JP2008146998A - 電池モジュール、電池ケース、電池ケースの巻き締め装置および巻き締め方法 - Google Patents

電池モジュール、電池ケース、電池ケースの巻き締め装置および巻き締め方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バスバーの接続経路を単純化しても同種類のモジュールで対応することができ、出力電極の短絡を防止することができる電池モジュールを提供する。
【解決手段】複数の単電池10の積層体20と、単電池積層体20を収容する電池ケース40と、から構成された電池モジュール30であって、電池ケース40は、上部が開口された箱体状の下部ケース42と、下部が開口された箱体状の上部ケース41と、に分割形成され、上下ケース41、42の開口側を合わせるように電池ケース40内に単電池積層体20を収容し、単電池積層体20の積層方向の中間部において上下ケース41、42の開口端縁部を二重巻き締めして接合部43を形成し、単電池積層体20を封止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池ケース内に電池を収容した電池モジュール、電池を収容する電池ケース、該電池ケースの接合部を二重巻き締めする巻き締め装置および巻き締め方法に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される二次電池として、金属製の電池ケース内に複数の単電池を収容して巻き締め封止した電池モジュールが提案されている(特許文献1参照)。
この種の電池ケースは、製缶技術における巻き締め接合(二重巻き締め)を応用した接合構造を採用している。すなわち、電池ケースは、ケース本体(缶胴)と蓋体(缶蓋)とにより構成され、ケース本体内に複数の単電池を収容して蓋体により押さえ、ケース本体の開口端縁部と蓋体の端縁部とを二重巻き締め接合して電池を封止している。
特開平8−222196号公報
ところで、従来の巻き締め封止された電池ケースを有する電池モジュールでは、電池ケースの巻き締め接合部が蓋体側に片寄って突設しており、電池モジュールが全体として上下非対称な形状を呈している。したがって、電池モジュール同士を直列接続して組電池を構成する場合に、電池モジュールを整列させ、かつバスバーによる接続経路を短縮して単純化するためには、左右の出力電極で極性の異なる二種類の電池モジュールを作製する必要があった。
このような電池モジュールでは、出力電極が電池ケースから外部へ突設し露出しており、組電池の製造工程において、短絡防止のために電極を保護する必要があった。
また、上記電池ケースのケース本体の側壁は電池(単電池積層体)の厚み以上の高さを有しており、このケース本体には、出力電極や電圧検出端子の取り出しのために数箇所の切欠き部を形成する必要がある。さらに、ケース本体と蓋体との断面形状が異なるので、外力に対する曲げ剛性が非対称であった。したがって、巻き締め装置による巻き締め接合時にケース本体の側壁が座屈し易かった。
本発明は、上記の事情に鑑みて創案されたものであり、バスバーの接続経路を単純化しても同種類のモジュールで対応することができ、出力電極の短絡を防止することができる電池モジュール、ケース側壁の座屈を防止することができる電池ケース、該電池ケースの巻き締め装置および巻き締め方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る電池モジュールは、電池と、該電池を収容する電池ケースと、から構成され、前記電池ケースは、上部が開口された箱体状の下部ケースと、下部が開口された箱体状の上部ケースと、に分割形成され、上下ケースの開口側を合わせるように前記電池ケース内に前記電池を収容し、前記電池の厚さ方向の中間部において上下ケースの開口端縁部を二重巻き締め接合して、前記電池の厚さ寸法の範囲内に接合部を形成し、前記電池を封止したことを特徴とする。
本発明に係る電池モジュールによれば、電池を収容する電池ケースが、上部が開口された箱体状の下部ケースと、下部が開口された箱体状の上部ケースと、に分割形成され、上下ケースの開口側を合わせるようにして前記電池の厚さ方向の中間部において上下ケースの開口端縁部が二重巻き締め接合される。したがって、電池ケースの巻き締め接合位置に片寄りがないので、適宜、電池モジュールの上下を逆に配置可能であり、バスバーの接続経路を単純化しても同種類のモジュールで対応することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る電池モジュールの一実施の形態を示し、(a)は正面から見た断面図、(b)は右側面から見た断面図である。図2は本実施の形態に係る電池モジュールの外観を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。図3は扁平型電池の一例の斜視図である。なお、図1および図2において、理解を容易にするために、電池ケース30の肉厚や巻き締め接合部43等を実際よりも大きく誇張して図示している。
図1から図3を参照して、電池モジュール30は、後述する組電池(電池パック)80を組み立てる際の単位ユニットをなし(図8および図9参照)、金属製の電池ケース40内に電池20が収容されている。本実施の形態では、電池20は、電気的に接続された複数枚の扁平型電池(単電池)10の積層体(単電池積層体)として構成されている。なお、電池モジュール30は、電気的に接続された複数の単電池を備える点において組電池の一種であるが、本明細書においては、後述する組電池80を組み立てる際の単位ユニットであって、複数の単電池10を電池ケース40内に収容してなるユニットを「電池モジュール」と称することとする。
図3を参照して、扁平型電池(単電池)10は、たとえば、扁平なリチウムイオン二次電池であり、正極板、負極板、およびセパレータを順に積層した積層型の発電要素(図示せず)がラミネートフィルムなどの外装材10aによって封止されている。電池10は、発電要素に一端が電気的に接続されるとともに板状をなす電極タブ10t(プラス側電極タブ10pおよびマイナス側電極タブ10mの総称)が外装材10aから外部に導出されている。タブ10tは、電池10の長手方向の両側に延びている。積層型の発電要素を備える電池10にあっては、電極板間の距離を均一に保って電池性能の維持を図るために、発電要素に圧力を掛けて押さえる必要がある。このため、単電池積層体20を構成する各電池10は、発電要素が押さえ付けられるように電池ケース40内に収納される。
図1および図2を参照して、電池ケース40は、たとえばステンレス鋼により構成され、上部が開口された箱体状(矩形凹状)の下部ケース42と、下部が開口された箱体状(矩形凹状)の上部ケース41と、に分割形成されている。上下ケース41、42の開口端縁部には、巻き締め接合を行う巻き締め片44、45が外側方へ張り出すように形成されている(図6参照)。なお、巻き締め片44、45の形状については後述する。
電池ケース40は、上下ケース41、42の開口側を合わせて内部に単電池積層体20を収容し、該単電池積層体20の厚さ方向(積層方向)の中間部、本実施形態では中央部において上下ケース41、42の開口端縁部の巻き締め片44、45を二重巻き締めして、電池ケース40の厚さ寸法の範囲内に接合部43を形成することにより、単電池積層体20を封止している。単電池積層体20の前面には正負の出力電極(出力端子)51、52が突設されており、該出力端子51、52は電池ケース40内に配置されている。そして、電池ケース40の前面壁の上記出力電極51、52に対応する部位には切り欠き部61、62が形成され、これらの切欠き部61、62を通して、後述するバスバー93が出力電極51、52に接続されることになる(図8および図9参照)。
次に、図4から図5を参照して、電池ケース40の巻き締め装置および巻き締め方法を説明する。図4は本実施の形態に係る電池モジュールの製造に用いる巻き締め装置である。図5から図7は本実施の形態に係る巻き締め方法を示し、図5(a)は下部ケース保持治具内に下部ケースを保持した状態の説明図、図5(b)は下部ケース内に単電池積層体を収容した状態の説明図、図6は下部ケース内に収容した単電池積層体の上部を上部ケースで被った状態の説明図、図7は巻き締め接合直前の状態の説明図である。
図4を参照して、本実施の形態の巻き締め装置70は、上記電池ケース40の上下ケース41、42の開口側を合わせて、上下ケース41、42の開口端縁部の巻き締め片44、45(図6参照)を二重巻き締め接合する装置である。この巻き締め装置70は、上部ケース41の外側面を被って保持する上部ケース保持治具71と、下部ケース42の外周面を被って保持する下部ケース保持治具72と、を備えている。上部ケース保持治具71は、上部ケース41を内部に保持して外側面を支承するように、下部が開口された箱体状(矩形凹状)の治具である。この上部ケース保持治具71は、装置上方に設けられた固定側のアンビル74にその開口部を下方に臨ませて支持されている。一方、下部ケース保持治具72は、下部ケース42を内部に保持して外側面を支承するように、上部が開口された箱体状(矩形凹状)の治具である。この下部ケース保持治具72は、装置下方に設けられた移動側のリフター75上にその開口部を上方に臨ませて支持されており、上記リフター75によって昇降可能に設けられている。
また、上ケース保持治具72の下端位置の側方には、上部ケース保持治具71および下部ケース保持治具72によって保持された上下ケース41、42の開口端縁部の巻き締め片44、45を二重巻き締めして接合部43を形成する巻き締めローラ76が備えてられている。
以上のように構成された巻き締め装置70を用いて、本実施の形態に係る電池ケース40の巻き締め方法は次のように実施される。
図5(a)を参照して、本実施の形態に係る電池ケース40の巻き締め方法は、まず、移動側のリフター75上に支持され、上部が開口された箱体状の上部ケース保持治具72内に、同様に上部が開口された箱体状の下部ケース42を保持する。この下部ケース42の開口縁部には、外側方に張り出した直状の下巻き締め片45が斜め上方に臨むように形成されている。さらに、図5(b)を参照して、この下部ケース42内に単電池積層体20を収容する。
次に、図6を参照して、下部ケース42内に収容した単電池積層体20の上部を下部が開口された箱体状の上部ケース41で被う。この上部ケース42の開口縁部には、外側方に張り出した略L字状の上巻き締め片44が下方に屈曲部を臨ませて形成されている。上部ケース41を被せる際、上下ケース41、42の開口側を合わせて、略L字状の上巻き締め片44の屈曲部が下巻き締め片45の先端部近傍に載るように位置合わせを行う。上巻き締め片44および下巻き締め片45の形状は例示であって、図示の形状に限るものではなく、二重巻き締め接合し易いように形状を様々に工夫することができる。
そして、図7を参照して、固定側のアンビル74に支持され、下部が開口された箱体状の上部ケース保持治具71内に、上記リフター75を上昇させて、単電池積層体20の上部を被う上部ケース41を保持する。
その後、双方の保持治具71、72から外側方へ露出した上下ケース41、42の巻き締め片44、45を巻き締めローラ76により二重巻き締めして、単電池積層体20の積層方向の中央部に接合部43を形成する(図4参照)。なお、図4および図7において、1台の巻き締めローラ76が図示されているが、1対の巻き締めローラ76を対向させて配置してもよい。
次に、上記電池モジュール30を適宜配列して電気的に接続し、組電池80を組み立てる場合について説明する。図8は本実施の形態に係る電池モジュールを10個配列して組電池を組み立てた状態の正面図である。図9は本実施の形態に係る電池モジュールを12個配列して組電池を組み立てた状態の正面図である。図10は本実施の形態に係る電池モジュールのバスバー接続状態を示す概略図である。
図8および図9を参照して、電池モジュール30を任意の個数直並列に接続することによって、所望の電流、電圧、容量に対応できる組電池80が構成される。組電池80として配列された各電池モジュール30は、接続時の電気抵抗を小さくするため、基本的に最短距離で、つまり隣り合うモジュール同士でその正極51と負極52とが接続される。
図8の組電池80は、合計10個の電池モジュール30を含んでおり、上段電池群81および下段電池群83で構成されている。上段電池群81および下段電池群83には、出力電極51、52を同一面側(前面側)へ向けた状態で、それぞれ5個(列)の電池モジュール30が行列(横列)されている。
図8において、下段電池群83の左から1列目の電池モジュール30aの正極51には、組電池(電池パック)80のプラス出力端子91が接続されている。下段電池群83の左から1列目の電池モジュール30aの負極52と、左から2列目の電池モジュール30bの正極51とは、横方向(行方向)のバスバー93によって最短距離で接続されている。同様にして、2列目の電池モジュール30bから右方向へ5列目の電池モジュール30eまで横方向のバスバー93で接続している。
上段電池群81は、下段電池群83に対して上下(天地)を転倒させた状態で行列され、上下の電池モジュール30、30で左右の極性が異なっている。下段電池群83の左から5列目の電池モジュール30eの負極52と、上段電池群81の左から5列目の電池モジュール30Eの正極51とは、縦方向(列方向)のバスバー93で接続されている。さらに、上段電池群81の左から5列目の電池モジュール30Eの負極52と、左から4列目の電池モジュール30Dとは、安全スイッチ94で接続されている。
上段電池群81において、左から4列目の電池モジュール30Dから左方向へ1列目の電池モジュール30Aまで横方向のバスバー93で接続している。そして、上段電池群81の左から1列目の電池モジュール30Aの負極52には、組電池(電池パック)80のマイナス出力端子92が接続されている。
図9の組電池80は、合計10個の電池モジュール30を含んでおり、上段電池群81、中段電池群82および下段電池群83で構成されている。上段電池群81、中段電池群82および下段電池群83は、出力電極51、52を同一面側(前面側)へ向けた状態で、それぞれ4個(列)の電池モジュール30が行列(横列)されている。
図9において、中段電池群82の左から1列目の電池モジュール30yaの正極51には、組電池(電池パック)80のプラス出力端子91が接続されている。中段電池群82の左から1列目の電池モジュール30yaの負極52と、2列目の電池モジュール30ybの正極51とは、横方向(行方向)のバスバー93によって最短距離で接続されている。同様にして、左から2列目の電池モジュール30ybと3列目の電池モジュール30ycとは、横方向のバスバー93で接続している。
上段電池群81および下段電池群83は、中段電池群82に対して上下転倒させた状態で行列され、上段と中段、中段と下段とで電池モジュール30、30で左右の極性が異なっている。中段電池群82の左から3列目の電池モジュール30ycの負極52と、下段電池群83の左から3列目の電池モジュール30zcの正極51とは、縦方向(列方向)のバスバー93で接続されている。さらに、左方向へ下段電池群83の左から1列目の電池モジュール30zaまで横方向のバスバー93で接続している。そして、下段電池群83の左から1列目の電池モジュール30zaの負極52と、左から4列目の電池モジュール30zdの正極51とは、安全スイッチ94で接続されている。
下段電池群83の左から4列目の電池モジュール30zdの負極52と、中段電池群82の左から4列目の電池モジュール30ydの正極51とは、縦方向のバスバー93で接続されている。さらに、中段電池群82の左から4列目の電池モジュール30ydの負極52と、上段電池群81の左から4列目の電池モジュール30xdの正極51とは、縦方向のバスバー93で接続されている。
上段電池群81において、左から4列目の電池モジュール30xdから左方向へ1列目の電池モジュール30xaまで横方向のバスバー93で接続している。そして、上段電池群81の左から1列目の電池モジュール30xaの負極52には、組電池(電池パック)80のマイナス出力端子92が接続されている。
図10を参照して、本実施の形態に係る電池モジュール30は出力電極51、52が電池ケース40内に配置されているので、隣接配置した電池モジュール30、30の出力電極51、52同士の電気的接続は門型のバスバー93を用いて行う。門型バスバー93の両端部は相反する方向に張り出しており、その張出部93a、93bが電池ケース40の切欠き部61、62からケース内に挿入され、出力電極51、52への接続部となる。この門型バスバー93の張出部93a、93bには不図示の貫通孔が形成され、たとえば、ボルト95によって出力電極51、52に固定される。
次に、本実施の形態に係る電池モジュール30および電池ケース40の作用効果を説明する。以下の説明においては、作用効果の明確化のために、従来構造の電池モジュール130およびこれを用いて組電池180を形成する場合と比較する。図11(a)は従来の電池モジュールの外観を示す正面図、(b)は正面から見た断面図である。図12は従来の電池モジュールを10個配列して組電池を組み立てた状態の正面図である。図13は従来の電池モジュールを12個配列して組電池を組み立てた状態の正面図である。
図11を参照して、既述したように、従来の電池モジュール130では、電池ケース140がケース本体142と蓋体141とから構成され、これらを接合する巻き締め接合部143が蓋体141側に片寄っており、電池モジュール130が全体として上下非対称な形状を呈している。すなわち、巻き締め接合部143が蓋体141の上方に突設しており、出力電極51、52が下方側へ片寄っている。したがって、電池モジュール130を整列させ、かつバスバー193による接続経路を短縮して単純化するためには、左右の出力電極51、52で極性の異なる二種類の電池モジュール130A、130Bを作製する必要があった(図12および図13参照)。
これに対し、本実施の形態に係る電池モジュール30によれば、電池ケース40が、上部が開口された箱体状の下部ケース41と、下部が開口された箱体状の上部ケース42と、に分割形成され、上下ケース41、42の開口側を合わせるようにして、単電池積層体20の積層方向の中間部において上下ケース41、42の開口端縁部の巻き締め片44、45が二重巻き締めされ、接合部43が形成される。したがって、上下ケース41、42が略等しい形状を有し、電池ケース40の巻き締め接合部43の位置に概ね片寄りがなく、接合部43が電池ケース40の厚さ方向の範囲内にあるので、適宜、電池モジュール30の上下を逆に転倒配置可能であり、バスバー93の接続経路を単純化しても同種類のモジュール30で対応することができる。
また、従来の電池モジュール130では、出力電極51、52が電池ケース140から外部へ突設し露出している。したがって、組電池180の製造工程において、短絡防止のために端子カバー等を用いて出力電極51、52を保護する必要があった。
これに対し、本実施の形態に係る電池モジュール30によれば、出力電極51、52が電池ケース40内に配置され、外部へ露出していないので、短絡防止のために出力電極51、52を保護する必要がなく、取り扱いが容易である。
さらに、従来の電池ケース140のケース本体142の側壁は単電池積層体20の厚み以上の高さを有している。このケース本体142には、出力電極51、52や電圧検出端子の取り出しのために数箇所の切欠き部を形成する必要があり、ケース本体142と蓋体141との断面形状が異なるので、外力に対する曲げ剛性が上下非対称である。したがって、巻き締め装置による巻き締め接合時にケース本体142の側壁が座屈し易かった。
これに対し、本実施の形態に係る電池ケース40によれば、上述したように、電池ケース40の巻き締め接合部43の位置に片寄りがないので、外力に対する曲げ剛性が上下で略対称となり、外部入力に対して耐性が向上する。また、電池ケース140の上下ケース41、42の側壁は単電池積層体20の厚みの略半分の高さとなるので、巻き締め時の座屈耐性を向上させることができる。
なお、上記の実施の形態では、電池モジュール30を2段5列および3段4列に配置した組電池80を例示したが、これに限られず、電池モジュール30を任意の段(行)と列に配置した組電池であっても本発明の適用は可能である。
また、上記の実施の形態では、すべての電池モジュール30を直列接続して組電池80を形成しているが、たとえば、複数個の電池モジュール30を並列接続し、これを直列に接続するなど、電池モジュール30、30同士の接続形態は適宜変更可能であることは言うまでもない。
本発明に係る電池モジュールの一実施の形態を示す断面図である。 本実施の形態に係る電池モジュールの外観を示す正面図および右側面図である。 扁平型電池の一例の斜視図である。 本実施の形態に係る電池モジュールの製造に用いる巻き締め装置である。 (a)は下部ケース保持治具内に下部ケースを保持した状態の説明図、(b)は下部ケース内に単電池積層体を収容した状態の説明図である。 下部ケース内に収容した単電池積層体の上部を上部ケースで被った状態の説明図である。 巻き締め接合直前の状態の説明図である。 本実施の形態に係る電池モジュールを10個配列して組電池を組み立てた状態の正面図である。 本実施の形態に係る電池モジュールを12個配列して組電池を組み立てた状態の正面図である。 本実施の形態に係る電池モジュールのバスバー接続状態を示す概略図である。 (a)は従来の電池モジュールの外観を示す正面図、(b)は正面から見た断面図である。 従来の電池モジュールを10個配列して組電池を組み立てた状態の正面図である。 従来の電池モジュールを12個配列して組電池を組み立てた状態の正面図である。
符号の説明
10 単電池、
20 単電池積層体、
30 電池モジュール、
40 電池ケース、
41 上部ケース、
42 下部ケース、
43 接合部、
44 上巻き締め片、
45 下巻き締め片、
51 出力電極(正極)、
52 出力電極(負極)、
70 巻き締め装置、
71 上ケース保持治具、
72 下ケース保持治具、
74 アンビル、
75 リフター、
76 巻き締めローラ
80 組電池、
93 バスバー。

Claims (6)

  1. 電池と、該電池を収容する電池ケースと、から構成され、
    前記電池ケースは、上部が開口された箱体状の下部ケースと、下部が開口された箱体状の上部ケースと、に分割形成され、
    上下ケースの開口側を合わせるように前記電池ケース内に前記電池を収容し、前記電池の厚さ方向の中間部において上下ケースの開口端縁部を二重巻き締めして前記電池の厚さ寸法の範囲内に接合部を形成し、前記電池を封止したことを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記電池ケース内に、前記電池の出力電極が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記電池が複数の単電池の積層体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池モジュール。
  4. 電池を収容する電池ケースであって、
    上部が開口された箱体状の下部ケースと、下部が開口された箱体状の上部ケースと、に分割形成され、
    上下ケースの開口側を合わせて内部に前記電池を収容し、前記電池の厚さ方向の中間部において上下ケースの開口端縁部を二重巻き締めして前記電池の厚さ寸法の範囲内に接合部を形成することを特徴とする電池ケース。
  5. 上部が開口された箱体状の下部ケースと、下部が開口された箱体状の上部ケースと、からなる電池ケースの上下ケースの開口側を合わせて、上下ケースの開口端縁部を二重巻き締め接合する電池ケースの巻き締め装置であって、
    前記上部ケースの外側面を被って保持すべく、下部が開口された箱体状の上部ケース保持治具と、
    前記下部ケースの外周面を被って保持すべく、上部が開口された箱体状の下部ケース保持治具と、
    前記上部ケース保持治具の開口部を下方に臨ませて支持する固定側のアンビルと、
    前記下部ケース保持治具の開口部を上方に臨ませて支持する移動側のリフターと、
    前記上下ケースの開口端縁部を二重巻き締め接合する巻き締めローラと、
    を備えていることを特徴とする電池ケースの巻き締め装置。
  6. 上部が開口された箱体状の下部ケースと、下部が開口された箱体状の上部ケースと、からなる電池ケースの上下ケースの開口側を合わせて、上下ケースの開口端縁部を二重巻き締め接合する電池ケースの巻き締め方法であって、
    移動側のリフターに支持され、上部が開口された箱体状の下部ケース保持治具内に下部ケースを保持する工程と、
    該下部ケース内に電池を収容すると共に、その上部を下部が開口された箱体状の上部ケースで被い、上下ケースの開口側を合わせる工程と、
    固定側のアンビルに支持され、下部が開口された箱体状の上部ケース保持治具内に、前記リフターを上昇させて上部ケースを保持する工程と、
    双方の治具から露出した上下ケースの開口端縁部を巻き締めローラにより二重巻き締め接合する工程と、
    を有することを特徴とする電池ケースの巻き締め方法。
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