JP2008150708A5 - - Google Patents

Claims (8)

1. ガスタービン部品の基材から、アルミニウム含量１２重量％未満で選択的ストリッピング法に対して抵抗性が高いアルミニウム含有オーバーレイ皮膜を選択的に除去する方法であって、
   オーバーレイ皮膜内部にアルミニウムを拡散させて、アルミニウム含量の増大したアルミニウム拡散処理オーバーレイ皮膜を形成する工程であって、アルミニウム拡散処理オーバーレイ皮膜のアルミニウム含量が、アルミニウム拡散処理オーバーレー皮膜を選択的ストリッピングで除去可能にすることができる充分なレベルである工程と、
   アルミニウム拡散処理オーバーレイ皮膜を式Ｈ_xＡＦ₆（式中、ＡはＳｉ、Ｇｅ、Ｔｉ、Ｚｒ、Ａｌ及びＧａからなる群から選択され、ｘは１〜６である。）の１種以上の酸又はその前駆体を含む水性組成物に接触させて、基材からアルミニウム拡散処理オーバーレイ皮膜を除去する工程と
   を含んでなる方法。
2. 皮膜内部にアルミニウムを拡散させることが、
   コロイドシリカとアルミニウム系粉末粒子とを含み、六価クロムを実質的に含まないスラリーの１以上の層を皮膜に塗布し、
   揮発性成分をスラリーから除去するとともに皮膜内部へのアルミニウムの拡散を惹起するのに充分な条件下でスラリーを熱処理する
   ことを含む、請求項１記載の方法。
3. 前記スラリーがさらに２以上のヒドロキシル基を含有する１種以上の有機安定化剤を含む、請求項２記載の方法。
4. 前記水性組成物がＨ₂ＳｉＦ₆又はＨ₂ＺｒＦ₆化合物を含む、請求項１乃至請求項３のいずれか１項記載の方法。
5. 前記基材を水性組成物の浴に浸漬する、請求項１乃至請求項４のいずれか１項記載の方法。
6. 前記基材を浸漬する際に水性組成物の浴に電流を流す、請求項５記載の方法。
7. 前記皮膜がＭＣｒＡｌ（Ｘ）からなり、ＭがＮｉ、Ｃｏ、Ｆｅ及びこれらの組合せからなる群から選択される元素であり、ＸがＹ、Ｔａ、Ｓｉ、Ｈｆ、Ｔｉ、Ｚｒ、Ｂ、Ｃ及びこれらの組合せからなる群から選択される元素である、請求項１乃至請求項６のいずれか１項記載の方法。
8. 前記基材が超合金からなる、請求項１乃至請求項７のいずれか１項記載の方法。