JP2008151928A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハーフトーン画像の濃度ムラを低減することができるクリーナーレス方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体3Kと、これの表面を一様帯電せしめる帯電ローラ7K手段と、一様帯電後の感光体3K表面に潜像を書き込む図示しない光書込ユニットと、感光体3K表面上の潜像を現像してKトナー像を得る現像装置40K手段と、感光体3K表面上のKトナー像を中間転写ベルト61に転写する転写ユニットと、転写ユニットによる転写工程を通過した後、現像装置40Kによる現像工程に進入する前の感光体3K表面に付着している転写残トナーを捕捉するブラシ部材12Kとを備え、ブラシ部材12K内の転写残トナーを感光体3K表面に再転移させてから現像装置40K内に回収する構成において、感光体3Kとして、算術平均表面粗さRaが0.014〜0.600[μm]であるものを用いた。
【選択図】図2

Description

本発明は、トナー像を転写体に転写した後の潜像担持体の表面に付着している転写残トナーを、現像手段内に回収するいわゆるクリーナーレス方式の画像形成装置に関するものである。
一般に、電子写真方式の画像形成装置においては、次のようなプロセスで画像を形成する。即ち、まず、一様帯電せしめた感光体等の潜像担持体に対して露光走査などを施して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によって現像する。次いで、現像によって得られたトナー像を、潜像担持体上から転写紙等の記録体に直接転写するか、あるいは中間転写体を介して記録紙等の記録体に転写する。
かかる構成の画像形成装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、潜像担持体たるドラム状の感光体の回転する表面に形成したトナー像を、感光体と中間転写ベルトとの当接による1次転写ニップで中間転写ベルトに1次転写する。そして、1次転写ニップを通過した後の感光体表面を帯電装置によって一様帯電せしめる。1次転写ニップを通過した後の感光体表面には転写残トナーが付着しているが、この転写残トナーを除去することなく感光体表面を一様帯電せしめた後、現像装置内に転写残トナーを回収するいわゆるクリーナーレス方式を採用している。
特開2003−316202号公報
感光体から転写体へのトナー像の転写が適切に行われている場合には、1次転写ニップを通過した後の感光体表面に付着している転写残トナーの殆どは、正規極性とは逆極性に帯電している逆帯電トナーである。そこで、本発明者らは、次のようなクリーナーレス方式の画像形成装置の試作機を製造した。即ち、1次転写ニップを通過した直後の感光体に当接している導電性ブラシにトナーの正規極性と同極性のバイアスを印加して、転写残トナーの大半を占める逆帯電トナーをブラシ内に捕捉する画像形成装置である。導電性ブラシ内に捕捉した転写残トナーについては、プリントジョブ終了直後や、連続プリントの連続通紙における紙間タイミングなどで、バイアス条件を変化させることで、ブラシから感光体に再転移させて現像装置内に回収する。
ところが、かかる構成において、感光体から転写体へのトナー像の転写効率によっては、ハーフトーン画像に濃度ムラを発生させることがわかった。また、この濃度ムラは、次のようにして引き起こされていることもわかった。即ち、感光体から転写体へのトナー像の転写が適切に行われている場合には、転写残トナーの量は比較的少量であり、その殆どが逆帯電トナーで占められる。一方、転写効率が比較的悪い場合には、転写残トナーの量が比較的多量になり、その中には、逆帯電トナーに加えて、正規極性に帯電している正規極性のトナーも含まれるようになる。そして、正規極性のトナーは、導電性ブラシに捕捉されずに、そのまま現像領域に戻る。正規極性のトナーを付着させたまま現像領域に戻った感光体箇所が比較的大きな面積の地肌部である場合には、トナーは現像領域で現像ローラ等に転移して現像装置内に回収されるため、大きな問題とはならない。ところが、正規極性のトナーを付着させたまま現像領域に戻った感光体箇所がハーフトーン画像のドット間に形成される小面積の地肌部である場合、トナーは周囲にあるドット状潜像の電界の影響を受けてそのまま感光体表面上に留まる。これにより、ハーフトーン画像が部分的に濃くなってしまうのである。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ハーフトーン画像の濃度ムラを低減することができるクリーナーレス方式の画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体の無端移動する表面を一様帯電せしめる帯電手段と、一様帯電後の該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面上の潜像を現像してトナー像を得る現像手段と、該表面上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、該転写手段による転写工程を通過した後、該現像手段による現像工程に進入する前の潜像担持体表面に付着している転写残トナーを捕捉するトナー捕捉部材とを備え、該トナー捕捉部材で捕捉した転写残トナーを潜像担持体の表面に再転移させてから該現像手段内に回収する画像形成装置において、上記潜像担持体として、算術平均表面粗さRaが0.014[μm]以上、0.600[μm]以下であるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記潜像担持体として、表面の微細な凹凸における凸部が7[個/μm]以上、15[個/μm]以下であるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記潜像担持体として、算術平均表面粗さRaがトナーの平均粒径に0.06を乗じた値と同等以下であるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの画像形成装置において、上記トナー捕捉部材として、支持体と、該支持体の表面に傾斜した姿勢で立設せしめられた複数の起毛からなる斜毛ブラシ部とを有するブラシ部材、を用いるとともに、該ブラシ部材における該起毛の根元側よりも先端側を上記潜像担持体の表面移動方向の下流側に向けた姿勢で、該斜毛ブラシ部を該潜像担持体に当接させたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、上記転写手段として、上記潜像担持体上のトナー像を中間転写体に転写した後、第2の中間転写体あるいは記録体に転写するもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかの画像形成装置において、上記潜像担持体として、温度25[℃]、湿度50[%]の環境下にてその表面に対してビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を6[mN]の最大荷重で押し込む硬度試験によるユニバーサル硬度が100[N/mm]以上、200[N/mm]以下であるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの画像形成装置において、上記潜像担持体として、表面の摩擦係数が0.3以下であるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかの画像形成装置において、上記潜像担持体として、表面の純水接触角が90[°]以上であるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかの画像形成装置において、上記トナー捕捉部材として、回転可能な回転軸部材と、支持体たる該回転軸部材の周面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシローラ部とを有する回転ブラシローラ、を用い、上記潜像担持体の表面に当接しながら該表面を一様帯電せしめる帯電部材として、該回転ブラシローラを兼用したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記回転ブラシローラを回転駆動する駆動手段として、転写残トナーを該回転ブラシローラから潜像担持体表面に吐き出させる期間に、該回転ブラシローラの回転速度の変化により、上記潜像担持体に当接している該回転ブラシローラの毛倒れ状態を変化させるもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項4、9又は10の画像形成装置において、転写残トナーを上記ブラシ部材又は回転ブラシローラから潜像担持体表面に吐き出させる期間よりも、転写残トナーをブラシ部材又は回転ブラシローラに捕捉させる期間の方が、該ブラシ部材又は回転ブラシローラの上記潜像担持体に向けての付勢量を小さくするように、該ブラシ部材又は回転ブラシローラを該潜像担持体に向けて付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項9又は10の画像形成装置において、少なくとも交流電圧を含むバイアスを上記回転ブラシローラに印加するバイアス印加手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、上記バイアス印加手段として、転写残トナーを該回転ブラシローラに捕捉させる期間と、該回転ブラシローラから潜像担持体表面に吐き出させる期間とで、上記交流電圧の周波数を異ならせるもの、を用いたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、潜像担持体として、算術平均表面粗さRaが0.014[μm]以上、0.600[μm]以下であるもの、を用いることで、本発明者らが後述する実験で明らかにしたように、転写残トナーの殆どが逆帯電トナーとなるほどの優れた転写効率を発揮して、ハーフトーン画像の濃度ムラを低減することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のカラーレーザープリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの要部を示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー,マゼンダ,シアン,ブラック(以下、Y,M,C,Kと記す)の各色のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kを備えている。また、光書込ユニット50、レジストローラ対54、転写ユニット60等も備えている。各符号の末尾に付された添字Y,M,C,Kは、それぞれイエロー,マゼンダ,シアン,ブラック用の部材であることを示す。
潜像形成手段たる光書込ユニット50は、Y,M,C,Kの各色に対応する4つのレーザーダイオードからなる光源、正六面体のポリゴンミラー、これを回転駆動するためのポリゴンモータ、fθレンズ、レンズ、反射ミラー等を有している。レーザーダイオードから射出されたレーザー光Lは、ポリゴンミラーの何れか1つの面で反射してポリゴンミラーの回転に伴って偏向せしめられながら、後述する4つの感光体のうちの何れかに到達する。4つのレーザーダイオードからそれぞれ射出されるレーザー光Lにより、4つの感光体Y,M,C,Kの表面がそれぞれ光走査される。
プロセスユニット1Y,M,C,Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体3Y,M,C,K、これらにそれぞれ個別に対応する現像装置40Y,M,C,Kなどを有している。感光体3Y,M,C,Kは、アルミ等の素管に有機感光層が被覆されたものであり、図示しない駆動手段によって所定の線速で図中時計回り方向に回転駆動せしめられる。そして、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて変調されたレーザー光Lを発する光書込ユニット50により、暗中にて光走査されて、Y,M,C,K用の静電潜像を担持する。
図2は、4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kのうち、K用のプロセスユニット1Kをその周囲構成とともに示す拡大構成図である。同図において、K用のプロセスユニット1Kは、感光体3K、帯電ローラ7K、図示しない除電ランプ、導電性シート11K、ブラシ部材12K、現像手段たる現像装置40K等を、1つのユニットとして共通のユニットケーシング(保持体)に保持させて、プリンタ本体に対して着脱可能にしたものである。
被帯電体であり且つ潜像担持体であるK用の感光体3Kは、アルミニウム素管からなる導電性基体の表面に、負帯電性の有機光光導電物質(OPC)からなる感光層が被覆された直径24[mm]程度のドラムであり、図示しない駆動手段によって所定の線速で図中時計回り方向に回転駆動せしめられる。
帯電ローラ7Kは、金属製の回転軸部材の周面に、導電性ゴム等からなる導電性ローラ部が被覆されたものであり、回転軸部材を中心にして図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動されながら感光体3Kに接触して帯電ニップを形成している。帯電ローラ7Kの金属製の回転軸部材には、帯電電源101によって帯電バイアスが印加される。そして、帯電ローラ7Kと感光体3Kとの間に放電が発生することで、感光体3Kの表面が負極性に一様帯電せしめられる。
一様帯電せしめられたK用の感光体3Kの表面には、上述した光書込ユニット(50)による光走査でK用の静電潜像(負極性で且つ電位が地肌部よりも低い)が形成され、この静電潜像はK用の現像装置40KによってKトナー像に現像される。
K用の現像装置40Kは、ケーシング41Kに設けられた開口から周面の一部を露出させる現像ローラ42Kを有している。この現像ローラ42Kは、ケーシング4K内に収容されている図示しないKトナーを周面に担持しながら回転する。現像ローラ42Kの表面に担持されたKトナーは、現像ローラ42Kの回転に伴って、現像ローラ42Kと感光体3Kとが対向あるいは接触する現像領域に搬送される。
この現像領域では、現像電源102から出力される負極性の現像バイアスが印加される現像ローラ42Kと、感光体3Kの静電潜像との間に、負極性のKトナーをローラ側から潜像側に静電移動させる現像ポテンシャルが作用する。また、現像ローラ42Kと感光体3Yの一様帯電箇所(地肌部)との間に、負極性のKトナーを地肌部側からローラ側に静電移動させる非現像ポテンシャルが作用する。現像ローラ42K上のKトナーは、現像ポテンシャルの作用によってローラ上から離脱して感光体3Kの静電潜像に転移する。この転移により、感光体3K上の静電潜像がKトナー像に現像される。このKトナーは、感光体3Kの回転に伴って、後述する転写ユニットの中間転写ベルト61上に1次転写される。
1次転写ニップを通過した後、帯電ローラ7Kとの当接位置や上述の現像領域に進入する前の感光体3K表面には、トナー捕捉部材としてのブラシ部材12Kの導電性ブラシが当接して捕捉ニップを形成している。このブラシ部材12Kは、金属製の支持体と、これの表面に立設せしめられた導電性材料からなる複数の起毛によって構成される導電性ブラシとを有しており、この導電性ブラシの先端側を感光体3Kに当接させているのである。
1次転写ニップを通過した後の感光体3Kの表面は、1次転写ニップにおける転写電流の影響により、概ね0〜−20[V]まで電位を減衰させているとともに、転写残トナーを付着させている。この転写残トナー中に含まれている逆帯電トナーは、ブラシ電源104によってKトナーの正規帯電極性と同極性(本例ではマイナス)のバイアスが印加されるブラシ部材12Kの導電性ブラシ内に捕捉される。そして、プリントジョブ終了直後や、連続プリントの連続通紙における紙間タイミングなどに、ブラシ部材12Kに印加されるバイアスが変化せしめられることで、導電性ブラシ内から感光体3K表面に再転移する。その後、上述した帯電ニップでの放電によって正規極性に帯電せしめられた後、現像領域で現像ローラ42K上に回収される。本プリンタでは、このような回収によってクリーナーレス方式を実現している。
プリントジョブ終了直後や、連続プリントの連続通紙における紙間タイミングなどに、ブラシ部材12KからKトナーを吐き出させる方法としては、ブラシ部材12Kに印加するバイアスの値や極性を変化させることが挙げられる。また、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスをブラシ部材12Kに印加する場合には、交流電圧の周波数を変化させてもよい。
K用のプロセスユニット1Kについて説明してきたが、他色用のプロセスユニット1Y,M,CはK用のプロセスユニット1Kと同様の構成になっているので説明を省略する。
先に示した図1において、各色のプロセスユニット1Y,M,C,Kの下方には、転写ユニット60が配設されている。この転写ユニット60は、無端状の中間転写ベルト61を、複数の張架ローラによって張架しながら、図中反時計回り方向に無端移動せしめる。複数の張架ローラとは、具体的には、従動ローラ62、駆動ローラ63、4つの1次転写バイアスローラ66Y,M,C,K等のことである。
従動ローラ62、1次転写バイアスローラ66Y〜K、駆動ローラ63は、何れも中間転写ベルト61の裏面(ループ内周面)に接触している。そして、4つの1次転写バイアスローラ66Y,M,C,Kは、金属製の芯金にスポンジ等の弾性体が被覆されたローラであり、Y,M,C,K用の感光体3Y,M,C,Kに向けて押圧されて、中間転写ベルト61を挟み込んでいる。これにより、4つの感光体3Y,M,C,Kと中間転写ベルト61とがベルト移動方向において所定の長さで接触するY,M,C,K用の4つの1次転写ニップが形成されている。
4つの1次転写バイアスローラ66Y,M,C,Kの芯金には、それぞれ図示しない転写バイアス電源によって定電流制御される1次転写バイアスが印加されている。これにより、4つの1次転写バイアスローラ66Y,M,C,Kを介して中間転写ベルト61の裏面に転写電荷が付与され、各1次転写ニップにおいて中間転写ベルト61と感光体3Y,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。なお、本プリンタにおいては、1次転写手段として1次転写バイアスローラ66Y,M,C,Kを設けているが、ローラに代えて、ブラシやブレード等のものを用いてもよい。また、転写チャージャーなどを用いてもよい。
各色の感光体3Y,M,C,K上に形成されたY,M,C,Kトナー像は、各色の1次転写ニップで中間転写ベルト61上に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト61上には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト61における駆動ローラ63に対する掛け回し箇所には、2次転写バイアスローラ67がベルトおもて面側から当接しており、これによって2次転写ニップが形成されている。この2次転写バイアスローラ67には、図示しない電源や配線からなる電圧印加手段によって2次転写バイアスが印加されている。これにより、2次転写バイアスローラ67と接地された2次転写ニップ裏側ローラ64との間に2次転写電界が形成されている。中間転写ベルト61上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って2次転写ニップに進入する。
本プリンタは、図示しない給紙カセットを備えており、その中に記録紙Pを複数枚重ねた記録紙束の状態で収容している。そして、一番上の記録紙Pを所定のタイミングで給紙路に送り出す。送り出された記録紙Pは、給紙路の末端に配設されたレジストローラ対54のレジストニップ内に挟み込まれる。
レジストローラ対54は、給紙カセットから送られてきた記録紙Pをレジストニップに挟み込むために両ローラを回転駆動させているが、記録紙Pの先端を挟み込むとすぐに両ローラの回転駆動を停止させる。そして、記録紙Pを中間転写ベルト61上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに向けて送り出す。2次転写ニップでは、中間転写ベルト61上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の作用によって記録紙P上に一括2次転写されて、記録紙Pの白色と相まってフルカラー画像となる。
このようにしてフルカラー画像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップから排出された後、図示しない定着装置に送られてフルカラー画像が定着せしめられる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト61表面に付着している2次転写残トナーは、ベルトクリーニング装置68によってベルト表面から除去される。
以上の基本的な構成を有する本プリンタでは、4つの感光体3Y,M,C,Kがそれぞれ、回転によって無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体として機能している。また、光書込ユニット50が、一様帯電後の感光体表面に潜像を形成する潜像形成手段として機能している。また、各色のプロセスユニットにおける現像装置40Y,M,C,Kが、それぞれ、感光体3Y,M,C,Kの表面上の潜像を現像してトナー像を得る現像手段として機能している。また、転写ユニット60が、感光体40Y,M,C,Kの表面上のY,M,C,Kトナー像を転写体たる中間転写ベルト61に転写する転写手段として機能している。また、各色のプロセスユニットにおけるブラシ部材が、転写ユニット60による転写工程を通過した後、現像装置による現像工程に進入する前の感光体表面に付着している転写残トナーを捕捉するトナー捕捉部材として機能している。
次に、本発明者らが行った実験について説明する。本発明者らは、図1や図2に示した実施形態に係るプリンタと同様の構成の試験機を用意した。また、K用のプロセスユニット1Kに搭載する感光体3Kとして、算術平均表面粗さRa(JIS B0601−1994)が互いに異なる複数種類のものを用意した。そして、試験機に搭載する感光体3Kを順次交換しながら、それぞれの感光体3Kにてモノクロのハーフチャート(ハーフトーン階調画像)を5000枚のA4用紙に5[%]の画像面積率でプリントした。そして、プリント画像を拡大観察した結果に基づいて、ハーフチャートにおける濃度ムラの有無を評価した。
濃度ムラについては、X−Rite社の反射型濃度計によってハーフチャート内の画像濃度を10点以上測定し、その測定結果(L*)が85以上である場合を濃度ムラなし、85を下回る場合を濃度ムラあり、として評価した。
連続プリント中における各色の感光体3Y,M,C,Kや中間転写ベルト61の線速であるプロセス線速については、100[mm/sec]に設定した。
帯電ローラ7Kとしては、直径6[mm]の回転軸部材の周面に導電性ゴムからなるローラ部を被覆した外径10[mm]のものを用いた。
ブラシ部材12Kとしては、金属製の支持部の表面に導電性材料からなる複数の起毛を立設せしめたブラシ部を有するものを用い、このブラシ部を感光体3K表面に当接させた。複数の起毛は、それぞれ導電性繊維が所定の長さにカットされたものである。起毛の素材としては、ナイロン6(登録商標)、ナイロン12(登録商標)、アクリル、ビニロン、ポリエステルなどの樹脂材料を例示することができる。かかる樹脂材料にカーボンや金属微粉などの導電性粒子を分散せしめて導電性を付与する。
Kトナーとしては、平均粒径が8.5[μm]に調整された粉砕法によるKトナーであって、外添剤を添加したものを用いた。
帯電ローラ(7K)には、−1100[V]の帯電バイアスを印加し、感光体3Kを−900[V]程度に一様帯電させた。この電位は1次転写ニップに進入する直前まで維持されるが、1次転写ニップを通過した感光体3Kの表面は、1次転写ニップによる転写電流の影響により、−20[V]程度まで電位が減衰する。また、現像ローラ42Kに印加する現像バイアスについては−250[V]とした。また、ブラシ部材12Kに印加するバイアスについては−500[V]とした。
以上の条件下での実験結果を図3、図4に示す。これらの図において、黒塗りの四角いプロット点は、テストプリント開始から100枚プリントまでの実験初期(以下、初期プリントという)におけるハーフトーン画像の濃度(L*)を示している。また、白抜きの四角いプロット点は、5000枚目のプリント紙におけるハーフトーン画像の濃度(L*)を示している。
図3に示すように、感光体3Kの算術平均表面粗さRaが0.01〜0.03[μm]の範囲における何れかの値である場合、算術平均表面粗さRaが小さくなるにつれて、濃度ムラ(L*が85を下回る)が発生し易くなることがわかる。更には、算術平均表面粗さRaが0.014[μm]以上であれば、初期プリントから5000枚目のプリントに渡って、ハーフチャートに濃度ムラを発生させていないことがわかる。0.01〜0.03という算術平均表面粗さRaの範囲において、Raが小さくなるにつれて濃度ムラが発生し易くなるのは、次に説明する理由によるものと考えられる。即ち、この範囲では、図5に示すように、微妙な凹凸を有するトナー粒子Tに対して感光体3Kの表面が平滑過ぎると、トナー粒子Tにおける殆どの凸部が感光体3Kの表面に接触して、トナー粒子Tと感光体3Kの表面との付着力(ファンデルワールス力や鏡像力)を高めてしまう。これにより、1次転写ニップにて、正規極性のトナー粒子Tが感光体表面から中間転写ベルトに転移し難くなるからだと思われる。
一方、図4に示したように、感光体3Kの算術平均表面粗さRaが0.400〜0.800[μm]の範囲における何れかの値である場合、算術平均表面粗さRaが大きくなるにつれて、濃度ムラ(L*が85を下回る)が発生し易くなることがわかる。更には、算術平均表面粗さRaが0.600[μm]以下であれば、初期プリントから5000枚目のプリントに渡って、ハーフチャートに濃度ムラを発生させていないことがわかる。0.400〜0.800[μm]という算術平均表面粗さRaの範囲において、Raが大きくなるにつれて濃度ムラが発生し易くなるのは、次に説明する理由によるものと考えられる。即ち、この範囲では、図6に示すように、微妙な凹凸を有するトナー粒子Tに対して感光体3Kの表面が粗すぎても、トナー粒子Tにおける殆どの凸部が感光体3Kの表面に接触して、トナー粒子Tと感光体3Kの表面との付着力を高めてしまうからだと考えられる。
図3や図4においては、算術平均表面粗さRaが0.021〜0.400[μm]の範囲における濃度ムラの結果をプロットしていないが、この範囲において互いに異なる値の算術平均表面粗さRaを発揮する10種類以上の感光体でそれぞれテストプリントを行ったところ、何れも濃度ムラを引き起こさなかった。図7に示すように、この範囲では、微妙な凹凸を有するトナー粒子Tに対して感光体3Kの表面粗さが適度な範囲であることで、トナー粒子Tの一部の凸部だけしか感光体3Kの表面に接触させないからだと考えられる。
本発明者らは、次に、ブラシ部材12Kにバイアスを印加しない条件(GND)、即ち、転写残トナーをブラシ部材12Kに捕捉しない条件にて、感光体3Kとして算術平均表面粗さRaが0.010、0.020、あるいは0.800[μm]であるものを搭載した3種類のK用のプロセスユニットを用いて、同様の実験を行った。そして、プリント紙における地汚れ(非画像部へのトナー付着)の有無を観察した。この結果を次の表1に示す。
Figure 2008151928
表1のように、3種類の全てにおいて、ハーフチャートの周囲の非画像部に地汚れを確認した。転写残トナー中の逆帯電トナーをブラシ部材12Kに捕捉せずに、そのまま現像領域に再搬送してしまったため、地汚れが発生したのである。なお、先の実験では、5000枚の連続プリントの間、ブラシ部材12Kにマイナスのバイアスを印加しつづけて逆帯電トナーをブラシ部材12Kに捕捉させ続けたが、それでも地汚れを引き起こさなかった。プリント1枚あたりにおける逆帯電トナーの量は少量であるので、5000枚の連続プリントでもブラシ部材12Kから逆帯電トナーを溢れさせることがなかったのである。
本発明者らは、次に、ブラシ部材12Kに代えて、クリーニングブレードを搭載して、1回目と同様の実験を行った。この結果を次の表2に示す。
Figure 2008151928
表2のように、初期プリントでは、3種類の全ての感光体3Kにおいて、ハーフチャートの濃度ムラも地汚れも引き起こしていないことがわかる。クリーニングブレードによって転写残トナーをクリーニングすることで、現像領域への逆帯電トナー及び正規極性トナーの再搬送が回避されたからである。但し、5000枚のプリント後には、クリーニングブレードの摩耗によって転写残トナーのクリーニング不良が発生することに起因して、3種類の全ての感光体3Kにおいて、許容範囲を大幅に超える濃度ムラが発生している。
本発明者らは、次に、感光体3Kとして、算術平均表面粗さRaが0.600[μm]よりも少し小さい複数種類のものを用いつつ、Kトナーとして、平均粒径が8.5[μm]よりも小さいものを用いて、1回目と同様の実験を行った。すると、何れの場合にも、ハーフチャートの濃度ムラを回避することができたが、平均粒径の大きなトナーを用いるほど、L*の値が許容範囲ギリギリ(85)に近づく傾向の感光体があった。そこで、算術平均表面粗さRaと、トナーの平均粒径との関係を調べたところ、算術平均表面粗さRaがトナーの平均粒径に0.06を乗じた値と同等以下であれば、極めて小粒径のトナーを用いた場合でも、平均粒径8.5[μm]のトナー(以下、小粒径トナという)を用いた場合と同等のL*レベルにし得ることがわかった。つまり、算術平均表面粗さRaがトナーの平均粒径に0.06を乗じた値と同等以下であれば、極めて小粒径のトナーでも、小粒径トナーと同様に濃度ムラを抑えることができるのである。
本発明者らは、次に、感光体3Kとして、互いに算術平均表面粗さRaやユニバーサル硬度HUが互いに異なる5種類のものを用意し、それぞれにおいて1回目と同様の実験を行った。そして、ハーフチャートの濃度ムラに加えて、感光体3Kに対するトナー固着(フィルミング)の有無を観察した。なお、前述した5種類の感光体3Kの算術平均表面粗さRaは、何れも0.014〜0.600の範囲にある。また、ユニバーサル硬度HUについては、次のようにして測定した。即ち、温度25[℃]、湿度50[%]の環境下で、ビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を最大荷重6[mN]で押し込んだときのユニバーサル硬度HUを測定した。この結果を次の表3に示す。
Figure 2008151928
表3のように、いずれの条件においても、初期プリントでは濃度ムラもフィルミングも発生しなかった。但し、感光体3Kとして、ユニバーサル硬度HUが80[N/mm]であるものを用いた場合には、5000枚目のプリント紙におけるハーフチャートに濃度ムラが発生した。これは、ブラシ部材12K等との摩擦により、感光体3Kの表面がプリント動作に伴って徐々に摩耗していき、プリント後期において、算術平均粗さRaが0.014を下回ったためであることがわかった。
一方、感光体3Kとして、ユニバーサル硬度HUが250[N/mm]であるものを用いた場合には、5000枚目のプリント後における感光体3Kにフィルミングが認められた。ユニバーサル硬度HUが200[N/mm]を上回り始めると、感光体3Kに固着したトナーが急激に剥離され難くなり始めるからである。
本発明者らは、次に、感光体3Kとして、互いに算術平均表面粗さRaや表面摩擦係数が互いに異なる4種類のものを用意し、それぞれにおいて1回目と同様の実験を行った。なお、これら4種類の感光体3Kの算術平均表面粗さRaは、何れも0.014〜0.600の範囲にある。この結果を次の表4に示す。
Figure 2008151928
表4に示すように、感光体3Kの表面摩擦係数が0.2や0.3である場合には、5000枚目のプリントに至るまでハーフチャートの濃度ムラを引き起こすことがなかったが、表面摩擦係数が0.4や0.5である場合には、プリント後期に濃度ムラが認められた。感光体3Kの表面摩擦係数が0.3を超えると、ブラシ部材12K等との摩擦により、感光体3Kの表面がプリント動作に伴って徐々に摩耗していき、プリント後期において、算術平均粗さRaが0.014を下回ったためであることがわかった。
本発明者らは、次に、感光体3Kとして、互いに算術平均表面粗さRaや純水接触角が互いに異なる4種類のものを用意し、それぞれにおいて1回目と同様の実験を行った。そして、感光体3Kに対するフィルミングの有無を観察した。なお、これら4種類の感光体3Kの算術平均表面粗さRaは、何れも0.014〜0.600の範囲にある。また、純水接触角については、協和界面科学社製の接触角計CA−DT・A型を用いた液滴法(同接触角計の取り扱い説明書に準拠)によって測定した。
この結果を次の表5に示す。
Figure 2008151928
表5に示すように、感光体3Kの純水接触角が90、100、100[°]である場合には、5000枚目のプリントに至るまで感光体3Kにフィルミングを発生させることがなかった。但し、純水接触角が85[°]である場合には、プリント後期にフィルミングが認められた。感光体3Kの純水接触角が90[°]を下回り始めると、感光体3Kに固着したトナーが急激に剥離され難くなり始めるからである。
次に、実施形態に係るプリンタの特徴的な構成について説明する。本プリンタにおいては、以上の実験に鑑みて、各色の感光体(3Y,M,C,K)として、次に列記する条件を全て具備するものを用いている。
・算術平均表面粗さRaが0.014[μm]以上である。
・算術平均表面粗さRaが、0.600[μm]以下であって、且つトナーの平均粒径に0.06を乗じた値と同等以下である。
・温度25[℃]、湿度50[%]の環境下におけるユニバーサル硬度HUが100[N/mm2]以上、200[N/mm2]以下である。
・表面摩擦係数が0.3以下である。
・表面の純水接触角が90[°]以上である。
なお、感光体に対しては、かかる条件の他、次のような条件も具備させることが望ましい。即ち、算術平均表面粗さRaを測定する際に検出した表面の微細な凹凸における凸部が7[個/μm]以上、15[個/μm]以下であるという条件である。1μmあたりに凸部が7個以上ないと、凹部のいくつかが経時的に削れた場合に、十分な個数の凸部がなくなって、転写効率が低下してしまうからである。また、1μmあたりの凸部の個数が15個を超えると、0.014〜0.600[μm]という算術平均表面粗さRaを実現することが困難になるからである。
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した各実施例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、各実施例に係るプリンタの構成は、実施形態と同様である。
[第1実施例]
第1実施例に係るプリンタにおいては、各色のプロセスユニット(1Y,M,C,K)におけるそれぞれのブラシ部材として、金属板からなる支持体と、これの表面に傾斜した姿勢で立設せしめられた複数の導電性起毛からなる斜毛ブラシ部とを有するものを用いている。傾斜した姿勢とは、支持体の表面との直交線よりも傾いた姿勢を意味する。かかる構成のブラシ部材の斜毛ブラシ部における起毛の根元側よりも先端側を感光体の表面移動方向の下流側に向けた姿勢で感光体に当接させている。即ち、起毛における先端を感光体表面移動方向の下流側に向けながら先端付近の側面を感光体表面に当接させるような姿勢である。かかる構成では、斜毛ブラシ部における起毛の先端側を感光体の表面移動方向の上流側に向けるいわゆるカウンター方向の当接を採用する場合に比べて、感光体の消耗を少なくすることができる。
[第2実施例]
図8は、第2実施例に係るプリンタにおけるK用のプロセスユニットを示す拡大構成図である。このプリンタにおいては、現像装置40Kとして、2成分現像剤を用いる2成分現像方式のものを採用している。
同図において、K用の現像装置40Kは、ケーシング41Kに設けられた開口から周面の一部を露出させる現像ロール44Kを有している。この現像ロール44Kは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられる非磁性パイプからなる現像スリーブと、これに連れ回らないように内包される図示しないマグネットローラとを有している。ケーシング41Kには、磁性キャリアとマイナス帯電性のKトナーとを含む図示しないK現像剤が内包されている。2本のスクリュウ部材によって図紙面に直交する方向に撹拌搬送されながらKトナーの摩擦帯電が促されるK現像剤は、現像ロール44K内のマグネットローラの磁力により、現像ロール44Kの回転する現像スリーブ表面に吸着されて汲み上げられる。そして、現像スリーブの回転に伴って現像ドクタ43Kとの対向位置を通過する際にその層厚が規制された後、感光体3Kと対向する現像領域に搬送される。
透磁率センサからなるトナー濃度センサ46Kは、ケーシング41Kの底板に固定されており、ケーシング41K内に収容されているK現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度と良好な相関を示すため、トナー濃度センサ46KはKトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しないトナー補給制御部に送られる。
上記トナー補給制御部は、RAM等の記憶手段を備えており、この中にK用のトナー濃度センサ46Kからの出力電圧の目標値であるK用Vtrefや、他の現像装置に搭載されたTセンサからの出力電圧の目標値であるY,M,C用Vtrefのデータを格納している。K用の現像装置40Kについては、トナー濃度センサ46Kからの出力電圧の値とK用Vtrefを比較し、図示しないKトナー濃度補給装置を比較結果に応じた時間だけ駆動させる。そして、これにより、補給用のKトナーを現像装置40K内に補給する。このようにしてKトナー補給装置の駆動が制御(トナー補給制御)されることで、現像に伴ってKトナー濃度を低下させたK現像剤に適量のKトナーが補給され、現像装置40K内のK現像剤のKトナー濃度が所定の範囲内に維持される。なお、他色用のプロセスユニットの現像装置についても、同様のトナー補給制御が実施される。
また、本プリンタでは、固定のブラシ部材に代えて、回転自在な帯電ブラシローラ4Kを設けている。回転ブラシローラたる帯電ブラシローラ4Kは、図示しない軸受けによって回転可能に受けられる金属製の回転軸部材5Kと、これの表面に立設せしめられた複数の起毛(導電性繊維)6Kとを有している。そして、これら起毛6Kにより、回転軸部材5K上にはブラシローラ部が形成されている。帯電ブラシローラ4Kは、回転軸部材5Kを中心にして図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動されながら、ブラシローラ部における起毛6Kの先端側を感光体3Kに摺擦させる。金属製の回転軸部材5Kには、図示しない帯電電源が接続されている。
かかる帯電ブラシローラ4Kを帯電手段として兼用しているので、感光体を一様帯電させるための帯電ローラを設けていない。帯電ブラシローラ4Kの回転軸部材5Kには、帯電電源により、交流電圧に、マイナス極性の直流電圧が重畳された帯電バイアスが印加される。そして、帯電ブラシローラ4Kの起毛と、感光体3Kとの間で放電が生ずることにより、感光体3Kが帯電バイアスの直流成分(重畳されている直流電圧)よりも少し低い電位に一様帯電せしめられる。帯電バイアスが印加される帯電ブラシローラ4Kにおいて、起毛の表面電位の平均値は、帯電バイアスの直流成分とほぼ同じ値になる。よって、例えば、帯電バイアスとして、交流電圧に−900[V]の直流電圧を印加したものを採用すれば、感光体3Kの表面は−750[V]に一様帯電せしめられる。交流電圧としては、そのプラス側のピークを迎えたときであっても、重畳バイアスの極性がマイナスになるもの、より具体的には、本例では振幅が900[V](ピーク・ツウ・ピーク電圧で1800V)未満のものを採用している。このため、転写残トナー中に含まれる逆帯電トナーの殆どが、放電によって正規極性に帯電せしめられる。但し、ほんの僅かな量の逆帯電トナーは、正規極性側に帯電せしめられる前にブラシ内に転移してしまう。この場合、ブラシから感光体に向けての放電が逆帯電トナーを通過してしまうため、逆帯電トナーは正規極性に帯電し難くなって、ブラシ内に捕捉されたままとなる。
プリントジョブ終了直後や、連続プリントの連続通紙における紙間タイミングなどで、帯電ブラシローラ4Kに印加される帯電バイアスの直流電圧や交流電圧が変更されることで、逆帯電トナーがブラシ内から吐き出される。
帯電ブラシローラ4Kを回転駆動する駆動手段としては、次のようなものを用いている。即ち、転写残トナーを帯電ブラシローラ4Kから感光体3Kに向けて吐き出させる期間には、感光体3Kに当接しているブラシローラ部の毛倒れ状態を経時的に変化させるように帯電ブラシローラの回転速度を変化させるもの、を用いている。かかる構成では、ブラシローラ部の毛倒れ状態を経時的に変化させることで、起毛における感光体との当接位置を変化させたり、起毛を微振動させたりして、帯電ブラシローラからの転写残トナーの吐き出しを促すことができる。
各色のプロセスユニットには、転写残トナーを帯電ブラシローラから感光体表面に吐き出させる期間よりも、転写残トナーを帯電ブラシローラに捕捉させる期間の方が、帯電ブラシローラの感光体に向けての付勢量を小さくするように、回転ブラシローラを感光体に向けて付勢する付勢手段を設けている。かかる構成では、転写残トナーを捕捉させる期間においては、帯電ブラシローラと感光体とを過剰な圧力で当接させることによるブラシ内へのトナー捕捉不良の発生やブラシからトナーへの電荷注入を回避することができる。また、転写残トナーを吐き出させる期間においては、帯電ブラシローラと感光体との当接圧力をより強くすることで、ブラシ内からのトナーの掻き取り効果を向上させて、トナーの吐き出し効率を高めることもできる。なお、実施形態に係るプリンタにおけるブラシ部材を採用する場合にも、同様の付勢手段を設けることが望ましい。
帯電ブラシローラに帯電バイアスを印加する帯電電源(101)としては、転写残トナーをブラシに捕捉させる期間と、ブラシから吐き出させる期間とで、交流電圧の周波数を異ならせるもの、を用いている。かかる構成では、周波数を捕捉に適したものから吐き出しに適したものに変更することで、トナーの吐き出しを助長することができる。
以上、実施形態に係るプリンタにおいては、各色の感光体として、表面の微細な凹凸における凸部が7[個/μm2]以上、15[個/μm2]以下であるもの、を用いているので、上述した理由により、0.014〜0.600[μm]という算術平均表面粗さRaを容易に実現することができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、各色の感光体として、算術平均表面粗さRaがトナーの平均粒径に0.06を乗じた値と同等以下であるもの、を用いているので、既に述べたように、極めて小粒径のトナーを用いた場合でも、小粒径トナーと同様に濃度ムラを抑えることができる。
また、第1実施例に係るプリンタにおいては、トナー捕捉部材たるブラシ部材として、支持体と、これの表面に傾斜した姿勢で立設せしめられた複数の起毛からなる斜毛ブラシ部とを有するブラシ部材、を用いるとともに、ブラシ部材における起毛の根元側よりも先端側を感光体の表面移動方向の下流側に向けた姿勢で、斜毛ブラシ部を感光体に当接させている。かかる構成では、既に述べたように、斜毛ブラシ部をカウンター方向で感光体に当接させる場合に比べて、感光体の消耗を抑えることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、転写手段たる転写ユニット60として、各色の感光体上のトナー像を中間転写体たる中間転写ベルト61に転写した後、記録体たる記録紙に転写するもの、を用いている。かかる構成では、感光体から記録紙に直接転写する構成を採用する場合に比べて、感光体の消耗を抑えることができる。なお、トナー像を、第1中間転写体、第2中間転写体、記録紙に順次転写する構成でもよい。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、各色の感光体として、温度25[℃]、湿度50[%]の環境下にてその表面に対してビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を6[mN]の最大荷重で押し込む硬度試験によるユニバーサル硬度が100[N/mm2]以上、200[N/mm2]以下であるもの、を用いている。かかる構成では、既に述べたように、ユニバーサル硬度が低すぎることに起因して感光体を摩耗させてしまうことによる濃度ムラの発生を抑えるとともに、ユニバーサル硬度が高すぎることによる感光体上でのフィルミングの発生を抑えることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、各色の感光体として、表面摩擦係数が0.3以下であるもの、を用いているので、既に述べたように、表面摩擦係数が低すぎることに起因して感光体を摩耗させてしまうことによる濃度ムラの発生を抑えることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、各色の感光体として、表面の純水接触角が90[°]以上であるもの、を用いているので、既に述べたように、純水接触角が小さすぎることによる感光体上でのフィルミングの発生を抑えることができる。
また、第2実施例に係るプリンタにおいては、各色のトナー捕捉部材として、回転可能な回転軸部材と、支持体たる該回転軸部材の周面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシローラ部とを有する回転ブラシローラたる帯電ブラシローラ、を用い、これを感光体の表面に当接しながらその表面を一様帯電せしめる帯電部材として兼用している。かかる構成では、感光体を一様帯電せしめるための専用の帯電部材を設けることによるコストアップを回避することができる。
また、第2実施例に係るプリンタにおいては、帯電ブラシローラを回転駆動する駆動手段として、転写残トナーを帯電ブラシローラから感光体表面に吐き出させる期間に、帯電ブラシローラの回転速度の変化により、感光体に当接している帯電ブラシローラの毛倒れ状態を変化させるもの、を用いている。かかる構成では、起毛における感光体との当接位置を変化させたり、起毛を微振動させたりして、帯電ブラシローラからの転写残トナーの吐き出しを促すことができる。
また、第2実施例に係るプリンタにおいては、転写残トナーを帯電ブラシローラから感光体表面に吐き出させる期間よりも、転写残トナーを帯電ブラシローラに捕捉させる期間の方が、帯電ブラシローラの感光体に向けての付勢量を小さくするように、帯電ブラシローラを感光体に向けて付勢する付勢手段を設けている。かかる構成では、帯電ブラシローラに転写残トナーを捕捉させる期間においては、帯電ブラシローラと感光体とを過剰な圧力で当接させることによるブラシ内へのトナー捕捉不良の発生やブラシからトナーへの電荷注入を回避することができる。更に、トナーを吐き出させる期間においては、ブラシと感光体との当接圧力をより強くすることで、ブラシ内からのトナーの掻き取り効果を向上させて、トナーの吐き出し効率を高めることもできる。
また、第2実施例に係るプリンタにおいては、少なくとも交流電圧を含むバイアスを帯電ブラシローラに印加するバイアス印加手段たる帯電電源101を設けているので、交流成分の振動によって感光体の除電と帯電を短時間に繰り返して、感光体の帯電ムラを抑えることができる。
また、第2実施例に係るプリンタにおいては、帯電電源101として、転写残トナーを帯電ブラシローラに捕捉させる期間と、帯電ブラシローラから感光体表面に吐き出させる期間とで、交流電圧の周波数を異ならせるもの、を用いているので、周波数を捕捉に適したものから吐き出しに適したものに変更することで、トナーの吐き出しを助長することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのK用のプロセスユニットを示す拡大構成図。 ハーフチャートにおけるL*と感光体の算術平均表面粗さRaとの関係を示すグラフ(低粗さ領域)。 ハーフチャートにおけるL*と感光体の算術平均表面粗さRaとの関係を示すグラフ(高粗さ領域)。 算術平均表面粗さRaが小さすぎる感光体とトナー粒子との関係を示す拡大模式図。 算術平均表面粗さRaが大きすぎる感光体とトナー粒子との関係を示す拡大模式図。 算術平均表面粗さRaが適切である感光体とトナー粒子との関係を示す拡大模式図。 第2実施例に係るプリンタにおけるK用のプロセスユニットを示す拡大構成図。
符号の説明
1Y,M,C,K:プロセスユニット
3Y,M,C,K:感光体(潜像担持体)
4K:帯電ブラシローラ(帯電部材、ブラシ部材、回転ブラシローラ)
5K:回転軸部材
6K:起毛
7K:帯電ローラ(帯電部材)
12K:ブラシ部材(トナー捕捉部材)
40Y,M,C,K:現像装置(現像手段)
50:光書込ユニット(潜像形成手段)
60:転写ユニット(転写手段)
61:中間転写ベルト(中間転写体)

Claims (13)

  1. 潜像担持体と、該潜像担持体の無端移動する表面を一様帯電せしめる帯電手段と、一様帯電後の該表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該表面上の潜像を現像してトナー像を得る現像手段と、該表面上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、該転写手段による転写工程を通過した後、該現像手段による現像工程に進入する前の潜像担持体表面に付着している転写残トナーを捕捉するトナー捕捉部材とを備え、該トナー捕捉部材で捕捉した転写残トナーを潜像担持体の表面に再転移させてから該現像手段内に回収する画像形成装置において、
    上記潜像担持体として、算術平均表面粗さRaが0.014[μm]以上、0.600[μm]以下であるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記潜像担持体として、表面の微細な凹凸における凸部が7[個/μm]以上、15[個/μm]以下であるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記潜像担持体として、算術平均表面粗さRaがトナーの平均粒径に0.06を乗じた値と同等以下であるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかの画像形成装置において、
    上記トナー捕捉部材として、支持体と、該支持体の表面に傾斜した姿勢で立設せしめられた複数の起毛からなる斜毛ブラシ部とを有するブラシ部材、を用いるとともに、該ブラシ部材における該起毛の根元側よりも先端側を上記潜像担持体の表面移動方向の下流側に向けた姿勢で、該斜毛ブラシ部を該潜像担持体に当接させたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかの画像形成装置において、
    上記転写手段として、上記潜像担持体上のトナー像を中間転写体に転写した後、第2の中間転写体あるいは記録体に転写するもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかの画像形成装置において、
    上記潜像担持体として、温度25[℃]、湿度50[%]の環境下にてその表面に対してビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を6[mN]の最大荷重で押し込む硬度試験によるユニバーサル硬度が100[N/mm]以上、200[N/mm]以下であるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかの画像形成装置において、
    上記潜像担持体として、表面の摩擦係数が0.3以下であるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかの画像形成装置において、
    上記潜像担持体として、表面の純水接触角が90[°]以上であるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかの画像形成装置において、
    上記トナー捕捉部材として、回転可能な回転軸部材と、支持体たる該回転軸部材の周面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシローラ部とを有する回転ブラシローラ、を用い、上記潜像担持体の表面に当接しながら該表面を一様帯電せしめる帯電部材として、該回転ブラシローラを兼用したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、
    上記回転ブラシローラを回転駆動する駆動手段として、転写残トナーを該回転ブラシローラから潜像担持体表面に吐き出させる期間に、該回転ブラシローラの回転速度の変化により、上記潜像担持体に当接している該回転ブラシローラの毛倒れ状態を変化させるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項4、9又は10の画像形成装置において、
    転写残トナーを上記ブラシ部材又は回転ブラシローラから潜像担持体表面に吐き出させる期間よりも、転写残トナーをブラシ部材又は回転ブラシローラに捕捉させる期間の方が、該ブラシ部材又は回転ブラシローラの上記潜像担持体に向けての付勢量を小さくするように、該ブラシ部材又は回転ブラシローラを該潜像担持体に向けて付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項9又は10の画像形成装置において、
    少なくとも交流電圧を含むバイアスを上記回転ブラシローラに印加するバイアス印加手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置において、
    上記バイアス印加手段として、転写残トナーを該回転ブラシローラに捕捉させる期間と、該回転ブラシローラから潜像担持体表面に吐き出させる期間とで、上記交流電圧の周波数を異ならせるもの、を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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