JP2008151515A - プローブおよびその製造方法 - Google Patents

プローブおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008151515A
JP2008151515A JP2006336687A JP2006336687A JP2008151515A JP 2008151515 A JP2008151515 A JP 2008151515A JP 2006336687 A JP2006336687 A JP 2006336687A JP 2006336687 A JP2006336687 A JP 2006336687A JP 2008151515 A JP2008151515 A JP 2008151515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
sacrificial layer
base
etching process
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006336687A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5096737B2 (ja
Inventor
Takayuki Hayashizaki
孝幸 林崎
Hideki Hirakawa
秀樹 平川
Akira Soma
亮 相馬
Shinji Kuniyoshi
伸治 国吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micronics Japan Co Ltd filed Critical Micronics Japan Co Ltd
Priority to JP2006336687A priority Critical patent/JP5096737B2/ja
Priority to US11/935,378 priority patent/US7523539B2/en
Publication of JP2008151515A publication Critical patent/JP2008151515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5096737B2 publication Critical patent/JP5096737B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R3/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of measuring instruments, e.g. of probe tips
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • G01R1/07307Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card
    • G01R1/07342Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card the body of the probe being at an angle other than perpendicular to test object, e.g. probe card
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49007Indicating transducer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49117Conductor or circuit manufacturing
    • Y10T29/49124On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
    • Y10T29/4913Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc.
    • Y10T29/49139Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc. by inserting component lead or terminal into base aperture
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49117Conductor or circuit manufacturing
    • Y10T29/49124On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
    • Y10T29/49147Assembling terminal to base
    • Y10T29/49151Assembling terminal to base by deforming or shaping
    • Y10T29/49153Assembling terminal to base by deforming or shaping with shaping or forcing terminal into base aperture
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49117Conductor or circuit manufacturing
    • Y10T29/49204Contact or terminal manufacturing
    • Y10T29/49224Contact or terminal manufacturing with coating

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

【課題】基台上にプローブのための金属材料を堆積させた後、プローブに損傷を与えることなく、比較的容易に基台から剥離できるプローブの製造方法を提供する。
【解決手段】基台の犠牲層上にプローブの平面形状に対応した凹所をレジストマスクで形成する。凹所内にプローブ材料を堆積することにより、犠牲層を介して基台上にプローブ材料からなるプローブを形成する。その後、レジストマスクを除去し、さらにエッチング処理により、犠牲層の一部を残して該犠牲層を除去する。このエッチング処理による犠牲層の残存部分の制御のための開口をプローブの板厚方向へ貫通して形成すべく、この開口のための抜き穴部をレジストマスクに形成する。この抜き穴によってプローブに形成される開口の縁部から前記エッチング処理による犠牲層の腐食が促進される。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体集積回路(以下、ICと称する。)のような被検査体の通電試験に用いられるプローブおよびその製造方法に関する。
半導体ウエハ上に作り込まれた多数のICは、一般的に、チップ毎の分離に先立って、仕様書通りに製造されているか否かの通電試験を受ける。この種の通電試験は、プローブ基板と、該プローブ基板に取り付けられた多数のプローブを備えるプローブ組立体を用いて行うことができる(例えば、特許文献1および2参照)。
このようなプローブ組立体のプローブは、特許文献1に記載されているように、シリコンウエハを基台として、その基台上にフォトリソグラフィ技術を利用してプローブの平面形状をレジストマスクで模り、該レジストマスクにより模られた前記基台上の凹所に金属材料を順次堆積して前記プローブを形成した後、プローブを前記基台から取り外すことにより形成される。
ところで、シリコン基台からプローブを取りはずために、エッチング技術が用いられており、このエッチングによるプローブの損傷を防止し、その剥離を容易にするために、基台上には、プローブ材料と異なる例えば銅のような金属材料からなる犠牲層が形成され、該犠牲層上にプローブ材料が堆積される。したがって、例えば、エッチング液を用いたウエットエッチによって前記犠牲層を除去することにより、プローブをシリコン基台から剥離することができる。
しかしながら、犠牲層が完全に除去されるまでプローグがエッチング液に晒されると、プローブ自体もエッチング液により損傷を受ける虞がある。また、多数の微細なプローブが基台上に一括的に形成されることから、エッチングにより微細な多数のプローブがエッチング液中に浮遊すると、それらの取り扱いに困難が生じる。
そのため、エッチング液でプローブ自体に実質的な損傷を与えずしかもシリコン基台とプローブとの間にプローブの剥離が容易でありかつ該プローブをシリコン基台上に保持するに必要な最小限の適量部分の犠牲層を残した状態でエッチング処理を終了することが望ましい。エッチング後に多量の犠牲層が残ると、カッターナイフあるいはへらのような工具を用いてプローブを外力で引き剥がすことになるが、残存する多量の犠牲層でシリコン基台に付着したプローブを引き剥がすには、強い力が必要となるので、そのような処理では、プローブを変形させる虞がある。
このような理由から、プローブを基台から剥離するためのエッチング処理が適正に行われるように、比較的長時間に亘ってエッチング処理を観察し続ける必要があり、製造工程が煩雑化することがあった。そのため、プローブの製造工程の時間の短縮化および簡素化を図り得る新規な製造方法が望まれていた。
特開2000−162241号公報 国際公開2004/102207号パンフレット
したがって、本発明の目的は、基台上にプローブ材料を堆積させた後、その堆積によって形成されたプローブに損傷を与えることなく、該プローブを比較的容易に基台から剥離できるプローブ製造方法を提供することにある。
本発明は、基台上に形成された犠牲層上に所望のプローブの平面形状に対応した凹所をレジストマスクで形成し、前記犠牲層が露出する前記凹所内にプローブ材料を堆積することにより前記犠牲層を介して前記基台上に前記プローブ材料からなるプローブを形成した後、前記レジストマスクを除去し、さらにエッチング処理により、前記犠牲層の一部を残して該犠牲層を除去し、この残存する前記犠牲層の一部で前記基台上に保持された前記プローブを前記基台上から剥離することを含むプローブの製造方法において、前記エッチング処理による前記犠牲層の残存部分の制御のための開口を前記プローブにその板厚方向へ貫通して形成すべく、前記開口のための抜き穴部を前記レジストマスクに形成し、前記エッチング処理による前記犠牲層の腐食を前記開口の縁部で促進することを特徴とする。
本発明に係るプローブの製造方法では、プローブ材料の堆積領域を形成するレジストマスクに前記開口を形成するための抜き穴部が形成されていることから、前記犠牲層のエッチング処理では、前記犠牲層は、プローブの外縁からエッチング液により腐食を受けることに加えて、前記抜き穴部の縁部からも腐食を受ける。そのため、従来に比較して短時間で犠牲層をエッチング処理によって腐食することができるので、エッチング処理時間の短縮化が可能となる。また、従来に比較してエッチング処理時間が短縮されることから、適正なエッチング処理のための観察作業が軽減され、製造工程が容易になる。
本発明に係るプローブの製造方法では、プローブ基板への取り付け端を有する取付け部と、該取付け部から横方向へ伸びるアーム部と、該アーム部に一体的に設けられ、該アーム部の前記取付け部の前記取付け端が位置する側と反対側に伸長し先端に針先が設けられる針先部とを備える全体に板状のプローブを形成することができる。
この場合、前記レジストマスクにより、前記基台上に前記取付け部、前記アーム部および前記針先部の平面形状に対応する凹所が形成され、該凹所で前記犠牲層上に前記プローブ材料が所定厚さに堆積され、前記エッチング処理時にエッチングを促進する前記開口のための前記抜き穴部は、前記レジストマスクの前記取付け部に対応する部分に形成することができる。
前記開口は前記プローブの前記取付け部にその板厚方向へ貫通して形成され、前記犠牲層は前記エッチング処理で前記抜き穴部の近傍の一部の領域を除く領域で除去され、該犠牲層の前記一部の領域に残存する部分を介して前記基台上に保持された状態で、前記プローブが前記基台から剥離される。
前記アーム部は対をなして設けることができる。
前記抜き穴部の近傍の前記一部の領域に前記犠牲層を部分的に残存させる前記エッチング処理は、前記犠牲層を前記取付け部および前記針先部に対応する両部分に残存させる第1のエッチング処理と、該第1のエッチング処理後に前記針先部に対応する前記部分を除去しかつ前記取付け部に対応する前記部分を前記一部の領域を除いて除去する第2のエッチング処理との2段階エッチング処理で行うことができる。
この場合、前記第1のエッチング処理によって前記犠牲層の前記針先部および前記取付け部に対応する前記両部分で前記プローブが前記基台上に2点支持された状態で、前記プローブ材料に熱処理を施すことができる。この熱処理中、プローブは、相離れた前記針先部および前記取付け部に対応する前記両部分で前記基台上に保持されているので、プローブへの熱処理による反りの導入を抑制することができる。
本発明の製造によれば、前記エッチング処理で前記犠牲層の前記取付け部に対応する部分のエッチングを促進するための開口が前記取付け部に板厚方向に貫通して形成されているプローブを得ることができる。
本発明によれば、前記したように、レジストマスクにより形成される抜き穴の縁部からもエッチングによる犠牲層の腐食が進むので、従来のような長時間のエッチング処理が不要となり、したがってプローブ本体にエッチングによる損傷を与えることなく、従来に比較して小さな引き剥がし力でプローブを基台から引き剥がすことができる。これにより、アーム部に損傷を与えること無く従来に比較して容易にプローブを基台から引き剥がすことができるので、従来に比較して容易にプローブを製造することができる。
本発明に係るプローブの製造方法では、図1に示すように、例えばシリコン基板10を基台として、該基台上に多数のプローブ12が一括的に形成される。
図2は、本発明の方法により製造されるプローブの一例を示す。本発明に係るプローブ12は、全体に平板状を呈する。プローブ12は、図示しないがプローブ基板に設けられた電極への取付け端14aを有する取付け部14と、該取付け部の下端から横方向に伸びるアーム部16と、該アーム部の先端から下方へ伸びる針先部18とを備え、該針先部の先端に針先18aが形成されている。
図示の例では、アーム部16は、取付け部14と針先部18との間で互いに平行に伸長する一対のアーム部分16a、16aを備える。したがって、両アーム部分16a間にはプローブ12の板厚方向に貫通する空所20が形成されているが、これとは別に、さらに、取付け部14には、プローブ12の板厚方向に貫通する多数の開口22(22a、22a、22b、22c)が形成されている。
開口22a、22aは、スリット状の細長い矩形断面形状を有し、取付け部14の取付け端14aの近傍で長手方向を整列させて取付け端14aに沿って形成されている。開口22bは、ほぼ正方形の断面形状を有し、各開口22a、22a、22b、22cのうち、最も開口面積が広い。この開口22bは、一方の開口22aと開口22cとの間で、取付け部14のほぼ中央部に配置されている。また開口22cは、三角形の断面形状を有し、取付け部14とアーム部16との間に形成されている。
これらの開口22の配置により、各開口22の縁と取付け部14の外径縁あるいは空所20との間隔t(t1〜t7)〜は、前記一方の開口22aと開口22bとの間隔Dよりも小さい。各開口22の平面形状は、適宜選択することができる。
プローブ12は、前記したように、その取付け端14aが前記プローブ基板の前記電極に固着されることにより、図示しないが従来よく知られているように、前記プローブ基板に形成された導電路を経てテスタの対応する回路に接続される。各プローブ12の針先18aは、前記テスタを用いた例えばIC回路のような被検査体の電気検査のために、該被検査体の電極に押圧される。このとき、プローブ12の針先18aは、両アーム部分16a、16aの弾性変形により、適正な弾性で以て前記電極に確実に接続される。
本発明に係るプローブ12の製造工程を図3に沿って説明する。図3(a)に示すように、基台として表面がエッチングにより鏡面処理されたシリコン基板10が用意される。
シリコン基板10上に例えば銅の犠牲膜を成長するに先立って、銅の成長を促進するために、例えばニッケルのような接着膜30が例えばスパッタ法により形成される。この接着膜30上に、銅が例えばスパッタ法により好適に堆積され、犠牲膜32が形成される(図3(b))。
犠牲膜32上に感光材料からなるフォトレジスト材料が例えばスピンコート法により均一な厚さに塗布され、これによりフォトレジスト層34が形成される。このフォトレジスト層34は、図1に示したプローブ12の平面形状を有するパターンマスク(図示せず)を用いて選択露光を受け、その後、現像される(図3(c))。これによりシリコン基板10上には、プローブ12の平面形状に対応した平面形状を有する凹所36aを備えたレジストマスク36が形成される。このレジストマスク36は、その凹所36aの底面に犠牲膜32を露出させる。
レジストマスク36の平面形状が図4に示されている。図2との比較から明らかなように、レジストマスク36には、凹所36a内に抜き穴部38(38a〜38c)および40が形成されている。抜き穴部40は、アーム部分16a、16a間の空所20を形成するためのものであり、該空所に対応する。他方、抜き穴部38(38a〜38c)は、本発明に特有のものであり、抜き穴部38a、38aはプローブ12の開口22a、22aに対応し、抜き穴部38bおよび抜き穴部38cは、プローブ12の開口22bおよび開口22cにそれぞれ対応する。
レジストマスク36の凹所36a内には、例えばニッケル、ニッケル燐合金、ロジウム、タングステンのような従来よく知られたプローブ金属材料が例えば電気メッキ法により堆積される。この凹所36a内へのプローブ金属材料の堆積により、シリコン基板10の犠牲膜32上には、図3に示したプローブ12が犠牲膜32に固着して形成される。
犠牲膜32上にプローブ12を形成した後、レジストマスク36が除去される(図3(d))。このレジストマスク36の除去後、プローブ12をシリコン基板10上から取り外すために、プローブ12から露出する犠牲膜32を除去すべく、エッチング液を用いたウエットエッチング処理が施される。このウエットエッチング処理により、図3(e)に示されているように、まず、犠牲膜32のプローブ12から露出する部分がその縁部より浸食を受ける。
引き続くエッチング処理により、図3(f)に示すように、犠牲膜32の浸食は、プローブ12の縁部からその中央部へ向けて進行する。
この犠牲膜32の浸食によって、犠牲膜32が図2に符号14bおよび符号18bで示す領域に対応する部分を除く領域で浸食を受け、したがって符号14bおよび18bに対応する部分が残った時点で、エッチング処理が中断される。
このエッチング処理の中断により、犠牲膜32は符号14bおよび18bに対応した部分で残されることから、この2箇所で犠牲膜32の残存部分によりプローブ12はシリコン基板10上に保持される。符号14bで示す部分は取付け部14のほぼ中央部に位置し、符号18bに示す部分は針先18aの近傍に位置し、符号14bで示す部分から比較的離れた位置にある。
この相離れた2箇所(14b、18b)に対応する2点で犠牲膜32の残存する部分によりシリコン基板10上に支持された状態で、プローブ12は熱処理を受ける。
この熱処理により、プローブ12の強度が高められると共に、その加熱によってプローブ12に反り返り力が導入される。しかしながら、前記したように、プローブ12は、相離れた2点で犠牲膜32の残存部分によりシリコン基板10に支持されていることから、この変形が抑制される。したがって、熱処理によるシリコン基板10の反り返りを伴う変形が適正に防止される。
前記した熱処理後、前記エッチング処理が再開される。このエッチング処理の再開すなわち第2のエッチング処理により、符号18bで示す領域に残っていた犠牲膜32の残存部分は完全に除去される。
その結果、プローブ12は、シリコン基板10上に、符号14bで示す領域に残りかつさらに浸食を受けた犠牲膜32の残存部分32a(図5参照)でのみ、保持される。
図5は、その一例を模式的に示す断面図である。最終的に、例えば犠牲膜32の単一の残存部分32aからプローブ12の外縁までの距離が100μm、隣接する開口22bの縁部からの距離が70μmになった時点で、第2のエッチング処理が終了された。
本発明に係る前記方法では、開口22bの縁部からも犠牲膜32の浸食が進行する。これに対し、開口22bが設けられていない場合には、犠牲膜32は開口22bの縁部から犠牲膜32の残存する部分へ向けてエッチングを受けることがない。そのため、本願発明におけるように、早期に開口22bの縁部から犠牲膜32の浸食が開始されることはない。また、その他の開口22(22a、22a22c)も開口22bと同様に、犠牲膜32の浸食を促進する。
したがって、従来よりも短時間のエッチング処理で、犠牲膜32の不要部分を除去し、プローブ12の剥離に適正な残存部分32aを残すことができる。そのため、残存部分32aを介してシリコン基板10に保持されたプローブ12をたとえカッターナイフやへらやを用いて剥離しようとしても、大きな外力を必要とすることはなく、プローブ12に変形や損傷を与えることなく、シリコン基板10から剥離することができる。
図5に示す例では、プローブ材料は、8ないし10重量%の燐を含むニッケル燐合金であり、約43μmの厚さに堆積された。犠牲膜の厚さは約0.3μmであった。エッチング液は、主成分を塩化テトラアミン銅とするメルテックス株式会社から商品名「エープロセス」として販売されているエッチング液であり、これが希釈せずに用いられ、その液温は約50℃であった。そのときの残存した部分32aの外径寸法D1は、約50μmであり、また第1および第2のエッチング処理の合計時間は約20分であった。
前記した例では、第1および第2のエッチング処理間に熱処理を行う例を示したが、熱処理を不要とすることができる。この場合、犠牲膜32は適正な残存部分32aが残るまで、単一のエッチング処理を受ける。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができる。
本発明に係るプローブの基台からの取り外し工程を示す斜視図である。 本発明に係るプローブの一例を示す平面図である。 本発明に係るプローブの製造手順を示す工程図である。 図2に示したプローブを得るためのレジストマスクを示す平面図である。 エッチング処理により残存する犠牲層の一例を概略的に示す断面図である。
符号の説明
10 基台(シリコン基板)
12 プローブ
14 取付け部
16 アーム部
16a アーム部分
18 針先部
22(22a〜22c) 開口
32 犠牲膜
32a 犠牲膜の残存部分
34 フォトレジスト層
36 レジストマスク
38(38a〜38c)抜き穴部

Claims (8)

  1. 基台上に形成された犠牲層上に所望のプローブの平面形状に対応した凹所をレジストマスクで形成し、前記犠牲層が露出する前記凹所内にプローブ材料を堆積することにより前記犠牲層を介して前記基台上に前記プローブ材料からなるプローブを形成した後、前記レジストマスクを除去し、さらにエッチング処理により、前記犠牲層の一部を残して該犠牲層を除去し、この残存する前記犠牲層の一部で前記基台上に保持された前記プローブを前記基台上から剥離することを含むプローブの製造方法において、
    前記エッチング処理による前記犠牲層の残存部分の制御のための開口を前記プローブにその板厚方向へ貫通して形成すべく、前記レジストマスクに前記開口のための抜き穴部を形成し、前記エッチング処理による前記犠牲層の腐食を前記開口の縁部で促進することを特徴とする、プローブの製造方法。
  2. 前記プローブは、プローブ基板への取り付け端を有する取付け部と、該取付け部から横方向へ伸びるアーム部と、該アーム部に一体的に設けられ、該アーム部の前記取付け部の前記取付け端が位置する側と反対側に伸長し先端に針先が設けられる針先部とを備える全体に板状のプローブである、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記レジストマスクにより、前記基台上に前記取付け部、前記アーム部および前記針先部の平面形状に対応する凹所が形成され、該凹所で前記犠牲層上に前記プローブ材料が所定厚さに堆積され、前記エッチング処理時にエッチングを促進する前記開口のための前記抜き穴部は、前記レジストマスクの前記取付け部に対応する部分に形成される、請求項2に記載のプローブ製造方法。
  4. 前記開口は前記プローブの前記取付け部にその板厚方向へ貫通して形成され、前記犠牲層は前記エッチング処理で前記抜き穴部の近傍の一部の領域を除く領域で除去され、該犠牲層の前記一部の領域に残存する部分を介して前記基台上に保持された状態で、前記プローブが前記基台から剥離されることを特徴とする、請求項2に記載の製造方法。
  5. 前記アーム部は対をなして設けられている、請求項2に記載の製造方法。
  6. 前記抜き穴部の近傍の前記一部の領域に前記犠牲層を部分的に残存させる前記エッチング処理は、前記犠牲層を前記取付け部および前記針先部に対応する両部分に残存させる第1のエッチング処理と、該第1のエッチング処理後に前記針先部に対応する前記部分を除去しかつ前記取付け部に対応する前記部分を前記一部の領域を除いて除去する第2のエッチング処理との2段階エッチング処理である、請求項3に記載の製造方法。
  7. 前記第1のエッチング処理によって前記犠牲層の前記針先部および前記取付け部に対応する前記両部分で前記プローブが前記基台上に2点支持された状態で、前記プローブ材料に熱処理が施される、請求項6に記載の製造方法。
  8. 請求項2に記載の方法により製造されるプローブであって前記取付け部には、前記エッチング処理で前記犠牲層の前記取付け部に対応する部分のエッチングを促進するための開口が板厚方向に貫通して形成されている、プローブ。
JP2006336687A 2006-12-14 2006-12-14 プローブおよびその製造方法 Active JP5096737B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006336687A JP5096737B2 (ja) 2006-12-14 2006-12-14 プローブおよびその製造方法
US11/935,378 US7523539B2 (en) 2006-12-14 2007-11-05 Method of manufacturing a probe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006336687A JP5096737B2 (ja) 2006-12-14 2006-12-14 プローブおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008151515A true JP2008151515A (ja) 2008-07-03
JP5096737B2 JP5096737B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=39526365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006336687A Active JP5096737B2 (ja) 2006-12-14 2006-12-14 プローブおよびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7523539B2 (ja)
JP (1) JP5096737B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174523A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Micronics Japan Co Ltd プローブの製造方法
JP2014085216A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Micronics Japan Co Ltd プローブの製造方法
WO2022039439A1 (ko) * 2020-08-19 2022-02-24 (주)포인트엔지니어링 양극산화막 몰드 및 이를 포함하는 몰드구조체, 이를 이용한 성형물의 제조방법 및 그 성형물
WO2022177387A1 (ko) * 2021-02-22 2022-08-25 (주)포인트엔지니어링 복합 몰드, 금속 성형물 및 그 제조방법
WO2022235064A1 (ko) * 2021-05-07 2022-11-10 (주)포인트엔지니어링 금속 구조체 및 그 제조방법
TWI842516B (zh) 2020-08-19 2024-05-11 南韓商普因特工程有限公司 陽極氧化層模具的製造方法以及模具結構物的製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100664443B1 (ko) * 2005-08-10 2007-01-03 주식회사 파이컴 캔틸레버형 프로브 및 그 제조 방법
JP4916893B2 (ja) * 2007-01-05 2012-04-18 株式会社日本マイクロニクス プローブの製造方法
CN116430088B (zh) * 2023-06-13 2023-11-24 南方科技大学 探针及其制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10221369A (ja) * 1997-01-31 1998-08-21 Mitsubishi Materials Corp コンタクトプローブおよびその製造方法、並びにコンタクトプローブを備えたプローブ装置
JPH11271015A (ja) * 1998-03-23 1999-10-05 Olympus Optical Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーチップ及びその製造方法
JP2004184237A (ja) * 2002-12-03 2004-07-02 Advantest Corp プローブピンの配線基板への接続方法、及びプローブカードの製造方法
WO2004102207A1 (ja) * 2003-05-13 2004-11-25 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics 通電試験用プローブ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG75186A1 (en) 1998-11-30 2000-09-19 Advantest Corp Method for producing contact structures
TW583395B (en) * 2002-03-13 2004-04-11 Scs Hightech Inc Method for producing micro probe tips

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10221369A (ja) * 1997-01-31 1998-08-21 Mitsubishi Materials Corp コンタクトプローブおよびその製造方法、並びにコンタクトプローブを備えたプローブ装置
JPH11271015A (ja) * 1998-03-23 1999-10-05 Olympus Optical Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーチップ及びその製造方法
JP2004184237A (ja) * 2002-12-03 2004-07-02 Advantest Corp プローブピンの配線基板への接続方法、及びプローブカードの製造方法
WO2004102207A1 (ja) * 2003-05-13 2004-11-25 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics 通電試験用プローブ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174523A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Micronics Japan Co Ltd プローブの製造方法
JP2014085216A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Micronics Japan Co Ltd プローブの製造方法
KR101519222B1 (ko) 2012-10-23 2015-05-11 가부시키가이샤 니혼 마이크로닉스 프로브의 제조방법
WO2022039439A1 (ko) * 2020-08-19 2022-02-24 (주)포인트엔지니어링 양극산화막 몰드 및 이를 포함하는 몰드구조체, 이를 이용한 성형물의 제조방법 및 그 성형물
TWI801956B (zh) * 2020-08-19 2023-05-11 南韓商普因特工程有限公司 陽極氧化層模具、模具結構物、成形物及其製造方法
TWI842516B (zh) 2020-08-19 2024-05-11 南韓商普因特工程有限公司 陽極氧化層模具的製造方法以及模具結構物的製造方法
WO2022177387A1 (ko) * 2021-02-22 2022-08-25 (주)포인트엔지니어링 복합 몰드, 금속 성형물 및 그 제조방법
KR20220119872A (ko) * 2021-02-22 2022-08-30 (주)포인트엔지니어링 복합 몰드, 금속 성형물 및 그 제조방법
KR102469788B1 (ko) 2021-02-22 2022-11-23 (주)포인트엔지니어링 복합 몰드, 금속 성형물 및 그 제조방법
WO2022235064A1 (ko) * 2021-05-07 2022-11-10 (주)포인트엔지니어링 금속 구조체 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
US7523539B2 (en) 2009-04-28
JP5096737B2 (ja) 2012-12-12
US20080143368A1 (en) 2008-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4916903B2 (ja) プローブの製造方法
JP5096737B2 (ja) プローブおよびその製造方法
JP4916893B2 (ja) プローブの製造方法
TWI677687B (zh) 電性連接裝置
KR20080063059A (ko) 반도체 집적 회로 장치의 제조 방법 및 그에 이용되는 박막프로브 시트의 제조 방법
KR101519222B1 (ko) 프로브의 제조방법
JP2008281519A (ja) プローブカードおよびその製造方法
KR20080011562A (ko) 프로브, 프로브 형성 방법 및 이를 포함하는 프로브 카드
JP5879153B2 (ja) プローブの製造方法
JP2006300617A (ja) プローブおよびその製造方法
KR20070081997A (ko) 이종 도금 결합방식을 이용한 하이브리드형 고강도 탐침구조물 제작 방법
KR100743978B1 (ko) 프로브 카드용 접촉 소자 및 그 제조 방법
JP2005257693A (ja) プローブユニットの製造方法
JP2008292500A (ja) プローブユニットおよびその製造方法
JP5482647B2 (ja) 基板の試験方法
KR20090113394A (ko) 니들형 탐침 제조 방법
JP2005257677A (ja) プローブユニット及びプローブユニットの製造方法
KR101010671B1 (ko) 프로브와 프로브의 제조 방법
KR101301739B1 (ko) 프로브 카드 제조 방법
JP2004309331A (ja) 接触子の製造方法
JP2013061247A (ja) 検査用プローブ及びその製造方法
KR20080114095A (ko) 프로브 카드 제조 방법
JP2013088174A (ja) 検査用プローブ、プローブユニット及び検査用治具
JP2010133837A (ja) プローブカードの製造方法
JPH11248751A (ja) コンタクトプローブおよびプローブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5096737

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250