JP2008144494A - 折板屋根用断熱ボード及びこれを用いた取付け方法 - Google Patents

折板屋根用断熱ボード及びこれを用いた取付け方法 Download PDF

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篤 佐藤
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Abstract

【課題】 従来の折板屋根の構造のままで締結具による締付け力を高めることができる折板屋根用断熱ボードを提供する。
【解決手段】 折板屋根用断熱ボード16は金属製の矩形平板状の補強層19を中心として構成され、その上面には発泡ウレタン製の断熱層18が、その下面には発砲ウレタン製の断熱層24が形成されている。補強層19の所定箇所には貫通孔22bが形成され、これに対応する断熱層18及び断熱層24の部分には貫通孔22bが露出するように開口21b及び開口25bが形成されている。取付けに際しては、ボルト36bを貫通孔22b及び折板屋根26の凸部27に形成された開口34と凸部27の下面に配置された固定板31aとを挿通するようにセットする。そしてナット37bを締め付けることによって折板屋根用断熱ボード16は折板屋根26に強固に固定される。
【選択図】 図5

Description

この発明は折板屋根用断熱ボード及びこれを用いた取付け方法に関し、特に建物の天井を構成する折板屋根の上面に設置される折板屋根用断熱ボード及びこれを用いた取付け方法に関するものである。
折板屋根は、長期間使用すると老朽化して雨漏り等の不具合が生じることがある。このため、施工から一定時間が経過した後に改修するのが好ましい。
図11は、特許文献1に示されているように、従来の折板屋根を改修した際の折板屋根構造体の構成を示した概略斜視図であり、図12は図11で示したXII−XIIラインの断面図である。
これらの図を参照して、凸部27と凹部28とが交互に現れる折板屋根26の上面に定尺寸法の断熱ボード61a〜断熱ボード61cが設置されており、これらはビス63によって折板屋根26に固定されている。尚、断熱ボード61a〜断熱ボード61cの各々は、発泡ウレタン製の板状パネルより構成されている。
又、断熱ボード61a〜断熱ボード61cの上面には全面に塩化ビニール製の防水シート32が敷き詰められている。これによって折板屋根26が老朽化した場合にあっても、これを補修することによって断熱効果と防水効果とが付与されることになる。
特開2001−123587号公報
上記のような従来の断熱ボードにあっては、ビスによって折板屋根に固定されている。したがって、ビスによる、断熱ボードの強度以上の締付けはできない。しかし、断熱ボード自体は上述のように発泡ウレタンによって構成されているため強度は大きなものではない。その結果、断熱ボードの折板屋根への取付け強度が十分とはならない虞がある。
一方、ビスによる締付け強度を高めた場合、断熱ボードのみならず折板屋根自体にも負荷がかかることになる。そこで折板屋根への負荷を軽減するための構造が特開2006−37622号公報において提案されている。
図13はこの構造を説明するための折板屋根構造体の概略断面図である。
図を参照して、折板屋根26の凸部27の各々の上面にはフレーム65が取り付けられている。そして断熱ボード61bはフレーム65の各々の上に設置され、ビス63によって固定されている。
この構造にあっては、ビス63の締付けによる負荷は折板屋根26に直接かからない。しかし、この構造を採用する際にはフレーム65を折板屋根26の凸部27の上すべてに設けなければならず作業効率が低下することになる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、従来の折板屋根の構造のままで締結部による締付け力を高めることができる折板屋根用断熱ボード及びこれを用いた取付け方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、折板屋根の上面に設置される折板屋根用断熱ボードであって、平板状の補強層と、補強層の少なくとも上面を覆うように発泡作用によって形成された第1断熱層とを備え、補強層には、折板屋根に固定するための貫通孔が形成されるものである。
このように構成すると、断熱ボードは補強層を介して固定される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、補強層の下面を覆うように発泡作用によって形成された第2断熱層を更に備えたものである。
このように構成すると、断熱効果が向上すると共に断熱ボードの上面、下面の差が無くなる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、第1断熱層には貫通孔を露出する開口が形成されるものである。
このように構成すると、開口を介して固定具を貫通孔にセットすることができる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、第1断熱層及び第2断熱層の各々には、貫通孔が露出する第1開口及び第2開口が形成されるものである。
このように構成すると、第1開口又は第2開口を介して固定具を貫通孔にセットすることができる。
請求項5記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の折板屋根用断熱ボードを折板屋根に取り付けるための折板屋根用断熱ボードの取付け方法であって、折板屋根の凸部の各々の上に折板屋根用断熱ボードを第1断熱層を上にして設置する第1工程と、凸部の少なくとも1つの下面に、凸部の長手方向に延びる板状の固定板と配置する第2工程と、補強層と固定板とで凸部を挟むように固定する第3工程とを備えたものである。
このように構成すると、断熱ボードは固定板を介して折板屋根に固定される。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、第1断熱層には貫通孔が露出する開口が形成され、第3工程において、補強層の貫通孔、凸部及び固定板を貫通する複数のボルトを含む締結具によって固定されると共に、締結具の上部は開口内に収納され、第1断熱層の上面を覆うように防水シートを敷設する第4工程を更に備えたものである。
このように構成すると、締結具の上部は第1断熱層の上面より突き出ることはない。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、第1断熱層には貫通孔が露出する開口が形成され、第3工程において、固定板の上面に固定され、補強層の貫通孔及び凸部を貫通する複数のボルトを含む締結具によって固定されると共に、締結具の上部は開口内に収納され、第1断熱層の上面を覆うように防水シートを敷設する第4工程を更に備えたものである。
このように構成すると、固定板と締結具とが一体となると共に締結具の上部が第1断熱層の上面より突き出ることはない。
請求項8記載の発明は、請求項6又は請求項7記載の発明の構成において、第3工程において、締結具による固定の後に、開口を止水物によって塞ぐ工程を含むものである。
このように構成すると、開口及び締結具を通しての折板屋根への水の浸入が阻止される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、断熱ボードが補強層を介して固定されるため、強固な固定が可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、断熱機能が更に良くなると共に、断熱ボードの上面、下面の差がなくなるため、その取扱いが容易となる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、開口を介して固定具を貫通孔にセットすることができるため、断熱ボードの取付け作業が容易となる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、第1開口又は第2開口を介して固定具を貫通孔にセットすることができるため、取扱いが更に容易となる。
請求項5記載の発明は、断熱ボードは固定板を介して折板屋根に固定されるため、安定した取付け状態が維持される。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、締結具の上部は第1断熱層の上面より突き出ることはないため、防水シートの敷設が容易となる。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、固定板と締結具とが一体となるため、断熱ボードの固定が容易となる。又、締結具の上部が第1断熱層の上面より突き出ることはないため、防水シートの敷設が容易となる。
請求項8記載の発明は、請求項6又は請求項7記載の発明の効果に加えて、開口及び締結具を通しての水の浸入が阻止されるため、防水シートの信頼性がより一層向上する。
図1はこの発明の第1の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの外観形状を示した平面図であり、図2は図1で示したII−IIラインの断面図である。
これらの図を参照して、折板屋根用断熱ボード16は、矩形平板状の補強層19を中心として構成され、補強層19の上面にはこれを全面的に覆うように発泡作用によって形成された断熱層18が形成され、補強層19の下面側にはこれを全面的に覆うように発泡作用によって形成された断熱層24が形成されている。尚、補強層19は金網や金属板等から構成されており、断熱層18及び断熱層24は発泡ウレタンによって構成されている。
補強層19の四隅部分には後述する締結具の取付けのための貫通孔22a〜貫通孔22dが形成されている。また、断熱層18には貫通孔22a〜貫通孔22dの各々が露出する筒状の開口21a〜開口21dが形成されている。また同様に、断熱層24にも貫通孔22a〜貫通孔22dの各々が露出する筒状の開口25a〜開口25d(図示せず)が形成されている。尚、補強層19の外周端は、その端部が露出しないように断熱層18及び断熱層24と同様の断熱層によって覆われている。
図3は図1及び図2で示した折板屋根用断熱ボードを折板屋根に取り付けた状態を折板屋根側から見た図であり、図4は図3で示したIV−IVラインの断面図であり、図5は図4で示した“X”部分の拡大図である。
これらの図を参照して、折板屋根用断熱ボード16は、折板屋根26を構成する凸部27の各々の上面に設置されている。この実施の形態にあっては、折板屋根用断熱ボード16の断熱層24を下側として設置しているが、図1及び図2から明らかなように折板屋根用断熱ボード16の上面及び下面に差異がないため反転して設置しても良い。すなわち、この実施の形態にあっては、折板屋根用断熱ボード16の上面及び下面を意識することなく折板屋根26に対して設置できるため、作業効率が向上する。
折板屋根用断熱ボード16の補強層19に形成されている貫通孔22bの下方に対向する折板屋根26の凸部27には、ボルト36bが挿通できる大きさの開口34が形成されている。
次に図1及び図2で示した折板屋根用断熱ボードの取付け手順について説明する。
まず、折板屋根用断熱ボード16の断熱層24を下面にして折板屋根26の凸部27の上に設置する。この時、凸部27に形成された開口34の上方に折板屋根用断熱ボード16の補強層19に形成された貫通孔22bが位置するように左右の位置を調整する。この状態で、折板屋根用断熱ボード16の断熱層18に形成されている開口21bを利用してボルト36bを上方から貫通孔22b及び開口34の各々を挿通するようにセットする。
ボルト36bの下方部分は凸部27の下面より下方に突き出た状態となっているため、凸部27の長手方向に延びる長い帯状の固定板31aの開口33にボルト36bが挿通した状態に固定板31aをセットする。そして、この状態でナット37bをボルト36bに螺合させる。次にナット37bを締め付けていくことによって、折板屋根用断熱ボード16の補強層19と固定板31aとで折板屋根26の凸部27を挟むように固定されることになる。
上述のように補強層19は金属製であるため、ナット37bの締付けによって折板屋根用断熱ボード16を強固に折板屋根26に固定することが可能となる。また、固定板31aは凸部27の長手方向に延びるように設置されているため、ナット37bを介しての締付け力が分散することになり、より安定した設置状態が維持されることになる。
尚、上述のように断熱層18には貫通孔22bが露出するような筒状の開口21bが形成されている。したがって、補強層19の上面に当接したボルト36bの頭部が断熱層18の上面より上方に突出することはない。又、この実施の形態にあっては、ボルト36bの上面と断熱層18の上面レベルとの間に所定のスペースが生じている。そこで、この実施の形態にあっては、開口21bの上方を塞ぐべく止水物39が取り付けられている。したがって、開口21bを介しての水の浸入が阻止されると共に、断熱層18の上面全体がすべて平滑面となる。
止水物39の取付けが終了すると、断熱層18の上面全面に防水シート32を敷設する。これによって水の浸入から折板屋根用断熱ボード16及び折板屋根26を保護することが可能となる。また、上述のように断熱層18の開口21bには止水物39が取り付けられているため、防水シート32に欠損が生じた場合であっても、ボルト36b等を介しての折板屋根26内への水の浸入が確実に阻止される。
図6はこの発明の第2の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの取付け状態を示した断面図であって、先の実施の形態による図5に対応した図である。
図を参照して、折板屋根用断熱ボード16の構造及び折板屋根26に対する設置状態は基本的に第1の実施の形態によるものと同一である。この実施の形態にあっては、凸部27の下面に配置する固定板41aにボルト36bと螺合する雌ネジが形成されている点が異なっている。したがって、この実施の形態にあっては、先の実施の形態のようなナットを必要とすることなく、ボルト36bを直接固定板41bに螺合させることによって折板屋根用断熱ボード16を固定することが可能となる。この場合、ボルト36bの締付けは折板屋根用断熱ボード16の上方部からのみ行うことができるため、取付け効率が向上する。
図7はこの発明の第3の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの取付け状態を示した概略断面図であって、第1の実施の形態による図5に対応した図である。
図を参照して、折板屋根用断熱ボード16の構造及び折板屋根26への取付け状態については基本的に第1の実施の形態と同一である。第1の実施の形態と異なっている点は、第1の実施の形態において用いられた固定板31aがこの実施の形態にあっては使用されていない点である。すなわち、凸部27を挿通してきたボルト36bの下方部にナット37bが螺合しており、ナット37bの締付けによって凸部27の下面にナット37bが直接当接状態となる点が異なっている。これによって折板屋根用断熱ボード16を簡易に折板屋根26に固定することが可能となる。
図8はこの発明の第4の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの取付け状態を示した概略断面図であって、第1の実施の形態による図5に対応した図である。
図を参照して、折板屋根用断熱ボード16の構造及び折板屋根26に対する取付け状態については基本的に第1の実施の形態によるものと同一である。この実施の形態にあっては、折板屋根用断熱ボード16を折板屋根26に固定する締結具の構造が大きく異なっている。すなわち、凸部27の長手方向に延びる帯状の固定板43bの上面に所定間隔で複数のボルト44が固定されている。ボルト44の上方端部側にはネジ山が形成されている。
折板屋根用断熱ボード16の取付けに際しては、折板屋根用断熱ボード16を折板屋根26に対して左右に調整した状態で、凸部27の下方部から固定板43bをボルト44と共に上方へ移動させる。そしてボルト44が凸部27に形成された開口34及び補強層19に形成された貫通孔22bを挿通するように固定板43bを凸部27に対してセットする。この状態でボルト44の先端は断熱層18の上面レベルより上方に突き出ないようにボルト44の長さが設定されている。次に、ボルト44の先端にナット45を螺合させ、これを締め付けることによって折板屋根用断熱ボード16を折板屋根26に対して強固に固定することが可能となる。この方法によれば、複数のボルト44を折板屋根用断熱ボード16に対して一度で挿通することができるため、作業効率が向上する。
ナット45の締付けが終了すると、断熱層18の開口21bを塞ぐべく止水物39を取付け、更に防水シート32を断熱層18上面に敷設することによって折板屋根用断熱ボード16の取付け作業が完了する。
図9はこの発明の第5の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの概略形状を示した断面図であって、第1の実施の形態による図2に対応した図である。
尚、この実施の形態による折板屋根用断熱ボード16の平面図は第1の実施の形態による図1に示したものと基本的には同一である。
図9を参照して、折板屋根用断熱ボード16は、矩形平板状の補強層49と、補強層49の上面全面を覆うように発泡作用によって形成された断熱層48とから構成されている。補強層49は金網や金属板より構成されており、断熱層48は発泡ウレタンによって形成されている。補強層49の四隅の各々には締結用の貫通孔52a〜貫通孔52d(図示せず)が形成されている。断熱層48の平面視における四隅には、貫通孔52a〜貫通孔52dの各々が露出するように円筒形の開口51a〜開口51d(図示せず)が形成されている。また、補強層49の外方端部が露出しないように断熱層48と同様の発泡ウレタンよりなる断熱層が形成されている。
図10は図9で示した折板屋根用断熱ボードの取付け状態を示した概略断面図であり、第1の実施の形態による図5に対応した図である。
図を参照して、折板屋根用断熱ボード16の取付けに際しては、折板屋根用断熱ボード16の補強層49を下面としてこれを折板屋根26の凸部27の上面に設置する。そして補強層49に形成されている貫通孔22bが凸部27に形成されている開口34の上方に位置するように、折板屋根用断熱ボード16の左右の位置合わせが行われる。折板屋根用断熱ボード16の位置合わせが終了すると、断熱層48の開口51bを利用してボルト36bを上方から貫通孔22b及び開口34の各々に挿通するようにセットする。これによってボルト36bの下方部が凸部27の下方面から下方に突き出た状態となる。
この状態で、ボルト36bに凸部27の長手方向に沿って延びる帯状の固定板31aをその開口がボルト36bに挿通するようにセットする。そしてボルト36bの下方端にナット37bを螺合させ、これを締め付けることによって折板屋根用断熱ボード16は折板屋根26に強固に固定されることになる。この実施の形態にあっては、金属製の補強層49が折板屋根26の凸部27に直接設置した状態で締め付けられるため、より強固に折板屋根用断熱ボード16を固定することが可能となる。
ボルト36bの取付けが終了すると、開口51bの上部を塞ぐべく止水物39を取付け、更に断熱層48の上面に防水シート32を敷設することによって折板屋根用断熱ボード16の折板屋根26に対する取付け作業が完了する。
尚、上記の第1から第4の実施の形態では、2つの断熱層の各々に貫通孔を露出させる開口が形成されているが、上方の断熱層にのみ形成するようにしても良い。
又、上記の各実施の形態では、補強層は金属製となっているが、樹脂板のようなある程度の硬さを有するものであれば他の材料によるものでも良い。
更に、上記の各実施の形態では、第4の実施の形態以外、ボルトの頭は上方に配置されているが、これに代えてボルトの頭を下方に配置して上方でナットと係合するようにしても良い。
更に、上記の各実施の形態では、止水物を設置しているが止水物はなくても良く、あるいはこれに代えて開口に樹脂等を流しこんで止水効果を発揮させるようにしても良い。
更に、上記の各実施の形態では、締結具に対して止水物を別途も受けているが、この締結具として用いられるボルト、ナット等に止水パッキン等を設置して止水効果を持たせるようにしても良い。
更に、上記の各実施の形態では、防水シートを断熱ボードの上面全面に敷設しているが、防水シートは必ずしもなくても良い。
更に、上記の各実施の形態では、断熱ボードはあらかじめ製作しておき、これを搬入して設置しているが、これに代えて断熱ボードを現地で形成しても良い。すなわち、補強層となる金網等を現地で設置した後、発泡ウレタンを塗布する。そして、これを発泡させて断熱層を形成すると共に開口を形成するようにしても良い。
この発明の第1の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの外観形状を示した平面図である。 図1で示したII−IIラインの断面図である。 図1及び図2で示した折板屋根用断熱ボードを折板屋根に取り付けた状態の折板屋根側から見た底面図である。 図3で示したIV−IVラインの断面図である。 図4で示した“X”部分の拡大断面図である。 この発明の第2の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの取付け状態を示した概略断面図であって、図5に対応した図である。 この発明の第3の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの取付け状態を示した概略断面図であって、図5に対応した図である。 この発明の第4の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの取付け状態を示した概略断面図であって、図5に対応した図である。 この発明の第5の実施の形態による折板屋根用断熱ボードの概略形状を示した断面図であって、図2に対応した図である。 図9で示した折板屋根用断熱ボードの取付け状態を示した概略断面図であって、図5に対応した図である。 従来の折板屋根を改修した際の折板屋根構造体の構成を示した概略斜視図である。 図11で示したXII−XIIラインから見た図である。 図12に対応した図であって、従来の折板屋根の改良状態を示した図である。
符号の説明
16…折板屋根用断熱ボード
18,24,48…断熱層
19,49…補強層
21,25,33,34,51…開口
22,52…貫通孔
26…折板屋根
27…凸部
31,41,43…固定板
36,44…ボルト
37,45…ナット
39…止水物
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (8)

  1. 折板屋根の上面に設置される折板屋根用断熱ボードであって、
    平板状の補強層と、
    前記補強層の少なくとも上面を覆うように発泡作用によって形成された第1断熱層とを備え、
    前記補強層には、前記折板屋根に固定するための貫通孔が形成される、折板屋根用断熱ボード。
  2. 前記補強層の下面を覆うように発泡作用によって形成された第2断熱層を更に備えた、請求項1記載の折板屋根用断熱ボード。
  3. 前記第1断熱層には、前記貫通孔を露出する開口が形成される、請求項1記載の折板屋根用断熱ボード。
  4. 前記第1断熱層及び前記第2断熱層の各々には、前記貫通孔が露出する第1開口及び第2開口が形成される、請求項2記載の折板屋根用断熱ボード。
  5. 請求項1又は請求項2記載の折板屋根用断熱ボードを折板屋根に取り付けるための折板屋根用断熱ボードの取付け方法であって、
    前記折板屋根の凸部の各々の上に前記折板屋根用断熱ボードを前記第1断熱層を上にして設置する第1工程と、
    前記凸部の少なくとも1つの下面に、前記凸部の長手方向に延びる板状の固定板を配置する第2工程と、
    前記補強層と前記固定板とで前記凸部を挟むように固定する第3工程とを備えた、折板屋根用断熱ボードの取付け方法。
  6. 前記第1断熱層には前記貫通孔が露出する開口が形成され、
    前記第3工程において、前記補強層の前記貫通孔、前記凸部及び前記固定板を貫通する複数のボルトを含む締結具によって固定されると共に、前記締結具の上部は前記開口内に収納され、
    前記第1断熱層の上面を覆うように防水シートを敷設する第4工程を更に備えた、請求項5記載の折板屋根用断熱ボードの取付け方法。
  7. 前記第1断熱層には前記貫通孔が露出する開口が形成され、
    前記第3工程において、前記固定板の上面に固定され、前記補強層の前記貫通孔及び前記凸部を貫通する複数のボルトを含む締結具によって固定されると共に、前記締結具の上部は前記開口内に収納され、
    前記第1断熱層の上面を覆うように防水シートを敷設する第4工程を更に備えた、請求項5記載の折板屋根用断熱ボードの取付け方法。
  8. 前記第3工程において、前記締結具による固定の後に、前記開口を止水物によって塞ぐ工程を含む、請求項6又は請求項7記載の折板屋根用断熱ボードの取付け方法。
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