アンローディングの際に位置ずれや衝突・破損等のエラーを起こさなくて済む。また、支持ピンを用いなくて済むので、レジスト表面処理ユニット(VD)46内で基板G上のレジストに転写跡が発生するおそれもない。
以上本発明を好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。
たとえば、作用効果(変質層形成)の面である程度の低下を伴うが、初段の乾燥用ガス吹き付け部106を省く構成も可能である。また、薬液成分含有ガス吹き付け部108,110の片方を省いて薬液成分含有ガス吹き付け部を一段だけ設ける構成も無論可能である。あるいは、薬液成分含有ガス吹き付け部を3段以上備える構成も可能である。さらには、各ガス吹き付け部106,108,110で用いた空気を窒素ガスで代用することも可能である。また、薬液蒸気生成部136の代わりに薬液のミストを生成する装置を使用し、薬液ミストを薬液成分とすることも可能である。
図示省略するが、コロ搬送路104をベルト搬送路あるいは浮上搬送路等の他の平流し搬送路に置き換える構成も可能である。特に、浮上搬送路を用いる場合は、上流側隣のレジスト塗布ユニット(COT)44における浮上式ステージ80および基板搬送機構82をレジスト表面処理ユニット(VD)46内の基板移動機構に兼用させることも可能である。また、図示省略するが、ガス吹き付け部106,108,110のノズルを搬送方向(X方向)あるいは鉛直方向(Z方向)に移動ないし変位させる構成も可能である。
本発明のレジスト表面処理法は、一般的にはポジ型のレジストに適用して好適であるが、ネガ型レジストにも適用可能である。
本発明における被処理基板はLCD用のガラス基板に限るものではなく、他のフラットパネルディスプレイ用基板や、半導体ウエハ、CD基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。減圧乾燥処理対象の塗布液もレジスト液に限らず、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の処理液も可能である。
本発明の適用可能な塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。 上記塗布現像処理システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 実施形態における塗布プロセス部の全体構成を示す平面図である。 実施形態におけるレジスト表面処理ユニットの構成を示す側面図である。 実施形態のレジスト表面処理ユニットにおける要部の作用を示す一部断面側面図である。
符号の説明
10 塗布現像処理システム
30 塗布プロセス部
46 レジスト表面処理ユニット(VD)
104 コロ搬送路
106 乾燥用ガス吹き付け部106
108 第1薬液成分含有ガス吹き付け部
110 第2薬液成分含有ガス吹き付け部
120 空気供給部
122,138,154 送風機
114,130,146 噴射ノズル
116,132,148 吸い込み口
118,134,150 ガス案内板
126,142 排気部
136 薬液蒸気生成部
170 コロ

Claims (12)

  1. 被処理基板上にレジストを塗布するレジスト塗布工程と、
    前記レジストと反応して変質層を作る薬液成分を含むガスを前記基板上に塗布されたレジストの表面に吹き付けるレジスト表面処理工程と、
    露光処理に先立って、前記レジスト中の残存溶媒を蒸発させ、かつ前記レジストの前記基板に対する密着性を高めるために前記基板を加熱するプリベーク工程と
    を有する基板処理方法。
  2. 被処理基板上にレジストを塗布するレジスト塗布工程と、
    前記基板上のレジストの表面に乾燥用の第1のガスを吹き付ける第1のレジスト表面処理工程と、
    前記レジストと反応して変質層を作る薬液成分を含む第2のガスを前記基板上に塗布されたレジストの表面に吹き付ける第2のレジスト表面処理工程と、
    露光処理に先立って、前記レジスト中の残存溶媒を蒸発させ、かつ前記レジストの前記基板に対する密着性を高めるために前記基板を加熱するプリベーク工程と
    を有する基板処理方法。
  3. 前記薬液成分は現像液の蒸気である請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 前記薬液成分はHMDSの蒸気である請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
  5. 前記ガスは空気である請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  6. 前記基板上のレジストの表面に前記ガスを帯状の層流で吹き付ける請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  7. レジストを塗布した直後の被処理基板に対向して配置される第1のノズルを有し、前記レジストと反応して変質層を作る薬液成分を含むガスを前記第1のノズルより噴射して前記基板上のレジストに吹き付ける薬液成分含有ガス吹き付け部と、
    前記薬液成分含有ガスが前記レジストの表面の全領域に吹き付けられるように前記第1のノズルと前記基板との間で相対的な移動を行わせる移動機構と
    を有するレジスト表面処理装置。
  8. 前記基板に対向して配置される第2のノズルを有し、乾燥用のガスを前記第2のノズルより噴射して前記基板上のレジストに吹き付ける乾燥用ガス吹き付け部を有し、
    前記第1のノズルによる前記薬液成分含有ガスの吹き付けに先立って前記乾燥用ガスが前記基板上のレジストの各部の表面に吹き付けられるように、前記移動機構により前記第2のノズルと前記基板との間で相対的な移動を行わせる請求項7に記載のレジスト表面処理装置。
  9. 前記移動機構が、前記基板を略水平に支持して所定の搬送方向に平流しで搬送するための搬送路を有する請求項7または請求項8に記載のレジスト表面処理装置。
  10. 前記薬液成分含有ガス吹き付け部が、前記搬送路に沿って前記第1のノズルを複数多段に配置する請求項9に記載のレジスト表面処理装置。
  11. 前記第1のノズルが、前記搬送路を横断する方向に延びるスリット型の吐出口を有する長尺形ノズルである請求項7〜10のいずれか一項に記載のレジスト表面処理装置。
  12. 前記第2のノズルが、前記搬送路を横断する方向に延びるスリット型の吐出口を有する長尺形ノズルである請求項8〜10のいずれか一項に記載のレジスト表面処理装置。
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