JP2005257693A - プローブユニットの製造方法 - Google Patents
プローブユニットの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005257693A JP2005257693A JP2005107504A JP2005107504A JP2005257693A JP 2005257693 A JP2005257693 A JP 2005257693A JP 2005107504 A JP2005107504 A JP 2005107504A JP 2005107504 A JP2005107504 A JP 2005107504A JP 2005257693 A JP2005257693 A JP 2005257693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- probe
- probe pin
- forming
- probe unit
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
Abstract
【解決手段】 基板に開口部を形成する工程と、前記開口部内に犠牲層を形成する工程と、前記基板および前記犠牲層の表面を均一にする工程と、プローブピンの下地層を形成する工程と、前記下地層上における前記犠牲層上に前記プローブピンのビーム部に対応する開口部が形成されたレジストパターンを形成する工程と、前記レジストが形成されていない部分の前記下地層上に、ニッケルの含有量が75重量%以上、84重量%以下のメッキを行うことによりプローブピンを形成する工程と、前記レジストおよび不要な下地層を除去する工程と、前記犠牲層を除去する工程と、前記基板を切断する工程と、を備えたプローブユニットの製造方法を提供する。
【選択図】 なし
Description
この通電検査は、プローブユニットを構成するプローブピンの先端や、その近傍に形成された突起を、半導体集積回路、液晶パネル、プリント基板などに並列して配置されている電極に押し当てることにより行われる。
ところで、液晶パネルを構成するガラス板の縁に並列配置される電極層は、ますます微小ピッチ化(100μm以下)する傾向にある。このような液晶パネルの通電検査においては、通電検査装置側において、この微小ピッチの電極層に対応するピッチで形成されたプローブピンを有し、通電検査を繰り返し行なうことができるプローブユニットの提供が必要となる。
また、従来のプローブユニットとしては、カンチレバータイプ、メンブレンタイプ、シリコンウィスカータイプ、フィンガーリードタイプなどが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、プローブピンを保持するプローブ保持部が、樹脂フィルムと金属フィルムとが積層されてなるメンブレンタイプのプローブユニットでは、温度、湿度の変化により、樹脂フィルムの伸縮が大きく、プローブピンの微小ピッチの寸法安定性が得られないという問題があった。
また、シリコンウィスカータイプのプローブピンは、通電検査を繰り返し行なうには、耐久性が低いという問題があった。
図1は、本発明のプローブユニットの製造方法によって得られたプローブユニットの一例を示す概略構成図であり、図1(a)は平面図、図1(b)はII―IIで切断した状態を示す断面図である。
この例のプローブユニット1は、1本以上のプローブピン2と、プローブ保持部3とから概略構成されている。また、プローブピン2は、本体部2aと、ビーム部2bと、テーパ部2cと、配線取り出し部2dとから構成されている。また、プローブピン2の先端部は、本体部2aよりも細幅のビーム部2bとなっている。
また、このプローブユニット1が通電検査装置に装着される際には、プローブピン2の配線取り出し部2dには、はんだ、ACF(Anisotropic Conductive Film、異方性導電フィルム)、NCF(Non Conductive Film、非導電フィルム)、金ボンディングなどからなる接合部4を介してリード線5が接合されている。
また、プローブピン2のビーム部2bの幅は、好ましくは1〜50μmであり、より好ましくは5〜30μmである。ビーム部2bの幅がこの範囲内であれば、ビーム部2bの幅は、半導体集積回路、液晶パネル、プリント基板などの被測定物の電極の幅よりも小さい。したがって、被測定物の電極のピッチと、ビーム部2bのピッチとの間に多少のずれが生じても、被検査対象物の電極にビーム部2bを1:1に対応するように接触することができる。
また、プローブピン2のビーム部2bの厚さは、好ましくはビーム部2bの幅の0.2倍〜2倍であり、より好ましくは0.5倍〜1.5倍である。ビーム部2bの厚さがこの範囲内であれば、繰り返し使用しても変形したり、破損したりすることなく、寸法安定性および耐久性に優れたプローブユニットを得ることができる。
また、プローブピン2の本体部2aの幅は、ビーム部2bの幅以上である。また、図1(a)に示したように、本体部2aとビーム部2bとは、ビーム部2bから本体部2aに向って次第に幅が広くなっていくテーパ部2cで接合され、連続的に形成されている。
また、プローブピン2の本体部2aおよびテーパ部2cの厚さは、ビーム部2bの厚さと均一となっているのが好ましい。
また、プローブ保持部3を形成する材料としては、セラミックス、アルミナ(Al2O3)、シリコン(Si)、Ni系合金、Fe系合金などの金属などが用いられる。
例えば、図2(a)に示すようにプローブピン2の上面全面、図2(b)に示すようにビーム部2bの表面全面、図2(c)に示すようにプローブピン2のプローブ保持部3と接合していない部分の表面全面に被覆層6を形成する。この場合、プローブピン2の被検査対象物と接触する部分のビーム部に被覆層を形成することが好ましい。一方、図2(d)に示すように、ビーム部2b以外に、銅、金、銀などのような低抵抗の被覆層6を形成してもよい。この場合、プローブピン2の抵抗を下げることができ、通電検査を高精度に行なうことができる。
被覆層6を形成するには、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、電解メッキなどの方法が用いられる。
また、被覆層6を形成する材料としては、金、銀、銅、パラジウム、白金、タングステン、ニッケル―チタン合金などの金属が用いられる。
このように、プローブピン2の表面の全部または一部に被覆層6を形成することにより、プローブピン2と被検査対象物との接触により、プローブピン2が磨耗したり、破損したりするのを防止することができる。その結果として、プローブピン2の寸法安定性および耐久性が向上する。
突起部7を形成するには、後述のプローブユニットの製造方法において、突起部7の形状を開口したレジスト膜を形成し、この開口部に電解メッキなどによりメッキ成長させた後、レジスト膜を除去する方法などが用いられる。
また、突起部7を形成する材料としては、タングステン(W)、窒化チタン(TiN)、ニッケル―鉄合金、チタンなどの金属が用いられる。
このように、プローブピン2のビーム部2bの先端に突起部7を形成することにより、微細な被検査対象物の通電試験を高精度に行うことができる。
この実施形態のプローブユニットの製造方法では、まず、図5(a)に示すように、プローブ保持部となるセラミックス、アルミナ、シリコン、各種金属などからなる平坦な基板11を用意する。
次に、基板11の表面にマスクをして、サンドブラストまたはダイシング加工により、基板11に図5(b)に示すような開口部11aを形成する。
次に、開口部11a内に、厚さ0.2〜1mm程度の銅スパッタ膜などを犠牲層のメッキのシード層として製膜し、その後、硫酸銅メッキ浴により電解銅メッキをすることにより、メッキ成長させて、犠牲層12を形成する。この工程において、開口部11aからオーバーフローするようにメッキ成長させ、余分な部分を平面研削機などを用いて研磨して除去し、基板11の表面と犠牲層12の表面を均一にする。
メッキシード層13としては、厚さ0.02〜0.5μm程度のチタン(Ti)/NiFe合金薄膜などが好ましい。メッキシード層13として、Ti/NiFe合金薄膜が形成される場合、まず、チタンをスパッタリング法により形成して密着層とし、その上にNiFe合金をスパッタリング法により形成する。この場合のチタン薄膜の厚さは例えば0.02μm、NiFe合金薄膜の厚さは例えば0.20μm程度となっている。
また、基板11が導電性の材料からなる場合は、メッキシード層13を形成する前に、基板11および犠牲層12の表面全面に、シリカ(SiO2)などからなる絶縁膜を形成する。
次に、図6(d)に示すように、銅を優先的に溶解するエッチング液で犠牲層12を溶解して、開口部11aを再び形成する。
(実験例)
ニッケル―鉄合金からなるプローブピン21と、Al2O3からなるプローブ保持部22を備えたプローブユニットを製造した。得られたプローブピン21のビーム部21bの長さは1000μm、幅は35μm、厚さは20μmであった。
次に、得られたプローブユニットのプローブピン21の配線取り出し部21dに、接合部23を介してリード線24を接合した。
次に、このプローブユニットについて、後述する評価を行なった。
ニッケル―鉄合金の組成を変化させて形成したプローブピン21を用いて、このプローブピン21に、その長手方向に対して75°の方向に約10μm/秒の速度で5μm、10μm、15μm、…とステップワイズな変位を加えては、0点に戻すことにより曲げ試験を行ない、プローブピン21のビーム部21bが塑性変形するまでの変形量(μm)を調べた。
結果を表1および図8に示す。
プローブユニットを通電検査装置に装着し、テスト基板30の電極32にプローブピン21のビーム部21bの先端を繰り返し接触させて、ビーム部21aの耐久性を評価した。このとき、テスト基板30の基板31とプローブピン21とのなす角度を15°に一定に保ち、プローブユニットを基板31に対して垂直方向に移動させた。また、電極32にビーム部21bの先端を接触させる繰り返し回数を10万回とした。また、プローブピン21を、その長手方向に対して垂直方向に変形させる量を100μmおよび150μmとした。評価の基準を下記の通りとした。
◎:10万回の耐久試験後の塑性変形量が2μm以内。判定=合格。
○:10万回の耐久試験後の塑性変形量が5μm以内。判定=合格。
△:10万回の耐久試験後の塑性変形量が10μm以内。判定=合格。
×:10万回の耐久試験後の塑性変形量が10μmを超える。判定=不合格。
NG:耐久試験途中で破損した。
結果を表1に示す。
また、ニッケル―鉄合金におけるニッケルと鉄の組成比が上記範囲内であれば、ビーム部21bは耐久性にも優れていることが確認された。
Claims (1)
- 基板に開口部を形成する工程と、前記開口部内に犠牲層を形成する工程と、前記基板および前記犠牲層の表面を均一にする工程と、プローブピンの下地層を形成する工程と、前記犠牲層の上に形成された前記下地層上に前記プローブピンのビーム部に対応する開口部が形成されたレジストパターンを形成する工程と、前記レジストが形成されていない部分の前記下地層上に、ニッケルの含有量が75重量%以上、84重量%以下のメッキを行うことによりプローブピンを形成する工程と、前記レジストおよび不要な下地層を除去する工程と、前記犠牲層を除去する工程と、前記基板を切断する工程と、を備えたことを特徴とするプローブユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005107504A JP4074297B2 (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | プローブユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005107504A JP4074297B2 (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | プローブユニットの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001383713A Division JP2003185676A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | プローブユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005257693A true JP2005257693A (ja) | 2005-09-22 |
JP4074297B2 JP4074297B2 (ja) | 2008-04-09 |
Family
ID=35083520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005107504A Expired - Fee Related JP4074297B2 (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | プローブユニットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4074297B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101074167B1 (ko) * | 2008-11-18 | 2011-10-17 | 주식회사 코디에스 | 프로브 조립체 |
WO2015016099A1 (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-05 | オムロン株式会社 | 電鋳部品及びその製造方法 |
-
2005
- 2005-04-04 JP JP2005107504A patent/JP4074297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101074167B1 (ko) * | 2008-11-18 | 2011-10-17 | 주식회사 코디에스 | 프로브 조립체 |
WO2015016099A1 (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-05 | オムロン株式会社 | 電鋳部品及びその製造方法 |
JP2015030887A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | オムロン株式会社 | 電鋳部品及びその製造方法 |
US9598784B2 (en) | 2013-08-02 | 2017-03-21 | Omron Corporation | Electroformed component production method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4074297B2 (ja) | 2008-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7137830B2 (en) | Miniaturized contact spring | |
JP2010159997A (ja) | コンタクトプローブ及びコンタクトプローブ用のコンタクトチップ | |
TWI399544B (zh) | Contactors for electrical testing and methods for their manufacture | |
JP2003185676A (ja) | プローブユニット | |
JP4421550B2 (ja) | プローブ及びプローブカード | |
JP2009229410A5 (ja) | ||
JP4074297B2 (ja) | プローブユニットの製造方法 | |
JP2006508495A (ja) | 小型化されたコンタクトスプリング | |
JP4584972B2 (ja) | プローブコンタクトの製造方法およびプローブコンタクト | |
JP2004354369A (ja) | プローブユニット及びその製造方法 | |
KR100773375B1 (ko) | 프로브 팁 제조방법 | |
JP2008164317A (ja) | プローブカード | |
JP2002277485A (ja) | プローブカード、プローブピン、プローブカード製造方法及びプローブピン製造方法 | |
JP2010002184A (ja) | コンタクトプローブ | |
JP5351453B2 (ja) | コンタクトプローブ複合体 | |
WO2003081725A2 (en) | A miniaturized contact spring | |
JP5228207B2 (ja) | 検査用プローブ | |
JP2003121469A (ja) | プローブの製造方法及びプローブカードの製造方法 | |
JP2010107319A (ja) | コンタクトプローブの製造方法 | |
JP4074287B2 (ja) | プローブユニットの製造方法 | |
KR100842395B1 (ko) | 무전해도금법을 이용한 프로브카드용 탐침구조물 제조 방법 | |
KR20160140245A (ko) | 프로브 기판 및 그 제조 방법 | |
WO2007086144A1 (ja) | プローブカードおよびその製造方法、ならびにプローブカードのリペア方法 | |
JP2008196914A (ja) | プローブおよびプローブ組立体 | |
JP5203136B2 (ja) | コンタクトプローブの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20060927 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20061107 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20061107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20061213 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20061213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070718 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070725 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070910 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20080108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20080124 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |