JP2005257677A - プローブユニット及びプローブユニットの製造方法 - Google Patents

プローブユニット及びプローブユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板から突出しているリードの破損を防止することで歩留まりが向上するプローブユニット及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 プローブユニット1は、基板10と、先端部が基板10から突出して基板10上に形成されている複数のリード12からなるリード群18と、基板10から突出して基板10上に形成された保護パターン14とを備える。リード12の先端部は検体の一つの電極に接触する。保護パターン14は、リード12の保護のために形成されるものである。プローブユニット1は、保護パターン14を除去してから導通検査に使用してもよい。リード群18及び保護パターン14は薄膜からなり、同一材料の薄膜からなってもよいし、そうでなくともよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路や液晶パネル等の電子デバイスの電気的特性を検査するためのプローブユニット及びプローブユニットの製造方法に関する。
従来、基板と、基板上にめっきやスパッタリングで形成される薄膜からなるリードとを備えたプローブユニットが知られている。このようなプローブユニットは、リードの先端部を電極に接触させて電子デバイスの電気的特性を検査するために用いられる。
特許文献1に記載されたプローブユニットでは、薄膜からなるプローブが基板から突出しているため、検体の電極に大きな力を加えずにプローブユニットをオーバードライブさせ、複数のプローブと複数の電極とを確実に同時接触させることができる。しかし、基板から突出したプローブは、薄膜からなるため強度が低い。そのため、製造工程、組み立て工程、導通検査を実施する時などに外力が加わると、薄膜からなるプローブは容易に破損するという問題がある。具体的には例えば、プローブが形成された基板をダイシング工程で切断するときにカッターから高速で飛散する水滴の衝突や、乾燥工程のエアブローによる風圧によってプローブが破損し、歩留まりが低くなる。
特許文献2には、リードの先端部を電極に接触させるときにリードが大きく曲がって破損することを防止するため、リードの先端部を、基板から突出させずに、基板の表面から離間させたプローブユニットが開示されている。しかし、特許文献2に開示された構成では、基板の表面と平行な力がリードに加わることを防止できないという問題がある。
特許文献3には、薄膜からなる連結部で複数のプローブユニットを連結することにより、複数のプローブユニットを検査装置本体に高精度に位置決めする技術が開示されている。しかし、特許文献3に開示された連結部では、リードの破損を防止することができないという問題がある。
特許文献4に記載されたプローブユニットでは、検体と導通させるリード群の配列方向両側にリードと同一構成の隆起を形成している。リードと同一構成の隆起をリード群の配列方向両側に形成することにより、検体に対するプローブユニットの傾きを補正することができる。しかし、リードと同一構成の隆起は、リードと同じ速さで摩耗するため、リードの摩耗を防止することができず、ひいては、検体に対するプローブユニットの傾きを補正することができなくなる。
特開2002−286755号公報 特開2002−286759号公報 特開平11−218547号公報 特開2003−98189号公報
第一の発明は、基板から突出しているリードの破損が防止されることで歩留まりが向上するプローブユニット及びプローブユニットの製造方法を提供することを目的とする。
第二の発明は、検体に対する傾きを自ら補正する機能が長期にわたって持続するプローブユニットを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、第一の発明に係るプローブユニットは、基板と、検体の電極に接触する先端部が前記基板から突出しているリードを形成している第一の薄膜とを備え、前記リードの先端部の近傍で前記基板から突出する保護部を第二の薄膜で前記基板上に形成する工程を経て製造される。リードの先端部の近傍で基板から突出する保護部を基板上に形成することにより、基板から突出しているリードの先端部に少なくともリードの側方から外力が加わることを防止できる。
(2)さらに第一の発明に係るプローブユニットでは、前記保護部は、前記リードの先端部より長く前記基板から突出していてもよい。
保護部がリードの先端部より長く基板から突出しているため、リードの先端部に少なくともリード側方から外力が加わることを確実に防止できる。また水流などの流体による圧力がリードの先端部に加わることを抑制することができる。
(3)さらに第一の発明に係るプローブユニットでは、前記保護部に間隙が形成されていてもよい。
リードと保護部とをめっきにより同一工程で形成すれば、プローブユニットの製造工程を簡素化することができる。ところがリードを形成するの第一の薄膜のパターンと保護部を形成する第二の薄膜のパターンとの分布密度に偏りがあると、リードと保護部との膜厚のばらつきが大きくなったり、複数のリード間の膜厚のばらつきが大きくなる。すると、導通検査の際に検体の電極とリードとの接触圧にばらつきが生ずる。第一の発明に係るプローブユニットでは保護部に間隙が形成されている。したがって、リードを形成するの第一の薄膜のパターンと保護部を形成する第二の薄膜のパターンとの分布密度が均一になるように間隙を形成すれば、リードと保護部との膜厚のばらつき及びリード間の膜厚のばらつきを抑制することができる。つまり、第一の発明に係るプローブユニットはリードと保護部とを同一のめっき工程で形成する簡素な製造工程で製造可能であり、その製造工程で製造されたプローブユニットを用いた導通検査では、検体の電極にリードを確実に接触させることができる。また、保護部の基板上に形成されている部分に間隙を形成すれば、剥離剤により基板から保護部を引き剥がして保護部を除去する場合、保護部の外縁だけでなく間隙からも剥離が進行するため、基板から保護部を除去するための処理時間を短縮することができる。
(4)さらに第一の発明に係るプローブユニットは、前記保護部を備えてもよい。完成状態で保護部を備えていることにより、製造中におけるリードの破損だけでなく、完成後のリードの破損も防止できる。尚、実際の検査にプローブユニットを使用するときには、保護部を残したまま使用してもよいし、保護部を除去してから使用してもよい。
(5)さらに第一の発明に係るプローブユニットでは、前記保護部が除去されていてもよい。
(6)さらに第一の発明に係るプローブユニットでは、前記保護部は、前記リードの先端部を囲む形状である。保護部でリードの先端部を囲むことにより、基板から突出しているリードの先端部に外力が加わることを、より確実に防止できる。
(7)さらに第一の発明に係るプローブユニットでは、複数の前記リードで構成されるリード群を備え、前記保護部は、前記リード群の前記リードの配列方向両側に形成されていてもよい。
(8)さらに第一の発明に係るプローブユニットでは、前記第二の薄膜は、前記第一の薄膜と同一材料で同一膜厚に形成されている。第二の薄膜を、第一の薄膜と同一材料で同一膜厚にすることにより、第二の薄膜を第一の薄膜と同時に形成することができ、ひいては、製造工程を簡素化することができる。
(9)また、第一の発明に係るプローブユニットの製造方法は、検体の電極に接触する先端部が基板から突出するリードを第一の薄膜で前記基板上に形成する工程と、前記リードの先端部の近傍で前記基板から突出する保護部を第二の薄膜で前記基板上に形成する工程と、を含む。リードの先端部の近傍で基板から突出する保護部を基板上に形成することにより、基板から突出しているリードの先端部に少なくともリードの側方から外力が加わることを防止できる。
(10)また、第一の発明に係るプローブユニットの製造方法では、前記保護部と前記リードは、前記基板上に同時に形成される。保護部とリードを同時に形成することにより、製造工程を簡素化することができる。
(11)上記目的を達成するため、第二の発明に係るプローブユニットは、結合材と強化材とからなる複合材、有機物層と無機物層とを含む複合材、或いは無機材からなる基板と、先端部が検体の電極に接触するリードを形成している第一の薄膜と、前記リードの先端部側の前記基板上の角部に、前記リードの前記検体との接触面より広い前記検体との接触面を有する隆起を形成している第二の薄膜と、を備える。
リードの先端部側の基板上の角部に隆起を形成することにより、検体に対する傾きをプローブユニット自らが補正することができるようになる。また、隆起と検体との接触面をリードと検体との接触面より広くすることにより、摩耗によって隆起の膜厚の縮小が進行する速度を、リードの膜厚の縮小が進行する速度に比べて遅くすることができる。したがって、検体に対する傾きを自ら補正する機能を長期にわたって持続させることができる。ところが、隆起が形成されていても導通検査の際にプローブユニットがリードの配列方向に撓んでいると、リードが検体に対して傾いた状態で接触するおそれがある。この状態で検体にプローブユニットをさらに近接(オーバードライブ)させると、リードは検体に対して正対するまで検体上を摺動して摩耗する。第二の発明に係るプローブユニットの基板は、結合材と強化材とからなる複合材、有機物層と無機物層とを含む複合材、或いは無機材であるため、有機材で形成されたフィルムなどと比較して剛性が高く撓みにくい。したがって、第二の発明に係るプローブユニットでは、リードの摩耗を防止することができる。
1.第一の発明
以下、第一の発明の実施例をプローブユニットの構成、使用方法及び製造方法の順に説明する。各実施例において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付された他の実施例の構成要素と対応する。
<プローブユニットの構成>
(第一実施例)
図1は、第一の発明によるプローブユニットの第一実施例を示す平面図である。
図1に示すように、この第一実施例によるプローブユニット1は、基板10と、先端部が基板10から突出して基板10上に形成されている複数のリード12からなるリード群18と、基板10から突出して基板10上に形成された保護パターン14とを備える。以降では、リード12の基板10から突出する部分をリード12の突出部といい、保護パターン14の基板10から突出する部分を保護パターン14の突出部という。リード12は、プローブユニット1が検体の導通検査に用いられる際、先端部が検体の一つの電極に接触する。保護パターン14は、検体の電極と接触せず、リード12の保護のために形成されるものであり、各リード12の先端部を三方から取り囲むように形成されている。尚、本実施例のプローブユニット1は保護パターン14を備えているが、保護パターン14を除去してから導通検査に使用してもよい。またリード群18及び保護パターン14は薄膜からなり、同一材料の薄膜からなってもよいし、そうでなくともよい。
本実施例によると、リード群18の先端部近傍に保護パターン14を形成することにより、その後の製造過程でリード12の先端部に外力が加わってリード12が破損するのを防止できる。また、完成後のプローブユニット1が保護パターン14を備えることにより、製造過程ではもちろん、完成後にリード12の先端部に外力が加わることを防止でき、リード12を保護することができる。さらに、リード12の先端部を三方から取り囲むように保護パターン14を基板10から突出させて基板10上に形成することにより、基板10から突出しているリード12の先端部を三方から保護することができる。
(第二実施例)
図2は、第一の発明によるプローブユニットの第二実施例を示す平面図であり、(A)は保護パターンの除去前の状態を示す図であり、(B)は保護パターンの除去後の状態を示す図である。
この第二実施例では、図2(A)に示すようにリード12の基板10から突出している先端部の両側にそれぞれ保護パターン14が形成されている。各保護パターン14は、基板10からの突出長さがリード12の突出した先端部よりも長くなるように基板10から突出して基板10上に形成されている。そのため、リード12が先端部の短手方向の外力により破損することを防止することができる。
プローブユニット1の使用時には、図2(B)に示すように保護パターン14を引き剥がして除去する。ここで保護パターン14には、間隙としての複数の貫通孔15が形成されている。そのため、剥離剤を使用して保護パターン14を基板10から引き剥がす場合は、保護パターン14の外縁だけでなく貫通孔15からも剥離剤が進入するので、保護パターン14を除去するための処理時間を短縮することができる。
保護パターン14を除去すると、基板10上には保護パターン跡16が残る。これは、後述するめっき下地層のイオンミリング時にオーバーミリングによって基板10の表面がわずかに削られていたり、保護パターン14下部のめっき下地層がわずかに基板10上に残ったりするためである。尚、間隙は図3に示すような切り欠き115でもよい。また矩形の貫通孔15を例示したが、貫通孔15の形状は円形でも、楕円でも、どのような形状でもよい。
(第三実施例)
図4は、第一の発明によるプローブユニットの第三実施例を示す平面図である。図5(A)は、比較例としてのプローブユニットに異物が接触した状態を示す平面図であり、図5(B)は第三実施例によるプローブユニットに異物が接触した状態を示す平面図である。
図4に示すように、第三実施例によるプローブユニット1は、基板10と、基板10から突出して基板10上に形成された複数のリード12からなるリード群18と、リード群18の配列方向両側にそれぞれ形成された保護パターン14とを備える。
図5(B)に示すように、プローブユニット1の先端部の側方から異物91が当たった場合、リード群18の先端部近傍にはリード12の配列方向両側に保護パターン14が形成されているので、異物91は保護パターン14に当たり、保護パターン14がリード群18を保護する。
一方図5(A)に示すように、比較例としてのプローブユニット8は、基板80と、基板80から突出して基板80上に形成された複数のリード82からなるリード群88とを備え、第三実施例によるプローブユニット1から保護パターン14を取り除いた構成となっている。プローブユニット8の先端部の側方から異物91が当たった場合、プローブユニット8には保護パターン14がないので、異物91がリード群88の一側のリード82の先端部に当たってしまう。その結果、異物91が当たったリード82の近傍の複数のリード82は異物91より力を受けて折れ曲がり、あるいはその力が過大であれば切断され、破損してしまう。
以上説明したように、第三実施例によるプローブユニット1によれば、異物91がリード群18に当たることによってリード群18が破損することを防止できる。ところが、図6に示すようにリード12の突出部と保護パターン14の突出部とを同一長さに形成すると、リード12の先端部は水流などの流体による圧力(矢印100参照)によって折れ曲がるおそれがある。しかしながら、図4に示す第三実施例によるプローブユニット1の各保護パターン14は、リード12の先端部よりも基板から長く突出して基板10上に形成されている。そのため、流体の圧力によってリード12が破損することを抑制することができる。もちろん、流体の圧力によってリード12が破損するおそれがない場合は、図6のようにリード12の突出部と保護パターン14の突出部とを同一長さに形成することも可能である。
ところで、リード群18と保護パターン14とを互いに異なる工程で形成すると、プローブユニット1の製造工程は複雑化するため、リード群18と保護パターン14とは同一工程で形成可能であることが望ましい。またリード12と保護パターン14との膜厚のばらつきが大きかったり、複数のリード12間の膜厚のばらつきが大きいと、導通検査の際に検体40の電極42とリード12の先端部との接触圧にばらつきが生じる。そのため上述の膜厚のばらつきは小さいことが望ましい。
ここで、リード群18と保護パターン14とは、めっきにより同一工程で形成可能である。ところが、リード群18の分布密度と保護パターン14の分布密度とに偏りがあると、リード群18と保護パターン14との膜厚のばらつき及び複数のリード12間の膜厚のばらつきが大きくなってしまう。つまり上述のようにリード群18と保護パターン14とを同一のめっき工程で形成することにより、プローブユニット1の製造工程を簡素化できるが、その製造工程で製造されたプローブユニット1を用いた導通検査では、リード群18を検体40の電極42に確実に導通させることができない。
しかしながら、第三実施例によるプローブユニット1の保護パターン14には、間隙としての複数の貫通孔15が形成されている。これらの貫通孔15は、リード群18の分布密度と保護パターン14の分布密度が均一になるように形成されている。そのため、リード群18と保護パターン14とを同一のめっき工程で形成しても、リード12と保護パターン14との膜厚のばらつき及び複数のリード12間の膜厚のばらつきを抑制することができる。つまり、リード群18と上述した貫通孔15を有する保護パターン14とを同一のめっき工程で形成することにより、プローブユニット1の製造工程を簡素化でき、その製造工程で製造されたプローブユニット1を用いた導通検査では、リード群18を検体40の電極42に確実に導通させることができる。
尚、間隙としての貫通孔15は、リード群18の分布密度と保護パターン14の分布密度が均一になるように形成されていればよく、第二実施例で説明したように間隙は切り欠きでもよいし、貫通孔15の形状は矩形に限定されるものでもない。
(第四実施例)
図7は、第一の発明によるプローブユニットの第四実施例を示す平面図である。
この第四実施例では、図7に示すようにリード群18の先端部近傍を三方から取り囲むように保護パターン14が形成されている。リード群18の先端部近傍のリード12の配列方向両側だけでなく三方から取り囲むように保護パターン14を形成することにより、リード群18をより確実に保護することができる。もちろんこの保護パターン14も後で除去することができる。
以上、第一の発明によるプローブユニットの四つの実施例を説明した。
保護パターンをプローブユニットの製造過程で形成することにより、プローブユニットの歩留まりは大幅に改善した。具体的には保護パターンを形成しない場合の歩留まり60%であったのに対し、保護パターンを形成した場合の歩留まりは80%に向上した。特に、カッターから飛散する水滴の衝突によってプローブが破損し易いダイシング工程における歩留まりは、20%向上した。
<プローブユニットの使用方法>
図8は、プローブユニット1の使用方法を示す断面図である。図9は、プローブユニット1の使用方法を示す平面図であり、(A)は保護パターンが除去されたプローブユニット1の使用方法を示す図であり、(B)は保護パターンを備えるプローブユニット1の使用方法を示す図である。
プローブユニット1を検体40の導通検査に使用する場合、図8に示すように、リード12が検体40の電極42に対して傾斜するように基板10をプローブベース50に貼り付けることにより、プローブユニット1をプローブベース50に固定して、プローブヘッド3を構成する。リード12はフレキシブルプリント基板4に接続される。プローブヘッド3は昇降機能を有する導通検査装置本体(図示せず)に設けられる。導通検査装置は、プローブユニット1のリード12を検体40の電極42に対応するようにプローブヘッド3を検体40に対して降下させ、フレキシブルプリント基板4を介して検査信号をプローブヘッド3に入力して検体40の導通検査を行う。
図9(A)、(B)に示すように、保護パターン14を除去しても残したままでもリード12を検体40の電極42に接触させることができる。したがって、導通検査において保護パターン14を除去したプローブユニット1を使用するか保護パターン14を残したプローブユニット1を使用するかは、導通検査の仕様や検体40の電極42の配置などに応じて選択すればよい。保護パターン14を残したまま使用すれば、導通検査中にもリード群18を保護パターン14で保護することができる。一方、例えば図10に示すように複数の電極42が狭ピッチで枠状、L字状などに配列された検体40の導通検査には、保護パターン14を除去したプローブユニット1を使用する。このような検体40の導通検査に保護パターン14を残したプローブユニット1を使用すると、複数のプローブユニット1の保護パターン14が互いに干渉(図10(A)に示す領域102参照)してしまうが、保護パターン14を除去したプローブユニット1を使用すれば、複数のプローブユニット1が互いに干渉することはない(図10(B)参照)。
尚、保護パターン14の除去時期については、プローブユニット1を完成形に分離する工程より後が望ましい。後述するプローブユニットの完成形分離工程では、例えば水滴の衝突や、エアブローによる風圧や、基板の破片の衝突などによってリード12に外力が加わり易いダイシング工程を用いるため、リード12を保護する必要がある。そのためこの工程までは保護パターン14を残しておくことが望ましい。
<プローブユニットの製造方法>
(第一実施例)
図11から図13は、第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第一実施例を示す断面図であり、図4のa−a線に対応する断面図である。図14は、保護パターンの配置例を示す平面図である。
はじめに図11(A)に示すように、基板10の表面に機械加工などにより凹部60を形成する。基板10には例えばガラスセラミック、石英、ジルコニアなどからなる基板を用いる。
次に図11(B)に示すように、凹部60が形成された基板10の表面全体に第一めっき下地層62を形成する。第一めっき下地層62は例えばCr及びCuの複層にする。
次に図11(C)に示すように、第一めっき下地層62上にCuなどの金属をめっき成長させ、犠牲膜64を形成する。このとき犠牲膜64は、凹部60内を埋めるように形成される。
次に図11(D)に示すように、犠牲膜64、第一めっき下地層62及び基板10を研磨して平坦に仕上げ、凹部60内にのみ犠牲膜64及び第一めっき下地層62を残存させる。
次に図12(A)に示すように、リード12及び保護パターン14の下地となる第二めっき下地層66を研磨面68上に形成する。
次に図12(B)に示すように、第二めっき下地層66の表面上にフォトレジストを塗布し、このフォトレジスト上に所定形状のマスクを配置し、露光現像処理を行って不要なフォトレジストを除去し、リード12又は保護パターン14を形成する部位を露出させる開口部70を有するレジスト膜72を形成する。リード12を形成するための開口部70は、基板10上と犠牲膜64上とに連続的に形成される。保護パターン14を形成するための開口部70は、基板10上と犠牲膜64上とに連続的に形成される他、基板10上のみや、犠牲膜64上のみに形成されることもある。これについての詳細は後述する。
次に図12(C)に示すように、開口部70から露出する第二めっき下地層66の表面上にNi合金などをめっきすることにより、リード12又は保護パターン14となる金属膜74を第二めっき下地層66の表面上に形成する。この結果、開口部70内で互いに同じ膜厚のリード12と保護パターン14とが同一の材料で形成されることとなる。
次に図12(D)に示すように、レジスト膜72を除去する。レジスト膜72を除去するには、例えばN−メチル−2−ピロリドン等の液剤を用いる。
次に図13(A)に示すように、第二めっき下地層66のうち金属膜74で被覆されていない部分を除去する。第二めっき下地層66の除去には、イオンミリング等を用いる。
以上図12(A)から図13(A)に示す工程により、第二めっき下地層66及び金属膜74からなるリード群18と保護パターン14とがリソグラフィ技術を用いて同時に形成されるので、同一材料及び同一膜厚でリード群18及び保護パターン14は形成され、リード群18と保護パターン14との相対的な位置精度が確保される。
図14に示すように、保護パターン14は基板10上及び犠牲膜64上を跨って連続的に形成される保護パターン14a、犠牲膜64上のみに形成される保護パターン14b、基板10上のみに形成される保護パターン14cに分類される。保護パターン14aは、リード群18の保護を目的として形成されるものである。一方保護パターン14b、14cは、図12(A)から図13(A)に示す工程によってリード群18と保護パターン14とを同時に同一材料及び同一膜厚で形成する場合、その膜厚を安定して均一にすることを目的として形成されるものである。これにより、リード群18と保護パターン14を同時に同一材料で同一膜厚に安定して形成することができるため、製造工程の簡素化につながる。
次に図13(B)に示すように、凹部60内に残存する第一めっき下地層62及び犠牲膜64を除去する。例えば第一めっき下地層62及び犠牲膜64が銅を用いて形成されている場合、銅を優先的に溶かすエッチング液を用いて第一めっき下地層62及び犠牲膜64を溶解する。Crを用いて形成されている場合も、Crを優先的に溶かすエッチング液でCrを除去する。
次に図13(C)に示すように、凹部60の底面を通過する切断線で基板10を切断する。これにより、切断線に沿ってできた基板10の縁部からリード12及び保護パターン14が突出する。
図15は、第一実施例によるプローブユニットの製造方法の変形例を示す断面図である。
この変形例では、図11(A)から図13(A)までの工程を行って、基板10上に第二めっき下地層66及び金属膜74からなるリード群18及び保護パターン14を形成した後、図15(A)に示すように、基板10をリード群18及び保護パターン14が形成されていない裏面から研磨し、犠牲膜64に至るまで薄く加工する。
次に図15(B)に示すように、凹部60内に残存する第一めっき下地層62及び犠牲膜64を除去する。例えば第一めっき下地層62及び犠牲膜64が銅を用いて形成されている場合、銅を優先的に溶かすエッチング液を用いて第一めっき下地層62及び犠牲膜64を溶解する。Crを用いて形成されている場合も、Crを優先的に溶かすエッチング液でCrを除去する。
(第二実施例)
図26から図28は、第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第二実施例を示す断面図である。
はじめに図26(A)に示すように、金属、セラミック、ガラス等からなる支持板61の表面上に、めっき又はスパッタにより犠牲膜63を形成する。犠牲膜63は例えばCuの単層、又はCr及びCuの複層にする。支持板61が非導電性である場合、Cu、又はCr及びCuの下地膜を予めスパッタによって形成してからめっきを行い、厚さ1μm以上5μm以下の犠牲膜63を形成する。尚、スパッタによって形成された下地膜のみを犠牲膜63として用いてもよい。その場合、犠牲膜63の厚さは0.1μm以上0.2μm以下にする。
次に図26(B)に示すように、犠牲膜63の表面上にフォトレジストを塗布した後、このフォトレジスト上に所定のパターンのマスクを配置し、露光現像処理を行って不要なフォトレジストを除去し、リード12及び保護パターン14となる部位を露出させた開口部65を有するレジスト膜67を形成する。
次に図26(C)に示すように、開口部65から露出する犠牲膜63の表面上にNi合金などをめっきすることにより、リード12又は保護パターン14となる金属膜69を犠牲膜63の表面上に形成する。
次に図26(D)に示すように、レジスト膜67を除去する。レジスト膜67を除去するには、例えばN−メチル−2−ピロリドン等の液剤を用いる。
次に図27(A)に示すように、リード12の突出部と保護パターン14の突出部を除いて、金属膜69の表面上に基板10を接着剤71で接着する。基板10は金属層73及び樹脂層75の複合層からなるフィルムである。この樹脂層75を接着剤71を介して金属膜69の表面に貼り付ける。その際、金属膜69と樹脂層75とを圧着させると、接着剤71は図28(A)に示すように金属膜69間、すなわちリード12間及び保護パターン14間にはみ出てリード12及び保護パターン14の側面の一部を覆い、そのまま硬化する。したがって図28(B)に示すように、後に保護パターン14を引き剥がしたとき、保護パターン跡16が残る。尚、金属層73はNi合金、Cuなどからなり、樹脂層75は例えばポリイミド樹脂からなる。基板10は金属層73を含むので、樹脂層のみからなる基板より膨張及び収縮の変形量が小さい。
次に図27(B)に示すように、フィルム状の基板10と接着剤71と金属膜69と犠牲膜63とからなる部分を、例えば機械的に引き剥がして支持板61から分離する。
次に図27(C)に示すように、犠牲膜63をエッチングして除去すると、プローブユニット1を得ることができる。犠牲膜63がCuの場合、Cuを優先的にエッチングする液を用いる。
さらに必要に応じて図27(D)に示すように、金属膜69の表面にAuめっき層76を形成してもよい。リード12及び保護パターン14の両方にAuをめっきしてもよいし、どちらか一方のみめっきしてもよい。金属膜69の表面をAuめっき層76で覆うことにより、金属膜69の腐食を防止できる。またリード12の表面をAuめっき層76で覆うことにより、リード12の電気抵抗を下げることができる。
2.第二の発明
以下、第二の発明の実施例をプローブユニットの構成、使用方法及び製造方法の順に説明する。各実施例において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付された他の実施例の構成要素と対応する。
<プローブユニットの構成>
(第一実施例)
図16は、第二の発明によるプローブユニットの第一実施例を示す図である。図17から図20は、比較例としてのプローブユニットを示す図である。図19は図18に点線で示す領域200の拡大図である。
図16(A)に示すように、本実施例によるプローブユニット2は、基板10と、基板10上に形成されている複数のリード12からなるリード群18と、リード群18の先端部側の基板10上の角部に形成された保護パターン14とを備える。リード群18及び保護パターン14はそれぞれ薄膜からなり、ともに基板10から突出していない。また保護パターン14の線幅は、リード12の線幅よりも大きい。基板10は、導通検査の際に自重などで撓まないように、剛性の高い材料で形成されている。剛性の高い材料とは、結合材としてのエポキシと強化材としてのガラス繊維からなるガラスエポキシ等の複合材、樹脂などの有機物層と金属などの無機物層とを含む複合材、或いはガラスセラミック、石英、ジルコニア等の無機材である。
図16(B)に示すように、本実施例によると、プローブユニット2が検体40に対して傾いた状態で接触したとしても、基板10上の角部に形成された保護パターン14がまず検体40に接触するため、基板10及びリード群18が保護される。保護パターン14は基板10及びリード群18を保護する際検体40に接触して摩耗するが、リード12よりも太く形成することにより、その摩耗の進行を抑制できる。
一方、図17(A)に示すように、比較例としてのプローブユニット9は基板90と、基板90上に形成された複数のリード92からなるリード群98とを備え、保護パターンを備えていない。したがって、図17(B)に示すように、プローブユニット9が検体40に対して傾いた状態で接触した場合、基板90上に保護パターンがないため、リード群98の先端部側の基板90の一端の角部、あるいはリード群98の配列方向における一端のリード92が検体40に接触し、過大な力がかかって基板90又はリード92が破損する。
また、図18に示す比較例としてのプローブユニット209は、基板290と複数のリード292からなるリード群298と保護パターン214とを備えている。プローブユニット209の基板290は、剛性の低い材料、例えば樹脂製のフィルムで形成されている。そのため図18(A)に示すように、プローブユニット209は導通検査の際に自重などでリード群298の配列方向に撓むおそれがある。特にリード292の線幅よりも広い線幅の保護パターン214を備えている場合、プローブユニット209はリード群298と保護パターン214との間を頂点として撓みやすくなる。この状態で検体40にプローブユニット209を接触させると、リード292は検体40に対して傾いた状態で接触(図19に実線で示すリード292参照)するおそれがある。この状態でプローブユニット209をオーバードライブさせると、図19に示すように、リード292は検体40に正対(点線で示すリード292参照)するまで検体40上を摺動する(矢印299参照)。これによりリード292は摩耗する。たとえ保護パターン214の線幅を狭くしても、図20に示すようにプローブユニット209の全体がリード群298の配列方向に撓むと、リード292が摩耗するおそれがある。
しかしながら、本実施例によるプローブユニット2の基板10は、上述のように剛性の高い材料で形成されている。そのためプローブユニット2のリード12は、比較例としてのプローブユニット209のリード292のように摩耗することはない。
(第二実施例)
図21は、第二の発明によるプローブユニットの第二実施例を示す図である。
図21に示すように、本実施例によるプローブユニット2の保護パターン14は、基板10のリード群18の配列方向の一端10a(または他端10b)から離間して配置されている。基板10の一端10a(または他端10b)から保護パターン14までの距離(以降、保護パターン14の離間距離という。)D1は、基板10の検体40に対する傾きの許容範囲に応じて設計すればよい。
図21(A)に示すように、保護パターン14の離間距離D1が保護パターン14の膜厚D2以上の場合、基板10が検体40に対して45度傾くと、基板10の一端10a(または他端10b)が検体40に接触するため、検体40を破損させるおそれがある。一方、図21(B)に示すように、保護パターン14の離間距離D1が保護パターン14の膜厚D2以下であれば、基板10が検体40に対して45度傾いたとしても、保護パターン14が検体40に接触し、基板10の一端10a(または他端10b)が検体40に接触することはない。したがって保護パターン14の離間距離D1は、膜厚D2以下であることが望ましい。
(プローブユニットの使用方法)
図22は、第二の発明によるプローブユニットの使用方法の一実施例を示す正面図である。
本実施例では、図22(A)、(B)に示すように、プローブユニット2は平行出し機能を有するプローブベース50に取り付けられ、プローブヘッド3を構成する。プローブベース50は、ベース本体52と、プローブユニット2の基板10が貼付けられる支持部材54と、ベース本体52と支持部材54との間に配置されて支持部材54をベース本体52に対して下方に付勢する複数の弾性体56と、ベース本体52を貫通して支持部材54に固定され、ベース本体52の貫通孔53に往復移動可能に係止されるガイドピン58とを備える。プローブヘッド3は昇降機能を有する導通検査装置本体(図示せず)に取り付けられる。その昇降機能によって、プローブユニット2のリード群18が検体40の電極に対応するようにプローブヘッド3を検体40に対して降下させ、リード群18を電極に接触させて導通試験を行う。
図22(A)に示すように、プローブヘッド3を検体40に対して降下させたとき、プローブヘッド3が検体40に対して傾いていることがある。このとき、プローブユニット2が基板10上のリード群18の先端部側の角部に保護パターン14を有するため、一側の保護パターン14が検体40に接触し、リード群18及び基板10を保護する。
その後、図22(B)に示すように、ベース本体52を検体40に接近する方向へ押圧すると、ベース本体52と支持部材54との間にある弾性体56の付勢力によって、基板10上の両側角部に形成された保護パターン14がともに検体40に接触するようになる。これにより、検体40に対するプローブヘッド3の傾きを修正でき、プローブユニット2のリード群18のリード12を全て検体40の電極に接触させることができ、検体の導通検査を行うことができる。
<プローブユニットの製造方法>
図23及び図24は、第二の発明によるプローブユニットの製造方法の一実施例を示す断面図であり、図16(A)のa−a線に対応する断面図である。
はじめに図23(A)に示すように、ガラスセラミック、石英、ジルコニアなどからなる基板10の表面に、リード12及び保護パターン14の下地となるめっき下地層66を形成する。
次に図23(B)に示すように、めっき下地層66の表面上にフォトレジストを塗布し、このフォトレジスト上に所定形状のマスクを配置し、露光現像処理を行って不要なフォトレジストを除去し、リード12又は保護パターン14を形成する部位を露出させる開口部70を有するレジスト膜72を形成する。
次に図23(C)に示すように、開口部70から露出するめっき下地層66の表面上にNi合金などをめっきすることにより、リード12又は保護パターン14となる金属膜74をめっき下地層66の表面上に形成する。この結果、開口部70内で互いに同じ膜厚のリード12と保護パターン14とが同一の材料で形成されることとなる。
次に図23(D)に示すように、レジスト膜72を除去する。レジスト膜72を除去するには、例えばN−メチル−2−ピロリドン等の液剤を用いる。
次に図24(A)に示すように、めっき下地層66のうち金属膜74で被覆されていない部分を除去する。めっき下地層66の除去には、イオンミリング等を用いる。
以上図23(A)から図24(A)に示す工程により、めっき下地層66及び金属膜74からなるリード群18と保護パターン14とがリソグラフィ技術を用いて同時に形成されるので、同一材料及び同一膜厚でリード群18及び保護パターン14は形成され、リード群18と保護パターン14との相対的な位置精度が確保される。
次に図24(B)に示すように、基板10を必要な大きさに切断する。
図25は第二の発明によるプローブユニットの製造方法の変形例を示す断面図である。
変形例では、図23(A)から図24(A)までの工程を行って、基板10上にめっき下地層66及び金属膜74からなるリード群18と保護パターン14とを形成した後、図25(A)に示すように、基板10をリード群18及び保護パターン14が形成されていない裏面から研磨し、薄く加工する。
次に図24(B)に示すように、基板10を必要な大きさに切断する。尚、基板10を必要な大きさに切断してから、薄く加工してもよい。
第一の発明によるプローブユニットの第一実施例を示す平面図である。 (A)は第一の発明によるプローブユニットの第二実施例の保護パターン除去前を示す平面図であり、(B)はその保護パターン除去後を示す平面図である。 第一の発明によるプローブユニットの変形例を示す平面図である。 第一の発明によるプローブユニットの第三実施例を示す平面図である。 (A)は第一の発明の比較例としてのプローブユニットに異物が接触した状態を示す平面図であり、(B)は第一の発明の第三実施例によるプローブユニットに異物が接触した状態を示す平面図である。 第一の発明によるプローブユニットの変形例を示す平面図である。 第一の発明によるプローブユニットの第四実施例を示す平面図である。 第一の発明によるプローブユニットの使用方法の一実施例を示す断面図である。 第一の発明によるプローブユニットの使用方法の一実施例を示す平面図である。 第一の発明によるプローブユニットの使用方法を説明するための模式図である。 第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第一実施例を示す断面図である。 第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第一実施例を示す断面図である。 第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第一実施例を示す断面図である。 第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第一実施例における保護パターンの配置例を示す平面図である。 第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第一実施例を示す断面図である。 (A)は第二の発明によるプローブユニットの第一実施例を示す平面図であり、(B)はその保護パターンの作用を模式的に示す正面図である。 (A)は第二の発明の比較例によるプローブユニットを示す平面図であり、(B)はその作用を示す正面図である。 第二の発明の比較例によるプローブユニットを説明するための模式図である。 第二の発明の比較例によるプローブユニットを説明するための模式図である。 第二の発明の比較例によるプローブユニットを説明するための模式図である。 第二の発明によるプローブユニットの第二実施例を説明するための模式図である。 第二の発明によるプローブユニットの使用方法の一実施例を示す正面図である。 第二の発明によるプローブユニットの製造方法の一実施例を示す断面図である。 第二の発明によるプローブユニットの製造方法の一実施例を示す断面図である。 第二の発明によるプローブユニットの製造方法の変形例を示す断面図である。 第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第二実施例を示す断面図である。 第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第二実施例を示す断面図である。 第一の発明によるプローブユニットの製造方法の第二実施例を示す断面図である。
符号の説明
1 プローブユニット、2 プローブユニット、10 基板、12 リード、14 保護パターン、15 貫通孔(間隙)、18 リード群、40 検体、42 電極、66 めっき下地層、74 金属膜、115 切り欠き(間隙)

Claims (12)

  1. 基板と、
    検体の電極に接触する先端部が前記基板から突出しているリードを形成している第一の薄膜とを備え、
    前記リードの先端部の近傍で前記基板から突出する保護部を第二の薄膜で前記基板上に形成する工程を経て製造されることを特徴とするプローブユニット。
  2. 前記保護部は、前記リードの先端部より長く前記基板から突出していることを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  3. 前記保護部には、間隙が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプローブユニット。
  4. 前記保護部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のプローブユニット。
  5. 前記保護部が除去されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のプローブユニット。
  6. 前記保護部は、前記リードの先端部を囲む形状であることを特徴とする請求項4に記載のプローブユニット。
  7. 複数の前記リードで構成されるリード群を備え、
    前記保護部は、前記リード群の前記リードの配列方向両側に形成されることを特徴とする請求項4に記載のプローブユニット。
  8. 前記第二の薄膜は、前記第一の薄膜と同一材料で同一膜厚に形成されていることを特徴とする請求項4、6又は7に記載のプローブユニット。
  9. 検体の電極に接触する先端部が基板から突出するリードを第一の薄膜で前記基板上に形成する工程と、
    前記リードの先端部の近傍で前記基板から突出する保護部を第二の薄膜で前記基板上に形成する工程と、
    を含むことを特徴とするプローブユニットの製造方法。
  10. 前記保護部と前記リードは、前記基板上に同時に形成されることを特徴とする請求項9に記載のプローブユニットの製造方法。
  11. 結合材と強化材とからなる複合材、有機物層と無機物層とを含む複合材、或いは無機材からなる基板と、
    先端部が検体の電極に接触するリードを形成している第一の薄膜と、
    前記リードの先端部側の前記基板上の角部に、前記リードの前記検体との接触面より広い前記検体との接触面を有する隆起を形成している第二の薄膜と、
    を備えることを特徴とするプローブユニット。
  12. 前記第二の薄膜は、前記第一の薄膜と同一材料で同一膜厚に形成されていることを特徴とする請求項11に記載のプローブユニット。
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